Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH0593844A - ズームレンズ内蔵型カメラ - Google Patents

ズームレンズ内蔵型カメラ

Info

Publication number
JPH0593844A
JPH0593844A JP4063791A JP6379192A JPH0593844A JP H0593844 A JPH0593844 A JP H0593844A JP 4063791 A JP4063791 A JP 4063791A JP 6379192 A JP6379192 A JP 6379192A JP H0593844 A JPH0593844 A JP H0593844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zoom lens
focal length
camera
light
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4063791A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Suzuka
真也 鈴鹿
Yoshihiro Himeno
宜浩 姫野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP4063791A priority Critical patent/JPH0593844A/ja
Priority to US07/913,487 priority patent/US5247327A/en
Publication of JPH0593844A publication Critical patent/JPH0593844A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/38Releasing-devices separate from shutter
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/30Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line
    • G02B7/32Systems for automatic generation of focusing signals using parallactic triangle with a base line using active means, e.g. light emitter

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 カメラの操作者自身が被写体となる場合に、
操作者にピントをあわせ、操作者をカメラの撮影範囲内
に収める等のフレーミングを自動で行なうことができる
ズームレンズ内蔵型カメラを提供する。 【構成】 測距のための光線を発するリモートコントロ
ーラ20、該リモートコントローラからの光線を受光す
る受光部33、光線の方位を検出する方位検出手段、光
線の方位に基づいて、カメラ本体と、リモートコントロ
ーラとの間の距離を算出する測距演算手段37b、上記
測距データに基づいてリモートコントローラがズームレ
ンズの画角内に収まるためのズームレンズの焦点距離を
算出する焦点距離演算手段38,39、および、ズーム
レンズ31の焦点距離が上記焦点距離演算手段により演
算された焦点距離となるように、該ズームレンズをその
光軸方向に駆動するズームレンズ駆動手段60,70,
90を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ本体とは別体の
レリーズ用信号を出力するリモートコントローラが備え
られたズームレンズ内蔵型カメラに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来よりカメラには、予
め設定された時間だけレリーズ動作を遅延させるセルフ
タイマ機構付きカメラ等、その操作者自身を被写体とし
た場合の撮影を可能とする機能を有するものが提供され
ている。この機能を有するカメラの1つとして、カメラ
本体とは別体に設けられ、被写体側で操作されてレリー
ズ用信号を出力するリモートコントローラを備えたもの
がある。
【0003】このようなカメラでは、上記リモートコン
トローラを用いてカメラの操作者自身を被写体とした撮
影を行なう場合、まずこの操作者が、適当な位置でカメ
ラのファインダを覗き、自身を被写体として位置させる
場所を仮想し、この仮想した位置において自身の像をど
の程度の大きさで撮影したいかを決める。さらに操作者
はこの決定に応じて、カメラないしズームレンズの向き
と該ズームレンズの焦点距離とを調整操作し、これによ
り撮影範囲の決定、すなわちフレーミングを行なう。次
に、ズームレンズのピントが上記仮想位置にて合うよう
に、操作者がフォーカスレンズ等を操作して合焦操作を
行なう。続いて、操作者が上記仮想位置に移動し、所持
したリモートコントローラを操作してカメラに向けてレ
リーズ用信号を出力させる。すると、このレリーズ用信
号を受けたカメラ本体側では、レリーズ動作がなされ、
これにより操作者自身が被写体となった写真の撮影がな
される。
【0004】上述したカメラは、単に、リモートコント
ローラからのレリーズ用信号を受けて自動でレリーズ動
作を行なうものであったが、近年ではさらに、リモート
コントローラからのレリーズ用信号をカメラ本体側で受
けたとき、このカメラ本体と被写体との距離に関する測
距データをカメラ本体側で自動で割り出し、その測距デ
ータに基づいて上記フォーカスレンズの合焦操作を自動
で行なうオートフォーカス装置、或は上記測距データに
基づいて被写体の像がフィルムに対して一定の大きさで
撮影されるように上記ズームレンズの焦点距離を自動で
調節する機構が設けられたものも提供されている。
【0005】リモートコントローラからのレリーズ用信
号をカメラ本体側で受ける上記カメラは、該レリーズ用
信号をカメラ本体側で受けたときに、カメラ本体側から
ズームレンズ系の光軸と平行な例えば赤外光等の光線を
発し、その反射波を例えば非走査型ポジションセンサ
(Position SensitiveDevice 、以下PSDと記す)等
のカメラ本体側の受光素子で受光し、その受光位置と上
記光線の発光源の位置とに基づいて、所謂三角測量法に
よって上記測距データを割り出す。
【0006】この種のカメラによれば、操作者が予めフ
レーミング操作を行なっておけば、単に操作者が上記仮
想位置に移動しリモートコントローラを操作してレリー
ズ用信号を出力させるだけで、上記測距データに基づい
てフォーカスレンズの合焦動作をカメラ本体側にて自動
で行なうことができる。また、焦点距離を自動で調節す
る機構が設けられたカメラにおいては、上記測距データ
に基づいてズームレンズの焦点距離が自動で調節され、
その上でカメラ本体側がレリーズ動作を行なって、操作
者自身が被写体となった写真の撮影がなされる。
【0007】しかしながら、上述した従来のカメラにお
いて、前者の場合には、操作者がフレーミングを予め行
なっておく必要があるので非常に面倒であり、また操作
者が撮影の際に、仮想位置からずれた場所に位置してし
まった場合には、被写体としての操作者からピントがず
れた状態で撮影がなされてしまう可能性があり、またカ
メラの撮影範囲外となって操作者が撮影されなくなる可
能性がある等の問題があった。他方、後者の場合には、
操作者が被写体として位置する場所が上記測距装置の測
距可能範囲内にないときは、被写体としての操作者にピ
ントがあった状態での撮影が行なえない場合や、被写体
としての操作者の像がフィルムに対して一定の大きさで
撮影されない場合があるという問題があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、カメラの操作者自身が被写体となる場合
に、その被写体としての操作者にピントをあわせ、該被
写体としての操作者をカメラの撮影範囲内に収める等の
フレーミングを自動で行なうことができるズームレンズ
内蔵型カメラを提供することを目的とする。
【0009】
【発明の概要】上記目的を達成する本発明は従って、ズ
ームレンズを備えたカメラ本体、該カメラ本体とは別体
に設けられ、測距のための光線を発するリモートコント
ローラ、カメラ本体に設けられ、該リモートコントロー
ラからの光線を受光する受光部、該受光部にて受光され
た光線の方位を検出する方位検出手段、カメラ本体に設
けられ、該受光部にて受光された光線の方位に基づい
て、カメラ本体と、リモートコントローラとの間の距離
に関する測距データを算出する測距演算手段、カメラ本
体に設けられ、上記測距データに基づいてリモートコン
トローラがズームレンズの画角内に収まるためのズーム
レンズの焦点距離を算出する焦点距離演算手段、およ
び、カメラ本体に設けられ、ズームレンズの焦点距離が
上記焦点距離演算手段により演算された焦点距離となる
ように、該ズームレンズをその光軸方向に駆動するズー
ムレンズ駆動手段を備えたことを特徴としている。
【0010】またカメラ本体に、測距演算手段からの測
距データに基づき、カメラ本体と、リモートコントロー
ラを所持する被写体との間の距離に拘わらず、該被写体
の像の大きさがフィルムに対し一定の大きさとなるため
のズームレンズの焦点距離を演算する第二焦点距離演算
手段を設けることができる。さらにカメラ本体に、焦点
距離演算手段により算出されたズームレンズの焦点距離
と、第二焦点距離演算手段により算出されたズームレン
ズの焦点距離とを比較して、両者のうちズームレンズの
画角が広角となる側の焦点距離を選択する焦点距離選択
手段を設けることができる。またカメラ本体に、ズーム
レンズの焦点距離を焦点距離演算手段により算出された
焦点距離とするモードと、ズームレンズの焦点距離を第
二焦点距離演算手段により算出された焦点距離とするモ
ードと、ズームレンズの焦点距離を焦点距離選択手段に
より選択された焦点距離とするモードのうちの1つを選
択する焦点距離モード選択手段を設けても良い。さら
に、ズームレンズ駆動手段によりズームレンズをその光
軸方向に駆動するモードと、手動でズームレンズをその
光軸方向に駆動するモードのうちの1つを選択し、その
選択したモードを設定する撮影モード選択手段を設ける
こともできる。また、測距演算手段が所定時間内に測距
データを算出しないときに警告を発する警告手段を設け
ることが好ましく、この場合、警告手段を、音によって
警告を発する構成または光によって警告を発する構成と
することができる。
【0011】また受光部が、異なる二位置のリモートコ
ントローラからの受光が可能であれば、方位検出手段に
より、受光部が受光した異なる二位置のリモートコント
ローラからの光線に基づいて該光線の方位を検出するこ
とができ、さらに測距演算手段により、該光線の方位に
関する検出データに基づいて測距データを算出すること
ができる。受光部は、カメラ本体の前壁の左右に所定距
離離して設けたCCDまたはPSDにより構成すること
が好ましい。さらに、測距演算手段により算出された測
距データに基づいて、異なる二位置のリモートコントロ
ーラが、予め設定されたズームレンズの画角内に位置し
ているか否かを判断する位置比較手段を設けることがで
き、この位置比較手段により、異なる二位置のリモート
コントローラのうちのいずれか一方がまたは両方が、予
め設定されたズームレンズの画角内に位置しないと判断
されたときに警告を発する警告手段を設けることもでき
る。
【0012】
【実施例】以下図示実施例について本発明による第一の
実施例を説明する。図1は本発明の測距機能を有するカ
メラ内部の要部構成と測距用赤外光の受光状態を示す
図、および図2は上記カメラの使用状態を示す模式図で
ある。図1に示されるように、カメラ本体30は、フォ
ーカスレンズ95を備えたズームレンズ31、このズー
ムレンズ31の光軸Oと略平行な通常測距用の赤外光
(以下、通常測距光という)を投光する測距用投光部3
2、第一測距用受光部33、第二測距用受光部34、お
よびレリーズ用受光部35を有している。
【0013】第一測距用受光部33は、従来と同様の通
常の測距時に測距用投光部32から投光された通常測距
光の反射波を受光し、また遠隔の測距時にリモートコン
トローラ(以下、リモコンという)20から投光された
遠隔測距用の赤外光(以下、遠隔測距光という)を受光
する。第二測距用受光部34は、遠隔測距時にのみ機能
して、リモコン20からの遠隔測距光を受光する。レリ
ーズ用受光部35は、リモコン20からのレリーズ用の
赤外光(以下、遠隔レリーズ光という)を受光し、電磁
シャッタ(図示せず)をレリーズする。
【0014】カメラ本体30はさらに、モード選択スイ
ッチ36、測距モード切換スイッチ42、およびシャッ
タ釦51を有している。測距モード切換スイッチ42
は、測距用投光部32から通常測距光を被写体に向け投
光して測距を行なう通常測距モードと、リモコン20か
ら遠隔測距光をカメラに向け投光して測距を行なう遠隔
測距モードのうちのいずれか一に切り換える機能を有す
る。モード選択スイッチ36は、ズームレンズ31の自
動焦点の距離合わせに関する焦点距離モードを選択する
とき、およびズームレンズ31の焦点距離合わせ動作を
自動で行なうか手動で行なうかの撮影モードを選択する
ときに、操作者によって操作されるものである。
【0015】この操作者が被写体10となる場合に所持
するリモコン20は、カメラ本体30のレリーズを遠隔
操作によって動作させる赤外光等の遠隔レリーズ光と、
該遠隔レリーズ光とは波長の異なる赤外光等の遠隔測距
光を投光する投光部53を有している。リモコン20は
さらに、上記遠隔レリーズ光の投光操作を行なう操作釦
54aと、遠隔測距光の投光操作を行なう操作釦54b
を有している。
【0016】図1に示すように、測距用投光部32は、
投光用レンズ32aと、通常測距光を投光すべき発光素
子32bとを有している。第一測距用受光部33と第二
測距用受光部34はそれぞれ、受光用レンズ33a、3
4a、およびリモコン20からの遠隔測距光を受光する
PSD(Position Sensitive Device )等の光入射位置
検出素子(図示せず)からなる受光素子33b、34b
を有している。
【0017】また図2に示すように、測距用投光部3
2、第一測距用受光部33および第二測距用受光部34
は、測距用投光部32と第一測距用受光部33とを結ぶ
直線と、第一測距用受光部33と第二測距用受光部34
とを結ぶ直線とが直交するように配置されている。受光
素子34bを構成するPSD等の光入射位置検出素子の
配置方向は、受光素子33bと受光素子34bとを結ぶ
直線の方向と同一、即ち水平方向であり、受光素子33
bを構成するPSD等の光入射位置検出素子の配置方向
は、測距用投光部32と第一測距用受光部33を結ぶ直
線、および第一測距用受光部33と第二測距用受光部3
4とを結ぶ直線のそれぞれに対して45゜の角度で斜交
する方向とされている。
【0018】カメラ本体30内に、測距部37a、およ
びこの測距部37aに接続された測距演算部37bが設
けられており、受光素子33b、34bは測距部37a
に接続されている。この測距部37aは、リモコン20
から投光された遠隔測距光を検出した上記光検出素子の
位置に基づき、遠隔測距光の方位を、この遠隔測距光の
光軸に関するカメラ本体30前壁面の偏角、即ち図3に
示す角度θ1 ,θ2 として検出し、その検出データを測
距演算部37bに出力する。受光素子33b、34bが
PSDから構成され、このPSDによる受光可能範囲
が、リモコン20からの遠隔レリーズ光を受けるレリー
ズ用受光部35の受光可能範囲より狭いこと等によって
生じる不都合を回避するため、測距開始と同時に1秒タ
イマのカウントを開始させ、該カウントが終了した時、
警告手段59に出力して警告音(または警告光)を出さ
せ、操作者に注意を促すように構成されている。上記不
都合とは、例えば、リモコン20を所持する被写体10
が受光素子33b、34bの受光可能範囲外に位置し、
カメラ側での測距が不可能な場合でも、その位置から遠
隔レリーズ光を投光すればレリーズを行なわせることが
できるということを示している。
【0019】測距演算部37bは、測距部37aからの
検出データである角度θ1 ,θ2 に基づいて、リモコン
20までの距離、すなわち、カメラ本体30と操作者で
ある被写体10との間の距離に関する測距データを、次
のようにして演算する。図3に示されるように、ズーム
レンズ31の光軸Oの延長方向での、受光用レンズ33
b、34bから被写体10(リモコン20)までの距離
を撮影距離Dとし、また光軸Oに直交する直線上に被写
体10の位置から垂線を引いたとき、該光軸Oに直交す
る直線と該垂線との交点と、光軸Oとの間の距離を距離
Wとする。この場合、測距演算部37bは、撮影距離D
の算出において、 D=Ltan θ1 tan θ2 /(tan θ1 +tan θ2 ) の計算を行なう。また距離Wの算出においては、 W=D/tan θ1 −a すなわち、 W=Ltan θ2 /(tan θ1 +tanθ2 )−a の計算を行なう。但しaは、第一測距用受光部33の受
光用レンズ33aの光軸と光軸Oとの距離であり、Lは
第一測距用受光部33の受光用レンズ33aの光軸と、
第二測距用受光部34の受光用レンズ34aの光軸との
間の距離(基線長)である。
【0020】測距演算部37bは、上記式によって算出
された測距データを、第一焦点距離演算部38、第二焦
点距離演算部39とAF演算部37cにそれぞれ出力す
る。第一焦点距離演算部38では、測距演算部37bか
らの測距データに基づいて、被写体10の位置がズーム
レンズ31の画角θ内に収まるような焦点距離f1 を演
算する(図4参照)。この場合、ズームレンズ31の画
角θは、ズームレンズ31の焦点距離f1 とフィルムF
の撮影画面の幅方向の長さの半値mとで、 tan θ=m/f1 によって表わすことができ、これを撮影距離Dと距離W
とを用いて表わすと、 tan θ=W/Dr1 となる。よって、焦点距離f1 は、 f1 =mr1 D/W で表わすことができる。
【0021】なお、上記式においてr1 は、距離Wを、
カメラを水平に構えた状態での水平方向の撮影可能範囲
長さの半値X(図4)で除した比率であり、例えばカメ
ラの製造時に予め設定される値である。この値は本実施
例ではr1 =0.9 としてある。また本実施例では m
=18 と設定してあり、これらを上式に代入すると焦
点距離f1 は、f1 =16.2D/W によって演算するこ
とができる。
【0022】他方、第二焦点距離演算部39は、測距演
算部37bからの測距データに基づいて、図5に示され
るように、操作者である被写体10の像がフィルムFに
対して一定の大きさとなるためのズームレンズ31の焦
点距離f2を演算する。この場合、被写体10の身長2
Tを例えば1700mmであるとして固定し、フィルムF上に
写される被写体10の像を、その高さ方向において常に
長さ2nで撮影されるように想定すると、ズームレンズ
31の焦点距離f2 は、撮影距離D、被写体10の身長
の半値T、およびフィルムF上に写される被写体10の
像の高さ方向の長さの半値nを用いて f2 =nr2 D/T ・・・・・(1) によって表わすことができる。
【0023】なお、(1)式においてr2 は、長さ2n
を、本実施例のカメラを水平に構えた状態での、ズーム
レンズ31のフィルム面における鉛直方向の撮影可能範
囲長さ2Yで除した比率で、例えばカメラの製造時に予
め設定される値であり、本実施例では r2 =0.9 としてある。例えば35mmフィルムの場合 Y=12 となるので、前述の通り 2T=1700 であることから(1) 式は f2 =0.013 D と表わすことができる。このため、第二焦点距離演算部
39は、測距演算部37bからの撮影距離Dの情報に基
づいて、被写体10の像がフィルムFに対して一定の大
きさとなるためのズームレンズ31の焦点距離f2 を f2 =0.013 D によって演算する。この焦点距離f2 と撮影距離Dとの
相関を示したのが図6である。AF演算部37cは、測
距演算部37bからの測距データの撮影距離Dに基づい
て、フォーカスレンズ95の駆動量を演算し、この演算
結果をフォーカスモータ駆動回路65に出力する。
【0024】第一焦点距離演算部38と第二焦点距離演
算部39において演算された焦点距離f1 、f2 は、焦
点距離選択手段としての焦点距離選択装置40と、焦点
距離モード選択手段および撮影モード選択手段としての
モード選択装置50に出力される。焦点距離選択装置4
0では、焦点距離f1 、f2 のうちズームレンズ31の
画角が広角となる側の焦点距離を選択し、かつこの選択
された焦点距離がズームレンズ31の焦点距離可変範囲
外である場合には、範囲内に収まる焦点距離を設定し
て、その結果をモード選択装置50に出力する。
【0025】焦点距離選択装置40のズームレンズ31
の焦点距離の設定動作とその周辺動作について、図7の
フローチャートを参照して詳説する。第一焦点距離演算
部38および第二焦点距離演算部39において、測距演
算部37bからの測距データに基づいて、ズームレンズ
31の2パターンの焦点距離f1 、f2 の演算がなされ
る(ステップS1)。続いて焦点距離選択装置40にお
いて、焦点距離f1 が焦点距離f2 以上であるか否かを
判断し(S2)、焦点距離f1 が焦点距離f2以上であ
る場合には、ズームレンズ31の画角が広角となる焦点
距離f2 を焦点距離fとして選択し(S3)、また焦点
距離f1 が焦点距離f2 より短い場合は、ズームレンズ
31の画角が広角となる焦点距離f1 を焦点距離fとし
て選択し(S4)、ともにS5に進む。
【0026】焦点距離選択装置40において、この選択
された焦点距離fがズームレンズ31の最短焦点距離f
MIN より短いか否かを判別し、焦点距離fが最短焦点距
離fMIN より長い場合には、焦点距離fがズームレンズ
31の最長焦点距離fMAX より長いか否かを判別し、焦
点距離fが最短焦点距離fMIN より短い場合には最短焦
点距離fMIN を焦点距離fとして選択し直して、リター
ンする(S5〜S7)。S6で、焦点距離fが最長焦点
距離fMAX より長い場合には、最長焦点距離fMAX を焦
点距離fとして選択し直して(S8)リターンし、焦点
距離fが最長焦点距離fMAX より短い場合には、そのま
まリターンする。このようにして、焦点距離選択手段4
0による焦点距離の演算がなされる。
【0027】モード選択装置50には、第一焦点距離演
算部38により演算されたf1 、第二焦点距離演算部3
9により演算されたf2 、および焦点距離選択手段40
により選択された焦点距離が入力されており、かつモー
ド選択スイッチ36が接続されている。モード選択スイ
ッチ36が被写体10によって操作されると、モード選
択装置50は、ズームレンズ31の焦点距離を第一焦点
距離演算部38により演算された焦点距離f1 とするモ
ード、ズームレンズ31の焦点距離を第二焦点距離演算
部39により演算された焦点距離f2 とするモード、お
よびズームレンズ31の焦点距離を焦点距離選択装置4
0により選択された焦点距離とするモードのうちいずれ
の焦点距離モードとするかを選択する。
【0028】モード選択装置50は、操作者がモード選
択スイッチ36を操作することによって、焦点距離モー
ドの選択の他に、手動でズームレンズ31をその光軸O
方向に駆動するモードを選択することができるようにな
っており、モード選択装置50が上述したいずれかの焦
点距離モードを選択したときには、その選択された焦点
距離モードに対応するズームレンズ31の焦点距離を示
すデータを、ズームレンズ駆動手段(図示せず)の一部
をなすズームモータ駆動回路60に出力し、モード選択
装置50がズームレンズ31を手動で光軸O方向に駆動
する撮影モードを選択したときには、モード選択装置5
0からモータ駆動回路60への焦点距離を示すデータの
出力は行なわれない。すなわちモード選択装置50は、
モータ駆動回路60によってズームレンズ31をその光
軸O方向に駆動するモードと、手動でズームレンズ31
をその光軸O方向に駆動するモードのうちから1つの撮
影モードを選択する撮影モード選択手段としての機能
と、上記3つの焦点距離モードのうちから1つの焦点距
離モードを選択する焦点距離モード選択手段としての機
能とを兼ね備えたものである。
【0029】ズームモータ駆動回路60は、設定された
焦点距離モードに対応するズームレンズ31の焦点距離
を示すデータに基づいて、ズームモータ駆動回路60と
ともにズームレンズ駆動手段の一部をなすズームモータ
70を駆動してズームレンズ31を光軸O方向に駆動す
る。フォーカスモータ駆動回路65は、AF演算部37
cにて演算されたデフォーカス量に基づいてフォーカス
モータ75を駆動し、フォーカスレンズ95をその光軸
方向(図示せず)に駆動する。なお、図中の80は自動
露光機構(図示せず)用のAE測光部、90はズームレ
ンズ31の駆動状態を検出するためのエンコーダであ
り、AE測光部80は測距演算部37b、第一焦点距離
演算部38、第二焦点距離演算部39、焦点距離選択装
置40、およびモード選択装置50を有する中央処理装
置Cに接続されている。エンコーダ90は、ズームレン
ズ31の現在の焦点距離をフィードバックするために、
ズームモータ駆動回路60に接続されている。
【0030】次に、上記構成を有するカメラのズームレ
ンズ31の駆動を測距データに基づいて自動で行なう場
合の撮影動作について、図8のフローチャートに沿って
説明する。まず、撮影に先立って、測距モード切換スイ
ッチ42を操作して、遠隔測距モードを選択し、設定し
ておく。被写体10となるべき操作者は、リモコン20
を持って、ファインダ接眼窓を覗き込み予め見当を付け
ておいた位置に行く。この位置で、カメラに向けてリモ
コン20を構え、操作釦54aを操作する。すると、リ
モコン20から遠隔レリーズ光が投光され、この遠隔レ
リーズ光がレリーズ用受光部35により受光され(S
9)、続いて操作釦54bを操作することによりリモコ
ン20から遠隔測距光が投光され、この遠隔測距光が、
カメラ側の第一測距用受光部33および第二測距用受光
部34により受光される。そこで、測距部37aと測距
演算部37bは、第一測距受光部33および第二測距受
光部34の受光素子33b、34bによる遠隔測距光の
受光位置に基づいて上記測距データを算出し(S1
0)、この測距データを、第一焦点距離演算部38およ
び第二焦点距離演算部39にそれぞれ出力する。S11
では、測距演算部37bによる上記測距データの算出が
適正に行なわれるか否かを判断し、適正に行なわれれば
S12に進む。適正に行なわれない場合、つまり受光素
子33b、34bがリモコン20からの遠隔レリーズ光
を受光できない等により測距データの算出がされない場
合は、測距開始からカウントがスタートされている1秒
タイマのカウントが終了した時(S13)、警告手段5
9に出力して警告音(または警告光)を出させる(S1
4)。S12では、測距演算部37bから出力される測
距データに基づき、第一焦点距離演算部38、第二焦点
距離演算部39および焦点距離選択手段40において、
図7で説明した焦点距離fの計算がなされる。
【0031】そして、S12において焦点距離演算がな
されると、ここで設定されたズームレンズ31の焦点距
離を示すデータが焦点距離選択手段40とモード選択装
置50を介してズームモータ駆動回路60へ出力され
る。さらに、現在のズームレンズ31の焦点距離をエン
コーダ90によりモニターし、このモニターされた現在
のズームレンズ31の焦点距離を、モード選択装置50
において選択された焦点距離と比較し、ズームモータ駆
動回路60ないしズームモータ70によってズームレン
ズ31の光軸O方向の駆動を行なう(S15)。さら
に、AE測光部80による測光がなされて(S16)レ
リーズが許可され、この測距結果に基づいて、予め定め
られた時間および開口で電磁シャッタのセクタが開くレ
リーズ動作が行なわれて、一連の動作が終了する。
【0032】なお、上記のように、本実施例のカメラ
は、フォーカスモータ75が設けられており、ズームモ
ータ70によるズームレンズ31の光軸O方向の駆動を
実行する際には、フォーカスレンズ95の合焦動作が前
もって実行されるが、この合焦動作は、AF演算部37
cにより算出された移動量に基づいてフォーカスモータ
駆動回路65がフォーカスモータ75を駆動し、初期状
態では無限遠位置にあるフォーカスレンズ95をその光
軸方向に移動させることにより行なわれる。従って、被
写体10をズームレンズ31の視野の中心以外に位置さ
せて撮影する場合でも、ズームレンズ31の視野に対す
る相対位置に拘わらず確実に被写体10に関して測距
し、適正に撮影することができる。
【0033】他方、カメラ本体30の測距用投光部32
からの通常測距光によって測距を行なう場合には、モー
ド選択スイッチ36を操作して予め通常測距モードを選
択し設定しておいた上で、被写体10が保持しているリ
モコン20を操作して遠隔レリーズ光を投光させる。す
ると、これに呼応してカメラ本体30側の測距用投光部
32が、通常測距光を被写体10に向け投光する。
【0034】この測距用投光部32から投光された通常
測距光は被写体10に照射され、この被写体10からの
反射光は第9図に示されるように、第一測距用受光部3
3により受光される。そして、この第一測距用受光部3
3が通常測距光を検出した位置と、第一測距用受光部3
3および測距用投光部32の間の距離(基線長)Lとに
基づいて、測距部37aが、被写体10からの反射光
の、光軸Oに対するカメラ本体30の前壁面の偏角を検
出する。さらに、測距部37aはこれに基づいて測距デ
ータを検出し、この検出データ(数値)を測距演算部3
7bに出力する。そしてこの検出データに基づいて、測
距演算部37bが、カメラ本体30と被写体10間の距
離を算出する。
【0035】本実施例のカメラによれば、被写体10側
から投光される光線に基づいて測距することができるか
ら、これに基づいてズームレンズ31の焦点距離を適確
に調節することができる。これにより、カメラの操作者
が被写体10となる撮影を行なう場合に、この被写体1
0に確実にピントをあわせ、さらに該被写体10がカメ
ラの撮影範囲内に収まるようなフレーミング、または被
写体10の像がフィルムに対して一定の大きさで撮影さ
れるようなフレーミング、を自動で行なったり、これら
の2つのフレーミングのうち、ズームレンズ31の焦点
距離が広角側となるフレーミングを自動で行なうことが
できる。また上記2つのフレーミングと、これらのうち
ズームレンズ31の焦点距離が広角側となるフレーミン
グの中から所望のフレーミングを選択することができ、
さらに自動でズームレンズ31の焦点距離を調節するモ
ードと、操作者が手動でズームレンズ31の焦点距離を
調節するモードのうちの所望の撮影モードを選択するこ
ともできる。
【0036】なお、ズームレンズ31の光軸O方向の駆
動を、全てズームモータ駆動回路60によって行なうこ
とも可能である。また、ズームレンズ31の光軸O方向
の駆動を、第一焦点距離演算部38により演算されたf
1 にのみ基づいて行なう構成、第二焦点距離演算部39
により演算されたf2 にのみ基づいて行なう構成、およ
び焦点距離選択手段40により選択された焦点距離にの
み基づいて行なう構成のうちのいずれかとすることも可
能である。また、本実施例では、リモコン20からの遠
隔測距光を受光する測距用受光部をカメラ本体30に2
つ設けたが、3つ以上の測距用受光部を設ける構成とし
てもよい。また、遠隔測距光と遠隔レリーズ光とを別々
としたが、遠隔レリーズ光をそのまま遠隔測距光として
用いることもできる。
【0037】次に、本発明に係る第二の実施例を説明す
る。第一の実施例の場合、レリーズが実行される時に
は、少なくともリモコン20を所持している被写体10
が撮影レンズ(ズームレンズ31)の画角に入るように
補償されるが、ズームレンズ31の光軸Pを挟んだ反対
側では、リモコン20を保持する被写体位置と光軸Pに
関して対象な位置までしか補償されず、それより外側に
被写体が位置する場合は補償されるとは限らない。例え
ば集合写真を撮影する際、リモコン操作者が、比較的画
面中央寄りにいる場合には、その位置より外側に位置す
る者は撮影時の画角にて補償されている(撮影画角内に
収まっている)とは限らない。そこで、第二の実施例で
は、二つのリモコンを利用して所望の二点が確実に画角
内に収まるように撮影制御する。本第二の実施例では、
第一の実施例で説明した各構成部と同様の部分に、同一
の符号を付して説明する。
【0038】図12に示す本実施例のカメラ本体30′
は、第一実施例のカメラ本体30が有していたモード選
択スイッチ36を持たず、また“PSD等の光入射位置
検出素子からなる”とされていた受光素子33b、34
bが、CCDによって構成されている点でやや異なる。
カメラ本体30′ではさらに、第一実施例で通常測距用
の赤外光を発光するとされていた測距用投光部32が、
リモコン55Aからの遠隔レリーズ光を受光したとき
に、このリモコン55Aおよびリモコン55Bに対し
て、該リモコン55Aと55Bからの遠隔測距光の投光
を誘起するための投光誘起光を発光する。また測距用投
光部32は、リモコン55Aと55Bからの遠隔測距光
の投光を停止させるための投光停止光も投光する。
【0039】図13に本実施例のリモコン55Aと55
Bを示しているが、これらのリモコン55Aと55B
は、発光機能だけでなく受光機能も有しており、その点
で、第一の実施例のリモコン20と異なる。リモコン5
5Aと55Bの構造を図13と図14により説明する。
リモコン55Aと55Bそれぞれのリモコン本体61の
前端部には、投光部53と受光部52が設けられてい
る。投光部53は、投光用レンズ53aと発光素子53
bを有しており、この発光素子53bからは、カメラ本
体30′の制御系の演算開始を促すとともに該カメラ本
体30′でのレリーズを遠隔操作する、赤外光等の遠隔
レリーズ光、および該遠隔レリーズ光とは波長の異なる
赤外光等の遠隔測距光が投光される。この遠隔測距光
は、投光制御部62の制御により、所定の時間間隔で断
続的に投光される。受光部52は、受光用レンズ52a
と受光素子52bを有しており、この受光素子52b
は、カメラ本体30′の測距用投光部32から投光され
る投光誘起光および投光停止光を受信する。リモコン本
体61の上面には、遠隔レリーズ光の投光操作を行なう
操作釦54a、および遠隔測距光の投光操作を行なう操
作釦54bが設けられている。
【0040】さらにリモコン55Aと55Bはそれぞ
れ、発光素子53bによる遠隔レリーズ光の投光を制御
する投光制御部62と、受光素子52bにより受光され
た投光誘起光と投光停止光を入力して演算する受光信号
演算処理部63を有している。発光制御部62は、操作
釦54aが押圧操作されたときに遠隔レリーズ光を投光
させ、操作釦54bが押圧操作されたときに遠隔測距光
を所定の時間間隔で断続的に投光するように制御する。
またリモコン55Aと55Bはそれぞれ、受光信号演算
処理部63の算出値に基づいて投光制御部62を制御す
る演算制御回路64を有しており、該演算制御回路64
に、操作釦54aと54bが接続されている。この演算
制御回路64は、操作釦54aまたは54bの操作に基
づいた遠隔レリーズ光又は遠隔測距光の投光指令を発光
制御部62に出力し、また受光信号演算処理部63か
ら、遠隔測距光の投光を停止させる旨の信号を受けたと
き、これに基づく投光停止指令を発光制御部62に出力
する。
【0041】本第二の実施例の制御系は、図11に示さ
れるように、測距部56の入力側に受光素子33bと3
4bが接続され、出力側に測距演算部57が接続されて
いる。測距部56は、リモコン55Aまたはリモコン5
5Bからの遠隔測距光を検出した光検出素子の位置に基
づき、遠隔測距光の方位を、この遠隔測距光の光軸に関
するカメラ本体30前壁面の偏角として検出し、その検
出データを測距演算部57に出力する。
【0042】測距演算部57は、測距部56からの検出
データである角度θ1 ,θ2 ,φ1,φ2 に基づいて、
リモコン55A、55Bまでの距離、すなわちカメラ本
体30′と操作者である被写体10a、10bとの間の
距離に関する測距データを、第一の実施例で示した測距
演算部37bと同様に演算し、また算出された測距デー
タを、AF演算部58、ズームモータ駆動回路60およ
び警告手段59に出力する。また測距演算部57には位
置比較部66が接続されている。この位置比較部66
は、予め入力されている、撮影可能とされるズームレン
ズ31の画角に関するデータと、測距演算部57により
算出されたリモコン55A、55Bの位置に関するデー
タを比較し、リモコン55A、55Bが撮影可能な位置
にあるか否かを判断し、その結果を測距演算部57に出
力する。上記警告手段59は、所定の操作を行っても測
距を完了させることができない場合、つまりリモコンを
所持する被写体が撮影可能な画角内に位置してないと位
置比較部66が判断したときに、警告音を発してその旨
を撮影者に知らせる。なお、警告手段59を、警告音に
代えて警告光を発光するように構成しても良い。
【0043】AF演算部58は、測距演算部57からの
測距データの撮影距離G、Hに基づいて、フォーカスレ
ンズ95の駆動量を演算し、その結果をフォーカスズー
ムモータ駆動回路65に出力する。ズームモータ駆動回
路60、ズーミングモータ70、ズームレンズ31、エ
ンコーダ90、フォーカスズームモータ駆動回路65、
フォーカスモータ75およびフォーカスレンズ95は、
上述の第一の実施例と同様に駆動制御される。
【0044】次に、図16〜図21により、本実施例の
作動を説明する。例えば記念写真撮影等で一列に並んだ
複数の被写体を撮影する場合、まず測距モード切換スイ
ッチ42を操作して遠隔測距モードを選択し、設定し、
カメラ本体30′を、リモコン55Aからの遠隔レリー
ズ光を待つ待機状態とする。この状態において、列の一
端側に位置する、リモコン55Aを所持する被写体10
a(図11、15)が、リモコン55Aをカメラに向け
て構えその操作釦54aを押圧操作すると、演算制御回
路64からの投光指令を受けた投光制御部62により、
遠隔レリーズ光が発光素子53bから、カメラ側の演算
を開始させる意味で投光される。この遠隔レリーズ光が
レリーズ用受光部35により受光されると、カメラ本体
30′の測距用投光部32から投光誘起光が投光され
る。この投光誘起光がリモコン55Aと55Bの受光素
子52bにより受光されると、それぞれの投光制御部6
2により、操作釦54bの操作がなくとも両リモコン5
5A、55Bの発光素子53bから遠隔測距光が投光さ
れる(S20、S21)。このとき、列の一端側に位置
する被写体10aと他端側に位置する被写体10bは、
それぞれに所持するリモコン55Aとリモコン55Bを
カメラに向けているから、それぞれから投光される遠隔
測距光は、第一測距用受光部33および第二測距用受光
部34それぞれの受光素子33bと34bによって略同
時に受光される。
【0045】測距部56は、リモコン55Aと55Bか
らの遠隔測距光の方位を、この遠隔測距光の光軸に関す
るカメラ本体30′の前壁の偏角、つまりリモコン55
Aに対しては角度θ1 、θ2 として、またリモコン55
Bに対しては角度φ1 、φとして検出するが、その前
提として、どちらのリモコンに対する角度なのかを特定
しない角度としてA 、A2 、B1 、B2 を検出す
る。そして、図19のフローチャートに示される方法に
より、どの角度がどのリモコンに対応するものかを判別
する。すなわち、受光素子33bによる受光データの検
出に基づいて角度A1 とA2 を算出したとき、その一方
の角度A1 が他方の角度A2 より大きいか否かを判断す
る。この結果、 A1 >A2 であれば、 θ1 =A2 、φ1 =A1 として判別し、受光素子33b側で検出された二つの方
位に関するデータのうちいずれがリモコン55Aに対応
しまたリモコン55Bに対応するかを特定する。また、 A1 >A2 でなければ、 θ1 =A1 、φ1 =A2 として判別し、受光素子33b側で検出された二つの方
位に関するデータのうちいずれがリモコン55Aに対応
するものか或はリモコン55Bに対応するものかを特定
する(S22、S23、S42〜S46)。
【0046】また受光素子34bによる受光データの検
出に基づいて角度B1 とB2 が算出されると、その一方
の角度B1 が他方の角度B2 より大きいか否かを判断す
る。この結果、 B1 >B2 であれば、 θ2 =B1 、φ2 =B2 として判別し、受光素子34b側で検出された二つの方
位に関するデータのうちいずれがリモコン55Aと55
Bに対応するかを特定する。また、 B1 >B2 でなければ、 θ2 =B2 、φ2 =B1 として判別して、受光素子33b側で検出された二つの
方位に関するデータのうちのどちらがリモコン55Aと
リモコン55Bに対応するものかを特定する(S23、
S47〜S51)。さらに、このようにして特定した四
つの方位に関するデータを、測距演算部57に出力す
る。
【0047】なお、本実施例では、受光素子33b、3
4bにCCDが採用されているから、その性質上、リモ
コン55Aと55Bから遠隔測距光が略同時に投光され
たとき、得られた四つの角度の組み合わせにより、図1
5に示す交点55A、55B、MおよびNの四点を検出
できるが、図19に示したような角度判別動作を行なわ
ない場合には、これらの四点を求め、そのうちの二点を
選択し、これに基づき距離データを求めることもでき
る。この場合は、四点の演算後、実際に使用できる交点
として55Aおよび55Bを選択し、光束bとgとの交
点であるMと、光束cとeの交差により負の値として求
められる交点Nは除外する。その計算式は省略するが、
要するに、四つの交点のうち、負の値で検出される交点
は実用に適さない点であるから、検出された値の正か負
かを見ることによって交点Nを除去することができる。
さらに、交点55Aと55Bそれぞれの位置がいかに前
後に変更されても、光束bとgとでなす交点Mは、交点
55Aと55Bよりカメラ側に位置することはないか
ら、受光素子33bと34bが位置される直線Iから各
交点までの距離の大小を比較すれば、それらの中で最も
小さい正の値を交点Mとして除外することができる。
【0048】測距演算部57は、測距部56から入力し
た方位に関するデータに基づいて、次のような演算を行
なう(図17)。まずリモコン55Aに関する位置演算
であるが、図15のように、このリモコン55A(被写
体10a)までの距離を撮影距離Gとし、またズームレ
ンズ31の光軸Oに直交する直線I上にリモコン55A
の位置から垂線を引いたときの、光軸Oに直交する直線
Iと該垂線との交点Jと、光軸Oとの間の距離をWとす
る。この場合、 G=L tanθ1tanθ2 / tanθ1 + tanθ2 ・・・・・・(2) の計算を行ない、撮影距離Gを算出する。また距離W
は、 W=L tanθ2 /( tanθ1 + tanθ2 )+a として計算する。また直線Iと光軸Oとの交点Jとリモ
コン55Aの位置とを直線で結んだとき、この直線と光
軸Oとでなす角度θ3 は、 θ3 =90°-tan-1{Ltanθ1tanθ2/(a tanθ1+(L-a)tanθ2)}・・・(3) で求められる。但しaは、第一測距用受光部33の受光
用レンズ33aの光軸と光軸Oとの間の距離であり、L
は、第一測距用受光部33の受光用レンズ33aの光軸
と、第二測距用受光部34の受光用レンズ34aの光軸
との間の距離(基線長)である(S23、S35〜S3
7)。
【0049】また測距演算部57は、測距部56からの
上記方位に関するデータを受け、上述のリモコン55A
に関するときと同様にして、リモコン55B(被写体1
0b)に関する演算を行なう(図18)。すなわち、ズ
ームレンズ31の光軸方向において、受光素子33b、
34bとリモコン55Bの間の距離を撮影距離Hとし、
直線I上にリモコン55Bの位置から垂線を引いたとき
の交点と、上記交点Jとの間の距離をKとする。この場
合、 H=L tanφ1tanφ2 /( tanφ1 + tanφ2 ) ・・・・・・(4) の計算を行ない、撮影距離Hを算出する。また距離K
は、 K=L tanφ1 /( tanφ1 + tanφ2 )+a として計算する。また直線Iと光軸Oとの交点Jとリモ
コン55Bの位置とを直線で結んだとき、この直線と光
軸Oとでなす角度φ3 は、 φ3 =90°-tan-1〔dtanφ1tanφ2/{(a-d)tan φ1+atanφ2}〕・・・(6) で求められる。(S23、S38〜S41)。
【0050】このようにして、測距演算部57によりリ
モコンの位置に関するデータ(測距データ)が算出され
ると、このデータが位置比較部66に出力される。する
と、位置比較部66では、リモコンの位置に関するデー
タを、その予め入力されている画角に関するデータと比
較することにより、リモコン55A、55Bつまり被写
体10a、10bが撮影可能な位置にいるか否かを判断
する(S25)。この結果、被写体10aと10bが撮
影可能な位置にいると判断された場合はS27に進み、
そうでなければS32に進んで、測距開始と同時にスタ
ートさせていたタイマを終了させるとともに、警告手段
59に出力して警告音を出させる。操作者である被写体
10aと10bはこの警告音を聞くことにより、自分の
位置が適切ではないことを知り得るから、その位置を移
動して撮影をやり直すことができる。
【0051】S27では、AE測光部80によるAE測
光を実行し、S28に進んで焦点距離fの計算を行な
う。焦点距離fの計算は図20に示されるように、S5
2において、S37とS41で求めた角度(方位)θ3
とφ3 の絶対値を求め、S53において、これらの角度
θ3 とφ3 を比較する。この結果、 θ3 ≧φ3 であれば、光軸Oに関する撮影範囲(画角)αをθ3
して設定する。またS53において、 θ3 ≧φ3 でないと判断したら、光軸Oに関する撮影範囲(画角)
αをφ3 として設定する。そして焦点距離fを、 f=43.2/ 2tanα ・・・・・・・(8) によって演算する(S56)。(8)式でいう 43.2
とは、使用される35mmフィルムの対角線の長さを示す値
であり、カメラに用いられるフィルムの種類(サイズ)
に対応させて適宜変更させることが可能である。
【0052】さらにS57において、演算された焦点距
離fが、ズームレンズ31の最短焦点距離fminより大き
いか否かを判断し、焦点距離fが最小焦点距離fminより
大きければS58に進み、そうでなければS59に進ん
で、焦点距離fを最小焦点距離fminとして設定する。S
58では、焦点距離fがズームレンズ31の最大焦点距
離fmaxより大きいか否かを判断し、焦点距離fが最大焦
点距離fmaxより小さければリターンし、そうでなければ
焦点距離fを最大焦点距離fmaxと設定してリターンする
(S60)。
【0053】S29では、FNO.の計算を、図21に示さ
れるように行なう。図15において、左右および前後の
位置が異なる被写体10aと10bの両方にピントをあ
わせて撮影しようとする場合、カメラ側に近い被写体1
0bに対して合焦させ、かつ後方の被写界深度内に被写
体10aが入るように絞りを制御すれば良い。絞りの演
算は、S61、S62、S63を経て演算、設定され
る。
【0054】S61では、絞り値演算に必要な変数の設
定が行なわれ、δ′=0.033 、Qには被写体10bの距
離データGが、またPには被写体10aの距離データH
がそれぞれセットされる。なお、δ′は虚像がフィルム
面上で小さくぼけた円となるときの円の直径(許容ぼ
け)で、この実施例では、35mmフィルムを用いているの
で 0.033 に設定している。そして、S62におい
て、 FNO.=f2/{Q2/(P-Q)+Q} δ′ ・・・・・・(7) としてFNO.を計算する。この算出されたFNO.は直接値で
あるから、予め設定されているカメラ固有のF値にあわ
せるため、S63において、F値(カメラの絞値)≧ F
NO.として両者を比較する。例えばFNO.の直接値が3.8
とされた場合に、カメラ固有のF値に3.8 という値が設
定されていない場合には、その次のステップの値、例え
ば4.0 にあわせることができる。
【0055】このように測距演算部57によって、焦点
距離f、 FNO. の演算が終了すると、測距演算部57か
らズームモータ駆動回路60へ信号が出力される。さら
に現在のズームレンズ31の焦点距離をエンコーダ90
によりモニターし、このモニターした現在のズームレン
ズ31の焦点距離を、測距演算部57によって演算した
焦点距離fと比較し、ズームモータ駆動回路60の出力
によりズームモータ70を駆動し、これによりズームレ
ンズ31を光軸O方向に駆動する(S30)。そしてレ
リーズが許可され、S27で測光した測距結果に基づい
て予め定められた時間および開口で、電磁シャッタのセ
クタが開くレリーズ動作が行なわれて(S31)、一連
の動作が終了する。
【0056】ズームモータ70によるズームレンズ31
の光軸O方向の駆動を実行する場合、フォーカスレンズ
95の合焦動作が前もって実行されるが、該合焦動作
は、測距演算部57の測距データに基づきAF演算部5
8で算出された移動量に基づいて、フォーカスズームモ
ータ駆動回路65がフォーカスモータ75を駆動し、初
期状態では無限遠位置にあるフォーカスレンズ95をそ
の光軸方向に移動させることにより行なわれる。なお、
本第二の実施例では、記念写真撮影等で一列に並んだ複
数の被写体を撮影する場合について説明したが、本発明
は、このような状況に限られることはなく、リモコン5
5Aを所持した被写体10aとリモコン55Bを所持し
た被写体10bがカメラの前方に位置していれば良い。
【0057】次に、受光素子33b、34bを、上述の
第二の実施例のようなCCDではなく、PSDによって
構成した場合の第三の実施例を説明する。PSDはCC
Dとその性質が異なり、一度に複数の信号を検出するこ
とはできないから、その制御系の構成もCCDを使用す
る場合とは異なる。本実施例においても上述の第二実施
例と同様に、一列に並んだ複数の被写体を撮影する場合
を想定する。図22に示されるように、本実施例の制御
系は、図11の構成に加えて位置記憶手段67を有して
いる。この位置記憶手段67は、位置比較部66におい
て被写体の位置が適正であると判断された場合に、その
位置に関するデータを記憶する。
【0058】本実施例に関する作動を図23と図24の
フローチャートに沿って説明する。まず、測距モード切
換スイッチ42を操作して遠隔測距モードを選択、設定
し、カメラ本体30′を、リモコン55Aからの遠隔レ
リーズ光を待つ待機状態にしておく。この状態におい
て、一端側の被写体10aが、カメラに向けたリモコン
55Aの操作釦54aを押圧すると、発光素子53bか
ら遠隔レリーズ光が投光される。この遠隔レリーズ光が
カメラ側のレリーズ用受光部35により受光されると、
カメラ本体30′の測距用投光部32から投光誘起光が
投光される。このとき透光される投光誘起光は、リモコ
ン55Bに対するものとは区別されており、リモコン5
5Aに対してのみ遠隔測距光の投光を促す。この投光誘
起光がリモコン55Aの受光素子52bにより受光され
ると、これに基づき、発光素子53bから遠隔測距光が
投光される(S75、S76)。
【0059】リモコン55Aからの遠隔測距光を、カメ
ラ側の受光素子33bと34bが受光すると、1秒タイ
マがスタートされ、測距部56が、第二実施例の場合と
同様にリモコン55Aの方位を検出する。さらに測距部
56からの方位に関するデータに基づいて、測距演算部
57は、リモコン55Aの位置に関する演算を行なう
(S77、S78)。このリモコン55Aの位置に関す
るデータを、位置比較部66に入力されているデータと
比較し(S79)、リモコン55Aつまり被写体10a
が撮影可能な画角内に位置していると判断されれば、そ
の位置データを位置記憶手段67に記憶させる(S8
0)。S79において、被写体10aは、撮影可能な画
角内に位置していないとされたときは、上記1秒タイマ
によるカウントが終了したか否かを判断し、終了されれ
ば、警告手段59に出力して警告音を出させる。
【0060】さらにS83では、カメラの測距用投光部
32から、リモコン55Aから断続的に出力されている
遠隔測距光をオフさせるための投光停止光を投光させ
て、遠隔測距光の投光を終了させる(S83)。そして
今度は、リモコン55Bに対する投光誘起光を投光さ
せ、該リモコン55Bから遠隔測距光を投光させる(S
70)。その後、カメラ側では、リモコン55Bからの
遠隔レリーズ光の受光を待つ、待機状態となる(S8
4)。
【0061】そして、リモコン55Bを所持する被写体
10bの操作により、該リモコン55Bから遠隔レリー
ズ光がカメラに向けて投光され、レリーズ用受光部35
により受光されると、リモコン55Bからの遠隔測距光
に基づく測距が開始され、方位が検出され、同時に1秒
タイマによるカウントがスタートされる。さらに測距部
56からの方位に関するデータに基づいて、測距演算部
57は、リモコン55Bの位置に関する演算を行なう
(S87)。このリモコン55Bの位置に関するデータ
を、位置比較部66において比較する(S88)。この
結果、被写体10bが撮影可能な画角内に位置している
と判断されれば、上述した第二実施例と同様に、AE測
光、焦点距離f計算、FNO.計算、レンズ駆動およびレリ
ーズを実行する。他方、S88において、被写体10b
は撮影可能な画角内に位置していないとされれば、S9
0に進んで、1秒タイマによるカウントを停止させ、A
E測光、リモコン55Aに関する焦点距離fの計算、FN
O.計算およびレンズ駆動を順次実行し、適正な位置にい
るとされた被写体10aに対し、強制的にレリーズする
(S95〜S99)。
【0062】次に、図25と図26に沿って、リモコン
55Aと55Bの両方が適正な撮影位置にあるときのみ
レリーズさせ、それ以外の場合には警告を発する、第四
の実施例を説明する。本実施例においても、受光素子3
3b、34bにはPSDが用いられている。上記のよう
にカメラ本体30′がリモコン55Aからの遠隔レリー
ズ光を待つ待機状態にされている状態において、一端側
の被写体10aの操作によりリモコン55Aから遠隔レ
リーズ光が投光され、この遠隔レリーズ光がカメラ側で
受光されると、カメラ本体30′の測距用投光部32か
ら投光誘起光が投光され、これによりリモコン55Aか
ら遠隔測距光が断続的に投光される(S100、S10
1)。
【0063】リモコン55Aからの遠隔測距光を、カメ
ラ側の受光素子33bと34bが受光すると、測距部5
6が、リモコン55Aの方位を検出する。さらに測距部
56からの方位データに基づいて、測距演算部57が、
リモコン55Aの位置に関する演算を行なう(S10
3)。このリモコン55Aの位置を、位置比較部66に
おいて比較し(S104)、この結果、被写体10aが
撮影可能な画角内に位置していると判断されれば、その
位置に関するデータを位置記憶手段67に記憶させる
(S105)。他方、撮影可能な画角内に位置していな
いと判断されれば、1秒タイマによるカウントが終了し
たか否かを判断し、終了されれば、警告手段59に出力
して警告音を出させる(S119)。S107では、測
距用投光部32から、リモコン55Aからの遠隔測距光
をオフさせるための停止光を出力し、この遠隔測距光の
投光を終了させる。そして今度は、リモコン55Bに対
し投光誘起光を投光して、リモコン55Bから遠隔測距
光を投光させる(S108)。そして、カメラ側は、リ
モコン55Bからの遠隔レリーズ光の受光を待つ待機状
態となる(S109)。
【0064】被写体10bがリモコン55Bの操作によ
り遠隔レリーズ光がカメラ側に投光され、レリーズ用受
光部35により受光されると、リモコン55Bから断続
的に投光されている遠隔測距光に関する測距が開始され
て該リモコン55Bの方位が検出され(S110)、同
時に1秒タイマによるカウントがスタートされる。さら
に測距部56からの方位に関するデータに基づいて、測
距演算部57は、リモコン55Bに関する位置演算を行
なう(S111)。このリモコン55Bの位置を、位置
比較部66において比較し(S112)、被写体10b
が撮影可能な画角内に位置していると判断されれば、上
述した第二、三の実施例と同様に、AE測光、焦点距離
f計算、FNO.計算、レンズ駆動およびレリーズを実行す
る。他方、S112において、被写体10bは撮影可能
な画角内に位置していないと判断されれば、1秒タイマ
によるカウント終了後、警告手段59に出力して警告音
を出させる(S119)。
【0065】上記第三および第四の実施例では、リモコ
ン55A、55Bとも、遠隔測距光(測距信号)と遠隔
レリーズ光(レリーズ命令信号)をそれぞれ独立して送
信できる構成とされ、遠隔測距光の出力が自動的に行な
われるように構成しているが、単にリモコンからの遠隔
測距光の出力を禁止または許可するようにして、遠隔測
距光の受光待ちとなる構成としても良い。また、リモコ
ンの構成を簡単化させるために、測距信号がレリーズ命
令信号を兼用する構成でも良い。この場合、第三の実施
例を例にとると、S84の処理は、S87、S88、S
90、S87のループにて、その動作を兼ねさせること
ができ、省略される(第四実施例では、S104が省略
可能となる)。なお、このようにリモコンの構成を簡略
化させた場合、カメラがリモコン55Bからの測距信号
を受光した後、撮影準備が整うと自動的にシャッタレリ
ーズされることになる。
【0066】上記第二〜第四の実施例はいずれもリモコ
ンを二台用いて測距する構成であったが、続いて、リモ
コン55Aと55Bのうちのいずれか一方、例えばリモ
コン55Aのみを用いて測距を行なう第五の実施例につ
いて、図27と図28のフローチャートに沿って説明す
る。本実施例においても、受光素子33b、34bには
PSDが用いられている。遠隔測距モードを選択、設定
し、カメラ本体30′を、リモコン55Aからの遠隔レ
リーズ光を待つ待機状態にさせた後(S200)、被写
体10aの操作によりリモコン55Aから遠隔レリーズ
光が投光され、この遠隔レリーズ光がカメラ側で受光さ
れると、カメラの測距用投光部32から投光誘起光が投
光されるため、これを受けてリモコン55Aから遠隔測
距光が投光される(S201)。
【0067】リモコン55Aからの遠隔測距光を、カメ
ラ側の受光素子33bと34bが受光すると、測距部5
6がリモコン55Aの方位を検出し、さらに測距部56
からの方位データに基づいて、測距演算部57が、リモ
コン55Aに関する位置演算を行なう(S202、S2
03)。このリモコン55Aの位置を、位置比較部66
において比較し、リモコン55Aつまり被写体10aが
撮影可能な画角内に位置していると判断されれば、その
位置データを位置記憶手段67に記憶させ、また撮影可
能な画角内に位置していないと判断されれば、1秒タイ
マによるカウントの終了後、警告手段59に出力して警
告音を出させる(S204〜207)。S208では、
測距用投光部32から投光停止光を出力して、リモコン
55Aからの遠隔測距光をオフさせる。
【0068】そしてリモコン55Aを他方の側に位置し
ている被写体10bに手渡すから、今度は、被写体10
bがリモコン55Aを操作して、カメラに対し、二度目
の遠隔レリーズ光を投光させる。この遠隔レリーズ光が
カメラ側のレリーズ用受光部35により受光されると、
測距用投光部32から投光誘起光が投光され、これを受
けてリモコン55Aから遠隔測距光が投光される。そし
てリモコン55Aからの遠隔測距光がカメラ側で受光さ
れると、測距部56が、リモコン55Aの方位を検出す
る。さらに測距部56からの方位に関するデータに基づ
いて、測距演算部57は、被写体10bが所持している
リモコン55Aに関する位置演算を行なう(S209〜
212)。このリモコン55Aの位置を位置比較部66
において比較し(S213)、リモコン55Aつまり被
写体10bがこの撮影可能な画角内に位置していると判
断されれば、AE測光(S214)、焦点距離f計算、
FNO.計算、レンズ駆動およびレリーズを実行する(S2
17〜S220)。他方、S213において、被写体1
0bは撮影可能な画角内に位置していないと判断されれ
ば、1秒タイマによるカウントの終了後、警告手段59
に出力して警告音を出させる(S215、S216)。
【0069】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明によると、撮
影者である、リモートコントローラを所持した被写体側
から投光される光線に基づいて測距し、これに基づいて
ズームレンズの焦点距離を調節することができるから、
カメラの操作者自身を被写体として撮影する場合に、こ
の被写体に確実にピントをあわせ、この被写体がカメラ
の撮影範囲内に確実に収まるようなフレーミングを実現
させることができる。
【0070】またカメラ本体に第二焦点距離演算手段を
設け、これによりズームレンズの焦点距離を演算するよ
うに構成すれば、測距演算手段からの測距データに基づ
き、カメラ本体と、リモートコントローラを所持する被
写体との間の距離に拘わらず、該被写体の像の大きさを
フィルムに対し一定の大きさとして撮影することができ
る。さらにカメラ本体に焦点距離選択手段を設ければ、
焦点距離演算手段により算出されたズームレンズの焦点
距離と、第二焦点距離演算手段により算出されたズーム
レンズの焦点距離とを比較し、これらのうちズームレン
ズの画角が広角となる側の焦点距離を選択することが可
能となる。またカメラ本体に焦点距離モード選択手段を
設ければ、ズームレンズの焦点距離を焦点距離演算手段
により算出された焦点距離とするモードと、ズームレン
ズの焦点距離を第二焦点距離演算手段により算出された
焦点距離とするモードと、ズームレンズの焦点距離を焦
点距離選択手段により選択された焦点距離とするモード
のうちの1つを選択することが可能となる。さらに撮影
モード選択手段を設ければ、ズームレンズ駆動手段によ
りズームレンズをその光軸方向に駆動するモードと、手
動でズームレンズをその光軸方向に駆動するモードのう
ちの1つを選択し、その選択したモードを設定すること
が可能となる。また測距演算手段が所定時間内に測距デ
ータを算出しないときに警告を発する警告手段を設ける
ことが好ましく、この場合、音によって警告を発するよ
うに構成すること、または光によって警告を発するよう
に構成することができる。
【0071】また受光部を、異なる二位置のリモートコ
ントローラからの受光ができるように構成すると、例え
ば並んでいる複数の被写体を撮影する場合に、この複数
の被写体のうちの二人にリモートコントローラを所持さ
せて、異なる二位置からカメラに投光させることが可能
となる。さらに方位検出手段が、受光部により受光され
た異なる二位置のリモートコントローラからの光線に基
づいて該光線の方位を検出する機能を有し、測距演算手
段が、方位検出手段による異なる二位置からの光線の方
位の検出に基づいて測距データを算出する機能を有して
いると、例えば並んでいる複数の被写体の全てにピント
をあわせて撮影することが可能となる。さらに位置比較
手段を設けることにより、リモートコントローラをそれ
ぞれ所持して異なる二位置にいる被写体が、ズームレン
ズによる撮影可能な画角内に位置するか否かを確実に認
識することができる。そして位置比較手段により、異な
る二位置にいる被写体のうちのいずれか一方または両方
が、撮影可能な画角内に位置していないと判断されたと
きは、警告手段により警告を発することができ、これに
より撮影者にその旨を認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施例によるカメラの概略
構成を示すブロック図である。
【図2】第一の実施例によるカメラの使用状態を示す模
式図である。
【図3】第一の実施例によるカメラの測距演算部がリモ
コンからの遠隔測距光に基づいて算出する、測距データ
の算出過程を説明する図である。
【図4】第一の実施例によるカメラの第1焦点距離演算
部による焦点距離の算出過程を説明する図である。
【図5】第一の実施例によるカメラの第2焦点距離演算
部による焦点距離の演算過程を説明する図である。
【図6】第一の実施例によるカメラの第2焦点距離演算
部により演算された焦点距離と撮影距離との相関関係を
示す図である。
【図7】第一の実施例によるカメラの焦点距離選択装置
による焦点距離選択動作の流れを説明するフローチャー
トである。
【図8】第一の実施例によるカメラの遠隔レリーズ光の
受光からレリーズ動作までのカメラ本体側での動作の流
れを示すフローチャートである。
【図9】第一の実施例によるカメラ本体内部の要部構成
と遠隔測距光の受光状態とを示す図である。
【図10】第一の実施例による一台のリモートコントロ
ーラを示す概略図である。
【図11】本発明に係る第二の実施例によるカメラの概
略構成を示すブロック図である。
【図12】第二の実施例によるカメラの使用状態を示す
模式図である。
【図13】第二〜第五の実施例において共通に使用され
得るリモートコントローラを示す概略図である。
【図14】図13に示したリモートコントローラの概略
構成を示すブロック図である。
【図15】第二〜第五の実施例において共通な、カメラ
の測距演算部がリモコンからの遠隔測距光に基づいて算
出する測距データの算出過程を説明する図である。
【図16】第二の実施例によるカメラ本体側での動作の
流れを示すフローチャートである。
【図17】第二の実施例において、一方のリモコンに関
して行なう位置演算の動作の流れを示すフローチャート
である。
【図18】第二の実施例において、他方のリモコンに関
して行なう位置演算の動作の流れを示すフローチャート
である。
【図19】第二の実施例において、受光部がCCDであ
る場合に検出した各方位の判別時の動作の流れを示すフ
ローチャートである。
【図20】第二の実施例において行なわれる、焦点距離
の演算時の動作の流れを示すフローチャートである。
【図21】第二の実施例において行なわれる、絞値決定
時の動作の流れを示すフローチャートである。
【図22】本発明に係る第三の実施例によるカメラの概
略構成を示すブロック図である。
【図23】第三の実施例によるカメラ本体側での動作の
流れを示すフローチャートである。
【図24】第三の実施例によるカメラ本体側での動作の
流れを示すフローチャートである。
【図25】第四の実施例によるカメラ本体側での動作の
流れを示すフローチャートである。
【図26】第四の実施例によるカメラ本体側での動作の
流れを示すフローチャートである。
【図27】第五の実施例によるカメラ本体側での動作の
流れを示すフローチャートである。
【図28】第五の実施例によるカメラ本体側での動作の
流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 10a 10b 被写体 20 55A 55B リモートコントローラ 30 30′カメラ本体 31 ズームレンズ 32 測距用投光部 32a 53a 投光用レンズ 32b 53b 発光素子 33 第一測距用受光部 33a 52a 受光用レンズ 33b 34b 52b 受光素子 34 第二測距用受光部 35 レリーズ用受光部 36 モード選択スイッチ 37a 56 測距部 37b 57 測距演算部 37c 58 AF演算部 38 第一焦点距離演算部(焦点距離演算手段) 39 第二焦点距離演算部(第二焦点距離演算手段) 40 焦点距離選択装置 42 測距モード切換スイッチ 50モード選択装置 51 シャッタ釦 52 受光部 53 投光部 54a 54b 操作釦 59 警告手段 60 ズームモータ駆動回路 61 リモコン本体 62 投光制御部 63 受光信号演算処理部 64 演算制御回路 65 フォーカスモータ駆動回路 66 位置比較部 70 ズームモータ 75 フォーカスモータ 90 エンコーダ 95 フォーカスレンズ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズを備えたカメラ本体;該カ
    メラ本体とは別体に設けられ、測距のための光線を発す
    るリモートコントローラ;カメラ本体に設けられ、該リ
    モートコントローラからの光線を受光する受光部;該受
    光部にて受光された光線の方位を検出する方位検出手
    段;カメラ本体に設けられ、該受光部にて受光された光
    線の方位に基づいて、カメラ本体と、リモートコントロ
    ーラとの間の距離に関する測距データを算出する測距演
    算手段;カメラ本体に設けられ、上記測距データに基づ
    いてリモートコントローラがズームレンズの画角内に収
    まるためのズームレンズの焦点距離を算出する焦点距離
    演算手段;および、 上記カメラ本体に設けられ、ズームレンズの焦点距離が
    上記焦点距離演算手段により演算された焦点距離となる
    ように、該ズームレンズをその光軸方向に駆動するズー
    ムレンズ駆動手段;を備えたことを特徴とするズームレ
    ンズ内蔵型カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、カメラ本体
    は、測距演算手段からの測距データに基づき、カメラ本
    体と、リモートコントローラを所持する被写体との間の
    距離に拘わらず、該被写体の像の大きさがフィルムに対
    し一定の大きさとなるためのズームレンズの焦点距離を
    演算する第二焦点距離演算手段を有しているズームレン
    ズ内蔵型カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、さらに、カメラ本体
    は、上記焦点距離演算手段により算出されたズームレン
    ズの焦点距離と;第二焦点距離演算手段により算出され
    たズームレンズの焦点距離とを比較して、両者のうちズ
    ームレンズの画角が広角となる側の焦点距離を選択する
    焦点距離選択手段とを備えているズームレンズ内蔵型カ
    メラ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、さらに、カメラ本体
    は、ズームレンズの焦点距離を焦点距離演算手段により
    算出された焦点距離とするモードと;ズームレンズの焦
    点距離を第二焦点距離演算手段により算出された焦点距
    離とするモードと;ズームレンズの焦点距離を焦点距離
    選択手段により選択された焦点距離とするモードのうち
    の1つを選択する焦点距離モード選択手段とを有してい
    るズームレンズ内蔵型カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項4において、さらに、ズームレン
    ズ駆動手段によりズームレンズをその光軸方向に駆動す
    るモードと;手動でズームレンズをその光軸方向に駆動
    するモードのうちの1つを選択し、その選択したモード
    を設定する撮影モード選択手段を備えているズームレン
    ズ内蔵型カメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のうちのいずれか一に
    おいて、さらに、測距演算手段が所定時間内に測距デー
    タを算出しないときに警告を発する警告手段を有してい
    るズームレンズ内蔵型カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、警告手段は、音によ
    って警告を発するように構成されているズームレンズ内
    蔵型カメラ。
  8. 【請求項8】 請求項6において、警告手段は、光によ
    って警告を発するように構成されているズームレンズ内
    蔵型カメラ。
  9. 【請求項9】 請求項1において、受光部は、異なる二
    位置のリモートコントローラからの受光が可能であるズ
    ームレンズ内蔵型カメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、方位検出手段は、
    受光部により受光された異なる二位置のリモートコント
    ローラからの光線に基づき該光線の方位を検出する機能
    を有し、測距演算手段は、該光線の方位に関する検出デ
    ータに基づいて測距データを算出する機能を有している
    ズームレンズ内蔵型カメラ。
  11. 【請求項11】 請求項9または10において、受光部
    は、カメラ本体の前壁の左右に所定距離離して設けられ
    たCCDにより構成されているズームレンズ内蔵型カメ
    ラ。
  12. 【請求項12】 請求項9または10において、受光部
    は、カメラ本体の前壁の左右に所定距離離して設けられ
    たPSDにより構成されているズームレンズ内蔵型カメ
    ラ。
  13. 【請求項13】 請求項9において、異なる二位置のリ
    モートコントローラは、別々に構成された二台のリモー
    トコントローラであるズームレンズ内蔵型カメラ。
  14. 【請求項14】 請求項9において、異なる二位置のリ
    モートコントローラとして、一台のリモートコントロー
    ラを移動させて用いるズームレンズ内蔵型カメラ。
  15. 【請求項15】 請求項9ないし14のうちのいずれか
    一において、さらに、測距演算手段により算出された測
    距データに基づいて、異なる二位置のリモートコントロ
    ーラが、予め設定されたズームレンズの画角内に位置し
    ているか否かを判断する位置比較手段を有しているズー
    ムレンズ内蔵型カメラ。
  16. 【請求項16】 請求項15において、位置比較手段に
    より、異なる二位置のリモートコントローラのうちのい
    ずれか一方が、予め設定されたズームレンズの画角内に
    位置しないと判断されたときに警告を発する警告手段を
    有しているズームレンズ内蔵型カメラ。
  17. 【請求項17】 請求項15において、位置比較手段に
    より、異なる二位置のリモートコントローラがともに、
    予め設定されたズームレンズの画角内に位置しないと判
    断されたときに警告を発する警告手段を有しているズー
    ムレンズ内蔵型カメラ。
  18. 【請求項18】 請求項16または17において、警告
    手段は、音によって警告を発するように構成されている
    ズームレンズ内蔵型カメラ。
  19. 【請求項19】 請求項16または17において、警告
    手段は、光によって警告を発するように構成されている
    ズームレンズ内蔵型カメラ。
JP4063791A 1991-01-17 1992-03-19 ズームレンズ内蔵型カメラ Pending JPH0593844A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4063791A JPH0593844A (ja) 1991-03-20 1992-03-19 ズームレンズ内蔵型カメラ
US07/913,487 US5247327A (en) 1991-01-17 1992-07-15 Camera having object distance measuring device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8331791 1991-03-20
JP3-83317 1991-03-20
JP4063791A JPH0593844A (ja) 1991-03-20 1992-03-19 ズームレンズ内蔵型カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0593844A true JPH0593844A (ja) 1993-04-16

Family

ID=26404917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4063791A Pending JPH0593844A (ja) 1991-01-17 1992-03-19 ズームレンズ内蔵型カメラ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5247327A (ja)
JP (1) JPH0593844A (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5359384A (en) * 1992-02-18 1994-10-25 Olympus Optical Co. Ltd. Camera and camera control unit
US5634144A (en) * 1993-02-23 1997-05-27 Eastman Kodak Company Light beam communication method and system for linking a camera and a computer
JP2589207Y2 (ja) * 1993-04-06 1999-01-27 旭光学工業株式会社 リモートコントロール装置付きカメラ
JPH07287161A (ja) * 1994-04-15 1995-10-31 Asahi Optical Co Ltd 多点測距装置
GB2298331B (en) 1995-02-22 2000-02-16 Asahi Optical Co Ltd Distance measuring apparatus
US5973734A (en) 1997-07-09 1999-10-26 Flashpoint Technology, Inc. Method and apparatus for correcting aspect ratio in a camera graphical user interface
US6608650B1 (en) * 1998-12-01 2003-08-19 Flashpoint Technology, Inc. Interactive assistant process for aiding a user in camera setup and operation
US6317141B1 (en) 1998-12-31 2001-11-13 Flashpoint Technology, Inc. Method and apparatus for editing heterogeneous media objects in a digital imaging device
US6466742B1 (en) * 2001-08-22 2002-10-15 Hewlett-Packard Company Camera remote control
JP2005003813A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置、撮像システムおよび撮像方法
US7268802B2 (en) * 2003-08-20 2007-09-11 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Photography system with remote control subject designation and digital framing
US7272305B2 (en) * 2003-09-08 2007-09-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Photography system that detects the position of a remote control and frames photographs accordingly
TW200717170A (en) * 2005-10-19 2007-05-01 Premier Image Technology Corp Method and image capture device for autofocus via specific light signal
US9224145B1 (en) 2006-08-30 2015-12-29 Qurio Holdings, Inc. Venue based digital rights using capture device with digital watermarking capability
US9784577B2 (en) * 2012-03-16 2017-10-10 Lg Innotek Co., Ltd. Measuring distance from object by using size of pattern projected onto object
ES2656899T3 (es) * 2012-09-21 2018-02-28 Irobot Corporation Detección de proximidad en robots móviles
US9344615B1 (en) * 2015-01-26 2016-05-17 International Business Machines Corporation Discriminating visual recognition program for digital cameras
JP6848960B2 (ja) * 2016-02-26 2021-03-24 ソニー株式会社 測位装置、通信装置、および測位システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4601557A (en) * 1983-07-05 1986-07-22 Bogle Robert W Motion picture camera automatic focusing system
US4534629A (en) * 1983-07-05 1985-08-13 Bogle Robert W Motion picture camera automatic focusing system
US4816855A (en) * 1984-09-26 1989-03-28 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Data transmission system for a camera
JPH0782180B2 (ja) * 1987-01-12 1995-09-06 キヤノン株式会社 カメラシステム
US4951075A (en) * 1988-01-08 1990-08-21 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Zoom camera
JP2586557B2 (ja) * 1988-03-26 1997-03-05 株式会社ニコン カメラのズーミング制御装置および撮影制御装置
JPH02214804A (ja) * 1989-02-16 1990-08-27 Asahi Optical Co Ltd リモコン装置付アクティブafカメラ
US4998125A (en) * 1989-03-22 1991-03-05 Konica Corporation Remote-controlled camera
JP2775012B2 (ja) * 1989-10-18 1998-07-09 チノン株式会社 カメラズームレンズ自動変倍装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5247327A (en) 1993-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0593844A (ja) ズームレンズ内蔵型カメラ
US6308015B1 (en) Camera having automatic focusing device
JPH01232315A (ja) カメラズームレンズ自動変倍装置
JP2589207Y2 (ja) リモートコントロール装置付きカメラ
JP2586557B2 (ja) カメラのズーミング制御装置および撮影制御装置
US5517276A (en) Active distance measuring apparatus with the remote control function
US5235376A (en) Camera remote-controlling apparatus
JP2880738B2 (ja) リモコン装置を有するカメラ
JPH0651188A (ja) 自動焦点カメラおよび撮影方法
JPH0694988A (ja) 静止画記録装置
JP2862008B2 (ja) 遠隔操作可能なカメラ
JPH09211314A (ja) 多点測距装置
US5311243A (en) Flash photographing system
JP3437242B2 (ja) カメラの測距装置
JPH0694968A (ja) 自動撮影カメラ
JPH02105108A (ja) あおり機構内蔵カメラ
JPS62237434A (ja) 自動焦点カメラ用露出装置
JPH0519160A (ja) カメラの測距装置
JP2547919Y2 (ja) リモートコントロール装置付カメラ
JP3442445B2 (ja) 測距装置を有するカメラ
JP2526097B2 (ja) スロ―シンクロ撮影可能カメラ
JPH02135310A (ja) リモートコントロール機能付自動焦点カメラ
JP2001108890A (ja) カメラ
JPH0675161A (ja) 自動焦点カメラ
JPH04324843A (ja) チルト手段を有したカメラ