JP3442445B2 - 測距装置を有するカメラ - Google Patents
測距装置を有するカメラInfo
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- JP3442445B2 JP3442445B2 JP30820493A JP30820493A JP3442445B2 JP 3442445 B2 JP3442445 B2 JP 3442445B2 JP 30820493 A JP30820493 A JP 30820493A JP 30820493 A JP30820493 A JP 30820493A JP 3442445 B2 JP3442445 B2 JP 3442445B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体に測距用光束を
投光し、その反射光による信号で被写体距離を測距する
測距装置を有するカメラに関する。
投光し、その反射光による信号で被写体距離を測距する
測距装置を有するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、被写体に対して、測距用光束を
投射して測距を行ういわゆるアクティブAFの技術は広
く知られており、暗い所でも測距できること、構成が単
純なことから、多くのカメラに採用され搭載されてい
る。
投射して測距を行ういわゆるアクティブAFの技術は広
く知られており、暗い所でも測距できること、構成が単
純なことから、多くのカメラに採用され搭載されてい
る。
【0003】しかし、被写体位置が遠くなると、上記測
距用光の被写体からの反射信号光の検出が困難となると
いう問題があった。そこで、信号光が検出できないとき
には、10m程度の有限の距離にピント合わせを行い、
撮影レンズの被写界深度によって無限遠相当の風景か
ら、7〜8mまでの距離のピントをカバーできるような
設計がなされていた。
距用光の被写体からの反射信号光の検出が困難となると
いう問題があった。そこで、信号光が検出できないとき
には、10m程度の有限の距離にピント合わせを行い、
撮影レンズの被写界深度によって無限遠相当の風景か
ら、7〜8mまでの距離のピントをカバーできるような
設計がなされていた。
【0004】つまり、風景を撮影する時に完全に風景に
対しピント合わせする設計では、10m近辺の測距不能
域の被写体にピントが合わせられないため、風景を犠牲
にした設計となっていた。そこで、例えば特開昭63−
214726号公報に記載されるような、手動ボタンの
設定された時のみ、完全に風景にピント合わせする技術
が提案されている。また特開平4−299307号公報
には、屋外と室内を判別して、遠距離かつ屋外と判定さ
れた時には、無限遠(∞)の風景に対しピント合わせを
行う技術が記載されている。
対しピント合わせする設計では、10m近辺の測距不能
域の被写体にピントが合わせられないため、風景を犠牲
にした設計となっていた。そこで、例えば特開昭63−
214726号公報に記載されるような、手動ボタンの
設定された時のみ、完全に風景にピント合わせする技術
が提案されている。また特開平4−299307号公報
には、屋外と室内を判別して、遠距離かつ屋外と判定さ
れた時には、無限遠(∞)の風景に対しピント合わせを
行う技術が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した特開
昭63−214726号公報に記載される従来の技術
は、手動ボタンによる設定であるため、自動化の流れか
ら離れる上、操作が面倒なため、咄嗟の撮影には向いて
いない。
昭63−214726号公報に記載される従来の技術
は、手動ボタンによる設定であるため、自動化の流れか
ら離れる上、操作が面倒なため、咄嗟の撮影には向いて
いない。
【0006】また特開平4−299307号公報に記載
される技術は、屋外と室内を、被写体の輝度によって判
定しているため、明るく照明された舞台上の人物等の撮
影時には、無限遠位置にピントを合わせるため、実際の
被写体位置とは一致しない場合がある。
される技術は、屋外と室内を、被写体の輝度によって判
定しているため、明るく照明された舞台上の人物等の撮
影時には、無限遠位置にピントを合わせるため、実際の
被写体位置とは一致しない場合がある。
【0007】そこで本発明は、繁雑な手動操作を不要と
し、撮影レンズ絞り値により遠距離の測距不能域のピン
ト合せ制御を行い、且つ被写体の輝度によるAFの劣化
する測距装置を有するカメラを提供することを目的とす
る。
し、撮影レンズ絞り値により遠距離の測距不能域のピン
ト合せ制御を行い、且つ被写体の輝度によるAFの劣化
する測距装置を有するカメラを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、写真画面内の複数ポイントに対して測距用
光束を投光するための投光手段と、上記複数ポイントか
らの上記測距用光束の反射光を受光する受光手段とを含
み、この受光手段の出力に基づいて撮影レンズのピント
合わせを行う測距装置を有するカメラにおいて、上記複
数ポイントに対する上記受光手段の受光量が所定光量以
下で、かつ、その差が所定値よりも小さい場合には、被
写体の距離が遠方であると判定する判定手段と、この判
定手段によって上記被写体の距離が遠方にあると判定さ
れた際に、上記撮影レンズのピント合わせ位置を無限位
置にする切換え手段とを備える測距装置を有するカメラ
を提供する。また、被写体に対して測距用光束を投光す
るための投光手段と、上記被写体からの上記測距用光束
の反射光を受光する受光手段とを含み、この受光手段の
出力に基づいて撮影レンズのピント合わせ位置を決定す
るための測距装置を有するカメラにおいて、画面内の複
数の領域について測光し、複数の測光値を出力する測光
手段と、上記複数の測光値の差が所定値よりも小さいか
否かを判定する判定手段とを備え、上記受光手段の受光
量が所定光量以下で、かつ上記判定手段によって上記複
数の測光値の差が所定値よりも小さいと判定した場合に
は、上記撮影レンズを風景撮影に適したピント位置へ移
動させる測距装置を有するカメラを提供する。
するために、写真画面内の複数ポイントに対して測距用
光束を投光するための投光手段と、上記複数ポイントか
らの上記測距用光束の反射光を受光する受光手段とを含
み、この受光手段の出力に基づいて撮影レンズのピント
合わせを行う測距装置を有するカメラにおいて、上記複
数ポイントに対する上記受光手段の受光量が所定光量以
下で、かつ、その差が所定値よりも小さい場合には、被
写体の距離が遠方であると判定する判定手段と、この判
定手段によって上記被写体の距離が遠方にあると判定さ
れた際に、上記撮影レンズのピント合わせ位置を無限位
置にする切換え手段とを備える測距装置を有するカメラ
を提供する。また、被写体に対して測距用光束を投光す
るための投光手段と、上記被写体からの上記測距用光束
の反射光を受光する受光手段とを含み、この受光手段の
出力に基づいて撮影レンズのピント合わせ位置を決定す
るための測距装置を有するカメラにおいて、画面内の複
数の領域について測光し、複数の測光値を出力する測光
手段と、上記複数の測光値の差が所定値よりも小さいか
否かを判定する判定手段とを備え、上記受光手段の受光
量が所定光量以下で、かつ上記判定手段によって上記複
数の測光値の差が所定値よりも小さいと判定した場合に
は、上記撮影レンズを風景撮影に適したピント位置へ移
動させる測距装置を有するカメラを提供する。
【0009】
【作用】以上のような測距装置を有するカメラは、写真
画面内の複数ポイントに対して測距を行い、得られた受
光手段の受光量が所定光量以下で、かつ、その差が所定
値よりも小さい場合、被写体距離を遠方とし、撮影レン
ズが無限位置でピントが合わせされる。また、このカメ
ラは画面内の複数の領域に対して測光し、得られた複数
の測光値の差が所定値よりも小さく、被写体が遠距離で
あった場合、撮影レンズが風景撮影に適したピント位置
へ合わせられる。
画面内の複数ポイントに対して測距を行い、得られた受
光手段の受光量が所定光量以下で、かつ、その差が所定
値よりも小さい場合、被写体距離を遠方とし、撮影レン
ズが無限位置でピントが合わせされる。また、このカメ
ラは画面内の複数の領域に対して測光し、得られた複数
の測光値の差が所定値よりも小さく、被写体が遠距離で
あった場合、撮影レンズが風景撮影に適したピント位置
へ合わせられる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1には本発明による測距装置を有するカ
メラの概略的な構成を示し、説明する。
に説明する。図1には本発明による測距装置を有するカ
メラの概略的な構成を示し、説明する。
【0011】この測距装置は、装置全体のシーケンス、
演算をつかさどる演算制御回路(CPU)10と、被写
体に向かって測距用光を投光する赤外発光ダイオード
(IRED)1と、上記CPU10に接続されIRED
1を駆動するドライバ5と、上記被写体からの反射光を
受光し、光電変換する光位置検出素子(PFD)4と、
PFD4により光電変換された検出信号を増幅、アナロ
グ演算、積分等が行なうAF回路6と、測距用光及び反
射光を集光する投光レンズ2,受光レンズ3と、可視光
を受光するためのフォトダイオード(PD)9と、該P
D9が検出した信号を増幅及びA/D変換し、上記CP
U10に出力するBV回路8と、さらに、撮影時のフィ
ルムの感度を入力するSV回路7と、撮影レンズ12
と、該撮影レンズ12を繰出しピント制御するレンズ繰
出し部11とで構成される。
演算をつかさどる演算制御回路(CPU)10と、被写
体に向かって測距用光を投光する赤外発光ダイオード
(IRED)1と、上記CPU10に接続されIRED
1を駆動するドライバ5と、上記被写体からの反射光を
受光し、光電変換する光位置検出素子(PFD)4と、
PFD4により光電変換された検出信号を増幅、アナロ
グ演算、積分等が行なうAF回路6と、測距用光及び反
射光を集光する投光レンズ2,受光レンズ3と、可視光
を受光するためのフォトダイオード(PD)9と、該P
D9が検出した信号を増幅及びA/D変換し、上記CP
U10に出力するBV回路8と、さらに、撮影時のフィ
ルムの感度を入力するSV回路7と、撮影レンズ12
と、該撮影レンズ12を繰出しピント制御するレンズ繰
出し部11とで構成される。
【0012】このように構成された測距装置は、CPU
10がドライバ5を駆動させ、赤外発光ダイオード(I
RED)1から測距用光が投光用のレンズ2を通して図
示しない被写体に向かって投光する。
10がドライバ5を駆動させ、赤外発光ダイオード(I
RED)1から測距用光が投光用のレンズ2を通して図
示しない被写体に向かって投光する。
【0013】そして、上記被写体で反射した反射光が受
光レンズ3を通して、PFD4に入射する。このPFD
4により光電変換された検出信号は、AF回路6に入力
されて、その検出信号が増幅、アナログ演算、積分等が
行なわれ、CPU10が三角測距の原理、又は、被写体
距離と信号光量の関係から被写体距離を演算する。
光レンズ3を通して、PFD4に入射する。このPFD
4により光電変換された検出信号は、AF回路6に入力
されて、その検出信号が増幅、アナログ演算、積分等が
行なわれ、CPU10が三角測距の原理、又は、被写体
距離と信号光量の関係から被写体距離を演算する。
【0014】また、フォトダイオード(PD)9が受光
し光電変換された可視光信号は、BV回路8に入力され
る。このBV回路8は、可視光信号を増幅及びA/D変
換し、CPU10に出力する。
し光電変換された可視光信号は、BV回路8に入力され
る。このBV回路8は、可視光信号を増幅及びA/D変
換し、CPU10に出力する。
【0015】さらにCPU10は、上記BV回路8とS
V回路7から出力された撮影時の絞りとシャタースピー
ドに基づいて、演算処理し、レンズ繰出し部11を駆動
して被写体にピントが合うように制御される。
V回路7から出力された撮影時の絞りとシャタースピー
ドに基づいて、演算処理し、レンズ繰出し部11を駆動
して被写体にピントが合うように制御される。
【0016】次に、図2には、被写体距離Lの逆数(1
/L)と、最適なピントとなるレンズ繰出し位置kの関
係を示したグラフである。但し、レンズには被写界深度
があるため開放絞りでも図中、点線で示した許容幅に入
った部分は、ピントが合っているように見える。
/L)と、最適なピントとなるレンズ繰出し位置kの関
係を示したグラフである。但し、レンズには被写界深度
があるため開放絞りでも図中、点線で示した許容幅に入
った部分は、ピントが合っているように見える。
【0017】従って、AFが、L0 まで判定可能とし、
それ以遠の測距不能位置であっても、k0 の繰出し位置
に、撮影レンズ12(繰出し用レンズ)を移動するよう
に設計しておけば、L0 から、無限遠の距離まで、ある
程度のピント合わせされた写真が撮影できる。
それ以遠の測距不能位置であっても、k0 の繰出し位置
に、撮影レンズ12(繰出し用レンズ)を移動するよう
に設計しておけば、L0 から、無限遠の距離まで、ある
程度のピント合わせされた写真が撮影できる。
【0018】ところが、本来、風景の写真を最も美しく
ピント合わせするくり出し位置は、k∞の位置であるか
ら、上述したような、ある程度のピント合わせでは風景
のピントとしては不満を持つユーザも存在した。
ピント合わせするくり出し位置は、k∞の位置であるか
ら、上述したような、ある程度のピント合わせでは風景
のピントとしては不満を持つユーザも存在した。
【0019】しかしながら、k∞の位置まで撮影レンズ
12を繰出してしまうと、許容幅がL∞として示した所
までしかない。特にAFは、L0 より遠距離のL∞まで
対応できるような高性能が要求されている。これは、コ
ストや装置の複雑さや大きさにまで影響するものであ
り、すぐに解決できる要求ではなかった。また、L0 ま
でしか判定できないAFで、k∞の位置に繰出してしま
うと、L∞からL0 の間のピントが合わないカメラとな
ってしまう。
12を繰出してしまうと、許容幅がL∞として示した所
までしかない。特にAFは、L0 より遠距離のL∞まで
対応できるような高性能が要求されている。これは、コ
ストや装置の複雑さや大きさにまで影響するものであ
り、すぐに解決できる要求ではなかった。また、L0 ま
でしか判定できないAFで、k∞の位置に繰出してしま
うと、L∞からL0 の間のピントが合わないカメラとな
ってしまう。
【0020】これは、前述した特開平4−299307
号公報でも起こりうる不具合である。しかし、撮影レン
ズの絞りが絞られるようなシーンでは、aの部分まで許
容値を広げることが可能となる。
号公報でも起こりうる不具合である。しかし、撮影レン
ズの絞りが絞られるようなシーンでは、aの部分まで許
容値を広げることが可能となる。
【0021】本発明の本実施例では、この許容値に着目
した。図3には、第1実施例としてカメラに搭載される
測距装置の構成を示し説明する。この測距装置は、例え
ば3つのIRED1a,1b,1cと、3つのPSD4
a,4b,4cを順次、駆動させて、写真画面内3つの
ポイントを時分割で測距可能な構成としてする。
した。図3には、第1実施例としてカメラに搭載される
測距装置の構成を示し説明する。この測距装置は、例え
ば3つのIRED1a,1b,1cと、3つのPSD4
a,4b,4cを順次、駆動させて、写真画面内3つの
ポイントを時分割で測距可能な構成としてする。
【0022】これらのIRED1a,1b,1cは、C
PU10に制御されるドライバ5により順次発光する
が、その光は、レンズ2を通って図のように3つの方向
に投光される。これらの測距用光は、撮影範囲内にある
被写体で反射され、受光レンズ3を通って、各々対応す
る位置に配置されたPSD4a,4b,4cに入射す
る。上記レンズ2及びレンズ3は、所定の距離(基線
長)だけ離して配置されているため、三角測距の原理に
よって、上記反射信号光の各PSDへの入射位置は、被
写体距離Lに依存して変化する。
PU10に制御されるドライバ5により順次発光する
が、その光は、レンズ2を通って図のように3つの方向
に投光される。これらの測距用光は、撮影範囲内にある
被写体で反射され、受光レンズ3を通って、各々対応す
る位置に配置されたPSD4a,4b,4cに入射す
る。上記レンズ2及びレンズ3は、所定の距離(基線
長)だけ離して配置されているため、三角測距の原理に
よって、上記反射信号光の各PSDへの入射位置は、被
写体距離Lに依存して変化する。
【0023】プリアンプ21,22は各PSD4a,4
b,4cからの2つ出力信号電流を増幅し、比演算回路
23と、加算回路24へ導く回路である。上記比演算回
路23は、PSD4a,4b,4cからの2つの出力電
流I1 、I2 を圧縮、差動演算することにより、I1 /
(I1 +I2 )の形に演算する回路である。上記PSD
4a,4b,4cは、その特性から、光の入射位置Xに
対応した2つの信号電流I1 、I2 を出力するが該PS
Dの長さをtとすると、
b,4cからの2つ出力信号電流を増幅し、比演算回路
23と、加算回路24へ導く回路である。上記比演算回
路23は、PSD4a,4b,4cからの2つの出力電
流I1 、I2 を圧縮、差動演算することにより、I1 /
(I1 +I2 )の形に演算する回路である。上記PSD
4a,4b,4cは、その特性から、光の入射位置Xに
対応した2つの信号電流I1 、I2 を出力するが該PS
Dの長さをtとすると、
【0024】
【数1】
の関係が成り立つ。
【0025】従って、CPU10が比演算回路23より
I1 /(I1 +I2 )を入力すると、所定の関係式より
1/Lを算出することができる。また、加算回路24
は、PSD4a,4b,4cの出力のI1 +I2 を演算
する回路で、この出力は積分回路25に入力されてお
り、I1 +I2 が微弱であっても、時間をかけて積分す
ることによって、ノイズ成分から信号分を検出できるよ
うになっている。
I1 /(I1 +I2 )を入力すると、所定の関係式より
1/Lを算出することができる。また、加算回路24
は、PSD4a,4b,4cの出力のI1 +I2 を演算
する回路で、この出力は積分回路25に入力されてお
り、I1 +I2 が微弱であっても、時間をかけて積分す
ることによって、ノイズ成分から信号分を検出できるよ
うになっている。
【0026】例えば、方向性のある信号に対し、回路の
ノイズはランダムに発生するので、時間をかけて積分す
ることによりノイズは相殺され、信号の抽出が容易にな
る。また、この積分回路24の出力は、投光光量や被写
体の反射率、積分時間が一定ならば、被写体距離Lの二
乗に反比例する関係となる。従って、積分回路24の出
力から、CPU10は、被写体が遠距離かどうかを判定
でき、なおかつ、上記比演算回路23と比べると、積分
効果により、その判定可能距離は遠い。
ノイズはランダムに発生するので、時間をかけて積分す
ることによりノイズは相殺され、信号の抽出が容易にな
る。また、この積分回路24の出力は、投光光量や被写
体の反射率、積分時間が一定ならば、被写体距離Lの二
乗に反比例する関係となる。従って、積分回路24の出
力から、CPU10は、被写体が遠距離かどうかを判定
でき、なおかつ、上記比演算回路23と比べると、積分
効果により、その判定可能距離は遠い。
【0027】また、レンズ20によって集光された光
は、可視光を測定するための受光素子に入射するが、こ
の受光素子は画面中央の微小部分を測光する小さな受光
面積の9bと画面全体を受光する大きな受光面積の9a
の2つの部分に分かれている。この二つの測光を、スポ
ット測光、平均測光と称するが、AE回路8は、これら
の受光素子の出力を増幅し、A/D変換し、CPU10
に対し、測光信号を出力するために設けられている。
は、可視光を測定するための受光素子に入射するが、こ
の受光素子は画面中央の微小部分を測光する小さな受光
面積の9bと画面全体を受光する大きな受光面積の9a
の2つの部分に分かれている。この二つの測光を、スポ
ット測光、平均測光と称するが、AE回路8は、これら
の受光素子の出力を増幅し、A/D変換し、CPU10
に対し、測光信号を出力するために設けられている。
【0028】また、スイッチ26,27は、各々1st
レリーズSW、2ndレリーズSWであり、カメラのレ
リーズボタンの半押し状態及び押し込み状態で閉成し、
CPU10に対し、撮影者が撮影に入る直前のタイミン
グ及び、撮影に入ったタイミングを入力する。フィルム
感度を入力するSV回路7が設けられ、図1と同様に、
フィルムパトローネの装着時に検出され、CPU10に
送出される。
レリーズSW、2ndレリーズSWであり、カメラのレ
リーズボタンの半押し状態及び押し込み状態で閉成し、
CPU10に対し、撮影者が撮影に入る直前のタイミン
グ及び、撮影に入ったタイミングを入力する。フィルム
感度を入力するSV回路7が設けられ、図1と同様に、
フィルムパトローネの装着時に検出され、CPU10に
送出される。
【0029】上記CPU10は、ドライバ28を制御し
て、モータ29を駆動させ、送りネジ30の回転によ
り、レール31に沿って、撮影レンズ(ピント合せレン
ズ)12を移動させる。
て、モータ29を駆動させ、送りネジ30の回転によ
り、レール31に沿って、撮影レンズ(ピント合せレン
ズ)12を移動させる。
【0030】以上のように構成された測距装置の動作に
ついて、図5のフローチャートを参照して、説明する。
まず、1stレリーズSWの入力に先立ち、予め使用す
るフィルムの感度の値をSV回路7で検出し、CPU1
0に送出する(ステップS1)。そして、撮影者がレリ
ーズスイッチを押下すると(ステップS2)、測光用セ
ンサ9a,9bを順次切り換えて、撮影時画面全体及び
主要被写体が存在する確率の高い画面中央部の測光を行
う(ステップS3,S4)。
ついて、図5のフローチャートを参照して、説明する。
まず、1stレリーズSWの入力に先立ち、予め使用す
るフィルムの感度の値をSV回路7で検出し、CPU1
0に送出する(ステップS1)。そして、撮影者がレリ
ーズスイッチを押下すると(ステップS2)、測光用セ
ンサ9a,9bを順次切り換えて、撮影時画面全体及び
主要被写体が存在する確率の高い画面中央部の測光を行
う(ステップS3,S4)。
【0031】また、この画面中央部に対し、測距用光を
投射するIRED1b及び、PSD4bを用いて、被写
体距離Lbの測定及び、反射信号光量Pbの測定を行な
う(ステップS5,S6)。
投射するIRED1b及び、PSD4bを用いて、被写
体距離Lbの測定及び、反射信号光量Pbの測定を行な
う(ステップS5,S6)。
【0032】一般の写真のうちの10%〜20%は、画
面中央に主要被写体が存在しないため、IRED1a,
PSD4aまたは、IRED1c,PSD4cを用いて
画面中央以外、左右の測距、反射光量測定を行なう(ス
テップS6〜S10)。
面中央に主要被写体が存在しないため、IRED1a,
PSD4aまたは、IRED1c,PSD4cを用いて
画面中央以外、左右の測距、反射光量測定を行なう(ス
テップS6〜S10)。
【0033】次に、撮影者が2ndレリーズSWを押し
込んだか否かを判定する(ステップS11)、2ndレ
リーズSWが押し込まれていない場合(NO)、1st
レリーズSWがオンされているか否かを判定する(ステ
ップS12)。この判定で、撮影者がレリーズSWから
手を放し、1stレリーズSWがオフであれば(N
O)、上記ステップS2に戻り、また2ndレリーズが
押し込まれると(YES)、反射信号光量Pa,Pb,
Pcを所定光量値P0 と比較する(ステップS13)。
いずれも所定光量値以上であると判定されると(N
O)、被写体距離La,Lb,Lcのうち最至近を示す
距離をLpとし(ステップS18)、このLpにピント
が合うように、ピント合せレンズ12を駆動制御する
(ステップS19)。このような場合は、被写体が遠す
ぎて正しく測距ができない場合なのであり、何らかの形
で遠距離にピントを合せる必要がある。
込んだか否かを判定する(ステップS11)、2ndレ
リーズSWが押し込まれていない場合(NO)、1st
レリーズSWがオンされているか否かを判定する(ステ
ップS12)。この判定で、撮影者がレリーズSWから
手を放し、1stレリーズSWがオフであれば(N
O)、上記ステップS2に戻り、また2ndレリーズが
押し込まれると(YES)、反射信号光量Pa,Pb,
Pcを所定光量値P0 と比較する(ステップS13)。
いずれも所定光量値以上であると判定されると(N
O)、被写体距離La,Lb,Lcのうち最至近を示す
距離をLpとし(ステップS18)、このLpにピント
が合うように、ピント合せレンズ12を駆動制御する
(ステップS19)。このような場合は、被写体が遠す
ぎて正しく測距ができない場合なのであり、何らかの形
で遠距離にピントを合せる必要がある。
【0034】そこで、従来のカメラでは、図2で説明し
たように、∞からL0 までの距離に、ある程度ピントが
合っているように見えるレンズ繰出し位置k0 にピント
合せをおこなっていた。しかし本実施例では、例えば風
景写真でも、正確にピントを合せることを目的としてい
るため、以下のフローチャートにより場合によっては、
被写体位置が∞の所にぴったりとピントを合せる(図2
のk∞にレンズを制御する)ようにしている。
たように、∞からL0 までの距離に、ある程度ピントが
合っているように見えるレンズ繰出し位置k0 にピント
合せをおこなっていた。しかし本実施例では、例えば風
景写真でも、正確にピントを合せることを目的としてい
るため、以下のフローチャートにより場合によっては、
被写体位置が∞の所にぴったりとピントを合せる(図2
のk∞にレンズを制御する)ようにしている。
【0035】次に上記ステップS13の判定において、
反射信号光量Pa,Pb,Pcが所定光量値P0 より
も、いずれも所定光量値以下であると判定されると(Y
ES)、得られた測光結果と、フィルム感度より、撮影
時の絞りを演算する(ステップS14)。
反射信号光量Pa,Pb,Pcが所定光量値P0 より
も、いずれも所定光量値以下であると判定されると(Y
ES)、得られた測光結果と、フィルム感度より、撮影
時の絞りを演算する(ステップS14)。
【0036】一般に、カメラは測光結果とフィルム感度
から、撮影レンズの絞り及びシャッタスピードの組み合
せを決定するが、ステップS14では、なるべく被写界
深度を深くして、ピントを確保するために、シャッタス
ピードは手ブレ限界ギリギリの値とし、絞りが絞られる
時の値を演算する。
から、撮影レンズの絞り及びシャッタスピードの組み合
せを決定するが、ステップS14では、なるべく被写界
深度を深くして、ピントを確保するために、シャッタス
ピードは手ブレ限界ギリギリの値とし、絞りが絞られる
時の値を演算する。
【0037】一方、こうした遠距離の写真を撮影する以
外のステップS18以降のフローチャートでは、絞り値
よりも、シャッタスピードを重視した絞り値演算を行う
(ステップS20)。
外のステップS18以降のフローチャートでは、絞り値
よりも、シャッタスピードを重視した絞り値演算を行う
(ステップS20)。
【0038】上記ステップS14で得られた絞り値F
と、所定の絞りF0 を比較して(ステップS15)、所
定の絞りF0 より絞りこまれていれば(YES)、風景
写真がベストのピントで撮影できるように∞に対しピン
ト合せをする(ステップS16)。これは、図2(a)
で示したように、絞りが絞られると、被写界深度が深く
なり、測距限界のL0 までカバーできるようになるから
である。
と、所定の絞りF0 を比較して(ステップS15)、所
定の絞りF0 より絞りこまれていれば(YES)、風景
写真がベストのピントで撮影できるように∞に対しピン
ト合せをする(ステップS16)。これは、図2(a)
で示したように、絞りが絞られると、被写界深度が深く
なり、測距限界のL0 までカバーできるようになるから
である。
【0039】しかし上記ステップS15の判定におい
て、図2に示すL0 をカバーできるまでに絞りこめない
と判定された場合には(NO)、各測距ポイントの反射
信号光量Pa,Pb,Pcにおける最大値と最小値との
差ΔPを算出する(ステップS21)。次に予め定めた
値ΔP0 と差ΔPとを比較する(ステップS22)。
て、図2に示すL0 をカバーできるまでに絞りこめない
と判定された場合には(NO)、各測距ポイントの反射
信号光量Pa,Pb,Pcにおける最大値と最小値との
差ΔPを算出する(ステップS21)。次に予め定めた
値ΔP0 と差ΔPとを比較する(ステップS22)。
【0040】この比較で差ΔPが小さい場合には(YE
S)、すなわち、各反射光量Pa,Pb,Pcに差がな
く、均一である時には、風景写真である確率が高いもの
と判定し、ステップS16に戻る。
S)、すなわち、各反射光量Pa,Pb,Pcに差がな
く、均一である時には、風景写真である確率が高いもの
と判定し、ステップS16に戻る。
【0041】しかし、ステップS22の判定で、差ΔP
が大きい場合には(NO)、平均測光とスポット測光の
差△BVを算出する(ステップS23)。この判定で、
差△BVが所定値△BV0 より小さい場合には(YE
S)、ステップS16に戻り、∞にピント合せするよう
にしている。これは、風景写真では測光値が均一であろ
うと仮定した結果である。
が大きい場合には(NO)、平均測光とスポット測光の
差△BVを算出する(ステップS23)。この判定で、
差△BVが所定値△BV0 より小さい場合には(YE
S)、ステップS16に戻り、∞にピント合せするよう
にしている。これは、風景写真では測光値が均一であろ
うと仮定した結果である。
【0042】しかし、ステップS24の判定で、差△B
Vが所定値△BV0 より大きい場合には(NO)、図2
に示したk0 にピント合せを行い、ステップS16,S
20,S25でそれぞれピント合わせ完了すると、露光
を行う(ステップS17)。
Vが所定値△BV0 より大きい場合には(NO)、図2
に示したk0 にピント合せを行い、ステップS16,S
20,S25でそれぞれピント合わせ完了すると、露光
を行う(ステップS17)。
【0043】以上説明したように、この第1実施例の測
距装置を有するカメラは、従来のカメラよりも、風景写
真の描写にすぐれている。次に図7を参照して、本発明
による第2実施例としての測距装置を有するカメラにつ
いて説明する。
距装置を有するカメラは、従来のカメラよりも、風景写
真の描写にすぐれている。次に図7を参照して、本発明
による第2実施例としての測距装置を有するカメラにつ
いて説明する。
【0044】前述した第1実施例の図5,6のフローチ
ャートでは、ステップS21に分岐し、被写体位置を∞
として、撮影レンズのくり出しが行われる際に、絞りに
よる被写界深度の変化は期待できないため、図4に示す
ようにL∞より近い△Lxの範囲に対してはピント合せ
ができなくなる上、測光値、つまり被写体の明るさにか
かわらず、L0 という遠距離まで測距する必要があっ
た。
ャートでは、ステップS21に分岐し、被写体位置を∞
として、撮影レンズのくり出しが行われる際に、絞りに
よる被写界深度の変化は期待できないため、図4に示す
ようにL∞より近い△Lxの範囲に対してはピント合せ
ができなくなる上、測光値、つまり被写体の明るさにか
かわらず、L0 という遠距離まで測距する必要があっ
た。
【0045】ところが、光投射式のAFでは、被写体の
明るさが明るい程、信号光のS/Nが相対的に劣化する
ので、測距可能距離が短くなる。本実施例は、図6
(2)のように、絞りが開放の時には、Aのようにくり
出し位置を制御(段パターンA)し、絞りが絞られて、
被写界深度が深い時には、Bのようにピント合せレンズ
の繰り出し位置を制御(段パターンB)するようにして
いる。
明るさが明るい程、信号光のS/Nが相対的に劣化する
ので、測距可能距離が短くなる。本実施例は、図6
(2)のように、絞りが開放の時には、Aのようにくり
出し位置を制御(段パターンA)し、絞りが絞られて、
被写界深度が深い時には、Bのようにピント合せレンズ
の繰り出し位置を制御(段パターンB)するようにして
いる。
【0046】つまり、段パターンAは、被写体輝度が暗
いため、測距のS/Nがよくなるため、L0Aまで測距が
できることを前提としている。一方、段パターンBは、
被写体の輝度により、測距のS/Nが劣化しているの
で、L0Aより近距離のL0Bまで測距するように設定さ
れ、それ以遠は、∞に対しピントを合せている。次のピ
ント合せ段の判定距離L1A、L1BもL1AよりL1Bが近距
離となっていて、測距のS/Nの劣化をカバーする方向
に働いている。
いため、測距のS/Nがよくなるため、L0Aまで測距が
できることを前提としている。一方、段パターンBは、
被写体の輝度により、測距のS/Nが劣化しているの
で、L0Aより近距離のL0Bまで測距するように設定さ
れ、それ以遠は、∞に対しピントを合せている。次のピ
ント合せ段の判定距離L1A、L1BもL1AよりL1Bが近距
離となっていて、測距のS/Nの劣化をカバーする方向
に働いている。
【0047】被写体が近距離にある程、反射信号光が増
加し、S/Nが改善される効果を狙ったものである。図
8に示すフローチャートを参照して、第2実施例につい
て説明する。
加し、S/Nが改善される効果を狙ったものである。図
8に示すフローチャートを参照して、第2実施例につい
て説明する。
【0048】まず、フィルム感度、被写体輝度、被写体
距離の情報をCPUが入力する(ステップS31〜S3
3)、被写体輝度とフィルム感度とに基づき、絞りを演
算する(ステップS34)。
距離の情報をCPUが入力する(ステップS31〜S3
3)、被写体輝度とフィルム感度とに基づき、絞りを演
算する(ステップS34)。
【0049】そして、演算された絞り値が小さい(明る
い)場合には(NO)、被写界深度を考慮して、図7に
示す段パターンBでピント合せを行い(ステップS3
7)、露光する(ステップS38)。
い)場合には(NO)、被写界深度を考慮して、図7に
示す段パターンBでピント合せを行い(ステップS3
7)、露光する(ステップS38)。
【0050】一方、絞りが絞られず絞り値が大きい(暗
い)場合には(YES)、段パターンAにて、ピント合
せを行い(ステップS36)、露光する(ステップS3
8)。
い)場合には(YES)、段パターンAにて、ピント合
せを行い(ステップS36)、露光する(ステップS3
8)。
【0051】従って本実施例は、撮影レンズの絞り値に
より、レンズ制御を最遠の距離以近までも切り換え行う
ため、被写体の輝度によるAFの劣化までカバーするこ
とができる。
より、レンズ制御を最遠の距離以近までも切り換え行う
ため、被写体の輝度によるAFの劣化までカバーするこ
とができる。
【0052】以上説明したように本実施例の測距装置を
有するカメラは、撮影時の撮影レンズ絞り値によって遠
距離の測距不能域のピント合せ制御を切り換え、風景写
真をきれいに撮影することができる。また本発明は、前
述した実施例に限定されるものではなく、他にも発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の変形や応用が可能である
ことは勿論である。
有するカメラは、撮影時の撮影レンズ絞り値によって遠
距離の測距不能域のピント合せ制御を切り換え、風景写
真をきれいに撮影することができる。また本発明は、前
述した実施例に限定されるものではなく、他にも発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の変形や応用が可能である
ことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、繁
雑な手動操作を不要とし、撮影レンズ絞り値により遠距
離の測距不能域のピント合せ制御を行い、且つ被写体の
輝度によるAFの劣化する測距装置を有するカメラを提
供することができる。
雑な手動操作を不要とし、撮影レンズ絞り値により遠距
離の測距不能域のピント合せ制御を行い、且つ被写体の
輝度によるAFの劣化する測距装置を有するカメラを提
供することができる。
【図1】本発明による測距装置を有するカメラの概略的
な構成を示す図である。
な構成を示す図である。
【図2】被写体距離Lの逆数(1/L)と、最適なピン
トとなるレンズ繰出し位置kとの関係を示したグラフで
ある。
トとなるレンズ繰出し位置kとの関係を示したグラフで
ある。
【図3】本発明による第1実施例としての測距装置(カ
メラ)の構成を示す図である。
メラ)の構成を示す図である。
【図4】第1実施例の測距装置を有するカメラにおける
撮影レンズの繰出し位置と被写体距離との関係によりピ
ント合わせ制御のパターンを示す図である。
撮影レンズの繰出し位置と被写体距離との関係によりピ
ント合わせ制御のパターンを示す図である。
【図5】第1実施例の測距装置の動作について説明する
ための前半のフローチャートである。
ための前半のフローチャートである。
【図6】第1実施例の測距装置の動作について説明する
ための後半のフローチャートである。
ための後半のフローチャートである。
【図7】第2実施例の測距装置を有するカメラにおける
撮影レンズの繰出し位置と被写体距離との関係によりピ
ント合わせ制御のパターンを示す図である。
撮影レンズの繰出し位置と被写体距離との関係によりピ
ント合わせ制御のパターンを示す図である。
【図8】第2実施例の測距装置の動作について説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
1…赤外発光ダイオード(IRED)、2…投光レン
ズ、3…受光レンズ、4…光位置検出素子(PFD)、
5…ドライバ、6…AF回路、7…SV回路、8…BV
回路、9…フォトダイオード(PD)、10…演算制御
回路(CPU)、11…レンズ繰出し部。
ズ、3…受光レンズ、4…光位置検出素子(PFD)、
5…ドライバ、6…AF回路、7…SV回路、8…BV
回路、9…フォトダイオード(PD)、10…演算制御
回路(CPU)、11…レンズ繰出し部。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭60−31107(JP,A)
特開 平1−187510(JP,A)
特開 昭60−3607(JP,A)
特開 昭59−204012(JP,A)
特開 平5−103250(JP,A)
特開 平4−299307(JP,A)
実開 昭60−191014(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G02B 7/28 - 7/40
Claims (2)
- 【請求項1】 写真画面内の複数ポイントに対して測距
用光束を投光するための投光手段と、上記複数ポイント
からの上記測距用光束の反射光を受光する受光手段とを
含み、この受光手段の出力に基づいて撮影レンズのピン
ト合わせを行う測距装置を有するカメラにおいて、 上記複数ポイントに対する上記受光手段の受光量が所定
光量以下で、かつ、その差が所定値よりも小さい場合に
は、被写体の距離が遠方であると判定する判定手段と、 この判定手段によって上記被写体の距離が遠方にあると
判定された際に、上記撮影レンズのピント合わせ位置を
無限位置にする切換え手段と、 を具備したことを特徴とする測距装置を有するカメラ。 - 【請求項2】 被写体に対して測距用光束を投光するた
めの投光手段と、上記被写体からの上記測距用光束の反
射光を受光する受光手段とを含み、この受光手段の出力
に基づいて撮影レンズのピント合わせ位置を決定するた
めの測距装置を有するカメラにおいて、 画面内の複数の領域について測光し、複数の測光値を出
力する測光手段と、 上記複数の測光値の差が所定値よりも小さいか否かを判
定する判定手段と、 を具備しており、上記受光手段の受光量が所定光量以下で、かつ、上記 判
定手段によって上記複数の測光値の差が所定値よりも小
さいと判定した場合には、上記撮影レンズを風景撮影に
適したピント位置へ移動させるようにしたことを特徴と
する測距装置を有するカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30820493A JP3442445B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 測距装置を有するカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30820493A JP3442445B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 測距装置を有するカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07159677A JPH07159677A (ja) | 1995-06-23 |
JP3442445B2 true JP3442445B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=17978174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30820493A Expired - Fee Related JP3442445B2 (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 測距装置を有するカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3442445B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-08 JP JP30820493A patent/JP3442445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07159677A (ja) | 1995-06-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030603 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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