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JP2001108890A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001108890A
JP2001108890A JP28688999A JP28688999A JP2001108890A JP 2001108890 A JP2001108890 A JP 2001108890A JP 28688999 A JP28688999 A JP 28688999A JP 28688999 A JP28688999 A JP 28688999A JP 2001108890 A JP2001108890 A JP 2001108890A
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distance
camera
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range
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Masataka Ide
昌孝 井出
Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の測距装置は、マニュアル操作で測距ポイ
ントを選択するため煩わしかった。多点の測距ポイント
は測距精度が向上するが、演算処理に時間がかかりシャ
ッタのタイムラグの増大を招き、改善のために、高速処
理が可能なマイコンを用いると高コストになり普及タイ
プの兼価なカメラには搭載できない。 【解決手段】本発明のカメラに搭載する測距装置は、高
価なハードウエアを使用せず、制御部1により撮影画面
上に複数配置した測距ポイント若しくはそのグループで
主要被写体の存在確率が高い順に測距し採用する。また
焦点距離(画角)を考慮して、広角側で風景を背景にし
た撮影シーンや望遠側での人物のポートレート撮影にも
対応する。このため従来の全ての測距ポイントについて
測距演算を行い選択する場合に比較して、測距演算によ
るタイムラグが大幅に減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の測距ポイン
トについて測距を行い、主要被写体にピント合わせを行
う測距装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、普及タイプのカメラに搭載する測
距装置においても、撮影画面の中央に配置した任意の小
面積の測距領域(以下、測距ポイントと称する)を測距
するスポット測距機能に加えて、撮影画面内に多数の測
距ポイントを配置して、それぞれ測距して、画面内のど
の位置に被写体が存在してもピント合わせができる多点
測距機能を備えている。
【0003】この多点測距装置は、撮影画面内の例えば
中央、左右、上下等に測距領域設けて、それぞれを測距
ポイントとし、これらの測光結果と種々の撮影に関する
情報から被写体が存在していると思われる最適な測距ポ
イントを選択して、その測距ポイントで得られた距離デ
ータに基づきピントを合わせを行っている。
【0004】例えば、特開平1−198715号公報で
は、複数の測距ポイントの中から選択してメモリしてお
き、測距を実行する際にメモリから読み出した測距ポイ
ントで測距してピント合わせを行っている。これによ
り、複数の測距ポイントを配置していても、測距を実施
する際には、選択された測距ポイントのみの演算処理に
なるため、測距が高速化される。
【0005】また、特開平10−104502号公報に
開示される焦点検出装置では、複数の測距ポイントにお
いて、測距ポイント毎に独立して積分制御を行う最大値
検出回路を配置して、全測距ポイントの受光素子におけ
る最大蓄積電荷量から求めた距離データの中から、最至
近距離選択等の所定の方法により、ピント合わせに用い
る測距データを選択する。この焦点検出装置では、各測
距ポイントとなる受光素子が積分する電荷量を受光素子
個々に独立して管理されるため、それぞれが適正な電荷
量により距離が求められ、測距精度が高くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した特開
平1−198715号公報における測距装置では、マニ
ュアル操作によって、複数の測距ポイントの中から選択
するため、実際に撮影する場面では、その選択操作が煩
わしいこととなる。
【0007】また、特開平10−104502号公報に
おける焦点検出装置では、測距ポイントが多いと測距精
度が向上する反面、演算処理が複雑となり、処理に時間
がかかる。このため、シャッタ釦を押してもすぐにシャ
ッタが切れない等のタイムラグが増大してカメラの使い
勝手が悪くなる。これを改善するために、タイムラグを
少なくする、高速処理が可能なマイクロコンピュータで
対応しようとすると、このマイクロコンピュータがコス
ト的に高価であり、普及タイプの兼価なカメラには搭載
できないこととなる。そこで本発明は、簡単な操作で、
広範囲な測距領域においてタイムラグを増大させること
なく、主要被写体にピント合わせできる測距装置を搭載
するカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、複数領域の測距を行う測距手段と、この測
距手段による過去の測距動作において、各測距領域が選
択された頻度を記憶する記憶手段と、この記憶手段の出
力結果に基づき、上記測距手段が測距を行う領域の優先
順位を決定する優先順位決定手段とを備え、上記測距手
段は、上記優先順位決定手段の出力結果に基づき、測距
を行うことを特徴とするカメラを提供する。
【0009】以上のような構成のカメラに搭載される測
距装置は、撮影者毎による過去の測距動作において選択
された測距領域(測距ポイント)に関するデータを記憶
しておき、現在の撮影者を判別して該当する測距領域に
関するデータに基づいて、複数の測距ポイントの中から
測距を行う優先順位が決定される。この優先順位に従
い、被写体を測距して、その測距結果でピント合わせを
行うことにより、撮影画面上に複数配置した測距ポイン
ト若しくはそのグループで主要被写体の存在確率が高い
順に焦点距離(画角)を考慮して測距し採用するため、
全ての測距ポイントについて測距演算を行い選択する場
合に比較して、測距演算によるタイムラグが大幅に減少
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明のカ
メラに係る第1の実施形態として、カメラの概略的な構
成例を示し説明する。
【0011】このカメラは、以下に述べる構成部位の制
御や演算処理を行うためのマイクロコンピュータからな
る制御部1と、測距に用いられるAFエリアセンサ2
と、フォーカスレンズ4を駆動するフォーカスレンズ駆
動部3と、フォーカスレンズ4の移動量に対応するパル
ス信号を発生するフォーカスレンズエンコーダ5と、測
光用受光素子6が生成した光電流信号を処理し測光結果
として出力する測光部7と、不図示のシャッタを駆動す
るシャッタ駆動部8と、撮影時の補助光若しくは測距動
作時のAF補助光としてストロボ発光部9を発光させる
ストロボ回路部10と、撮影画面に加えて本発明に関わ
る情報をファインダ画面にスーパーインポーズ表示する
ファインダ表示部11と、カメラの外装部に設けられて
フィルム駒数や撮影モード表示等を行うLCD等からな
るカメラ表示部12と、ファインダ表示部11及びカメ
ラ表示部12への表示を制御するための表示回路部13
と、ズームレンズ14を移動させて、ズーム動作(焦点
距離の変更)を行うズームレンズ駆動部15と、フィル
ム装填のオートロード、1駒巻き上げ、巻き戻し等のフ
ィルム給送を行うフィルム給送部16と、カメラの姿勢
(縦、横)を検出するジャイロ等の機構からなる姿勢検
出部21と、レリーズ釦を押す撮影者の指の指紋を検出
する指紋検出部22と、で構成される。
【0012】上記制御部1には、さらに、ファーストレ
リーズスイッチ(1RSW)17と、セカンドレリーズ
スイッチ(2RSW)18と、ズームアップスイッチ
(ZUSW)19と、ズームダウンスイッチ(ZDS
W)20とが接続されている。
【0013】上記指紋検出部22は、レリーズ釦を押す
撮影者の指の指紋を検出し、制御部1は、その検出結果
と予め記憶されている指紋データとを照合することによ
り撮影者を識別し、識別結果に基づいて、AF処理が行
われる。
【0014】上記制御部1は、中央処理装置(CPU)
1aと、撮影に関する一連のシーケンスプログラムを記
憶するROM1bと、必要に応じた情報を書き換え可能
に記憶するRAM1cと、測光部7からの測光出力等の
アナログ信号をデジタル信号化するA/Dコンバータ1
dと、オートフォーカス(AF)や測光・露出演算等に
関する補正データをカメラ毎に記憶するEEPROM1
eとを備えている。
【0015】上記AFエリアセンサ2は、撮像領域の水
平方向と垂直方向に、複数のフォトダイオード等を含む
画素ユニット23が2次元的に配置された受光素子群2
aと、受光信号処理回路2bと、定常光除去部2cとか
ら構成され、後述する測距光学系により形成される被写
体像を撮像して電気信号であるセンサデータに変換して
制御部1に出力する。この定常光除去部2cは、制御部
1の切り換え指示により、センサデータから定常光分を
除去する。
【0016】図2は、上記AFエリアセンサ2をCMO
Sプロセスにより作成した内部構成例を示す図である。
受光素子群2aの画素ユニット23は、光電変換素子と
なるフォトダイオード23aと、フォトダイオード23
aが出力する光電流を積分(充電)するコンデンサ23
bと、その光電流を電圧信号に変換するとともに増幅す
る増幅器23cとから構成される。また、受光信号処理
回路2bは、垂直シフトレジスタ24と、水平シフトレ
ジスタ25と、固定パターンノイズ除去回路26とで構
成される。それぞれの画素ユニット23に配置された増
幅器23cからの出力は、垂直シフトレジスタ24及び
水平シフトレジスタ25により選択されて順次、センサ
データとして出力される。これらのセンサデータは、上
記A/Dコンバータ1cによりディジタル化されてRA
M1cに格納される。
【0017】また、固定パターンノイズ除去回路26
は、画素ユニット23毎の増幅器23bの特性のバラツ
キにより生ずる所謂、固定パターンノイズを除去するた
めの回路であり、センサデータの読み出し動作の時に除
去動作を行なう。尚、前述した定常光除去部2bは、各
画素ユニット23毎に増幅器23cの内部に設けられて
いる。
【0018】上記制御部1は、AFエリアセンサ2の積
分動作の制御及び、センサデータの読み出し制御を行
い、入力されたセンサデータを処理して測距演算を行な
う。また、制御部1は、その測距演算結果に基づき、フ
ォーカスレンズ駆動部3によりフォースレンズ4を駆動
させつつ、フォーカスエンコーダ5の発生するパルス信
号をモニタして、フォーカスレンズ4の位置制御を行
う。
【0019】上記1RSW17と2RSW18は、レリ
ーズポタンに連動した2段階スイッチであり、レリーズ
ボタンの第1段階の押し下げにより1RSW17がオン
し、引き続いて第2段階の押し下げで2RSW18がオ
ンする制御部1は、1RSW17のオンでAF、測光動
作を行い、2RSW18のオンで露光、フィルム巻き上
げ動作を行う。また上記ズームレンズ駆動部15は、不
図示のズームアップ操作釦の押し下げによりオンするZ
USW19または、不図示のズームダウン操作釦の押し
下げによりオンするZDSW20のオン状態に応じて、
制御部1の指示によりズーム動作(焦点距離の変更)を
行う。
【0020】図3に示すフローチャートを参照して、撮
影におけるメインルーチンについて説明する。不図示の
電源SWがオンされるか電池が挿入されると、制御部1が
起動し、ROM1bに予め格納されたシーケンスプログ
ラムに従い動作を開始する。まず、カメラ内の各ブロッ
クを初期化した後、EEPROM1eに格納されたオー
トフォーカス(AF)や測光等に関する、調整及び補正
データをRAM1cに展開する(ステップS1)。
【0021】次に、1RSW17のオンされたか否かを
判別する(ステップS2)。この判別で1RSW17が
オフのままであれば(NO)、他のスイッチ(1RSW
17,2RSW18以外)が操作されたか否かを判別す
る(ステップS3)。他のスイッチが操作されたならば
(YES)、そのスイッチ入力に応じた処理、例えば、
ZUSW19やZDSW20が操作されたならば、ズー
ムスレンズ14のアップ、ダウン動作を行い(ステップ
S4)、上記ステップS2に戻る。また、他のスイッチ
が何ら操作されなかった場合には(NO)、そのまま上
記ステップS2に戻り待機する。
【0022】また上記ステップS2の判別において、1
RSW17がオンされたならば(YES)、測距を行い
(ステップS5)、さらに、測光・露出演算を行う(ス
テップS6)。この後、2RSW18がオンされたか否
かを判別する(ステップS7)。この判別において、2
RSW18がオンされると(YES)、シャッタ動作に
よりフィルムに露光する(ステップS8)。この露光終
了の後に、フィルムを1駒巻き上げし(ステップS
9)、上記ステップS2に戻り、次の撮影に待機する。
しかしステップS7で2RSW18がオンされなければ
(NO)、上記ステップS2に戻る。
【0023】図4(a)、(b)は、外光パッシブ方式
による測距光学系の概念的な構成を示し、説明する。こ
の構成においては、AFエリアセンサ2の受光素子群2
bが配置された受光領域に測距用光を導き、被写体33
までの距離を測定するための受光レンズ31、32が基
線長Bを隔てて配置される。
【0024】これらの受光レンズ31、32は、被写体
33の像を2像に分割して、AFエリアセンサ2の受光
素子群2aに結像させる。上記2像の相対的な位置差x
は、三角測距の原理によって、受光レンズの焦点距離f
と基線長Bとから、被写体距離Lは、以下の式による。 L=(B・f)/x 上記測距演算は、制御部1によって行われる。より具体
的には、AFエリアセンサ2の受光領域2aに、測距ブ
ロックを設定して2像に対応するセンサデータを用いて
相関演算を行い、上記2像の相対的な位置差xを検出す
る。
【0025】図5は、第1の実施形態における、撮影画
面に対する測距領域(測距ポイント)の関係を示す図で
ある。
【0026】この実施形態では、外光測距方式を採用し
ているため、ズームアップ若しくはズームダウンされた
撮影画面の広さに測距ポイントが配置された広さは追従
していない。これは、撮影画面がズームアップやズーム
ダウンに従って焦点距離(撮影する画角)が変わるのに
対して、測距ポイントが配置された領域の広さが固定さ
れていることにより発生する。
【0027】つまり、図5に示すように、通常はズーム
ダウンされたワイド端の撮影画面に対応できるように測
距ポイントが配置されている。従って、ズームアップし
たテレ端の撮影画面の場合、測距ポイントがそのままの
配置による広さを維持しているため、撮影画面外のもの
を測距してしまう可能性がある。そのため、撮影光学系
の焦点距離情報(ズーム情報)に応じて測距に使用する
測距ポイントを限定する必要がある。
【0028】このような焦点距離の変化に応じた広さの
測距ポイントを選択するための補正データは、測距ポイ
ント補正データとしてEEPROM1eに予め記憶され
ており、制御部1の初期化とともに、RAM1dに展開
される。選択された測距ポイントからのセンサデータに
基づき測距演算を行う。
【0029】また、制御部1はAFエリアセンサ2に対
して、この測距ポイントから積分制御用ピーク・モニタ
信号を発生するように制御信号を出力する。そして、A
Fエリアセンサ2は、指定された測距ポイント内のピー
ク信号を制御部1に出力する。制御部1は、このモニタ
信号を参照して積分量が所定のレベルとなるように制御
する。
【0030】このようにして、撮影画面外に存在する被
写体の影響を受けないようにしている。また、センサデ
ータの読み出し時にも、上記撮影画面に対応する測距ポ
イント補正データを参照して、不要な撮影画面外のセン
サデータは読みとばしてRAM1cに格納しない、若し
くは、AFエリアセンサ2に読み出し範囲設定信号を出
力して、設定された範囲内のセンサデータだけ出力する
ようにする。
【0031】次に、図6に示すフローチャートを参照し
て、本実施形態における測距ルーチンについて説明す
る。まず、AFエリアセンサ2による積分を行う(ステ
ップS11)。具体的には、制御部1からAFエリアセ
ンサ2に積分制御信号を出力して、積分動作を開始させ
る。その後、AFエリアセンサ2から所定範囲内のピー
ク出力(最も明るい画素ユニットからの出力)に応じた
モニタ信号(センサデータ)を出力させる。このモニタ
信号を参照しながら、AFエリアセンサ2による受光量
が適正となるように積分時間を調節して、コンデンサ2
3bに蓄積させる。
【0032】その後、AFエリアセンサ2に読み出しク
ロックCLKを出力して、蓄積したセンサデータをA/
Dコンバータ1dに出力させ、ディジタル変換した後、
RAM1cに格納する(ステップS12)。
【0033】次に、制御部1は、カメラ姿勢検出部22
からの出力に基づき、現在のカメラ姿勢が横に向いた姿
勢であるか否かを判定する(ステップS13)。
【0034】この判定で、カメラが横姿勢の場合には
(YES)、EEPROM1eからRAM1cに展開さ
れている、図7に示すような横位置データを参照する
(ステップS14)。一方、カメラが横姿勢ではなく、
縦姿勢であった場合は(NO)、同様に図7に示す縦位
置データを参照する(ステップS15)。それぞれ姿勢
位置データを参照した後、採用頻度が多い測距ポイント
から順に選択する(ステップS16)。例えば、カメラ
が縦姿勢であった場合には、測距ポイントは、E→B→
H→…となる。
【0035】そして、選択された測距ポイントに対し
て、測距演算を行い(ステップS17)、得られた測距
データが所定の条件を満足するか、例えば所定の距離範
囲内か否かを判定する(ステップS18)。この判定に
おいて、所定の条件を満足する場合は(YES)、その
測距データをピント合わせに採用し(ステップS1
9)、この測距データに基づきフォーカシングレンズを
駆動してピント合わせを行う(ステップS20)。一
方、上記ステップS18の判定において、測距データが
所定の条件を満足しなかった場合には(NO)、予め決
められた所定の測距ポイントを全て測距したか否かを判
別する(ステップS21)。
【0036】この判別において、すべての所定測距ポイ
ントについて測距が終了していなければ(NO)、上記
ステップS16に戻り、一方が終了している場合には
(YES)、求められた測距データから最至近の測距デ
ータを採用し(ステップS22)、上記ステップS20
に移行して、フォーカシングレンズを駆動してピント合
わせを行う。このピント合わせの後、採用した測距ポイ
ントデータを、カメラ姿勢等の条件とともにEEPRO
M1eに書き込み(ステップS23)、メインルーチン
にリターンする。
【0037】図8には、撮影画面内の測距ポイントの配
置例を示す。この配置例では、撮影画面中央に測距ポイ
ントEを配置し、その上下左右に測距ポイントA〜D,
F〜Iの合計9つの測距ポイントを配置している。
【0038】図7は、本実施形態において、ある撮影者
による過去に採用された測距ポイントの頻度を示す測距
ポイント採用頻度データ例である。例えば、カメラ姿勢
が横位置であった場合、最初に最も頻度の高い測距ポイ
ントEについて測距演算を行う。そして、測距ポイントE
の測距結果が所定の条件、例えば所定距離範囲内であれ
ば、測距ポイントEの測距データを採用する。測距ポイ
ントEの測距結果が所定の条件を満足しない場合は、次
に頻度の高い測距ポイントDについて測距演算を行い、
順次同様に繰り返して判定する。このように測距演算及
び判定動作は、全測距ポイントについて終了するまで繰
り返して行われ、全領域の測距が終了すると、全測距ポ
イントのうちで最も近距離の測距データを採用して、ピ
ント合わせを行う。
【0039】次に、本発明のカメラに係る第2の実施形
態について説明する。本実施形態は、図9に示すよう
に、第1の実施形態に比較して測距ポイント数を増加し
た例である。また、ズーム位置に応じた測距ポイント採
用頻度データを有している。本実施形態の構成は、測距
ポイント数以外は第1の実施形態とほぼ同等であり、測
距動作が異なっている。
【0040】図10に示すフローチャートを参照して、
本実施形態における測距ルーチンについて説明する。ま
ず、AFエリアセンサ2による積分を行う(ステップS
31)。前述した第1の実施形態と同様に、制御部1か
らAFエリアセンサ2に積分制御信号を出力して、積分
動作を開始させ、モニタ信号を参照しながら受光量が適
正となるように積分時間を調節して蓄積させる。読み出
しクロックCLKに基づき、読み出したセンサデータを
A/D変換した後、RAM1cに格納する(ステップS
32)。
【0041】次に、撮影レンズのズーム位置情報に応じ
て、採用すべき測距ポイントを選択する(ステップS3
3)。この測距ポイントの選択は、図11に示すよう
に、撮影レンズの焦点距離(ズーム位置)に応じて、複数
の採用測距ポイント位置データの中から選択する。ここ
でズーム位置は、例えば、Z0(Wide)〜Z1、Z1
〜Z2、…、ZL-1〜ZL(Tele)に分割されてい
る。
【0042】次に、制御部1は、カメラ姿勢検出部22
からの出力に基づき、現在のカメラ姿勢が横に向いた姿
勢であるか否かを判定する(ステップS34)。この判
定で、カメラが横姿勢の場合には(YES)、図11に
示す採用測距ポイント位置データを参照して横位置にお
ける測距ポイントを選択する(ステップS35)。一
方、カメラが横姿勢ではなく、縦姿勢であった場合にお
いても(NO)、同様に図11に示す縦位置における測
距ポイントを選択する(ステップS36)。そして、そ
れぞれ姿勢位置データを参照した後、採用頻度が多い測
距ポイントから順に選択する(ステップS37)。
【0043】そして、選択された測距ポイントに対し
て、測距演算を行い(ステップS38)、得られた測距
データが所定の条件を満足するか、例えば所定の距離範
囲内か否かを判定する(ステップS39)。この判定に
おいて、所定の距離範囲内であれば(YES)、その測
距データをピント合わせに採用し(ステップS40)、
この測距データに基づきフォーカシングレンズを駆動し
てピント合わせを行う(ステップS41)。一方、上記
ステップS39の判定において、測距データが所定離範
囲内でなければ(NO)、予め決められた所定の測距ポ
イントを全て測距したか否かを判別する(ステップS4
2)。
【0044】この判別において、所定測距ポイントの全
領域について測距が終了していなければ(NO)、上記
ステップS37に戻って繰り返し行い、一方、測距が終
了している場合は(YES)、求められた測距データか
ら最至近の測距データを採用し(ステップS43)、そ
の最至近の距離データが所定距離より遠いか否か判定す
る(ステップS44)。所定距離より近い場合は(YE
S)、この測距データを採用して、上記ステップS41
に移行して、ピント合わせを行う。
【0045】一方、所定距離より遠い場合には(N
O)、選択されなかった残りの測距ポイントの測距演算
を行う(ステップS45)。得られた全測距ポイントの
測距データの中から最至近の距離データを採用して(ス
テップS46)、上記ステップS41に移行して、ピン
ト合わせを行う。それぞれピント合わせ終了の後、採用
した測距ポイント位置データを、ズーム位置情報、カメ
ラ姿勢等の条件とともにEEPROM1eに書き込む
(ステップS47)。
【0046】本実施形態において、撮影レンズの焦点距
離がワイド(Z0〜Z1)に設定されており、カメラ姿
勢が横位置であったとすると、測距ポイント採用頻度デ
ータは、n0a、n0b、…、n0oについて参照す
る。そして、この測距ポイント採用頻度データに基づ
き、最初に最も頻度の高い測距ポイントの測距演算を行
う。そして、測距ポイントの測距結果が所定の条件、例
えば所定距離範囲内であれば、測距ポイントの測距デー
タを採用する。しかし測距ポイントの測距結果が所定の
条件を満足しない場合は、次に頻度の高い測距ポイント
について測距演算を行い同様に判定する。
【0047】以上の測距演算および判定動作が、所定領
域について終了するまで繰り返される。そして、所定領
域について測距が終了すると、全測距ポイントのうちで
最も近距離の測距データを採用する。上記ステップS4
2における所定領域は、予め決められている優先度の高
い測距ポイントのグループである。これらの優先度の高
い測距ポイントは、例えば図12(a)に示すように、
カメラ姿勢が横位置の場合では、撮影画面の上方部分の
測距ポイントa,b,d,eを除いたグループとする。
【0048】また、カメラ姿勢が縦位置の場合は、図1
2(b)に示すように、測距ポイントd,e,j,n,
o(上下逆の場合は、a,b,f,k,l)を除いたグ
ループとしている。
【0049】撮影画面の上方は、空や背景等の主要被写
体以外の存在確率が高いと考えられるためである。ま
た、測距ポイント数をさらに増加させ、全撮影画面に連
続的に配置した場合は、撮影画面上方だけでなく、四隅
付近の測距領域にしても優先順位を下げたグループとし
てもよい。
【0050】以上のように、優先順位の高い測距ポイン
トのグループを設け、また焦点距離情報を考慮したの
で、広角側で風景を背景にした撮影シーンや望遠側での
人物のポートレート撮影にも対応することができる。
【0051】次に、第3の実施形態について説明する。
【0052】この実施形態は、図1に示したように、指
紋検出部22を設けて、指紋検出による撮影者の判別を
行うものである。つまり、撮影の際の構図は、撮影者の
好みや癖が反映されるため、撮影を行おうとしている撮
影者を判別して、その撮影者の過去のデータに基づい
て、測距ポイントの優先順位を決めるものである。例え
ば、カメラ姿勢を縦位置に構える場合は、撮影者によっ
て、向きが反対になる場合があるので、撮影者の癖を考
慮することができる。
【0053】図13には、図1に示した指紋検出部22
の具体的な構成例を示す。この指紋検出部22は、図1
4に示すようにカメラのレリーズ釦40の頭部部分に組
み込まれている投光素子41及び指紋検出用エリアセン
サ42と、エリアセンサ42で得られた画像信号をディ
ジタル変換した指紋画像データ(以下、入力画像データ
とする)にするA/Dコンバータ43と、登録された指
紋画像データ(以下、登録データとする)を記憶する画
像メモリ44と、入力画像データと登録画像データの照
合等の画像処理を行う画像処理回路45と、撮影者がI
D番号を入力する操作部となるID入力部46とで構成
される。また、これらの構成部位は、制御部1により指
令に基づき制御される。
【0054】図14に示すように、カメラのレリーズ釦
40の頭部には、受光レンズ47が填め込まれており、
投光素子41からの投光光はシャッタ釦を押さえる指
(通常は、右手人さし指)により反射され、その反射光
が受光レンズ47を介して、指紋検出用エリアセンサ4
2により受光される。また、カメラ表示部12では、制
御部1に制御される表示回路部13により、入力された
ID番号や指紋照合結果等の表示が行われる。
【0055】また図15には、カメラの外観構成を示
す。このカメラは、カメラ本体51の正面には、撮影レ
ンズ52が配置され、その上方には、測距窓53とスト
ロボ発光部9が配置されている。またカメラ本体51の
上面には、レリーズ釦40と、カメラ表示部12と、後
述するモード切換スイッチ54と、電源スイッチ55が
配置され、そのカメラ本体の裏面上方側には、ファイン
ダの覗き窓56及び、日付設定スイッチ57が配置され
ている。
【0056】図16に示すフローチャートを参照して、
本実施形態における指紋照合処理ルーチンについて説明
する。電源スイッチ55がオンされるか不図示の電池が
装填されると、制御部1は起動して、ROM1bに格納
されたシーケンスプログラムを実行する。まず、カメラ
内の各構成部位の初期化が実行され、EEPROM1e
内のAF測光等の調整・補正データがRAM1cに展開
される(ステップS51)。次に、モードスイッチ54
の操作により、指紋照合処理モードが選択されると、撮
影者の指紋を画像メモリ44に登録する登録モードが選
択されたか否かを判別する(ステップS52)。この判
別で、登録モードが選択されたならば(YES)、後述
する登録処理サブーチンを実行し(ステップS53)、
上記ステップS52に戻る。そして、上記ステップS5
2で登録モードが選択されない(NO)、若しくは登録
処理が完了すると、1RSW17がオンされている状態
であるか否か判定する(ステップS54)。
【0057】しかし、1RSW17がオン状態であれば
(YES)、後述する指紋照合処理サブルーチンを実行
し、その照合結果を照合フラグに記憶する(ステップS
55)。しかし、1RSW17がオフ状態であれば(N
O)、他のスイッチが操作されたか否かを検出して(ス
テップS56)、スイッチ操作があれば(YES)、そ
の入力に応じた処理を行う(ステップS57)。例え
ば、ズームスイッチのアップ、ダウン入力に応じてズー
ムアップ、ダウン処理を行う。その処理後及びスイッチ
操作がなかった場合(NO)、上記ステップS54に戻
る。
【0058】次に、上記ステップS55において、指紋
照合処理で設定された照合フラグにより照合がOKか否
かを判定する(ステップS58)。この判定で、照合O
Kであれば、前述したように、EEPROM1eに記憶
された該当する撮影者の過去のデータを読み出し、制御
部1により測距ポイントの優先順位を決め、その順位に
従った測距処理を実行してピント合わせを行う(ステッ
プS59)。
【0059】一方、上記ステップS58の判定で、照合
フラグがなく、照合がNGであった場合には(NO)、
撮影者に警告を行う(ステップS60)。この警告は、
音によって行ってもよいし、ファインダ内にその旨の表
示を行ってもよい。そして、前述した撮影者の過去デー
タによる測距ポイントの優先順位が無いため、撮影画面
の全測距ポイントによる測距を実行して、最至近距離の
測距ポイントからの測距結果でピント合わせを行う(ス
テップS61)。尚、この例では、照合がNGであった
場合に全測距ポイントを測距して最至近距離を選択した
が、高速化を求めるのであれば、撮影画面中央の測距ポ
イントのみを測距するシーケンスでもよい。
【0060】これらの測距の後、測光及び露出演算処理
を行う(ステップS62)。そして、2RSW18がオ
ンされたか否かを判定して(ステップS63)、オンさ
れたならば(YES)、露光し(ステップS64)、フ
ィルムの1駒巻き上げを行った後(ステップS65)、
上記ステップS54に戻り、次の撮影に入る。一方、2
RSW18がオンされない場合は(NO)、1RSW1
7がオンされた状態であるか否かを検出して(ステップ
S66)、オンされていれば(YES)、2RSW18
のオンになるのを待機し、オンされていなければ、上記
ステップS54に戻る。
【0061】次に図17に示すフローチャートを参照し
て、上記ステップS55における指紋照合処理サブルー
チンについて説明する。まず、撮影者がカメラを構え、
シャッタ釦40に指がかかったときに投光素子41を発
光させる(ステップS71)。投光素子41から投光さ
れた光は、シャッタ釦を押さえる指で反射して、その反
射光が受光レンズ47を介して、指紋検出用エリアセン
サ42に受光される。
【0062】そして、指紋検出用エリアセンサ42で得
られた指紋の入力画像データを画像処理回路45に入力
し(ステップS72)、画像処理(特徴抽出、指紋方向
検出処理等)を施す(ステップS73)。
【0063】次に、画像メモリ44に記憶されている登
録画像データを画像処理回路45に読み込み(ステップ
S74)、ここで入力画像データと登録画像データとを
照合する(ステップS75)。この指紋照合により、入
力画像データと一致する登録画像データがあるか否かを
判定し(ステップS76)、一致する登録画像データが
ある場合は(YES)、照合フラグがセットされる(ス
テップS77)。しかし、該当する登録画像データがな
かった場合には(NO)、照合不可として照合フラグを
クリアする。
【0064】次に図18に示すフローチャートを参照し
て、登録処理サブルーチンについて説明する。まず、登
録モードが選択された場合、ID入力部46の操作によ
り、ID番号が入力されるのを待機する(ステップS8
1)。そしてID番号が入力されたならば(YES)、
入力されたID番号を記憶する(ステップS82)。
【0065】そして、撮影者の指がシャッタ釦40にか
かっていることを1RSWがオンされたか否かで判定す
る(ステップS83)。この判定で、1RSW17がオ
ンしたならば(YES)、投光素子41を発光して(ス
テップS84)、シャッタ釦を押さえる指で反射した反
射光を指紋検出用エリアセンサ42で受光し、指紋画像
(入力画像データ)として画像処理回路45に入力する
(ステップS85)。
【0066】画像処理回路45では、画像処理(特徴抽
出、指紋方向検出等)を行い(ステップS86)、処理
された入力画像データは、登録画像データとして、上記
ID番号と関連づけて画像メモリ44に記憶される(ス
テップS87)。この記憶処理が終了すると、カメラ表
示部12に、登録完了を示す旨のマークや文字等が表示
され(ステップS88)、メインルーチンにリターンす
る。
【0067】次に、図19に示すフローチャートを参照
して、第4の実施形態における測距について説明する。
本実施形態は、図9に示すように第1の実施形態に比べ
て、測距ポイントが多く配置された例であって、ズーム
位置に応じた測距ポイント採用頻度データを有してい
る。
【0068】まず、AFエリアセンサ2に積分制御信号
を出力して、積分動作を行わせる(ステップS91)。
そして、AFエリアセンサ2から読み出しクロックCL
Kに従って、センサデータ(画素データ)をA/Dコンバ
ータ1dに出力させて、A/D変換して読み出し、RA
M1cに格納する(ステップS92)。次に、前述した
様に、シャッタ釦40を押さえた撮影者の指により指紋
照合されたID番号に基づいて、図20に示すような測
距ポイント採用頻度データテーブルから該当するID番
号の項を選択する(ステップS93)。
【0069】そしてカメラ側から取り入れたズーム位置
情報に応じて、ID番号による項からズーム位置の項を
選択する(ステップS94)。さらに、カメラ姿勢検出
部122の出力より、カメラの姿勢が横位置か否かを判
定する(ステップS95)。この姿勢判定で、横位置で
あれば(YES)、先に選択されたズーム位置の項にお
ける横位置データを選択する(ステップS96)。一
方、カメラが縦位置であれば(NO)、同様にズーム位
置の項における縦位置データを選択する(ステップS9
7)。
【0070】そして、選択された測距ポイント採用頻度
データテーブルの項において、採用頻度が多い測距ポイ
ントから順に選択する(ステップS98)。それらの測
距ポイントについて順次、測距演算を行う(ステップS
99)。この測距による結果が、ID番号、ズーム位
置、カメラ姿勢に応じて設定されている所定の距離範囲
内であるか判定する(ステップS100)。この判定
で、所定距離の範囲内であれば(YES)、その測距デ
ータを採用して(ステップS101)、フォーカシング
レンズを駆動してピント合わせを行う(ステップS10
2)。
【0071】一方、上記ステップS100において、測
距結果が所定の距離範囲内でない場合は(NO)、先に
選択した所定の測距ポイントを全て測距したか否か判別
する(ステップS103)。全測距ポイントの測距が終
了していない場合は(NO)、上記ステップS98に戻
り、残りの測距ポイントに対して測距を継続して行う。
次に、選択された全測距ポイントから得られた測距デー
タ間の差(最大値と最小値の差)が、所定の範囲内であ
るか否かを判定する(ステップS104)。
【0072】この判定で、選択された測距ポイントの測
距データの差が所定の範囲内ならば(YES)、上記複
数の測距データの平均値を算出して採用し、上記ステッ
プS102に移行して、ピント合わせを行う(ステップ
S105)。しかし、選択された測距ポイントの測距デ
ータの差が所定範囲を超えていた場合は(NO)、測距
終了の測距データより最至近の測距データを選択する
(ステップS106)。そして、この最至近測距データ
が所定距離より近いか否かを判定する(ステップS10
7)。この判定で、所定距離より近い場合は(YE
S)、この測距データを選択して、上記ステップS10
2に移行し、ピント合わせを行う。しかし、最至近測距
データが所定距離以遠の場合は(NO)、選択されずに
残っている測距ポイントについて測距演算を行う(ステ
ップS108)。
【0073】この後、全測距ポイントの測距データのう
ちから最至近のデータを採用して(ステップS10
9)、上記ステップS102に移行し、ピント合わせを
行う。次に、ピント合わせに採用した測距ポイント位置
データを、ID番号、ズーム位置情報、カメラ姿勢等の
条件とともに、EEPROM1eに書き込む(ステップ
S110)。
【0074】また、図20に示した測距ポイント採用頻
度データテーブルは、撮影者毎に異なるID番号で大き
く分類される。それぞれID番号が付された項は、撮影
レンズの焦点距離(ズーム位置)例えば、Z0(Wid
e)〜Z1、Z1〜Z2、…、ZL-1〜ZL(Tele)で
分類され、さらにカメラの姿勢(縦、横)で分類されて
いる。それぞれのカメラ姿勢の項は、測距ポイントにお
けるデータ列からなる。これらの分類された項から、I
D番号、ズーム位置情報、カメラ姿勢に応じて、該当す
るデータ列を選択して参照する。
【0075】この図20に示した測距ポイント採用頻度
データ表の例では、ID番号No.1〜No.5、焦点
距離領域Z0(Wide)〜Z1、Z1〜Z2、…、Z
L-1〜ZL(Tele)、カメラ姿勢が横位置・縦位置
とに分けらている。例えば、ID番号がNo.1の撮影
者が撮影レンズの焦点距離がワイド[Z0(Wid
e)]にして、カメラを横に構えていた場合には、測距
ポイント採用頻度データとして、n10a、n10b、
…、n10oが選択され参照される。
【0076】そしてこの測距ポイント採用頻度データデ
ーブルに基づき、以下のAF処理を行う。
【0077】最初に最も頻度の高い測距ポイントについ
て測距演算を行う。そして、測距ポイントの測距結果
が、ID番号、ズーム位置、カメラ姿勢に応じて設定さ
れている所定の距離範囲d内であるか判定する。この所
定距離範囲dは、特定のID番号、ズーム位置、カメラ
姿勢での測距ポイント毎に有する判定値であり、図21
に示すグラフにより決められている。
【0078】具体的に説明すると、図9に示した測距ポ
イントcについて、ID番号No.1、ズーム位置Z
0、カメラ横位置の場合、測距ポイント採用頻度データ
は、n10cとなる。図21は、このn10cを横軸
(距離1/L)、縦軸(頻度)でグラフ化したものであ
る。
【0079】そして、頻度の高い部分に対応する距離範
囲を所定距離範囲dとする。所定距離範囲d内であれ
ば、測距ポイントの測距データを採用する。測距ポイン
トの測距結果が所定距離範囲以内でない場合は、次に頻
度の高い測距ポイントについて測距演算を行い、同様に
判定する。
【0080】このような測距演算及び判定動作が、所定
エリアについて終了するまで繰り返される。そして、所
定エリアについて測距が終了すると、所定エリアの測距
データが所定差以内、つまり同一被写体であるか、ほぼ
同一距離の被写体であると判定できる場合は、それらの
平均値を採用する。
【0081】前述した図19のステップS103におけ
る所定エリアは、第2の実施形態と同様に予め決められ
ている優先度の高い測距ポイントのグループである、若
しくは、この所定エリアは図23に示すように、同一被
写体に対応する隣接する複数の測距ポイントであっても
よい。
【0082】このように実際に撮影する撮影者に対応す
る過去の測距ポイント選択データを参照するので、複数
の人間が使用する場合に撮影者毎のデータが取得でき
ず、混在して、測距ポイント選択の的中率が低下するの
を防止することができる。
【0083】また撮影者が、図22に示すような構図の
端の方に主要被写体が存在する特定の撮影画面を好んで
撮影するような癖を有する場合に、それに合った測距を
行うことができる。
【0084】尚、前述した実施形態では、撮影者を特定
するために指紋照合という方法を用いたが、これに限定
されるものではなく、以下の方法を用いても実現するこ
とができる。
【0085】(1)撮影者がカメラに設けられた操作釦
により、パスワードを入力して判別する。つまり、ID
番号の入力と共に撮影者毎に固有に定められたパスワー
ドを入力して判別する。
【0086】(2)視線検出機能を搭載するカメラにお
いて、視線検出におけるキャリブレーションデータに対
応の入力を流用する。
【0087】また、測距ポイント選択データ(EEPR
OM1e内)は、工場出荷時にはクリアされており、撮
影者がIDを登録してからデータ蓄積が開始される。
【0088】従って、最初のデータ蓄積量が少ない期間
は、ほぼ全測距ポイントについて測距することになる。
【0089】この場合、データ蓄積を開始してからしば
らくの期間は、測距時間が長くなってしまう問題があ
る。
【0090】このような問題を解決するために、工場出
荷時にはEEPROM1e内に統計的調査による初期デ
ータを書き込む。そして撮影者がカメラを使うに従っ
て、測距ポイント選択データは、初期データに対して加
算されて蓄積されていく。
【0091】この場合、EEPROM1e内の測距ポイ
ント選択データは、頻度の代わりに頻度の全体数に対す
る比率を使用する。たとえば、図20において、ID番
号はNo.1、ズーム位置はZ0、力メラ横位置の時、
測距ポイントaのデータd10aとして、 d10a=n10a/(n10a+n10b+…+n10
o) を計算してメモリする。
【0092】以上にようにすれば、測距ポイント選択デ
ータ(比率)は、撮影回数の増加に従い初期データに対
して加算されて蓄積されていくことになる。このように
カメラを使いはじめた初期においても測距時間が長くな
ることはない。
【0093】以上説明した各実施形態によれば、主要被
写体の存在確率が高い測距ポイントから順に測距し採用
するので、全ての測距ポイントについて測距演算を行い
選択する場合に比較して、測距演算によるタイムラグは
大幅に減少する。
【0094】通常の測距動作における支配的なタイムラ
グは測距演算であるので、タイムラグ削減の効果は大き
い。
【0095】また、演算速度が高速だが高価なハードウ
エアを使用しないので、兼価なカメラ等の装置に採用す
ることができる。
【0096】次に、図24には本発明の測距装置を適用
した一眼レフレックスカメラの断面構成を示す。
【0097】撮影レンズ62を通過した被写体からの光
束はメインミラー63により反射又は透過される。この
メインミラー63で反射された光束は、ファインダ64
に導かれ、メインミラー63を透過した光束は、サブミ
ラー65で反射されてカメラボディ60の下部に設けら
れた焦点検出部61に導かれる。
【0098】この焦点検出部61は位相差検出方式によ
り焦点を検出するものであり、撮影レンズ62を通過し
た光束を絞り込む視野マスク(Sマスク)67と、赤外
カットフィルタ68と、光束を集めるためのコンデンサ
レンズ(Cレンズ)69と、光束を全反射する全反射ミ
ラー70と、光束を制限する瞳マスク71と、光束をC
MOSエリアセンサ73上に再結像させる再結合レンズ
(Sレンズ)72とから構成される。
【0099】図25は、上記した焦点検出部61の斜視
図であり、瞳マスク71の後方には被写体からの光束を
通すためのSレンズ72が設けられている。
【0100】このようにして、AFエリアセンサ73上
に分割された2像が再結合され、AFエリアセンサ73
からセンサデータに変換されて出力される。そして、マ
イコンによりA/D変換された後、複数の測距ポイント
について、公知の焦点検出演算がなされる。
【0101】次に図26には、第5の実施形態として、
スーパーコンビネーションAFと称されるオートフォー
カス技術による測距部の概略的な構成を示し、この測距
部を搭載したカメラについて説明する。
【0102】図26(a)は、被写体81をプリ発光に
より被写体位置を検出する方式の測距を行う構成例を示
している。
【0103】まず、発光制御回路83の制御によりスト
ロボ84から補助光を被写体81に投光し、その反射信
号光は、2つの受光レンズ85a,85bへ入射して、
それぞれ2つのエリアセンサ86a,86bに入射す
る。
【0104】これらのエリアセンサ86a,86bは、
被写体像を受像して光電変換し、それらの出力はA/D
変換回路87でA/D変換されて、各画素のディジタル
値が演算制御回路(CPU)88に入力される。
【0105】また、これらのエリアセンサ86a,86
bには、定常光除去回路89が接続されており、演算制
御回路88の制御により、撮影画面から定常的に入射す
る直流的な光の信号は除去され、ストロボ84からのパ
ルス光(補助光)のみが出力信号として得られるように
なっている。
【0106】従って、定常光除去回路89を作動させた
状態で、反射信号光をエリアセンサ86a,86b上に
受光させると、その受光面には、図26(b)に示すよ
うな黒の部分からなる像86a(86b)を結ぶことに
なる。このようなエリアセンサ上に結像された像のパタ
ーンの分析は、演算制御回路88内のパターン制御部9
1によって行い、例えば、像パターンが人間の形である
と判定されれば、これを主要被写体と考えることができ
る。この像のパターンの分析は、パターン制御部91に
組み込まれたソフトウエアによって実現される。また演
算制御回88には、パターンされた音声によりユーザに
知らせる撮影に関する情報やカメラの状態を音声発生部
90が接続されている。
【0107】図27に示すフローチャートを参照して、
上記測距部による測距について説明する。
【0108】まず、測距を実施するに先立って、投光制
御回路83の制御によりストロボ84をプリ発光させ
て、被写体81に補助光を投光し、その反射信号光をエ
リアセンサ86a,86bに入射する。その時、定常光
除去回路89を作動させて、エリアセンサ86a,86
bに結像した反射信号光から定常光を除去して反射信号
光の像信号のみを取り出す(ステップS111)。
【0109】そして、A/D変換回路87でA/D変換
された像信号を演算制御回路88に入力して、ソフトウ
エアによってエリアセンサ86a,86b上に結像され
た像パターンの分析を行う(ステップS112)。
【0110】この分析された像パターンが人物の形状等
であり、主要被写体か否かを判定する(ステップS11
3)。この判定で、像パターンが主要被写体と判定でき
なかった、即ち主要被写体の位置が特定できなかった場
合には(NO)、第1乃至第3の実施形態の被写体の存
在確率の高い画面内の領域を重点的に測距する(ステッ
プS114)。
【0111】そして演算制御回路88が予め記憶する発
音信号パターンの中から、主要被写体の位置や、測距を
行い採用した測距ポイントの順番等を示すパターンを選
択して、音声発生部90から発音パターン1(音声)に
よりユーザに知らせる(ステップS115)。
【0112】一方、上記ステップS113の判定で、像
パターンが主要被写体と判定された場合(YES)、像
パターンを形成する像信号(光信号)の強弱及び十分な
コントラストか否かにより、測距をアクティブ方式で行
うかパッシブ方式で行うかを判別(ステップS11
6)。
【0113】この判定で、像信号(光信号)により充分
なコントラストが得られない場合には(YES)、アク
ティブ方式による測距を選択する。従って、再度、スト
ロボ84から測距用光を被写体81に照射して、定常光
除去回路89を作動させて、エリアセンサ86a,86
bに結像した反射信号光から定常光を除去して反射信号
光の像信号のみを取り出す(ステップS117)。そし
て、プリ発光により求められた主要被写体位置に対し
て、重点的にアクティブ方式の測距を行なう(ステップ
S118)。
【0114】そして、記憶された発音パターンの中か
ら、主要被写体の位置が特定され、及びアクティブ方式
の測距を選択して、音声発生部90から発音パターン3
(音声)によりユーザに知らせて(ステップS11
9)、リターンする。
【0115】一方、上記ステップS116の判定で、像
信号が弱いと判断された場合には(NO)、すでに求め
られた主要被写体位置の像信号を重点的に用いたパッシ
ブ方式による測距を行なう(ステップS120)。
【0116】そして、発音パターンの中から、主要被写
体の位置が特定され、及びアクティブ方式の測距を選択
して、音声発生部90から発音パターン2(音声)によ
りユーザに知らせて(ステップS121)、リターンす
る。
【0117】よって本実施形態によれば、これらの測距
方式、または主要被写体の判別の可否に従って、制御処
理部1が発音パターン(音声)を選択すれば、設定され
ている撮影条件等がユーザにわかりやすく安心感があ
る。このスーパーコンビネーションAFの特徴をアピー
ルしながら安心感のある測距ができるカメラが提供でき
る。
【0118】尚、このスーパーコンビネーションAF
は、アクティブ方式とパッシブ方式で単にハイブリッド
的に組み合わせたのではなく、2つの方式を用いて主要
被写体検知まで行っていため称されている。
【0119】以上述べたように、過去における撮影画面
内の主要被写体の位置と撮影頻度の関係を記憶してお
き、これに基づいて測距ポイントの選択処理を行うの
で、タイムラグの少なく正確なピント合わせが可能な使
い勝手のよい測距装置を提供することが可能となる。
【0120】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0121】(1)複数領域の測距を行う測距手段と、
この測距手段による過去の測距動作において、各測距領
域が選択された頻度を記憶する記憶手段と、カメラの動
作条件を判別する動作条件判別手段と、カメラの操作者
を判別する操作者判別手段と、上記記憶手段による出力
結果、上記動作条件判別手段による判別結果及び上記操
作者判別手段による判別結果に基づいて、上記測距手段
が測距を行う領域の優先順位を決定する優先順位決定手
段と、を具備することを特徴とするカメラ。
【0122】(2)上記動作条件判別手段は、カメラの
姿勢と撮影光学系の焦点の少なくとも一方を判別するこ
とを特徴とする上記(1)項に記載のカメラ。
【0123】(3)上記操作者判別手段は、指紋により
操作者を判別することを特徴とする上記(1)項に記載
のカメラ。
【0124】(4)上記操作者判別手段は、レリーズ釦
に設けられていることを特徴とする上記(1)項に記載
のカメラ。
【0125】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、簡
単な操作で、広範囲な測距領域においてタイムラグを増
大させることなく、主要被写体にピント合わせできる測
距装置を搭載するカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラに係る第1の実施形態に係るカ
メラの概略的な構成例を示す図である。
【図2】図1に示したAFエリアセンサの内部構成例を
示す図である。
【図3】撮影におけるメインルーチンについて説明する
ためのフローチャートである。
【図4】外光パッシブ方式による測距光学系の概念的な
構成を示す図である。
【図5】第1の実施形態における撮影画面配置された測
距ポイントを示す図である。
【図6】第1の実施形態における測距ルーチンについて
説明するためのフローチャートである。
【図7】第1の実施形態に用いられる測距ポイント採用
頻度データ例を示す図である。
【図8】撮影画面内の測距ポイントの配置例を示す図で
ある。
【図9】第2の実施形態に係るカメラにおける撮影画面
に配置された測距ポイント例を示す図である。
【図10】第2の実施形態における測距ルーチンについ
て説明するためのフローチャートである。
【図11】撮影者毎のカメラ姿勢と測距ポイントとの関
係を示す図である。
【図12】カメラ姿勢の縦横位置における測距ポイント
の配置例を示す図である。
【図13】第3の実施形態に係るカメラに搭載する指紋
検出部の具体的な構成例を示す図である。
【図14】指紋検出部が組み込まれたカメラのレリーズ
釦の構成例を示す図である。
【図15】第3の実施形態に係るカメラの外観構成を示
す図である。
【図16】第3の実施形態における指紋照合処理ルーチ
ンについて説明するためのフローチャートである。
【図17】指紋照合処理サブルーチンについて説明する
ためのフローチャートである。
【図18】登録処理サブルーチンについて説明するため
のフローチャートである。
【図19】次に、図19に示すフローチャートを参照し
て、第3の実施形態における測距について説明する。
【図20】測距ポイント採用頻度データ表の一例を示す
図である。
【図21】測距ポイント採用頻度データにおけるのn1
0cを横軸(距離1/L)、縦軸(頻度)でグラフ化し
た図である。
【図22】構図の端の方に主要被写体が存在する撮影画
面である。
【図23】撮影画面において、被写体を複数の測距ポイ
ントからなるエリアで測距を行う例について示す図であ
る。
【図24】本発明の測距装置を適用した一眼レフレック
スカメラの断面構成を示す図である。
【図25】図24に示した焦点検出部の斜視図である。
【図26】スーパーコンビネーション・オートフォーカ
ス技術を用いた測距部について説明するための図であ
る。
【図27】スーパーコンビネーション・オートフォーカ
ス技術について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…制御部(マイクロコンピュータ) 1a…中央処理装置(CPU) 1b…ROM 1c…RAM 1d…A/Dコンバータ 1e…EEPROM 2…AFエリアセンサ 2a…受光素子群 2b…受光信号処理回路 2c…定常光除去部 3…フォーカスレンズ駆動部 4…フォーカスレンズ 5…フォーカスレンズエンコーダ 6…測光用受光素子 7…測光部 8…シャッタ駆動部 9…ストロボ発光部 10…ストロボ回路部 11…ファインダ表示部 12…カメラ表示部 13…表示回路部 14…ズームレンズ 15…ズームレンズ駆動部 16…フィルム給送部 17…ファーストレリーズスイッチ(1RSW) 18…セカンドレリーズスイッチ(2RSW) 19…ズームアップスイッチ(ZUSW) 20…ズームダウンスイッチ(ZDSW) 21…姿勢検出部 22…指紋検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H011 AA01 BA01 BA21 BB02 CA01 CA21 DA00 EA04 2H051 BA02 BB01 CB23 DA03 DA04 DA08 DA10 DA15 DA18 EB13 EB20 GB12 GB15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数領域の測距を行う測距手段と、 この測距手段による過去の測距動作において、各測距領
    域が選択された頻度を記憶する記憶手段と、 この記憶手段の出力結果に基づき、上記測距手段が測距
    を行う領域の優先順位を決定する優先順位決定手段と、
    を具備し、 上記測距手段は、上記優先順位決定手段の出力結果に基
    づき、測距を行うことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 さらに、カメラの動作条件を判別する動
    作条件判別手段を具備し、 上記優先順位決定手段は、上記動作条件判別手段の出力
    結果に基づき、上記測距手段が測距を行う領域の優先順
    位を決定することを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 さらに、操作者を判別する操作者判別手
    段を具備し、 上記優先順位決定手段は、上記操作者判別手段の結果に
    基づき、上記測距手段が測距を行う領域の優先順位を決
    定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011061465A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Canon Inc 電子機器及びその制御方法
JP2013054375A (ja) * 2012-11-01 2013-03-21 Casio Comput Co Ltd カメラ、カメラ制御プログラム及びカメラ制御方法

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