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JPH0517105A - 過酸化水素水の精製方法 - Google Patents

過酸化水素水の精製方法

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JPH0517105A
JPH0517105A JP3331065A JP33106591A JPH0517105A JP H0517105 A JPH0517105 A JP H0517105A JP 3331065 A JP3331065 A JP 3331065A JP 33106591 A JP33106591 A JP 33106591A JP H0517105 A JPH0517105 A JP H0517105A
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hydrogen peroxide
acid
exchange resin
peroxide solution
anion exchange
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JP3331065A
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Shujiro Shiga
周二郎 志賀
Yasumi Sawakuri
安美 澤栗
Koji Kabasawa
公二 椛沢
Tatsuya Momobayashi
達也 桃林
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B15/00Peroxides; Peroxyhydrates; Peroxyacids or salts thereof; Superoxides; Ozonides
    • C01B15/01Hydrogen peroxide
    • C01B15/013Separation; Purification; Concentration
    • C01B15/0135Purification by solid ion-exchangers or solid chelating agents

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】pHが1.5 〜5.0 、過酸化水素濃度が10〜60
wt% であり、微量のアニオン性不純物を含有する原料過
酸化水素を、重炭酸塩型または炭酸塩型アニオン交換樹
脂を用い、かつ水中の酸解離指数pKa が5以下の酸また
はその塩を、0.1〜5ミリ等量/l−過酸化水素水で
連続的にまたは半連続的に添加しつつアニオン性不純物
を除去することを特徴とする過酸化水素水の精製方法。 【効果】過酸化水素水中に含有されるアニオン性不純物
の除去に際して、アニオン中の強酸根の除去率を低下さ
せずに重炭酸塩型または炭酸塩型アニオン交換樹脂によ
る過酸化水素の分解を抑制し、安全かつ安価に高純度過
酸化水素水を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過酸化水素水に含有さ
れる微量のアニオン性不純物の除去を高度の安全性を確
保しつつ、安価に実施する過酸化水素水の精製方法に関
し、電子工業向け等の高純度過酸化水素水の製造に有用
である。
【0002】
【従来の技術】電子工業向け過酸化水素水の必要とする
純度は、DRAM集積度の向上と共に高くなってきた。
最近の必要とされる品質は、金属不純物含有量は数pp
bまで、酸根不純物含有量は多くても数10ppbまで
である。過酸化水素水それ自身は比較的安定な化合物
で、純度が高い場合は分解抑制の安定剤を必要としな
い。しかしながら、現状では過酸化水素水はアルキルア
ントラキノン自動酸化法で製造されるため、過酸化水素
水中に微量の金属不純物を含んでおり、幾分不安定であ
る。
【0003】特開平1−153509号公報には、キレ
ート剤をあらかじめ吸着させたアニオン交換樹脂により
過酸化水素水を処理する方法が記載されている。キレー
ト性化合物は接触分解作用を有する溶解金属化合物に配
位することにより、金属化合物を安定化しその活性を抑
制すると言われる。この安定剤を原料中に添加する場合
は、高純度製品中に残すことができないので、改めて既
存の精製系によって除去する必要がある。同公報に記載
されている4種の金属イオンの除去に関するかぎりは満
足すべきものである。しかしキレート剤として、例えば
エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸
(NTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)
等を用いた場合その解離指数pKa は第1段階解離が、
それぞれ2.0、1.9、2.1となっている(改訂2
版化学便覧基礎編II、日本化学会編、丸善、197
5、p.993)が、これに対する燐酸の第1段階解離
の解離指数は2.15で殆ど同一であり、キレート剤が
燐酸に対する弱酸になっていないために、燐酸根除去が
困難である。また、キレート剤の官能基に対する割合が
1:1以下の場合はその官能基置換方法では残余の対イ
オンは塩素イオンであり、希薄燐酸根の置換には不適当
な対イオンである。
【0004】特公昭35−16677号公報では、重炭
酸塩型アニオン交換樹脂からは炭酸ガスのみ発生すると
記載されているが、発生ガスの組成分析で酸素ガスを検
出したので過酸化水素分解接触作用もあると考えられ、
また炭酸塩型でも著しいガス発生がみられ、過酸化水素
水の安全な精製に際して問題がある。重炭酸塩型強塩基
性アニオン交換樹脂が過酸化水素水中の金属アニオンの
除去に有利であることは、米国特許第3,297,40
4号及び特公昭35−16677号公報に既に記載があ
る。しかし上記した過酸化水素水の通液量に伴う分解活
性の増大には触れられていない。また米国特許第3,2
94,488号にはカルボン酸根の除去の目的に重炭酸
塩型強塩基性アニオン交換樹脂が有用であることが記載
されているが、やはり分解活性の増大については記載さ
れていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の現状
に鑑み、過酸化水素水中に含まれる微量アニオンの徹底
的除去のために重炭酸塩型あるいは炭酸塩型アニオン交
換樹脂を使用するに当たり、該微量アニオン中の強酸根
の除去率を低下させずに、過酸化水素処理量と共に増大
する該アニオン交換樹脂の過酸化水素分解能を抑制し、
過酸化水素の分解による酸素発生の少ない過酸化水素水
の高度な精製方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、重炭酸塩型ま
たは炭酸塩型アニオン交換樹脂を用いて過酸化水素水中
に含有される微量のアニオン性不純物を除去するに際し
て、酸またはその塩を過酸化水素水に添加しつつイオン
交換を行うと過酸化水素の分解が抑制されることを見出
し本発明を完成したものである。即ち、pHが1.5〜
5.0、過酸化水素濃度が10〜60wt%であリ、ア
ニオン性不純物を含有する過酸化水素水を、重炭酸塩型
または炭酸塩型アニオン交換樹脂を用い、かつ水中の酸
解離指数pKa が5以下の酸またはその塩を0.5〜5
ミリ等量/l−過酸化水素水(以後ミリ等量/l−過酸
化水素水をmeq/l−HPOと記す)で、連続的にま
たは半連続的に添加しつつアニオン性不純物を除去する
ことを特徴とする過酸化水素水の精製方法であり、前記
精製方法において過酸化水素水を連続的にアニオン交換
樹脂に通過せしめて精製を連続的に実施する過酸化水素
水の連続的精製方法である。
【0007】本発明で用いるアニオン交換樹脂は、イオ
ン交換性および当該高純度過酸化水素水の洗浄対象のシ
リコーンウエハー等に痕跡を残さない等の理由で重炭酸
塩型あるいは炭酸塩型であることが望ましい。さらに重
炭酸塩型または炭酸塩型アニオン交換樹脂は強塩基性ア
ニオン交換樹脂であることがアニオン交換樹脂の除去精
製に一層好適である。
【0008】本発明で用いる酸あるいはその塩(以下分
解抑制剤と省略することがある)は酸解離指数pKaが
5以下であり、過酸化水素の分解を防止する安定化効果
上キレート性化合物であることがより好ましい。過酸化
水素と反応する酸あるいは分解を促進する酸は除外され
る。具体的には無機酸としては塩酸、亜塩素酸、フッ
酸、硝酸、ホスフィン酸、ホスホン酸、リン酸、二リン
酸、トリポリリン酸さらにキレート試薬としてアミノト
リス(メチレンホスホン酸)、ニトリロトリ(メチレン
ホスホン酸)、ヒドロキシエチリデンジホスホン酸、エ
チレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、 ジエチ
レントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)などが好
適であり、有機酸としては蟻酸、酢酸、クロロ酢酸、シ
アノ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、フルオロ酢
酸、ブロモ酢酸、ヨード酢酸、乳酸、2−クロロプロピ
オン酸、クエン酸、酒石酸、アミノ安息香酸、クロロ安
息香酸、ジクロロ安息香酸、ニトロ安息香酸、ジニトロ
安息香酸、サルチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、o−
フルオロ安息香酸、ジフルオロ安息香酸、o−ブロモ安
息香酸、o−ヨード安息香酸、フェノキシ酢酸、ベンゼ
ンジカルボン酸さらにキレート試薬として各種酢酸誘導
体例えばシクロヘキサンジアミン四酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸、エチレンジアミン四酢酸(以後EDT
Aと記す)、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒド
ロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸
などが好適である。これらの中でも特に、硝酸、硫酸、
リン酸、アミノトリス(メチレンホスホン酸)、蟻酸、
酢酸、トリクロロ酢酸、p-ヒドロキシ安息香酸、EDT
Aなどがより好適である。
【0009】過酸化水素水(以後HPOと略することが
ある)に添加する酸あるいはその塩の添加量は0.1〜
5meq/lHPOの範囲の値が通常好ましく、さらに
0.2〜4meq/l−HPOの値がより好ましい。こ
こでmeqはミリ等量であり、イオン交換樹脂に対する
酸あるいは塩基との交換容量を意味する。過酸化水素水
の連続精製に際して、これより低濃度では過酸化水素分
解速度上昇傾向があり、他方高濃度では添加化合物がア
ニオン交換樹脂交換性の場合は金属イオン交換能を急速
に減退させる。強酸を選ぶときは、イオン交換樹脂に対
するイオンの交換序列が上位にあるため、金属アニオン
が再交換するのを困難にするので、できるだけ微量であ
ることが好ましい。
【0010】本発明の過酸化水素水の精製方法は連続式
でもバッチ式でも実施することができる。過酸化水素水
中の微量金属不純物はカチオンで存在するものと、主に
オキソ錯イオン形のアニオンで存在するものと二通りあ
る。カチオン交換樹脂ではほとんど過酸化水素水の接触
分解作用は示さないので、カチオン交換樹脂とアニオン
交換樹脂にその順序あるいは逆の順序で過酸化水素水を
通せば、金属不純物の除去および上記酸根不純物の除去
を行うことができ精製の目的を達することができる。過
酸化水素水を連続的にイオン交換樹脂に通過せしめて精
製を連続的に実施することは、安定操業上また経済的に
も好ましい方法である。分解抑止剤の添加は精製法の如
何に関わらず連続式あるいは半連続式に供給することが
好ましい。強酸によって活性が損なわれ金属の交換能が
失われたときは、アニオン交換樹脂はそのまま使い捨て
てもよいが再生による再使用が望ましい。再生は通常の
方法、即ち該アニオン交換樹脂をカ性アルカリにより水
酸根を酸根と交換し、次に水酸根を重炭酸根に交換する
ため水中において炭酸ガスで飽和状態になるまで吸収さ
せる。
【0011】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はこれらに限
定されるものでない。尚本実施例、 比較例で用いたイオ
ン交換樹脂、過酸化水素、分析法等は以下に示す通りで
ある。 (1)実施例および比較例には、表1に示したアニオン
交換樹脂の重炭酸塩型およびキレート樹脂のH型を用い
た。
【0012】
【表1】
【0013】 *1 meq/ml−R(Rは以後イオン交換樹脂の略
称である) *2 gCu/l−R(H型) D:デュオライトA−378、デュオライト・インター
ナショナル社製 X:デュオライトA−109、デュオライト・インター
ナショナル社製 Y:デュオライトA−132、デュオライト・インター
ナショナル社製 P:デュオライトC−467、デュオライト・インター
ナショナル社製
【0014】(2)中性塩分解容量の測定 市販アニオン交換樹脂の中性塩分解容量、弱塩基交換容
量及びその和である総交換容量を常法(ダイヤイオン
DAIAION、イオン交換樹脂マニュアル[I]、
[改訂版]、三菱化成工業(株)、昭和50年再版発
行、p95−99)に準じて、以下の方法で測定した。
アニオン交換樹脂10mlを、10mlメスシリンダー
で正確に計りとり、純水を用いてカラムに詰め、NaC
l 5%を含む0.5N−NaOH 100mlをSV
10で1時間流し、純水50mlをSV10で0.5時
間流してから、2N−NaOH 200mlをSV10
で2時間流して、基準形樹脂のOH型にしたのち、純水
200mlをSV20で1時間流し、流出液がフェノ
ールフタレイン指示薬で着色しなくなるまで水洗する。
次に、5%NaCl 200mlをSV10で2時間流
し、この流出液の全量をブロモチモールブルー指示薬を
用いて、1N−HCl溶液で滴定し、中性塩分解容量
(meq/ml−R)を{(N−HCl滴定ml)×
(HCl力価)}÷(Vml)で算出する。引続き、カ
ラム中の樹脂に、純水50mlをSV10で0.5時間
流し、0.2N−HCl 100mlをSV10で1時
間流した後、メタノール 50mlをSV10で0.5
時間流して、樹脂層を洗浄し、更に樹脂層中に残留する
液を空気により押しだし、これらの流出液(0.2N−
HCl液+洗浄液+押しだし液)の全量をブロモチモー
ルブルー指示薬を用いて、1N−NaOH溶液で滴定
し、弱塩基交換容量(meq/ml−R)を{20×
(HCl力価)−(N−NaOH滴定ml)×(NaO
H力価)}÷(Vml)で算出する。ここで、Vmlは
空気で押しだした後の樹脂を、10mlメスシリンダー
に移して求めたTamped Volume(Cl型)
である。そして、総交換容量(meq/ml−R)は、
中性塩分解容量と弱塩基交換容量とを加えて求める。
【0015】(3)酸素発生速度の測定 過酸化水素分解活性を示す酸素発生速度(N−ml/s
・l−R)は、イオン交換樹脂塔で発生したガスを気液
分離塔で分離し、発生ガス量を飽和食塩水で満たしたビ
ュレットで手動計測あるいはサーマルマスフローメータ
ーで自動計測し、O2 、N2 およびCO2 の組成をガス
クロマトグラフを用いて分析し、標準状態(0℃)に換
算して求めた。
【0016】(4)使用過酸化水素水の分析値 本発明の実施例において2種類のグレードの過酸化水素
水を用いた。分析値を表2に示す。
【0017】
【表2】
【0018】*正リン酸+アミノトリス(メチレ
ンホスホン酸)のリン酸換算値。 **正リン酸。 * および**については、以下の各表に
ついて同様である。 A:Aの過酸化水素水を以下高純度過酸化水素水という
ことがある。 B:Bの過酸化水素水を以下低純度過酸化水素水という
ことがある。
【0019】実施例1 2lガラスビーカーに、純度の高い過酸化水素水Aを2
l入れ、分解抑制剤としてそれぞれp−ヒドロキシ安息
香酸(pKa =4.6)を0.25、0.5、1.0m
eq/l−HPO添加し、強塩基性アニオン交換樹脂X
をそれぞれ5ml入れて、温度25℃で20時間浸漬撹
拌した。この場合の過酸化水素水量は、後述の実施例7
以降での通液量400l−HPO/l−Rに相当する。
次に、100メッシュポリエチレンネットで捕集した強
塩基性アニオン交換樹脂Xの5ml及び分解抑制剤をそ
れぞれ添加した新たな過酸化水素水aの50mlを、内
径40mmのテフロン製円筒型気密容器に入れて温度3
0℃における酸素発生速度を測定した。p−ヒドロキシ
安息香酸には優れた安定化効果がある。その結果を表3
に示す。
【0020】
【表3】 ────────────────────────────────── p−ヒドロキシ安息香酸添加量(meq/l-HPO) 0.25 0.5 1.0 p−ヒドロキシ安息香酸添加後のpH 3.2 3.1 2.9 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.46 0.13 0.003 ──────────────────────────────────
【0021】実施例2 実施例1の実験において分解抑制剤を酢酸(pKa =
4.8)1.0meq/l−HPOにかえて測定を行な
った。その結果を表4に示す。
【0022】
【表4】 ────────────────────────────────── 酢酸添加量(meq/l-HPO) 1.0 酢酸添加後のpH 3.1 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.58 ──────────────────────────────────
【0023】実施例3 実施例1の実験において分解抑制剤をEDTA・2Na
(pKa =2.8)に代え、添加量を1.0、2.0、
4.0meq/l−HPOと変化させて測定を行った。
その結果を表5に示す。
【0024】
【表5】 ────────────────────────────────── EDTA・2Na添加量(meq/l-HPO) 1.0 2.0 4.0 EDTA・2Na添加後のpH 3.2 3.3 3.4 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 2.10 1.60 0.01 ──────────────────────────────────
【0025】実施例4 実施例1の実験において分解抑制剤を蟻酸(pKa =
3.8)に代え、添加量を3.0meq/l−HPOと
して測定した。酸素発生速度は0.26であり、実施例
2との差は有機酸による分解活性の抑制効果である。蟻
酸はEDTA・2Naとほぼ同程度の分解抑制効果が認
められた。その結果を表6に示す。
【0026】
【表6】 ────────────────────────────────── 蟻酸添加量(meq/l-HPO) 3.0 蟻酸添加後のpH 2.4 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.26 ──────────────────────────────────
【0027】実施例5 実施例1の実験において分解抑制剤をトリクロル酢酸
(pKa =0.1)に代えて、添加量を1.0meq/
l−HPOにして測定した。その結果を表7に示す。
【0028】
【表7】 ────────────────────────────────── トリクロル酢酸添加量(meq/l-HPO) 1.0 トリクロル酢酸添加後のpH 2.1 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.29 ──────────────────────────────────
【0029】実施例6 実施例1の実験において分解抑制剤を無機酸である硫酸
(pKa =1.9)1.0meq/l−HPO、硝酸
(pKa =−1.8)1.0meq/l−HPO、正燐
酸(pKa =2.2)2.0meq/l−HPOに各々
かえて測定した。その結果を表8に示す。
【0030】
【表8】
【0031】実施例7 内径40mmのテフロン製円筒に強塩基性アニオン交換
樹脂Xを50mlを充填したイオン交換樹脂塔に、温度
25℃、SV=11.5で燐酸系分解抑制剤(pKa =
約1.5)を添加した低純度過酸化水素水Bを通した。
初期発生速度は0.2程度である。酸素発生速度が後述
の比較例1に比較して低くかつ処理量と共に減少するこ
とが明らかとなった。破過点は約900l−HPO/l
−Rでほぼ総交換容量に対応する塩基点が総リン酸塩と
交換したときの通液量である。その結果を表9に示す。
【0032】
【表9】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 500 800 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.4 0.3 0.1 過酸化水素含量(%) 35.2 35.2 35.2 無機リン酸**(ppm) 0.1 0.1 0.7 遊離酸 (ppm) 2 2 3 pH 4.1 4.2 4.2 Al (ppb) 1 1 1.3 Fe (ppb) 0.4 0.4 0.4 ──────────────────────────────────
【0033】実施例8 実施例7と同様にして、強塩基性アニオン交換樹脂Xに
分解抑制剤としてアミノトリス(メチレンホスホン酸)
(pKa =約1.5)を3.2meq/l−R添加した
純度の高い過酸化水素水Aを通した。初期発生速度は約
0.2である。破過点は約600l−HPO/l−Rで
ほぼ総交換容量に対応する塩基点が総リン酸塩と交換し
たときの通液量であった。その結果を表10に示す。
【0034】
【表10】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 500 800 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.6 0.5 0.01 過酸化水素含量(%) 31.5 31.5 31.5 無機リン酸** (ppm) 0.2 0.4 20 遊離酸 (ppm) 4 5 15 pH 3.9 3.6 2.7 Al (ppb) 1 2 2 Fe (ppb) 0.4 0.5 0.5 ──────────────────────────────────
【0035】実施例9 実施例7の実験と同様にして、強塩基性アニオン交換樹
脂Xに分解抑制剤としてアミノトリス(メチレンホスホ
ン酸)(pKa =約1.5)1.6meq/l−Rと硝
酸(pKa=−1.8)0.3meq/l−Rの混合物
を純度の高い過酸化水素水Aに添加して通した。酸素発
生速度が殆どゼロになった所で分解抑制剤を添加してい
ない過酸化水素Aのみに切り換えた。 初期発生速度は
0.1程度である。破過点は約900l−HPO/l−
Rでほぼ総交換容量に対応する塩基点が総リン酸塩と交
換したときの通液量である。更に、酸素発生速度が殆ど
ゼロになった所、即ちイオン交換樹脂の中和が完全に終
わった後の通液量1400−HPO/l−R、混合分解
抑制剤の供給を停止したが、分解活性の回復はなかっ
た。その結果を表11に示す。
【0036】
【表11】 ────────────────────────────────── 通液量 (l-HPO/l-R) 200 500 800 1300 1700 2100 混合分解抑制剤有無 有 有 有 有 無 無 酸素発生速度 0.5 0.5 0.2 <0.01 <0.01 <0.01 (N-ml/s・l-R) 過酸化水素含量(%) 31.5 31.5 31.5 31.5 31.5 31.5 無機リン酸**(ppm) <0.1 0.1 0.2 11 1.0 0.2 硝酸 (ppm) 0.1 0.3 0.4 15 10 9 遊離酸 (ppm) 3 5 6 46 16 10 pH 3.9 4.0 3.6 2.2 2.7 3.1 Al (ppb) 1 1 1 2 2 1 Fe (ppb) 0.4 0.4 0.4 0.5 0.5 0.5 ──────────────────────────────────
【0037】実施例10 実施例7の実験と同様にして、アニオン交換樹脂をDに
かえて、分解抑制剤としてアミノトリス(メチレンホス
ホン酸)(pKa =約1.5)3.2meq/l−HP
Oを添加した純度の高い過酸化水素水Aを通した。その
結果は下記のとおりである。弱塩基性アニオン交換樹脂
Dに変えた場合の初期発生速度は殆どゼロである。酸素
発生速度が実施例8の約1/20と極端に少なかった。
破過点は約300l−HPO/l−Rでほぼ中性塩分解
容量に対応する塩基点が総リン酸塩と交換したときの通
液量であった。その結果を表12に示す。
【0038】
【表12】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO /l-R) 200 500 800 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.05 0.01 <0.01 過酸化水素含量(%) 31.5 31.5 31.5 無機リン酸**(ppm) 0.5 14 17 遊離酸 (ppm) 2 4 20 pH 4.5 3.7 3.1 Al (ppb) 1 1 1 Fe (ppb) 0.1 0.3 0.3 ──────────────────────────────────
【0039】実施例11 実施例7の実験と同様にして、強塩基性アニオン交換樹
脂Xに分解抑制剤としてアミノトリス(メチレンホスホ
ン酸)(pKa =約1.5)の1.6meq/l−HP
O添加した低純度過酸化水素水Bを通した。 アミノト
リス(メチレンスルホン酸)を添加した低純度過酸化水
素水Bの初期発生速度は約0.05である。200l−
HPO/l−Rにおける酸素発生速度が実施例7の約1
/2に減少した。その結果を表13に示す。
【0040】
【表13】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 500 800 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.2 0.25 0.1 過酸化水素含量(%) 35.2 35.2 35.2 無機リン酸**(ppm) 0.2 1.5 5.0 遊離酸 (ppm) 2 2 7 pH 4.2 4.1 3.8 Al (ppb) 1 1 2 Fe (ppb) 0.1 0.2 0.2 ──────────────────────────────────
【0041】実施例12 実施例7の実験と同様にして、強塩基性アニオン交換樹
脂Xに分解抑制剤として硫酸(pKa =1.9)を1.
0meq/l−R添加した純度の高い過酸化水素水Aを
通し、その通液途中で未だ有効イオン交換樹脂が残存し
ているときに、分解抑制剤を添加していない過酸化水素
水Aのみに切り換えた。初期発生速度は0.2程度であ
る。破過点は約500l−HPO/l−Rであった。さ
らにこの実験の通液途中で、未だ有効イオン交換樹脂が
約1/5残存しているときの通液量1100l−HPO
/l−Rで、分解抑制剤の供給を中止した所、分解活性
は通液量あるいは時間に対し直線的に増加した。その結
果を表14に示す。
【0042】
【表14】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 500 800 1100 1200 分解抑制剤有無 有 有 有 有 無 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.3 0.3 0.2 0.05 0.15 過酸化水素含量(%) 31.5 31.5 31.5 31.5 31.5 無機リン酸**(ppm) <0.1 <0.1 <0.1 0.3 0.2 硫酸 (ppm) 0.1 0.1 0.2 4 0.5 遊離酸 (ppm) 3 4 7 11 11 pH 3.9 3.8 3.7 3.1 3.5 Al (ppb) 1 2 5 90 50 Fe (ppb) 0.4 0.4 0.5 1 1 ──────────────────────────────────
【0043】実施例13 実施例7の実験と同様にして、強塩基性アニオン交換樹
脂Xに分解抑制剤として硝酸(pKa =−1.8)を
1.0meq/l−R添加した純度の高い過酸化水素水
Aを通し、酸素発生速度が殆どゼロになった所で、分解
抑制剤を添加していない過酸化水素Aのみに切り換え
た。初期発生速度は0.1程度である。破過点は約70
0l−HPO/l−Rであった。更に、酸素発生速度が
殆どゼロになった所、即ちイオン交換樹脂の中和が完全
に終わった後の通液量1600l−HPO/l−Rで、
分解抑制剤の供給を停止したが、分解活性の回復は無か
った。その結果を表15に示す。
【0044】
【表15】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 500 800 1500 1800 2100 分解抑制剤有無 有 有 有 有 無 無 酸素発生速度 0.3 0.3 0.25 <0.01 <0.01 <0.01 (N-ml/s・l-R) 過酸化水素含量(%)31.5 31.5 31.5 31.5 31.5 31.5 無機リン酸**(ppm) <0.1 <0.1 <0.1 0.2 0.2 0.1 硝酸 (ppm) 0.3 0.4 1 35 10 9 遊離酸 (ppm) 4 5 6 40 15 10 pH 3.9 4.0 3.6 2.2 3.1 3.2 Al (ppb) 1 1 4 50 40 38 Fe (ppb) 1 0.4 0.5 0.5 2 1 ──────────────────────────────────
【0045】実施例14 実施例7の実験と同様にして、強塩基性アニオン交換樹
脂Xに、分解抑制剤として燐酸(pKa =2.2)を
2.0meq/l−HPO添加した純度の高い過酸化水
素水Aを通した。 初期発生速度は0.1程度である。
破過点は約600l−HPO/l−Rであった。その結
果を表16に示す。
【0046】
【表16】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 500 800 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.15 0.1 0.04 過酸化水素含量(%) 31.5 31.5 31.5 無機リン酸**(ppm) 0.1 0.2 1 遊離酸 (ppm) 7 5 10 pH 3.7 3.7 3.2 Al (ppb) 0.5 1 10 Fe (ppb) 0.4 1 0.5 ──────────────────────────────────
【0047】実施例15 実施例7の実験と同様にして、強塩基性アニオン交換樹
脂Xに、分解抑制剤としてEDTA・2NA(pKa =
2.8)を1.0meq/l−HPO添加した純度の高
い過酸化水素水Aを通した。 初期発生速度は0.1程
度である。この実験の通液途中で、未だ有効イオン交換
樹脂が約1/5残存しているときの通液量350l−H
PO/l−Rで、分解抑制剤の供給を中止した所、分解
活性は前述の実施例12と同様に、通液量あるいは時間
に対し直線的に増加した。その結果を表17に示す。
【0048】
【表17】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 350 500 800 1100 分解抑制剤有無 有 有 無 無 無 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.15 0.08 0.15 0.35 0.6 過酸化水素含量(%) 31.5 31.5 31.5 31.5 31.5 無機リン酸**(ppm) 0.2 0.3 0.1 <0.1 <0.1 遊離酸 (ppm) 2 2 4 5 5 pH 5.3 5.3 3.9 3.9 3.9 Al (ppb) 1 1 1 1 1 Fe (ppb) 0.4 0.4 0.5 0.5 0.5 ──────────────────────────────────
【0049】実施例16 内径40mmのテフロン製円筒型のイオン交換樹脂塔を
2基直列につなぎ燐酸系分解抑制剤(pKa =約1.
5)を添加した低純度過酸化水素水Bを、まずキレート
樹脂Pと接触した後、強塩基性アニオン交換樹脂Xに流
れるように改造した。キレート樹脂Pはあらかじめバッ
チ実験によりその高い金属除去性を確認した。アミノメ
チレンホスホン酸基をキレート基とするポリスチレン骨
格の三次元ポリマーである。初期発生速度はほぼ0.2
である。前述の実施例7との差は金属イオンの接触作用
の差である。すなわちキレート樹脂により98%程度は
除去された結果、酸素発生速度は若干減少した。キレー
ト樹脂では、ほとんど接触分解をおこさず2塔の併用が
可能であることが分かる。またキレート樹脂塔における
集積金属イオンの接触作用は大きな因子ではないことが
わかる。その結果を表18に示す。
【0050】
【表18】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 500 800 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.25 0.2 0.05 ──────────────────────────────────
【0051】比較例1 内径40mmのテフロン製円筒にアニオン交換樹脂Dを
50mlを充填したイオン交換樹脂塔に、温度25℃、
SV=11.5で純度の高い過酸化水素水aを通した。
通液量あるいは時間に比例して過酸化水素分解速度が増
加することが分かる。初期発生速度はほとんどゼロであ
った。弱塩基性アニオン交換樹脂の代わりに強塩基性ア
ニオン交換樹脂Xを用いると、分解速度は約3倍に加速
された。強塩基性アニオン交換樹脂Xは第4級アンモニ
ウム基を交換基とする、ポリスチレン骨格の三次元ポリ
マーである。アニオン交換樹脂Dはジメチルアミノ基を
主たる官能基とするポリスチレン骨格の弱塩基性アニオ
ン交換樹脂である。その結果を表19に示す。
【0052】
【表19】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 500 800 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.4 0.9 1.6 ──────────────────────────────────
【0053】比較例2 比較例1の実験と同様にして、純度の高い過酸化水素水
Aを強塩基性アニオン交換樹脂Yに通した。強塩基性ア
ニオン交換樹脂Yは第4級アンモニウム基を交換基とす
る、ポリアクリル骨格の三次元ポリマーである。強塩基
性アニオン交換樹脂のポリマー骨格をポリアクリルに変
えた場合の初期発生速度は0.01程度である。酸素発
生速度が前述の比較例1に比較して約1/4位低くなっ
ているが、通液量と共に増加している。その結果を表2
0に示す。
【0054】
【表20】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 500 800 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.1 0.3 0.4 過酸化水素含量(%) 31.5 31.5 31.5 無機リン酸**(ppm) 0 0 0 遊離酸 (ppm) 4 5 5 pH 4.4 4.5 4.5 Al (ppb) 1 5 8 Fe (ppb) 0.4 0.5 0.9 ──────────────────────────────────
【0055】比較例3 実施例7の実験と同様にして、アニオン交換樹脂Dにア
ミノトリス(メチレンホスホン酸)(pKa =約1.
5)の0.01meq/l−R添加した純度の高い過酸
化水素水Aを通した。酸素発生速度は前述の比較例1と
同様に通液量に比例して増加している。アミノトリス
(メチレンホスホン酸)の添加量が極めて微量では、分
解抑制効果が現れないことを示している。その結果を表
21に示す。
【0056】
【表21】 ────────────────────────────────── 通液量(l-HPO/l-R) 200 500 800 酸素発生速度(N-ml/s・l-R) 0.35 0.90 1.55 過酸化水素含量(%) 31.5 31.5 31.5 無機リン酸**(ppm) <0.1 <0.1 <0.1 遊離酸 (ppm) 4 4 4 pH 3.8 3.7 3.6 Al (ppb) 1 1 1 Fe (ppb) 0.2 0.2 0.3 ──────────────────────────────────
【0057】
【発明の効果】本発明により、過酸化水素水中に含まれ
る微量アニオンの徹底的除去のために、重炭酸塩型また
は炭酸塩型アニオン交換樹脂を使用するに当たり、該ア
ニオン中の強酸根の除去率を低下させずに、原料過酸化
水素水処理量と共に増大する該アニオン交換樹脂の過酸
化水素分解能を抑制し、さらには減少せしめることが可
能になり、従来にない高品質の過酸化水素水を経済的で
安全性高く製造することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桃林 達也 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】pHが1.5〜5.0、過酸化水素濃度が
    10〜60wt%であり、アニオン性不純物を含有する
    過酸化水素水を、重炭酸塩型または炭酸塩型アニオン交
    換樹脂を用い、かつ水中の酸解離指数pKa が5以下の
    酸またはその塩を0.1〜5ミリ等量/l−過酸化水素
    水で、連続的にまたは半連続的に添加しつつアニオン性
    不純物を除去することを特徴とする過酸化水素水の精製
    方法。
  2. 【請求項2】過酸化水素水を連続的にアニオン交換樹脂
    に通過せしめて精製を連続的に行う請求項1記載の過酸
    化水素水の精製方法。
  3. 【請求項3】酸またはその塩がキレート性化合物である
    請求項1または2記載の過酸化水素水の精製方法。
  4. 【請求項4】重炭酸塩型または炭酸塩型アニオン交換樹
    脂が強塩基性アニオン交換樹脂である請求項1、2また
    は3記載の過酸化水素水の精製方法。
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