JP7142216B2 - 給湯装置及び給湯システム - Google Patents
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Description
しかし太陽光発電は、天候によって発電量が大きく変動するため、特許文献1では、天候の悪化等により実際のPV発電量が気象情報から予測された予測値よりも低い場合には、昼間目標沸き上げ温度を制御手段により設定された前日の設定値よりも低い温度、即ち、給湯負荷に応じて要求される沸き上げ温度よりも低い温度に変更する給湯装置を開示している。
ところで近年では、点在する小規模な再生エネルギー発電や蓄電池、燃料電池、給湯装置などの設備と、電力の需要を管理するネットワークシステムをまとめて制御する分散型エネルギーシステム(VPP)の構築が進められている。
分散型エネルギーシステムでは、負荷の平準化を図るために、コントローラで需要と供給とのバランスを保つ必要がある。
給湯装置は、昼間沸き上げ運転開始時刻での沸き上げ予測電力量を算出し、コントローラは、この沸き上げ予測電力量を給湯装置から受信し、翌日に予定している余剰電力量でまかなえるか否かを判断する。
給湯装置で算出した昼間沸き上げ運転開始時刻での沸き上げ予測電力量が、翌日に予定している余剰電力量を下回る場合には、コントローラは給湯装置に対して昼間沸き上げ運転開始時刻を送信することで、給湯装置は昼間沸き上げ運転を行うことができる。
請求項2記載の本発明の給湯システムは、昼間時間帯における電力使用指示を行うコントローラ63と、前記コントローラ63と通信網で接続され、前記コントローラ63からの前記電力使用指示に基づいて前記昼間時間帯に沸き上げ運転を実行する給湯装置とを有する給湯システムであって、前記給湯装置は、貯湯タンク10と、前記貯湯タンク10内の湯水を加熱する加熱装置20と、前記加熱装置20が前記貯湯タンク10内の前記湯水を加熱する前記沸き上げ運転の運転動作を制御する制御装置30と、を備え、前記制御装置30は、記憶された使用湯量履歴によって、沸き上げ運転開始時刻と沸き上げ運転時間とを算出して沸き上げ運転モード34を設定し、前記沸き上げ運転モード34として、前記昼間時間帯に前記沸き上げ運転を実行する昼間時間帯モード34Aと、深夜時間帯に前記沸き上げ運転を実行する深夜時間帯モード34Bとを有し、少なくとも前記昼間時間帯での昼間沸き上げ運転開始時刻と、前記昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量と、前記昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量とを前記昼間時間帯モード34Aとして算出するとともに、前記昼間沸き上げ運転開始時刻と前記沸き上げ予測電力量と前記時間当たりの消費電力量とを前記コントローラ63に送信し、前記コントローラ63は、余剰電力量を算出するとともに、前記沸き上げ予測電力量が前記余剰電力量より大きいか否かを判断し、前記制御装置30では、前記コントローラ63において、受信した前記昼間沸き上げ運転開始時刻と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記沸き上げ予測電力量と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記時間当たりの消費電力量とから、前記昼間時間帯モード34Aでの前記沸き上げ運転を許容できると判断した場合には、昼間沸き上げ運転開始指示時刻を前記電力使用指示として受信し、前記コントローラ63において、受信した前記昼間沸き上げ運転開始時刻と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記沸き上げ予測電力量と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記時間当たりの消費電力量とから、前記昼間時間帯モード34Aでの前記沸き上げ運転を許容できないと判断した場合には、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻と許容できる昼間沸き上げ運転指示時間、または、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻と許容できる昼間沸き上げ予測電力量を前記電力使用指示として受信し、前記制御装置30は、使用者が前記電力使用指示に基づく前記沸き上げ運転をしないことを設定している場合には、前記昼間時間帯モード34Aを解除して前記深夜時間帯モード34Bで前記沸き上げ運転を行い、前記コントローラ63から前記昼間時間帯モード34Aでの前記沸き上げ運転を許容できると判断した場合の前記電力使用指示を受信したときには、前記昼間時間帯モード34Aでは、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻で前記沸き上げ運転を開始し、記憶されている前記昼間沸き上げ運転時間だけ前記沸き上げ運転を実行し、前記深夜時間帯モード34Bでは、前記昼間時間帯モード34Aで沸き上げた湯量を除いた深夜沸き上げ湯量を沸き上げるように深夜沸き上げ運転開始時刻を遅らせて前記沸き上げ運転を実行し、前記コントローラ63から前記昼間時間帯モード34Aでの前記沸き上げ運転を許容できないと判断した場合の前記電力使用指示を受信したときには、前記昼間時間帯モード34Aでは、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻で前記沸き上げ運転を開始し、前記昼間沸き上げ運転指示時間だけ前記沸き上げ運転を実行し、前記深夜時間帯モード34Bでは、前記昼間時間帯モード34Aにおける前記沸き上げ運転の不足電力量を加えて算出した前記深夜沸き上げ運転開始時刻で前記沸き上げ運転を実行することで、前記沸き上げ予測電力量に対する前記余剰電力量の不足電力量を、前記深夜時間帯で前記沸き上げ運転にて消費させることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の給湯装置において、前記加熱装置20を、ヒートポンプ装置としたことを特徴とする。
図1は本実施例による給湯装置の構成図である。
本実施例による給湯装置は、貯湯タンク10と、貯湯タンク10内の湯水を加熱する加熱装置20と、給湯装置の運転動作を制御する制御装置30と、使用者が制御装置30での制御方法を設定できる操作手段40とを備えている。
給湯栓12から給湯されることによって貯湯タンク10内で不足する湯水は、貯湯タンク10の下部に接続した給水配管14から供給され、貯湯タンク10内は、温度成層の状態で常に湯水で満たされている。
貯湯タンク10から給湯栓12に至る給湯配管15には、給湯栓12に供給する湯量を検知する給湯流量検知手段16を備えている。
加熱装置20には、圧縮機、放熱器、減圧器、及び蒸発器から構成されるヒートポンプ装置が適している。ヒートポンプ装置を加熱装置20として用いる場合には、放熱器での放熱を加熱源として利用する。加熱装置20をヒートポンプ装置とすることで、電力を有効に利用することができる。
他の機器52a、52bには太陽光発電装置が適している。他の機器52aからの電力はパワーコンディショナー53で交流に変換され、分電盤54を介して制御装置30に供給される。他の機器52aを太陽光発電装置とすることで、太陽光発電による電力を有効に利用することができる。なお、太陽光発電装置は、太陽電池モジュールであるが、太陽電池モジュールで発電された電力を蓄えた蓄電ユニットでもよい。さらには、他の機器52a、52bは、太陽光発電装置に限らず、発電機能を有する機器であればよい。
サービサー63は、昼間時間帯における電力使用指示を行う。
タイマー手段31は時間を計時し、タイマー手段31によって年月日及び時刻を判定できる。従って、昼間時間帯や深夜時間帯は、タイマー手段31によって判定する。昼間時間帯と深夜時間帯とは、あらかじめ設定される他、操作手段40での操作によって、又は、ネットワーク送受信機61で受信した情報によって変更されるものであってもよい。例えば、昼間時間帯は7時から23時までと、深夜時間帯は23時から7時までと設定する。なお、昼間時間帯および深夜時間帯は、電力契約時に決定されるものであり、前記時刻間に限られるものではない。
記憶手段32は、給湯流量検知手段16で検知される湯量を、タイマー手段31で計時される時刻とともに記憶する。記憶手段32には、1日分、1週間分、1ヶ月分、及び1年分のような所定期間における時間帯別の湯量を、使用湯量履歴として記憶している。
算出手段33は、操作手段40によって指示された設定モードや記憶手段32に記憶された使用湯量履歴によって沸き上げ運転モード34を設定し、沸き上げ運転開始時刻と沸き上げ運転時間とを算出する。
また、算出手段33では、昼間時間帯での昼間沸き上げ運転開始時刻と、昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量と、昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量と、昼間沸き上げ運転時間とを、昼間時間帯モード34Aとして算出する。
記憶手段32では、算出手段33で算出した、昼間沸き上げ運転開始時刻、昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量と、昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量と、昼間沸き上げ運転時間とを記憶する。
昼間時間帯モード34Aでは、昼間時間帯に沸き上げ運転を実行する。昼間時間帯モード34Aによって、加熱装置20が他の機器52a、52bが発電する電力を活用できるため、昼間時間帯に他の機器52a、52bが発電する余剰電力量を、温水の加熱に用いることができる。
昼間時間帯モード34Aで沸き上げる湯量は、使用湯量履歴に基づいて決定される。使用者が実際に使用した湯量から昼間時間帯モード34Aで沸き上げる湯量を決定するため、最適な湯量を沸き上げることができる。
図2(a)は、給湯の使用例を示している。例えば、図2(a)に示すように、19時から23時まで、7時、及び12時に使用する。
図2(b)は貯湯タンク10の湯水の状態を、図2(c)は加熱装置20の運転時間帯を示している。
深夜時間帯モード34Bでは、図2(c)に示す深夜時間帯に、使用湯量履歴に基づいて決定される湯量を沸き上げる。図2(c)に示す昼間時間帯(19時)の沸き上げ運転は、貯湯タンク10内の残湯量及び/又は使用湯量履歴から判断され、適宜行われる。
昼間時間帯モード34Aが操作手段40で設定された場合には、深夜時間帯モード34Bが設定されていても、昼間時間帯モード34Aが優先して行われる。
図2(d)に示す運転状態Bでは、昼間時間帯モード34Aによって昼間時間帯(12時から15時まで)に沸き上げ運転が行われる。この昼間時間帯での沸き上げ運転によって、深夜時間帯での沸き上げ運転時間は、図2(c)に示す運転状態Aに対して短くなる。
昼間時間帯モード34Aと深夜時間帯モード34Bとで沸き上げる湯量の配分は、使用湯量履歴に基づいて決定される。すなわち、例えば、使用湯量履歴から判断される湯量を500Lとし、昼間時間帯モード34Aで設定された湯量を300Lとすると、深夜時間帯モード34Bで沸き上げる湯量を200Lに決定する。
昼間時間帯モード34Aでは、サービサー63からの電力使用指示による昼間沸き上げ運転開始指示時刻で運転を開始し、サービサー63からの電力使用指示による許容できる昼間沸き上げ運転指示時間で沸き上げ運転を行う。なお、サービサー63からの電力使用指示を、昼間沸き上げ運転開始指示時刻と許容できる昼間沸き上げ予測電力量としてもよい。この場合の、昼間沸き上げ運転時間は、制御装置30において、許容できる昼間沸き上げ予測電力量を、昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量で除算して算出される。
運転状態Cでは、設定された湯量300Lを沸き上げるのに必要な昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量を、昼間時間帯のみで沸き上げ運転すると、翌日に予定している余剰電力量を超えてしまうので、昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量に対する余剰電力量の不足電力量を、深夜時間帯の沸き上げ運転で消費させるのである。
給湯装置は、制御装置30の算出手段33によって、昼間沸き上げ運転開始時刻と昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量とを、昼間時間帯モード34Aとして算出し(S71)、昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量と、昼間沸き上げ運転時間とを算出する(S72)。
算出手段33によって算出された、昼間沸き上げ運転開始時刻、昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量、昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量、昼間沸き上げ運転時間は、記憶手段32に記憶される(S73)。
給湯装置の制御装置30は、昼間沸き上げ運転開始時刻、昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量、昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量を、サービサー63に送信する(S74)。
昼間沸き上げ運転開始時刻、昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量、昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量を、サービサー63は、受信する(S75)。
使用者は操作手段40にて、電力使用指示に基づく沸き上げ運転の実行の可否を設定できる。なお、サービサー63においても、電力使用指示に基づく沸き上げ運転の実行の可否を設定できる。S76において、電力使用指示に基づく沸き上げ運転をしないことが設定されている場合には、昼間時間帯モード34Aは解除され、深夜時間帯モード34Bで、深夜時間帯に沸き上げ運転が行われる(S77)。
S79において、電力使用指示である昼間沸き上げ運転開始指示時刻が送信された場合には、制御装置30では、昼間沸き上げ運転開始指示時刻で昼間時間帯での沸き上げ運転を開始し、既に制御装置30の算出手段33によって算出され、記憶手段32に記憶されている昼間沸き上げ運転時間だけ運転を実行する(S80)。これにより、翌日に予定している余剰電力量が沸き上げ予測電力量以上の場合には、制御装置30が受信する電力使用指示を昼間沸き上げ運転開始指示時刻とし、それに基づいて昼間時間帯モードを行うことで、昼間時間帯に余剰電力量を温水の加熱に用いることができる。
サービサー63から制御装置30に、S81の電力使用指示が送信された場合には、制御装置30では、昼間時間帯における沸き上げ運転の不足電力量(=深夜時間帯に沸き上げる電力量)と、深夜沸き上げ運転時間とを算出し(S82)、深夜時間帯で沸き上げ運転を実行する(S83)。これにより、昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量に対する余剰電力量の不足電力量を、深夜時間帯の沸き上げ運転で消費できる。
その後、サービサー63から制御装置30に送信された電力使用指示である昼間沸き上げ運転開始指示時刻で昼間時間帯の沸き上げ運転を開始し、許容できる昼間沸き上げ運転指示時間だけ昼間時間帯で沸き上げ運転を実行する(S84)。この場合、許容できる昼間沸き上げ運転指示時間は、既に制御装置30の算出手段33によって算出され、記憶手段32に記憶されている昼間沸き上げ運転時間よりも、短い時間である。
また、S81において、昼間沸き上げ運転開始指示時刻と許容できる昼間沸き上げ予測電力量が、電力使用指示として、サービサー63から制御装置30に送信された場合には、昼間沸き上げ運転時間は、制御装置30において、許容できる昼間沸き上げ予測電力量を、昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量で除算して算出され、昼間時間帯で沸き上げ運転が実行される。この場合の、昼間沸き上げ運転時間も、既に制御装置30の算出手段33によって算出され、記憶手段32に記憶されている昼間沸き上げ運転時間よりも、短い時間である。
なお、図3では、コントローラとしてサービサー63を用いて説明したが、ネットワーク送受信機61をコントローラとすることもできる。ネットワーク送受信機61をコントローラとして用いる場合には、ネットワーク送受信機61が通信網62から取得する天気予報情報等を基に余剰電力量を算出し、昼間時間帯における電力使用指示を行うことができる。
11 沸き上げ配管
12 給湯栓
13 混合弁
14 給水配管
15 給湯配管
16 給湯流量検知手段
20 加熱装置
30 制御装置
31 タイマー手段
32 記憶手段
33 算出手段
34 沸き上げ運転モード
34A 昼間時間帯モード
34B 深夜時間帯モード
40 操作手段
51 商用電源
52a、52b 他の機器
53 パワーコンディショナー
54 分電盤
61 ネットワーク送受信機(コントローラ)
62 通信網
63 サービサー(コントローラ)
Claims (3)
- 昼間時間帯における電力使用指示を行うコントローラと通信網で接続され、前記コントローラからの前記電力使用指示に基づいて前記昼間時間帯に沸き上げ運転を実行する給湯装置であって、
貯湯タンクと、
前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱装置と、
前記加熱装置が前記貯湯タンク内の前記湯水を加熱する前記沸き上げ運転の運転動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
記憶された使用湯量履歴によって、沸き上げ運転開始時刻と沸き上げ運転時間とを算出して沸き上げ運転モードを設定し、
前記沸き上げ運転モードとして、前記昼間時間帯に前記沸き上げ運転を実行する昼間時間帯モードと、深夜時間帯に前記沸き上げ運転を実行する深夜時間帯モードとを有し、
少なくとも前記昼間時間帯での昼間沸き上げ運転開始時刻と、前記昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量と、前記昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量とを前記昼間時間帯モードとして算出するとともに、前記昼間沸き上げ運転開始時刻と前記沸き上げ予測電力量と前記時間当たりの消費電力量とを前記コントローラに送信し、
前記コントローラにおいて、受信した前記昼間沸き上げ運転開始時刻と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記沸き上げ予測電力量と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記消費電力量とから、前記昼間時間帯モードでの前記沸き上げ運転を許容できると判断した場合には、昼間沸き上げ運転開始指示時刻を前記電力使用指示として受信し、
前記コントローラにおいて、受信した前記昼間沸き上げ運転開始時刻と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記沸き上げ予測電力量と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記消費電力量とから、前記昼間時間帯モードでの前記沸き上げ運転を許容できないと判断した場合には、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻と許容できる昼間沸き上げ運転指示時間、または、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻と許容できる昼間沸き上げ予測電力量を前記電力使用指示として受信し、
使用者が前記電力使用指示に基づく前記沸き上げ運転をしないことを設定している場合には、前記昼間時間帯モードを解除して前記深夜時間帯モードで前記沸き上げ運転を行い、
前記コントローラから前記昼間時間帯モードでの前記沸き上げ運転を許容できると判断した場合の前記電力使用指示を受信したときには、前記昼間時間帯モードでは、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻で前記沸き上げ運転を開始し、記憶されている前記昼間沸き上げ運転時間だけ前記沸き上げ運転を実行し、前記深夜時間帯モードでは、前記昼間時間帯モードで沸き上げた湯量を除いた深夜沸き上げ湯量を沸き上げるように深夜沸き上げ運転開始時刻を遅らせて前記沸き上げ運転を実行し、
前記コントローラから前記昼間時間帯モードでの前記沸き上げ運転を許容できないと判断した場合の前記電力使用指示を受信したときには、前記昼間時間帯モードでは、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻で前記沸き上げ運転を開始し、前記昼間沸き上げ運転指示時間だけ前記沸き上げ運転を実行し、前記深夜時間帯モードでは、前記昼間時間帯モードにおける前記沸き上げ運転の不足電力量を加えて算出した前記深夜沸き上げ運転開始時刻で前記沸き上げ運転を実行することで、前記沸き上げ予測電力量に対する余剰電力量の不足電力量を、前記深夜時間帯で前記沸き上げ運転にて消費させる
ことを特徴とする給湯装置。 - 昼間時間帯における電力使用指示を行うコントローラと、
前記コントローラと通信網で接続され、前記コントローラからの前記電力使用指示に基づいて前記昼間時間帯に沸き上げ運転を実行する給湯装置と、
を有する給湯システムであって、
前記給湯装置は、
貯湯タンクと、
前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱装置と、
前記加熱装置が前記貯湯タンク内の前記湯水を加熱する前記沸き上げ運転の運転動作を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
記憶された使用湯量履歴によって、沸き上げ運転開始時刻と沸き上げ運転時間とを算出して沸き上げ運転モードを設定し、
前記沸き上げ運転モードとして、前記昼間時間帯に前記沸き上げ運転を実行する昼間時間帯モードと、深夜時間帯に前記沸き上げ運転を実行する深夜時間帯モードとを有し、
少なくとも前記昼間時間帯での昼間沸き上げ運転開始時刻と、前記昼間沸き上げ運転開始時刻における沸き上げ予測電力量と、前記昼間沸き上げ運転開始時刻における時間当たりの消費電力量とを前記昼間時間帯モードとして算出するとともに、前記昼間沸き上げ運転開始時刻と前記沸き上げ予測電力量と前記時間当たりの消費電力量とを前記コントローラに送信し、
前記コントローラは、
余剰電力量を算出するとともに、前記沸き上げ予測電力量が前記余剰電力量より大きいか否かを判断し、
前記制御装置では、
前記コントローラにおいて、受信した前記昼間沸き上げ運転開始時刻と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記沸き上げ予測電力量と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記消費電力量とから、前記昼間時間帯モードでの前記沸き上げ運転を許容できると判断した場合には、昼間沸き上げ運転開始指示時刻を前記電力使用指示として受信し、
前記コントローラにおいて、受信した前記昼間沸き上げ運転開始時刻と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記沸き上げ予測電力量と前記昼間沸き上げ運転開始時刻における前記消費電力量とから、前記昼間時間帯モードでの前記沸き上げ運転を許容できないと判断した場合には、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻と許容できる昼間沸き上げ運転指示時間、または、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻と許容できる昼間沸き上げ予測電力量を前記電力使用指示として受信し、
前記制御装置は、
使用者が前記電力使用指示に基づく前記沸き上げ運転をしないことを設定している場合には、前記昼間時間帯モードを解除して前記深夜時間帯モードで前記沸き上げ運転を行い、
前記コントローラから前記昼間時間帯モードでの前記沸き上げ運転を許容できると判断した場合の前記電力使用指示を受信したときには、前記昼間時間帯モードでは、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻で前記沸き上げ運転を開始し、記憶されている前記昼間沸き上げ運転時間だけ前記沸き上げ運転を実行し、前記深夜時間帯モードでは、前記昼間時間帯モードで沸き上げた湯量を除いた深夜沸き上げ湯量を沸き上げるように深夜沸き上げ運転開始時刻を遅らせて前記沸き上げ運転を実行し、
前記コントローラから前記昼間時間帯モードでの前記沸き上げ運転を許容できないと判断した場合の前記電力使用指示を受信したときには、前記昼間時間帯モードでは、前記昼間沸き上げ運転開始指示時刻で前記沸き上げ運転を開始し、前記昼間沸き上げ運転指示時間だけ前記沸き上げ運転を実行し、前記深夜時間帯モードでは、前記昼間時間帯モードにおける前記沸き上げ運転の不足電力量を加えて算出した前記深夜沸き上げ運転開始時刻で前記沸き上げ運転を実行することで、前記沸き上げ予測電力量に対する前記余剰電力量の不足電力量を、前記深夜時間帯で前記沸き上げ運転にて消費させる
ことを特徴とする給湯システム。 - 前記加熱装置を、ヒートポンプ装置としたことを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
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JP2019211159A (ja) | 2019-12-12 |
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