JP6856427B2 - トンネル防災システム - Google Patents
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Description
本発明は、防災受信盤に火災検知器を接続して火災を監視するトンネル防災システムに於いて、
火災検知器の劣化の度合いを判定する劣化判定部を備えたことを特徴とする。
劣化判定部は、火災検知器の動作環境を示す環境ストレス及び使用期間の少なくとも何れか一方に基づいて劣化の度合いを判定する。
劣化判定部は、火災検知器の動作環境を示す環境ストレスに基づいて劣化の度合いを判定する。
劣化判定部は、火災検知器の動作環境を示す複数種類の環境ストレスに基づいて劣化の度合いを判定する。
環境ストレスは、火災検知器の温度、湿度、衝撃振動及び電気的ノイズの少なくとも何れかである。
劣化判定部は、環境ストレスを火災検知器毎に測定するか、又は、複数の火災検知器が配置された所定の区間毎に測定する。
劣化判定部は、判定した劣化の度合いに対応した劣化状況を報知する。
劣化判定部は、火災検知器の使用期間に対応して劣化カウント値を生成し、当該劣化カウント値と環境ストレスに基づき生成された劣化カウント値とに基づいて判定した劣化の度合いに対応した劣化状況を報知させる。
劣化判定部は、所定の劣化閾条件を多段階に設定し、劣化カウント値が各段階の劣化閾条件を充足する毎に、各段階の劣化閾条件に対応した劣化状況を報知する。
劣化判定部は、劣化状況として、劣化カウント値が第1段階の劣化閾条件を充足した場合に劣化注意報を報知し、劣化カウント値が第2段階の劣化閾条件を充足した場合に劣化警報を報知する。
劣化判定部は、複数の火災検知器の何れかで試験異常が判定された場合、当該試験異常が判定された火災検知器の劣化カウント値に基づいて劣化閾条件を更新する。
劣化判定部は、複数の火災検知器の何れかで非火災報が発生した場合、当該非火災報が発生し火災検知器の劣化カウント値に基づいて劣化閾条件を更新する。
劣化判定部は、所定の操作指示に基づき、劣化閾条件を変更する。
劣化判定部は、劣化状況の報知に加えて、劣化状況の報知の対象となった火災検知器の点検、確認又は調査の必要性を報知する。
劣化判定部は、劣化状況を、火災検知器の環境ストレス毎に分けて報知する。
劣化判定部は、所定の操作指示に基づき、火災検知器の劣化状況を一覧表示する。
劣化判定部は、所定の操作指示に基づき、火災検知器から測定した環境ストレスを種類毎に一覧表示する。
劣化判定部は、火災検知器毎の動作履歴を記憶し、所定の操作指示に基づいて動作履歴を表示する。
劣化判定部は、火災検知器毎の火災検知信号のゼロ点を検出してゼロ点履歴として記憶し、所定の操作指示に基づいて火災検知信号のゼロ点履歴を表示する。
本発明は、防災受信盤からトンネル内に引き出された信号回線に火災検知器を接続して火災を監視するトンネル防災システムに於いて、火災検知器の劣化の度合いを判定する劣化判定部を有し、防災受信盤より、劣化判定部で判定された火災検知器の劣化の度合いを報知させるようにしたため、システムの運用期間の長期化に伴う火災検知器の劣化の度合いが判定されて報知されることで、火災検知器の劣化の進み具合を把握することができ、劣化が進んで、突然、非火災報が出されてしまう前に、劣化が進んでいる火災検知器を予備の火災検知器に交換する等の対応が可能となり、システムの運用期間が長期化しても、火災監視の信頼性を継続的に維持可能とする。
また、劣化判定部は、火災検知器の環境ストレスと使用期間に基づいて劣化の度合いを判定するようにしたため、火災検知器の劣化要因となる機械ストレスや電気ストレスを与える環境ストレス及び使用期間に対応した経年劣化との両方を考慮した劣化判定を行うことで、より精度の高い劣化状況の判定結果を得ることを可能とする。
また、劣化判定部は、火災検知器の動作環境を示す環境ストレスを測定し、環境ストレス又はその変化量が所定値を超えた場合に劣化度合いを示す劣化カウント値を増加させ、劣化カウント値が所定の劣化閾値に達した場合に、劣化閾値に対応した劣化状況を報知させるようにしたため、環境ストレスによる火災検知器の劣化の度合いが劣化カウント値の生成により定数化され、より正確に火災検知器の劣化の進み具合を判定可能とする。
また、劣化判定部は、火災検知器の動作環境を示す複数種類の環境ストレスを測定し、複数種類の環境ストレス毎に、各環境ストレスまたはその変化量が所定値を超えた場合に劣化度合いを示す劣化カウント値を増加させ、複数種類の環境ストレス毎に求めた劣化カウント値の総和が所定の劣化閾値に達した場合に、劣化閾値に対応した劣化状況を報知させるようにしたため、火災検知器の劣化要因となる複数種類の環境ストレスを考慮して火災検知器の劣化を判定することで、実際の劣化の進み具合に適合した精度の高い判定を可能とする。
また、劣化判定部は、環境ストレスとして火災検知器の温度、湿度、衝撃振動及び電気的ノイズの少なくとも何れかを測定するようにしたため、温度、湿度及び衝撃振動は機械ストレスにより劣化を進行させ、また、電気的ノイズは電気ストレスにより劣化を進行させることから、温度、湿度、衝撃振動及び電気的ノイズを環境ストレスとして測定することで、実際の劣化の進み具合に適合した精度の高い判定を可能とする。
また、劣化判定部は、環境ストレスを火災検知器毎に測定するか、又は、複数の火災検知器が配置された所定の区間毎に測定するようにしたため、例えば、温度ストレスは火災検知器毎に温度センサを設けることで測定できるが、例えば、湿度、衝撃振動又は電気的ノイズを測定するセンサ、複数の火災検知器が設置されているトンネル内の区画単位に設けることで、必要以上にセンサを設けることなく環境ストレスを測定することができる。
また、劣化判定部は、火災検知器の使用期間に対応して劣化カウント値を生成し、環境ストレスから生成された劣化カウント値との総和が所定の劣化閾値に達した場合に、劣化閾値に対応した劣化状況を報知させるようにしたため、使用期間に対応した経年劣化についても、使用期間に対応して劣化カウント値を予め定めて置くことで、環境ストレスと使用期間の両方を含めた劣化カウント値による精度の高い劣化の判定を可能とする。
また、劣化判定部は、劣化状況の報知に加えて、劣化状況の報知の対象となった火災検知器の点検、確認又は調査の必要性を報知するようにしたため、防災センタ等の担当者は劣化状況が報知された火災検知器について、点検、確認又は調査を行い、その結果から予備の火災検知器に交換するといった適切な対応が可能となる。
また、劣化判定部は、所定の劣化閾値を多段階に設定し、劣化カウント値が各段階の劣化閾値に達する毎に、各段階の劣化閾値に対応した劣化状況を報知させるようにしたため、例えば劣化の進み具合に応じて、劣化注意、劣化異常といった複数段階に分けて報知され、劣化の進み具合に応じた適切な対応を可能とする。
また、劣化判定部は、劣化状況を、火災検知器の環境ストレス毎に分けて報知するようにしたため、劣化が報知されたときに、温度、湿度、衝撃振動又は電気的ノイズの何れによって劣化が判定されたかが分かり、例えば、温度ストレスによる劣化判定であれば、温度ストレスによる火災検知器の劣化を抑制するように温度変動を少なくするための対応を可能とする。
また、劣化判定部は、複数の火災検知器の何れかで試験異常が判定された場合、当該試験異常が判定された火災検知器の劣化カウント値に基づいて劣化閾値を更新するようにしたため、試験異常となった火災検知器の劣化カウント値が分かれば、この劣化カウント値またはこれに近いカウント値を劣化閾値として更新することで、試験異常が判定される前に劣化が判定されることで、適切に対処できる。
また、劣化判定部は、複数の火災検知器の何れかで非火災報が発生した場合、当該非火災報が発生し火災検知器の劣化カウント値に基づいて劣化閾値を更新するようにしたため、非火災報が発生した火災検知器の劣化カウント値が分かれば、この劣化カウント値またはこれに近いカウント値を劣化閾値として更新することで、非火災報が出される前に劣化が判定されることで、適切に対処できる。
また、劣化判定部は、所定の操作指示に基づき、火災検知器の劣化状況を一覧表示させるようにしたため、担当者等は、必要に応じて、劣化異常が報知された場合、又は非火災報が出された場合等に、防災受信盤に特定の火災検知器又は全ての火災検知器等の劣化状況を一覧表示させることで劣化の進行状況や非火災の原因等を確認可能とする。
また、劣化判定部は、所定の操作指示に基づき、火災検知器から測定した環境ストレスを一覧表示させるようにしたため、担当者等は、必要に応じて、劣化異常が報知された場合、又は非火災報が出された場合等に、防災受信盤に特定の火災検知器又は全ての火災検知器等の環境ストレスを一覧表示させることで劣化の進行状況や非火災の原因等を確認可能とする。
劣化判定部は、所定の操作指示に基づき、火災検知器から測定した複数種類の環境ストレスを種類毎に分けて一覧表示させるようにしたため、担当者等は、必要に応じて、劣化異常が報知された場合、又は非火災報が出された場合等に、防災受信盤に特定の火災検知器又は全ての火災検知器等の温度、湿度、衝撃振動及び電気的ノイズ等の種類に分けて温度、湿度、環境ストレスを表示させることで劣化の進行状況や非火災の主な原因が度の環境ストレスにあるかを確認して必要な対処をとることを可能とする。
また、劣化判定部は、所定の操作指示に基づき、劣化閾値を変更するようにしたため、担当者等は、劣化異常が報知されても非火災報が全く内容な場合は劣化閾値を高めに変更して劣化異常の多発を抑制でき、一方、劣化異常が報知されることなく非火災報が多発した場合等には劣化閾値を低めに変更して非火災報が出る前に劣化異常が報知されるようにすることができる。
また、劣化判定部は、火災検知器毎の動作履歴を記憶し、所定の操作指示に基づいて動作履歴を表示させるようにしたため、担当者等は、必要に応じて、劣化異常が報知された場合、又は非火災報が出された場合等に、防災受信盤に特定の火災検知器又は全ての火災検知器等の動作履歴を表示させることで劣化状況や非火災の原因等を確認可能とする。
また、劣化判定部は、火災検知器毎の火災検知信号のゼロ点を検出してゼロ点履歴として記憶し、所定の操作指示に基づいて火災検知信号のゼロ点履歴を表示させるようにしたため、担当等は、必要に応じて、劣化異常が報知された場合、又は非火災報が出された場合等に、防災受信盤に特定の火災検知器又は全ての火災検知器等のゼロ点履歴を表示させることで劣化状況や非火災の原因等を確認可能とする。
図1はトンネル防災システム概要を示した説明図である。図1に示すように、自動車専用道路のトンネルとして、上り線トンネル1aと下り線トンネル1bが構築されている。
(防災受信盤の概略構成)
図2は防災受信盤の機能構成の概略を示したブロック図である。図2に示すように、防災受信盤10は盤制御部34を備え、盤制御部34は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
防災受信盤10の盤制御部34には、トンネル内に設置している火災検知器12の劣化の度合いを判定して報知する劣化判定部48の機能が設けられる。本実施形態の劣化判定部48は、火災検知器12の環境ストレスと使用期間に基づいて劣化の度合いを判定する。
(火災検知器の外観)
図4は火災検知器の外観を示した説明図、図5は火災検知器の機能構成の概略を示したブロック図である。
図5に示すように、火災検知器12には、検知器制御部54、伝送部56、電源部58、左右2組の火災検知部60R,60L、試験発光駆動部72、感度試験に用いられる内部試験光源74R,75Rと内部試験光源74L,75L、汚れ試験に用いられる外部試験光源76R,76Lが設けられている。以下の説明では、火災検知部60Rを右眼火災検知部60Rといい、火災検知部60Lを左眼火災検知部60Lという場合がある。
火災検知部60R,60Lは、センサ部64,68と増幅処理部66,70を備える。例えば右眼火災検知部60Rを例にとると、センサ部64,68の前面には検知器カバーに設けた右眼透光性窓50Rが配置されており、右眼透光性窓50Rを介して外部の検知エリアからの光エネルギーをセンサ部64,68に入射されている。
検知器制御部54には、プログラムの実行により実現される機能として、火災判断部80の機能が設けられている。火災判断部80は、例えば、右眼火災検知部60Rの増幅処理部66,70から出力された受光値(受光信号レベル)の相対比をとり、所定の閾値と比較することにより炎の有無を判定し、炎有りの判定により火災を検知した場合には、伝送部56に指示して、自己アドレスに一致する呼出信号に対する応答信号に火災検知情報を設定して防災受信盤10へ送信させる制御を行う。
検知器制御部54には、プログラムの実行により実現される機能として、感度試験部82の機能が設けられている。感度試験部82は、伝送部56を介して防災受信盤10から自身のアドレスを指定した試験信号を受信した場合に動作し、試験発光駆動部72に指示して、内部試験光源74R,75R,74L,75Lを順番に発光駆動して火災検知部60R,60Lの感度試験を行わせる。
検知器制御部54には、プログラムの実行により実現される機能として、汚れ試験部84の機能が設けられている。汚れ試験部84は、伝送部56を介して防災受信盤10から自身のアドレスを指定した試験信号を受信した場合に動作し、試験発光駆動部72に指示して、外部試験光源76R,76Lを順番に発光駆動して透光性窓50R,50Lの汚れ試験を行わせる。
検知器制御部54には、プログラムの実行により実現される機能として、環境ストレス測定部86の機能が設けられ、これに対応して火災検知器12内に配置された温度センサ88と湿度センサ90が検知器制御部54に接続されている。
図7は防災制御盤に設けた劣化判定部の制御動作を示したフローチャート、図8は図7に続く劣化判定部の制御動作を示したフローチャートであり、図2の防災受信盤10の盤制御部34に設けられた劣化判定部48よる制御動作となる。
(環境ストレス)
上記の実施形態における劣化判定部48は、環境ストレスとして温度と湿度を測定してそれぞれの劣化カウント値を求めて劣化を判定しているが、これに限定されず、環境ストレスとして、更に、衝撃振動及び電気的ノイズを測定するようにしても良い。
上記の実施形態における劣化判定部48は、温度又は湿度またはその変化量が所定値を超えたときに温度劣化カウント値P1又は湿度劣化カウント値P2を1カウント増加させているが、これに限定されず、環境ストレスにより火災検出器12が受ける劣化の程度に応じたカウント数だけ増加させるようにしても良い。例えば、温度ストレスによる劣化に比べ湿度ストレスによる劣化の度合いの方が大きいことから、温度の場合の1カウントの増加に対し、湿度の場合は2カウント以上の所定のカウント数を増加させる。
上記の実施形態では、環境ストレスの測定として、火災検知器12に温度センサと湿度センサを設け、火災検知器12の環境ストレス測定部により温度及び湿度の測定結果から温度劣化カウント値と湿度劣化カウント値を求めて防災受信盤10の劣化判定部48に送信して劣化を判定しているが、これに限定されず、火災検知器12から温度及び湿度の測定結果を防災受信盤10の劣化判定部48に送り、劣化判定部48で温度劣化カウント値及び湿度劣化カウント値を求めるようにしても良い。
また、防災受信盤10の劣化判定部48は、操作部42による所定の操作指示に基づいて劣化状況を表示部40のディスプレイに一覧表示させるようにしても良い。これにより担当者等は、必要に応じて、劣化異常が報知された場合、又は非火災報が出された場合等に、防災受信盤10に特定の火災検知器12又は全ての火災検知器12等の劣化状況を一覧表示させることで劣化の進行状況や非火災の原因等を確認することが可能となる。
また、防災受信盤10の劣化判定部48は、操作部42による所定の操作指示に基づいて環境ストレスを表示部40のディスプレイに一覧表示させるようにしても良い。これにより担当者等は、必要に応じて、劣化異常が報知された場合、又は非火災報が出された場合等に、防災受信盤に特定の火災検知器又は全ての火災検知器等の環境ストレスを一覧表示させることで劣化の進行状況や非火災の原因等を確認することが可能となる。
また、防災受信盤10の劣化判定部48は、操作部42による所定の操作指示に基づいて複数種類の環境ストレスを種類毎に分けて表示部40のディスプレイに一覧表示させるようにしても良い。
また、上記の実施形態では、防災受信盤10の劣化判定部48が試験異常や非火災報を判別した場合に劣化判定の閾値を変更しているが、これに限定されず、防災受信盤10の劣化判定部48は、操作部42による所定の操作指示に基づき、記劣化閾値を変更するようにしても良い。
また、防災受信盤10の劣化判定部48は、火災検知器12毎の動作履歴を記憶し、操作部42による所定の操作指示に基づいて動作履歴を表示部40のディスプレイに表示させるようにしてもよい。
また、防災受信盤10の劣化判定部48は、火災検知器12毎の火災検知信号のゼロ点、例えば図5に示した火災検知部60R,60Lから出力される火災検知信号のゼロ点を検出してゼロ点履歴としてメモリに記憶し、操作部42による所定の操作指示に基づいて火災検知器12のゼロ点履歴を表示部40のディスプレイに表示させるようにしても良い。
2波長方式の火災検知器を例にとっているが、他の方式でも良く、例えば、前述した2波長に加え、CO2の共鳴放射帯である4.4〜4.5μm帯に対し短波長側の、例えば、3.8μm付近の波長帯域における放射線エネルギーを2波長式と同様の手法で検知し、これらの3波長帯域における各受光信号の相対比によって炎の有無を判定する3波長式の炎検知器としても良い。
上記の実施形態は、防災受信盤から引き出された伝送路にアドレスが設定された火災検知を接続して火災監視する所謂R型のトンネル防災システムを示したが、本発明はこれに限定されず、防災受信盤から火災検知器単位に信号回線を引き出し、各信号回線に火災検知器が接続された所謂P型のトンネル防災システムについても同様である。
また本発明は、その目的と利点を損なわない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
1b:下り線トンネル
10:防災受信盤
12:火災検知器
14a,14b:伝送路
16:消火ポンプ設備
18:冷却ポンプ設備
20:IG子局設備
22:換気設備
24:警報表示板設備
26:ラジオ再放送設備
28:テレビ監視設備
30:照明設備
32:遠方監視制御設備
34:盤制御部
36,56:伝送部
44:モデム
46:IO部
48:劣化判定部
50R,50L:透光性窓
51:センサ収納部
52R,52L:試験光源用透光窓
54:検知器制御部
58:電源部
60R,60L:火災検知部
64,68:センサ部
66,70:増幅処理部
72:試験発光駆動部
74R,74L,75R,75L:内部試験光源
76R,76L:外部試験光源
80:火災判断部
82:感度試験部
84:汚れ試験部
86:環境ストレス測定部
88:温度センサ
90:湿度センサ
Claims (15)
- 防災受信盤に複数の火災検知器を接続して火災を監視するトンネル防災システムに於いて、
前記火災検知器の動作環境を示す環境ストレス又はその変化量に基づき劣化カウント値を生成し、当該劣化カウント値に基づいて判定した当該火災検知器の劣化の度合いに対応した劣化状況を報知する劣化判定部を備え、
前記劣化判定部は、
所定の劣化閾条件を多段階に設定して、前記劣化カウント値が前記各段階の劣化閾条件を充足する毎に、前記各段階の劣化閾条件に対応した劣化状況を報知し、
前記複数の火災検知器の何れかで試験異常が判定された場合、当該試験異常が判定された前記火災検知器の前記劣化カウント値に基づいて前記劣化閾条件を更新する、
ことを特徴とするトンネル防災システム。
- 防災受信盤に複数の火災検知器を接続して火災を監視するトンネル防災システムに於いて、
前記火災検知器の動作環境を示す環境ストレス又はその変化量に基づき劣化カウント値を生成し、当該劣化カウント値に基づいて判定した当該火災検知器の劣化の度合いに対応した劣化状況を報知する劣化判定部を備え、
前記劣化判定部は、
所定の劣化閾条件を多段階に設定して、前記劣化カウント値が前記各段階の劣化閾条件を充足する毎に、前記各段階の劣化閾条件に対応した劣化状況を報知し、
前記複数の火災検知器の何れかで非火災報が発生した場合、当該非火災報が発生した前記火災検知器の前記劣化カウント値に基づいて前記劣化閾条件を更新する、
ことを特徴とするトンネル防災システム。
- 防災受信盤に複数の火災検知器を接続して火災を監視するトンネル防災システムに於いて、
前記火災検知器の動作環境を示す環境ストレス又はその変化量及び使用期間に基づき劣化カウント値を生成し、当該劣化カウント値に基づいて判定した当該火災検知器の劣化の度合いに対応した劣化状況を報知する劣化判定部を備え、
前記劣化判定部は、
所定の劣化閾条件を多段階に設定して、前記劣化カウント値が前記各段階の劣化閾条件を充足する毎に、前記各段階の劣化閾条件に対応した劣化状況を報知し、
前記複数の火災検知器の何れかで試験異常が判定された場合、当該試験異常が判定された前記火災検知器の前記劣化カウント値に基づいて前記劣化閾条件を更新する、
ことを特徴とするトンネル防災システム。
- 防災受信盤に複数の火災検知器を接続して火災を監視するトンネル防災システムに於いて、
前記火災検知器の動作環境を示す環境ストレス又はその変化量及び使用期間に基づき劣化カウント値を生成し、当該劣化カウント値に基づいて判定した当該火災検知器の劣化の度合いに対応した劣化状況を報知する劣化判定部を備え、
前記劣化判定部は、
所定の劣化閾条件を多段階に設定して、前記劣化カウント値が前記各段階の劣化閾条件を充足する毎に、前記各段階の劣化閾条件に対応した劣化状況を報知し、
前記複数の火災検知器の何れかで非火災報が発生した場合、当該非火災報が発生した前記火災検知器の前記劣化カウント値に基づいて前記劣化閾条件を更新する、
ことを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至4の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記劣化判定部は、前記火災検知器の動作環境を示す複数種類の環境ストレスに基づいて前記劣化の度合いを判定することを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至5の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記環境ストレスは、前記火災検知器の温度、湿度、衝撃振動及び電気的ノイズの少なくとも何れかであることを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至6の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記劣化判定部は、前記環境ストレスを前記火災検知器毎に測定するか、又は、前記複数の火災検知器が配置された所定の区間毎に測定することを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至7の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記劣化判定部は、前記劣化状況として、前記劣化カウント値が第1段階の劣化閾条件を充足した場合に劣化注意報を報知し、前記劣化カウント値が第2段階の劣化閾条件を充足した場合に劣化警報を報知することを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至8の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記劣化判定部は、所定の操作指示に基づき、前記劣化閾条件を変更することを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至9の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記劣化判定部は、前記劣化状況の報知に加えて、前記劣化状況の報知の対象となった前記火災検知器の点検、確認又は調査の必要性を報知することを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至10の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記劣化判定部は、前記劣化状況を、前記火災検知器の前記環境ストレス毎に分けて報知することを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至11の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記劣化判定部は、所定の操作指示に基づき、前記劣化状況を一覧表示することを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至12の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記劣化判定部は、所定の操作指示に基づき、前記環境ストレスを種類毎に一覧表示することを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至13の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記劣化判定部は、前記火災検知器毎の動作履歴を記憶し、所定の操作指示に基づいて前記動作履歴を表示することを特徴とするトンネル防災システム。
- 請求項1乃至14の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、
前記劣化判定部は、前記火災検知器毎の火災検知信号のゼロ点を検出してゼロ点履歴として記憶し、所定の操作指示に基づいて前記火災検知信号のゼロ点履歴を表示することを特徴とするトンネル防災システム。
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