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JP6727529B2 - スプリンクラーヘッド用継手 - Google Patents

スプリンクラーヘッド用継手 Download PDF

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Description

本発明は、消火用のスプリンクラーヘッドが接続される継手に関するものである。
消火用のスプリンクラーヘッドは主に建物の天井面に設置されており、火災時に自動的に作動して水を散布し消火を行うものである。スプリンクラーヘッドは天井裏に敷設された消火設備配管と接続されており、消火設備配管は水源と接続しており常時水が充填されている。スプリンクラーヘッドの一例として特許文献1に記載されたものがある。
スプリンクラーヘッドは天井面に所定間隔で設置されており、建物の設計時に設置位置が定められる。所定の位置にスプリンクラーヘッドを設置するため、スプリンクラーヘッドと消火設備配管は、可撓性を有する金属性のフレキ配管や樹脂配管(CPVC配管、耐熱性樹脂管、架橋ポリエチレン管、等)を介して接続されていることが多い。
スプリンクラーヘッドと配管の接続部はネジ構造となっており、スプリンクラーヘッドの牡ネジにシールテープを巻いてから、配管側の牝ネジと螺合接続している。このネジを所定のトルクで締付けることでシールテープが牡ネジと牝ネジの隙間に密着して水漏れを防いでいる。しかしながら、作業に不慣れなものが行うとシールテープの巻き方が悪かったり、締付け時のトルクが不足すると水漏れが生じてしまうことがあった。水漏れが生じた場合には手直しを行うため、施工効率が低下する要因となっていた。
この解決策として、例えば図11に記載されたスプリンクラーヘッドSの取付構造がある。これはシールテープを用いずに、継手90の牝ネジ91の奥にシール部材92を設置したもので、スプリンクラーヘッドSの牡ネジ93を継手90の牝ネジ91に螺合させることで牡ネジ93の端面がシール部材92を押圧している。
特開2012−179308号公報
図11のスプリンクラーヘッドの取付構造を用いることで、シールテープを使わなくても水漏れを防ぐことが可能であるが、振動等によりネジが緩むとシール材を押圧する力が弱まり、漏れが発生する恐れがある。
そこで本発明では、上記問題に鑑み、継手に取り付けられたスプリンクラーヘッドのネジの緩みを防止可能なスプリンクラーヘッド用継手を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明は、スプリンクラーヘッドとネジ構造により接続する継手構造であり、筒状をした継手本体の外部に筒状のスリーブが設置されており、該スリーブの一端側は継手本体の中心軸と平行な方向にスライド移動可能であり、スリーブの他端側には、スプリンクラーヘッドの外周形状と係合可能な係合部を有することを特徴としたスプリンクラーヘッド用継手である。
これによれば、スリーブの他端側に設けられたスプリンクラーヘッドとの係合部をスリーブの移動によって、係合・解除することが可能となる。継手本体の外周面に中心軸と平行な縦溝を形成し、スリーブには縦溝と係合される爪を設置することで、継手本体の縦溝によってスリーブが軸回りに回転することが阻止される。また縦溝と爪によりスリーブの移動方向・距離を規制している。
またスリーブには、ネジが締まる方向への回転のみを許容する構成にすることができる。さらに具体的には、爪はネジが締まる方向への回転によって弾性変形して縦溝との係合が外れることができる。一方、ネジがゆるむ方法への回転によって爪は縦溝に係止され回転が阻止される。
また、スリーブを継手本体に設置された付勢部材により、スプリンクラーヘッド側に付勢させると、スプリンクラーヘッドと係合状態にあるスリーブの係合部が振動等によって外れることを防止できる。これとは別にスリーブと継手本体の間に、スリーブを継手本体の上段位置および下段位置に保持する係止構造を備えることもできる。
スリーブの係合部について、係合部を半径方向に弾性変形可能とすることで、スプリンクラーヘッドの外周サイズに対応して係合部を変形させることができる。また、係合部をスプリンクラーヘッドの外周形状に合わせて中心軸方向に変形可能に構成することもできる。
上記に説明したスプリンクラーヘッド用継手において、継手本体に挿通されるスプリンクラーヘッドの周面と継手本体の周面との間にシール部材を設置すると、従来のようにスプリンクラーヘッドの端面をシール部材に押圧して止水する構造の場合、ネジの緩みによりシール部材を押圧する力が弱まり漏れを生じるおそれがあったが、継手本体とスプリンクラーヘッドの周面にシール部材を設置したことでネジが多少緩んでもシール性能に影響を及ぼさない構成にすることができる。
また、従来構造ではスプリンクラーヘッドの端面をシール部材に強く押し付けるために強い力でネジの締め付けを行っていたが、本発明では継手本体とスプリンクラーヘッドの周面にシール部材を設置したので、ネジ込みの過程でシール性能を確保することができる。これにより強い力でネジを締め付ける必要がなく、作業者の疲労を軽減することができる。
牝ネジの端面を挿通部の端面よりもスプリンクラーヘッド側に突出して設置すると、スプリンクラーヘッドを取り外す際に、ネジの係合状態が外れるよりも先にシール部材の止水作用が解除されることから継手内部に残留していた流体の圧力が降下した後にネジの係合が外れるのでスプリンクラーヘッドを交換する際に安全に取外し作業を行うことができる。
本発明によれば、ネジの緩みを防止可能なスプリンクラーヘッド用継手を提供することができる。またこれにより作業者の技量によらず漏れの発生が抑えられるので作業効率の向上が図られる。
第1実施形態のスプリンクラーヘッド用継手とスプリンクラーヘッドの断面図。 図1のスプリンクラーヘッド取付後の断面図。 図1のスプリンクラーヘッド用継手の分解斜視図(一部断面、バネ3は省略)。 図1のX−X断面図であり、(a)はスリーブ2を反時計回りに回転させた状態。(b)はスリーブ2を時計回りに回転させた状態。 図2の状態からスプリンクラーヘッドを取外すときの断面図。 第2実施形態のスプリンクラーヘッド用継手とスプリンクラーヘッドの断面図(取付後)。 第3実施形態のスプリンクラーヘッド用継手とスプリンクラーヘッドの断面図。 図7のスプリンクラーヘッド取付後の断面図。 第4実施形態のスプリンクラーヘッド用継手であり、(a)は断面図。(b)は底面図。 図9のスプリンクラーヘッド取付後の断面図。 従来の継手構造の断面図。
第1実施形態(図1〜図5)
本発明の第1実施形態のスプリンクラーヘッド用継手100は、継手本体1、スリーブ2、バネ3から構成される。
継手本体1は、円筒形状をしており、一端が給水源に続く配管Pと接続されている。他端側はスプリンクラーヘッド5のノズル51に差し込まれる挿通部11となっている。配管Pは金属製のフレキ配管や、樹脂配管(CPVC配管、耐熱性樹脂管、架橋ポリエチレン管、等)を用いることができる。配管Pが金属製の場合、継手本体1とは溶接やカシメ等により接合される。配管Pが樹脂管の場合、融着や接着剤等により接合される。継手本体1の内径は一端側から他端側に向かうに従い小径となっており、挿通部11の最小内径は5mm〜15mm程度である。
挿通部11の外周面には環状に溝が刻設され、溝の内部にOリングのような環状のシール部材12、13が設置されている。図中において挿通部11の上方には段14が形成されており、段14にはスプリンクラーヘッド5の端面が当接される。シール部材12、13は、挿通部11に設置されているが、これに替えてスプリンクラーヘッド5のノズル51の内周面に設置することも可能である。
挿通部11の外部には、筒状をした筒部15が固定設置される。筒部15の内周面は挿通部11の外周面から離間して設置されており、筒部15の内周面と挿通部11の外周面との間の空間にスプリンクラーヘッドの牡ネジ52が挿通される。これにより継手本体1を挿通部11と筒部15の二重構造にして、挿通部11をスプリンクラーヘッド5のノズル51の内部に差し込ませ、挿通部11とノズル51の間にシール部材12、13を設置することで継手本体1の全長を増加させることなくシール部材12、13を継手内部に組み込むことができる。
また、筒部15の内周面と挿通部11の外周面との間の空間にスプリンクラーヘッドの牡ネジ52を挿通させることで、牡ネジ52は筒部15の内周面と対向し、ノズル内周面が挿通部11の外周面と対向するので、挿通部11に設置されたシール部材12、13に牡ネジ51のネジ山が触れたり干渉することがなく、牡ネジ52のネジ山の先端等によってシール部材12、13に傷が付くことを防止できる。
筒部15の内周面には牝ネジ16が形成されている。牝ネジ16と牡ネジ52の接続構造は、通常のネジ構造のようにスプリンクラーヘッド5を回転させて取付ける構造である。牡ネジ52の形状が管用テーパーネジの場合、牝ネジ16の形状は管用テーパーネジとしたり、あるいは管用平行ネジを用いることができる。
図中において、挿通部11の下端面に対して牝ネジ16の端面はスプリンクラーヘッド5の方向に突出して設置されている。これにより、スプリンクラーヘッド5を取り外す際に、ネジの係合状態が外れるよりも先にシール部材12、13の止水作用が解除されることから継手本体1の内部に残留していた流体の圧力が降下した後にネジの係合が外れるのでスプリンクラーヘッド5を安全に取り外すことができる。
筒部15の上部外周には、継手本体1の中心軸Aと平行な溝Mが複数刻設されている。溝Mは後述するスリーブ2の爪21と係合される。
スリーブ2は筒部15の外部に設置されている。スリーブ2は筒状をしており、上部の内周面には前述の縦溝Mと係合される爪21が複数設置されている。爪21はスリーブ2の周面を周方向に沿って切欠かれて形成しており、爪21はスリーブの外周側に弾性変形可能である。爪21の先端部22はスリーブ2の内周面よりも僅かに内側に突出しており、先端部22とスリーブ2の内周面との間には緩やかな斜面が形成されている。爪21の端面23は溝Mに当接して回転を阻止するストッパーとなっている。これによりスリーブ2は一方向にのみ回転可能となっている。
より具体的に説明すると、図4(b)に示すようにスリーブ2を時計回りに回転させると、爪21の先端部22は斜面により溝Mを乗り越えて外側に弾性変形して回転可能である。一方、図4(a)に示すようにスリーブ2が反時計回りに回転させると、先端部22の端面23が溝Mの側面に当接して係止され回転が阻止される。これによってネジが締まる方向への回転のみを許容してスプリンクラーヘッド5が継手本体1から外れる方向に回転することを防止している。
スリーブ2の爪21は前述のとおり溝Mと係合しており、スリーブ2は溝Mに沿って図中上下方向に移動可能である。スリーブ2の内部には段25が形成されており、段25と縦溝Mの端面との間にはバネ3が設置されている。バネ3はコイルスプリングであり、スリーブ2をスプリンクラーヘッド5の方向に付勢している。
スリーブ2の段部25よりも下方には、スプリンクラーヘッド5の外周部53と係合可能な係合部として凸部26が形成されている。凸部26はスプリンクラーヘッド5の外周部53に形成された凹部54と係合可能である。スリーブ2はバネ3によってスプリンクラーヘッド5の方向に付勢されているので、凸部26と凹部54は常に係合した状態を維持している(図2参照)。
スプリンクラーヘッド5は上端側に給水源と接続される牡ネジ52を有しており、牡ネジ52の内部はノズル51が形成されている。スプリンクラーヘッド5の詳細構造については公知であり、本発明に関する部分のみを説明して、それ以外の部分の詳細な説明は省略する。
スプリンクラーヘッド5のノズル51にはシール部材12、13が接触するシール面51Aが形成されている。シール面51Aは平滑な内周面となっており、シール面51Aよりも下方は内径が絞られている。ノズル51の最小内径は挿通部11の最小内径よりも小さい。ノズル51の下端は弁55によって常時閉塞されており、火災時には弁55がノズル51から離れて配管Pに充填されている水がノズル51から放出される。
牡ネジ52の形状は、一般的に管用テーパーネジが用いられており、サイズはR1/2が主流である。スプリンクラーヘッド5の外周部53には牡ネジ52を回転させるためにレンチ等の工具を係合させる溝や突起等の工具係合部が設けられている。本実施形態においては、スプリンクラーヘッドの外周側面に形成された凹部54に工具を係合させる構造となっている。
続いて第1実施形態によるスプリンクラーヘッド用継手100とスプリンクラーヘッド50の着脱手順を説明する。
先に取付手順を説明する。第1実施形態のスプリンクラーヘッド用継手100とスプリンクラーヘッド50の取付手順については、通常のネジ接合と同様に行うことができる。先ず、スプリンクラーヘッド5の牡ネジ51を継手本体1の牝ネジ61に螺入させる。すると、スリーブ2の下端とスプリンクラーヘッド5の外周部53が近づく。
回転の途中でスリーブ2の凸部26と凹部54の位置が重なるとバネ3の作用により凸部26が凹部54と係合して、スリーブ2とスプリンクラーヘッド5が供回りする。ここで爪21が弾性変形により溝Mを乗り越えて継手本体1に対してスリーブ2が回転可能となる。スプリンクラーヘッド5の端部が継手本体1の段14に当たり、牡ネジ52の回転ができなくなったら取付が完了する。
次に取り外し手順を説明する。スプリンクラーヘッド5は天井に設置された状態であり、継手本体1は天井裏に設置された状態にある。この状態において、溝Mと爪21が係合しており、さらに凸部26と凹部54が係合しているので、スプリンクラーヘッド5は継手本体1とスリーブ2によって回転を阻止されている。
最初にスプリンクラーヘッド5にレンチRを係合させる。具体的には筒状をしたレンチRの内部にスプリンクラーヘッド5を挿通させ、レンチRの内周端に形成された凸部R1とスプリンクラーヘッド5の凹部54と係合させる。
すると、スリーブ2の下端がレンチRの先端により上方に押上げられ、スリーブ2の凸部26と凹部54の係合が解除される(図5参照)。この状態でスプリンクラーヘッド5を外れる方向に回転させて継手本体1からスプリンクラーヘッド5を取り外す。
第2実施形態(図6)
第2実施形態のスプリンクラーヘッド用継手200は、第1実施形態の爪21をスプリンクラーヘッド5の凹部54と係合可能な係合部として構成したものである。以下、第1実施形態と構造が同じ箇所には同符号を付して詳細な説明は省略する。
図6に示すスリーブ2の上部内周には、本体1の溝Mと係合する爪72が形成されている。爪72はスリーブ2の内周面よりも内側に突き出た突起であり、溝Mの内部に嵌め込まれている。これによりスリーブ2は爪72と溝Mによって動作方向を規制され中心軸Aと平行な方向に移動可能である。
スリーブ2の下端には、第1実施形態の爪21と同様な構成の可動爪73が設置されている。可動爪73は半径方向に弾性変形可能であり、凹部54と係合するとネジが締まる方向への回転のみを許容し、スプリンクラーヘッド5が継手本体1から外れる方向に回転することを防止している。
上記の構成により、継手本体10にスプリンクラーヘッド5を螺合させる過程において、可動爪73とスプリンクラーヘッド5の凹部54が係合する。スプリンクラーヘッド5を締める方向に回転させると可動爪73は半径方向に弾性変形して凹部54を乗り越え、スプリンクラーヘッド5が回転可能である。スプリンクラーヘッド5の端面が段14に当接するまでねじ込んで取付を完了した後、係合爪73の作用により、スプリンクラーヘッド5が継手本体1から外れる方向に回転することを防止している。
第3実施形態(図7、図8)
第3実施形態のスプリンクラーヘッド用継手300は、継手本体10にスプリンクラーヘッド5が取付られた後にネジの回転を阻止する構造であり、先に説明した2つの実施形態と比較してシンプルな構成にすることができる。
図7に示すスリーブ2の上部内周には、第2実施形態と同様な爪72が形成されている。爪72の上部には筒部15の外周面に形成された環状溝74と係合可能な係合片75が設けられている。係合片75は外方に弾性変形可能であり、環状溝74を乗り越えてスリーブ2が上下方向に移動可能としている。
爪72の下方には突起76が設置されている。図7に示すように係止片75が環状溝74と係合している状態において突起76は溝Mの下端に形成された鍔部77の上方に位置している。図8に示すようにスリーブ2がスプリンクラーヘッド5と係合した状態において、突起76は鍔部77を乗り越えて爪72と突起76によって鍔部77を挟み込むように係合している。
上記に説明した構造は、スリーブ2を継手本体1の上段位置および下段位置に保持する係止構造であり、これによりスリーブ2は図7のように継手本体10の環状溝74と係合した上段位置と、図8のように鍔部77と係合した下段位置の2つの位置で係止可能である。
継手本体10にスプリンクラーヘッド5を取付ける際には、スリーブ2を上段位置で係止させ、継手本体10の牝ネジ16とスプリンクラーヘッド5の牡ネジ52を螺合させる。その後、スリーブ2を下段位置に移動させて、スリーブ2の下端の凸部26とスプリンクラーヘッド5の凹部54を係合させる。スリーブ2は爪72と縦溝Mにより回転を阻止されているのでスリーブ2によりスプリンクラーヘッド5の回転が阻止される。
スプリンクラーヘッド5を取外す際には、スリーブ2を上段位置に移動させることでスリーブ2とスプリンクラーヘッド5との係合が解除される。尚、爪72は第1実施形態の爪21と置き換えて構成することも可能である。
第4実施形態(図9、図10)
第4実施形態のスプリンクラーヘッド用継手400は、スプリンクラーヘッドの外周形状と係合可能な係合部を、スプリンクラーヘッドの外周形状に合わせて変形可能な構成にしたものである。
図9において、スリーブ2の下端には、断面が正六角形をした細い棒状のピン78が密集して設置されている(図9(b)参照)。ピン78は隣接したピン78と側面同士が接触しており、周囲のピン78と互いに係合された状態にある。ピン78は常時においてスリーブ2の下端側に保持されている。ピン78の上方には空間79が形成されており、ピン78が上方に移動可能な構成となっている。
上記の構成により、継手本体10にスプリンクラーヘッド5を螺合させる過程において、スプリンクラーヘッド5の外周部53の上端面に接触したピン78は押上げられ、上方の空間79に移動する。凹部54と重なる位置に配置されているピン78は押上げられることなくその場に保持される(図10参照)。これにより凹部54の内部にピン78が残り、スリーブ2とスプリンクラーヘッド5が供回り可能に係合する。爪21が弾性変形することで溝Mを乗り越え、スプリンクラーヘッド5の端面を段部14に当接するまで回転させることができる。
第4実施形態の変形例として、第3実施形態にて説明したスリーブ2と継手本体10の係合構造を用いてスリーブ2が上段位置と下段位置に移動可能な構成にすることも可能である。

100、200、300、400 スプリンクラーヘッド用継手
1 継手本体
2 スリーブ
3 バネ
5 スプリンクラーヘッド
11 挿通部
12、13 シール部材
14 段
15 筒部
16 牝ネジ
21 爪
26 凸部
27 リング
51 ノズル
52 牡ネジ
54 凹部
72 爪
73 可動爪
75 係合片
78 ピン
A 継手本体の中心軸
M 溝

Claims (9)

  1. スプリンクラーヘッドとネジ構造により接続する継手構造であり、筒状をした継手本体の外部に筒状のスリーブが設置されており、該スリーブの一端側は前記継手本体の中心軸と平行な方向にスライド移動可能であり、
    前記スリーブは、ネジが締まる方向への回転のみを許容し、その他端側には、前記スプリンクラーヘッドの外周形状と係合可能な係合部を有することを特徴としたスプリンクラーヘッド用継手。
  2. 前記継手本体の外周面には中心軸と平行な縦溝が形成されており、前記スリーブには前記縦溝と係合される爪が設置されている請求項1記載のスプリンクラーヘッド用継手。
  3. 前記爪はネジが締まる方向への回転によって弾性変形して前記縦溝との係合が外れる請求項記載のスプリンクラーヘッド用継手。
  4. 前記爪はネジがゆるむ方法への回転によって前記縦溝に係止され回転が阻止される請求項または請求項記載のスプリンクラーヘッド用継手。
  5. 前記スリーブは前記継手本体に設置された付勢部材により、前記スプリンクラーヘッド側に付勢されている請求項1〜請求項何れか1項記載のスプリンクラーヘッド用継手。
  6. 前記スリーブと前記継手本体の間には、前記スリーブを前記継手本体の上段位置および下段位置に保持する係止構造を備える請求項1〜請求項何れか1項記載のスプリンクラーヘッド用継手。
  7. 前記係合部は半径方向に弾性変形可能である請求項1〜請求項何れか1項記載のスプリンクラーヘッド用継手。
  8. スプリンクラーヘッドとネジ構造により接続する継手構造であり、筒状をした継手本体の外部に筒状のスリーブが設置されており、該スリーブの一端側は前記継手本体の中心軸と平行な方向にスライド移動可能であり、
    前記スリーブの他端側には、前記スプリンクラーヘッドの外周形状と係合可能な係合部を有しており、
    前記係合部は、前記継手本体の中心軸と平行な方向に移動可能な複数のピンを密集させて設置し、該ピンは前記継手本体の中心軸と平行な方向に移動してスプリンクラーヘッドの外周形状に合わせて変形可能であることを特徴とするスプリンクラーヘッド用継手。
  9. 前記継手本体に挿通される前記スプリンクラーヘッドの周面と前記継手本体の周面との間にシール部材を設置した請求項1〜請求項何れか1項記載のスプリンクラーヘッド用継手。
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