JP6582615B2 - インクセットおよび両面印刷方法 - Google Patents
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Description
ク転写が発生し、紙へインクが再転写して、紙がインクで汚れるといった課題が発生する。
本発明に係るインクセットの一態様は、
ブラック顔料インクの水分量が68質量%以上75質量%以下であり、
自己分散型カラー顔料インクの水分量が62質量%以上72質量%以下であり、
樹脂分散型カラー顔料インクの水分量が68質量%以上75質量%以下であることを特徴とする。
適用例1のインクセットにおいて、
前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクの全ては、アセチレングリコール、およびアセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物からなる群より選択されるアセチレングリコール系界面活性剤を3種以上含有し、
前記アセチレングリコール系界面活性剤の含有量の合計が、前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクのそれぞれの全質量に対して、0.1質量%以上3質量%以下であることができる。
適用例1または適用例2のインクセットにおいて、
前記インクセットが両面印刷インクジェット記録装置用であることができる。
適用例1ないし適用例3のいずれか一例のインクセットにおいて、
前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクの全ての粘度が2.0mm2/s以上4.0mm2/s以下であることができる。
適用例1ないし適用例4のいずれか一例のインクセットにおいて、
前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクの全てが、さらに、アルキレングリコールモノアルキルエーテルを含むことができる。
適用例1ないし適用例5のいずれか一例のインクセットにおいて、
前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクの全てが、さらに、1,2−アルカンジオールを含むことができる。
適用例1ないし適用例6のいずれか一例のインクセットにおいて、
前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクの全てが、さらに、トリメチルグリシンを含むことができる。
本発明に係るインクセットの他の一態様は、
ブラック顔料インク、自己分散型カラー顔料インク、および樹脂分散型カラー顔料インクからなる群より選択される少なくとも一種を含むインクセットであって、
前記ブラック顔料インクの水分量が68質量%以上75質量%以下であり、
前記自己分散型カラー顔料インクの水分量が62質量%以上72質量%以下であり、
前記樹脂分散型カラー顔料インクの水分量が68質量%以上75質量%以下であることを特徴とする。
適用例1ないし適用例8のいずれか一例のインクセットにおいて、
前記ブラック顔料インクは自己分散顔料からなることができる。
本発明に係る両面印刷方法の一態様は、
ブラック顔料インクの水分量が68質量%以上75質量%以下であり、
自己分散型カラー顔料インクの水分量が62質量%以上72質量%以下であり、
樹脂分散型カラー顔料インクの水分量が68質量%以上75質量%以下である、インクセットと、
表面印字開始から裏面印字開始まで3秒以内である紙搬送機構と、
備えるインクジェット記録装置を用いて両面印刷することを特徴とする。
適用例10の両面印刷方法において、
普通紙全面ベタ印字の両面印刷速度(ページ/分)が、片面印字速度の30%以上100%以下であることができる。
適用例10または適用例11の両面印刷方法において、
前記ブラック顔料インクは自己分散顔料からなることができる。
本発明の一実施形態に係るインクセットは、ブラック顔料インクの水分量が68質量%以上75質量%以下であり、自己分散型カラー顔料インクの水分量が62質量%以上72
質量%以下であり、樹脂分散型カラー顔料インクの水分量が68質量%以上75質量%以下であることを特徴とする。このインクセットは、例えば、後述する表面印字開始から裏面印字開始まで3秒以内である紙搬送機構を備えるインクジェット記録装置に搭載されて、ライン型の記録ヘッドを用いたライン型インクジェット記録方式により両面印刷するために用いられるものである。
本実施形態に係るインクセットを構成するインク(上記特定の水分量の、ブラック顔料インク、自己分散型カラー顔料インク、および樹脂分散型カラー顔料インク)は、それぞれ、色材として顔料を含有し、顔料は、無機顔料及び有機顔料のいずれも使用することができる。
本実施形態に係るインクセットを構成するブラック顔料インクは、ブラック顔料と水を含有するものであり、水分量が68質量%以上75質量%以下である。
Corporation)製商品名)、ラーベン H20,5750,5250,5000,3500,1255,700等(以上、コロンビアカーボン(Carbon Columbia)社製商品名)、Rega1 400R,330R,660R、Mogul
L、Monarch 700,800,880,900,1000,1100,1300,1400等(以上、キャボット社(CABOT JAPAN K.K.)製商品名)、Color Black FW1,FW2,FW2V,FW18,FW200,S150,S160,S170、Printex 35,U,V,140U、Special Black 6,5,4A,4等(以上、デグサ(Degussa)社製商品名)、BONJET BLACK M−800(オリエント化学工業社(ORIENT CHEMICAL INDUSTRIES CO., LTD.)製商品名)が挙げられる。
なる。また、上記平均粒径は、インクの保存安定性、吐出安定性、及び沈降性に優れるため、50nm以上300nm以下であることがより好ましく、50nm以上200nm以下であることがさらに好ましい。
本実施形態に係るインクセットを構成する自己分散型カラー顔料インクは、顔料が水中で安定的に分散保持できるようにするために、顔料粒子表面に親水性官能基を化学的・物理的に導入した自己分散型カラー顔料と水を含有するものであり、水分量が62質量%以上72質量%以下である。
とで、前記親水基を顔料の表面に結合(グラフト)させることにより製造される。当該物理的処理としては、例えば真空プラズマ処理等が例示できる。また、当該化学的処理としては、例えば水中で酸化剤により酸化する湿式酸化法や、p−アミノ安息香酸を顔料表面に結合させることによりフェニル基を介してカルボキシル基を結合させる方法等が例示できる。
量%以下であることがより好ましい。
本実施形態に係るインクセットを構成する樹脂分散型カラー顔料インクは、顔料が水中で安定的に分散保持できるようにするために、樹脂分散によって分散可能とした樹脂分散型顔料と、水を含有するものであり、水分量が68質量%以上75質量%以下である。
炭素数1〜24のアルキル(メタ)アクリレート及び炭素数3〜24の環状アルキル(メタ)アクリレートのうち少なくとも一方が70質量%以上のモノマー成分から重合されたものであることが好ましい。その具体例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソボロニル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、テトラメチルピペリジル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシ(メタ)アクリレート及びベヘニル(メタ)アクリレートが挙げられる。また、その他の添加成分としてヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基を有するヒドロキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、及びエポキシ(メタ)アクリレートを用いることもできる。
ン性不純物を極力除去したものであることが好ましい。また、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌した水を用いると、インクを長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を防止することができるので好適である。
本実施形態に係るインクセットを構成するインクは、アセチレングリコール、およびアセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物からなる群より選択されるアセチレングリコール系界面活性剤を3種以上含有してもよく、その場合、アセチレングリコール系界面活性剤の含有量の合計が、インクセットを構成するインクのそれぞれの全質量に対して、0.1質量%以上3質量%以下である。
レングリコールを1種以上と、上記一般式(2)で表されるアセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物を2種以上と、含むことが好ましい。これにより、上述の3種以上のアセチレングリコール系界面活性剤による効果が一層向上する。
h1<h2<h3 ・・・(A)
h1<6・・・ (B)
10≦h3 ・・・(C)
好ましい。
Press, New York 1963」中で定義されているデービス法により求められる数値で、下記式(i)によって算出される値をいう。
(式(i)中、[1]は親水基の基数を表し、[2]は疎水基の基数を表す。)
本実施形態に係るインクセットを構成するインクは、アルキレングリコールモノアルキルエーテルを含有してもよい。本実施形態に係るインクセットを構成するインクがアルキレングリコールモノアルキルエーテルを含有する場合、アルキレングリコールモノアルキルエーテルが浸透剤として作用するため、インクが紙に高速で浸透するようになり、紙搬送機構へのインク転写抑制効果が得られる。
グリコールモノブチルエーテル(TEGmBE)、ジエチレングリコールモノイソヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノイソヘキシルエーテル、エチレングリコールモノイソヘプチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソヘプチルエーテル、トリエチレングリコールモノイソヘプチルエーテル、エチレングリコールモノオクチルエーテル、エチレングリコールモノイソオクチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソオクチルエーテル、トリエチレングリコールモノイソオクチルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ−2−エチルペンチルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルペンチルエーテル、エチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ−2−メチルペンチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−2−メチルペンチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、及びトリプロピレングリコールモノメチルエーテル等が挙げられる。
本実施形態に係るインクセットを構成するインクは、1,2−アルカンジオールを含有してもよい。本実施形態に係るインクセットを構成するインクが1,2−アルカンジオールを含有する場合には、1,2−アルカンジオールが浸透剤として作用するため、インクが紙に高速で浸透するようになり、紙搬送機構へのインク転写抑制効果が得られる。
本実施形態に係るインクセットを構成するインクは、トリメチルグリシン(「グリシンベタイン」ともいう。)を含有してもよい。トリメチルグリシンは、保湿剤として機能するベタイン化合物の1つであり、カール、コックリング適性に優れ、温度による粘度特性に優れる物質である。このため、本実施形態に係るインクセットを構成するインクがトリメチルグリシンを含有する場合には、紙の永久カールの発生が抑制されて紙搬送性が向上し、両面印刷の高速化が可能となる。
使用することもできる。
本実施形態に係るインクセットを構成するインクは、上記以外の有機溶剤、樹脂、上記特定構造のアセチレングリコール系界面活性剤以外の界面活性剤(以下、「その他の界面活性剤」ともいう。)、pH調整剤、防腐剤・防かび剤、防錆剤、キレート化剤等を含有してもよい。
有機溶剤としては、特に限定されないが、例えば、多価アルコール類、ピロリドン誘導体等が挙げられる。
樹脂は、インクの定着性を向上させるという機能を備える。樹脂としては、アクリル系樹脂、フルオレン系樹脂、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂、ロジン変性樹脂、テルペン系樹脂、エステル系樹脂、アミド系樹脂、エポキシ系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン酢酸ビニル系樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は、1種単独または2種以上組み合わせて用いることができる。樹脂には、エマルジョンタイプのものを用いてもよいし、溶液タイプのものを用いてもよい。樹脂を含有する場合には、その含有量を0.1質量%以上6質量%以下とすることができる。
本実施形態に係るインクセットを構成するインクは、その他の界面活性剤(上記特定構造のアセチレングリコール系界面活性剤以外の界面活性剤)を含有してもよい。このような界面活性剤としては、上記一般式(1)および一般式(2)に該当しないアセチレングリコール系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、およびフッ素系界面活性剤等を挙げることができる。
pH調整剤としては、例えば、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、アンモニア、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、トリスヒドロキシメチルアミノメタン(THAM)、4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸(HEPES)、モルホリノエタンス
ルホン酸(MES)、カルバモイルメチルイミノビス酢酸(ADA)、ピペラジン−1,4−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、コラミン塩酸、N,N−ビス(2−ヒドロキシエ
チル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2−アミノエタンスルホン酸(TES)、アセトアミドグリシン、トリシン、グリシンアミド、ビシン等のグッドバッファー、リン酸緩衝液、トリス緩衝液などが挙げられる。
本実施形態に係るインクセットを構成するインクは、前述した成分を任意の順序で混合し、必要に応じて濾過等をして不純物を除去することにより得られる。各成分の混合方法としては、メカニカルスターラー、マグネチックスターラー等の撹拌装置を備えた容器に順次材料を添加して撹拌混合する方法が好適に用いられる。濾過方法としては、遠心濾過、フィルター濾過等を必要に応じて行なうことができる。
本実施形態に係るインクセットを構成するインクは、画像品質とインクジェット記録用のインクとしての信頼性とのバランスの観点から、20℃における表面張力が20mN/m以上40mN/mであることが好ましく、25mN/m以上35mN/m以下であることがより好ましい。なお、表面張力の測定は、例えば、自動表面張力計CBVP−Z(商品名、協和界面科学株式会社製)を用いて、20℃の環境下で白金プレートをインクで濡らしたときの表面張力を確認することにより測定することができる。
本発明の一実施形態に係る両面印刷方法は、表面印字開始から裏面印字開始まで3秒以内である紙搬送機構を備えるインクジェット記録装置に上述したインクセットを搭載し、当該インクセットを構成するインクのインク滴を吐出させて、該インク滴を記録媒体に付着させることで記録媒体である紙の両面に印刷するものである。本実施形態に係る両面印刷方法では、上述のインクセットを使用しているので、紙搬送機構へのインク転写を抑制すると共に、紙搬送性を向上させて、両面印刷の高速化を可能とする。
本実施形態に係る両面印刷方法に用いるインクジェット記録装置としては、例えば、公知のインクジェットプリンター等を用いて行われる。このようなインクジェットプリンターとしては、記録ヘッドとしてシリアルヘッドを採用したシリアル型のインクジェット記録装置、および記録ヘッドとしてラインヘッドを採用したライン型のインクジェット記録装置のいずれでも使用することができる。ここでは、ラインヘッドを採用したライン型のインクジェット記録装置を例に挙げて詳細を説明する。
紙送りローラー20の回転に従動して回転する紙送りアシストローラー21が圧接されている。なお、搬送経路C1,C2の上流側における紙送りローラー20の近傍には、その位置における用紙Pの存在の有無を検出する用紙検出センサーが設けられている。用紙検出センサー40としては、例えば光学式のセンサーが用いられる。
続いて、本実施形態の両面印刷方法の詳細を説明する。操作パネル11に設けられた操作スイッチの操作状況に応じて、コントローラーは印刷条件を決定する。例えば、印刷条件情報に含まれる給紙方式の情報からは、手差し給紙を行うかトレイ給紙を行うかが決定される。また、印刷条件情報に含まれる用紙種や印刷品質などの情報からは、印刷時の記録ヘッド28、支持台29間のギャップの大きさが決定される。
以下、本発明を実験例および比較例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに何ら限定されるものではない。
表1に示す各材料を特開2011−178916号公報に記載の通りインクを調製し、表2に示すように、本実施例では、各インクの水分量を57質量%から84質量%の間で調整した。また、本実施例では、顔料の種類のみを変更した4つのインク(自己分散ブラックインク、自己分散シアンインク、自己分散マゼンダインク、樹脂分散イエローインク)を作製し、4つのインクのそれぞれについて、単独で評価を行った。
・顔料(インク毎に、S170(自己分散ブラックインク用)、C.I.ピグメントブルー15:4(自己分散シアンインク用)、C.I.ピグメントレッド122(自己分散マゼンタインク用)、またはC.I.ピグメントイエロー74(樹脂分散イエローインク用)を使用した。)
・サーフィノール104(商品名、日信化学工業社製、上記式(1)に該当するアセチレングリコール、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール)
・オルフィンE1004(商品名、日信化学工業社製、上記式(2)に該当するアセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物)
・オルフィンE1010(商品名、日信化学工業社製、上記式(2)に該当するアセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールのエチレンオキサイド付加物(エチレンオキサイド付加モル数:10))
以下の評価試験は、次のようにして得られたサンプルを用いて行った。まず、インクジェットプリンターPX−M7050F(セイコーエプソン株式会社製)の記録ヘッドをラインヘッドに改造し、片面両面の印字間隔は、紙搬送経路の速度を可変できるように改造して実験を行った。その後、上記のように調製したインクを充填したインクカートリッジを上記プリンターに搭載して、各インクを記録ヘッドのノズルから吐出させて、記録媒体に画像を記録した。
セイコーエプソン製A4ビジネス普通紙に、Jカラーディジタル標準画像データISO/JIS−SCIDのN6A.Tifパターンを、計200ページ計100枚を両面印字し、紙ジャムの発生の有無で判断した。評価基準は次の通りである。
◎:表面印字開始から裏面印字開始まで1秒で紙ジャム無
○:表面印字開始から裏面印字開始まで3秒で紙ジャム無
×:表面印字開始から裏面印字開始まで3秒で紙ジャム有
セイコーエプソン製A4ビジネス普通紙に、カラーディジタル標準画像データISO/JIS−SCIDのN6A.Tifパターンを、計200ページ計100枚を両面印字し、紙にインク転写した両面搬送ローラーの跡の付着の有無で判断した。評価基準は次の通りである。
◎:両面搬送ローラーの跡の付着が認められない
○:両面搬送ローラーの跡の付着がわずかに認められる
×:両面搬送ローラーの跡の付着が認められる
セイコーエプソン製A4ビジネス普通紙に、カラーディジタル標準画像データISO/JIS−SCIDのN6A.Tifパターンを片面に全面印字し、24℃湿度40%24h放置後のA4の4隅の紙カールの有無で判断した。評価基準は次の通りである。
○:持ち上がり2cm未満
×:持ち上がり2cm以上
以上の評価結果を表2に示す。自己分散ブラックおよび樹脂分散イエローでは、水分量が73質量%以下の場合にはいずれも表面印字開始から裏面印字開始まで1秒で紙ジャムが発生せず、水分量が74質量%および75質量%のときには表面印字開始から裏面印字開始まで3秒で紙ジャムが発生しなかった。これに対し、水分量が76質量%以上では表面印字開始から裏面印字開始まで3秒で紙ジャムが発生した。両面搬送ローラーへのインク転写については、水分量が67質量%以下ではインク転写が認められたが、水分量が68質量%および69質量%ではわずかに認められたのみであり、水分量が70質量%以上ではインク転写が認められなかった。永久カールの有無については、自己分散ブラックは水分量72質量%以下では永久カールは発生せず、樹脂分散イエローでは分量73質量%以下では永久カールは発生しなかった。以上により、自己分散ブラックおよび樹脂分散イエローでは、水分量が68質量%以上75質量%以下の場合に、紙搬送性がよく、両面搬送ローラーへのインク転写が抑制されることが分かった。
次に、両面高速化についてさらに検討した。4色のインクを用い、表面印字開始から裏面印字開始までの間隔を1〜10秒に設定して両面印刷した場合における紙ジャム発生の有無について検討した。下記3種の記録媒体に、Jカラーディジタル標準画像データIS
O/JIS−SCIDのN6A.Tifパターンを、計200ページ計100枚を両面印字し、紙ジャムの発生の有無で判断した。評価基準は次の通りである。
◎:紙ジャム無
×:紙ジャム有
・普通紙A(商品名「両面上質普通紙」、セイコーエプソン株式会社製)
・普通紙B(商品名「CopyPlusPaper」、Hammermill社製)
・印刷用微塗工紙(商品名「OKトップコート+」、王子製紙株式会社製)
以上の評価結果を表3および表4に示す。表3に示すように、4色のインクの水分量が70質量%である実施例1、2では、いずれも表面印字開始から裏面印字開始までの間隔を1秒であっても紙ジャムが発生せず、両面印刷の高速化が可能であることがわかった。これに対し、4色のインクの水分量が本発明の範囲より多い比較例1と、本発明の範囲より少ない比較例2では、表面印字開始から裏面印字開始までの間隔を4秒以上では紙ジャムが発生しないものの、3秒以下では紙ジャムが発生し、実施例1、2と比較すると両面印刷の高速化ができなかった。また、実験例として示したように、記録媒体として印刷用微塗工紙した場合には、インクが記録媒体に浸透しないため、表面印字開始から裏面印字開始までの間隔が10秒であっても紙ジャムが発生した。
、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
Claims (8)
- 水分量が68質量%以上75重量%以下のブラック顔料インクと、水分量が62質量%以上72質量%以下の自己分散型カラー顔料インクと、水分量が68質量%以上75質量%以下の樹脂分散型カラー顔料インクと、を記録紙に吐出し、
前記記録紙を表面印刷開始から裏面印刷開始まで3秒以内に搬送する両面印刷方法であって、
前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクは、アセチレングリコール、およびアセチレングリコールのエチレンオキサイド付加物からなる群より選択されるアセチレングリコール系界面活性剤を3種類以上、およびトリメチルグリシンを含む、両面印刷方法。 - 請求項1において、
前記アセチレングリコール系界面活性剤の含有量の合計が、前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクのそれぞれの全質量に対して、0.1質量%以上3質量%以下である、両面印刷方法。 - 請求項1または請求項2において、
前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクの全ての粘度が2.0mm2/s以上4.0mm2/s以下である、両面印刷方法。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクの全てが、さらに、アルキレングリコールモノアルキルエーテルを含む、両面印刷方法。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記ブラック顔料インク、前記自己分散型カラー顔料インク、および前記樹脂分散型カラー顔料インクの全てが、さらに、1,2−アルカンジオールを含む、両面印刷方法。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
普通紙全面ベタ印字の両面印刷速度(ページ/分)が、片面印字速度の30%以上100%以下である、両面印刷方法。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記ブラック顔料インクは自己分散顔料からなる、両面印刷方法。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の両面印刷方法に使用する、前記ブラックインクと、前記自己分散型カラー顔料インクと、前記樹脂分散型カラー顔料インクと、を含む、インクセット。
Priority Applications (3)
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