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JP6136940B2 - 車両後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両後部構造に関する。
下記特許文献1には、車両後部を構成するロアバックに関する技術が開示されている。具体的には、当該ロアバックは、ロアバックパネルにおいて車両幅方向に沿って延在されロアバックパネルとの間で閉断面部を構成するロアバックリインフォースメントを備えている。そして、当該ロアバックリインフォースメントに対してエクステンションが串刺しされた状態で配設されている。その他にも下記特許文献2において、車両後部構造に関する技術が開示されている。
特開2001−171557号公報 特開2008−254653号公報
これらの先行技術において、車両走行時におけるリアサスペンションからロアバックへの荷重入力を考慮すると、ロアバックの剛性においてさらなる改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、ロアバックの剛性をさらに向上させることができる車両後部構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両後部構造は、車両後部におけるロアバックの一部を構成し、車両上下方向及び車両幅方向に沿って延在されたロアバックパネルと、前記ロアバックパネルの車両前後方向前面に車両幅方向に沿って配設され、車両前後方向に沿って切断したときの断面形状が車両前後方向前方側へ向かって膨らむハット型状を成し、当該ロアバックパネルとで第1閉断面部を構成する第1本体部を備えたロアバックリインフォースメントと、前記ロアバックリインフォースメントにおける車両幅方向外側かつ当該ロアバックリインフォースメントの車両上下方向上方側において、車両上下方向に沿って配設されたランプハウジングと、前記ロアバックリインフォースメントにおける車両幅方向外側において車両前後方向前面に車両上下方向に沿って配設され、水平方向に沿って切断したときの断面形状が車両前後方向前方側へ向かって膨らむハット型状を成し、前記ランプハウジングとで第2閉断面部を構成する第2本体部を備えた縦柱と、を備え、前記ロアバックリインフォースメントにおいて、前記第1本体部における車両幅方向外側に設けられ、車両前後方向に屈曲して形成された第1縦壁と、前記縦柱において、前記第2本体部における車両幅方向外側に設けられ、車両上下方向に沿って形成された外縦壁と、前記縦柱における前記第2本体部において、前記外縦壁と連続しかつ前記第1縦壁と重なるように配設された第2縦壁と、を有している。
請求項1に記載の本発明に係る車両後部構造では、車両後部におけるロアバックの一部を構成するロアバックパネルが車両上下方向及び車両幅方向に沿って延在されている。このロアバックパネルの車両前後方向前面には、車両幅方向に沿ってロアバックリインフォースメントが配設されている。ロアバックリインフォースメントは、車両前後方向に沿って切断したときの断面形状が車両前後方向前方側へ向かって膨らむハット型状を成しており、ロアバックリインフォースメントの第1本体部とロアバックパネルとの間で第1閉断面部が構成されている。
また、ロアバックリインフォースメントにおける車両幅方向外側において、当該ロアバックリインフォースメントの車両上下方向上方側には、ランプハウジングが車両上下方向に沿って配設されている。また、ロアバックリインフォースメントの車両前後方向前面には車両上下方向に沿って縦柱が配設されている。当該縦柱は水平方向に沿って切断したときの断面形状が車両前後方向前方側へ向かって膨らむハット型状を成し、縦柱の第2本体部とランプハウジングとの間で第2閉断面部を構成している。
ロアバックリインフォースメントにおける車両幅方向外側には、車両前後方向に屈曲する第1縦壁が形成されている。これにより、当該ロアバックリインフォースメントにおいて、ロアバックリインフォースメントが車両幅方向に沿って直線状に形成された場合と比較して、車両前後方向で反力を得ることができ、剛性を向上させることができる。
一方、縦柱の第2本体部における車両幅方向外側には、車両上下方向に沿って形成された外縦壁が設けられている。また、第2本体部には、外縦壁と連続して第2縦壁が形成されており、当該第2縦壁は第1縦壁と重なるように配設されている。すなわち、縦柱からロアバックリインフォースメントへ車両上下方向に沿って連続する第1壁面(外縦壁及び第2縦壁)が形成されることになる。これにより、縦柱において剛性を向上させることができると共に、縦柱の第1壁面を介して、ロアバックリインフォースメントの第1縦壁を経て、当該ロアバックリインフォースメントへ荷重を伝達することができる。
請求項2に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項1に記載の本発明に係る車両後部構造において、前記第2本体部における車両幅方向内側に設けられ、前記外縦壁と対向して車両上下方向に沿って形成された内縦壁と、前記第2本体部において前記内縦壁と連続して形成された第3縦壁と、が設けられている。
請求項2に記載の本発明に係る車両後部構造では、縦柱の第2本体部における車両幅方向内側には、外縦壁と対向する内縦壁が設けられており、当該内縦壁は車両上下方向に沿って形成されている。また、第2本体部には、内縦壁と連続する第3縦壁が形成されている。つまり、縦柱からロアバックリインフォースメントへ車両上下方向及び車両幅方向に沿って連続する第2壁面(内縦壁及び第3縦壁)が形成されることになる。これにより、縦柱において剛性を向上させることができる。
請求項3に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項1に記載の本発明に係る車両後部構造において、前記第2本体部に形成され、前記第1本体部における車両上下方向上部に形成された上壁と重なるように配設された第3縦壁が設けられている
請求項3に記載の本発明に係る車両後部構造では、第1本体部における車両上下方向上部に形成された上壁と重なるように配設された第3縦壁が縦柱の第2本体部に形成されているため、縦柱からロアバックリインフォースメントの上壁を経て、当該ロアバックリインフォースメントへ荷重を伝達することができる。
請求項に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項1に記載の本発明に係る車両後部構造において、前記第2本体部における車両幅方向内側に設けられ、前記外縦壁と対向して車両上下方向に沿って形成された内縦壁と、前記第2本体部において前記内縦壁と連続して形成され、前記第1本体部における車両上下方向上部に形成された上壁と重なるように配設された第3縦壁と、が設けられている。
請求項に記載の本発明に係る車両後部構造では、第2本体部における車両幅方向内側には、外縦壁と対向する内縦壁が設けられており、当該内縦壁は車両上下方向に沿って形成されている。また、第2本体部には、内縦壁と連続する第3縦壁が形成されており、当該第3縦壁は、第1本体部における車両上下方向上部に形成された上壁と重なるようにして配設されている。
ロアバックリインフォースメントの上壁と重なる第3縦壁を縦柱に形成し、当該第3縦壁が縦柱の内縦壁と連続して形成されている。つまり、縦柱からロアバックリインフォースメントへ車両上下方向及び車両幅方向に沿って連続する第2壁面(内縦壁及び第3縦壁)が形成されることになる。これにより、縦柱において剛性を向上させることができると共に、縦柱の第2壁面を介して、ロアバックリインフォースメントの上壁を経て、当該ロアバックリインフォースメントへ荷重を伝達することができる。
請求項に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の本発明に係る車両後部構造において、前記ロアバックリインフォースメントにおける車両幅方向端部は前記縦柱の車両幅方向外側まで延在されている。
請求項に記載の本発明に係る車両後部構造では、ロアバックリインフォースメントにおける車両幅方向端部は縦柱の車両幅方向外側まで延在されているため、縦柱に荷重が伝達されたとき、当該縦柱の車両幅方向内側だけでなく、縦柱の車両幅方向外側にも荷重を伝達することができる。
請求項に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の本発明に係る車両後部構造において、前記第1閉断面部は前記第1縦壁を跨いで車両幅方向に連通されている。
請求項に記載の本発明に係る車両後部構造では、第1閉断面部は第1縦壁を跨いで車両幅方向に連通されているため、ロアバックリインフォースメントの車両幅方向の略全域に亘って第1閉断面部が設けられている。すわなち、ロアバックリインフォースメントの車両幅方向の略全域に亘って必要な剛性を確保することができる。
請求項に記載の本発明に係る車両後部構造は、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の本発明に係る車両後部構造において、前記縦柱の車両上下方向下端部は、前記第1本体部の車両上下方向下端部から延出された下フランジに接合されている。
例えば、縦柱の車両上下方向下端部が、第1本体部における車両上下方向に沿った前壁に接合された場合、走行時におけるリアサスペンションからの荷重入力に対して、縦柱と第1本体部の前壁との接合面は、荷重入力方向に沿った方向に配置されることになる。このため、両者を接合する接合部にはせん断力が作用することになる。
これに対して、請求項5に記載の本発明に係る車両後部構造では、縦柱の車両上下方向下端部を第1本体部の車両上下方向下端部から延出された下フランジに接合させるようにしている。これにより、走行時におけるリアサスペンションからの荷重入力に対して、接合部に作用するせん断力を分散させることができる。したがって、結果的に、両者の接合強度を強くすることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車両後部構造は、ロアバックの剛性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項2〜4記載の本発明に係る車両後部構造は、縦柱からロアバックリインフォースメントへ荷重を伝達することができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両後部構造は、縦柱からさらに効果的にロアバックリインフォースメントへ荷重を伝達することができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両後部構造は、ロアバックにおいて断面二次モーメントを向上させ、変形を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両後部構造は、部材間の接合強度を強くすることができる、という優れた効果を有する。
車両を左斜め後方側から見た斜視図である。 本実施の形態に係る車両後部構造の要部を車室内側から見た略正面図である。 本実施の形態に係る車両後部構造の要部を車室内側から見た略正面図である。 (A)は、図2のA−A線に沿って切断した断面図、(B)は、図2のB−B線に沿って切断した断面図、(C)は、図2のC−C線に沿って切断した断面図である。 (A)、(B)は比較例であり、それぞれ図4(A)、(B)に対応する断面図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る車両後部構造の実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示し、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。また、以下の説明で、特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車体前後方向の前後、車体上下方向の上下、車体左右方向(車両幅方向)の左右を示すものとする。
(車両後部構造の構成)
まず、本実施の形態に係る車両後部構造の構成について説明する。図1に示されるように、車両(車体)12の後端部には、車両前後方向の後向きに開口するバックドア開口部14を開閉するためのバックドア16が設けられている。バックドア16の上縁部には、車両幅方向両側において、ヒンジ部材(図示省略)が設けられている。
このバックドア16がヒンジ部材を中心とする軸部周りを回動することで、車両12の後端のバックドア開口部14が開閉されるようになっている。図2及び図3は、本実施の形態に係る車両後部構造の要部を車室内側から見た略正面図を示しているが、図2と図3とでは、後述する縦柱34の連続壁面35、37がそれぞれ見えるように、車両幅方向に沿って若干角度を変えている。
図2に示されるように、バックドア開口部14の下方側には、ロアバック18の一部を構成して車両上下方向及び車両幅方向に沿って延在された板状のロアバックパネル20が設けられている。また、バックドア開口部14の下部における車両幅方向外側には、図示しない光源が取付けられるランプハウジング22が配設されている。
ここで、図4(A)には図2のA−A線に沿って切断した断面図が示されている。また、図4(B)には図2のB−B線に沿って切断した断面図が示され、図4(C)には図2のC−C線に沿って切断した断面図が示されている。図4(A)、(B)に示されるように、ロアバックパネル20の車両前後方向の前面20Aには、車両幅方向を長手方向とするロアバックリインフォースメント24が配設されている。
図4(A)に示されるように、ロアバックリインフォースメント24における車両前後方向に沿って切断したときの断面形状は、車両前後方向前方側へ向かって膨らむハット型状を成している。そして、ロアバックリインフォースメント24の第1本体部としての本体部24Aとロアバックパネル20とで、第1閉断面部としての閉断面部28が構成されている。
ロアバックリインフォースメント24の本体部24Aは、車両前後方向に沿って切断されたときの断面視で、車両上下方向上部に位置する上壁24A1と、車両前後方向前部に位置しロアバックパネル20と略平行に配置された前壁24A2と、車両上下方向下部に位置する下壁24A3と、を含んで構成されている。そして、上壁24A1の端部からは上方へ向かって上フランジ24Bが延出されており、下壁24A3の端部からは下方へ向かって下フランジ24Cが延出されている。
また、図4(B)に示されるように、ロアバックリインフォースメント24の本体部24Aは、前壁24A2を含んで水平方向に沿って切断されたときの断面視で、車両幅方向外側において、車両幅方向外側へ向かうにつれてロアバックパネル20側へ向かって傾斜する第1縦壁としての縦壁24A4が車両前後方向に屈曲している。この縦壁24A4の車両幅方向外側には、ロアバックパネル20と略平行に配置された横壁24A5が設けられている。
横壁24A5の車両幅方向外側には、車両幅方向外側へ向かうにつれてロアバックパネル20側へ向かって傾斜する側壁24A6が設けられており、側壁24A6の外端部からは車両幅方向外側へ向かう外フランジ24Dが延出されている。そして、ここでは、側壁24A6、横壁24A5、縦壁24A4、前壁24A2とロアバックパネル20の前面20Aとで、閉断面部28が構成されている。この閉断面部28は縦壁24A4を跨いで車両幅方向に連通されている。
そして、図4(A)、(B)に示されるように、ロアバックリインフォースメント24の上フランジ24B、下フランジ24C及び外フランジ24Dは、ロアバックパネル20に接合されている(接合部30)。なお、本実施形態において、部材間の接合は、スポット溶接やレーザ溶接等によるものであり、以下も同様である。
また、図2に示されるように、ロアバックリインフォースメント24における車両幅方向端部において、当該ロアバックリインフォースメント24の上方側にはランプハウジング22が配設されている。このランプハウジング22の下端部22Aは、図4(A)に示されるように、ロアバックリインフォースメント24の上フランジ24Bに接合されている。
図2に示されるように、ランプハウジング22、ロアバックリインフォースメント24及びロアバックパネル20の車両幅方向外側には、サイドメンバアウタパネル(以下、「サイメンアウタ」という)32が接合されている。そして、図4(B)に示されるように、サイメンアウタ32の車両幅方向内側端部32Aは、ロアバックパネル20の車両幅方向外縁部20B及びロアバックリインフォースメント24の外フランジ24Dに接合されている(接合部30)。
ここで、本実施形態では、図4(A)、(B)に示されるように、ランプハウジング22及びロアバックリインフォースメント24の前部には、車両上下方向に沿って縦柱34が配設されている。図4(C)に示されるように、縦柱34において水平方向に沿って切断したときの断面形状は、車両前後方向前方側へ向かって膨らむハット型状を成している。そして、縦柱34の第2本体部としての本体部34Aとランプハウジング22とで、第2閉断面部としての閉断面部36が構成されている。
図4(A)に示されるように、縦柱34の本体部34Aは、車両前後方向に沿って切断されたときの断面視で、車両前後方向前部に位置する前壁34A1と、車両上下方向下部に位置する下壁34A2と、を含んで構成されており、下壁34A2の端部からは下方へ向かって下フランジ34Bが延出されている。縦柱34の本体部34Aにおける前壁34A1の下部及び下壁34A2は、ロアバックリインフォースメント24の本体部24Aにおける前壁24A2及び下壁24A3と対向しており、縦柱34の下フランジ34Bはロアバックパネル20の下縁部20C及びロアバックリインフォースメント24の下フランジ24Cに接合されている(接合部30)。
また、縦柱34の本体部34Aにおいて、図4(C)に示されるように、ランプハウジング22と対向する位置で水平方向に沿って切断されたときの断面視で、前壁34A1の車両幅方向外側において、車両幅方向外側へ向かうにつれてランプハウジング22側へ向かって傾斜する外側壁34A3が設けられている。当該外側壁34A3の外端部からは車両幅方向外側へ向かう外フランジ34Cが延出されている。また、前壁34A1の車両幅方向内側において、車両幅方向内側へ向かうにつれてランプハウジング22側へ向かって傾斜する内側壁34A4が設けられており、当該内側壁34A4の外端部からは車両幅方向内側へ向かう内フランジ34Dが延出されている。この外フランジ34C及び内フランジ34Dは、ランプハウジング22に接合されている(接合部30)。
また、縦柱34の本体部34Aにおいて、図4(B)に示されるように、ロアバックリインフォースメント24と対向する位置で水平方向に沿って切断されたときの断面視で、ロアバックリインフォースメント24に形成された縦壁24A4と重なるようにして第2縦壁としての外縦壁34A5が設けられている。
図3に示されるように、この外縦壁34A5は縦柱34の本体部34Aにおける上方側の外側壁34A3と連続して繋がる第1壁面としての連続壁面35(外側壁34A3及び外縦壁34A5)が設けられ、縦柱34からロアバックリインフォースメント24に亘って車両上下方向に沿った稜線Pが形成されている。なお、連続壁面35は車両後方側へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜している。
また、縦柱34の車両幅方向外側からはロアバックリインフォースメント24の横壁24A5が露出している。つまり、ロアバックリインフォースメント24における車両幅方向端部は、縦柱34の車両幅方向外側まで延在されている。
一方、図4(C)に示されるように、縦柱34の本体部34Aは、前壁34A1を含んで水平方向に沿って切断されたときの断面視で、車両幅方向内側において、外側壁34A3と対向する内側壁34A4が車両上下方向に沿って形成されている。
図2に示されるように、この内側壁34A4は縦柱34の本体部34Aにおける下方側の第3縦壁としての内縦壁34A6と連続して繋がる第2壁面としての連続壁面37(内側壁34A4及び内縦壁34A6)が設けられて、縦柱34の車両上下方向からロアバックリインフォースメント24の車両幅方向に沿った稜線Qが形成されている。なお、連続壁面37は車両後方側へ向かうにつれて車両幅内側へ傾斜している。
(車両後部構造の作用・効果)
次に、本実施の形態に係る車両後部構造の作用・効果について説明する。図4(A)に示されるように、ロアバックリインフォースメント24における車両前後方向に沿って切断したときの断面形状は、前方側へ向かって膨らむハット型状を成し、ロアバックリインフォースメント24の本体部24Aとロアバックパネル20とで、閉断面部28を構成している。また、ランプハウジング22及びロアバックリインフォースメント24の前部において、車両上下方向に沿って縦柱34が配設されている。図4(C)に示されるように、この縦柱34における水平方向に沿って切断したときの断面形状は、前方側へ向かって膨らむハット型状を成し、縦柱34の本体部34Aとランプハウジング22とで、閉断面部36を構成している。
このように、ロアバック18における部材間で、閉断面部28、36を構成することで、ロアバック18の断面二次モーメントを向上させ、当該ロアバック18の剛性を向上させることができる。
ここで、本実施形態では、図4(B)に示されるように、ロアバックリインフォースメント24の本体部24Aにおける車両幅方向外側には、車両前後方向に屈曲する縦壁24A4が形成されている。これにより、図5(B)に示されるように、ロアバックリインフォースメント100が車両幅方向に沿って直線状に形成された場合と比較して、車両前後方向で反力を得ることができ、剛性を向上させることができる。
一方、図3に示されるように、縦柱34の本体部34Aにおける車両幅方向外側には、車両上下方向に沿って形成された外側壁34A3が設けられている。また、当該本体部34Aには、外側壁34A3の下方側に当該外側壁34A3と連続して繋がる外縦壁34A5が形成されている。そして、この外縦壁34A5は、ロアバックリインフォースメント24の縦壁24A4と重なるように配設されている(図4(B)参照)。すなわち、縦柱34からロアバックリインフォースメント24へ車両上下方向に沿って連続する連続壁面35が設けられ、稜線Pが形成されている。
これにより、縦柱34において剛性を向上させることができると共に、縦柱34の連続壁面35を介して、ロアバックリインフォースメント24の縦壁24A4を経て、当該ロアバックリインフォースメント24へ荷重を伝達することができる。すわなち、縦柱34からロアバックリインフォースメント24へ荷重を分散させることができる。このため、車両走行時においてリアサスペンション(図示省略)からの荷重入力に対してロアバックパネル20の閉断面部28の変形が抑制され、NV性能(ノイズ・アンド・バイブレーション性能)及び操縦安定性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、図4(C)に示されるように、縦柱34の本体部34Aは、前壁34A1を含んで水平方向に沿って切断されたときの断面視で、車両幅方向内側において、外側壁34A3と対向する内側壁34A4が車両上下方向に沿って形成されている。この内側壁34A4は、図2に示されるように、縦柱34の本体部34Aにおける下方側の内縦壁34A6と連続して繋がる連続壁面37が設けられて、縦柱34の車両上下方向からロアバックリインフォースメント24の車両幅方向に沿った稜線Qが形成されている。
これにより、縦柱34において剛性を向上させることができると共に、縦柱34の連続壁面37を介して、ロアバックリインフォースメント24の上壁24A1を経て、当該ロアバックリインフォースメント24へ荷重を伝達することができる。すわなち、縦柱34からロアバックリインフォースメント24へ荷重を分散させることができる。
さらに、本実施形態では、図4(B)に示されるように、ロアバックリインフォースメント24における車両幅方向端部は、縦柱34の車両幅方向外側まで延在されている。これにより、走行時におけるリヤサスペンション(図示省略)からの荷重が縦柱34に伝達されたとき、当該縦柱34の車両幅方向内側だけでなく、縦柱34の車両幅方向外側にも荷重を伝達することができる。このため、縦柱34からさらに効果的にロアバックリインフォースメント24へ荷重を伝達することができる。
また、本実施形態では、図4(B)に示されるように、ロアバックリインフォースメント24とロアバックパネル20とで構成された閉断面部28はロアバックリインフォースメント24の縦壁24A4を跨いで車両幅方向に連通されている。つまり、ロアバックリインフォースメント24の車両幅方向の略全域に亘って閉断面部28が設けられている。
これにより、ロアバックリインフォースメント24の車両幅方向の略全域に亘って必要な剛性を確保することができ、ロアバックパネル20を含むロアバック18において断面二次モーメントを向上させ、変形を抑制することができる。その結果、ロアバック18において、例えば、ロアバックパネル20の板厚を薄くすることができ、軽量化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、図4(A)に示されるように、縦柱34の本体部34Aにおける前壁34A1の下部及び下壁34A2は、ロアバックリインフォースメント24の本体部24Aにおける前壁24A2及び下壁24A3と対向しており、縦柱34の下フランジ34Bがロアバックリインフォースメント24の下フランジ24Cに接合されている(接合部30)。
例えば、図5(A)に示されるように、縦柱102の下端部が、ロアバックリインフォースメント100の本体部100Aにおける車両上下方向に沿った前壁100A1に接合されたとする(接合部104)。この場合、走行時におけるリヤサスペンション(図示省略)からの荷重入力Fに対して、縦柱102とロアバックリインフォースメント100の本体部100Aの前壁100A1との接合面104Aは、荷重入力方向に沿った方向に配置されることになる。このため、両者を接合する接合部104にはせん断力が作用することになる。
これに対して、本実施形態では、上述のように、図4(A)に示す縦柱34の下フランジ34Bをロアバックリインフォースメント24の下フランジ24Cに接合させるようにしている。ロアバックリインフォースメント24の本体部24Aはロアバックパネル20との間で閉断面部28を構成するため、縦柱34の車両上下方向下端部は、本体部24Aの前壁24A2から下フランジ24Cまで回り込んだ形状とされる。これにより、走行時におけるリアサスペンション(図示省略)からの荷重入力Fに対して、接合部30に作用するせん断力を分散させることができる。したがって、結果的に、両者の接合強度を強くすることができる。
(その他の実施形態)
本実施形態では、例えば、図3に示されるように、縦柱34の本体部34Aには、外側壁34A3と外縦壁34A5とが車両上下方向に沿って連続する連続壁面35が設けられ、稜線Pが形成されている。この稜線Pは一つに限るものではない。つまり、縦柱34において、車両上下方向に沿った稜線がロアバックリインフォースメント24の車両上下方向に沿って延びていれば良いため、連続壁面35は必ずしも一つの曲面又は直線で形成される必要はない。また、連続壁面37は、縦柱34において、車両上下方向に沿った稜線がロアバックリインフォースメント24の車両幅方向に沿って延びていれば良いため、連続壁面35と同様、連続壁面37は必ずしも一つの曲面又は直線で形成される必要はない。
また、本実施形態では、図4(B)に示されるように、ロアバックリインフォースメント24とロアバックパネル20とで構成された閉断面部28はロアバックリインフォースメント24の縦壁24A4を跨いで車両幅方向に連通されている。しかし、ロアバック18における剛性を担保できればよいため、当該閉断面部28が、必ずしもロアバックリインフォースメント24の縦壁24A4を跨いで車両幅方向に連通される必要はない。
さらに、本実施形態では、図4(A)に示されるように、縦柱34の下フランジ34Bがロアバックリインフォースメント24の下フランジ24Cに接合されているが、当該下フランジ34Bは必ずしも下フランジ24Cに接合させるものではない。例えば、下壁24A3であってもよいし、前壁24A2であってもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
12 車両
18 ロアバック
20 ロアバックパネル
22 ランプハウジング
24 ロアバックリインフォースメント
24A 本体部(第1本体部)
24A1 上壁
24A4 縦壁(第1縦壁)
24C 下フランジ
28 閉断面部(第1閉断面部)
34 縦柱
34A 本体部(第2本体部)
34A3 外側壁
34A4 内側壁
34A5 外縦壁(第2縦壁)
34A6 内縦壁(第3縦壁)
35 連続壁面
36 閉断面部(第2閉断面部)
37 連続壁面

Claims (7)

  1. 車両後部におけるロアバックの一部を構成し、車両上下方向及び車両幅方向に沿って延在されたロアバックパネルと、
    前記ロアバックパネルの車両前後方向前面に車両幅方向に沿って配設され、車両前後方向に沿って切断したときの断面形状が車両前後方向前方側へ向かって膨らむハット型状を成し、当該ロアバックパネルとで第1閉断面部を構成する第1本体部を備えたロアバックリインフォースメントと、
    前記ロアバックリインフォースメントにおける車両幅方向外側かつ当該ロアバックリインフォースメントの車両上下方向上方側において、車両上下方向に沿って配設されたランプハウジングと、
    前記ロアバックリインフォースメントにおける車両幅方向外側において車両前後方向前面に車両上下方向に沿って配設され、水平方向に沿って切断したときの断面形状が車両前後方向前方側へ向かって膨らむハット型状を成し、前記ランプハウジングとで第2閉断面部を構成する第2本体部を備えた縦柱と、
    を備え、
    前記ロアバックリインフォースメントにおいて、前記第1本体部における車両幅方向外側に設けられ、車両前後方向に屈曲して形成された第1縦壁と、
    前記縦柱において、前記第2本体部における車両幅方向外側に設けられ、車両上下方向に沿って形成された外縦壁と、
    前記縦柱における前記第2本体部において、前記外縦壁と連続しかつ前記第1縦壁と重なるように配設された第2縦壁と、
    を有する車両後部構造。
  2. 前記第2本体部における車両幅方向内側に設けられ、前記外縦壁と対向して車両上下方向に沿って形成された内縦壁と、
    前記第2本体部において前記内縦壁と連続して形成された第3縦壁と、
    が設けられている請求項1に記載の車両後部構造。
  3. 前記第2本体部に形成され、前記第1本体部における車両上下方向上部に形成された上壁と重なるように配設された第3縦壁が設けられている請求項1に記載の車両後部構造。
  4. 前記第2本体部における車両幅方向内側に設けられ、前記外縦壁と対向して車両上下方向に沿って形成された内縦壁と、
    前記第2本体部において前記内縦壁と連続して形成され、前記第1本体部における車両上下方向上部に形成された上壁と重なるように配設された第3縦壁と、
    が設けられている請求項1に記載の車両後部構造。
  5. 前記ロアバックリインフォースメントにおける車両幅方向端部は前記縦柱の車両幅方向外側まで延在されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両後部構造。
  6. 前記第1閉断面部は前記第1縦壁を跨いで車両幅方向に連通されている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両後部構造。
  7. 前記縦柱の車両上下方向下端部は、前記第1本体部の車両上下方向下端部から延出された下フランジに接合されている請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両後部構造。
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