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JP2016055778A - 車両前部構造 - Google Patents

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裕之 小池
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Abstract

【課題】前面衝突時に第1部材に入力される衝突荷重を第2部材へ効率よく伝達させる。
【解決手段】車両前部構造S1では、フロントサイドメンバ20(第1部材)の後端部がリヤメンバ30(第2部材)の前端部に固定されている。そして、車両Vの前面衝突時に衝突荷重がフロントサイドメンバ20に入力されると、当該衝突荷重は、主としてフロントサイドメンバ20の稜線24に沿って後側へ伝達される。ここで、リヤメンバ30には、ストッパ壁部38が設けられており、ストッパ壁部38はフロントサイドメンバ20の後端において4箇所の角部22を後側から覆っている。これにより、フロントサイドメンバ20の稜線24に沿って後側へ伝達される衝突荷重をストッパ壁部38が受けるため、衝突荷重がリヤメンバ30に良好に(確実に)伝達される。これにより、フロントサイドメンバ20に入力される衝突荷重をリヤメンバ30に効率よく伝達させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部構造に関する。
下記特許文献1に記載された車両前部構造では、フロントサイドメンバ(第1部材)の車両後側にエクステンションメンバ(第2部材)が設けられている。そして、フロントサイドメンバの後端部とエクステンションメンバの先端部がダッシュパネルを挟み込む状態でダッシュパネルにそれぞれ接合されている。これにより、車両の前面衝突時にフロントサイドメンバに入力される車両後側への衝突荷重がダッシュパネルを介してエクステンションメンバに伝達される。
特開2014−004943号公報 特開2011−235756号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された車両前部構造では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、フロントサイドメンバに衝突荷重が入力されると、当該衝突荷重は、主としてフロントサイドメンバの角部に形成された稜線に沿って車両後側へ伝達される。このため、フロントサイドメンバに入力される衝突荷重をエクステンションメンバに効率よく伝達させるためには、フロントサイドメンバの稜線を伝う衝突荷重をエクステンションメンバに伝達させることが望ましいが、上記特許文献1には、この点について記載されていない。したがって、上記車両前部構造では、車両の前面衝突時にフロントサイドメンバ(第1部材)に入力される衝突荷重をエクステンションメンバ(第2部材)に効率よく伝達させるという点において改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮し、前面衝突時に第1部材に入力される衝突荷重を第2部材へ効率よく伝達させることができる車両前部構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載された車両前部構造は、金属材料により構成されると共に、中空矩形柱状に形成され、車両の前部において車両前後方向を長手方向として配置された第1部材と、金属材料により構成されると共に、前記第1部材の車両後側において車両前後方向に延在され、前端部が前記第1部材の後端部に固定された第2部材と、前記第2部材に設けられ、前記第1部材の後端と車両前後方向に対向して配置されて前記第1部材の角部の少なくとも1つを車両後側から覆うストッパと、を備えている。
請求項1に記載された車両前部構造では、中空矩形柱状に形成された第1部材が、車両の前部において車両前後方向を長手方向として配置されている。また、第1部材の車両後側には、第2部材が車両前後方向に延在されており、第2部材の前端部に第1部材の後端部が固定されている。このため、車両の前面衝突時に車両後側への衝突荷重が第1部材に入力されると、当該衝突荷重が第2部材に伝達される。また、衝突荷重が第1部材に入力されたときには、車両後側への衝突荷重は、主として第1部材の角部に形成された稜線に沿って車両後側へ伝達される。
ここで、第2部材には、ストッパが設けられている。このストッパは、車両前後方向において第1部材の後端と対向して配置されて、第1部材の角部の少なくとも1つを車両後側から覆っている。これにより、第1部材の稜線に沿って車両後側へ伝う衝突荷重をストッパが受けるため、当該衝突荷重を第2部材に良好に伝達させることができる。これにより、前面衝突時に第1部材に入力される衝突荷重を第2部材へ効率よく伝達させることができる。
請求項2に記載の車両前部構造は、請求項1に記載の発明において、前記ストッパが、前記第1部材の角部の全てを車両後側から覆っている。
請求項2に記載の車両前部構造では、第1部材の角部の全てがストッパによって車両後側から覆われているため、前面衝突時に第1部材に入力される衝突荷重を第2部材へ一層効率よく伝達させることができる。
請求項3に記載の車両前部構造は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第1部材の後端が前記ストッパに当接されている。
請求項3に記載の車両前部構造は、第1部材の後端がストッパに当接されているため、衝突荷重が第1部材に入力される初期段階から、当該衝突荷重を第2部材へ伝達させることができる。
請求項4に記載の車両前部構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記第1部材と前記第2部材とがMIG溶接によって接合されている。
請求項4に記載の車両前部構造では、中空矩形柱状に形成された第1部材の後端部を第2部材の前端部に良好に接合させることができる。
請求項5に記載の車両前部構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記第2部材がダイキャストにより形成されて、前記ストッパが前記第2部材に一体に形成されている。
請求項5に記載の車両前部構造では、第2部材がダイキャストにより形成されているため、第2部材にストッパを容易に形成することができる。
請求項6に記載の車両前部構造は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の発明において、前記第1部材が押出成形により形成されている。
請求項6に記載の車両前部構造では、第1部材を押出成形により形成した場合でも、車両の前面衝突時に第1部材に入力される衝突荷重を第2部材に効率よく伝達させることができる。
請求項7に記載の車両前部構造は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の発明において、前記第1部材が、前記車両の前部の車幅方向両側に配置されたフロントサイドメンバとされ、前記第2部材が、前記車両の前部と車室との間の区画するダッシュパネルに沿って前後方向に延在されたリヤメンバとされている。
請求項7に記載の車両前部構造では、第1部材がフロントサイドメンバとされ、第2部材がリヤメンバとされている。これにより、車両の前面衝突時にフロントサイドメンバに入力される衝突荷重をリヤメンバへ効率よく伝達できる。
請求項8に記載の車両前部構造は、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の発明において、前記車両の前部には、サスペンションメンバが設けられており、前記サスペンションメンバは、前記サスペンションメンバの前部を構成するサスペンションメンバ前部と、前記サスペンションメンバの後部を構成するサスペンションメンバ後部と、前記サスペンションメンバ前部及び前記サスペンションメンバ後部を連結する連結メンバと、を含んで構成され、前記第1部材が前記連結メンバとされると共に、前記第2部材が前記サスペンションメンバ後部とされている。
請求項8に記載の車両前部構造では、第1部材が連結メンバとされて、第2部材がサスペンションメンバ後部とされている。これにより、車両の前面衝突時にサスペンションメンバ前部に入力される衝突荷重をサスペンションメンバ後部へ効率よく伝達できる。
請求項1に記載の車両前部構造によれば、前面衝突時に第1部材に入力される衝突荷重を第2部材へ効率よく伝達させることができる。
請求項2に記載の車両前部構造によれば、前面衝突時に第1部材に入力される衝突荷重を第2部材へ一層効率よく伝達させることができる。
請求項3に記載の車両前部構造によれば、衝突荷重が第1部材に入力される初期段階から、衝突荷重を第2部材へ伝達させることができる。
請求項4に記載の車両前部構造によれば、中空矩形柱状に形成された第1部材を第2部材に良好に接合させることができる。
請求項5に記載の車両前部構造によれば、第2部材にストッパを容易に形成することができる。
請求項6に記載の車両前部構造によれば、第1部材を押出成形により形成した場合でも、車両の前面衝突時に第1部材に入力される衝突荷重を第2部材に効率よく伝達させることができる。
請求項7に記載の車両前部構造によれば、フロントサイドメンバに入力される衝突荷重をリヤメンバへ効率よく伝達させることができる。
請求項8に記載の車両前部構造によれば、サスペンションメンバ前部に入力される衝突荷重をサスペンションメンバ後部へ効率よく伝達させることができる。
第1の実施の形態の車両前部構造が適用された車両のフロントサイドメンバの後端部周辺の破断した状態を車両左斜め前側から見た模式的な断面図である。 第1の実施の形態の車両前部構造が適用された車両のフロントサイドメンバ及びリヤメンバの全体を示す車両左斜め前側から見た模式的な斜視図である。 図2に示されるフロントサイドメンバの後端部及びリヤメンバを示す一部破断した側面図である。 (A)は、図3に示されるフロントサイドメンバの後端部周辺を示す上側から見た断面図(図3の4A−4A線断面図)であり、(B)は、図3に示されるリヤメンバのキックアップ部を示すリヤメンバの長手方向から見た断面図(図3の4B−4B線断面図)である。 第2の実施の形態の車両前部構造が適用された車両のサスペンションメンバを示す車両左斜め前側から見た分解斜視図である。
(第1の実施の形態)
以下、図1〜図4を用いて第1の実施の形態に係る車両前部構造S1が適用された車両(自動車)Vの前部について説明する。なお、図面に適宜示される矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方を示し、矢印LHは車両左方(車幅方向一側)を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両(前方を向いた場合)の左右を示すものとする。
また、車両前部構造S1では、車幅方向において左右対称に構成されているため、車両Vの前部における車両左側部分について説明し、車両Vの前部における車両右側部分についての説明は省略する。
図2及び図3に示されるように、車両Vの前部には、パワーユニット室(エンジンルーム)PRが設けられており、パワーユニット室PRは、ダッシュパネル10によって車室Cと区画されている。このダッシュパネル10は、鋼板で製作されており、板厚方向を略前後方向にして配置されたパネル本体部12と、側面視でパネル本体部12の下端から下側へ向かうに従い後側へ傾斜された傾斜部14と、を含んで構成されている。そして、ダッシュパネル10の下端部が、車室Cの床下を構成するフロアパネル16の前端部に溶接等によって接合されている。なお、図2及び図3では、ダッシュパネル10とフロアパネル16との接合部分を図示省略している。
パワーユニット室PRの車幅方向両側には、車両Vの骨格部材を成す「第1部材」としてのフロントサイドメンバ20が設けられている。フロントサイドメンバ20は、中空矩形柱状に形成されて、前後方向を長手方向にしてパネル本体部12の下端部に対して前側に配置されている。そして、フロントサイドメンバ20の4箇所の角部22には、前後方向に延在された稜線24がそれぞれ形成されている。また、フロントサイドメンバ20は、アルミニウム合金等の金属材料で構成されると共に、押出成形によって形成されている。このため、フロントサイドメンバ20は、その前端部及び後端部においてフランジが形成されていない構成になっている。
また、フロントサイドメンバ20の内部には、板状の補強リブ26が一体に形成されており、補強リブ26は、上下方向を板厚方向として配置されて、フロントサイドメンバ20の一対の側壁を連結している。これにより、フロントサイドメンバ20の断面構造は、複数(本実施の形態では2つ)の略矩形状の閉断面が上下方向に並ぶ断面構造とされている。すなわち、本実施の形態では、フロントサイドメンバ20の内部に1箇所の補強リブ26が形成されている。
フロントサイドメンバ20の後側には、「第2部材」としてのリヤメンバ30が設けられている。リヤメンバ30は、略矩形閉断面を成す中空構造体にされて、側面視で略クランク状に形成されると共に、前後方向に延在されている。具体的には、リヤメンバ30はキックアップ部30Aを有しており、キックアップ部30Aは、側面視でダッシュパネル10の傾斜部14における前面(パワーユニット室PR側の面)に沿うように後側へ向かうに従い下側へ傾斜されている。また、キックアップ部30Aの上端部は前側へ屈曲されており、この屈曲された部分がリヤメンバ前端部30Bとされている。リヤメンバ前端部30Bは、リヤメンバ30の前端部を構成すると共に、パネル本体部12の下端部の前側に隣接して配置されている。さらに、キックアップ部30Aの下端部はフロアパネル16に沿うように後側へ屈曲されており、この屈曲された部分がリヤメンバ後端部30Cとされている。リヤメンバ後端部30Cは、リヤメンバ30の後端部を構成すると共に、フロアパネル16の下側に隣接して配置されている。
また、リヤメンバ前端部30Bは前後方向に貫通しており、フロントサイドメンバ20の後端部が、リヤメンバ前端部30B内に配置されて、リヤメンバ前端部30Bに固定されている。以下、リヤメンバ30の構成について具体的に説明する。
図2に示されるように、リヤメンバ30は左右2分割構造にされている。すなわち、リヤメンバ30は、リヤメンバ30の車幅方向外側部分を構成するリヤメンバアウタ32と、リヤメンバ30の車幅方向内側部分を構成するリヤメンバインナ34と、を含んで構成されている。また、リヤメンバアウタ32及びリヤメンバインナ34は、それぞれアルミニウム合金等の金属材料で構成されると共に、ダイキャストによって形成されている。
リヤメンバアウタ32は、車幅方向内側へ開放された開断面形状を成している。具体的には、リヤメンバアウタ32は、リヤメンバ30の車幅方向外側の壁部を構成する側壁部32Aを有している。この側壁部32Aは、板厚方向を略車幅方向にして配置され、側面視でダッシュパネル10の下部に沿うように略クランク状に屈曲されると共に、前後方向に延在されている。そして、側壁部32Aにおけるリヤメンバ前端部30Bを構成する部分では、前端が側面視で上側へ向かうに従い後側へ傾斜されている。
また、図1にも示されるように、リヤメンバアウタ32は上壁部32Bを有しており、上壁部32Bは側壁部32Aの上端から車幅方向内側へ延出されている。この上壁部32Bは、側面視で後側へ向かうに従い上側へ傾斜されると共に、後斜め下側へ凸となる略円弧状に湾曲されている。また、上壁部32Bの延出長さは比較的短く設定されており、上壁部32Bの先端が、リヤメンバ30の車幅方向中心線CL(図4(B)参照)に対して車幅方向外側(側壁部32A側)に配置されている。
さらに、リヤメンバアウタ32は、ダッシュパネル10に接合されるアウタ側フランジ部32Cを有している。このアウタ側フランジ部32Cは、側壁部32Aの幅方向一端(ダッシュパネル10側の端)から車幅方向外側へ延出されると共に、上壁部32Bの上端から上側へ延出されて、ダッシュパネル10の前面と対向して配置されている。そして、アウタ側フランジ部32Cが、セルフピアシングリベット(SPR)やボルト等によってダッシュパネル10に接合されている。
また、図4(B)に示されるように、リヤメンバアウタ32は第1壁部32Dを有しており、第1壁部32Dは側壁部32Aの幅方向他端(ダッシュパネル10とは反対側の端)から車幅方向内側へ延出されている。また、第1壁部32Dの延出長さは、上壁部32Bの延出長さと略同じに設定されており、第1壁部32Dの先端が、リヤメンバ30の車幅方向中心線に対して車幅方向外側に配置されている。また、図2に示されるように、第1壁部32Dの前端部は、側面視で前側へ曲線状に屈曲されて、板厚方向を略上下方向にして配置されている。さらに、第1壁部32Dの後端部は、側面視で後側へ曲線状に屈曲されて、板厚方向を略上下方向として配置されている。
さらに、図4(B)に示されるように、側壁部32Aの幅方向一端側には、キックアップ部30A及びリヤメンバ後端部30Cを構成する部分において、第2壁部32Eが形成されている。第2壁部32Eは、側壁部32Aから車幅方向内側へ延出されると共に、ダッシュパネル10の前面と対向して配置されている。この第2壁部32Eの延出長さは、上壁部32Bの延出長さに比べて長く設定されており、第2壁部32Eの先端が、リヤメンバ30の車幅方向中心線CLに対して車幅方向内側に配置されている。
また、図1に示されるように、リヤメンバアウタ32の側壁部32Aには、リヤメンバ前端部30Bを構成する部分において、上下一対の内側壁部32Fが一体に形成されている。内側壁部32Fは、側壁部32Aから車幅方向内側へ突出されると共に、上下方向を板厚方向にして、上下方向に所定の間隔を空けて配置されている。具体的には、フロントサイドメンバ20の後端部が一対の内側壁部32Fによって上下方向に挟み込まれるように設定されている。
一方、図2及び図4(B)に示されるように、リヤメンバインナ34は、車幅方向外側へ開放された開断面形状を成すと共に、リヤメンバアウタ32と略左右対称に構成されている。すなわち、リヤメンバインナ34は、リヤメンバ30の車幅方向内側の壁部を構成する側壁部34Aと、側壁部34Aの上端から車幅方向外側へ延出された上壁部34Bと、側壁部34Aの幅方向一端から車幅方向外側へ延出されたインナ側フランジ部34Cと、側壁部34Aの幅方向他端から車幅方向外側へ延出された第1壁部34Dと、側壁部34Aの幅方向一端側から車幅方向外側へ延出された第2壁部34Eと、含んで構成されている。また、リヤメンバインナ34は、リヤメンバアウタ32の内側壁部32Fに対応する壁部を備えていない。
そして、インナ側フランジ部34Cが、セルフピアシングリベット(SPR)やボルト等によってダッシュパネル10に接合されている。また、図1に示されるように、リヤメンバインナ34の上壁部34Bの先端と、前述したリヤメンバアウタ32の上壁部32Bの先端と、が左右方向に対向して配置されて、上壁部34Bと上壁部32BとMIG溶接等によって接合されている。
また、図4(B)に示されるように、リヤメンバアウタ32における第1壁部32Dの先端部の前側にリヤメンバインナ34の第1壁部34Dの先端部が配置されるように、第1壁部34Dが側壁部34Aから延出されている。そして、第1壁部34Dと第1壁部32Dとが板厚方向に重なり合った状態で両者がMIG溶接等によって接合されている。これにより、リヤメンバ前端部30Bには、前側へ開放された矩形状の開口部36が形成されている。そして、開口部36の大きさがフロントサイドメンバ20の外形に対して僅かに大きく設定されている。
さらに、リヤメンバアウタ32における第2壁部32Eの先端部の後側にリヤメンバインナ34の第2壁部34Eの先端部が配置されるように、第2壁部34Eが側壁部34Aから延出されている。そして、第2壁部34Eと第2壁部32Eとが板厚方向に重なり合った状態で両者がMIG溶接等によって接合されている。これにより、キックアップ部30A及びリヤメンバ後端部30Cが、リヤメンバ30の長手方向から見て矩形閉断面形状に構成されている。
そして、図1に示されるように、フロントサイドメンバ20の後端部が、リヤメンバ30の開口部36内へ前側から挿入されて、リヤメンバ前端部30B内に配置されている。換言すると、フロントサイドメンバ20の後端部がリヤメンバアウタ32及びリヤメンバインナ34によって左右方向に挟み込まれて、リヤメンバ前端部30Bの開口部36からフロントサイドメンバ20が前側へ延出されている。そして、フロントサイドメンバ20の後端部における外周部と、リヤメンバ30の開口部36の縁部と、がリヤメンバ30の開口部36の全周に亘ってMIG溶接によって接合されている。また、フロントサイドメンバ20の後端部における外周部と、リヤメンバアウタ32の一対の内側壁部32Fの先端縁部と、がMIG溶接によって接合されている。これにより、フロントサイドメンバ20の後端部が、リヤメンバ30の前端部に固定されている。なお、フロントサイドメンバ20がリヤメンバ30に固定された状態では、フロントサイドメンバ20の後端はリヤメンバ前端部30B内に配置されている。つまり、フロントサイドメンバ20の後端がダッシュパネル10の前側に配置されている。
次に、本発明の要部である「ストッパ」としてのストッパ壁部38について説明する。図1に示されるように、ストッパ壁部38は、リヤメンバ30におけるリヤメンバ前端部30Bの内周部に一体に形成されている。このストッパ壁部38は、正面視で略矩形枠状に形成されると共に、板厚方向を前後方向として配置され、前後方向においてフロントサイドメンバ20の後端と対向している。すなわち、フロントサイドメンバ20の稜線24を形成する4箇所の角部22が、フロントサイドメンバ20の後端において、ストッパ壁部38によって後側から覆われている。なお、上述したように、リヤメンバ30はリヤメンバアウタ32及びリヤメンバインナ34によって左右2分割構造にされているため、ストッパ壁部38も左右2分割にされている。つまり、ストッパ壁部38が、リヤメンバアウタ32の側壁部32Aから車幅方向内側へ突出されたストッパアウタ部38Aと、リヤメンバ30のリヤメンバインナ34の側壁部34Aから車幅方向外側へ突出されたストッパインナ部38Bと、で構成されて、ストッパ壁部38が全体として略矩形枠状を成すように構成されている。
また、フロントサイドメンバ20がリヤメンバ30に接合された状態では、フロントサイドメンバ20の後端がストッパ壁部38の前面に当接するように設定されている(図4(A)参照)。すなわち、リヤメンバ30がストッパ壁部38の部位においてフロントサイドメンバ20を後側から支持するように構成されている。これにより、フロントサイドメンバ20に後側への衝突荷重が入力されたときには、ストッパ壁部38が当該衝突荷重を受けるように構成されている。
次に、第1の実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成された車両前部構造S1が適用された車両Vでは、フロントサイドメンバ20の後端部がリヤメンバ30のリヤメンバ前端部30Bに固定されている。そして、車両Vが前面衝突すると、後側への衝突荷重がフロントサイドメンバ20に入力されて、当該衝突荷重がリヤメンバ30に伝達される。また、フロントサイドメンバ20は中空矩形柱状に形成されているため、上記衝突荷重は、主としてフロントサイドメンバ20の稜線24に沿って後側へ伝達される。
ここで、リヤメンバ30には、ストッパ壁部38が設けられており、ストッパ壁部38は、フロントサイドメンバ20の後端において4箇所の角部22を後側から覆っている(支持している)。これにより、フロントサイドメンバ20の稜線24に沿って後側へ伝達される衝突荷重をストッパ壁部38が受けるため、当該衝突荷重がリヤメンバ30に良好に(確実に)伝達される。したがって、フロントサイドメンバ20に入力される衝突荷重をリヤメンバ30に効率よく伝達させることができる。
また、ストッパ壁部38が、フロントサイドメンバ20の後端において、4箇所の角部22を後側から覆っているため、仮にフロントサイドメンバ20とリヤメンバ30との接合状態が解除された場合でも、フロントサイドメンバ20をストッパ壁部38によって後側から支持することができる。これにより、このような場合においても、フロントサイドメンバ20の後側への移動をストッパ壁部38によって制限しつつ、衝突荷重をストッパ壁部38によってリヤメンバ30に伝達できる。その結果、車両Vの前面衝突時にフロントサイドメンバ20がダッシュパネル10に当たることを抑制又は防止でき、ひいてはフロントサイドメンバ20が車室C側へ侵入することを抑制又は防止できる。
さらに、フロントサイドメンバ20の後端がストッパ壁部38の前面に当接されている。このため、後側への衝突荷重がフロントサイドメンバ20に入力される初期段階から、当該衝突荷重をリヤメンバ30に伝達させることができる。
また、フロントサイドメンバ20の後端部における外周部と、リヤメンバ30の開口部36の縁部と、がリヤメンバ30の開口部36の全周に亘ってMIG溶接によって接合されている。さらに、フロントサイドメンバ20の後端部における外周部と、リヤメンバアウタ32の一対の内側壁部32Fの先端縁部と、がMIG溶接によって接合されている。このため、フロントサイドメンバ20の後端部とリヤメンバ30の前端部とを連続接合することができる。これにより、中空矩形柱状に形成されたフロントサイドメンバ20の後端部をリヤメンバ30の前端部に良好に接合(固定)させることができる。
さらに、リヤメンバ30はダイキャストによって形成されている。これにより、リヤメンバ30(リヤメンバアウタ32及びリヤメンバインナ34)にストッパ壁部38を容易に形成することができる。また、リヤメンバ30にストッパ壁部38が一体に形成されているため、ストッパ壁部38がリヤメンバ30に対する補強リブとして機能する。このため、リヤメンバ30におけるフロントサイドメンバ20を固定する部位(すなわち、リヤメンバ前端部30B)の剛性を高くすることができ、ひいてはフロントサイドメンバ20の後端部(根元部)における剛性を高くすることができる。
また、アルミニウム合金等を押出成形することでフロントサイドメンバ20が形成されている。このため、フロントサイドメンバ20を押出成形によって形成した場合でも、前面衝突時にフロントサイドメンバ20に入力される衝突荷重をリヤメンバ30へ効率よく伝達させることができる。すなわち、フロントサイドメンバ20の後端部をリヤメンバ30の前端部に固定する場合には、一般に従来技術のように両者にフランジ等を形成して、当該フランジ同士を接合する。これにより、リヤメンバ30によってフロントサイドメンバ20を後側から支持することができる。一方、押出成形によってフロントサイドメンバ20を形成する場合には、フロントサイドメンバ20の前端や後端に上記フランジを形成することができない。このため、このような形態のフロントサイドメンバ20においても、リヤメンバ30にストッパ壁部38を設けることで、フロントサイドメンバ20をストッパ壁部38によって後側から支持する構成にできる。以上により、フロントサイドメンバ20を押出成形によって形成した場合でも、前面衝突時にフロントサイドメンバ20に入力される衝突荷重をリヤメンバ30へ効率よく伝達させることができる。
さらに、リヤメンバ30に形成された上下一対の内側壁部32Fによって、フロントサイドメンバ20の後端部が上下方向に挟み込まれている。これにより、フロントサイドメンバ20に対するリヤメンバ30の上下方向における支持剛性を高くすることができる。
(第2の実施の形態)
以下、図5を用いて第2の実施の形態に係る車両前部構造S2について説明する。第2の実施の形態の車両前部構造S2は、パワーユニット室PRの下部に配置されたサスペンションメンバ50に適用されており、サスペンションメンバ50は、平面視で左右一対のフロントサイドメンバ20(図5では不図示)の間に配置されている。以下、サスペンションメンバ50の構成について説明する。
サスペンションメンバ50は、サスペンションメンバ50の後部を構成する「第2部材」としてのサスペンションメンバ後部52と、サスペンションメンバ50の前部を構成するサスペンションメンバ前部74と、サスペンションメンバ後部52とサスペンションメンバ前部74とを連結する左右一対の連結部60と、を含んで構成されている。
サスペンションメンバ後部52は、アルミニウム合金等の金属材料により構成され、ダイキャストによって形成されている。サスペンションメンバ後部52は、下側へ開放された開断面形状を成すと共に、平面視で前側へ開放された略U字形状に形成されている。また、サスペンションメンバ後部52の車幅方向両側部分には、前側へ突出された左右一対のアーム部54が形成されている。このアーム部54は、サスペンションメンバ後部52の前端部を構成し、前側へ開口されると共に、前側から見て下側へ開放された略凹状に形成されている。そして、アーム部54の内側には、「ストッパ」としての第1ストッパ壁部56が一体に設けられており、第1ストッパ壁部56は、略矩形板状に形成されると共に、板厚方向を前後方向にして配置されている。
連結部60は、連結部60の後部を構成する「第1部材」及び「連結メンバ」としての第1連結メンバ62と、連結部60の前部を構成する第2連結メンバ64と、第1連結メンバ62と第2連結メンバ64とを連結する連結ブラケット66と、を含んで構成されている。
第1連結メンバ62は、アルミニウム合金等の金属材料を押出成形することで形成されている。また、第1連結メンバ62は、中空矩形柱状に形成されて、前後方向に延在されている。これにより、第1連結メンバ62の4箇所の角部62Aには、前後方向に延びる稜線62Bがそれぞれ形成されている。また、第1連結メンバ62の前端部分が略クランク状に屈曲されて、第1連結メンバ62の後端部が第1連結メンバ62の前端部に対して下側に配置されるようになっている。そして、第1連結メンバ62の後端部がサスペンションメンバ後部52のアーム部54内に配置されて、アーム部54の開口縁部と、第1連結メンバ62の外周部と、がMIG溶接によって接合されている。さらに、第1連結メンバ62の後端が第1ストッパ壁部56の前面に当接されており、第1連結メンバ62の角部62Aが、第1連結メンバ62の後端において、第1ストッパ壁部56によって後側から覆われている。
第2連結メンバ64は、第1連結メンバ62と同様に、アルミニウム合金等の金属材料を押出成形することで形成されている。また、第2連結メンバ64は、中空矩形柱状に形成されて、前後方向に延在されている。これにより、第2連結メンバ64の4箇所の角部64Aには、前後方向に延びる稜線64Bが形成されている。
連結ブラケット66は、アルミニウム合金等の金属材料により構成され、ダイキャストによって形成されている。また、連結ブラケット66は、下側へ開放された開断面形状を成すと共に、平面視で車幅方向内側へ突出された略T字形状に形成されている。具体的には、連結ブラケット66には、前後方向へ突出された前後一対の第1接続部68F,68Rが一体に形成されている。第1接続部68Fは前側へ開口され、第1接続部68Rは後側へ開口されており、第1接続部68F,68Rは前後方向から見て下側へ開放された略凹状に形成されている。また、第1接続部68F,68Rの内側には、第2ストッパ壁部70F,70Rがそれぞれ一体に設けられており、第2ストッパ壁部70F,70Rは、略矩形板状に形成されて、板厚方向を前後方向にして配置されている。
そして、第1連結メンバ62の前端部が第1接続部68R内に配置されて、第1接続部68Rの開口縁部と、第1連結メンバ62の外周部と、がMIG溶接によって接合されている。また、第1連結メンバ62の前端が第2ストッパ壁部70Rの後面に当接されており、第1連結メンバ62の角部62Aが、第1連結メンバ62の前端において、第2ストッパ壁部70Rによって前側から覆われている。
さらに、第2連結メンバ64の後端部が第1接続部68F内に配置されて、第1接続部68Fの開口縁部と、第2連結メンバ64の外周部と、がMIG溶接によって接合されている。また、第2連結メンバ64の後端が第2ストッパ壁部70Fの前面に当接されており、第2連結メンバ64の角部64Aが、第2連結メンバ64の後端において、第2ストッパ壁部70Fによって後側から覆われている。
一方、連結ブラケット66には、車幅方向内側へ突出された第2接続部69が一体に形成されている。この第2接続部69は、車幅方向内側へ開口されると共に、車幅方向内側から見て下側へ開放された略凹状に形成されている。また、一対の連結ブラケット66の間には、車幅方向を長手方向とした長尺状の中間メンバ72が設けられている。中間メンバ72は、アルミニウム合金等の金属材料を押出成形することで形成されると共に、車幅方向から見て下側へ開放された略凹状に形成されている。そして、中間メンバ72の長手方向両端部が第2接続部69内に配置されて、第2接続部69の開口縁部と、中間メンバ72の長手方向両端部における外周部と、がMIG溶接によって接合されている。
サスペンションメンバ前部74は、車幅方向を長手方向とした長尺状を成すと共に、車幅方向から見て後側へ開放された略凹状に形成されている。また、サスペンションメンバ前部74は、アルミニウム合金等の金属材料で構成されて、ダイキャストによって形成されている。そして、第2連結メンバ64の前端部が、サスペンションメンバ前部74の長手方向両端部の内側に配置されて、サスペンションメンバ前部74の開口縁部と、第2連結メンバ64の前端部における外周部と、がMIG溶接によって接合されている。
以上のように構成されたサスペンションメンバ50では、車両Vの前面衝突時に後側への衝突荷重がサスペンションメンバ前部74に入力されると、当該衝突荷重が連結部60(第2連結メンバ64、連結ブラケット66、及び第1連結メンバ62)を介してサスペンションメンバ後部52に伝達される。
具体的には、サスペンションメンバ前部74を介して第2連結メンバ64に衝突荷重が入力されて、当該衝突荷重が、主として第2連結メンバ64の稜線64Bに沿って後側へ伝達される。そして、第2連結メンバ64の稜線64Bに沿って後側へ伝達される衝突荷重を第2ストッパ壁部70Fが受けて、当該衝突荷重が連結ブラケット66に良好に伝達される。
また、連結ブラケット66に伝達された衝突荷重は、第2ストッパ壁部70Rを介して第1連結メンバ62に入力される。第1連結メンバ62に入力された衝突荷重は、主として第1連結メンバ62の稜線62Bに沿って後側へ伝達される。そして、第1連結メンバ62の稜線62Bに沿って後側へ伝達される衝突荷重を第1ストッパ壁部56が受けて、当該衝突荷重がサスペンションメンバ後部52に良好に伝達される。以上により、第2の実施の形態においても、第1連結メンバ62に入力された衝突荷重をサスペンションメンバ後部52に効率よく伝達させることができる。
なお、第2の実施の形態では、第2連結メンバ64の後端が第2ストッパ壁部70Fの前面に当接されており、第2連結メンバ64の角部64Aが、第2連結メンバ64の後端において、第2ストッパ壁部70Fによって後側から覆われている。このため、第2連結メンバ64を本発明の「第1部材」及び「連結メンバ」とし、連結ブラケット66を本発明の「第2部材」とし、第2ストッパ壁部70Fを本発明の「ストッパ」としてもよい。
また、第1の実施の形態では、フロントサイドメンバ20の4箇所の角部22が、リヤメンバ30のストッパ壁部38によって後側から覆われている。また、第2の実施の形態では、第1連結メンバ62の4箇所の角部62Aが、第1ストッパ壁部56によって後側から覆われている。これに代えて、第1の実施の形態において、フロントサイドメンバ20の少なくとも1箇所の角部22を、ストッパ壁部38によって後側から覆うように構成してもよい。また、第2の実施の形態において、第1連結メンバ62の少なくとも1箇所の角部62Aを、第1ストッパ壁部56によって後側から覆うように構成してもよい。
また、第1の実施の形態では、フロントサイドメンバ20の後端が、リヤメンバ30のストッパ壁部38に当接されており、第2の実施の形態では、第1連結メンバ62の後端が、第1ストッパ壁部56に当接されている。これに代えて、第1の実施の形態において、フロントサイドメンバ20の後端とストッパ壁部38との間に僅かな隙間を形成するように構成してもよい。また、第2の実施の形態において、第1連結メンバ62の後端と第1ストッパ壁部56との間に僅かな隙間を形成するように構成してもよい。
10 ダッシュパネル
20 フロントサイドメンバ(第1部材)
30 リヤメンバ(第2部材)
38 ストッパ壁部(ストッパ)
52 サスペンションメンバ後部(第2部材)
56 第1ストッパ壁部(ストッパ)
62 第1連結メンバ(第1部材、連結メンバ)
64 第2連結メンバ(第1部材、連結メンバ)
66 連結ブラケット(第2部材)
70F 第2ストッパ壁部(ストッパ)
C 車室
PR パワーユニット室
S1 車両前部構造
S2 車両前部構造

Claims (8)

  1. 金属材料により構成されると共に、中空矩形柱状に形成され、車両の前部において車両前後方向を長手方向として配置された第1部材と、
    金属材料により構成されると共に、前記第1部材の車両後側において車両前後方向に延在され、前端部が前記第1部材の後端部に固定された第2部材と、
    前記第2部材に設けられ、前記第1部材の後端と車両前後方向に対向して配置されて前記第1部材の角部の少なくとも1つを車両後側から覆うストッパと、
    を備えた車両前部構造。
  2. 前記ストッパが、前記第1部材の角部の全てを車両後側から覆っている請求項1に記載の車両前部構造。
  3. 前記第1部材の後端が前記ストッパに当接されている請求項1又は請求項2に記載の車両前部構造。
  4. 前記第1部材と前記第2部材とがMIG溶接によって接合されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両前部構造。
  5. 前記第2部材がダイキャストにより形成されて、前記ストッパが前記第2部材に一体に形成されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両前部構造。
  6. 前記第1部材が押出成形により形成されている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両前部構造。
  7. 前記第1部材が、前記車両の前部の車幅方向両側に配置されたフロントサイドメンバとされ、
    前記第2部材が、前記車両の前部と車室との間の区画するダッシュパネルに沿って前後方向に延在されたリヤメンバとされている請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両前部構造。
  8. 前記車両の前部には、サスペンションメンバが設けられており、
    前記サスペンションメンバは、
    前記サスペンションメンバの前部を構成するサスペンションメンバ前部と、
    前記サスペンションメンバの後部を構成するサスペンションメンバ後部と、
    前記サスペンションメンバ前部及び前記サスペンションメンバ後部を連結する連結メンバと、
    を含んで構成され、
    前記第1部材が前記連結メンバとされると共に、前記第2部材が前記サスペンションメンバ後部とされている請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両前部構造。
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