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JP6006743B2 - 型締装置への金型取付方法 - Google Patents

型締装置への金型取付方法 Download PDF

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JP6006743B2 JP2014085140A JP2014085140A JP6006743B2 JP 6006743 B2 JP6006743 B2 JP 6006743B2 JP 2014085140 A JP2014085140 A JP 2014085140A JP 2014085140 A JP2014085140 A JP 2014085140A JP 6006743 B2 JP6006743 B2 JP 6006743B2
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Description

本発明は、多色成形用射出成形機等において複数の金型を型締装置に取付ける際に用いて好適な型締装置への金型取付方法に関する。
一般に、射出成形機に備える金型は、可動型と固定型により構成され、これらは型締装置により支持される。型締装置は、位置が固定された固定盤と位置が変位する可動盤を備え、固定型は固定盤に、かつ可動型は可動盤にそれぞれ所定のクランプ部により取付けられる。ところで、クランプ部としてはボルトナットが広く知られているが、取付操作(クランプ操作)が煩雑となり容易に自動化できない難点もある。このため、クランプ操作の自動化を容易にするボルトナット以外のクランプ部も実用化されている。
従来、このような自動化を容易にするクランプ部としては、特許文献1で開示される流体圧クランプ及び特許文献2で開示される磁力式固定装置が知られている。しかし、ボルトナットを使用しない従来のクランプ部は、ボタン操作によりクランプ状態(ON)又はクランプ解除状態(OFF)の切換えを容易に行える反面、可動盤と固定盤の型取付面が垂直面(鉛直面)となり、また、複数組の金型を順次切換えて成形する多色成形用射出成形機の場合、必ずしも取付操作が容易になるとは言えない。即ち、ボルトナットを人為的に操作して金型の位置調整を行う場合には、作業者の感覚により金型が落下しない程度にボルトナットを緩め、その状態で微妙な位置調整を行うことが可能であるが、ボルトナットを使用しないクランプ部によりクランプする場合、クランプ操作自体は容易に行うことができるとしても、金型に対する位置調整は容易に行うことができない。
そこで、本出願人は、既に、金型に対する容易かつ確実なクランプ及び位置決めを可能にし、特に、多色成形用射出成形機等に備える複数の金型を型締装置に取付ける際に用いて好適な金型のクランプ方法を特許文献3により提案した。このクランプ方法は、可動盤を型開状態にし、かつクランパをクランプ解除状態にして、金型を型取付面間に装填し、可動盤を型締位置に移動させた後、全てのクランパをクランプ状態に切換える第一ステップと、可動盤を型開状態にした後、回転盤を回転させて可動型の位置切換えを行う第二ステップと、可動盤を型閉方向へ移動させ、予め設定した所定の解除設定位置に達したなら、相対向する可動型と固定型の一方におけるクランパをクランプ解除状態に切換える第三ステップと、可動盤を型締位置に移動させた後、第三ステップでクランプ解除状態にしたクランパをクランプ状態に切換える第四ステップとを設けたものである。
特開平5−185341号公報 国際公開WO2008/105034号再公表特許公報 特開2013−188998号公報
しかし、上述した特許文献3のクランプ方法(金型取付方法)は次のような解決すべき課題も残されていた。
第一に、金型を取付ける際には、二組(一般的には複数組)の金型を型締装置に対して同時に搬入することを前提とする。したがって、二組の金型を保持する特殊な構造を有し、かつ二組の金型を同時に支持する大型のクレーンが必要になるなど、設備関連の無視できないコストアップ要因となる。また、ボルトナットを使用する一般的なクランプ部では、金型毎にボルトナット締付等の個別の作業が必要となるため、二組の金型を同時に搬入する方法が必ずしも望ましい方法とはいえず、二組の金型を型締装置に対して同時に搬入する方法は汎用性に難がある。
第二に、二組の金型を同時に搬入する理由の一つとして、複数の金型が全て取付けられていない状態では型締力のアンバランスを生じ、正確な型厚読込等を行えない点がある。加えて、金型は通常かなり重量を有し、大型の金型では600〔t〕を越える場合もある。一方、特許文献3の場合、金型の位置を調整する際にクランプを一時的に解除する期間を含むとともに、ボルトナットを使用する一般的なクランプ部の場合、二番目の金型を取付ける際に一番目の金型が片持状に支持される工程も存在するなど、一番目の金型が完全に取付けられていない状態における二番目の金型の取付作業は、作業者にとっての不安要因、更には作業性の低下要因になることから、一組ずつ金型を取付ける方法を採用しにくい実情も存在する。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した型締装置への金型取付方法の提供を目的とするものである。
本発明に係る型締装置1cへの金型取付方法は、上述した課題を解決するため、射出装置1ia,1ibを横に配した多色成形用射出成形機1の型締装置1cに備える可動盤2に支持される回転盤3の型取付面3fとこの型取付面3fに対向する固定盤4の型取付面4fに対して、回転盤3の周方向に沿って所定の等間隔毎に配する複数組の金型Ca,Cbを、所定のクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbを介して取付けるに際し、予め、型取付時の型締力を、型締装置1cの最大型締力Pmaxに対して5〜25〔%〕に設定することにより成形時の型締力よりも小さい制限型締力Pcpに制限し、かつ全てのクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbの数を設定値Stとして設定するとともに、型取付時におけるONになったクランプ部5ma…の数をカウントし、カウントによるカウント値Scが設定値Stに達したことを条件としてインタロック機能Fiを解除するインタロック機能Fiを有する型取付モードMcを設け、金型Ca,Cbの取付時に、選択した型取付モードMcを実行するとともに、複数組の金型Ca,Cbについて一組ずつ順次取付けを行うようにしたことを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、型取付モードMcでは、型締装置1cを駆動制御する成形機コントローラ10に付属するディスプレイ11の操作画面に表示される高圧型締を行うためのキー表示をマスク処理することもできる。なお、クランプ部5ma…には、電磁クランパ,油圧クランパ,エアクランパ,の一つを用いることができるとともに、他のクランプ部5ma…として、ボルトナットを用いることもできる。
このような本発明に係る型締装置1cへの金型取付方法によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 型取付時の型締時における型締力は、成形時の型締力よりも小さい制限型締力Pcpに制限されるため、複数組の金型Ca,Cbが全て取付けられていない状態において型締力にアンバランスが生じる場合であっても、金型Ca…や型締装置1cに対する無用な応力付加を排除でき、金型Ca…や型締装置1cの破損や損傷を回避できる。この結果、複数組の金型Ca…を一組ずつ取付けることが可能になるため、複数組を支持する特殊な構造を有する大型のクレーン等は不要となり、設備関連の大幅なコストダウンを図ることができる。
(2) 少なくとも、型取付時の型締力を制限型締力Pcpに制限するとともに、全てのクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbがONする条件を満たすまで制限を解除しないインタロック機能Fiを有する型取付モードMcを設定したため、複数組の金型Ca…を一組ずつ取付ける場合であっても、高圧型締力が、通常の操作或いは誤って付加される不具合を確実に排除できるとともに、ユーザ(作業者)の不安要因を排除し、円滑かつ確実な金型取付及び位置調整等を行うことができるなど、作業性の向上及び作業能率の向上に寄与できる。
(3) 制限型締力Pcpは、型締装置1cの最大型締力Pmaxに対して5〜25〔%〕に設定したため、最大型締力Pmax(100〔%〕出力)に対して、十分に低い加圧力により型締可能になる。この結果、金型Ca…や型締装置1cに対する過大な応力付加の抑制効果、更には、金型Ca…や型締装置1cに対する破損回避効果を、より有効化及び確実化することができる。
(4) 全てのクランプ部5ma…の数を設定値Stとして設定するとともに、型取付時におけるONになったクランプ部5ma…の数をカウントし、カウントによるカウント値Scが設定値Stに達したことを条件としてインタロック機能Fiを解除する型取付モードMcを設けたため、全ての金型Ca…が確実に固定されたことを示す最も確実な情報として利用でき、インタロック機能Fiの有効性及び確実性をより高めることができる。加えて、一連の取付工程が終了したにも拘わらずインタロック機能Fiが解除されない場合には、故障等が発生した可能性があるため、エラー情報としても利用できる。
(5) 金型Ca,Cbには、多色成形用射出成形機1における金型を含むため、本発明に係る金型取付方法を用いたことに伴う最適なパフォーマンスを発揮させることができる。
(6) 好適な態様により、型取付モードMcにおいて、型締装置1cを駆動制御する成形機コントローラ10に付属するディスプレイ11の操作画面に表示される高圧型締を行うためのキー表示をマスク処理するようにすれば、ユーザ(作業者)は、高圧型締が制限されていることを容易に知ることができるとともに、操作の側面から高圧型締を禁止できるため、高圧型締力の発生を制限するいわば二重の制限手段して機能させることができる。
(7) 好適な態様により、クランプ部5ma…に、電磁クランパ,油圧クランパ,エアクランパ,の一つを用いれば、スイッチ操作等によりON又はOFFに切換可能であって、かつ位置調整等を容易に行うことができないクランプ部5ma…であっても、本発明に係る金型取付方法を適用することにより、型取付時の安全性や作業性をより高めることができる。
(8) 好適な態様により、クランプ部5ma…に、ボルトナットを用いれば、特に、人為的な作業が比較的多いボルトナットの場合であっても、ユーザ(作業者)は安心して金型Ca,Cbに対するボルトナットの締付作業及び位置調整作業等を行うことができ、作業性の向上にも寄与できる。
本発明の好適実施形態に係る金型取付方法に基づく取付手順を順を追って説明するためのフローチャート、 同金型取付方法により金型を取付けた後に行う取付後処理工程の処理手順を順を追って説明するためのフローチャート、 同金型取付方法の大まかな概要図、 同金型取付方法を実施できる二色成形用射出成形機の全体外観構成を示す平面図、 同金型取付方法を実施できる二色成形用射出成形機の主要部の構成図、 同金型取付方法の実施時における型締装置及び金型の状態図、 同金型取付方法の実施時における型締装置及び金型の他の状態図、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る金型取付方法を用いて好適な二色成形用射出成形機1の概略構成について、図4及び図5を参照して説明する。
二色成形用射出成形機1は、図4に示すように、機台50上に設置した型締装置1cと、左右に並べて設置した一対の射出装置1ia,1ibを備える。なお、図4は射出成形機1の平面視の外観を示す。型締装置1cは、機台50の中程に固定した固定盤4と、機台50の端部に固定した支持盤51と、この支持盤51と固定盤4間に架設した四本のタイバー52…を備えるとともに、各タイバー52…にスライド自在に装填した可動盤2を備える。各タイバー52…は、可動盤2(支持盤51,固定盤4)の四隅に配される。一方、支持盤51の背面には、型締シリンダ53a及び53bを配設する。この場合、型締シリンダ53aは後述する一次側の金型Caの位置に対応し、型締シリンダ53bは後述する二次側の金型Cbの位置に対応して配する。そして、各型締シリンダ53a,53bの図に現れないピストンロッドの先端は可動盤2に結合するとともに、各型締シリンダ53a,53bは、それぞれ後述する油圧回路34に接続する。
また、図5に示すように、可動盤2の前面(内面)には、回転盤3を重ねるように配するとともに、可動盤2の後面(外面)には、回転盤3を回転させる回転盤回転駆動部21を配設する。回転盤回転駆動部21は、回転盤3の裏面に固定した同軸上のリングギア22と、可動盤2の後面に取付けたサーボモータ23と、このサーボモータ23の回転シャフトに取付けた駆動ギア24を備え、この駆動ギア24は、リングギア22の内周面に形成したネジ部に噛合する。一方、可動盤2の後面における中心位置には、回転盤3を軸方向へ僅かに押出して可動盤2から離間させ、かつ軸方向へ引込むことにより可動盤2に当接させる回転盤進退駆動部25を配設する。回転盤進退駆動部25は、可動盤2の後面に固定した進退シリンダ26を備え、この進退シリンダ26に内蔵するピストン27のピストンロッド27rは、可動盤2に挿通させるとともに、先端を回転盤3の裏面に固定する。したがって、このピストンロッド27rは、回転盤3の回転軸を兼用する。そして、進退シリンダ26の後室及び前室は、後述する油圧回路34に接続する。なお、所定のストッパ手段により、回転盤3の回転範囲は180〔°〕に規制される。
一方、図5に示すように、回転盤3の型取付面3fには、一次側の可動型Cmaをクランプ可能な電磁クランパを用いたクランプ部5maを配設するとともに、二次側の可動型Cmbをクランプ可能な電磁クランパを用いたクランプ部5mbを配設する。他方、固定盤4の型取付面4fには、一次側の固定型Ccaをクランプ可能な電磁クランパを用いたクランプ部5caを配設するとともに、二次側の固定型Ccbをクランプ可能な電磁クランパを用いたクランプ部5cbを配設する。そして、各クランプ部5ma,5mb,5ca,5cbは、それぞれコントローラ本体31に内蔵するドライブ回路の出力ポートに接続する。したがって、各クランプ部5ma…に給電すれば、各クランプ部5ma…はONし、クランプ状態となる。クランプ状態の各クランプ部5ma…,5ca…は、強力な電磁石となるため、各可動型Cma…,各固定型Cca…を吸引(吸着)してクランプする。また、各クランプ部5ma…に対する給電を解除(消磁を含む)すれば、各クランプ部5ma…はOFFし、クランプ解除状態となる。
なお、クランプ部5ma…として電磁クランパを例示したが、その他、油圧クランパ又はエアクランパを用いてもよい。これらは、いずれも、スイッチ操作等によりクランプのON/OFFを切換えることができる。このように、スイッチ操作等によりON又はOFFに切換可能であって、かつ位置調整等を容易に行うことができないクランプ部5ma…であっても、本発明に係る金型取付方法を適用することにより、型取付時の安全性や作業性をより高めることができる。一方、クランプ部5ma…として、ボルトナットを用いてもよい。このようなボルトナットを用いれば、特に、人為的な作業が比較的多いボルトナットの場合であっても、ユーザ(作業者)は安心して金型Ca,Cbに対するボルトナットの締付作業及び位置調整作業等を行うことができ、作業性の向上にも寄与できる。
以上により、回転盤3の型取付面3fであって、中心に対して180〔°〕対向する位置には、一対の可動型Cma,Cmbを取付けることができるとともに、固定盤4の型取付面4fであって、各可動型Cma,Cmbに対面する位置には、一対の固定型Cca,Ccbを取付けることができる。この場合、可動型Cmaと固定型Ccaは、基本的に一次側の金型Caを構成し、かつ可動型Cmbと固定型Ccbは、基本的に二次側の金型Cbを構成する。また、使用時には、回転盤3が180〔゜〕回転することにより、一次側の可動型Cmaと二次側の固定型Ccbが組合わさり二次側の成形を行うことができるとともに、二次側の可動型Cmbと一次側の固定型Ccaが組合わさり一次側の成形を行うことができる。
なお、各可動型Cma,Cmbには、それぞれ四本の位置決めピン6…を備えるとともに、各固定型Cca,Ccbには、当該各位置決めピン6…が挿通する位置決め挿通孔7…を備える。これにより、型閉時(型締時)には、各位置決めピン6…が各位置決め挿通孔7…に進入し、可動型Cam…と固定型Cac…間の位置決めが行われる。この場合、各位置決めピン6…の先端及び/又は各位置決め挿通孔7…の開口端は、テーパ形状が設けられ、各位置決めピン6…が各位置決め挿通孔7…に挿入しやすいように考慮されている。このように、金型Ca,Cbを構成する可動型Cma,Cmb又は固定型Cca,Ccbの一方に複数の位置決めピン6…を設け、かつ他方に当該位置決めピン6…が挿入する複数の位置決め挿通孔7…を設ければ、特に、回転盤3及び固定盤4の型取付面3f及び4fが垂直面(鉛直面)となる場合であっても、金型Ca,Cbが落下するなどの不具合を生じることなく、本発明に係る金型取付方法を確実かつ円滑に行うことができる。
よって、このような構成を備える二色成形用射出成形機1によれば、成形時には型締された金型Ca,Cbに対してそれぞれ樹脂の射出充填が行われる。この際、一次側の射出装置1iaから一次側の金型Caに対して第一樹脂が射出充填されるとともに、二次側の射出装置1ibから二次側の金型Cbに対して第二樹脂が射出充填される。また、射出充填(射出工程)が終了したなら、可動盤2を後退移動させて型開きを行う。この際、固化した成形品は、可動型Cma,Cmbに付着するため、一次側の可動型Cmaにおける一次成形品に対してはカッティング処理が行われるとともに、二次側の可動型Cmbにおける二次成形品(二色成形品)に対してはエジェクタによる突出し処理が行われる。この後、回転盤3は、進退シリンダ26により軸方向に押出され、さらに、サーボモータ23により180〔゜〕回転した後、進退シリンダ26により引込まれる。この結果、二次側の空の可動型Cmbが一次側に移動し、一次成形品の付着した一次側の可動型Cmaが二次側に移動する。この後、同様の処理(処理)が繰り返して行われる。
次に、本実施形態に係る金型取付方法を実行する成形機コントローラの構成について、図5を参照して説明する。
図5中、10は成形機コントローラを示し、主要部にコントローラ本体31を備える。コントローラ本体31は、サーボモータ23を駆動するサーボ回路を内蔵し、サーボモータ23はこのサーボ回路の出力部に接続する。サーボモータ23の後端には、このサーボモータ23の回転数を検出するロータリエンコーダ23eを付設し、このロータリエンコーダ23eは、コントローラ本体31に接続する。
また、34は油圧回路(油圧駆動部)であり上述したコントローラ本体31に接続する。これにより、油圧回路34は、コントローラ本体31により制御される。11は、コントローラ本体31に接続したタッチパネル式のディスプレイであり、ディスプレイ本体11dにより各種表示を行うことができるとともに、タッチパネル11tを用いた入力部により各種の設定等を行うことができる。33は、回転盤3に取付けることにより回転盤3(可動盤2及び可動型Cma…を含む)の位置を検出する型位置センサであり、固定盤4に対する相対距離を検出することにより、可動盤2(可動型Cma…)の現在位置を検出することができる。この型位置センサ33はコントローラ本体31のセンサポートに接続する。
一方、コントローラ本体31は、マイクロコンピュータ等のハードウェアをはじめ、ハードディスク等の内部メモリ(内部記憶手段)31mを内蔵し、各種制御及び処理等を行うコンピュータ機能を備える。この内部メモリ31mには、各種データ類を書込み可能なデータエリア31mdを有するととともに、各種プログラムを格納するプログラムエリア31mpを有する。
したがって、プログラムエリア31mpには、各種演算処理及び各種制御処理(シーケンス制御)を実行するための各種プログラムを格納し、このプログラムには、特に、本実施形態に係る金型取付方法に用いる型取付モードMcを実行するための型取付モード用シーケンス制御プログラムが含まれる。これにより、型取付モードMcを選択した場合、成形機コントローラ10は、少なくとも、型取付時の型締力を、成形時の型締力Pmaxよりも小さい制限型締力Pcpに制限する。この場合、制限型締力Pcpは、型締装置1cの最大型締力Pmaxに対して5〜25〔%〕に設定することができる。このように設定すれば、最大型締力Pmax(100〔%〕出力)に対して、十分に低い加圧力により型締可能になる。
さらに、例示の実施形態では、型締装置1cを駆動制御する成形機コントローラ10に付属するディスプレイ11の操作画面に表示される高圧型締を行うためのキー表示をマスク処理する機能を設けている。これにより、操作の側面から高圧型締が行われないように操作入力を禁止する。
また、型取付モードMcを選択した場合、成形機コントローラ10は、全てのクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbがONするまで制限を解除しない機能、即ち、インタロック機能Fiを実行する。インタロック機能Fiは、予め、全てのクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbの数を設定値Stとして設定するとともに、型取付時に、ONになったクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbの数をカウントし、カウントしたカウント値Scが設定値Stに達したなら制限を解除、即ち、型取付モードMcを終了させる機能を有する。例示の場合、全部で四つのクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbを備えるため、設定値Stとして「4」が設定される。このように、型取付モードMcにおいて、予め、全てのクランプ部5ma…の数を設定値Stとして設定し、型取付時に、ONになったクランプ部5ma…の数をカウントし、カウントによるカウント値Scが設定値Stに達したことを条件としてインタロック機能Fiを解除する。
次に、本実施形態に係る型締装置1cへの金型取付方法について、図1〜図7を参照して具体的に説明する。
最初に、本実施形態に係る金型取付方法の概要について、図3を参照して説明する。本実施形態に係る金型取付方法では、型取付時に、型取付モードMcが実行され、インタロック機能FiがONとなる(ステップS100,S101)。一方、型取付モードMcの実行中は、インタロック機能Fiを解除するための解除条件を監視する(ステップS102)。解除条件は、全ての金型Ca,Cbが確実に固定されたことが条件、即ち、全てのクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbがONになることを条件とし、解除条件が満たされたならインタロック機能FiをOFFにして型取付モードMcを終了させる(ステップS103,S104)。
次に、具体的な金型取付方法の処理手順について、図1に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、金型Ca,Cbの取付けを行うに際しては、型取付スイッチをONにする(ステップS1)。具体的には、ディスプレイ11に表示される操作画面中の「型取付開始キー」をタッチすることにより行うことができる。これにより、型締装置1cは、可動盤2が図6(a)に示す型開位置Xoまで移動する(ステップS2)。実施形態では、回転盤3の取付ポジションが「左回転限」に設定されているため、回転盤3の取付ポジションが「左回転限」に位置していない場合には、回転盤3を「左回転限」まで回転させて取付ポジションに位置させる(ステップS3,S4)。
また、型取付スイッチがONすることにより、成形機コントローラ10の型取付モードMcが開始する(ステップS5)。型取付モードMcの開始によりインタロック機能FiがONするととともに、型取付モードMcに基づく各種条件切換が行われる(ステップS6,S7)。
具体的には、各種条件切換として、型取付時の型締力が、成形時の型締力Pmaxよりも小さい制限型締力Pcp、具体的には、型締装置1cの最大型締力Pmaxに対して5〜25〔%〕の大きさに制限される制限型締力Pcpが設定され、型取付モードMcの実行中の型締力は、この制限型締力Pcpに制限される。このような制限型締力Pcpが設定されることにより、最大型締力Pmax(100〔%〕出力)に対して、十分に低い加圧力により型締可能になるため、金型Ca…や型締装置1cに対する過大な応力付加の抑制効果、更には、金型Ca…や型締装置1cに対する破損回避効果を、より有効化及び確実化できる利点がある。
加えて、型取付モードMcの実行中は、ディスプレイ11の操作画面に表示される高圧型締を行うためのキー表示がマスク処理される。これにより、ユーザ(作業者)は、高圧型締が制限されていることを容易に知ることができるとともに、操作の側面から高圧型締を禁止できるため、高圧型締力の発生を制限するいわば二重の制限手段して機能させることができる利点がある。
一方、インタロック機能FiのONにより、前述した図3に示す解除条件の監視(ステップS102)が行われる。即ち、型取付時に、ONになったクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbの数をカウントし、カウントしたカウント値Scが設定値Stに達するまで型取付モードMcを維持する機能を実行する。実施形態の場合、設定値Stとして「4」が設定されているため、カウント値Scが設定値Stに達したことを条件としてインタロック機能Fiを解除する。このようなインタロック機能Fiを設ければ、全ての金型Ca…が確実に固定されたことを示す最も確実な情報として利用できるため、インタロック機能Fiの有効性及び確実性をより高めることができる。加えて、一連の取付工程が終了したにも拘わらずインタロック機能Fiが解除されない場合には、故障等が発生した可能性があるため、エラー情報としても利用できる利点がある。なお、型取付モードMcの開始時には、クランプ部5ma,5mb,5ca,5cbは全てOFFに制御され、カウント値Scは「0」にリセットされている。
他方、吊下クレーン等の搬入装置41を利用して、最初(一番目)に一組の金型Caを型締装置1cの可動盤2と固定盤4間の空間に搬入する(ステップS8)。そして、金型Caを所定の位置、即ち、図に現れない仮位置決め部により仮位置決めした位置にセットする(ステップS9)。この状態を図6(a)に示す。次いで、可動盤2を前進させて型閉を行うとともに、制限型締力Pcpにより型締を行う(ステップS10)。この状態を図6(b)に示す。型締が終了したなら、搬入した金型Caに対応するクランプ部5ma,5caをON、即ち、クランプ状態にする(ステップS11)。これにより、金型Caの固定型Cacは固定盤4の型取付面4fに固定されるとともに、可動型Camは回転盤3の型取付面3fに固定される。これにより、搬入装置41は、金型Caから離脱し、ホームポジションへ戻す。
また、成形機コントローラ10では、型取付時におけるクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbのONの数をカウントする(ステップS12)。この時点では、二つのクランプ部5ma,5caがONしたため、カウント値Scは「2」となる。なお、クランプ部5ma…のONの検出は、クランプ部5ma…に対して実際に通電されたことを検出してもよいし、クランプ部5ma…をONする指令信号を検出してもよいなど、その検出方法は問わない。
この後、次に取付ける金型が残っている場合には、同様の処理手順により取付を行う。例示の場合、二番目の金型Cbが残っているため、同様の処理手順により取付を行う(ステップS13)。この状態では型締状態になっているため、まず、可動盤2を後退させる型開を行う(ステップS14)。そして、搬入装置41を利用して、二番目に搬入する一組の金型Cbを型締装置1cの可動盤2と固定盤4間の空間に搬入する(ステップS8)。そして、金型Cbを所定の位置、即ち、図に現れない仮位置決め部により仮位置決めした位置にセットする(ステップS9)。この状態を図6(c)に示す。次いで、可動盤2を前進させて型閉を行うとともに、制限型締力Pcpにより型締を行う(ステップS10)。この状態を図7(d)に示す。型締が終了したなら、搬入した金型Cbに対応するクランプ部5mb,5cbをON、即ち、クランプ状態にする(ステップS11)。これにより、金型Cbの固定型Cbcは固定盤4の型取付面4fに固定されるとともに、可動型Cbmは回転盤3の型取付面3fに固定される。これにより、搬入装置41は、金型Cbから離脱し、ホームポジションへ戻す。
また、成形機コントローラ10では、型取付時におけるクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbのONの数をカウントする(ステップS12)。この時点では、更に二つのクランプ部5mb,5cbがONしたため、カウント値Scは「4」となる。この結果、全てのクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbがONしたことになり、カウント値Scは、設定値Stの「4」に達したことになる(ステップS15)。即ち、解除条件を満たしたため、インタロック機能Fiは解除される(ステップS16)。これにより、実質的な金型Ca,Cbの取付けが終了するため、型取付スイッチをOFFにすれば、型取付モードMcは終了する(ステップS17)。以上が、本実施形態に基づく金型取付方法による金型Ca,Cbの取付処理となる。この後は、金型Ca,Cbの型厚読込等の通常の取付後処理工程に移行する(ステップS18)。
次に、取付後処理工程について、図2に示すフローチャートを参照して、その概要を説明する。
型取付モードMc(インタロック機能Fi)の終了により、型締装置1cは高圧型締力による型締が許可される状態になる。また、型締装置1cは、上述した型取付モードMcの終了時に制限型締力Pcpにより型締された状態にあるため、型取付モードMcが終了し、取付後処理工程に移行した際には、制限型締力Pcpが高圧型締力に変更される。これにより、高圧型締力による高圧型締を行うとともに、高圧型締後に型厚読込処理を行う(ステップS18−1,S18−2)。そして、型厚読込処理が終了したなら、可動盤2を型開位置Xoまで移動させる型開を行うとともに、型開位置Xoに達したなら、図7(e)に示すように、回転盤3を矢印Dr方向へ180〔゜〕回転させる(ステップS18−3,S18−4)。これにより、可動型CmaとCmbの位置が反転、即ち、一次側の可動型Cmaが二次側の位置に移動するとともに、二次側の可動型Cmbが一次側の位置に移動し、可動型CmaとCmbの位置が入れ替わる。
この後、可動盤2を型開位置Xoから型閉方向Dcへ移動させる型閉動作(一次型閉)を行う(ステップS18−5)。そして、図7(f)に示すように、可動盤2(可動型Cmb,Cma)が予め設定したアンクランプ可能位置Xsに達したなら一次停止させる(ステップS18−6)。停止後、予め設定したクランプ部5mb,5cbをOFFにし、対応する可動型Cmbと固定型Ccbをクランプ解除状態にする(ステップS18−7)。図7(f)は、クランパ5mb,5cbのクランプ解除状態を模式的に示している。
次いで、型閉動作を再開し、可動盤2を解除設定位置Xsから更に型閉方向Dcへ移動させる二次型閉を行い、型閉状態になったなら型閉動作を停止させる(ステップS18−8)。これにより、クランプされた固定型Ccaに対して、クランプ部5mbのOFFによりクランプ解除状態の可動型Cmbを位置決めできるとともに、クランプされた可動型Cmaに対して、クランパ5cbのOFFによりクランプ解除状態の固定型Ccbを位置決めできるため、この状態でクランプ部5mb,5cbをONにする(ステップS18−9)。この後、高圧型締力による高圧型締を行うとともに、高圧型締後に型厚読込を行う(ステップS18−10,S18−11)。以上により、取付後処理工程が終了する。
よって、このような本実施形態に係る金型取付方法によれば、型取付時の型締時における型締力は、成形時の型締力よりも小さい制限型締力Pcpに制限されるため、複数組の金型Ca,Cbが全て取付けられていない状態において型締力にアンバランスが生じる場合であっても、金型Ca…や型締装置1cに対する無用な応力付加を排除でき、金型Ca…や型締装置1cの破損や損傷を回避できる。この結果、複数組の金型Ca…を一組ずつ取付けることが可能になるため、複数組を支持する特殊な構造を有する大型のクレーン等は不要となり、設備関連の大幅なコストダウンを図ることができる。また、少なくとも、型取付時の型締力を制限型締力Pcpに制限するとともに、全てのクランプ部5ma,5mb,5ca,5cbがONする条件を満たすまで制限を解除しないインタロック機能Fiを有する型取付モードMcを設定したため、複数組の金型Ca…を一組ずつ取付ける場合であっても、高圧型締力が、通常の操作或いは誤って付加される不具合を確実に排除できるとともに、ユーザ(作業者)の不安要因を排除し、円滑かつ確実な金型取付及び位置調整等を行うことができるなど、作業性の向上及び作業能率の向上に寄与できる。特に、金型Ca,Cbに、少なくとも多色成形用射出成形機1における金型を含ませたため、本発明に係る金型取付方法を用いたことに伴う最適なパフォーマンスを発揮させることができる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,数量,手法,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、型取付モードMcにおいて、ディスプレイ11の操作画面に表示される高圧型締を行うためのキー表示をマスク処理する機能を設ける場合を例示したが必ずしも設けることを要しない。
他方、実施形態では、二色成形用射出成形機1の金型Ca,Cbとして、一対の可動型Cma,Cmbと、一対の固定型Cca,Ccbを備える場合を例示したが、一対の固定型Cca,Ccbに対して、単一の可動型Cmを備え、この単一の可動型Cmを各固定型Cca,Ccbに対して使用するタイプであってもよいし、三つの金型Ca,Cb…(三つの固定型Cca,Ccb…と三つの可動型)を順次切り換えて使用するタイプ(多色成形用射出成形機等)であってもよく、金型Ca…の数量は任意である。また、実施形態では、回転盤3を可動盤2に配した場合を示したが固定盤4に配する場合を排除するものではない。この場合、回転盤3に固定型Cca…がクランプされ、可動盤2に可動型Cma…がクランプされることになり、このような形態も本発明に含まれる。さらに、本発明に係る金型取付方法は、全自動動作,半自動動作又は手動操作など、各種態様により行うことが可能である。したがって、金型Ca,Cbや射出成形機1の種類等に応じた、柔軟かつ最適な金型取付方法の構築が可能となり、ユーザにおける使い勝手及び利便性の向上に寄与できる。なお、型取付面3f,4fは垂直の場合を例示したが、竪型成形機等のように、水平の場合であってもよい。この場合、解除設定位置Xsは、下型に対して上型が近接する位置を設定するなどにより同様に実施できるとともに、位置規制ピン6…と位置決め挿通孔7…は他の位置決め手段により置換することができる。
本発明に係る型締装置への金型取付方法は、例示した二色成形用射出成形機をはじめ、各種多色成形用射出成形機に利用できる。
1:多色成形用射出成形機,1ia:射出装置,1ib:射出装置,1c:型締装置,2:可動盤,3:回転盤,3f:型取付面,4:固定盤,4f:型取付面,5ma:クランプ部,5mb:クランプ部,5ca:クランプ部,5cb:クランプ部,10:成形機コントローラ,11:ディスプレイ,Ca:金型,Cb:金型,Pcp:制限型締力,Mc:型取付モード,Fi:インタロック機能

Claims (4)

  1. 射出装置を横に配した多色成形用射出成形機の型締装置に備える可動盤に支持される回転盤の型取付面とこの型取付面に対向する固定盤の型取付面に対して、前記回転盤の周方向に沿って所定の等間隔毎に配する複数組の金型を、所定のクランプ部を介して取付ける型締装置への金型取付方法において、予め、型取付時の型締力を、前記型締装置の最大型締力に対して5〜25〔%〕に設定することにより、成形時の型締力よりも小さい制限型締力に制限し、かつ全てのクランプ部の数を設定値として設定するとともに、型取付時におけるONになったクランプ部の数をカウントし、カウントによるカウント値が前記設定値に達したことを条件として前記制限を解除するインタロック機能を有する型取付モードを設け、金型の取付時に、選択した型取付モードを実行するとともに、前記複数組の金型について一組ずつ順次取付けを行うことを特徴とする型締装置への金型取付方法。
  2. 前記型取付モードでは、前記型締装置を駆動制御する成形機コントローラに付属するディスプレイの操作画面に表示される高圧型締を行うためのキー表示をマスク処理することを特徴とする請求項1記載の型締装置への金型取付方法。
  3. 前記クランプ部には、電磁クランパ,油圧クランパ,エアクランパ,の一つを用いることを特徴とする請求項1又は2記載の型締装置への金型取付方法。
  4. 前記クランプ部には、ボルトナットを用いることを特徴とする請求項1,2又は3記載の型締装置への金型取付方法。
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