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JP6000862B2 - 撮像装置 - Google Patents

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JP6000862B2 JP2013007597A JP2013007597A JP6000862B2 JP 6000862 B2 JP6000862 B2 JP 6000862B2 JP 2013007597 A JP2013007597 A JP 2013007597A JP 2013007597 A JP2013007597 A JP 2013007597A JP 6000862 B2 JP6000862 B2 JP 6000862B2
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Description

本発明はデジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置に関する。
特許文献1は、動画の垂直期間毎に、1垂直期間よりも短い露光時間で撮影された複数の画像をずらしながら重ね合わせて1つの画像を出力し、撮影により得られた画像に基づいてフォーカスレンズを駆動して焦点調節を行う撮像装置を開示している。
特開2007−81477号公報
しかしながら、特許文献1は、撮影されたフレーム毎の画像位置合わせを合成枚数分行わなくてはならないために演算負荷が増大する。
本発明は、少ない演算負荷で高精度な焦点調節を行うことを目的とする。
本発明の撮像装置は、光学像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子から得られる複数枚の画像を互いに位置合わせする画像位置合わせ手段と、前記画像位置合わせ手段によって位置合わせされた画像を記憶する記憶手段と、前記画像位置合わせ手段によって位置合わせされた前記複数枚の画像を合成する画像合成手段と、前記画像合成手段によって合成された前記複数枚の画像の重複している領域の情報に基づいて焦点状態を検出する焦点状態検出手段と、撮影方向の変更を検出する検出手段と、を有し、前記検出手段が前記撮影方向の変更を検出しない場合には、前記画像位置合わせ手段は、前記記憶手段に記憶された複数枚の位置合わせ済み画像に、位置合わせ前の画像を位置合わせし、前記検出手段が前記撮影方向の変更を検出した場合には、前記画像位置合わせ手段は、前記位置合わせ前の画像に前記記憶手段に記憶された1枚の画像を位置合わせする位置合わせ量に基づいて、前記位置合わせ前の画像に前記記憶手段に記憶された複数枚の位置合わせ済み画像を位置合わせすることを特徴とする。
本発明によれば、少ない演算負荷で高精度な焦点調節を行うことができる。
本実施形態の撮像装置のブロック図である。 図1に示すCPUの動作を説明するための図である。 図1に示すCPUによる焦点状態検出用画像の位置合わせと合成を説明する図である。 撮影方向が変更された時の図1に示すCPUによる焦点状態検出用画像の位置合わせと合成を説明する図である。 記録用画像の位置合わせと合成を説明する図である。 焦点状態検出用画像の位置合わせ合成方法を説明するためのフローチャートである。 記録用画像の位置合わせ合成方法を説明するためのフローチャートである。
図1は、本実施形態におけるデジタルカメラ(撮像装置、光学機器)のブロック図であり、11は撮影光軸である。デジタルカメラは、カメラ本体12に鏡筒14が固定されているが、撮像装置は鏡筒14がカメラ本体12に着脱可能なデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラであってもよい。また、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラであってもよい。
鏡筒14は、物体(被写体)の光学像を形成する撮影光学系を収納する。撮影光学系は、物体側から像側に光路に沿って、固定レンズ13a、変倍レンズ13b、自動焦点調節(オートフォーカス:AF)レンズ13c、光学ローパスフィルタ13dを有する。撮影光学系は、撮像素子13eの物体側に配置されている。変倍レンズ(ズームレンズ)13bは、光軸方向に移動されて焦点距離を変更する。AFレンズ13cは、モーター15aにより光軸方向(矢印15b)方向に駆動され、焦点調節を行う。
シャッタ16は、変倍レンズ13bとAFレンズ13cの間に配置され、適切な露光期間の間、シャッタ羽根17を開くことで被写体からの光束を撮像素子13eに導く。18は、カメラ本体12の背面に位置して、ライブビュー表示、撮影画像や各種の情報の表示を行う液晶モニタである。撮像素子13eは光学像を光電変換する光電変換手段である。
カメラ本体12に内蔵されるCPU19は本実施形態に関連する要素のみブロック図としてカメラ本体12の外に示してある。CPU19は、マイクロコンピュータ(プロセッサ)から構成される。CPU19は、画像処理手段110、露光制御手段111、画像位置合わせ手段113、記憶手段114、基準画像選択手段115、画像合成手段117、再生画像記録手段118、焦点状態検出手段119を有する。画像合成手段117は、再生画像合成手段117aとAF画像合成手段117bを有する。
露光制御手段111は、シャッタ駆動手段112を介してシャッタ羽根17の開閉駆動制御を行う。即ち、露光制御手段111は画像処理手段110からの被写体情報に基づいて静止画や動画撮影時に適した露光時間を設定する。そして静止画撮影時には撮影条件に見合った時間だけシャッタ羽根17を開き、被写体光束を撮像素子13eに導くことで撮像を行なう。動画撮影時には露光制御手段111は動画撮影中シャッタ羽根17を常に開状態にしておき、撮像素子の不図示の電子シャッタ機能を制御して与えられたフレーム長(例えば、1/30秒)毎に画像を更新する。
画像位置合わせ手段113は、撮像素子13eから得られる複数枚の画像(撮像素子13eから出力される信号をA/D変換したデジタル画像データ)を互いに位置合わせする。
記憶手段114は、単一の画像21aや画像位置合わせ手段113によって位置合わせされた複数枚の画像(位置合わせ済み画像)を記憶する。
撮影状態検出手段116は、撮影方向の変更を検出する。
基準選択手段115は、記憶手段114に記憶された複数枚の位置合わせ済み画像および位置合わせ前の画像のいずれを画像位置合わせ手段113による位置合わせ基準とするか選択する。即ち、基準選択手段115は、複数の画像を位置合わせする際の基準画像(あるいは基準線)を選択する。また、基準選択手段115は、撮影状態(例えば、撮影方向の変更)に基づいて位置合わせ基準を変更する。更に、基準選択手段115は、記録用画像の合成と焦点状態検出用画像の合成では異なる基準画像を選択する。
例えば、焦点状態検出用画像を合成する場合には以下のようになる。即ち、基準選択手段115は、撮影状態検出手段116が撮影方向の変更を検出しない場合、記憶手段114に記憶された、複数枚の位置合わせ済み画像を基準画像として選択する(または複数枚の位置合わせ済み画像の位置合わせに使用された基準線を選択する)。この結果、撮影状態検出手段116が撮影方向の変更を検出しない場合には、画像位置合わせ手段113は、記憶手段114に記憶された、複数枚の位置合わせ済み画像に、位置合わせ前の画像を位置合わせすることになる。
一方、基準選択手段115は、前撮影状態検出手段116が撮影方向の変更を検出した場合には、位置合わせ前の画像を基準画像として選択する(あるいは位置合わせ前の画像に設定された位置合わせ用の基準線を選択する)。この結果、撮影状態検出手段116が撮影方向の変更を検出した場合には、画像位置合わせ手段113は、位置合わせ前の画像に、記憶手段に記憶された複数枚の位置合わせ画像を位置合わせすることになる。その際、位置合わせ前の画像に、記憶手段に記憶された複数枚の位置合わせ済み画像の1つを位置合わせする位置合わせ量を求め、その位置合わせ量を残りの位置合わせ済み画像に適用することによって演算負荷を低減する。
画像合成手段117は、画像位置合わせ手段113によって位置合わせされた複数枚の画像を合成する。
焦点状態検出手段119は、画像合成手段117のAF画像合成手段117bによって合成された複数枚の画像の重複している領域の情報に基づいて焦点状態を検出する。再生画像合成手段117aによって合成された記録用画像は再生画像記録手段118によって記録される。
再生画像記録手段118によって記録された画像は、画像再生手段120を介して液晶モニタ18に表示される。焦点状態検出手段119は、AF駆動手段121を介してモーター15aを駆動し、AFレンズ13cを矢印15b方向に駆動する。
以下、画像位置合わせ手段113、記憶手段114、基準画像選択手段115、画像合成手段117、再生画像記録手段118、焦点状態検出手段119の動作について、図2、3を用いて説明する。
図2において、21aから21dは時系列に取得される各画像、22は画像21aから21dに記録される撮影主被写体である。画像21aから21dの取得時に矢印23方向にのみ手ぶれが発生しているとすると、時間の経過に応じて主被写体は矢印23方向に変動する。
位置合わせ手段113は、画像21aから21dを主被写体の位置が揃うようにずらし、図2においては、主被写体21の目が基準線24に揃うように画像21aから21dを画像21a’から21d’の様にずらす。
画像合成手段117は、位置合わせ手段113で位置合わせした画像21a’から21d’を合成し、矢印25に示すように、合成画像21’を得る。太枠で示す合成画像21’は画像21a’から21d’の互いに重複している領域のみを抽出した画像となる。
焦点状態検出手段119は、合成画像21’のコントラストから公知のTV−AF手法により、撮影光学系13の焦点状態を検出する。即ち、AFレンズ13cによって形成される焦点位置と撮像素子13eの相対位置を変化させるスキャンを行いながら撮像素子13eが形成した被写体像のコントラストのピーク位置を検出することによって焦点検出する。
次に、図3を参照して、ピント合わせのために所定時間毎に複数画像を位置合わせ合成する過程を説明する。
まず、画像処理手段110は、画像21a、21bを取得する。画像位置合わせ手段113は、画像21aの被写体を基準(瞳を基準にした基準線24)に画像21bを位置合わせして画像21b’を得る。AF画像合成手段117bは、画像21aと21b’を合成して画像31aを求める。焦点状態検出手段119は、その画像の太い黒枠内の被写体情報から焦点状態を検出する。
次に、画像処理手段110は画像21cを取得する。画像位置合わせ手段113は、記憶手段114に記憶された画像21aの被写体を基準(瞳を基準にした基準線24)に画像21cを位置合わせして画像21c’を得る。AF画像合成手段117bは、記憶手段114に記憶された画像21aと21b’及び今回位置合わせした画像21c’を合成して画像31bを求める。焦点状態検出手段119は、画像31bの画像の太い黒枠内の被写体情報から焦点状態を検出する。
次に、画像処理手段110は画像21dを取得する。画像位置合わせ手段113は、記憶手段114に記憶された画像21aの被写体を基準(瞳を基準にした基準線24)に画像21dを位置合わせして画像21d’を得る。AF画像合成手段117bは、記憶手段114に記憶された画像21a、21b’、21c’及び今回位置合わせした画像21d’を合成して画像31cを求める。焦点状態検出手段119は、画像31cの画像の太い黒枠内の被写体情報から焦点状態を検出する。
次に、画像処理手段110は画像21eを取得する。画像位置合わせ手段113は、記憶手段114に記憶された画像21b’の被写体を基準(瞳を基準にした基準線24)に画像21eを位置合わせして画像21e’を得る。AF画像合成手段117bは、記憶手段114に記憶された画像21b’、21c’、21d’及び今回位置合わせした画像21e’を合成して画像31dを求める。焦点状態検出手段119は、画像31dの画像の太い黒枠内の被写体情報から焦点状態を検出する。
次に、画像処理手段110は画像21fを取得する。画像位置合わせ手段113は、記憶手段114に記憶された画像21c’の被写体を基準(瞳を基準にした基準線24)に画像21fを位置合わせして画像21f’を得る。AF画像合成手段117bは、記憶手段114に記憶された画像21c’、21d’、21e’及び今回位置合わせした画像21f’を合成して画像31eを求める。焦点状態検出手段119は、画像31eの画像の太い黒枠内の被写体情報から焦点状態を検出する。
このように、CPU19は、記憶手段114から読み出す位置合わせ済み画像が所定枚数(本実施例では4枚)になると、位置合わせ前の画像を取得するたびに記憶手段114から読み出す位置合わせ済み画像を更新し、古い順に位置合わせ済み画像を消去する。この結果、記憶手段114に記憶される画像枚数の総数が所定枚数を超えることはないので、記憶手段114の容量が不足することはない。また、各位置合わせ画像は画像21aを基準に位置合わせされるため、焦点状態を検出する時に手ぶれの影響を考慮する必要がない。
図4は、撮影方向の変更(パンニングやチルティング)が行われた場合の位置合わせおよび合成方法を説明する図である。図3の画像31eを得た後から説明を続ける。
画像処理手段110は画像21gを取得する。但し、縦線41で示したタイミングで撮影方向の変更が行われたとする。撮影状態検出手段116は、撮影方向の変更を画像の動きベクトル量が大きいことや撮影機器に搭載される角速度計の出力に基づいて検出する。そのため、画像21gにおける被写体構図はそれまでの画像と大きく異なっている(画像21gでは主被写体の頭部のみが構図に収まっている)。撮影方向の変更が行われた時には、その構図を基準にして焦点状態の検出を行うのが好ましい。
撮影方向が変更された場合には、基準選択手段115の指示に基づいて、画像位置合わせ手段113は、画像21gの被写体を基準(瞳を基準にした基準線42)に画像21d’、21e’、21f’を位置合わせして画像21d”、21e”、21f”を得る。
但し、これら3枚の画像21d’、21e’、21f’は既に位置合わせ済みであるので、例えば、画像21gに画像21f’を位置合わせした位置合わせ量だけ画像21d’、21e’をずらして画像21d”、21e”を求める。そのため、位置合わせ量を演算する負荷は小さい。AF画像合成手段117bは、画像21d’’、21e’’,21f’’,21gを合成して画像31fを求める。焦点状態検出手段119は、画像31fの画像の太い黒枠内の被写体情報から焦点状態を検出する。
次に、画像処理手段110は画像21hを取得する。画像位置合わせ手段113は、記憶手段114に記憶された画像21e”の被写体を基準(瞳を基準にした基準線42)に画像21hを位置合わせして画像21h’を得る。AF画像合成手段117bは、画像21e’’,21f’’,21g、21h’を合成して画像31gを求める。焦点状態検出手段119は、画像31gの画像の太い黒枠内の被写体情報から焦点状態を検出する。
次に、画像処理手段110は画像21iを取得する。画像位置合わせ手段113は、記憶手段114に記憶された画像21f”の被写体を基準(瞳を基準にした基準線42)に画像21iを位置合わせして画像21i’を得る。AF画像合成手段117bは、画像21f’’,21g、21h’、21i’を合成して画像31hを求める。焦点状態検出手段119は、画像31hの画像の太い黒枠内の被写体情報から焦点状態を検出する。
このように、撮影方向が変更されると、その後に取得した画像を基準にしてその前後の画像を位置合わせして合成することによって、常に適切な構図で焦点状態検出を行うことができる。
図3、図4は焦点状態検出のための画像位置合わせおよび合成方法を示している。この方法は、画面(構図)中央から端に動いていく被写体においても、常に被写体が画面中央になる画像となって焦点状態検出には適しているが、動画の再生画像(記録用画像)としては動きがないため、適していない。そのため、本実施形態では焦点状態検出用画像と記録される画像とは位置合わせ基準を異ならせている。
図5は、記録用画像の位置合わせと合成を説明するための図である。
まず、画像処理手段110は画像21a、21bを取得する。ここで取得される画像21a、21bは、図3で説明した焦点状態検出用の画像と同じである。画像位置合わせ手段113は、画像21bの被写体を基準(瞳を基準にした基準線24A)に画像21aを位置合わせして画像21a’を得る。再生画像合成手段117aは、画像21bと21a’を合成して画像51aを求める。画像51aは、図3で求めた画像31aとは位置合わせの基準線が異なる(基準線24と24A)。再生画像記録手段118は画像51aを記録し、画像再生手段120は画像51bを液晶モニタ18に表示させる。
なお、再生画像記録手段118に記録される画像51aは画像21a’と21bの合成画像であり、太い黒枠で示す画像21bの枠を基準とし、画像21a’における黒枠よりはみ出る部分はトリミングされる。黒枠内で画像21a’と21bが重ならない部分は画像の利得が変化しているので、CPU19はその分を電気的に補正する。
次に、画像処理手段110は画像21cを取得する。画像位置合わせ手段113は、画像21cを基準(瞳を基準にした基準線24B)に記憶手段114に記憶された画像21a’、画像21bを位置合わせして画像21a’’、21b’を得る。2枚の画像21a’、21bは既に位置合わせ済であるので、画像21cに位置合わせする際の位置合わせ量を求める演算は1回で済む。再生画像合成手段117aは、記憶手段114に記憶された画像21a’’と21b’及び画像21cを合成して画像51bを求める。再生画像記録手段118は画像51bを記録し、像再生手段120は画像51bを液晶モニタ18に表示させる。
なお、再生画像記録手段118に記録される画像51bは画像21a’’と21b’、21cの合成画像であり、太い黒枠で示す画像21cの枠を基準とし、画像21a’’、21b’における黒枠よりはみ出る部分はトリミングされる。黒枠内で画像21a’’と21b’、21cが重ならない部分は画像の利得が変化しているので、CPU19はその分を電気的に補正する。
次に、画像処理手段110は画像21dを取得する。画像位置合わせ手段113は、画像21dを基準(瞳を基準にした基準線24C)に記憶手段114に記憶された画像21a’’、画像21b’、21cを位置合わせして画像21a’’’、21b’’、21c’を得る。3枚の画像21a’’、21b’、21cは既に位置合わせ済であるので、画像21dに位置合わせする際の位置合わせ量を求める演算は1回で済む。再生画像合成手段117aは、画像21a’’’と21b’’及び画像21c’と21dを合成して画像51cを求める。再生画像記録手段118は画像51cを記録し、像再生手段120は画像51cを液晶モニタ18に表示させる。
なお、再生画像記録手段118に記録される画像51cは画像21a’’’と21b’’、21c’、21dの合成画像であり、太い黒枠で示す画像21dの枠を基準とし、画像21a’’’、21b’’、21cにおける黒枠よりはみ出る部分はトリミングされる。黒枠内で画像21a’’’と21b’’、21c’、21dが重ならない部分は画像の利得が変化しているので、CPU19はその分を電気的に補正する。
次に、画像処理手段110は画像21eを取得する。画像位置合わせ手段113は、画像21eを基準(瞳を基準にした基準線24D)に記憶手段114に記憶された画像21b’’、画像21c’、21dを位置合わせして画像21b’’’、21c’’、21d’を得る。3枚の画像21b’’、21c’、21dは既に位置合わせ済であるので、画像21eに位置合わせする際の位置合わせ量を求める演算は1回で済む。再生画像合成手段117aは、画像21b’’’と21c’’及び画像21d’と21eを合成して画像51dを求める。再生画像記録手段118は画像51dを記録し、画像再生手段120は画像51dを液晶モニタ18に表示させる。
なお、再生画像記録手段118に記録される画像51dは画像21b”’と21c”、21d’、21eの合成画像であり、太い黒枠で示す画像21eの枠を基準とし、画像21b”’、21c”、21d’における黒枠よりはみ出る部分はトリミングされる。黒枠内で画像21b’’’と21c’’、21d’、21eが重ならない部分は画像の利得が変化しているので、CPU19はその分を電気的に補正する。
次に、画像処理手段110は画像21fを取得する。画像位置合わせ手段113は、画像21fを基準(瞳を基準にした基準線24E)に記憶手段114に記憶された画像21c’’、画像21d’、21eを位置合わせして画像21c’’’、21d’’、21e’を得る。3枚の画像21c’’、21d’、21eは既に位置合わせ済であるので、画像21fに位置合わせする際の位置合わせ量を求める演算は1回で済む。再生画像合成手段117aは、画像21c’’’と21d’’及び画像21e’と21fを合成して画像51eを求める。再生画像記録手段118は画像51eを記録し、画像再生手段120は画像51eを液晶モニタ18に表示させる。
なお、再生画像記録手段118に記録される画像51eは画像21c”’と21d”、21e’、21fの合成画像であり、太い黒枠で示す画像21fの枠を基準とし、画像21c”’、21d”、21e’における黒枠よりはみ出る部分はトリミングされる。黒枠内で画像21c’’’と21d’’、21e’、21fが重ならない部分は画像の利得が変化しているので、CPU19はその分を電気的に補正する。
CPU19は、記憶手段114から読み出す位置合わせ済み画像が所定枚数になると、位置合わせ前の画像を取得するたびに記憶手段114から読み出す位置合わせ済み画像を更新し、古い順に位置合わせ済み画像を消去する。この結果、記憶手段114に記憶される画像枚数の総数が所定枚数を超えることはない。
また、焦点状態検出の場合と異なり、最後に取得された画像が基準にされて記憶手段114に複数枚の画像が位置合わせされ、合成されて記録される。位置合わせにおいては、記録手段114に記憶されている複数枚の画像は位置合わせ済であるため、基準画像に対する位置合わせ量の演算は、複数枚の画像の中でいずれか1枚について行い、残り画像に適用すればよいことになり、演算負荷が少ない。本実施例では、位置合わせ量を求める画像は、基準画像に時間的に一番近いタイミングで取得された画像であるが、これに限定されない。
図6は、CPU19が実行する焦点状態検出用画像の位置合わせと合成を説明するフローチャートであり、このフローは動画撮影開始と共にスタートする。図6に示す位置合わせ合成方法は、コンピュータに各ステップの機能を実現させるためのプログラムとして具現化可能であり、これは図7についても同様である。
ステップ#601において、画像処理手段110は画像を取得する。ステップ#602において、記憶手段114に記憶された画像を読み出す。ステップ#603において、画像信号や角速度計などの振動検出手段出力から撮影状態検出手段116がカメラがパンニング状態であるか否かを判定し、パンニング状態でない場合にはステップ#604に進みパンニング状態の場合にはステップ#609に進む。
ステップ#604において、画像位置合わせ手段113がステップ#602で読み出した画像を基準にして最新に取得した画像を位置合わせする。ステップ#605において、画像位置合わせ手段113が位置合わせした最新画像を記憶手段114に記憶する。ステップ#606において、AF画像合成手段117bがステップ#602で読み出した画像と最新に取得し、位置合わせが終了した画像を合成して焦点状態検出用の画像にする。
ステップ#607において、焦点状態検出手段119が焦点状態検出用画像の被写体情報から焦点状態を検出する。ステップ#608において、次の焦点状態を検出するためや、検出した焦点状態に応じたピント合わせのためにAFレンズ13cを駆動してステップ#601に戻る。
ステップ#603において、カメラがパンニング状態であると検出された場合、ステップ#609において、基準選択手段115の指示により、画像位置合わせ手段113が最新に取得した画像を基準にステップ#602で読み出した画像を位置合わせする。その後、ステップ#605以降が行われる。
図7は、CPU19が実行する記録用画像の位置合わせと合成を説明するフローチャートであり、このフローは動画撮影開始と共にスタートする。図6と同様のステップについては、同様の参照符号を付している。ステップ#601、ステップ#602の後で、ステップ#609が行われ、次いで、ステップ#605が行われる。次に、ステップ#701において、再生画像合成手段117aがステップ#602で読み出した画像と最新に取得した画像を合成して記録用画像にする。次に、ステップ#702において、ステップ#701で作成された記録用画像を再生画像記録手段118に記録する。
このようにして、再生画像合成手段117aが合成する画像51は異なる複数画像の合成であるためにノイズが少なく、かつ、画像を取得する毎に位置合わせ基準を変更しているために動きのある動画にすることができる。
一方、AF画像合成手段117bが合成する画像31も複数画像の合成であるためにノイズが少なく、かつ、一番初めに取得された画像を位置合わせ基準にしているために動きのない焦点状態検出に適した画像にすることができる。更に、パンニングやチルティングが発生した場合には位置合わせ基準を切り替えることによって新しい構図に適応した焦点状態検出を可能にしている。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は本実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
撮像装置は、デジタルカメラやデジタルビデオに適用可能である。
13e…撮像素子、19…CPU、113…画像位置合わせ手段、114…記憶手段、116…撮影状態検出手段、117…画像合成手段、117a…再生画像合成手段、117b…AF画像合成手段、118…再生画像記録手段、119…焦点状態検出手段

Claims (5)

  1. 光学像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子から得られる複数枚の画像を互いに位置合わせする画像位置合わせ手段と、
    前記画像位置合わせ手段によって位置合わせされた画像を記憶する記憶手段と、
    前記画像位置合わせ手段によって位置合わせされた前記複数枚の画像を合成する画像合成手段と、
    前記画像合成手段によって合成された前記複数枚の画像の重複している領域の情報に基づいて焦点状態を検出する焦点状態検出手段と、
    撮影方向の変更を検出する検出手段と、
    を有し、
    前記検出手段が前記撮影方向の変更を検出しない場合には、前記画像位置合わせ手段は、前記記憶手段に記憶された複数枚の位置合わせ済み画像に、位置合わせ前の画像を位置合わせし、
    前記検出手段が前記撮影方向の変更を検出した場合には、前記画像位置合わせ手段は、前記位置合わせ前の画像に前記記憶手段に記憶された1枚の画像を位置合わせする位置合わせ量に基づいて、前記位置合わせ前の画像に前記記憶手段に記憶された複数枚の位置合わせ済み画像を位置合わせすることを特徴とする撮像装置。
  2. 記録用画像を記録する記録手段を更に有し、
    前記画像位置合わせ手段は、前記位置合わせ前の画像に前記記憶手段に記憶された1枚の画像を位置合わせする位置合わせ量に基づいて、前記位置合わせ前の画像に前記記憶手段に記憶された複数枚の位置合わせ済み画像を位置合わせし、前記記録手段は前記画像合成手段によって合成された画像を前記記録用画像として記録することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記記録手段に記録される記録用画像は、前記位置合わせ前の画像の枠を有し、前記記憶手段に記憶された複数枚の画像の前記枠よりはみ出る部分はトリミングされることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記記録用画像において前記位置合わせ前の画像の枠内で複数枚の画像が重ならない部分の利得は補正されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記記憶手段に記憶された位置合わせ済み画像が所定枚数になると、前記位置合わせ前の画像を取得するたびに、前記記憶手段から読み出す位置合わせ済み画像を古い順に消去ることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の撮像装置。
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