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JP5888283B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関においてクランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する動弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置に、関する。
従来、クランク軸及びカム軸のうち一方と他方とに連動して回転する第一回転体と第二回転体との間の相対位相(以下、「回転体間位相」という)を、歯車回転体の遊星運動により調整するようにしたバルブタイミング調整装置が、知られている。
こうした装置の一種として特許文献1に開示されるものでは、第一回転体の第一歯車部及び第二回転体の第二歯車部と噛合する歯車回転体は、遊星キャリアにより径方向内側から支持されている。この遊星キャリアは特に、第一回転体を軸方向両側から挟持する第二回転体に装着の転がり軸受により、径方向外側から支持されることで、当該軸受の内部クリアランスの範囲にて軸方向に対する傾きが可能となっている。
特許4442574号公報
さて、特許文献1の開示装置の遊星キャリアは、軸方向の中心位置よりも一端側にオフセットされた第一領域にて、ラジアル荷重を受けると共に、当該中心位置よりも他端側にオフセットされた第二領域にて、転がり軸受により支持される構造となっている。故に遊星キャリアは、第一領域にラジアル荷重を受けると、第二領域内の特定点まわりに傾こうとする。尚、遊星キャリアの支持する歯車回転体は、当該遊星キャリアと共に傾くことで、第一歯車部及び第二歯車部との噛合箇所にて歯打ちによる磨耗を増大させるので、耐久性の点において、そうした傾きの規制が必要となる。
ここで、特許文献1の開示装置の転がり軸受では、第二回転体に装着される外輪と、遊星キャリアを支持する内輪との間にて、二列且つ各列複数ずつの転動体が介装されている。かかる複列式転動体によると、遊星キャリアと共に内輪が軸方向に対して傾こうとする際、軸方向に離れた二円周上の各転動体を介して、内輪の傾きが外輪に受け止められる。このような受け止め構造によれば、傾きの規制効果は高くなるが、外輪及び全転動体の総接触面積と内輪及び全転動体の総接触面積とのいずれも大きくなるので、それら大面積の接触界面には、傾き規制と同時に面圧が発生してしまう。その結果、内輪の傾いた転がり軸受内では摩耗が増大して、寿命低下による耐久性低下を招くおそれがあった。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、耐久性の高いバルブタイミング調整装置の提供にある。
そこで、開示された一つの発明は、第一歯車部(24)を有し、内燃機関のクランク軸及びカム軸(2)のうち一方と連動して回転する第一回転体(20)と、第二歯車部(12)を有し、第一回転体を軸方向の両側から挟持し、クランク軸及びカム軸のうち他方と連動して回転する第二回転体(10,2010)と、第一歯車部及び第二歯車部と噛合しつつ遊星運動することにより、第一回転体及び第二回転体の間の相対位相を調整する歯車回転体(30)と、歯車回転体を径方向の内側から支持し、軸方向の中心位置(C)よりも一端(40a)側にオフセットされた第一領域(401)にてラジアル荷重(Fc,Fu)を受ける遊星キャリア(40)と、第二回転体に保持され、軸方向の中心位置よりも他端(40b)側にオフセットされた第二領域(402)にて遊星キャリアを径方向の外側から支持する転がり軸受(60)とを、備え、クランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する動弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置において、転がり軸受は、第二回転体に保持される外輪(62)と、遊星キャリアを支持する内輪(64)と、外輪及び内輪の間において転がり接触可能に一列介装される複数の転動体(66)とを、有する単列式であり、歯車回転体は、軸方向に対して傾くことにより、第一回転体又は第二回転体と軸方向に当接し、歯車回転体が第一回転体又は第二回転体と当接するときに軸方向に対して傾く角度(θ)は、内輪が軸方向に対して傾き可能な角度として許容される許容最大角度よりも、小さく設定され、許容最大角度は、転がり軸受にて外輪を固定した場合に、当該外輪に対して内輪が相対的に傾くことを許容される最大角度であることを特徴とする。
この発明によると、遊星キャリアは、軸方向の中心位置よりも一端側にオフセットされた第一領域にて、ラジアル荷重を受けると共に、当該中心位置よりも他端側にオフセットされた第二領域にて、転がり軸受に支持される。故に遊星キャリアは、第一領域にラジアル荷重を受けると、第二領域内の特定点まわりに傾こうとする。
ここで転がり軸受は、第二回転体に装着される外輪と、遊星キャリアを支持する内輪との間にて、複数の転動体が一列だけ介装された構造となっている。故に、こうした単列式の転がり軸受によると、遊星キャリアと共に内輪が軸方向に対して傾こうとすると、内輪の傾きが一円周上の各転動体を介して外輪に受け止められることで、傾きの規制効果が小さくなる。このとき、遊星キャリアに径方向内側から支持される歯車回転体も、軸方向に対して傾くことで、当該歯車回転体は、第一回転体又はそれを挟持する第二回転体と軸方向に当接する。かかる当接により傾きの規制効果は発揮され得るので、歯車回転体は、第一歯車部及び第二歯車部との噛合箇所にて歯打ちし難くなる。しかも、このとき歯車回転体は、遊星キャリア及び内輪と共に、内輪の許容最大角度よりも小さな角度で傾くこととなる。こうした小角度での傾きの場合、外輪及び全転動体の総接触面積と内輪及び全転動体の総接触面積とがいずれも小さな単列式転がり軸受内にあっても、それら小面積の接触界面に発生する面圧が小さく抑えられ得る。
以上によれば、傾いた歯車回転体と各歯車部との噛合箇所にて磨耗が発生することも、内輪の傾いた転がり軸受内にて磨耗が発生することも、抑制できる。したがって、装置全体としての耐久性を高めることが可能となる。
また、開示された他の一つの発明は、第一回転体及び第二回転体に対して偏心する歯車回転体は、軸方向に対する傾きにより、当該偏心側の最外周角部(32c)から第一回転体又は第二回転体に弾性当接し、遊星キャリアは、第一回転体及び第二回転体と同軸上に有する支持面(46)により、内輪を支持し、第一回転体及び第二回転体の回転中心線(O)と最外周角部との間の径(Ra)は、当該回転中心線と支持面との間の径(Rs)よりも、大きく設定される。
この発明によると、第一及び第二回転体に対する偏心により歯車回転体は、回転中心線との間の径を遊星キャリアの支持面より大きく設定した当該偏心側の最外周角部から、第一又は第二回転体に弾性当接するので、大きな当接面積を確保して面圧を抑え得る。故に、当接界面での磨耗を抑制できる。また一方、回転中心線との間の径を歯車回転体の最外周角部より小さく設定した支持面により内輪が支持される単列式転がり軸受では、遊星キャリアと共に傾く際の内輪が外輪に対してずれるスラスト量を、低減し得る。ここで特に、そうしたスラスト量の低減によれば、外輪及び各転動体の接触界面と内輪及び各転動体の接触界面とのいずれにおいても、内輪ずれに伴う磨耗を抑制できる。以上のことから、耐久性の向上に貢献可能となる。
第一実施形態によるバルブタイミング調整装置を示す図であって、図2のI−I線断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1の要部を拡大して示す断面図である。 図4とは異なる作動状態を示す断面図である。 図1の要部の特徴を説明するための模式図である。 図1の要部の特徴を説明するための模式図である。 第二実施形態によるバルブタイミング調整装置の要部を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第一実施形態)
図1に示すように、本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置1は、車両において内燃機関のクランク軸(図示しない)からカム軸2へクランクトルクを伝達する伝達系に、設置されている。尚、本実施形態においてカム軸2は、内燃機関の「動弁」のうち吸気弁(図示しない)をクランクトルクの伝達によって開閉するものであり、装置1は、当該吸気弁のバルブタイミングを調整する。
(基本構成)
以下、装置1の基本構成について説明する。図1〜3に示すように装置1は、アクチュエータ4、通電制御回路部7及び位相調整ユニット8等から構成されている。
図1に示すアクチュエータ4は、例えばブラシレスモータ等の電動モータであり、ハウジングボディ5及び制御軸6を有している。ハウジングボディ5は、内燃機関の固定節に固定され、制御軸6を周方向両側(図2,3の時計方向と反時計方向)へ回転自在に支持している。通電制御回路部7は、例えば駆動ドライバ及びその制御用マイクロコンピュータ等から構成され、ハウジングボディ5の外部及び/又は内部に配置されている。通電制御回路部7は、電気的に接続されるアクチュエータ4への通電を制御することで、制御軸6を回転駆動する。
位相調整ユニット8は、駆動回転体10、従動回転体20、歯車回転体30、遊星キャリア40、弾性部材50及び転がり軸受60を備えている。
図1〜3に示すように中空の金属製駆動回転体10は、位相調整ユニット8の他の構成要素20,30,40,50,60を内部に収容している。駆動回転体10は、太陽歯車部材11をスプロケット部材13及びカバー部材14の間に挟持した状態で、それら部材11,13,14を共締めしてなる。
図1,2に示すように円環板状の太陽歯車部材11は、歯底円の径方向内側に歯先円を有した駆動側内歯車部12を、周壁部の内周面により形成している。図1に示すように有底円筒状のスプロケット部材13は、周方向に等間隔ずつあけた箇所から径方向外側へと突出する複数のスプロケット歯19を、周壁部の外周面により形成している。スプロケット部材13は、それらスプロケット歯19とクランク軸の複数のスプロケット歯との間にてタイミングチェーン(図示しない)が掛け渡されることで、クランク軸と連繋する。かかる連繋により、クランク軸のクランクトルクがタイミングチェーンを通じてスプロケット部材13に伝達されるときには、駆動回転体10がクランク軸と連動して一定の周方向(図2,3の時計方向)へ回転する。
図1,3に示すように有底円筒状の金属製従動回転体20は、スプロケット部材13に同軸上に嵌入されることで、駆動回転体10を径方向内側から支持している。軸方向において従動回転体20は、太陽歯車部材11及びスプロケット部材13の間に挟持されている。従動回転体20は、カム軸2に同軸上に連結される連結部22を、底壁部により形成している。かかる連結により従動回転体20は、駆動回転体10と同一の周方向(図3の時計方向)へ回転しつつ、駆動回転体10に対しては周方向両側へ相対回転可能となっている。
従動回転体20は、歯底円の径方向内側に歯先円を有した従動側内歯車部24を、周壁部の内周面により形成している。従動側内歯車部24は、駆動側内歯車部12から軸方向にずれて配置されている。従動側内歯車部24の内径は、駆動側内歯車部12の内径よりも小さく設定されている。従動側内歯車部24の歯数は、駆動側内歯車部12の歯数は少なく設定されている。
図1〜3に示すように金属製歯車回転体30は、スプロケット部材13及び従動回転体20の径方向内側から太陽歯車部材11の径方向内側に跨って、配置されている。歯車回転体30は、遊星歯車部材31及び遊星ベアリング36を組み合わせてなる。
段付円環板状の遊星歯車部材31は、回転体10,20及び制御軸6に対して偏心して配置されている。遊星歯車部材31は、歯底円の径方向外側に歯先円を有した駆動側外歯車部32と従動側外歯車部34とを、周壁部の外周面により形成している。駆動側外歯車部32は、径方向のうち回転体10,20とは偏心する側にて、駆動側内歯車部12と噛合している。従動側外歯車部34は、駆動側外歯車部32から軸方向にずれて配置されている。従動側外歯車部34の外径は、駆動側外歯車部32の外径よりも小さく設定されている。従動側外歯車部34の歯数は、駆動側外歯車部32の歯数よりも少なく設定されている。従動側外歯車部34は、径方向のうち回転体10,20とは偏心する側にて、従動側内歯車部24と噛合している。
遊星ベアリング36は、本実施形態では単列式の転がり軸受であり、回転体10,20及び制御軸6に対して偏心して配置されている。遊星ベアリング36は、遊星歯車部材31に同軸上に嵌入されることで、当該歯車部材31に保持されている。
部分偏心円筒状の金属製遊星キャリア40は、スプロケット部材13及び従動回転体20の径方向内側からカバー部材14の径方向内側に跨って、配置されている。遊星キャリア40は、回転体10,20及び制御軸6とは同軸上となる円筒面状の入力面41を、周壁部の内周面により形成している。入力面41には、継手43と嵌合する連結溝42が設けられ、当該継手43を介して制御軸6が遊星キャリア40と連結されている。かかる連結により遊星キャリア40は、制御軸6と一体となって周方向に回転しつつ、駆動側内歯車部12に対しては周方向両側へ相対回転可能となっている。
遊星キャリア40は、回転体10,20及び制御軸6とは偏心する円筒面状の偏心面44を、周壁部の外周面により形成している。偏心面44は、遊星キャリア40のうち、軸方向の中心位置Cから一端40a側にオフセットされた第一領域401と、当該位置Cから他端40b側にオフセットされた第二領域402とに跨って、設けられている。実質的に第一領域101において遊星ベアリング36が偏心面44に同軸上に外嵌されることで、当該ベアリング36が遊星キャリア40と遊星歯車部材31との間に径方向にて介装されている。かかる介装により遊星キャリア40は、歯車回転体30を径方向内側から遊星運動自在に支持している。尚、遊星運動とは、歯車回転体30が周方向へ自転しつつ、制御軸6及び遊星キャリア40の回転方向へ公転する運動をいう。
ここで、外歯車部32,34が内歯車部12,24に対して偏心する側(図1の上側)は、偏心面44が回転体10,20及び制御軸6に対して偏心する側と実質的に一致しており、以下では、単に「偏心側」という。そして、吸気弁のスプリング反力等によりカム軸2から従動回転体20へ伝達されるカムトルクは、図4に示す歯車部24,34の噛合箇所にて圧力角に応じた力へ変換されることで、偏心側とは反対側へ向かうラジアル荷重Fcを発生させる。その結果として遊星キャリア40は、かかるラジアル荷重Fcを第一領域401にて偏心面44に受けることとなる。
図1に示すように遊星キャリア40は、回転体10,20及び制御軸6とは同軸上となる円筒面状の支持面46を、周壁部の外周面により形成している。支持面46は、遊星キャリア40にて軸方向の中心位置Cから他端40b側にオフセットされた第二領域402に、設けられている。
図1〜3に示すように金属製弾性部材50は、偏心面44にて第一領域401の周方向二箇所に開口する収容孔45に、それぞれ一つずつ個別に収容されている。各弾性部材50は、概ねU字状断面を有する板ばねである。各弾性部材50の弾性変形により生じる付勢力(復原力)の合力は、歯車回転体30に対しては偏心側に作用する一方、遊星キャリア40に対しては、当該偏心側とは反対側に作用するようになっている。その結果、各弾性部材50の付勢力の合力は、図4に示す内歯車部12,24がそれぞれ外歯車部32,34との噛合箇所にて受けるラジアル荷重となると共に、収容孔45の内底面が第一領域401にて受けるラジアル荷重Fuとなる。
図1,4に示すように単列式の金属製転がり軸受60は、ハット状のカバー部材14のうち円筒部に同軸上に嵌入されることで、駆動回転体10に保持されている。転がり軸受60は、支持面46に同軸上に外嵌されることで、径方向では、遊星キャリア40と駆動回転体10との間に介装されている。かかる介装により転がり軸受60は、遊星キャリア40を径方向外側から回転自在に支持している。
以上の構成により位相調整ユニット8では、駆動回転体10に対する従動回転体20の相対位相を、制御軸6の回転状態に応じた回転体間位相として調整する。かかる回転体間位相の調整によりバルブタイミングは、内燃機関の運転状況に適したタイミングとなる。
具体的には、制御軸6が駆動回転体10と同速に回転することで、遊星キャリア40が駆動側内歯車部12に対して相対回転しないときには、歯車回転体30が遊星運動せずに回転体10,20と共に回転する。その結果、回転体間位相と共に、バルブタイミングが保持調整される。一方、制御軸6が駆動回転体10に対して低速に又は逆方向に回転することで、遊星キャリア40が駆動側内歯車部12に対する遅角側へ相対回転するときには、歯車回転体30が遊星運動して従動回転体20が駆動回転体10に対する遅角側へと相対回転する。その結果、回転体間位相と共に、バルブタイミングが遅角調整される。また一方、制御軸6が駆動回転体10よりも高速に回転することで、遊星キャリア40が駆動側内歯車部12に対する進角側へ相対回転するときには、歯車回転体30が遊星運動して従動回転体20が駆動回転体10に対する進角側へと相対回転する。その結果、回転体間位相と共に、バルブタイミングが進角調整される。
(詳細構成)
以下、バルブタイミング調整装置1のさらに詳細構成を説明する。
図4に示すように転がり軸受60は、外輪62及び内輪64の間に複数の転動体66を一列介装してなる。外輪62の外周面62aは、カバー部材14のうち円筒部内周面14aに同軸上に嵌合装着されている。内輪64の内周面64aは、支持面46を同軸上を嵌合支持している。外輪62の内周面62bと内輪64の外周面64bとはそれぞれ、全転動体66と転がり接触する軌道面62b,64bとして、機能する。転がり軸受60では、両端60a,60bにて軸方向に開放される軌道面62b,64b間に、ボール状の各転動体66が挟持されている。即ち、本実施形態の転がり軸受60は、オープンエンド型の単列式玉軸受である。
図1に示すように従動回転体20は、連結部22を貫通する供給孔70を、底壁部に形成している。供給孔70の一端は、カム軸2の搬送孔3と連通することで、クランクトルクにより駆動されるポンプ9から内燃機関用の潤滑油を受ける。供給孔70の他端は、駆動回転体10内に連通することで、ポンプ9からの潤滑油を当該回転体10内に供給する。その結果、駆動回転体10内への供給潤滑油は、オープンエンド型遊星ベアリング36の内部クリアランス等を通じて、当該ベアリング36側の開放端60aから転がり軸受60内へ導入される。
さて、歯車回転体30が傾いていない図4の初期状態において、駆動側外歯車部32の一端面32aは、従動回転体20のうち周壁部の開口側端面20aに対して、軸方向に正対する。このとき端面32a,20aの間には、クリアランス80が回転方向(周方向)の全域に亘って形成される。また、それと共に初期状態では、駆動側外歯車部32の他端面32bは、カバー部材14のフランジ部端面14bに対して軸方向に正対する。このとき端面32b,14bの間には、クリアランス80よりも大きなクリアランス82が回転方向(周方向)の全域に亘って形成される。さらに、こうした初期状態下、カムトルク又は付勢力によるラジアル荷重Fc,Fuが遊星キャリア40に第一領域401にて作用することで、当該キャリア40と共に歯車回転体30は、第二領域402内に生じる特定点Pまわりに図5,6の如く傾くことになる。歯車回転体30は、このようにして軸方向に対し傾くことで、端面32aのうち偏心側の最外周角部32c(図4も参照)から開口側端面20aに弾性変形しつつ当接する。即ち、歯車回転体30の端面32aは、最外周角部32cから開口側端面20aに弾性当接する。
ここで図6に示すように、傾きにより開口側端面20aと当接する最外周角部32cと回転体10,20の回転中心線Oとの間の径Raは、支持面46と当該回転中心線Oとの間の径Rsよりも、大きく設定されている。それと共に本実施形態では、最外周角部32bから開口側端面20aに当接する当接時の歯車回転体30が図6,7の如く遊星キャリア40及び内輪64と共に傾く角度θは、転がり軸受60における内輪64の許容最大角度よりも、小さく設定されている。尚、許容最大角度とは、転がり軸受60にて外輪62を固定した場合に、軸方向に対して傾き可能な角度として、内輪64に予め許容された角度をいう。例えば許容最大角度は、内輪64が外輪62に対して所定のスラスト量だけ移動した場合に、それら内外輪64,62間の転動体66が各軌道面62b,64bの軸方向端の間に挟まれること等により、現出する。
(作用効果)
以上説明した第一実施形態の作用効果を、以下に説明する。
第一実施形態において遊星キャリア40は、軸方向の中心位置Cよりも一端40a側にオフセットされた第一領域401にて、ラジアル荷重を受けると共に、当該位置Cよりも他端40b側にオフセットされた第二領域402にて、転がり軸受60に支持されている。故に遊星キャリア40は、第一領域401にラジアル荷重を受けると、第二領域402内の特定点Pまわりに傾こうとする。
ここで転がり軸受60は、駆動回転体10に装着される外輪62と、遊星キャリア40を支持する内輪64との間にて、複数の転動体66が一列だけ介装された構造となっている。故に、こうした単列式の転がり軸受60によると、遊星キャリア40と共に内輪64が軸方向に対して傾こうとすると、内輪64の傾きが一円周上の各転動体66を介して外輪62に受け止められることで、傾きの規制効果が小さくなる。このとき、遊星キャリア40に径方向内側から支持される歯車回転体30も、軸方向に対して傾くことで、当該歯車回転体30は、従動回転体20と軸方向に当接する。かかる当接により傾きの規制効果は発揮され得るので、歯車回転体30は、従動側内歯車部24との噛合箇所にて歯打ちし難くなる。しかも、このとき歯車回転体30は、遊星キャリア40及び内輪64と共に、内輪64の許容最大角度よりも小さな角度θで傾くこととなる。こうした小角度θでの傾きの場合、外輪62及び全転動体66の総接触面積と内輪64及び全転動体66の総接触面積とがいずれも小さな単列式転がり軸受内にあっても、それら小面積の接触界面に発生する面圧が小さく抑えられ得る。
以上によれば、傾いた歯車回転体30と各内歯車部12,24との噛合箇所にて磨耗が発生することも、内輪64の傾いた転がり軸受60内にて磨耗が発生することも、抑制できる。したがって、装置1全体としての耐久性を高めることが可能となる。
また、回転体10,20に対する偏心により歯車回転体30は、回転中心線Oとの間の径Raを遊星キャリア40の支持面46より大きく設定した当該偏心側の最外周角部32cから、従動回転体20に弾性当接するので、大きな当接面積を確保して面圧を抑え得る。故に、当接界面での磨耗を抑制できる。また一方、回転中心線Oとの間の径Rsを最外周角部32cより小さく設定した支持面46により内輪64が支持される単列式転がり軸受60では、遊星キャリア40と共に傾く際の内輪64が外輪62に対して図7の如くずれるスラスト量Δを、低減し得る。ここで特に、そうしたスラスト量Δの低減によれば、外輪62及び各転動体66の接触界面と内輪64及び各転動体66の接触界面とのいずれにおいても、内輪64のずれに伴う磨耗を抑制できる。以上のことから、耐久性の向上に貢献可能となる。
さらに、ポンプ9からの潤滑油は、駆動回転体10内に供給されて外輪62及び内輪64間の軸方向の開放端60aから転がり軸受60内へと導入される。そのため、低温時には、外輪62及び各転動体66の接触界面と内輪64及び各転動体66の接触界面とにて、転がり接触の抵抗となる。しかし、単列式転がり軸受60内では、外輪62及び全転動体66の総接触面積と内輪64及び全転動体66の総接触面積とのいずれも小さくなるので、それら接触界面全体にて低温時の潤滑油により生じる総抵抗が低減され得る。故に、転がり軸受60内での転がり接触が潤滑油の抵抗により妨げられる事態を抑制して、歯車回転体30の遊星運動に応じた回転体間位相の調整応答性、ひいてはバルブタイミングの調整応答性を高めることが可能となる。
またさらに、カム軸2からカムトルクが伝達される従動回転体20では、従動側内歯車部24と歯車回転体30との噛合箇所にて当該カムトルクが変換されることで、ラジアル荷重Fcが遊星キャリア40の第一領域401に作用する。故に、かかるラジアル荷重Fcの作用により、遊星キャリア40が第二領域402内の特定点Pまわりに傾こうとする。しかし、遊星キャリア40及び内輪64と共に、歯車回転体30が内輪64の許容最大角度よりも小角度θで傾いて従動回転体20と当接することによれば、傾きの規制効果及び面圧の抑え効果が発揮され得る。したがって、ラジアル荷重Fcを生むカムトルクの伝達構造下にあっても、転がり軸受60での磨耗を抑制して、耐久性を高めることが可能となる。
加えて、歯車回転体30及び遊星キャリア40の間に介装される一対の弾性部材50は、歯車回転体30を内歯車部12,24との噛合側へ付勢することで、それら各噛合箇所での歯打ちによる磨耗を抑制できる。しかも、一対の弾性部材50が歯車回転体30とは反対側へ遊星キャリア40を付勢する付勢力は、ラジアル荷重Fuとして遊星キャリア40の第一領域401に作用することで、遊星キャリア40を第二領域402内の特定点Pまわりに傾かせようとする。しかし、遊星キャリア40及び内輪64と共に、歯車回転体30が内輪64の許容最大角度よりも小角度θで傾いて従動回転体20と当接することによれば、傾きの規制効果及び面圧の抑え効果が発揮され得る。したがって、ラジアル荷重Fuを生む付勢力の作用構造下にあっても、転がり軸受60での磨耗を抑制して、耐久性を高めることが可能となる。
尚、ここまで説明した第一実施形態では、従動回転体20が「カム軸と連動して回転する第一回転体」に相当し、従動側内歯車部24が「第一歯車部」に相当する。また、駆動回転体10が「クランク軸と連動して回転する第二回転体」に相当し、駆動側内歯車部12が「第二歯車部」に相当し、ポンプ9から駆動回転体10内へ供給される潤滑油が「潤滑液」に相当する。
(第二実施形態)
図8に示すように本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態による歯車回転体30の初期状態において一端面32aは、駆動回転体2010を構成するスプロケット部材2013のうち周壁部の開口側端面2013aに対して、軸方向に正対する。このとき端面32a,2013aの間には、軸方向のクリアランス2080が回転方向(周方向)の全域に亘って形成される。ここで、第一実施形態と同様にして端面32b,14bの間には、クリアランス2080よりも大きなクリアランス82が形成される。故に、ラジアル荷重Fc,Fuが遊星キャリア40に作用することで、当該キャリア40と共に傾く歯車回転体30は、端面32aのうち偏心側の最外周角部32cから開口側端面2013aに弾性変形しつつ当接する。即ち、歯車回転体30の端面32aは、最外周角部32cから開口側端面2013aに弾性当接する。
こうした第二実施形態においても、最外周角部32c及び回転中心線O間の径Raが支持面46及び回転中心線O間の径Rsよりも、大きく且つ当接時の歯車回転体30が軸方向に対して傾く角度θが内輪64の許容最大角度よりも小さく、設定されている。したがって、第一実施形態にて説明した作用効果において、歯車回転体30の当接対象を従動回転体20から駆動回転体2010に読み替えたものが、同様に発揮され得る。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に変形例1では、回転体20をクランク軸と連動して回転させると共に、回転体10をカム軸と連動して回転させる構造へ、変更してもよい。この場合にカムトルクは、カム軸2から「第二回転体」としての回転体10に伝達されることになる。
変形例2では、各転動体66が柱状であるころ軸受を、単列式転がり軸受60として採用してもよい。また、変形例3では、潤滑油を転がり軸受60内へ導入しない構成を採用してもよい。ここで特に変形例3では、例えば両端が開放されないクローズドエンド型のラジアル軸受を、単列式転がり軸受60として採用してもよい。あるいは変形例3では、潤滑油を回転体10内へ供給しない構造又は供給しても転がり軸受60には到達しない構造を、採用してもよい。
変形例4では、付勢力によりラジアル荷重Fuを発生可能な限りにおいて、弾性部材50を一つ乃至は複数設ける構造を、採用してもよい。一方、変形例5では、弾性部材50を設けない構造を、採用してもよい。
変形例6では、最外周角部32c及び回転中心線O間の径Raを支持面46及び回転中心線O間の径Rs以下に、設定してもよい。また以上の他、変形例7では、吸気弁のバルブタイミングを調整する装置以外にも、「動弁」としての排気弁のバルブタイミングを調整する装置や、吸気弁及び排気弁の双方のバルブタイミングを調整する装置に、本発明を適用してもよい。
1 バルブタイミング調整装置、2 カム軸、9 ポンプ、10,2010 駆動回転体、12 駆動側内歯車部、13,2013 スプロケット部材、20 従動回転体、20a,2013a 開口側端面、24 従動側内歯車部、30 歯車回転体、32 駆動側外歯車部、32c 最外周角部、34 従動側外歯車部、40 遊星キャリア、40a 一端、40b 他端、46 支持面、50 弾性部材、60 転がり軸受、60a 開放端、62 外輪、64 内輪、66 転動体、70 供給孔、80,2080 クリアランス、401 第一領域、402 第二領域、Fc,Fu ラジアル荷重、C 中心位置、P 特定点、Δ スラスト量、θ 角度、Ra,Rs 外径

Claims (5)

  1. 第一歯車部(24)を有し、内燃機関のクランク軸及びカム軸(2)のうち一方と連動して回転する第一回転体(20)と、
    第二歯車部(12)を有し、前記第一回転体を軸方向の両側から挟持し、前記クランク軸及び前記カム軸のうち他方と連動して回転する第二回転体(10,2010)と、
    前記第一歯車部及び前記第二歯車部と噛合しつつ遊星運動することにより、前記第一回転体及び前記第二回転体の間の相対位相を調整する歯車回転体(30)と、
    前記歯車回転体を径方向の内側から支持し、前記軸方向の中心位置(C)よりも一端(40a)側にオフセットされた第一領域(401)にてラジアル荷重(Fc,Fu)を受ける遊星キャリア(40)と、
    前記第二回転体に保持され、前記軸方向の前記中心位置よりも他端(40b)側にオフセットされた第二領域(402)にて前記遊星キャリアを前記径方向の外側から支持する転がり軸受(60)とを、備え、前記クランク軸からのトルク伝達により前記カム軸が開閉する動弁のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置において、
    前記転がり軸受は、前記第二回転体に保持される外輪(62)と、前記遊星キャリアを支持する内輪(64)と、前記外輪及び前記内輪の間において転がり接触可能に一列介装される複数の転動体(66)とを、有する単列式であり、
    前記歯車回転体は、前記軸方向に対して傾くことにより、前記第一回転体又は前記第二回転体と前記軸方向に当接し、
    前記歯車回転体が前記第一回転体又は前記第二回転体と当接するときに前記軸方向に対して傾く角度(θ)は、前記内輪が前記軸方向に対して傾き可能な角度として許容される許容最大角度よりも、小さく設定され
    前記許容最大角度は、前記転がり軸受にて前記外輪を固定した場合に、当該外輪に対して前記内輪が相対的に傾くことを許容される最大角度であることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記第一回転体及び前記第二回転体に対して偏心する前記歯車回転体は、前記軸方向に対する傾きにより、当該偏心側の最外周角部(32c)から前記第一回転体又は前記第二回転体に弾性当接し、
    前記遊星キャリアは、前記第一回転体及び前記第二回転体と同軸上に有する支持面(46)により、前記内輪を支持し、
    前記第一回転体及び前記第二回転体の回転中心線(O)と前記最外周角部との間の径(Ra)は、当該回転中心線と前記支持面との間の径(Rs)よりも、大きく設定されることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記転がり軸受は、前記外輪及び前記内輪の間を前記軸方向に開放する開放端(60a)を、有し、
    前記第二回転体内に供給される潤滑液は、前記開放端部から前記転がり軸受内へ導入されることを特徴とする請求項1又は2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記カム軸から前記第一回転体又は前記第二回転体へ伝達されるカムトルクは、前記第一歯車部又は前記第二歯車部と前記歯車回転体との噛合箇所において、前記ラジアル荷重(Fc)に変換されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 前記歯車回転体及び前記遊星キャリアの間に介装され、前記歯車回転体を前記第一歯車部及び前記第二歯車部との噛合側へ付勢する弾性部材(50)を、さらに備え、
    前記弾性部材が前記歯車回転体とは反対側へ前記遊星キャリアを付勢する付勢力により、前記ラジアル荷重(Fu)が発生することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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