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JP5599677B2 - ダイバシティ受信装置及びダイバシティ受信方法 - Google Patents

ダイバシティ受信装置及びダイバシティ受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のブランチを有するダイバシティ受信装置及びダイバシティ受信方法に関するものである。
近年、地上波デジタル放送等での変調方式として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調方式等が採用されている。OFDM方式では、中心周波数の異なる複数のサブキャリア(搬送波)を利用して、シンボルを送信する。ここで、シンボルとは1回の変調で送信される1まとまりのデータをいう。1シンボル期間は、有効シンボル期間にガード期間が付加されて構成される。OFDM方式では実際に復調の対象となる有効シンボル信号の一部を複写し、繰り返し波形として有効シンボル信号間に挿入することでマルチパス干渉の影響を抑制している。この複写波形の期間がガード期間である。
OFDM信号の受信装置では、フェージングによる影響等を改善するため、ダイバシティ方式が採用されている。このダイバシティ方式では、複数のアンテナを設け、各々のアンテナに対応したブランチで個別にキャリアを復調する。そして、個別に復調されたキャリアに関して、その受信レベル(受信信号の電力レベル)などを基準として選択や重み付け合成等(以下、最大比合成という)を実行する。
しかしながら、受信レベルに応じた重み付けで合成すると、本来不要となる受信不能な受信レベルのブランチの復調結果が大きな重み付けで合成され、かえって復調信号が劣化し、良好な最大比合成結果が得られない場合がある。
例えば、チューナが生成するRSSI(Received Signal Strength Indicator)値やチューナのゲイン制御値からの換算などを受信レベルを示す値として用いて、これを最大比合成の重み付けに用いる場合がある。しかしながら、アナログ回路であるチューナのアンプに与えたゲイン制御値と、実際のゲイン(すなわち、実際にゲイン制御されてどの程度大きくなったか)は誤差を有する。複数ブランチによるダイバシティ受信器では、各ブランチのチューナのゲイン制御に対する実際のゲインに差が生じるため、RSSI値やゲイン制御値からの換算では好適な重み付けを実現するのが困難となる。また、特定のブランチに不要な放送波もしくは不要波が入力された場合には、ゲイン制御によりこれら不要波により電力レベルが不要波の分だけ大きく表され、誤った重み付けで合成してしまう場合がある。
なお、最大比合成の重み付けを制御する技術としては、特許文献1に、各ブランチ毎にチューナのゲインをコントロールするAGC部、高速フーリエ変換部(FFT)、FFTの出力信号を等化する等化部、及び信頼性算出部を設け、信頼性算出部において等化部が出力するパイロット信号から各キャリアの信頼性を算出し、信頼性値補正部でAGC部の出力情報により信頼性値を補正し、キャリア選択・合成部が補正された信頼性値に従ってブランチのキャリアを選択又は重み付け合成するダイバシティ受信装置が開示されている。
特開2004−135120号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のダイバシティ受信装置では、等化部から出力されたパイロット信号を用いて信頼性値(重み付け)を求めているため、必要な希望波の受信レベルが確保できない受信状態のブランチを含む場合には、重み付けの最適化に問題が生じる懸念がある。例えば、上記技術では、希望波が弱く不要波が大きい受信信号についても、FFT処理及び等化処理したパイロット信号のレベルで信頼性値を求めるため、受信レベルの影響を受け、良好な重み付けで最大比合成ができないことがある。
本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、複数のブランチによるタイバーシティ受信において、各ブランチの復調信号を適切な重み付けで合成できるダイバシティ受信装置及びダイバシティ受信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数のブランチを有するダイバシティ受信装置であって、受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示す相関信号を生成する相関手段と、前記相関手段で生成された相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出する時間位置検出手段と、前記時間位置検出手段で検出された連続する2つの時間位置の時間間隔を該2つの時間位置毎に検出する時間間隔検出手段と、前記時間間隔検出手段で検出された時間間隔の各々について理想的な時間間隔との差分を算出する算出手段と、前記受信信号を復調する復調手段と、前記復調手段で復調された復調信号に重み付け係数を乗算する乗算手段と、を各ブランチ毎に備えると共に、前記ブランチ毎の前記算出手段により算出された差分の各々に基づいて、前記ブランチ毎に前記乗算手段の前記重み付け係数を制御する制御手段と、前記制御手段により制御された重み付け係数が乗算された前記ブランチ毎の復調信号の各々を加算することにより合成する合成手段と、を備えている。
このように本発明では、相関信号のレベルがピークとなる時間位置の周期(時間間隔)により重み付け係数を制御することができるため、受信信号のレベル及び復調信号のレベルによらず、適切に重み付け係数を制御できる。従って、例えば希望波が弱いことによる検出耐性等に強い。
請求項2の発明は、複数のブランチを有するダイバシティ受信装置であって、受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示す相関信号を生成する相関手段と、前記相関手段で生成された相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出する時間位置検出手段と、前記時間位置検出手段で検出された時間位置における相関信号のレベルと、該時間位置より1つ前に検出された時間位置から該レベルの時間位置までの前記相関信号のレベルの積分値との比を算出する算出手段と、前記受信信号を復調する復調手段と、前記復調手段で復調された復調信号に重み付け係数を乗算する乗算手段と、を各ブランチ毎に備えると共に、前記ブランチ毎の前記算出手段により算出された比の各々に基づいて、前記ブランチ毎に前記乗算手段の前記重み付け係数を制御する制御手段と、前記制御手段により制御された重み付け係数が乗算された前記ブランチ毎の復調信号の各々を加算することにより合成する合成手段と、を備えている。
このように本発明では、相関信号がピークとなる時間位置(以下、ピーク位置)における相関信号のレベルと、該ピーク位置より1つ前のピーク位置から、該ピーク位置までの相関信号のレベルの積分値との比を用いて重み付け係数を制御するようにしたため、受信信号のレベル及び復調信号のレベルによらず、適切に重み付け係数を制御できる。従って、例えば希望波が弱いことによる検出耐性等に強い。なお、相関手段が、受信信号のレベルに関連する相関信号を生成するものか否かに関わらず、ピークのレベルと積分値との比を求めるため、受信信号のレベルの影響を受けずに重み付け係数を制御できる。
請求項3の発明は、複数のブランチを有するダイバシティ受信装置であって、受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示し、レベルが前記受信信号のレベルに関連しない相関信号を生成する相関手段と、前記相関手段で生成された相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出する時間位置検出手段と、
前記受信信号を復調する復調手段と、前記復調手段で復調された復調信号に重み付け係数を乗算する乗算手段と、を各ブランチ毎に備えると共に、前記ブランチ毎の前記時間位置検出手段により検出された時間位置における前記相関信号のレベルの各々と予め定められた閾値とを比較し、前記相関信号のレベルの各々が前記閾値より大きい場合には、前記ブランチ毎に等しくなるように前記重み付け係数を制御すると共に、前記相関信号のレベルの少なくとも1つが前記閾値以下の場合には、前記相関信号のレベルが大きいほど大きくなるように前記重み付け係数を制御する制御手段と、前記制御手段により制御された重み付け係数が乗算された前記ブランチ毎の復調信号の各々を加算することにより合成する合成手段と、を備えている。
本発明の相関手段が、受信信号のレベルに関連しない相関信号を生成するものであるため、相関信号がピークとなる時間位置(以下、ピーク位置)における相関信号のレベルにより、受信信号のレベル及び復調信号のレベルに影響されずに、受信状態を判断できる。従って、本発明も、受信信号のレベル及び復調信号のレベルによらず、適切に重み付け係数を制御できる。従って、例えば希望波が弱いことによる検出耐性等に強い。
なお、請求項4の発明のように、請求項1に記載のダイバシティ受信装置において、前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された差分が小さいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御するようにしてもよい。
また、請求項5の発明のように、請求項2に記載のダイバシティ受信装置において、前記各ブランチ毎の前記算出手段は、前記レベルに対する前記積分値の比を算出し、前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された比が小さいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御するようにしてもよい。
また、請求項6の発明のように、請求項2に記載のダイバシティ受信装置において、前記各ブランチ毎の前記算出手段は、前記レベルの前記積分値に対する比を算出し、前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された比が大きいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御するようにしてもよい。
また、請求項の発明のように、請求項1又は請求項2に記載のダイバシティ受信装置において、前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された値の各々と予め定められた少なくとも1つの閾値とを比較した比較結果の各々に応じて前記重み付け係数を制御するようにしてもよい。
また、請求項の発明のように、請求項1に記載のダイバシティ受信装置において、前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された差分の各々と予め定められた閾値とを比較し、前記差分の各々が前記閾値以下の場合には、各ブランチの前記重み付け係数が等しくなるように制御し、前記差分の少なくとも1つが前記閾値より大きい場合には、前記差分が小さいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御するようにしてもよい。
また、請求項の発明のように、請求項2に記載のダイバシティ受信装置において、前記各ブランチ毎の前記算出手段は、前記レベルに対する前記積分値の比を算出し、前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された比の各々と予め定められた閾値とを比較し、前記比の各々が前記閾値以下の場合には、各ブランチの前記重み付け係数が等しくなるように制御し、前記比の少なくとも1つが前記閾値より大きい場合には、
前記比が小さいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御するようにしてもよい。
また、請求項10の発明のように、請求項2に記載のダイバシティ受信装置において、
前記各ブランチ毎の前記算出手段は、前記レベルの前記積分値に対する比を算出し、前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された比の各々と予め定められた閾値とを比較し、前記比の各々が前記閾値より大きい場合には、各ブランチの前記重み付け係数が等しくなるように制御し、前記比の少なくとも1つが前記閾値以下の場合には、前記比が大きいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御するようにしてもよい。
請求項11の発明は、複数のブランチによりダイバシティ受信するダイバシティ受信方法であって、各ブランチ毎に、受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示す相関信号を生成し、前記生成した相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出し、前記検出した連続する2つの時間位置の時間間隔を該2つの時間位置毎に検出し、前記検出された時間間隔の各々について理想的な時間間隔との差分を算出し、前記算出した各ブランチ毎の差分の各々に応じて、各ブランチ毎に前記受信信号を復調した復調信号の各々の重み付けを行って合成するものである。
請求項11の発明も、請求項1の発明と同様に作用するため、受信信号のレベル及び復調信号のレベルによらず、適切に重み付け係数を制御できる。
請求項12の発明は、複数のブランチによりダイバシティ受信するダイバシティ受信方法であって、各ブランチ毎に、受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示す相関信号を生成し、前記生成した相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出し、前記検出した時間位置における相関信号のレベルと、該時間位置より1つ前に検出された時間位置から該レベルの時間位置までの前記相関信号のレベルの積分値との比を算出し、前記算出した各ブランチ毎の比の各々に応じて、各ブランチ毎に前記受信信号を復調した復調信号の各々の重み付けを行って合成するものである。
請求項12の発明も、請求項2の発明と同様に作用するため、受信信号のレベル及び復調信号のレベルによらず、適切に重み付け係数を制御できる。
請求項13の発明は、複数のブランチによりダイバシティ受信するダイバシティ受信方法であって、各ブランチ毎に、受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示し、且つレベルが前記受信信号のレベルに関連しない相関信号を生成し、前記生成した相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出し、前記検出された前記各ブランチ毎の時間位置における前記相関信号のレベルの各々と予め定められた閾値とを比較し、前記相関信号のレベルの各々が前記閾値より大きい場合には、前記各ブランチ毎に等しくなるように重み付けを制御すると共に、前記相関信号のレベルの少なくとも1つが前記閾値以下の場合には、前記相関信号のレベルが大きいほど大きくなるように重み付けを制御して、各ブランチ毎に前記受信信号を復調した復調信号の各々の重み付けを行って合成するものである。
請求項13の発明も、請求項3の発明と同様に作用するため、受信信号のレベル及び復調信号のレベルによらず、適切に重み付け係数を制御できる。
以上説明したように本発明によれば、複数のブランチによるタイバーシティ受信において、各ブランチの復調信号を適切な重み付けで合成できる、という効果を奏する。
第1の実施の形態に係るダイバシティ受信装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る各ブランチの時間同期部の構成を示す構成図である。 第1の実施の形態に係る相関制御部によるゲイン制御の一例を説明するフローチャートである。 受信状態が良好な場合の相関信号の一例を示す図である。 受信状態が不安定或いは受信不能な場合の相関信号の一例を示す図である。 第2の実施の形態のダイバシティ受信装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る相関制御部によるゲイン制御の一例を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態に係る相関制御部によるゲイン制御の他の例を説明するフローチャートである。 第3の実施の形態のダイバシティ受信装置の構成を示す図である。 第3の実施の形態に係る時間同期部の構成を示す構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係るOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号をダイバシティ受信するダイバシティ受信装置の構成を示す図である。本実施の形態のダイバシティ受信装置は、第1ブランチ及び第2ブランチの2つのブランチを有するものとして説明する。なお、ここでは、各アンテナに対応して設けられた受信信号処理のための処理部(受信系)をブランチといっている。
本実施の形態に係るダイバシティ受信装置は、各ブランチ毎に、自己相関部12、時間同期部14、高速フーリエ変換部(FFT)16、等化部18、乗算部20、シンボル長比較部22、及びフィルタ24を備えている。なお、図1では、第1ブランチの構成要素と第2ブランチの構成要素とを区別するため、第1ブランチに対応する構成要素には符号の末尾に添字1を付し、第2ブランチに対応する構成要素には符号の末尾に添字2を付しているが、それぞれ同じ動作を行うため、以下では、末尾の添字は省略して区別せずに説明する。更に、本実施の形態に係るダイバシティ受信装置は、比較部26、相関制御部28、及び最大比合成部30を備えている。
自己相関部12には、不図示のチューナで受信したアナログのODFM信号をサンプリングクロック信号に同期して所定周期でサンプリングしてデジタル信号に変換した受信信号が入力される。図1では、第1ブランチの受信信号を受信信号1とし、第2ブランチの受信信号を受信信号2として図示した。自己相関部12は、入力された受信信号と、該受信信号を1有効シンボル期間遅延した遅延信号との相関(自己相関)を求め、該相関を示す相関信号を生成して時間同期部14に出力する。
図2は、各ブランチの時間同期部14の構成を示す構成図である。時間同期部14は、ピーク検出部40、及びピーク時間長検出部42を備えている。ピーク検出部40は、受信信号から有効シンボル信号を抽出するためのタイミング信号をFFT16及びピーク時間長検出部42に出力する。具体的には、自己相関部12から受け取った相関信号のレベルがピークとなるタイミング(ピークとなる時間位置、或いはピーク位置という場合もある)をシンボル周期毎に検出し、このタイミングを示すタイミング信号をFFT16及びピーク時間長検出部42に入力する。ピーク時間長検出部42は、ピーク検出部40から入力されたタイミング信号に基づいて、シンボル周期毎に、前回(1つ前)のピーク位置から今回のピーク位置までの時間間隔(以下、ピーク時間長という)を求めて、ピーク時間長を示すピーク時間長信号をシンボル長比較部22に入力する。
FFT16には、時間同期部14から入力されたタイミング信号及び受信信号が入力される。FFT16は、入力されたタイミング信号に基づいて、受信信号からガード期間を除去して有効シンボル期間の信号を抽出し、これに高速フーリエ変換処理を施す。
等化部18には、FFT16で高速フーリエ変換処理された信号からチャネル推定(伝送路特性推定)を行い、この伝送路特性に従って高速フーリエ変換処理された信号の振幅や位相を補償する等化処理を行って復調する。等化処理後の復調信号は乗算部20に入力される。
乗算部20は、等化部18から入力された復調信号に、後述する相関制御部28から入力された重み付け係数(以下、ゲインという)を乗算して、最大比合成部30に出力する。
最大比合成部30には、各ブランチの乗算部20から出力された信号が入力される。最大比合成部30は、入力された信号を加算(合成)することにより最終的な復調信号を生成し出力する。
シンボル長比較部22は、時間同期部14からピーク時間長信号が入力されると、ピーク時間長信号が示すピーク時間長と理想的な1シンボル時間長とを比較し、その差分を求め、絶対値変換した値を示す差分信号をフィルタ24に出力する。なお、理想的な1シンボル時間長の値は、予め各ブランチのシンボル長比較部22に設定されているものとする。
フィルタ24は、シンボル長比較部22から入力された差分信号をフィルタリングして平滑化し、安定化させる。フィルタ24で平滑化された後の差分信号は比較部26に入力される。
比較部26には、各ブランチのフィルタ24から差分信号が入力される。比較部26は、各ブランチのフィルタ24からの差分信号を比較し、比較結果を相関制御部28に入力する。
相関制御部28は、比較部26から入力された比較結果に基づいて、各ブランチの復調信号となる等化処理後の信号に比較結果を反映したゲインを与える。すなわち、各ブランチの乗算部20に対して比較部26の比較結果を反映したゲインを入力する。相関制御部28は、基本的には、図4に示すように、自己相関が安定して得られるブランチのゲインを大きく(高く)し、図5に示すように、自己相関が不安定もしくは自己相関が得られないブランチのゲインが小さく(低く)なるように制御する。
自己相関を示す相関信号は、受信信号の品質が良いほど理想的なシンボル時間長に近い周期でピークが現れる。一方、受信状態が不安定で、雑音が多いほど相関信号のピークの時間位置が安定しない。また、受信品質が劣化するマルチパスが生じる場合も、同様にピークの時間位置が安定しない。本実施の形態では、この性質を利用して各ブランチのゲインを決定している。
ここで、比較部26及び相関制御部28の作用の具体例を詳細に説明する。
本実施の形態において、比較部26では、各ブランチのフィルタ24からの出力(フィルタ出力)から、以下の(A)〜(E)の各々を求める。
(A)第1ブランチのフィルタ出力と第2ブランチのフィルタ出力の差
(B)第1ブランチのフィルタ出力と予め定められた基準値1との大小関係
(C)第2ブランチのフィルタ出力と上記基準値1との大小関係
(D)第1ブランチのフィルタ出力と予め定められた基準値2との大小関係
(E)第2ブランチのフィルタ出力と上記基準値2との大小関係
ここで、基準値1及び基準値2は、検出されたピーク時間長と、理想的な1シンボル時間長との誤差を判断するための閾値であって、基準値1及び基準値2の大小関係は、基準値1<基準値2とする。基準値1及び基準値2の値は、予め比較部26に設定しておく。
比較部26は、上記(A)〜(E)を比較結果として相関制御部28に入力する。
相関制御部28は、入力された比較結果(A)〜(E)を用いて各ブランチの乗算部20に与えるゲインの制御を行う。ここで、図3に示すフローチャートを用いて、相関制御部28によるゲイン制御の一例を説明する。
・第1ブランチのフィルタ出力及び第2ブランチのフィルタ出力の双方が基準値1以下である場合には(ステップ100・Y)、第1ブランチ及び第2ブランチのどちらも良好な受信状態であるとして、第1ブランチ及び第2ブランチの双方のゲインが等しくなるようにする。ここでは各々のゲインを1倍とする(ステップ102)。
・第1ブランチのフィルタ出力及び第2ブランチのフィルタ出力のいずれか一方或いは双方が基準値1より大きく(ステップ100・N)、第1ブランチのフィルタ出力及び第2ブランチのフィルタ出力の双方が基準値2以下である場合には(ステップ104、Y)、フィルタ出力が大きい方のブランチのゲインを下げ、フィルタ出力が小さい方のブランチのゲインは、上記下げた分を上乗せしたゲインとする(ステップ106)。
例えば、一方のゲインを2dB下げた場合には、他方のゲインを2dB上げるように制御する。また、例えば、基準となるゲインを1倍(真値)とし、一方のゲインを0.5倍とした場合には、他方のゲインを1.5倍とする。なお、フィルタ出力が大きい方のブランチのゲインをどの程度下げるか(フィルタ出力が小さい方のブランチのゲインをどの程度上げるか、といいかえてもよい)は、双方のフィルタ出力の差の大きさに応じて決定する。フィルタ出力の差が大きいほどゲインの下げ幅、上げ幅を大きくするようにしてもよい。
なお、ここでは、第1ブランチ及び第2ブランチの両方が基準値1より大きく基準値2以下の場合(双方の受信状態が不安定な場合)においても、第1ブランチ及び第2ブランチのいずれか一方が基準値1以下で他方は基準値1より大きく基準値2以下である場合(いずれか一方のブランチの受信状態のみが良好である場合)と同様に双方のフィルタ出力の大小関係に応じてゲインを制御するようにしている。
また、第1ブランチ及び第2ブランチのフィルタ出力に差がない場合には、ステップ102と同様に、第1ブランチ及び第2ブランチの双方のゲインを1倍とするようにしてもよい。
・第1ブランチのフィルタ出力及び第2ブランチのフィルタ出力のいずれか一方が基準値2より大きく他方が基準値2以下である場合には(ステップ100・N、ステップ104・N、ステップ108・N)、フィルタ出力が基準値2より大きいブランチのゲインを0とし、フィルタ出力が基準値2以下のブランチのゲインは2倍のゲインとする。すなわち、フィルタ出力が基準値2より大きくなったブランチは、受信状態が不安定で非常に品質が低いと想定されるブランチであるため、そのブランチのゲインを0として、そのブランチで受信された受信信号は使用しないようにしている(ステップ110)。
・第1ブランチのフィルタ出力及び第2ブランチのフィルタ出力の双方が基準値2より大きい場合には(ステップ100・N、ステップ104・N、ステップ108・Y)、ステップ106と同様、フィルタ出力が大きい方のブランチのゲインを下げ、フィルタ出力が小さい方のブランチのゲインは、上記下げた分を上乗せしたゲインとする(ステップ112)。なお、第1ブランチ及び第2ブランチのフィルタ出力に差がない場合には、ステップ102と同様に、第1ブランチ及び第2ブランチの双方のゲインを1倍とするようにしてもよい。ここでは、第1ブランチ及び第2ブランチのフィルタ出力の大小関係に応じてゲインを制御するようにしているが、第1ブランチ及び第2ブランチの両方の受信状態が不安定で非常に品質が悪いため、両方のブランチのゲインを0にして両方のブランチを使用しないようにしてもよい。
以上説明したように、上記例では、基本的には、フィルタ出力の全てが基準値1以下の場合には、各ブランチのゲインが等しくなるように制御し、それ以外の場合には、フィルタ出力が小さいものほどゲインが大きくなるように制御される。なお、ここで説明した相関制御部28の制御論理は一例であり、前段の比較部26の比較結果を用いた他の組み合わせによるゲイン制御も可能である。また、前段の比較部26の比較も一例であって、上記に限定されない。
例えば、上記実施の形態では、基準値1及び基準値2の2つの基準値とフィルタ出力とを比較してゲインを制御する例について説明したが、基準値は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。例えば、基準値2は用いず、基準値1だけを用いてもよい。その場合には、比較部26においては、上記(A)〜(C)の各値を求め、相関制御部28は、以下のようにゲイン制御するようにしてもよい。
・第1ブランチのフィルタ出力及び第2ブランチのフィルタ出力の双方が基準値1以下である場合には、第1ブランチ及び第2ブランチのどちらも良好な受信状態であるとして、ステップ102と同様、第1ブランチ及び第2ブランチの双方のゲインが等しく(ここでは各々1倍のゲインに)なるようにする。
・第1ブランチのフィルタ出力及び第2ブランチのフィルタ出力のいずれか一方が基準値1より大きい場合には、フィルタ出力が大きい方のブランチのゲインを下げ、フィルタ出力が小さい方のブランチのゲインは、上記下げた分を上乗せしたゲインとする。また、他の制御としては、フィルタ出力が基準値1より大きいブランチのゲインを0とし、フィルタ出力が基準値1以下のブランチのゲインは2倍のゲインとするようにしてもよい。
・第1ブランチのフィルタ出力及び第2ブランチのフィルタ出力の双方が基準値1より大きい場合には、フィルタ出力が大きい方のブランチのゲインを下げ、フィルタ出力が小さい方のブランチのゲインは、上記下げた分を上乗せしたゲインとするようにしてもよいし、両方のブランチのゲインを0にして両方のブランチを使用しないようにしてもよい。
また、上記では、少なくとも1つの基準値と比較することでゲイン制御を行うようにしたが、基準値と比較することなく、各フィルタ出力の大小関係のみでゲイン制御を行うことも可能である。具体的には、例えば、フィルタ出力が大きい方のブランチのゲインを下げ、フィルタ出力が小さい方のブランチのゲインは、上記下げた分を上乗せしたゲインとするようにする等である。
以上説明したように、本実施の形態では、各ブランチで受信される受信信号の電力レベル(受信レベル)や、等化部18での等化処理後の復調信号の電力レベルを用いずに、自己相関を示す相関信号のピーク時間長を用いて各ブランチのゲインを決定するようにしているため、チューナに不要波が混入し受信レベルが高くなったとしても、受信レベルに関係なく、適切なゲインを得ることができる。
また、自己相関部12が、相関信号のピークの値が受信レベルに影響されるような自己相関処理の仕組みを有している場合であっても、本実施の形態では相関信号のピークの値を考慮しないため、受信レベルに関係なく、自己相関の周期性だけで判断可能である。そのため、チューナに不要波が混入し受信レベルが高く見えたとしても、受信レベルに関係なく、適切なゲインを得ることができる。
更にまた、上記ステップ110で例示したように、安定した受信状態と(図4)、不安定で非常に品質が低いと想定される受信状態(図5)において、ゲイン配分を変えるだけでなく、不安定な受信状態のブランチにおける信号振幅が“0”となり、安定した受信状態のブランチにおける信号振幅が2倍となるようゲイン制御することで、劣化要因になる受信信号による等化出力を排除することも可能である。
また、本実施の形態では、第1ブランチ及び第2ブランチのゲインの合計が2となるように制御することにより、最大比合成部30の最大比合成結果が一定の出力レベルとなるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、最大比合成部30の後段に振幅を調整する調整回路を設けた場合には、この調整回路で一定の出力レベルとなるよう振幅を揃えることができるため、最大比合成部30の最大比合成結果が一定の出力レベルとなるようにゲインの合成が常に2になるようゲイン制御する必要はない。
なお、後段に上記調整回路を設ける場合には、例えば、基準値とフィルタ出力の各々とを比較した比較結果のみに応じて、ゲインを制御するようにしてもよい。例えば、フィルタ出力が基準値1以下のブランチのゲインを予め定められた値αとし、フィルタ出力が基準値1より大きく基準値2以下のブランチのゲインを予め定められた値βとし、フィルタ出力が基準値2より大きいブランチのゲインを予め定められた値γとする、などである。α、β、γの大小関係は、α>β>γとする。
[第2の実施の形態]
図6に、第2の実施の形態のダイバシティ受信装置の構成を示す。本実施の形態のダイバシティ受信装置は、第1の実施の形態で例示した2つのブランチを有するダイバシティ受信装置を、n(nは2以上の整数)個のブランチを有するダイバシティ受信装置に一般化したものである。各ブランチに対応する構成は第1の実施の形態と同様である。ここで、本実施の形態に係る比較部26及び相関制御部28の作用の具体例を詳細に説明する。
本実施の形態に係る比較部26は、各ブランチのフィルタ出力から、以下の(A)〜(D)の各々を求める。
(A)全ブランチのフィルタ出力における最小値(以下、最小フィルタ出力という)
(B)最小フィルタ出力とそれ以外のフィルタ出力の各々との差
(C)各ブランチのフィルタ出力と予め定められた基準値1との大小関係
(D)各ブランチのフィルタ出力と予め定められた基準値2との大小関係
ここで、基準値1及び基準値2は、第1の実施の形態と同様、検出されたピーク時間長と、理想的な1シンボル時間長との誤差を判断するための閾値であって、基準値1及び基準値2の大小関係は、基準値1<基準値2とする。基準値1及び基準値2は、予め比較部26に設定しておく。
比較部26は、上記(A)〜(D)の各々を比較結果として相関制御部28に入力する。
相関制御部28は、入力された比較結果(A)〜(D)を用いて各ブランチのゲインの制御を行う。ここで、図7に示すフローチャートを用いて、相関制御部28によるゲイン制御の一例を説明する。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力の全てが基準値1以下である場合には(ステップ200・Y)、全ブランチが良好な受信状態であるとして、第1〜第nブランチの各々のゲインが等しくなるようにする。ここでは各ゲインを1倍とする(ステップ202)。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力のいずれか或いは全てが基準値1より大きく(ステップ200・N)、第1〜第nブランチのフィルタ出力の全てが基準値2以下である場合には(ステップ204・Y)、最小フィルタ出力のブランチのゲインを最も大きくし、それ以外のブランチについては、最小フィルタ出力との差が小さいフィルタ出力のブランチほどゲインを大きくする。また、全ブランチのゲインの合計をn倍とする(ステップ206)。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力のいずれか或いは全てが基準値1より大きく(ステップ200・N)、第1〜第nブランチのフィルタ出力のうち、1つ以上n未満のブランチのフィルタ出力が基準値2以下である場合には(ステップ204・N、ステップ208・N)、フィルタ出力が基準値2より大きいブランチのゲインを0とする。また、フィルタ出力が基準値2以下のブランチのうち、最小フィルタ出力のブランチのゲインを最も大きくし、それ以外のブランチについては、最小フィルタ出力との差が小さいフィルタ出力のブランチほどゲインを大きくする。また、全ブランチのゲインの合計をn倍とする(ステップ210)。
・第1〜第nブランチの全てのフィルタ出力が基準値2より大きい場合には(ステップ200・N、ステップ204・N、ステップ208・Y)、最小フィルタ出力のブランチのゲインを最も大きくし、それ以外のブランチについては、最小フィルタ出力との差が小さいフィルタ出力のブランチほどゲインを大きくする。また、全ブランチのゲインの合計をn倍とする(ステップ212)。なお、ここでは、各ブランチのフィルタ出力の大小関係に応じてゲインを制御するようにしているが、全てのブランチの受信状態が不安定で非常に品質が悪いため、全てのブランチのゲインを0にして全てのブランチを使用しないようにしてもよい。
以上説明したように、上記例では、基本的には、フィルタ出力の全てが基準値1以下の場合には、各ブランチのゲインが等しくなるように制御し、それ以外の場合には、フィルタ出力が小さいものほどゲインが大きくなるように制御される。なお、ここで説明した相関制御部28の制御論理は一例であり、前段の比較部26の比較結果を用いた他の組み合わせによるゲイン制御も可能である。また、前段の比較部26の比較も一例であって、上記に限定されない。
例えば、上記実施の形態では、基準値1及び基準値2の2つの基準値とフィルタ出力とを比較してゲインを制御する例について説明したが、基準値は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。例えば、例えば、基準値2は用いず、基準値1だけを用いてもよい。その場合には、比較部26においては、上記(A)〜(C)の各値を求め、相関制御部28は、以下のようにゲイン制御するようにしてもよい。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力の各々が基準値1以下である場合には、全てのブランチが良好な受信状態であるとして、ステップ202と同様、全てのブランチのゲインを1倍とする。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力、1つ以上n未満のブランチのフィルタ出力が基準値1より大きい場合には、最小フィルタ出力のブランチのゲインを最も大きくし、それ以外のブランチについては、最小フィルタ出力との差が小さいフィルタ出力のブランチほどゲインを大きくする。また、全ブランチのゲインの合計をn倍とする。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力の全てが基準値1より大きい場合には、最小フィルタ出力のブランチのゲインを最も大きくし、それ以外のブランチについては、最小フィルタ出力との差が小さいフィルタ出力のブランチほどゲインを大きくすると共に、全ブランチのゲインの合計をn倍とする。なお、全ブランチのゲインを0にして全ブランチを使用しないようにしてもよい。
また、上記では、少なくとも1つの基準値と比較することでゲイン制御を行うようにしたが、基準値と比較することなく、各フィルタ出力の大小関係のみでゲイン制御を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、最小フィルタ出力のブランチのゲインを最も大きくし、それ以外のブランチについては、最小フィルタ出力との差が小さいフィルタ出力のブランチほどゲインを大きくする。また、全ブランチのゲインの合計をn倍とする。
なお、上記では、最小フィルタ出力とそれ以外のフィルタ出力の各々との差を用いてゲイン制御しているが、最小フィルタ出力とそれ以外のフィルタ出力の各々との差は、各フィルタ出力の大小関係を示す指標の一例であり、これに限定されないのはいうまでもない。例えば、比較部26において、上記(A)、(B)に代えて、以下の(a)、(b)を求めても良い。
(a)全ブランチのフィルタ出力における最大値(以下、最大フィルタ出力という)
(b)最大フィルタ出力とそれ以外のフィルタ出力の各々との差
この場合、上記例では、相関制御部28では、ステップ206及びステップ212において、最大フィルタ出力のブランチのゲインを最も小さくし、それ以外のブランチについては、最大フィルタ出力との差が大きいフィルタ出力のブランチほどゲインを大きくし、全ブランチのゲインの合計をn倍とするようにゲインを制御する。また、ステップ210も同様である。
また、比較部26は、各ブランチのフィルタ出力から、以下の(A)〜(C)の各々を求めるようにしてもよい。
(A)全ブランチのフィルタ出力の大小関係
(B)各ブランチのフィルタ出力と基準値1との大小関係
(C)各ブランチのフィルタ出力と基準値2との大小関係
比較部26は、これら(A)〜(C)の各々を比較結果として相関制御部28に入力する。
次に、相関制御部28のゲイン制御について、図8のフローチャートを参照して説明する。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力の全てが基準値1以下である場合には(ステップ300・Y)、全ブランチが良好な受信状態であるとして、第1〜第nブランチの各々のゲインを1倍とする(ステップ302)。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力のいずれか或いは全てが基準値1より大きく(ステップ300・N)、第1〜第nブランチのフィルタ出力の全てが基準値2以下である場合には(ステップ304・Y)、フィルタ出力が小さいブランチほどゲインを大きくし、全ブランチのゲインの合計をn倍とする(ステップ306)。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力のいずれか或いは全てが基準値1より大きく(ステップ300・N)、第1〜第nブランチのフィルタ出力のうち、1つ以上n未満のブランチのフィルタ出力が基準値2以下である場合には(ステップ304・N、ステップ308・N)、フィルタ出力が基準値2より大きいブランチのゲインを0とする。更に、フィルタ出力が基準値2以下のブランチについては、フィルタ出力が小さいブランチほどゲインを大きくし、全ブランチのゲインの合計をn倍とする(ステップ310)。
・第1〜第nブランチの全てのフィルタ出力が基準値2より大きい場合には(ステップ300・N、ステップ304・N、ステップ308・Y)、フィルタ出力が小さいブランチほどゲインを大きくし、全ブランチのゲインの合計をn倍とする(ステップ312)。なお、ここでは、各ブランチのフィルタ出力の大小関係に応じてゲインを定めて使用するようにしているが、全てのブランチの受信状態が不安定で非常に品質が悪いため、全てのブランチのゲインを0にして全てのブランチを使用しないようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、第1〜第nブランチのゲインの合計がnとなるように制御することにより、最大比合成部30の最大比合成結果が一定の出力レベルとなるようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、最大比合成部30の後段に振幅を調整する調整回路を設けた場合には、この調整回路で一定の出力レベルとなるよう振幅を揃えることができるため、最大比合成部30の最大比合成結果が一定の出力レベルとなるようにゲインの合成を制御する必要はない。
なお、後段に上記調整回路を設ける場合には、例えば、少なくとも1つの基準値とフィルタ出力の各々とを比較した比較結果のみに応じて、ゲインを制御するようにしてもよい。例えば、フィルタ出力が基準値1以下のブランチのゲインを予め定められた値αとし、フィルタ出力が基準値1より大きく基準値2以下のブランチのゲインを予め定められた値βとし、フィルタ出力が基準値2より大きいブランチのゲインを予め定められた値γとする、などである。α、β、γの大小関係は、α>β>γとする。
また、第1及び第2の実施の形態では、時間同期部14がピーク検出部40及びピーク時間長検出部42を有し、ピーク時間長検出部42は、ピーク検出部40のタイミング信号からピーク時間長信号を出力する(すなわち、ピーク検出部40のタイミング信号が、FFT16での有効シンボル信号抽出に用いられるだけでなく、ピーク時間長検出部42のピーク時間長信号生成にも用いられている)例について説明したが、これに限定されない。例えば、相関信号からタイミング信号を生成してFFT16に出力する回路と、相関信号からタイミング信号を生成すると共にこのタイミング信号からピーク時間長信号を生成してシンボル長比較部22に出力する回路とを別個独立に設けてもよい。
[第3の実施の形態]
図9に、第3の実施の形態のダイバシティ受信装置の構成を示す。本実施の形態のダイバシティ受信装置は、n(nは2以上の整数)個のブランチを有するダイバシティ受信装置であって、ピーク時間長に代えて、相関信号のピーク位置における電力レベル(ピークレベル)と前回(1つ前)のピーク時間位置から現在のピーク時間位置までの時間区間における自己相関レベルの積分との比を用いて、各ブランチのゲインを制御するダイバシティ受信装置である。
図9において、図6と同等の構成要素には同一の符号を付して説明を省略或いは簡略化し、以下では、図6と異なる構成要素について詳細に説明する。
本実施の形態に係るダイバシティ受信装置は、各ブランチ毎に、自己相関部12、時間同期部50、FFT16、等化部18、乗算部20、ピーク比較部52、及びフィルタ24を備えている。なお、これら構成要素については、各ブランチ毎に区別して説明する場合には、符号の末尾に1〜nの添字を付して説明するが、各ブランチ毎に区別せずに説明する場合には、末尾の添字は省略する。更に、本実施の形態に係るダイバシティ受信装置は、比較部26、相関制御部28、及び最大比合成部30を備えている。
図10に、本実施の形態に係る時間同期部50の構成を示す構成図である。時間同期部50は、ピーク検出部40及び積分部44を備えている。
ピーク検出部40は、第1の実施の形態で説明したように、自己相関部12から受け取った相関信号のレベルがピークとなるタイミングをシンボル周期毎に検出し、このタイミングを示すタイミング信号をFFT16及び積分部44に入力する。また、ピーク検出部40は、ピークとなった時間位置におけるレベル(ピークレベル)をピーク比較部52に入力する。
積分部44には、自己相関部12から相関信号が入力されると共に、ピーク検出部40からタイミング信号が入力される。積分部44は、前回(1つ前)のピーク位置から今回のピーク位置までの時間区間における相関信号の電力レベルを積分する。積分部44で積分された積分値を示す積分値信号は、ピーク比較部52に入力される。
ピーク比較部52は、入力されたピークレベル信号及び積分値信号から、ピークレベルに対する積分値の比の値を求める。ブランチが良好な受信状態であるほどピークがはっきり出るため、この比の値は小さくなる。ピーク比較部52で求めた比の値を示す信号はフィルタ24に出力される。
本実施の形態に係る比較部26及び相関制御部28の作用の具体例は、第2の実施の形態で説明した作用と同様であり、得られる効果も同様である。すなわち、比の値を示すフィルタ出力が小さいほどゲインが大きくなるように制御してもよいし、各ブランチのフィルタ出力の各々と予め定められた少なくとも1つの閾値(例えば、上記基準値1,基準値2のような閾値)とを比較した比較結果の各々に応じてゲインを制御するようにしてもよい。更にまた、フィルタ出力の各々と予め定められた閾値とを比較し、フィルタ出力の各々が閾値以下の場合には、各ブランチのゲインが等しくなるように制御し、フィルタ出力の少なくとも1つが閾値より大きい場合には、フィルタ出力が小さいほどゲインが大きくなるように制御するようにしてもよい。
なお、ピーク比較部52において、「ピークレベルに対する積分値の比の値」の代わりに、「積分値に対するピークレベルの比の値」を求めた場合には、ブランチが良好な受信状態であるほど比の値は大きくなるため、相関制御部28におけるゲイン制御は、基本的には、比の値が大きいブランチほどゲインを大きくし、比の値が小さいほどゲインが小さくなるように制御する。ここで、一例を上げて説明する。なお、以下で閾値として用いられる基準値3及び基準値4の大小関係は、基準値3<基準値4となっている。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力の全てが基準値4より大きい場合には、全ブランチが良好な受信状態であるとして、第1〜第nブランチの各々のゲインを1倍とする。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力のいずれか或いは全てが基準値4以下であって、第1〜第nブランチのフィルタ出力の全てが基準値3より大きい場合には、フィルタ出力が大きいブランチほどゲインを大きくし、全ブランチのゲインの合計をn倍とする。
・第1〜第nブランチのフィルタ出力のいずれか或いは全てが基準値4以下であって、第1〜第nブランチのフィルタ出力のうち、1つ以上n未満のブランチのフィルタ出力が基準値3より大きい場合には、フィルタ出力が基準値3以下のブランチのゲインを0とする。更に、フィルタ出力が基準値3より大きいブランチについては、フィルタ出力が小さいブランチほどゲインを大きくし、全ブランチのゲインの合計をn倍とする。
・第1〜第nブランチの全てのフィルタ出力が基準値3以下の場合には、フィルタ出力が小さいブランチほどゲインを大きくし、全ブランチのゲインの合計をn倍とする。また、全てのブランチの受信状態が不安定で非常に品質が悪いため、全てのブランチのゲインを0にして全てのブランチを使用しないようにしてもよい。
また、このようなゲイン制御に限定されず、例えば、基準値と比較することなく、単純にフィルタ出力が大きいほどゲインが大きくなるように制御してもよい。また、各ブランチのフィルタ出力の各々と予め定められた少なくとも1つの閾値(例えば、上記基準値1,基準値2のような閾値)とを比較した比較結果の各々に応じてゲインを制御するようにしてもよい。例えば、フィルタ出力が基準値1以下のブランチのゲインを予め定められた値xとし、フィルタ出力が基準値1より大きく基準値2以下のブランチのゲインを予め定められた値yとし、フィルタ出力が基準値2より大きいブランチのゲインを予め定められた値zとする、などである。x、y、zの大小関係は、x<y<zとする
また、本実施の形態では、ピークレベルと積分値との比を用いるようにしたため、自己相関部12が、相関信号のレベルが受信レベルに影響されるような自己相関の仕組みを有している場合であっても、受信レベルに関係なく、適切なゲインを得ることができるが、自己相関部12が、相関信号のレベルが受信レベルに関連しない相関信号を生成する仕組みを有している場合には、積分値との比を求めずに、ピークレベルだけを用いてゲイン制御することができる。すなわち、ピークレベルが大きいほど受信状態は良好であるため、基本的には、ピークレベルが大きいほどゲインを大きくすることで上記と同様の効果が得られる。
より具体的には、基準値との比較を行わずに、各ブランチ毎のピークレベルが大きいほどゲインが大きくなるように制御するようにしてもよいし、ピークレベルの各々と予め定められた少なくとも1つの閾値とを比較した比較結果の各々に応じてゲインを制御するようにしてもよい。また、各ブランチのピークレベルの各々と予め定められた閾値とを比較し、ピークレベルの各々が閾値より大きい場合には、各ブランチのゲインが等しくなるように制御し、各ピークレベルの少なくとも1つが閾値以下の場合には、ピークレベルが大きいほどゲインが大きくなるように制御するようにしてもよい。
また、第1〜第3の実施の形態では、自己相関の相関値(相関信号)を得ることが可能な変調方式(OFDM)を例に上げて説明したが、これに限定されず、送信側での変調処理周期にて予め定められた既知信号を送信信号に挿入し、受信側において予め用意されている既知信号の期待値(基準信号)と受信信号との照合により相関を得ることが可能な変調方式であれば、自己相関を得ることが可能な変調方式でなくとも、その相関を示す相関信号を用いて上記と同様に処理して同様の効果を得ることができる。
12 自己相関部
14 時間同期部
16 高速フーリエ変換部
18 等化部
20 乗算部
22 シンボル長比較部
24 フィルタ
26 比較部
28 相関制御部
30 最大比合成部
40 ピーク検出部
42 ピーク時間長検出部
44 積分部
50 時間同期部
52 ピーク比較部

Claims (13)

  1. 複数のブランチを有するダイバシティ受信装置であって、
    受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示す相関信号を生成する相関手段と、
    前記相関手段で生成された相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出する時間位置検出手段と、
    前記時間位置検出手段で検出された連続する2つの時間位置の時間間隔を該2つの時間位置毎に検出する時間間隔検出手段と、
    前記時間間隔検出手段で検出された時間間隔の各々について理想的な時間間隔との差分を算出する算出手段と、
    前記受信信号を復調する復調手段と、
    前記復調手段で復調された復調信号に重み付け係数を乗算する乗算手段と、
    を各ブランチ毎に備えると共に、
    前記ブランチ毎の前記算出手段により算出された差分の各々に基づいて、前記ブランチ毎に前記乗算手段の前記重み付け係数を制御する制御手段と、
    前記制御手段により制御された重み付け係数が乗算された前記ブランチ毎の復調信号の各々を加算することにより合成する合成手段と、
    を備えた
    ダイバシティ受信装置。
  2. 複数のブランチを有するダイバシティ受信装置であって、
    受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示す相関信号を生成する相関手段と、
    前記相関手段で生成された相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出する時間位置検出手段と、
    前記時間位置検出手段で検出された時間位置における相関信号のレベルと、該時間位置より1つ前に検出された時間位置から該レベルの時間位置までの前記相関信号のレベルの積分値との比を算出する算出手段と、
    前記受信信号を復調する復調手段と、
    前記復調手段で復調された復調信号に重み付け係数を乗算する乗算手段と、
    を各ブランチ毎に備えると共に、
    前記ブランチ毎の前記算出手段により算出された比の各々に基づいて、前記ブランチ毎に前記乗算手段の前記重み付け係数を制御する制御手段と、
    前記制御手段により制御された重み付け係数が乗算された前記ブランチ毎の復調信号の各々を加算することにより合成する合成手段と、
    を備えた
    ダイバシティ受信装置。
  3. 複数のブランチを有するダイバシティ受信装置であって、
    受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示し、レベルが前記受信信号のレベルに関連しない相関信号を生成する相関手段と、
    前記相関手段で生成された相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出する時間位置検出手段と、
    前記受信信号を復調する復調手段と、
    前記復調手段で復調された復調信号に重み付け係数を乗算する乗算手段と、
    を各ブランチ毎に備えると共に、
    前記ブランチ毎の前記時間位置検出手段により検出された時間位置における前記相関信号のレベルの各々と予め定められた閾値とを比較し、前記相関信号のレベルの各々が前記閾値より大きい場合には、前記ブランチ毎に等しくなるように前記重み付け係数を制御すると共に、前記相関信号のレベルの少なくとも1つが前記閾値以下の場合には、前記相関信号のレベルが大きいほど大きくなるように前記重み付け係数を制御する制御手段と、
    前記制御手段により制御された重み付け係数が乗算された前記ブランチ毎の復調信号の各々を加算することにより合成する合成手段と、
    を備えた
    ダイバシティ受信装置。
  4. 前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された差分が小さいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御する請求項1に記載のダイバシティ受信装置。
  5. 前記各ブランチ毎の前記算出手段は、前記レベルに対する前記積分値の比を算出し、
    前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された比が小さいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御する請求項2に記載のダイバシティ受信装置。
  6. 前記各ブランチ毎の前記算出手段は、前記レベルの前記積分値に対する比を算出し、
    前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された比が大きいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御する請求項2に記載のダイバシティ受信装置。
  7. 前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された値の各々と予め定められた少なくとも1つの閾値とを比較した比較結果の各々に応じて前記重み付け係数を制御する請求項1又は請求項2に記載のダイバシティ受信装置。
  8. 前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された差分の各々と予め定められた閾値とを比較し、前記差分の各々が前記閾値以下の場合には、各ブランチの前記重み付け係数が等しくなるように制御し、前記差分の少なくとも1つが前記閾値より大きい場合には、前記差分が小さいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御する請求項1に記載のダイバシティ受信装置。
  9. 前記各ブランチ毎の前記算出手段は、前記レベルに対する前記積分値の比を算出し、
    前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された比の各々と予め定められた閾値とを比較し、前記比の各々が前記閾値以下の場合には、各ブランチの前記重み付け係数が等しくなるように制御し、前記比の少なくとも1つが前記閾値より大きい場合には、前記比が小さいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御する請求項2に記載のダイバシティ受信装置。
  10. 前記各ブランチ毎の前記算出手段は、前記レベルの前記積分値に対する比を算出し、
    前記制御手段は、前記各ブランチ毎の前記算出手段により算出された比の各々と予め定められた閾値とを比較し、前記比の各々が前記閾値より大きい場合には、各ブランチの前記重み付け係数が等しくなるように制御し、前記比の少なくとも1つが前記閾値以下の場合には、前記比が大きいほど前記重み付け係数が大きくなるように制御する請求項2に記載のダイバシティ受信装置。
  11. 複数のブランチによりダイバシティ受信するダイバシティ受信方法であって、
    各ブランチ毎に、受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示す相関信号を生成し、前記生成した相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出し、前記検出した連続する2つの時間位置の時間間隔を該2つの時間位置毎に検出し、前記検出された時間間隔の各々について理想的な時間間隔との差分を算出し、
    前記算出した各ブランチ毎の差分の各々に応じて、各ブランチ毎に前記受信信号を復調した復調信号の各々の重み付けを行って合成する
    ダイバシティ受信方法。
  12. 複数のブランチによりダイバシティ受信するダイバシティ受信方法であって、
    各ブランチ毎に、受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示す相関信号を生成し、前記生成した相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出し、前記検出した時間位置における相関信号のレベルと、該時間位置より1つ前に検出された時間位置から該レベルの時間位置までの前記相関信号のレベルの積分値との比を算出し、
    前記算出した各ブランチ毎の比の各々に応じて、各ブランチ毎に前記受信信号を復調した復調信号の各々の重み付けを行って合成する
    ダイバシティ受信方法。
  13. 複数のブランチによりダイバシティ受信するダイバシティ受信方法であって、
    各ブランチ毎に、受信信号と該受信信号を遅延した遅延信号との相関、又は受信信号と基準信号との相関を示し、且つレベルが前記受信信号のレベルに関連しない相関信号を生成し、前記生成した相関信号のレベルがピークとなる時間位置を検出し、
    前記検出された前記各ブランチ毎の時間位置における前記相関信号のレベルの各々と予め定められた閾値とを比較し、前記相関信号のレベルの各々が前記閾値より大きい場合には、前記各ブランチ毎に等しくなるように重み付けを制御すると共に、前記相関信号のレベルの少なくとも1つが前記閾値以下の場合には、前記相関信号のレベルが大きいほど大きくなるように重み付けを制御して、各ブランチ毎に前記受信信号を復調した復調信号の各々の重み付けを行って合成する
    ダイバシティ受信方法。
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