JP3836125B1 - 復調装置、受信装置及び復調方法 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1
Description
この改善策として、全ての復調モジュールでクロック再生や高速フーリエ変換窓位置再生に用いられる相関波形信号を生成し、各復調モジュールの前記相関波形信号を合成あるいは選択し、その結果からクロック再生や高速フーリエ変換窓位置再生を行うことにより、1つのモジュールに依存しない構成としている(例えば、特許文献1参照)。
また、各ブランチで受信したOFDM信号自体を合成し、その相関波形信号を生成してクロック再生や高速フーリエ変換窓位置再生に用いることも考えられるが、このような方法では、OFDM信号を合成するのに各ブランチ間で位相を合わせる必要が生じ、それには別途各ブランチで受信したOFDM信号間の位相差を検出する回路と位相差を補正する回路が必要となってしまう。しかし、相関波形信号を合成する場合には、各ブランチの信号間の位相差の検出と補正を必要としない構成とすることが可能となる。
図1はこの発明の実施の形態1の復調装置の構成を示すブロック図であって、2つの復調モジュール(第1の復調モジュールと第2の復調モジュール)10、20によってダイバーシチ受信を行う構成となっている。図1において、受信信号は各復調モジュール10、20のチューナ11、12にそれぞれ並列に入力される。入力された信号はチューナ11、21によってIF帯に周波数変換された後、A/D変換部12、22に供給される。A/D変換部12、22は、後述のクロック再生部34から供給されるクロック信号に同期して出力信号を生成するものであり、チューナ11、12からの出力をデジタル信号に変換を行い、その結果の値をIQ復調部13、23に供給する。IQ復調部13,23において、入力されたデータは複素ベースバンド信号に変換され、高速フーリエ変換(FFT)部14、24に供給される。FFT部14、24では、FFT窓位置再生部32からの窓位置信号をもとに窓位置ごとにデータを捕捉し、OFDM信号の各サブキャリアのデータを復調する高速フーリエ変換を行い、その結果の値を復調部15、25に供給する。各復調部15、25は、FFT部14、24の出力から各サブキャリアで伝送されているシンボルデータを復調し、受信データを生成し、各モジュールからの出力として合成部31に供給する。合成部31では、各モジュールから供給された受信データが合成され、最終的な受信データが出力される。
乗算部111、112は、それぞれ対応する復調モジュール10、20の相関検出部17、27から相関波形C1、C2を受け、これらに係数決定部113から供給される係数を乗算する。係数決定部113は復調モジュール10、20のAGC部16、26からAGC制御信号G1、G2を受けて、それらが表すゲインの値の中で最も小さい値を出力したAGC部を含む復調モジュールの相関検出部の出力を受けている乗算部(111、112のうちのいずれか)で乗算に用いる係数を「1」に設定し、他の乗算部(111、112のうちの他方)で乗算に用いられる係数を「0」に設定する。乗算部111、112は、係数決定部113で設定された係数を用いて乗算を行う。加算部115は、乗算部111、112の出力を加算して、加算結果を合成された関波形として出力する。以上の処理は、複数の復調モジュールからの相関波形の中から一つを選択するのと等価である。
乗算部121、122は、それぞれ対応する復調モジュール10、20の相関検出部17、27から相関波形C1、C2を受け、これらに係数決定部123から供給される係数を乗算する。係数決定部123は復調モジュール10、20のAGC部16、26からAGC制御信号G1、G2を受けて、AGC制御信号G1、G2が表すゲインの値が所定の閾値以下かどうかの判定を行い、AGC制御信号G1、G2が表すゲインの値がともに上記閾値以下であれば、乗算器121、122で用いる係数をともに1/2とし、AGC制御信号G1、G2が表すゲインの値のうち、一方(例えばG1が表すゲインの値)が上記閾値以下であり、他方が上記閾値よりも大きければ、上記一方のAGC制御信号を出力したAGC部に対応する乗算器(121)で用いる係数を「1」に設定し、他方の乗算器(122)で用いる係数を「0」に設定し、AGC制御信号G1、G2が表すゲインの値がともに上記閾値よりも大きければ、乗算器121、122で用いる係数をともに1/2に設定する。
乗算部121、122は、係数決定部123で設定された係数を用いて乗算を行う。加算部125は、乗算部121、122の出力を加算して、加算結果を合成された相関波形として出力する。
第1乃至第nの乗算部は、それぞれ係数決定部で設定された係数を用いて乗算を行う。加算部は、第1乃至第n乗算部の出力の総和を求め、この総和を合成された相関波形として出力する。
図5はこの発明の実施の形態2の復調装置の構成を示すブロック図であって、実施の形態1と同様に2つの復調モジュール10、20によってダイバーシチ受信を行う構成となっている。
乗算部151、152は、それぞれ対応する復調モジュール10、20の相関検出部17,27から相関波形C1、C2を受け、これらに係数決定部153から供給される係数を乗算する。係数決定部153は復調モジュール10、20のC/N検出部18、28からC/N検出値F1、F2を受けて、C/N検出値F1、F2が所定の閾値以上かどうかの判定を行い、C/N検出値F1、F2がともに上記閾値以上であれば、乗算器151、152で用いる係数をともに1/2とし、C/N検出値F1、F2のうち、一方(例えばF1)が上記閾値以上であり、他方が上記閾値未満であれば、上記一方のC/N検出器に対応する乗算器(151)で用いる係数を「1」に設定し、他方の乗算器(152)で用いる係数を「0」に設定し、C/N検出値F1、F2がともに上記閾値未満であれば、乗算器151、152で用いる係数をともに1/2に設定する。
乗算部151、152は、係数決定部153で設定された係数を用いて乗算を行う。加算部155は、乗算部151、152の出力を加算して、加算結果を合成された相関波形として出力する。
第1乃至第nの乗算部は、それぞれ係数決定部で設定された係数を用いて乗算を行う。加算部は、第1乃至第n乗算部の出力の総和を求め、この総和を合成相関波形として出力する。
図9はこの発明の実施の形態3の復調装置の構成を示すブロック図であって、実施の形態1、2と同様に2つの復調モジュール10、20によってダイバーシチ受信を行う構成となっている。
乗算部161、162は、それぞれ対応する復調モジュール10、20の相関検出部17、27の相関波形C1、C2を受け、これらに係数決定部163から供給される係数を乗算する。係数決定部163は復調モジュール10、20の同期獲得判定部19,29から同期獲得判定値A1、A2を受けて、同期獲得判定値A1、A2がともに同期獲得に成功していることを示す値のものであれば、乗算器161、162で用いる係数をともに1/2とし、同期獲得判定値A1、A2ののうち、一方(例えばA1)が同期獲得に成功していることを示し、他方が同期獲得に成功していることを示さなければ、対応する乗算器(161)で用いる係数を「1」に設定し、他方の乗算器(162)で用いる係数を「0」に設定し、同期獲得判定値A1,A2がともに同期獲得に成功していることを示さなければ、乗算器161、162で用いる係数をともに1/2に設定する。
乗算部161、162は、係数決定部163で設定された係数を用いて乗算を行う。加算部165は、乗算部161、162の出力を加算して、加算結果を合成された相関波形として出力する。
第1乃至第nの乗算部は、それぞれ係数決定部で設定された係数を用いて乗算を行う。加算部は、第1乃至第n乗算部の出力の総和を求め、この総和を合成された相関波形として出力する。
Claims (22)
- それぞれ、1シンボル期間がガード期間と有効シンボル期間から構成されるOFDM信号を受信し、OFDM信号からシンボルデータを復調する複数個の復調モジュールと、
前記複数個の復調モジュールから出力される復調データを合成して合成された復調データを生成する合成手段とを備えた復調装置であって、
前記復調モジュールの各々が、
受信信号の大きさを一定レベルに調整するため、AGC制御信号を生成するAGC手段と、
前記AGC手段によってゲイン調整された複素ベースバンドOFDM信号と前記複素ベースバンドOFDM信号を有効シンボル期間遅延した信号との相関波形を検出する相関検出手段とを備え、
前記復調モジュールの前記相関検出手段から出力される前記相関波形信号を合成して、合成相関信号を生成する相関合成手段をさらに備え、
前記相関合成手段は、前記復調モジュールの各々の前記AGC手段から出力される前記AGC制御信号が表すゲインの値を基に算出した係数をそれぞれの相関波形信号に乗算し、この乗算結果を加算して合成相関信号を生成する
ことを特徴とする復調装置。 - それぞれ、1シンボル期間がガード期間と有効シンボル期間から構成されるOFDM信号を受信し、OFDM信号からシンボルデータを復調する複数個の復調モジュールと、
前記複数個の復調モジュールから出力される復調データを合成して合成された復調データを生成する合成手段とを備えた復調装置であって、
前記復調モジュールの各々が、
受信信号の大きさを一定レベルに調整するため、AGC制御信号を生成するAGC手段と、
実際に復調された結果の信号と、実際に復調された結果の信号と本来復調された結果として想定される信号との誤差の電力の比であるC/N値を検出するC/N値検出手段と、
前記AGC手段によってゲイン調整された複素ベースバンドOFDM信号と前記複素ベースバンドOFDM信号を有効シンボル期間遅延した信号との相関波形を検出する相関検出手段とを備え、
前記復調モジュールの前記相関検出手段から出力される前記相関波形信号を合成して、合成相関信号を生成する相関合成手段をさらに備え、
前記相関合成手段は、前記復調モジュールの各々の前記C/N値検出手段で検出された前記C/N値を基に算出した係数をそれぞれの相関波形信号に乗算し、この乗算結果を加算して合成相関信号を生成する
ことを特徴とする復調装置。 - それぞれ、1シンボル期間がガード期間と有効シンボル期間から構成されるOFDM信号を受信し、OFDM信号からシンボルデータを復調する複数個の復調モジュールと、
前記複数個の復調モジュールから出力される復調データを合成して合成された復調データを生成する合成手段とを備えた復調装置であって、
前記復調モジュールの各々が、
受信信号の大きさを一定レベルに調整するため、AGC制御信号を生成するAGC手段と、
OFDM信号の同期獲得が成功しているか否かの判定を行い、その結果として同期獲得判定値を出力する同期獲得判定手段と、
前記AGC手段によってゲイン調整された複素ベースバンドOFDM信号と前記複素ベースバンドOFDM信号を有効シンボル期間遅延した信号との相関波形を検出する相関検出手段とを備え、
前記復調モジュールの前記相関検出手段から出力される前記相関波形信号を合成して、合成相関信号を生成する相関合成手段をさらに備え、
前記相関合成手段は、前記復調モジュールの各々の前記同期獲得判定手段から出力された前記同期獲得判定値を基に算出した係数をそれぞれの相関波形信号に乗算し、この乗算結果を加算して合成相関信号を生成する
ことを特徴とする復調装置。 - 前記相関合成手段が、各復調モジュールの前記AGC手段から供給された前記AGC制御信号が表すゲインの値に反比例する値を算出し、その値を係数としてそれぞれのモジュールの相関手段から供給された相関波形に乗算し、その乗算の結果を加算することによって前記合成相関信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の復調装置。
- 前記相関合成手段が、各復調モジュールの前記AGC手段から供給された前記AGC制御信号が表すゲインの値の中で最も小さい値を出力した復調モジュールの相関波形に対する係数を「1」に設定し、他の復調モジュールからの相関波形に対する係数を「0」に設定し、各モジュールから供給された相関波形に乗算し、その乗算の結果を加算することによって前記合成相関信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の復調装置。
- 前記相関合成手段が、各復調モジュールの前記AGC手段から供給された前記AGC制御信号が表すゲインの値の中で、ある条件を満たす値を出力した復調モジュールの相関波形に対する係数を、「0」より大きい値に設定し、上記の条件を満たさない値を出力した復調モジュールからの相関波形に対する係数を「0」に設定し、また、すべての復調モジュールで上記の条件を満たさない値が出力されたときは、すべての復調モジュールの相関波形に対する係数を「0」より大きい値に設定し、各モジュールから供給された相関波形に乗算し、その乗算の結果を加算することによって前記合成相関信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の復調装置。
- 前記相関合成手段が、各復調モジュールの前記C/N値検出手段から供給されたC/N値に比例する値を算出し、その値を係数としてそれぞれの復調モジュールの相関手段から供給された相関波形に乗算し、その乗算の結果を加算することによって前記合成相関信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の復調装置。
- 前記相関合成手段が、各復調モジュールの前記C/N値検出手段から供給されたC/N値の中で最も大きい値を出力した復調モジュールの相関波形に対する係数を「1」に設定し、他の復調モジュールからの相関波形に対する係数を「0」に設定し、それぞれの復調モジュールから供給された相関波形に乗算し、その乗算の結果を加算することによって前記合成相関信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の復調装置。
- 前記相関合成手段が、各復調モジュールの前記C/N値検出手段から供給されたC/N値の中で、ある条件を満たす値を出力した復調モジュールの相関波形に対する係数を「0」より大きい値に設定し、上記の条件を満たさない値を出力した他の復調モジュールからの相関波形に対する係数を「0」に設定し、また、すべての復調モジュールで上記の条件を満たさない値が出力されたときは、すべての復調モジュールの相関波形に対する係数を「0」より大きい値に設定し、各モジュールから供給された相関波形に乗算し、その乗算の結果を加算することによって前記合成相関信号を生成することを特徴とする請求項2に記載の復調装置。
- 前記相関合成手段が、各復調モジュールの前記同期獲得判定手段から供給された同期獲得判定値の中で同期獲得に成功していることを示す値を出力した復調モジュールの相関波形に対する係数を「0」より大きい値に設定し、同期獲得に成功していないことを示す値を出力した復調モジュールからの相関波形に対する係数を「0」に設定し、また、すべての復調モジュールで同期獲得に成功していないことを示す値が出力されたときは、すべての復調モジュールの相関波形に対する係数を「0」より大きい値に設定し、各モジュールから供給された相関波形に乗算し、その乗算の結果を加算することによって前記合成相関信号を生成することを特徴とする請求項3に記載の復調装置。
- さらにクロック信号を生成するクロック生成手段を有し、
前記復調モジュールの各々が入力された信号を周波数変換するチューナと、前記クロック信号に同期して、前記チューナの出力をデジタル信号に変換して出力するA/D変換手段とをさらに有し、
前記クロック生成手段は、前記相関合成手段から出力される合成相関波形に基づいて前記クロック信号の周波数誤差及び位相誤差を検出し、該誤差が小さくなるように周波数及び位相を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の復調装置。 - さらに、窓位置信号を生成する窓位置再生手段を有し、
前記復調モジュールの各々が、
前記A/D変換手段の出力を複素ベースバンド信号に変換するIQ復調手段と、
前記IQ復調手段の出力を受け、前記窓位置信号をもとにして窓位置ごとにデータを捕捉して高速フーリエ変換を行う高速フーリエ変換手段とをさらに有し、
前記窓位置再生手段が、前記相関合成手段から出力される合成相関波形に基づいて前記窓位置信号を生成する
ことを特徴とする請求項11に記載の復調装置。 - 請求項1に記載の復調装置を備える受信装置。
- さらにクロック信号を生成するクロック生成手段を有し、
前記復調モジュールの各々が入力された信号を周波数変換するチューナと、前記クロック信号に同期して、前記チューナの出力をデジタル信号に変換して出力するA/D変換手段とをさらに有し、
前記クロック生成手段は、前記相関合成手段から出力される合成相関波形に基づいて前記クロック信号の周波数誤差及び位相誤差を検出し、該誤差が小さくなるように周波数及び位相を制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の復調装置。 - さらに、窓位置信号を生成する窓位置再生手段を有し、
前記復調モジュールの各々が、
前記A/D変換手段の出力を複素ベースバンド信号に変換するIQ復調手段と、
前記IQ復調手段の出力を受け、前記窓位置信号をもとにして窓位置ごとにデータを捕捉して高速フーリエ変換を行う高速フーリエ変換手段とをさらに有し、
前記窓位置再生手段が、前記相関合成手段から出力される合成相関波形に基づいて前記窓位置信号を生成する
ことを特徴とする請求項14に記載の復調装置。 - 請求項2に記載の復調装置を備える受信装置。
- さらにクロック信号を生成するクロック生成手段を有し、
前記復調モジュールの各々が入力された信号を周波数変換するチューナと、前記クロック信号に同期して、前記チューナの出力をデジタル信号に変換して出力するA/D変換手段とをさらに有し、
前記クロック生成手段は、前記相関合成手段から出力される合成相関波形に基づいて前記クロック信号の周波数誤差及び位相誤差を検出し、該誤差が小さくなるように周波数及び位相を制御する
ことを特徴とする請求項3に記載の復調装置。 - さらに、窓位置信号を生成する窓位置再生手段を有し、
前記復調モジュールの各々が、
前記A/D変換手段の出力を複素ベースバンド信号に変換するIQ復調手段と、
前記IQ復調手段の出力を受け、前記窓位置信号をもとにして窓位置ごとにデータを捕捉して高速フーリエ変換を行う高速フーリエ変換手段とをさらに有し、
前記窓位置再生手段が、前記相関合成手段から出力される合成相関波形に基づいて前記窓位置信号を生成する
ことを特徴とする請求項17に記載の復調装置。 - 請求項3に記載の復調装置を備える受信装置。
- それぞれ、1シンボル期間がガード期間と有効シンボル期間から構成されるOFDM信号を受信し、OFDM信号からシンボルデータを復調する複数個の復調ステップと、
前記複数個の復調ステップにおける復調の結果得られる復調データを合成して合成された復調データを生成する合成ステップとを備えた復調方法であって、
前記復調ステップの各々が、
受信信号の大きさを一定レベルに調整するため、AGC制御信号を生成するAGCステップと、
前記AGCステップによってゲイン調整された複素ベースバンドOFDM信号と前記複素ベースバンドOFDM信号を有効シンボル期間遅延した信号との相関波形を検出する相関検出ステップとを備え、
前記復調ステップの前記相関検出ステップにおける相関検出の結果得られる前記相関波形信号を合成して、合成相関信号を生成する相関合成ステップをさらに備え、
前記相関合成ステップは、前記復調ステップの各々の前記AGCステップにおけるゲイン調整の結果得られる前記AGC制御信号が表すゲインの値を基に算出した係数をそれぞれの相関波形信号に乗算し、この乗算結果を加算して合成相関信号を生成する
ことを特徴とする復調方法。 - それぞれ、1シンボル期間がガード期間と有効シンボル期間から構成されるOFDM信号を受信し、OFDM信号からシンボルデータを復調する複数個の復調ステップと、
前記複数個の復調ステップにおける復調の結果得られる復調データを合成して合成された復調データを生成する合成ステップとを備えた復調方法であって、
前記復調ステップの各々が、
受信信号の大きさを一定レベルに調整するため、AGC制御信号を生成するAGCステップと、
実際に復調された結果の信号と、実際に復調された結果の信号と本来復調された結果として想定される信号との誤差の電力の比であるC/N値を検出するC/N値検出ステップと、
前記AGCステップによってゲイン調整された複素ベースバンドOFDM信号と前記複素ベースバンドOFDM信号を有効シンボル期間遅延した信号との相関波形を検出する相関検出ステップとを備え、
前記復調ステップの前記相関検出ステップにおける相関検出の結果得られる前記相関波形信号を合成して、合成相関信号を生成する相関合成ステップをさらに備え、
前記相関合成ステップは、前記復調ステップの各々の前記C/N値検出ステップで検出された前記C/N値を基に算出した係数をそれぞれの相関波形信号に乗算し、この乗算結果を加算して合成相関信号を生成する
ことを特徴とする復調方法。 - それぞれ、1シンボル期間がガード期間と有効シンボル期間から構成されるOFDM信号を受信し、OFDM信号からシンボルデータを復調する複数個の復調ステップと、
前記複数個の復調ステップにおける復調の結果得られる復調データを合成して合成された復調データを生成する合成ステップとを備えた復調方法であって、
前記復調ステップの各々が、
受信信号の大きさを一定レベルに調整するため、AGC制御信号を生成するAGCステップと、
OFDM信号の同期獲得が成功しているか否かの判定を行い、その結果として同期獲得判定値を生成する同期獲得判定ステップと、
前記AGCステップによってゲイン調整された複素ベースバンドOFDM信号と前記複素ベースバンドOFDM信号を有効シンボル期間遅延した信号との相関波形を検出する相関検出ステップとを備え、
前記復調ステップの前記相関検出ステップにおける相関検出の結果得られる前記相関波形信号を合成して、合成相関信号を生成する相関合成ステップをさらに備え、
前記相関合成ステップは、前記復調ステップの各々の前記同期獲得判定ステップにおける同期獲得判定の結果得られる前記同期獲得判定値を基に算出した係数をそれぞれの相関波形信号に乗算し、この乗算結果を加算して合成相関信号を生成する
ことを特徴とする復調方法。
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