JP5566730B2 - 圧接コネクタ及びワイヤハーネスの製造方法 - Google Patents
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Description
また、このような圧接コネクタを用いたワイヤハーネスの製造方法としては、特許文献2に示すように、圧接端子を予めセットしている同一の圧接コネクタを電線群の両端に圧接接続した後、電線群の中間に所定間隔をあけて他の2つの圧接コネクタを圧接接続し、中間の圧接コネクタ間の電線を切断除去することで、同一種類或いは異種類の仮結束ハーネスを同時に接続可能とした発明が知られている。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、ワイヤハーネスの製造方法であって、請求項1に記載の圧接コネクタの両ハウジングを、電線の布線方向に所定間隔をおいて配置し、電線を両ハウジング間に跨って布線して両ハウジングの圧接端子にそれぞれ圧接した後、両ハウジング間を亘る電線を切断除去し、両ハウジングを重ね合わせて結合手段で互いに結合することで、両ハウジングに圧接した電線同士を圧接端子を介して電気的接続することを特徴とするものである。
加えて、両ハウジングの結合と同時に圧接端子や電線が両ハウジングで覆われる構成となる。従って、別途開放面を覆うカバー等を設ける必要がなくなり、製造コストや組付けの手間が低減される。また、プレート状のハウジングの採用によって高さ方向の寸法が小さくなるので、狭い場所でも自動車への組付けが容易に行える。
そして、導通部が相手側の導通部から離れる方向への動作を仕切壁を利用して規制することができるため、電気的接続状態が安定すると共に、隣接する圧接端子間での短絡も生じにくくなる。
図1は、圧接コネクタの一例を示す斜視図で、この圧接コネクタ1は、2つの第1ハウジング2と第2ハウジング3とから形成されている。
この第1、第2ハウジング2,3は、底板4に互いに平行な複数の仕切壁5,5・・を等間隔で立設することで、所定面となる底板4の上面に、電線6を布線可能な複数の収容溝7,7・・を形成したプレート状となっている。第1ハウジング2における収容溝7との直交方向(幅方向)の両端に位置する側壁8,8は、仕切壁5よりもやや高く形成されて、その外面には、外向きの返し形状となる一対の係止突起9,9がそれぞれ突設されている。
さらに、各圧接端子13において、収容溝7の内面に沿って立設する左右の縦壁16,16の長手方向の中央部には、収容溝7への収容状態で上端が仕切壁5を越える高さとなる導通手段としての導通部17,17が突設されている。
電線6の圧接後、図3に示すように、両ハウジング2,3間に架設される電線6,6・・を、それぞれハウジング2,3際の二箇所において切断治具等を用いて切断する。
このとき、各電線6は両ハウジング2,3の圧接端子13,13間で直線状に架設されているため、電線6を切断する際に引っ張り力が加わっても電線6が圧接端子13から抜けるおそれはない。
この結合状態で、両ハウジング2,3間で対向する圧接端子13,13間では、互いの導通部17,17が相手側の導通部17,17に当接して電気的に接続される。よって、両ハウジング2,3でそれぞれ圧接される平面視で同一線上の電線6,6が圧接端子13を介して導通するワイヤハーネスが得られる。
但し、結合手段としてはこれらの構造に限らず、重ね合わせた両ハウジングに筒状のカバーを被せることで結合したり、一方のハウジングに設けたフック片を他方に設けた透孔に係止して結合したり、ベルトやテープを巻回したり等の他の手段も採用可能である。
Claims (2)
- 電線を圧接可能な複数の圧接端子を所定面上で平行に収容した2つのハウジングと、
前記両ハウジングを前記所定面と直交する厚み方向に重ね合わせて結合可能な結合手段と、
前記結合手段による前記両ハウジングの結合状態で前記両ハウジング間で対応する前記圧接端子同士を互いに電気的接続させる導通手段と、を備え、
前記結合手段による前記両ハウジングの結合により、前記両ハウジングに圧接した前記電線同士を前記圧接端子を介して電気的接続可能とした圧接コネクタであって、
前記両ハウジングを、前記厚み方向の一面が開放面となり、底板に互いに平行な複数の仕切壁を等間隔で立設して電線の収容溝を形成したプレート状として、前記収容溝に配置される前記圧接端子に、前記収容溝の内面に沿って立設する縦壁を設けて、前記導通手段を、前記縦壁に前記仕切壁よりも高く突設される導通部とする一方、
前記結合手段を、前記開放面同士を対向させて前記圧接端子の前記縦壁の厚さ分だけ幅方向にずらせた重ね合わせ状態で前記両ハウジングを結合するものとし、
前記仕切壁に、結合状態で相手側の前記圧接端子の前記導通部が貫通する切欠きをそれぞれ形成して、相手側の前記切欠きに進入した前記導通部が相手側の前記導通部に隣接することで、前記圧接端子同士を互いに電気的接続させるようにした
ことを特徴とする圧接コネクタ。 - 請求項1に記載の圧接コネクタの前記両ハウジングを、前記電線の布線方向に所定間隔をおいて配置し、前記電線を前記両ハウジング間に跨って布線して前記両ハウジングの前記圧接端子にそれぞれ圧接した後、前記両ハウジング間を亘る前記電線を切断除去し、前記両ハウジングを重ね合わせて前記結合手段で互いに結合することで、前記両ハウジングに圧接した前記電線同士を前記圧接端子を介して電気的接続することを特徴とするワイヤハーネスの製造方法。
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JP2010052146A JP5566730B2 (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | 圧接コネクタ及びワイヤハーネスの製造方法 |
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