JPH0578246B2

JPH0578246B2 -

Info

Publication number: JPH0578246B2
Application number: JP1035100A
Authority: JP
Inventors: Mamoru Sawai; Mitsugi Watanabe; Hiroshi Suzuki; Keiichi Ozaki
Original assignee: Yazaki Corp
Current assignee: Yazaki Corp
Priority date: 1989-02-16
Filing date: 1989-02-16
Publication date: 1993-10-28
Also published as: US5057026A; JPH02219413A; DE4005049C2; DE4005049A1

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、ワイヤーハーネスの相互接続などに
用いられる電気接続箱に関する。

〔従来の技術〕

従来の電気接続箱は、第１１図に示す如く、複
数層の配線板ａ，ｂ……をカバー本体１および裏
カバー２に収容して構成され、各配線板は絶縁板
３に複数のブスバー４を配設して成る。

ブスバー４は複数の分岐タブ５を有する。例え
ば、第２層配線板ｂのブスバー４₁は３本のタブ
５ａ，５ｂ，５ｃをもつ。これらのタブは他のブ
スバーのタブと電極群を構成し、タブ５ａはコネ
クタハウジング９へ、５ｂはヒユーズキヤビテイ
１０へ、５ｃはリレーキヤビテイ１４に収容され
る。

第１２図は上記電気接続箱Ａの内部回路構成の
一例を示す。

符号４₂で示される太線のブスバーは、ヒユー
ズ１１の負荷側で４本のタブ５ｄ，５ｅ〜５ｇに
分岐される。そして、各タブ５ｄ〜５ｇは、３個
のコネクタ９Ａ，９Ｂおよび９Ｅに分けて収容さ
れている。各コネクタ９Ａ，９Ｂ……９Ｉには、
ワイヤーハーネスから導出されるサブハーネス
（図示せず）が対となるコネクタを介して接続さ
れる。

なお、第１１図において、６はタブ挿通孔、８
は雌端子部７を両端にもつ中継端子、１１はヒユ
ーズ、１２はリレー、１３はサーキツトブレーカ
ーを示す。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の電気接続箱において、内部回路の層分け
はブスバー回路ごとの分離によつて行つている。
即ち、各層配線板ａ，ｂ……の複数のブスバー４
群は、それぞれ一枚の薄板金から打抜き、折曲加
工により一括して形成され、このブスバーの形成
単位による層分け方式である。

一方、ワイヤーハーネスは、製造および配線、
接続のし易さから前述したサブハーネスに分割し
て製造される。

そこで、各層配線板ａ，ｂ……のブスバー４，
４₁，４₂……は、そのタブ５，５ａ，５ｂ……が
前記コネクタ９，９Ａ，９Ｂ……に合うように配
索しなければならない。

そのため、ブスバーによる回路形成には次のよ
うな問題が生じる。

(1) 各配線板（絶縁板）におけるブスバー配索の
自由度が制限される。

タブ５をタブ挿通孔６を貫通してコネクタ９
等に合わせて突出させる必要上、絶縁板３にブ
スバー４の配索ができない部分が多くできてし
まう。

(2) 各層ごとに、ブスバーの取廻しが必要であ
り、回路パターンが複雑化し、特定の車種、グ
レードに合わせた専用部品となる。

(3) 従つて、回路の一部変更は極めて困難であ
り、また、グレードやバリエーシヨン対応時に
使用されない回路部分は、無駄な付け捨て回路
となる。

本発明の課題は、このような問題点を解消する
ことができる構造ろもつ電気接続箱を提供するこ
とにある。

〔課題を解決するための手段〕

前記の課題は、請求項１に記載のように、一つ
のワイヤーハーネスにおいて分割生産がし易い回
路、すなわち１個のコネクタに接続されるサブハ
ーネスの回路に合わせて、電気接続箱の内部回路
を分割して形成し、これらを積層した後、分割さ
れたブロツク間の必要部分を層間接続して分岐回
路を形成することにより解決される。

以下、上記構成を実施例を示す図面を参照して
具体的に説明する。

〔実施例〕

第１図に本発明による電気接続箱Ｂの一部分解
斜視図を示した。

電気接続箱Ｂは積層配線体２０との層間接続ユ
ニツト２８ら成り、積層配線体２０は配線用ケー
ス２１、電線２２およびシヨートバー２３，２
３′などから構成される。

配線用ケース２１は本実施例では上下６層に積
層してある（以下、下付の符号２１₁，２１₂……
は上から第１、第２層目……を表す）。各層のケ
ース２１には、すべてコネクタ接続単位、すなわ
ち前述したサブワイヤーハーネスを構成する複数
本の電線２２が引き込まれて所定の間隔で平行に
配線されている。

すなわち、配線用のケース２１は浅底の箱体で
あつて、一方の側壁に複数の電線引き込み溝２１
ａが一定のピツチで凹設され、両側の端壁には複
数のタブ挿通孔２１ｂが所定のピツチで設けられ
ている。

また、シヨートバー２３は両端をタブ端子２３
ａ，２３ｂとした帯状の導電体であつて中間にス
ロツト２３ｄをもつ圧接片２３ｃが折曲形成され
ている。シヨートバー２３′は一端にタブ端子２
３ａ、他端に圧接片２３ｃをもつ。

このシヨートバー２３および２３′を第１層配
線用ケース２１₁のタブ挿通孔２１ｂに通し、端
壁の一方からタブ端子２３ａを、他方からタブ端
子２３ｂをそれぞれ所定長突出させて固定する。

この状態で、ケース２１₁に複数の電線２２を
引き込み、各シヨートバー２３，２３′の圧接片
２３ｃにおけるスロツト２３ｄに圧入接続し、電
線引き込み溝２１ａに押し込んで仮係止する。

第２層配線用ケース２１₂は、長さの異なるシ
ヨートバー２３′だけを用いた例を示している。

以下、第３層以下の配線用ケース２１₃……に
ついても同様にシヨートバー２３または２３′を
用いて電線２２の配線を行う。

また、第２層配線用ケース２１₂の後部側縁に
は突出部２４が形成され、該部２４に設けたコネ
クタ（ハウジング）２５の端子収容室２５ａに圧
接端子２６が挿着されている。

圧接端子２６は、上端に雌端子部２６ａを有
し、下端のスロツト付の圧接部２６ｂが電線２
２，２２Ａ，２２Ｂに圧入固定されている。従つ
て、電線２２Ａ，２２Ｂに接続された隣接する２
個の圧接端子２６にリレー（図示せず）を嵌挿す
ることにより、前記コネクタ２５はリレーキヤビ
テイとして形成される。

同様に、第１層及び第３層配線用ケース２１₁，
２１₃の突出部２４にはヒユーズキヤビテイ２７
がセツトされ、圧接端子２６が同様に電線２２に
圧入接続されている。このように、各層の配線用
ケース２１には、必要に応じて、コネクタ、ヒユ
ーズキヤビテイ等の結合部を形成することができ
る。

かくして、積層配線体２０は、電線２２、シヨ
ートバー２３，２３′、圧接端子２６などを組み
込んだ配線用ケース２１を順次積層することによ
り形成される。

この積層配線体２０の側面、すなわちタブ端子
２３ａ群の突出面に、層間接続ユニツト２８を結
合することにより、電気接続箱Ｂが組立、形成さ
れる。

層間接続ユニツト２８はケース２９に複数の層
間接続用シヨートバー３０を縦に配列収容して成
り、該バー３０は導電板を断面Ｕ字状に折曲して
その頂部側に複数のタブ圧入孔３０ａを設けた構
造である。

この層間接続用シヨートバー３０のタブ圧入孔
３０ａ群に積層配線体２０のタブ端子２３ａ群を
圧入することにより、各層配線用ケース２１₁，
２１₂〜２１₆の電線（回路）２２が層間接続さ
れ、分岐回路が形成される。

第２図は、電気接続箱Ｂの内部回路構成の一例
を示す配線図である。

図において、符号９Ａ，９Ｂ，９Ｃ……はそれ
ぞれサブハーネスが接続されるコネクタを示す。
第１図に示される各配線用ケース２１はこれらの
コネクタを基準として回路を分割し、その回路と
合うようにヒユーズ、リレー等が分割して設けら
れる。

第３図ａ〜ｅは、それぞれ層間接続用ユニツト
の変形例を示す。

第３図ａのユニツト２８Ａは、層間シヨートバ
ー３０に代えてプリント基板３１の回路導体３１
ａを使用し、該導体３１ａのラウンド３１ｂに、
可動弯曲部３２ａをもつ雌端子３２の接続片３２
ｂを半田付けにより固定するものである。可動弯
曲部３２ａは、前記タブ端子２３ａの嵌挿時にそ
の寸法公差を吸収できる。

第３図ｂのユニツト２８Ｂは、前記層間シヨー
トバー３０のタブ圧入孔３０ａに代えて、雌端子
部３０ｂを形成したものである。

第３図ｃのユニツト２８Ｃは、前記雌端子部３
０ｂに代えて対向する一対の折返し弾性挟持片３
０ｃ，３０ｃを突片３０ｄを介して形成し、該片
３０ｃ，３０ｃ間にタブ端子２３ａを嵌挿するよ
うにしたものである。

第３図ｄのユニツト２８Ｄは、第１図のケース
２９を分割して横長のハウジング２９Ａを形成
し、該ハウジング内に前記圧接端子２６を圧入固
定し、上下間のハウジング２９Ａを電線（または
単線導体）２２と雌型圧接端子２６との圧入接続
により一体に結合したものである。

第３図ｅのユニツト２８Ｅは、ケース２９に電
線２２を縦に配設する一方、積層配線体２０のタ
ブ端子２３ａをスロツト２３ｄをもつ圧接端子２
３ｃとして形成したものである。

〔作用〕

第１図に示されるように、各層の配線用ケース
２１₁〜２１₆には、サブハーネスを構成する複数
の電線２２をそのまま引き込んで平行に配線すれ
ばよい。

従つて、特定の複雑なパターンではなく、配線
はきわめて単純化できる。

各層の配線用ケース２１₁〜２１₆の電線２２に
は、シヨートバー２３，２３′が圧接されている
が、このままでは各層間に電気的接続関係がな
い。

従つて、配線用ケース２１の増減、シヨートバ
ー２３，２３′の圧接位置の変更などは、他の層
に影響を与えず、自由に行うことができ、グレー
ドやバリエーシヨンへの対応がきわめて容易であ
る。

回路パターンの変更は、電線２２に体するシヨ
ートバー２３，２３′の圧接位置の移動、すなわ
ち層間接続位置を変えるだけで済み、回路の共通
化が可能である。

〔他の実施例〕

第４図に示す電気接続Ｃは、配線用ケース２
１′内で層間接続用の圧接接続端子３３を用いて
電線２２の層間接続を行うようにしたものであ
る。

第２層以下の配線用ケース２１₂′，２１₃′……
２１₆′は、それぞれ複数の層間接続孔２１ｃをも
つ。各孔２１ｃは電線２２の列ごとに上下同一位
置に設け、連通させる。

圧接接続端子３３は、第５図ａに示す如く、基
板３３ａと、その下縁から下向きに突設されたタ
ブ３３ｂと、上縁から上向きに突設された弾性支
持片３３ｃと、基板３３の一端に形成されたスロ
ツト３３ｅを有する圧接片３３ｄと、他端のＬ形
折曲片３３ｆから傾斜片３３ｇを介して形成され
た弾性挟持片３３ｈとから構成され、弾性挟持片
３３ｈは弾性支持片３３ｃと面直交である。

第５図ａにおいて、上方の圧接接続端子３３の
タブ３３ｂを下方の端子３３の弾性支持片33cと
弾性挟持片３３ｈの間に嵌挿することにより、そ
れぞれスロツト３３ｅに圧入された上下の電線２
２Ｃと２２Ｄの層間接続が行われる。

なお、第１層配線用ケース２１₁′内の電線２２
の層間接続には、圧接接続端子３３に代えて、ブ
スバー２３Ａおよび２３Ｂが使用される。

ブスバー２３Ａは、第１図のシヨートバー２３
と似た構造を持ち、タブ端子２３ｂ、スロツト付
圧接片２３ｃのほか、下向きのタブ端子２３ｅを
備えている。ブスバー２３Ｂは、同様にスロツト
付圧接片２３ｃとタブ端子２３ｅを備えている。
タブ端子２３ｅは、上記圧接接続端子３３の弾性
支持片３３ｃと弾性挟持片３３ｈの間に嵌挿され
る。

各層配線用ケース２１₁′〜２１₆′を順次積層し、
層間接続孔２１ｃにおいて圧接接続端子３３を用
い電線２２の層間接続を行うことにより、電気接
続箱Ｃが組み立てられる。

この電気接続箱Ｃは第１図の電気接続箱Ｂと同
一の回路構成をもつ。層間接続ユニツト２８，２
８Ａ，２８Ｂ……の廃止により小型化される。ま
た、多数のシヨートバー２３，２３′などが不要
となり、部品コストの低減および組立時間の短縮
ができる。

第５図ｂは、層間接続用の圧接端子３４と中継
端子３５を示す。

圧接端子３４は、スロツト３４ｂをもつ圧接片
３４ａの一端にタブ３４ｃを直交して起立させた
構造である。中継端子３５は、雌端子部３５ａに
タブ３５ｂを連成して成る。

第５図ａに示す複雑な構造をもつ圧接接続端子
３３に代え、簡単な構造の一組の圧接端子３４と
中継端子３５を用いて層間接続を行うことができ
る。

第６図に示す電気接続箱Ｄは、配線用ケース２
１′内での層間接続を別の圧接接続端子３６とシ
ヨートバー３７で行うと共に、同一ケース内での
電線２２の分岐接続を分岐バー３８で行うように
したものである。

圧接接続端子３６は、第７図に示すように、基
板３６ａの一端に上方が開口したスロツト３６ｂ
を設け、他端をコ字状に折り曲げて基板３６ａと
対向させ、その対向側板３６ｃの上縁から弯曲部
を介して基板３６ａと対向する折返し弾性接触片
３６ｄを設けて成る。

各層の配線用ケース２１₁′〜２１₆′の層間接続
孔２１ｃの位置で電線２２をスロツト３６ｂに圧
入し、各層の圧接接続端子３６の基板３６ａと弾
性接触片３６ｄとの間にシヨートバー３７を嵌挿
し、上下に貫通させる。

これにより、各層の層間接続が行われる。

シヨートバー３７には、上下に逆向きの爪３７
ａを設けるのが好ましい。これにより、圧接接続
端子３６の抜けを防止できる。また、シヨートバ
ー３７の一端または両端にタブ３７ｂを設けて、
外部接続端子として利用することができる。

第１層配線用ケース２１₁′には、コネクタハウ
ジング３９を設け、上記シヨートバー３７のタブ
３７ｂを収容し、電線２２群とは別のワイヤーハ
ーネスのコネクタを接続できるようにしたもので
ある。

なお、配線用ケース２１′内で電線相互間をジ
ヨイントする必要がある場合には、分岐バー３８
の複数のスロツト３８ａを電線２２に圧入すれば
よい。このスロツト３８ａの数と位置は、任意に
設定することができる。

第８図は本発明の別の実施例を示す電気接続箱
Ｅの斜視図、第９図は第８図の配線板組立体４２
_２の裏面からみた分解斜視図である。

この電気接続箱Ｅは、それぞれ少なくとも１個
のコネクタ３９を設けた絶縁板４０に複数の電線
４１を配設してなる配線板組立体４２を積層して
構成されている。４４は裏カバーを示す。各配線
板組立体４２の絶縁板４０には必要に応じてヒユ
ーズコネクタ４５およびリレーコネクタ４６が設
けられている。

各層の絶縁板４０には、第９図の第２層絶縁板
４０₂で代表して示されるように、裏面に複数の
電線配設溝４０ａが所定間隔で平行に凹設されて
いる。また、裏面中央部に複数の層間接続孔４０
ｂ、前部側縁にタブ圧入孔４０ｃ、後部側縁に分
岐バー圧入溝４０ｄおよび端子挿入孔４０ｅが設
けられている。

層間接続孔４０ｂないし分岐バー圧入溝４０ｄ
は、複数の電線配設溝４０ａから選ばれた列に該
溝４０ａを横断して、また端子挿入孔４０ｅは該
溝４０ａの端部に連続して形成されている。そし
て、タブ圧入孔４０ｃは絶縁板４０₂の表面のコ
ネクタ３９に、端子挿入孔４０ｅは後部側縁にお
ける突出部４７上のヒユーズコネクタ４５に連通
している。

第２層配線板組立体４２₂の組立は、例えば次
のようにして行う。

まず、第２層絶縁板４０₂の層間接続孔４０ｂ
には、圧接接続端子３６を挿着する。

タブ圧入孔４０ｃには、１極、２極の雄型圧接
端子４８，４８′を圧入し、それぞれのタブ４８
ａをコネクタ３９内に突出させる。

分岐バー圧入溝４０ｄには分岐バー３８を圧入
固定する。

端子挿入孔４０ｅには雌型の圧接端子２６′を
挿着する。

然る後、各電線配設溝４０ａに所定の長さにカ
ツトされた電線４１を配設し、前記圧接接続端子
３６、雄型の圧接端子４８，４８′、分岐バー３
８、圧接端子２６′の各スロツト３６ｂ，４８ｂ，
３８ａおよび２６ｂに圧入固定する。

これにより、１個の配線板組立体４２₂の組立
が完了する。

この配線板組立板４２₂は、前述したサブハー
ネスをそのまま接続することができるコネクタ３
９をもつ。コネクタ３９の数は、一組のサブハー
ネスを構成する電線本数が少ない場合には、２個
設けて二組のサブハーネスを接続することもでき
る。

配線板組立体４２₂に接続されるサブハーネス
が、ヒユーズ回路（またはリレー回路）を含むも
のであれば、コネクタ３９とは別にヒユーズコネ
クタ４５（またはリレーコネクタ４６）が設けら
れる。

このように、各層の配線板組立板４２を組立
後、順次第８図のように積層し、層間接続孔４０
ｂからシヨートバー３７を挿入し、第７図と同様
に各層の圧接接続端子３６を接続し、必要な層間
接続を行う。

最後に、裏カバー４４を被せ、図示しないボル
トで全体を固定することにより、電気接続箱Ｅが
得られる。

この電気接続箱Ｅは次のような特徴または利点
をもつ。

(1) 各配線板組立体４２または絶縁板４０は、サ
ブハーネス接続用のコネクタ３９を少なくとも
１個備えており、サブハーネスとの接続を可能
にするため、全体として階段状に設けられる。

(2) 各配線板組立体４２の電線４１はサブハーネ
スと切り離されているから、前述の電気接続箱
Ｂ〜Ｄと異なり、ワイヤーハーネスまたはサブ
ハーネスと独立して製作できる。

(3) 各配線組立板４２は、シヨートバー３７の引
抜きにより、互いに電気的及び機械的関係がな
くなる。

従つて、配線板組立体４２の増減、内部の回
路構成の変更は任意で、他に影響を与えず、自
動車のグレード、バリエーシヨンに迅速に対応
できる。

(4) 電線４１に代えて、従来例と同様にブスバー
４（第１１図参照）を使用することができ、そ
の際に分岐タブ５の長さを同じくすればよく、
他の絶縁板４０に貫通させるという面倒な作業
もなくなる。

第１０図に示す電気接続箱Ｆは、各層の配線板
組立体４２を積層したときに、それぞれのコネク
タ３９が整然と階段状に配列するように設計され
た例を示す。各コネクタ３９には前述したように
一組のサブハーネスが接続される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の電気接続箱は、
その内部回路をコネクタの接続単位であるサブハ
ーネスの回路に分割して形成したので、回路パタ
ーンの単純化および共通化が可能であり、自動車
のグレード、バリエーシヨンに対応する回路変更
を他の回路に影響を与えずに迅速に行うことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電気接続箱Ｂ
の要部分解斜視図、第２図は同上の電気接続箱Ｂ
の内部回路構成の一例を示す配線図、第３図ａ〜
ｅはそれぞれ電気接続箱Ｂの層間接続用ユニツト
の実施態様を示す要部の斜視図、第４図は本発明
の他の実施例を示す電気接続箱Ｃの要部分解斜視
図、第５図ａ，ｂはそれぞれ電気接続箱Ｃに使用
する圧接接続端子の拡大斜視図、第６図は本発明
の別の実施例を示す電気接続箱Ｄの要部分解斜視
図、第７図は電気接続箱Ｄに使用する圧接接続端
子の接続方法を示す説明図、第８図は本発明のさ
らに別の実施例を示す電気接続箱Ｅの要部分解斜
視図、第９図は第８図の配線板組立体４２₂を裏
面からみた分解斜視図、第１０図は本発明のもう
一つの実施例を示す電気接続箱Ｆの全体斜視図、
第１１図は従来の電気接続箱Ａの分解斜視図、第
１２図は同上の内部回路構成の一例を示す配線図
である。Ａ，Ｂ〜Ｅ……電気接続箱、２０……積層配線
体、２１，２１₁，２１₂〜……配線用ケース、２
２……電線、２３，２３′……シヨートバー、２
８，２８Ａ，２８Ｂ〜……層間接続ユニツト、２
９……ケース、３０……層間接続用シヨートバ
ー、３３，３６……圧接接続端子、３４……圧接
端子、３５……中継端子、３７……シヨートバ
ー、３８……分岐バー、３９……コネクタ（ハウ
ジング）、４０……絶縁板、４１……電線、４２
……配線板組立体、４４……裏カバー、４８……
圧接端子。

Claims

【特許請求の範囲】１電気接続箱の内部回路を、１個のコネクタを
介して接続されるサブハーネスの回路に合わせて
分割して形成し、分割された回路を積層して必要
な回路部分を層間接続することにより形成したこ
とを特徴とする電気接続箱。２複数のケースにそれぞれサブハーネスごとに
電線を引き込んで並列に配設し、各ケースに配設
された所望の電線に直交して接続したシヨートバ
ーの一端をケースの一側に突出させ、これらのケ
ースを積層して積層配線体を形成し、該積層配線
体の一側面から突出した各層のシヨートバー間で
必要な層間接続を行うことを特徴とする電気接続
箱。３複数のケースにそれぞれサブハーネスごとに
電線を引き込んで並列に配設すると共に、各ケー
スの所定位置に電線の配列位置に合わせて上下に
貫通する層間接続孔を設け、該層間接続孔に電線
に圧接した圧接接続端子を挿着し、これらのケー
スの積層により該圧接接続端子同志を順次接続し
て上下の電線を連続的に層間接続することを特徴
とする電気接続箱。４複数のケースにそれぞれサブハーネスごとに
電線を引き込んで並列に配線すると共に、各ケー
スの所定位置に電線の配列位置に合わせて上下に
貫通する層間接続孔を設け、該層間接続孔に電線
に圧接した圧接接続端子を挿着し、これらのケー
スを積層し、各ケースの圧接接続端子をシヨート
バーにより一括接続して層間接続することを特徴
とする電気接続箱。５複数の絶縁板にそれぞれ少なくとも一つのサ
ブハーネスを構成する電線に対応する回路を並列
に配設すると共にコネクタハウジングを設け、該
コネクタハウジングに該回路と導通する端子を収
容して該サブハーネスの接続用コネクタを形成し
てなる配線板組立体を積層したことを特徴とする
電気接続箱。６各絶縁板が所定位置に回路の配列位置に合わ
せて上下に貫通する層間接続孔を有し、前記配線
板組立体の積層により該層間接続孔を通じて各層
間の回路が層間接続される請求項５の電気接続
箱。７前記サブハーネスの接続用コネクタが各絶縁
板の一側に形成され、前記配線板組立体の積層に
よりこれらの接続用コネクタが階段状に配置され
ている請求項５または６の電気接続箱。