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JP5034968B2 - 接着芯地 - Google Patents

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Description

本発明は、モアレ発生を防止する接着芯地に関するものである。
従来、洋服やブラウスの縫製には、縫製品の形態を維持するために芯地が用いられている。しかしながら、表地が薄い或いは厚手でも低密度の場合には、表地とその裏に接着される芯地との間でモアレ(干渉縞)が発生し、見栄えがよくないことが起きる。このモアレは、縫製業界では大きな問題となっている。これを防止するためにいろいろと提案されている。
たとえば、特公昭61−43456号公報には、横糸に75デニール以下の合成繊維嵩高加工糸を、縦糸には75デニール以下の合成繊維嵩高加工糸又は横糸より細い普通糸が持いられ、縦横の打ち込み数が70〜140/インチで重量20〜50g/m、厚さ0.2mm以下であって、しかも縦横各々の組織の区別が判然としない様にリラックスされている織布に熱接着性樹脂粉末をランダムに付着せしめた接着芯地が記載されている。
特開平8−74110号公報には、ポリエステル原料に、酸化チタン等の艶消剤をポリエステル原料の0.1重量%以下添加して繊維化したポリエステルフィラメント糸を限定した仮撚を掛け加工糸とし、この加工糸を使った織編物に熱接着性樹脂を塗布した接着芯地が記載されている。
しかし、近年、薄地化がさらに進み、前記の提案などの従来技術ではモアレ発生を解消できていない。どうしても、モアレを防止する必要がある場合には、芯地織物を斜めに裁断して用いている。この方法では、作業が煩雑でコストもかさむうえ、表地の風合を変える恐れもある。
特公昭61−43456号公報 特開平8−74110号公報
解決しようとする問題点は、表地と芯地とを接着した場合にモアレが発生する点である。
本発明の接着芯地は、経糸に56デシテックス以下の合成繊維マルチフィラメントの仮撚加工糸を、緯糸に28デシテックス以下の合成繊維フィラメントの仮撚加工糸を用いてなり、かつ緯糸の繊度/経糸の繊度が1/2以下であることを特徴とする。
また、緯糸のカバーファクターと経糸のカバーファクターとの比が0.7以下であることも特徴とする。
本発明の接着芯地は、表地に接着使用された場合モアレを発生させることがない。
本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本発明の経糸に用いられる合成繊維マルチフィラメントの繊度は、56デシテックス以下であって、好ましくは56デシテックス以下20デシテックス以上である。合成繊維マルチフィラメントは、モノフィラメントが複数本より構成される。モノフィラメントの繊度は、好ましくは0.9〜6デシテックスである。
緯糸に用いられる合成繊維フィラメントの繊度は、28デシテックス以下であって、好ましくは28デシテックス以下7デシテックス以上である。緯糸に用いられる合成繊維フィラメントは、モノフィラメントであってもマルチフィラメントであってもよい。モノフィラメントの繊度は、好ましくは0.9〜11デシテックスである。
また、緯糸の繊度/経糸の繊度は、1/2以下であればよいが好ましくは1/2以下1/8以上である。より好ましくは、1/2以下1/5以上である。
本発明の接着芯地は、緯糸の繊度が経糸の繊度の1/2以下であることによって、モアレを防止することが可能になる。このことは、経糸と緯糸の太さ(繊度)の違いにより、リラックス工程において大きな捲縮差が起こる。すなわち、経糸が緯糸より太いため経糸方向の捲縮が大きくなる。生機から仕上げの加工工程において、この捲縮差によって経糸より捲縮の弱い緯糸が経糸方向に引っ張られ緯糸が直線状となることを防ぐこととなる。経糸は緯糸より捲縮が大きいことにより、経糸自体の捲縮で直線状になることを防いでいる。
本発明の接着芯地の経糸及び緯糸は直線状でなく、うねりを帯びた状態となり、表地と接着した場合でもモアレの発生を抑えることが可能となる。
緯糸の繊度が経糸の繊度の1/2より大きいと、表地によってはモアレが発生する。これは、経糸と緯糸の捲縮が同等あるいは非常に近い為に大きなうねりが起こらない為である。
本発明の接着芯地において、緯糸のカバーファクターと経糸のカバーファクターの比が、0.7以下であることが好ましい。より好ましくは、0.7以下0.3以上である。カバーファクター(CF)は下記式で表される。
カバーファクター=糸密度(本/2.54cm)×√糸繊度(dtex)
カバーファクターの下限値を0.3以上としたのは、密度が薄いと布と布とがくっつくファスナー現象を起こし易くなり、取り扱いがしにくくなるからである。
本発明の接着芯地の経糸及び緯糸に用いられる合成繊維としては、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維が上げられる。
本発明の接着芯地には、片面に熱可塑性樹脂を塗布して使用する。この熱可塑性樹脂としては、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン酢酸ビニール樹脂などが用いられる。この熱可塑性樹脂の塗布方法は、シングルドット方式、ダブルドット方式が主に用いられる。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
<実施例1>
経糸に33デシテックス12フィラメントのポリエステル仮撚加工糸、緯糸に16デシテックス12フィラメントのポリエステル仮撚加工糸を使用して製織し染色加工後、仕上がり密度経糸95本/インチ、緯糸65本/インチの平織物を作成した。この平織物に熱可塑性樹脂を塗布して接着芯地を得た。
以下、実施例2〜4、比較例1,2も実施例1と同様の加工方法で接着芯地を得た。
〈実施例2〉
経糸に22デシテックス24フィラメントのポリエステル仮撚加工糸、緯糸に11デシテックス1フィラメントのポリエステル仮撚加工糸を使用し、仕上がり密度経糸100本/インチ、緯糸70本/インチの接着芯地を得た。
〈実施例3〉
経糸に56デシテックス36フィラメントのポリエステル仮撚加工糸、緯糸に22デシテックス24フィラメントのポリエステル仮撚加工糸を使用し、仕上がり密度経糸96本/インチ、緯糸106本/インチの接着芯地を得た。
〈実施例4〉
経糸に56デシテックス36フィラメントのポリエステル仮撚加工糸、緯糸に11デシテックス1フィラメントのポリエステル仮撚加工糸を使用し、仕上がり密度経糸96本/インチ、緯糸75本/インチの接着芯地を得た。
〈比較例1〉
経糸に33デシテックス12フィラメントのポリエステル仮撚加工糸、緯糸に33デシテックス12フィラメントのポリエステル仮撚加工糸を使用し、仕上がり密度経糸96本/インチ、緯糸72本/インチの接着芯地を得た。
〈比較例2〉
経糸に22デシテックス24フィラメントのポリエステル仮撚加工糸、緯糸に22デシテックス24フィラメントのポリエステル仮撚加工糸を使用し、仕上がり密度経糸100本/インチ、緯糸65本/インチの接着芯地を得た。
<評価>
実施例、比較例で作成した接着芯地についてデンシメーターによりモアレを評価した。結果を表1に示した。
実施例1〜4については、モアレは見られなかった。比較例については、モアレが見られた。

Claims (2)

  1. 経糸に56デシテックス以下の合成繊維マルチフィラメントの仮撚加工糸を、緯糸に28デシテックス以下の合成繊維フィラメントの仮撚加工糸を用いてなり、かつ緯糸の繊度/経糸の繊度が1/2以下である織物よりなる接着芯地。
  2. 緯糸のカバーファクターに対する経糸のカバーファクターの比が0.7以下である請求項1記載の接着芯地。
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