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JP5033316B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法に関する。
従来の炭化珪素半導体装置としては、下記特許文献1に記載される、ヘテロ界面を利用した電界効果型トランジスタがある。このような従来例においては、ゲート電極に印加する電圧により、ヘテロ界面での障壁厚さを制御し、素子オン時にはトンネル電流によりキャリアを通過させる。この場合に、MOSFETのようなチャネル領域が存在せず、高いチャネル抵抗の影響を受けにくいデバイス構造を有することが特徴となっており、高耐圧で低オン抵抗のパワー半導体スイッチが実現する。
特開2003−318398号公報
従来技術においては、ドレイン電極とオーミック接続された炭化珪素(SiC)と、ソース電極と接続された多結晶シリコンがヘテロ接合を形成し、その一部において、ゲート絶縁膜を介してゲート電極が接するという構成を有する。このため、素子オン時の電流が、多結晶シリコンと炭化珪素の界面、ゲート絶縁膜と多結晶シリコンの界面、及び、ゲート絶縁膜と炭化珪素の界面の、3つの界面が重なる駆動ポイントを経由して流れる。
数μmに及ぶようなチャネル領域が存在しない構造のため、MOSFETほどは界面移動度の影響を受けないが、これらつの界面が重なる駆動ポイントでの移動度が低い場合には、やはりオン抵抗が高くなるという問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、低オン抵抗でかつ逆方向リーク電流の少ない高耐圧な半導体装置を製造する半導体装置の製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、炭化珪素基体とシリコン領域との接合部の一部にゲート絶縁膜を介して接するゲート電極と、シリコン領域と接続されたソース電極と、炭化珪素基体とオーミック接続されたドレイン電極とを有し、ゲート電極に所定の電圧が印加されたときに、シリコン領域と炭化珪素基体との間の電流が、炭化珪素基体とシリコン領域との界面、炭化珪素基体とゲート絶縁膜との界面及びシリコン領域とゲート絶縁膜との界面の3つの界面が重なる駆動ポイントを経由して流れる半導体装置の製造方法において、炭化珪素基体の一主面に、シリコン領域を堆積する工程と、シリコン領域を選択的にエッチングし、炭化珪素基体に到達する溝を形成する工程と、溝の表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記駆動ポイントを窒化処理する工程と、を含むことを要旨とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、ゲート絶縁膜とヘテロ半導体領域との界面、及び、ゲート絶縁膜と半導体基体との界面における界面準位を大幅に減らせるため、低オン抵抗でかつ逆方向リーク電流の少ない高耐圧な半導体装置を製造することができる。
以下に発明の実施の形態例によって、本発明を詳細に説明する。
[第一の実施の形態例]
本発明の第一の実施の形態例について図1〜4をもとに説明する。
図1は、本発明に係る半導体装置の製造方法によって製造される電界効果トランジスタのデバイス断面構造を示すものであり、単位セルを2つ対向して並べた断面に相当する。実際には、これらのセルが複数並列に接続されて素子を形成するが、これらの断面構造で代表して説明する。
まず構成について、N型高濃度(N)SiC基板領域1の一主面上には、N型低度(N)SiCドレイン領域2が形成されている。このドレイン領域2はSiC基板領域1上に成長させたエピタキシャル層により構成されている。SiCはいくつかのポリタイプ(結晶多形)が存在するが、ここでは、代表的な4H-SiCとして説明する。他の6H-SiC、3C-SiCであっても構わない。図1では、基板領域1とドレイン領域2の厚みの概念を省略している。実際には、基板領域1は数100μmの厚みを持ち、ドレイン領域2は数μmから10数μm程度である。基板領域1とドレイン領域2とが半導体基体の構成要素となっている。
SiCドレイン領域2の一主面側、すなわち、半導体基体の一主面に接して、半導体基体とはバンドギャップが異なるヘテロ半導体領域である、多結晶シリコンによるヘテロ半導体領域3が形成されている。SiCと多結晶シリコンはバンドギャップが異なり、電子親和力も異なる。両者の界面にはヘテロ接合が形成される(多結晶シリコンをヘテロ半導体領域とする所以である)。また、NSiCドレイン領域2とヘテロ半導体領域3との接合部に、ゲート絶縁膜6を介してゲート電極7が接している。ヘテロ半導体領域3はソース電極8に接続され、基板領域1の裏面にはドレイン電極9が電気的に低抵抗でオーミック接続されている。ゲート電極7は層間絶縁膜16によりソース電極8とは絶縁分離されている。
図2は、ゲート絶縁膜6とNSiCドレイン領域2との界面(SiOとSiCとの界面)11、ゲート絶縁膜6とヘテロ半導体領域3との界面(SiOとポリSiとの界面)12、NSiCドレイン領域2とヘテロ半導体領域3の界面(ポリSiとSiCとの界面)13を拡大して示している。なお、「ポリSi」はポリシリコン、すなわち、多結晶シリコンを意味する。3つの界面が重なるポイントが駆動ポイント10であり、素子がオンするときには、この駆動ポイント10近傍で、トンネル電流による電流が流れる。
ここまでの構成は、従来技術によるものと相違しない。基本的なオン/オフの動作については従来例と同じである。本実施の形態における特徴は、上記半導体装置の製造方法にあり、ゲート絶縁膜6の形成工程後に、ゲート絶縁膜6を窒化処理することにある。本実施の形態においては、窒化処理として、NO含有雰囲気下での高温熱処理(高温アニール処理)を実施している。また、この窒化処理は、例えば、NO、NO、NOのうちの少なくとも1つを含む雰囲気下での高温アニール処理にて行うことが可能である。
以下、図3、4を用いて、本実施の形態例における電界効果型トランジスタの製造方法を説明する。
図3の(1)では、N型高濃度(N)SiC基板領域1の一主面上にエピタキシャル成長させたN型低度(N)SiCドレイン領域2を形成する。図3の(2)では、ドレイン領域2表面が前処理等により清浄化された後、多結晶シリコンによるヘテロ半導体領域3が堆積される。ここでヘテロ半導体領域3はN型となるよう、イオン注入等の手段を使って不純物が導入される。図3の(3)では、ゲート電極7を形成する箇所において、ヘテロ半導体領域3がエッチングされる。エッチングされた窪みをエッチング部14と呼ぶことにする。このとき図では、ヘテロ半導体領域3のエッチングとともにドレイン領域2の表面が一部エッチングされているが、特にエッチングされなくても構わない。図3の(4)では、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜6が数100〜数1000Å程度堆積される。このシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜6の堆積には、半導体基体等の熱酸化を用いない堆積方法、例えば、化学気相堆積法を用いる。
本発明においては、この段階で、NO含有雰囲気下での高温アニール処理が行われる。温度は、例えば、900℃〜1300℃であり、時間は数10分〜数時間程度である。
図4の(5)では、ゲート絶縁膜6上にゲート電極7を形成するための多結晶シリコン(ゲート電極用ポリSi層)15が積層される。厚みは、ヘテロ半導体領域3の厚みにより異なるが、本実施の形態例では、ゲート電極7としてエッチング部14を十分埋め込むように調整される。図4の(6)では、ゲート電極7が所望の形状となるようにパターニングされる。図4の(7)では、素子の上を被うように、層間絶縁膜16が形成される。図4の(8)では、層間絶縁膜16の一部にコンタクトホールが開口され、金属等によるソース電極8がヘテロ半導体領域3と電気的に低抵抗で接続される。また、基板領域1の裏面側には全面に渡り、低抵抗なオーミック接続となるように、金属等によるドレイン電極9が形成される。以上のようにして本実施の形態例によって製造される電界効果型トランジスタが完成する。
次に、本実施の形態例の製造方法により作られた電界効果型トランジスタの動作について、効果を交えて説明する。ソース電極8を基準としてゲート電極7に印加される電圧がある閾値電圧以下の場合は、素子はオフ状態である。ドレイン電極9に素子耐圧以下の高電圧が印加された場合、ヘテロ半導体領域3とドレイン領域2とのヘテロ界面に障壁が存在するためにドレイン電極9とソース電極8間には電流は流れず耐圧性が保持される。ドレイン電極9とソース電極8間にかかる電圧により、空乏層がNドレイン領域2に伸張する。この障壁の高さはヘテロ接合のバンド構造で決まり、多結晶シリコンのフェルミレベル、言い換えればヘテロ半導体領域3の不純物濃度に依存する。オフ特性については、従来例の良好な性能をそのまま発揮できる。
ソース電極8を基準として、ゲート電極7に印加される電圧がある閾値電圧以上になると、素子はオン状態となる。ゲート電極7からの電界により駆動ポイント10における障壁の厚みが狭まり、トンネル電流により、キャリアが通過できるようになると、ドレイン電極9とソース電極8間に、駆動ポイント10を経由した電流が流れるようになる。このとき、電流は駆動ポイント10近傍においてゲート絶縁膜6とNSiCドレイン領域2との界面11、ゲート絶縁膜6とヘテロ半導体領域3との界面12に沿って流れることになる。
O含有雰囲気下での高温アニール処理により、それぞれの界面での界面準位が劇的に低減されるため、駆動ポイント近傍での界面における電子の移動度が向上し、オン抵抗の小さい電界効果型トランジスタを実現することが可能になる。また、本発明における独特の効果として、NO含有雰囲気下での高温アニール処理により多結晶シリコン(ヘテロ半導体領域3)とNドレイン領域2で形成されるヘテロ接合13での界面準位が低減され、移動度が向上する。本発明者らが鋭意研究・実験した結果によると、NO含有雰囲気下での高温アニール処理をすることで、大幅に駆動力が向上(言い換えれば、オン抵抗が低減)したという結果が得られている。以上説明したように、ゲート絶縁膜6を形成後に、ゲート絶縁膜6にNO含有雰囲気下での高温アニール処理を施すことで、本発明特有の効果として、駆動ポイント近傍での上述の3つの界面における電子の移動度が向上し、オン抵抗の小さい電界効果型トランジスタを製造することが可能になる。
[第二の実施の形態例]
本発明における第二の実施の形態例を図5〜8に示す。
図5は、本発明に係る半導体装置の製造方法によって製造される電界効果トランジスタのデバイス断面構造を示すものである。図1で示した構造と同様に、単位セルを2つ対向して並べた断面に相当する。基本的な構成は図1で説明したものと同様であるので、異なる部分を説明する。NSiCドレイン領域2の一主面側には多結晶シリコンによるヘテロ半導体領域3が形成されている。ここで、ヘテロ半導体領域3はP型に不純物導入されており、表面でソース電極8と接するように、N型ソース引出し領域17が形成されている。またゲート絶縁膜6と接する部分はN型ヘテロ半導体領域18が形成され、N型ソース引出し領域17を介してソース電極8と接続されている。
以下、図6〜8を用いて、本実施の形態例における電界効果型トランジスタの製造方法を説明する。図6の(1)では、N型高濃度(N)SiC基板領域1の一主面上にエピタキシャル成長させたN型低度(N)SiCドレイン領域2を形成する。図6の(2)では、ドレイン領域2表面が前処理等により清浄化された後、多結晶シリコンによるヘテロ半導体領域3が堆積される。ここで、イオン注入等の手段を用いてヘテロ半導体領域3にはP型となるような不純物、例えば、ボロン(B)が導入される。図6の(3)では、さらに、ヘテロ半導体領域3の表面の浅い領域にフォトリソグラフィー等の手段を用いて、パターニングし、N型となるような不純物、例えば砒素(As)が(図の17に)導入される。図6の(4)では、ゲート電極7を形成する箇所において、ヘテロ半導体領域3がエッチングされる。エッチングされた窪みをエッチング部14と呼ぶことにする。このとき、図では、ヘテロ半導体領域3のエッチングとともにドレイン領域2の表面が一部エッチングされているが、特にエッチングされなくても構わない。
図7の(5)では、このエッチング部14に沿ってN型ヘテロ半導体領域18が横方向からAs等の不純物拡散等により形成される。図7の(6)では、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜6が数100〜数1000Å程度堆積される。本実施の形態例においてもこの段階で、NO含有雰囲気下での高温アニール処理が行われる。温度は、例えば、900℃〜1300℃であり、時間は数10分程度である。図7の(7)では、ゲート絶縁膜6上にゲート電極7を形成するための多結晶シリコン15が堆積される。厚みは、ヘテロ半導体領域3の厚みにより異なるが、本実施の形態例では、ゲート電極7としてエッチング部14を十分埋め込むように調整される。図7の(8)では、ゲート電極7が所望の形状となるようにパターニングされる。
図8の(9)では、素子の上を被うように層間絶縁膜16が形成される。図8の(10)では、層間絶縁膜16の一部にコンタクトホールが開口され、金属等によるソース電極8がヘテロ半導体領域3及びNソース引出し領域17と電気的に低抵抗で接続される。また、基板領域1の裏面側には全面に渡り低抵抗なオーミック接続となるように金属等によるドレイン電極9が形成される。以上のようにして本実施の形態例によって製造される電界効果型トランジスタが完成する。
次に、本実施の形態例の製造方法により作られた電界効果型トランジスタの動作について効果を交えて説明する。基本的な効果は、第一の実施の形態例で説明したものと同様である。ソース電極8を基準としてゲート電極7に印加される電圧がある閾値電圧以下の場合は、素子はオフ状態である。ドレイン電極9に素子耐圧以下の高電圧が印加された場合、P型であるヘテロ半導体領域3とドレイン領域2とのヘテロ界面に、ヘテロ半導体領域3がN型の場合に対して、さらに高い障壁が存在する。ドレイン電極9とソース電極8間には電流は流れず、高耐圧性が保持される。
ソース電極8を基準として、ゲート電極7に印加される電圧がある閾値電圧以上になると、素子はオン状態となる。ゲート電極7からの電界により駆動ポイント10における障壁の厚みが狭まり、トンネル電流によりキャリアが通過できるようになると、ドレイン電極9とソース電極8間で駆動ポイント10、N型ヘテロ半導体領域18、N型ソース引出し領域17を経由して電流が流れるようになる。このとき、電流は駆動ポイント10近傍において、ゲート絶縁膜6とNSiCドレイン領域2との界面11、ゲート絶縁膜6とN型ヘテロ半導体領域18との界面12に沿って流れることになる。NO含有雰囲気下での高温アニール処理によりそれぞれの界面での界面準位が劇的に低減されるため、駆動ポイント近傍での界面における電子の移動度が向上し、オン抵抗の小さい電界効果型トランジスタを実現することが可能になる。さらにNO含有雰囲気下での高温アニール処理により、多結晶シリコン3とNドレイン領域2で形成されるヘテロ接合13での界面準位が低減され、移動度が向上する。本発明者らが鋭意研究・実験した結果によると、NO含有雰囲気下での高温アニール処理をすることで駆動力が大幅に向上したという結果が得られている。
以上説明したように、ゲート絶縁膜6を形成後に、ゲート絶縁膜6に高温のNO含有雰囲気下での高温アニール処理を施すことで、駆動ポイント10近傍での3つの界面における電子の移動度が向上し、高耐圧でなおかつオン抵抗の小さい電界効果型トランジスタを製造することが可能になる。
上記の実施の形態例においては、半導体基体を構成する半導体として炭化珪素(SiC)を用いたが、この炭化珪素に換えて、窒化ガリウム、ダイヤモンドのいずれかを用いてもよい。また、上記の実施の形態例においては、ヘテロ半導体領域を構成する半導体として多結晶シリコンを用いたが、この多結晶シリコンに換えて、単結晶シリコン、アモルファスシリコン、ゲルマニウム、ヒ化ガリウムのいずれかを用いてもよい。
本発明の第一の実施の形態例におけるデバイス構造断面図である。 図1におけるゲート絶縁膜、ポリSiとSiCとの界面を拡大したデバイス構造断面図である。 本発明の第一の実施の形態例を説明する工程図である。 図3の続きである。 本発明の第二の実施の形態例における素子断面構造図である。 本発明の第二の実施の形態例を説明する工程図である。 図6の続きである。 図7の続きである。
符号の説明
1…NSiC基板領域、2…NSiCドレイン領域、3…ヘテロ半導体領域、6…ゲート絶縁膜、7…ゲート電極、8…ソース電極、9…ドレイン電極、10…駆動ポイント、11…SiOとSiCとの界面、12…SiOとポリSiとの界面、13…ポリSiとSiCとの界面、14…ポリSiのエッチング部、15…ゲート電極用ポリSi層、16…層間絶縁膜、17…N型ソース引出し領域、18…N型ヘテロ半導体領域。

Claims (3)

  1. 炭化珪素基体と、
    前記炭化珪素基体の一主面に接するシリコン領域と、
    前記シリコン領域と前記炭化珪素基体との接合部の一部にゲート絶縁膜を介して接するゲート電極と、
    前記シリコン領域に接続するソース電極と、
    前記炭化珪素基体にオーミック接続するドレイン電極とを有し、
    前記ゲート電極に所定の電圧が印加されたときに、前記シリコン領域と前記炭化珪素基体との間の電流が、前記炭化珪素基体と前記シリコン領域との界面、前記炭化珪素基体と前記ゲート絶縁膜との界面及び前記シリコン領域と前記ゲート絶縁膜との界面の3つの界面が重なる駆動ポイントを経由して流れる半導体装置の製造方法において、
    前記炭化珪素基体の一主面に、前記シリコン領域を堆積する工程と、
    前記シリコン領域を選択的にエッチングし、前記炭化珪素基体に到達する溝を形成する工程と、
    前記溝の表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記駆動ポイントを窒化処理する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ゲート絶縁膜が熱酸化を用いない堆積方法で形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、前記窒化処理が、NO、NO、NOのうちの少なくとも1つを含む雰囲気下での高温アニール処理であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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