JP5023879B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
第1に、フィードバック制御は、インジェクタの作動特性等の経年的な変化を補償し得るものであるところ、適用により過渡運転時に用いられる学習補正量は、定常運転時に得られたものであることから、そのときの過渡的な変化を伴う運転状況下でのインジェクタの実際の作動特性等を必ずしも正確に反映させたものとはならないという問題である。
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジン1の構成を示している。
本実施形態に係るエンジン1は、ガソリンエンジンであり、乗用車等の車両の駆動源を構成するものである。
図2〜5は、コントロールユニット(以下「ECU」という。)101のうち、空燃比制御に関わる部分の構成を機能ブロックにより示している。ECU101は、本実施形態に係るエンジンの「制御装置」を構成するものである。図2は、ECU101全体の構成を示している。ECU101のうち、図3は、燃料噴射量算出部B101の構成を、図4は、目標空燃比算出部の構成を、図5は、学習補正量算出部B103の構成を示している。
(燃料噴射量算出部B101について)
ECU101は、燃料噴射量算出部B101(図3)において、燃料噴射量Qfを算出する。ECU101は、エンジン1の運転条件としてのアクセル操作量APO及びエンジン回転数NEを読み込み、基本燃料噴射量算出部B201において、読み込んだAPO,NEにより基本燃料噴射量マップを検索して、基本燃料噴射量Qfbaseを算出する。燃料噴射量算出部B101には、フィードバック補正量LAMD及び学習補正量ALPHが読み込まれ、ECU101は、乗算部B202〜B204において、基本燃料噴射量Qfbaseに対し、LAMD,ALPHを乗じるとともに、始動時又は加速時等に対応させた各種の補正量Kを乗じて、燃料噴射量Qfを算出する。
(フィードバック補正量算出部B102について)
フィードバック補正量算出部B102においては、次の目標空燃比算出部(図4)から読み込んだ目標空燃比(補正目標空燃比tABYF)、及び酸素センサ155により検出した空燃比(運転空燃比rABYF)に基づいて、比例積分演算により空燃比のフィードバック補正量LAMDを算出する。
(学習補正量算出部B103について)
ECU101は、学習補正量算出部B103(図5)において、フィードバック制御の学習補正量ALPHを算出する。学習補正量算出部B103には、学習補正量ALPHの記憶マップ(以下「学習マップ」という。)B401が設定されており、この学習マップB401は、エンジン1の各運転状態に対応させて定められた学習エリア毎に区画されている。ECU101は、フィードバック補正量LAMDに基づいて得られる学習補正量ALPHを、対応する学習エリアに記憶し、又は既に記憶されている学習補正量ALPHを、新たに得られた学習補正量ALPHにより更新する。学習補正量ALPHの算出方法については、既によく知られたところであり、学習補正量ALPHは、フィードバック補正量LAMDの基準値に対する偏差を縮小させる大きさを有するものとして算出される。フィードバック補正量LAMDが基本燃料噴射量Qfbaseに対して乗じられる形態のものにおいては、学習補正量ALPHは、フィードバック補正量LAMDの基本値(=1)に対する比の平均値として算出される。ECU101は、運転空燃比rABYFを読み込み、更新許可判定部B403において、読み込んだrABYFが所定の範囲内になく、酸素センサ155により検出した運転空燃比の精度が保障されない場合の更新を禁止する。更新が禁止されているとき以外は、学習補正量更新部B402において、学習補正量ALPH又は新たに得られた学習補正量ALPHにより、対応する学習エリアの記憶値を更新する。また、ECU101は、学習補正量読出部B404において、アクセル操作量APO等の運転条件により学習マップを検索し、対応する学習エリアに記憶されている学習補正量ALPHを読み出し、燃料噴射量算出部B101に出力する。
図6は、ECU101の加速時における動作を示すタイムチャートである。
本実施形態では、エンジン1の「運転状態量」として吸入空気量rQacを検出するとともに、検出したrQacの、その目標値(目標吸入空気量tQac)に対する乖離量ERRを算出し、算出したERRを乗じることにより目標空燃比(基本目標空燃比tABYF0)を補正して、燃料噴射量Qfの算出に用いられる補正目標空燃比tABYFを算出することとした。
Claims (12)
- 運転者のアクセル操作量を検出するアクセル操作量検出手段と、
前記アクセル操作量検出手段により検出したアクセル操作量に基づいて、混合気の目標空燃比を算出する目標空燃比算出手段と、
実際の運転空燃比を検出する運転空燃比検出手段と、
エンジンの吸入空気量又はこれに相関する運転状態量を、エンジンの運転状態量として検出する運転状態量検出手段と、
前記運転状態量検出手段により検出した運転状態量に基づいて、前記目標空燃比算出手段により算出した目標空燃比に応じた前記運転状態量の目標値に対する、前記検出した運転状態量の乖離量を検出する乖離量検出手段と、
前記アクセル操作量の単位時間当たりの変化量が所定の量を超える場合に、前記乖離量検出手段により検出した乖離量に基づいて前記算出した目標空燃比を補正して、補正目標空燃比を算出する目標空燃比補正手段と、
前記目標空燃比補正手段により算出した補正目標空燃比及び前記運転空燃比検出手段により検出した運転空燃比に基づいて、混合気の空燃比を制御するための制御指令値を算出する制御指令値算出手段と、を含んで構成されるエンジンの制御装置。 - 前記目標空燃比算出手段により算出した目標空燃比に基づいて、前記運転状態量の目標値を算出する目標運転状態量算出手段を更に含んで構成される請求項1に記載のエンジンの制御装置。
- 前記目標空燃比算出手段により算出した目標空燃比に基づいて、前記運転状態量としての吸入空気量の目標値である目標吸入空気量を算出する目標吸入空気量算出手段を更に含んで構成され、
前記乖離量検出手段は、前記乖離量として、前記目標吸入空気量算出手段により算出した目標吸入空気量に対する、前記検出した運転状態量としての吸入空気量の乖離量を検出する請求項1に記載のエンジンの制御装置。 - 前記乖離量検出手段は、前記乖離量として、前記運転状態量検出手段により検出した吸入空気量と、前記算出した目標吸入空気量との比を算出し、
前記目標空燃比補正手段は、前記算出した目標空燃比に前記乖離量としての比を乗じることにより、前記補正目標空燃比を算出する請求項3に記載のエンジンの制御装置。 - 前記目標吸入空気量算出手段は、前記算出した目標空燃比に応じた目標吸入空気量の基本値に、運転者のアクセル操作に対する吸入空気量の変化の遅れに関する補正を施して、前記目標吸入空気量を算出する請求項3又は4に記載のエンジンの制御装置。
- 前記目標空燃比補正手段は、前記運転空燃比検出手段により検出した運転空燃比における、前記運転状態量検出手段により検出した吸入空気量に対する変化の遅れに関する補正を施して、前記補正目標空燃比を算出する請求項3〜5のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
- エンジンの運転状態が属する領域を判定する領域判定手段を更に含んで構成され、
前記制御指令値算出手段は、
前記領域判定手段によりエンジンが第1の領域に属すると判定したときは、前記算出した補正目標空燃比及び前記検出した運転空燃比に基づいて前記制御指令値を算出する一方、
前記領域判定手段によりエンジンが前記第1の領域とは異なる第2の領域に属すると判定したときは、前記補正目標空燃比に代えて前記目標空燃比算出手段により算出した目標空燃比に基づいて前記制御指令値を算出する請求項1〜6のいずれかに記載のエンジンの制御装置。 - 前記領域判定手段は、エンジンが前記第1の領域としての所定の過渡領域に属するか、又はこの所定の過渡領域以外の領域として設定された前記第2の領域としての定常領域に属するかを判定する請求項7に記載のエンジンの制御装置。
- 前記制御指令値算出手段は、
前記算出した補正目標空燃比及び前記検出した運転空燃比に基づいて空燃比のフィードバック補正量を算出するフィードバック補正量算出手段と、
前記制御指令値の学習補正量を記憶する学習補正量記憶手段と、
前記フィードバック補正量算出手段により算出したフィードバック補正量に基づいて前記学習補正量記憶手段に記憶している学習補正量を補正して、新たな学習補正量として更新する学習補正量更新手段と、を含んで構成され、
前記記憶している学習補正量を読み出し、
前記アクセル操作量検出手段により検出したアクセル操作量に応じた制御指令値の基本値を、前記算出したフィードバック補正量及び前記読み出した学習補正量に基づいて補正して、前記制御指令値を算出する請求項1〜8のいずれかに記載のエンジンの制御装置。 - 前記学習補正量記憶手段は、前記学習補正量を記憶させるための学習エリアがエンジンの運転状態毎に対応させて定められ、過渡及び定常の各運転状態について前記学習補正量を1つの学習エリアに記憶する手段として構成される請求項9に記載のエンジンの制御装置。
- 前記制御指令値算出手段は、前記運転空燃比検出手段が検出した運転空燃比が所定の範囲外にあるときに、前記学習補正量更新手段による学習補正量の更新を禁止する更新禁止手段を更に含んで構成される9又は10に記載のエンジンの制御装置。
- 前記制御指令値は、エンジンに対する燃料供給量である請求項1〜11のいずれかに記載のエンジンの制御装置。
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