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JP4762648B2 - 窓装置のロック装置 - Google Patents

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JP4762648B2
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Description

本発明は、窓装置のロック機構に係り、詳しくは、上端部を回動支点として前後方向に回動するように窓枠に取り付けられた障子を備えた窓装置のロック機構に関するものである。本発明に係る窓装置としては、回動支点を介して前後に回動自在であり、かつ、回動支点がスライド自在である障子を備えたすべり出し窓が例示される。
上端部を回動支点として前後方向に回動するように窓枠に取り付けられた障子を備えた窓装置が知られている。このような窓装置としては、回動支点を介して前後に回動自在であり、かつ、回動支点がスライド自在である障子を備えたすべり出し窓がある。すべり出し窓の基本的な構成は、特許文献1に記載されており、窓枠と、窓枠に回動可能に設けられ、かつ回動支点が上下方向にスライド自在の障子と、窓枠の竪枠に沿って上下方向に移動自在に設けられた開閉操作バーとを備えている。障子に設けた係合ピンが開閉操作バーと係合することによって、開閉操作バーの上下動により障子の回動支点が上下方向にスライドしながら、障子が回動するように構成されている。
さらに、障子の側縁部の下端部には係合部材が設けられ、開閉操作バーには係合部材に係合可能なフックが揺動自在に設けられ、フックと窓枠との間には、フックに設けられたカムフォロワと、窓枠に設けられたカムとからなるロック手段が設けられている。
このように従来のすべり出し窓のロック手段は、障子の竪框と窓枠の竪枠との間に設けられている。ところが、最近では、バール等で窓の竪枠をこじ開けて、窓部から室内に侵入を試みようとする犯罪が増加しており、窓の竪枠におけるロック手段のみでは、防犯上、十分に安全とは言えないため、窓開口部の開閉体には、より一層の防犯機能が要求されており、さらに、回動支点が上下動するすべり出し窓に限らず、固定された回動支点を介して前後方向に回動するように窓枠に取り付けられた障子を備えた窓装置においても、外部からのこじ開けに対して有効に対抗できるロック機構が要望されている。
実用新案登録第2569062号
本発明は、窓装置において、窓枠の竪枠からバール等を用いたこじ開けに対して有効に対抗できるロック機構を提供することを目的とする。
かかる課題を達成するために本発明が採用したロック機構は、上枠、左右の竪枠、下枠とからなる窓枠と、上端部を回動支点として前後方向に回動するように窓枠に取り付けられた障子と、障子を回動させて窓開口部を開閉させる左右の作動機構と、からなる窓装置において、左右の作動機構は、下枠内に配置された回動軸を介して連動されており、前記回動軸には、係合片が設けられ、前記障子の下端部には、前記回動軸の回転によって前記係合片が係合する被係合片が設けられ、前記回動軸が回転して窓開口部閉鎖状態となった時に、前記回動軸の前記係合片前記障子の下端部の前記被係合片とを係合させて障子の閉鎖状態を保持するように構成したことを特徴とする。
好ましい態様では、前記係合片と前記被係合片の少なくとも一方は、回動軸の長さ方向に延出する長手部材である。回動軸と障子の下端部との係合をより強固に行うためには、回動軸側の部材、障子側の部材の両方が回動軸の長さ方向に延出することが望ましい。長手部材は、一つの好ましい態様では、回動軸の長さ方向に連続状に延出する一つの部材であるが、複数の長手部材であってもよい。さらに好ましくは、前記係合片と前記被係合片の少なくとも一方は、窓開口部の開口幅略全長に亘って延出する。
一つの態様では、作動機構は、左右の竪枠に設けた上下動自在の開閉操作バーを介して、障子を回動操作するものである。一つの態様では、窓装置は、上端部を回動支点として前後方向に回動すると共に、回動支点が左右の竪枠に沿って上下に移動するように窓枠に取り付けられた障子を備えたすべり出し窓である。この場合、一つの態様では、前記回動支点は、左右の竪枠に設けた上動自在の開閉操作バーを介して上下に移動され、前記作動機構は、開閉操作バーの下端部に設けられ、開閉操作バーを上下動させる。本発明に係る窓装置は、すべり出し窓に限定されるものではなく、固定された回動支点を介して前後方向に回動するように窓枠に取り付けられた障子を備えた窓装置であってもよい。
(1)本発明は、下枠内に設けた回動軸と障子の下端部との間をロックすることで、窓開口部閉鎖時に回動軸の回動を規制して障子の閉鎖状態を保持するものであり、竪枠におけるバール等のこじ開けに有効に対抗することができる。
(2)回動軸と障子を係合させる部材を、長手部材から構成することができるので、係合が強固であり、開口部端部においてこじ開けが試みられたとしても、ロック状態が良好に維持される。
(3)互いに係合可能な部材の少なくとも一方が、窓開口部の開口幅略全長に亘って延出するものでは、開口部の下方部位からのこじ開けに有効に対抗することができる。
本発明に係るすべり出し窓のロック装置の好適な実施例について、適宜図面を参照しながら説明する。図1に示すように、すべり出し窓は、窓枠1と、窓枠1によって形成された窓開口部を開閉する複数枚(図1では3枚を例示)の障子2とから構成されている。窓枠1は、左右の竪枠3a,3b、上枠4、下枠5から構成されている。障子2は、上框200、左右の竪框201,202、下框203、ガラス窓部204から構成されている。
図2に示すように、左右の竪枠3a,3bは、それぞれ、屋外側に面する屋外側面部30と、屋外側面部30に対して直交状に延出する側面部31と、側面部31に対向して延出する側面部32と、両側面部31,32を連結する屋内側面部33とを有している。図面から明らかなように、側面部31は側面部32よりも大きい見込寸法を有している。図3、図4に示すように、上枠4は、屋外側面部40と屋内側面部41を有し、閉位置にある障子2の上框200は、両面部40,41間に位置する。図3、図4に示すように、下枠5は、水平状の上面部50と、上面部50の屋内側端部より下方に延出する屋内側面部51と、屋内側面部51の下端より、屋外側へ向かって緩やかに下向き傾斜状に延出する下面部52とを有している。各障子2は、上端部を回動支点として前後方向に回動可能であると共に、回動支点は、窓枠の左右の竪枠3に沿って上下方向に移動自在に設けられた左右の開閉操作バー6を介して、上下方向に移動自在となっている。
各障子2は、左右の竪枠3a,3bと、各障子2の左右の両側縁部(左右の竪框201,202)との間に設けた連結機構を介して窓枠1に連結されている。連結機構は、開閉操作バー6と、第1アーム7と、第2アーム8と、ベース9と、ブラケット10と、作動プレート11と、を有する。ベース9は、竪枠3に固定されている。ベース9には上下に延びる長穴90が形成されており、長穴90の上端部は後方(屋内側)に傾斜している。
第1アーム7は、障子2の竪框201,202の上方部位に連結されており、第1アーム7の上端部は係合ピン70を介して、ベース9に回動自在かつ上下スライド自在に連結されている。第1アーム7の上部に突設した係合ピン70は、ベース9の長穴90内にスライド自在に嵌められており、長穴90にガイドされる。係合ピン70がベース9の長穴90の上端部に位置している時(図6の中央図、右図)に障子2が直立姿勢となって窓開口部が閉じられ、係合ピン70が長穴90の下端部に位置している時(図6の左図)に障子2が傾斜姿勢となって窓開口部が開放される。第1アーム7の下端部には、第2アーム8の上端部が回動自在に連結されている。第2アーム8の下端部は竪枠3に固定されたブラケット10に回動自在に連結されている。
作動プレート11は、開閉操作バー6における各障子2の上端部と対応する部分に、開閉操作バー6から前方(屋外側)に突出するように設けてあり、開閉操作バー6の上下動に伴って、作動プレート11が上下動して、係合ピン70を上下に移動させる。作動プレート11には、長穴110が形成されており、長穴110は、垂直部と、垂直部の上端側から前方へ傾斜状に延びる傾斜部とから構成される。作動プレート11は、ベース9と第1アーム7の上端部との間に介装されており、長穴110内には、係合ピン70がスライド自在に嵌まっており、係合ピン70は、長穴110にガイドされる。障子2の閉位置でロック状態にある場合(図6右図)では、係合ピン70は長穴110の下端部に位置している。そして、開閉操作バー6の下動により作動プレート11が下動しても、係合ピン70が長穴110の上端に至るまでは障子2の開閉に関与することはなく、障子2は閉位置に保持される。開閉操作バー6および作動プレート11がさらに下動すると、長穴110の上端の縁部に押されて係合ピン70がベース9の長穴90の傾斜部を下方に移動して、作動プレート11の長穴110の傾斜部内を上方に移動する。係合ピン70が、長穴90の傾斜部を過ぎると、作動プレート11の長穴110と係合ピン70との位置関係はそのまま維持されて、ピン70はベース9の長穴90の垂直部内を下方に移動し、第1アーム7が係合ピン70を中心にして前方に回動すると共に第2アーム8が下端部を中心として前方に回動し、障子2が傾動して開口部を開放する。
開閉操作バー6の下端部には、開閉操作バー6を上下動させる作動機構が連結されている。作動機構は、本実施形態では、左右の開閉操作バー6に上端部が回動自在に連結されたリンク12と、リンク12の下端部に上端部が回動自在に連結され、下端部が回動支点となる回動アーム13と、からなる屈伸機構である。左右の開閉操作バー6の下端部には、それぞれ作動機構が連結されており、左右の作動機構は、左右の回動アーム13の下端部の回動支点同士を連結する回動軸14によって連動されている。一方の作動機構には、伝達機構150を介して、リンク12と回動アーム13とからなる屈伸機構を上下に屈伸させる操作ハンドル15が設けてある。左右の作動機構と、左右の作動機構を連動する回動軸14と、一方の作動機構を屈伸させる操作ハンドル15とから、障子2の開閉操作機構が構成される。図示の例では、伝達機構150の入力側は操作ハンドル15に、出力側はリンク12にそれぞれ連結されているが、操作ハンドル15の回転操作による入力で、リンク12と回動アームを上下に屈伸させて開閉操作バー6を上下動することができれば、伝達機構150の出力側を、回動アーム13や回動軸14に連結してもよい。
回動軸14は、下枠5の長さ方向に沿って、窓開口部の幅方向に水平状に延出する部材であり、操作ハンドル15の回転操作による一方の竪枠3に設けた作動機構への入力を、他方の竪枠3に設けた作動機構に伝達する役割を有する。すなわち、操作ハンドル15を回転することで、一側のリンク12と回動アーム13が屈伸するが、リンク12と回動アーム13の屈伸時には、回動アーム13の下端の回動軸14が回転するので、一側の回動アーム13の回動によって、回動軸14が回転して、他側の回動アーム13が回動し、他側の回動アーム13の回動によって他側のリンク12も回動して、他側のリンク12と回動アーム13が屈伸する。左右のリンク12と回動アーム13が屈伸することで、左右の開閉操作バー6が下動または上動する。
すべり出し窓のロック機構について説明する。図示のすべり出し窓には、4つのロック機構が設けてある。
第1のロック機構について説明する。下端に位置する障子2を除いた各障子2の竪框201,202の下端部に被係合突部16が設けてあり、開閉操作バー6には、被係合突部16に係合する係合フック17が揺動自在に設けてある。係合フック17は、略U形状を有し、前側垂直部と後側垂直部と両垂直部の下端同士を連結する連結部とからなり、後側垂直部の下端部において開閉操作バー6に回動自在に枢着されている。
窓枠1の竪枠3の外側壁部の内面にはカムプレート18が固定されており、係合フック17には、その後側垂直部の上端部に内側に突出するように固定されたカムフォロワ19が突設されている。カムプレート18は、その前側から後斜め上方に延び、カムフォロワ19をガイドするガイド溝180が切り欠き形成されている。開閉操作バー6の上動により、係合ピン70が作動プレート11の長穴110内を移動する時に、係合フック17がカムプレート18にガイドされながら揺動して、被係合突部16に係合してロック状態となる。開閉操作バー6の下動により係合フック17を揺動させて被係合突部16への係合を解除させることで、ロック状態を解除する。
第2のロック機構について説明する。下端部の障子2の竪框201,202の下端部には被係合片20aが一体形成された取付け板20が固定されている。一方、回動アーム13の前端縁には、被係合片20aに係合する係合部21が設けてある。障子2が閉位置となり、回動アーム13が立ち上がり姿勢となると、回動アーム13の係合部21が障子2の被係合片20aに係合することにより、障子2の閉状態が維持される。
第3のロック機構について説明する。障子2に装着された第1アーム7には、逆L形状の係合フック22が形成されており、開閉操作バー6の所定位置には、窓開口部の閉鎖時に係合フック22に係合する係合突部23が形成されている。係合フック22は、障子2が立ち上がり姿勢にある時に、下端が開口状で垂直方向に延びる係合溝220を形成しており、閉鎖時に、開閉操作バー6が上動して、係合ピン70が作動プレート11の長穴110の垂直部の上に位置した時には、障子2は垂直姿勢にあり、この状態で、係合フック22の係合溝は係合突部23の直上に位置している(図6中央図)。この状態からさらに、開閉操作バー6が上動することで、開閉操作バー6に設けた係合突部23が上動して、係合フック22の係合溝220に係合してロック状態となる。開放時には、先ず、障子2が直立姿勢を維持した状態で、開閉操作バー6が下動して、係合フック22の係合溝220と係合突部23の係合状態が解除され(図6中央図)、さらに、開閉操作バー6が下動すると、障子2が傾動を開始して、窓開口部を開放する(図6左図)。
第4のロック機構について説明する。第1〜第3のロック機構が、障子2の左右の竪框201,202と窓枠1の左右の竪枠3a,3bとの間に設けられているのに対して、第4のロック機構は、障子2の下框203と窓枠1の下枠5内の回動軸14の間に設けられる。図3、図4に示すように、障子2の下框203は、屋外側の見付面203a、下面203b、屋内側の見付面203c、屋内側の見付面203aより下方に延出する延出片203d、を有している。窓枠1の下枠5内には、回動軸14が配置されている。回動軸14は、下枠5の上面部50と屋内側面部51と下面部52の屋内側部位で囲まれた部位に配置されており、障子2よりも屋内側に位置している。さらに、障子2の閉位置では、回動軸14の屋外側には、障子2の下框203の延出片203dが位置しており、障子2の閉位置において、回動軸14が屋外側に露出することがない。
障子2の下框203の下面部203bには、被係合片24が固定されている。被係合片24は、下框203の長さ方向に延出する水平状部240と、水平状部240の屋内側を下方に折曲して一体的に形成した被係合部241とを有する。被係合部241は、下枠5(回動軸14)の長さ方向に延出する長手部である。
回動軸14には、回動軸14の長さ方向に延出するフック状の係合片25が装着されている。係合片25は、回動軸14の長さ方向に延出する長手部材である。係合片25は、障子2の閉位置において、係合片25が、障子2の下框203の下面203bに固定された被係合片24の被係合部241に係合し、障子2の開位置では、係合片25が、障子2の下框203の下面203bに固定された被係合片24の被係合部241との係合状態が外れるように配設されている。図6の中央図の状態では、障子2は閉位置にあるが、回動軸14に設けた係合片25と被係合片24の被係合部241とは離間した非係合状態であり、その状態からさらに操作ハンドル15を回転させて、回動軸14を回転させることで、回動軸14に設けた係合片25が被係合片24の被係合部241に係合する。
図3では、障子2の下框203の下面203b、及び、回動軸14の周面に、別体の被係合片24、係合片25を取り付けたものを示したが、図4に示すように、被係合部241を障子2の下框203の下面203bと一体的に、係合片25を回動軸14の周面に一体的に形成してもよい。互いに係合する部材である被係合片24、係合片25は、障子2の下框203、回動軸14にそれぞれ後付けすることができるので、既存の窓装置に対しても本発明を適用することができる。
一つの好ましい態様では、被係合片24と係合片25とは回動軸14の長さ方向に連続状に延出する長手部材であるが、被係合片24と係合片25の、いずれか一方、あるいは両方が、回動軸14の長さ方向に分割されていてもよく、あるいは、複数の被係合片24および/あるいは係合片25が、回動軸14の長さ方向にある間隔を存してピッチで形成されていてもよい。
このように構成されたすべり出し窓において、図6右図示すように、各障子2が閉位置にある場合、第1アーム7の係合ピン70は、ベース9の長穴90の上端でかつ作動プレート11の長穴110の下端に位置している。カムフォロワ19がカム18のガイド溝180の最奥部に位置し、係合フック17の前側垂直部が障子の被係合突部16に係合している。回動アーム13の係合部21が下端部の障子2の被係合片20aに係合している。第1アーム7に形成された係合片22が開閉操作バー6に形成した係合突起23に係合している。回動軸14に設けた係合片25が障子2の下框203の下面203bに設けた被係合部241に係合している。こうして、閉位置にある障子2のロック状態が維持される。回動軸14に設けた係合片25が障子2の下框203の下面203bに設けた被係合部241に係合することで、窓開口部閉鎖時に、回動軸14と障子2の下端部とを係合させて障子2の閉鎖状態を保持するので、窓開口部の側方部位からのこじ開けに有効に対抗できる。さらに、係合片25は、回動軸14の略全長に亘って延出し、被係合部241は障子2の下框203の幅方向略全長に亘って延出しており、したがって、係合片25及び被係合部241は、窓開口部の開口幅略全長に亘って延出しているので、窓開口部の下方部位からのこじ開けにも有効に対抗できる。
図6右図の閉鎖状態から、操作ハンドル15を回してリンク12と回動アーム13を屈曲させると、リンク12と回動アーム13の回動連結部が前方に突出することで、開閉操作バー6が下動し、開閉操作バー6と共に作動プレート11が下動して、係合ピン70が作動プレート11の長穴110の上端部に至る。また、開閉操作バー6とともに係合フック17も下動し、これによりカムフォロワ19がカム18のガイド溝切内を前斜め下方に移動し、係合フック17が前方(屋外側)に揺動して、係合フック17と被係合突部16との係合が解除される。開閉操作バー6の下動によって、係合片22と係合部23の係合も解除される。また、回動アーム13の回動により、係合部21と被係合突部20aとの係合、係合部25と被係合部241の係合、が解除される。こうして、障子2のロック状態が解除される。さらに、開閉操作バー6が下動すると、第1アーム7の係合ピン70がベース9の長穴90の傾斜部内を前斜め下方に移動するとともに、作動プレート11の長穴110の傾斜部内を前方に移動してその前端に至り、これにより各障子2が開き始め、係合ピン70が長穴90の下端部に至ったときに障子2は開状態となる(図6左図)。
開位置にある障子2を閉位置に戻す場合、操作ハンドル15を回して、リンク12と回動アーム13を伸長させると、リンク12と回動アーム13の回動連結部が後方(屋内側)に移動することで、開閉操作バー6が上動する。開閉操作バー6の上動に伴い、作動プレート11が上動し、係合ピン70が長穴110内を上方に移動し、これにより第1アーム7が係合ピン70を中心として後方へ回動するとともに、第2アーム8が下端部を中心にして後方へ回動し、障子2が閉じ始める。係合ピン70は、長穴90の傾斜部を後斜め上方に移動する間に、作動プレート11の長穴110の傾斜部内を後方に移動し、長穴90の傾斜部の上端部に至ると、作動プレート11の長穴110の上端部に至る。このとき、フック17のカムフォロワ19はカム18のガイド溝180の入口に至り、各障子2は閉じられる。さらに、開閉操作バー6が上動すると、カムフォロワ19がカム18の切欠き180内を後斜め上方に移動し、これにより係合フック17が屋内側へ揺動し、カムフォロワ19がカム18のガイド溝180の最奥部に至ると、その前側垂直部が被係合突部16に係合する。フック17の揺動開始時から揺動終了時までの間の開閉操作バー6の上方への移動の際には、係合ピン70は作動プレート11の長穴110内を相対的に下方に移動するので、開閉操作バー6の移動は各障子2の開閉に関与しない。下端部の障子2が閉じた後、さらに、操作ハンドル15を回すことで、リンク12と回動アーム13がさらに伸長して、回動アーム13の係合部21が被係合片20aに係合する。リンク12と回動アーム13の伸長に伴って、回動軸14が回転して、回動軸14に設けた係合片25が障子2の下框203の下面203bに設けた被係合部241に係合する。開閉操作バー6が上動して、係合片22に係合突起23が係合する。こうして、各障子2が閉位置でロック状態となる。
上記実施例においては、複数の障子2を備えたすべり出し窓について説明したが、1枚の障子を備えたすべり出し窓にも適用することができる。また、障子2と窓枠1との間に設けた連結機構、作動機構、開閉操作機構は、実施例のものに限定されず、他の構成を有していてもよい。
本発明は、すべり出し窓等の窓装置のロック機構として利用することができる。
すべり出し窓の正面図である。 すべり出し窓の横断面図である。 すべり出し窓の縦断面図、及び、縦断面図の下方部位の部分拡大図であり、本発明の第1実施例を示す。 すべり出し窓の縦断面図、及び、縦断面図の下方部位の部分拡大図であり、本発明の第2実施例を示す。 障子が開状態にある時の障子と窓枠との連結機構の側面図である。 障子と窓枠との連結機構の側面図であり、左図は実質的に図5に対応し(障子の下框が省略されている点)、中央図は障子が閉位置かつ非ロック状態にある場合を示し、右図は障子が閉位置かつロック状態にある場合を示す。 障子と窓枠との連結機構の正面図である。 障子の竪框に連結された第1アームを示す図である。
符号の説明
1 窓枠
3a,3b 竪枠
5 下枠
6 開閉操作バー
12 リンク
13 回動アーム
14 回動軸
15 操作ハンドル
24 被係合片
25 係合片

Claims (3)

  1. 上枠、左右の竪枠、下枠とからなる窓枠と、
    上端部を回動支点として前後方向に回動するように窓枠に取り付けられた障子と、
    障子を回動させて窓開口部を開閉させる左右の作動機構と、
    からなる窓装置において、
    左右の作動機構は、下枠内に配置された回動軸を介して連動されており、前記回動軸には、係合片が設けられ、前記障子の下端部には、前記回動軸の回転によって前記係合片が係合する被係合片が設けられ、前記回動軸が回転して窓開口部閉鎖状態となった時に、前記回動軸の前記係合片前記障子の下端部の前記被係合片とを係合させて障子の閉鎖状態を保持するように構成したことを特徴とする窓装置のロック装置。
  2. 前記係合片と前記被係合片の少なくとも一方は、回動軸の長さ方向に延出する長手部材である、請求項1に記載のロック装置。
  3. 前記係合片と前記被係合片の少なくとも一方は、窓開口部の開口幅略全長に亘って延出する、請求項2に記載のロック装置。
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