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JP4687892B2 - 記録装置、記録制御プログラム - Google Patents

記録装置、記録制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、記録ヘッドが搭載され、被記録材に対して主走査方向へ往復動可能に配設されたキャリッジと、被記録材を副走査方向へ搬送可能な被記録材搬送手段と、キャリッジを主走査方向へ往復動させながら被記録材の記録面に記録データに基づいて記録ヘッドでドットを形成する制御及び被記録材搬送手段により被記録材を副走査方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置に関する。
被記録材の主走査方向の幅を検出する手段を備えた記録装置の一例としては、記録ヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に往復動させながら被記録材の記録面に記録ヘッドからインクを噴射してドットを形成するインクジェット式記録装置において、被記録材の光反射率とプラテンの光反射率との差から被記録材端部を非接触で検出可能な光学式センサをキャリッジに搭載したものが公知である。
被記録材へインクを噴射して記録を実行する前に、キャリッジを主走査方向に往復動させて被記録材検出手段で被記録材の主走査方向の両端を検出することによって、あらかじめ被記録材の主走査方向の両端部位を検出し、その両端位置のいずれか一方を基準端として被記録材へのインク噴射領域を決定して被記録材への記録を実行するので、主走査方向における記録実行位置がずれてしまう虞を低減させることができる(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
ところで、上記のように光学式センサで被記録材の端部位置を検出する際には、キャリッジの往復動作によりプラテンと被記録材との境界部分を光学式センサで走査すると、光学式センサの出力信号が光反射率の変化に応じて変化することになるが、その出力信号レベルの変化過程のどの時点を被記録材端部の検出位置とするか、すなわち出力信号レベルの閾値をどのように設定するかが問題となる。なぜなら光学式センサの検出感度は、経年変化によって劣化するとともに、特にインクジェット式記録装置においては、記録ヘッドから噴射したインクの一部がミスト化して光学式センサの検出部に付着することによっても、光学式センサの検出感度は劣化してしまうからである。そのため、光学式センサの検出感度の劣化によって、被記録材の端部の検出精度が低下してしまうという問題が生ずる。
このような課題を解決する従来技術の一例としては、記録装置電源投入後の最初の記録実行時に光学式センサの出力信号レベルの閾値を再設定する構成を有する記録装置が公知である。具体的には、記録装置電源投入後の最初の記録実行時に、光学式センサでプラテンと被記録材とをそれぞれ検出し、プラテン検出時の光学式センサの出力電圧と被記録材検出時の光学式センサの出力電圧との平均値電圧を閾値として再設定するものである。それによって、経年変化やインクミストの付着により光学式センサの検出感度が劣化しても、それに追従して適切な光学式センサの出力信号レベルの閾値を設定することができるので、光学式センサによる被記録材の検出精度の低下を低減させることができる(例えば、特許文献3を参照)。
特開2003−243741号公報 特開2004−90316号公報 特開2002−48876号公報
しかしながら、光学式センサの光反射率の検出感度特性は、製造誤差の範囲内で個々にばらつきがある。また、普通紙、フォト専用紙、光沢紙等、被記録材の種別が異なれば、被記録材表面の光反射率も異なってくる。したがって、上記のように経年変化等に対応して定期的に光学式センサの出力信号レベルの閾値を再設定したとしても、光学式センサ個々の検出感度特性のばらつきや被記録材種別による表面の光反射率の違いを無視して一定の閾値で全ての被記録材の端部位置を検出しようとする限り、光学式センサの出力信号レベルが閾値となる時点と被記録材の端部位置を検出している時点とには、依然としてずれが生じてしまうことになる。
そのため、被記録材の四辺に余白無く記録を実行する場合には、被記録材の外側にインクを打ち捨てながら記録を実行する際のインク打ち捨て領域を、上記ずれを考慮して広めに設定せざるを得ず、無駄に打ち捨てられるインク量を軽減させること及び特に被記録材の外側にインクを打ち捨てながら記録を実行する際に多く生ずるインクミストの発生量を低減させることには限界があった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、四辺縁なし記録実行時において、無駄に打ち捨てられるインク量を軽減させること及びインクミストの発生量を低減させることにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、記録ヘッドが搭載され、被記録材に対して主走査方向へ往復動可能に配設されたキャリッジと、被記録材を副走査方向へ搬送可能な被記録材搬送手段と、該被記録材搬送手段により搬送される被記録材を摺接支持しつつ被記録材の記録面と前記記録ヘッドのヘッド面との間隔を所定間隔に規定するプラテンと、前記キャリッジを主走査方向へ往復動させながら被記録材の記録面に記録データに基づいて前記記録ヘッドでドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を副走査方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置であって、前記キャリッジは、前記被記録材搬送手段により搬送される被記録材の記録面と対向する部分に、前記プラテンの被記録材摺接面の光反射率と被記録材の記録面の光反射率との差から前記プラテン上にある被記録材の端部を非接触で検出可能な光学式センサが配設されており、前記記録制御手段は、前記キャリッジを一定速度で移動させながら前記光学式センサで前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端近傍を走査し、被記録材の主走査方向の一端近傍を走査した際に前記光学式センサの出力信号が既定値αとなる前記光学式センサの主走査方向位置X1と被記録材の主走査方向の他端近傍を走査した際に前記光学式センサの出力信号が既定値αとなる前記光学式センサの主走査方向位置X2との中点を前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の中心位置XCとし、ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズと中心位置XCとに基づいて、前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端位置を特定し、被記録材の四辺に余白無く記録を実行する際には、特定した被記録材の主走査方向の両端位置を基準として、被記録材の外側にインクを打ち捨てる領域の主走査方向幅を設定する、ことを特徴とした記録装置である。
キャリッジを一定速度で移動させながら光学式センサでプラテン上にある被記録材の主走査方向の両端近傍を走査すると、そのときの光学式センサが検出している光反射率は、被記録材の端部近傍において、プラテン検出状態から被記録材検出状態へ、或いは被記録材検出状態からプラテン検出状態へ、と変化していく。したがって、このときの光学式センサの出力信号レベルも、例えばプラテン検出電圧から被記録材検出電圧へ、或いは被記録材検出電圧からプラテン検出電圧へ、と変化していく。
しかし、この光学式センサの出力信号レベルの変化から被記録材の主走査方向の両端位置を直接高精度に特定することは、前述したように、光学式センサの検出感度特性のばらつきや被記録材種別の違いによる被記録材表面の光反射率の違い、或いは光学式センサの経年変化による検出感度の低下等の要因から、極めて困難である。
そこで、本発明は、光学式センサを搭載したキャリッジを主走査方向へ往復動させることにより被記録材の主走査方向の両端近傍を光学式センサで走査し、光学式センサの出力信号レベルが既定値αになったときの走査位置を、主走査方向位置X1及び主走査方向位置X2とする。この既定値αは、被記録材の端部近傍を光学式センサで走査した際にプラテンを検出している状態と被記録材を検出している状態との間で変化する出力信号レベルの範囲内(最大値と最小値を除く。)であれば、どのようなレベル値に設定しても良い点が本発明の特徴である。
当然のことながら、この主走査方向位置X1及び主走査方向位置X2は、偶然一致しない限り、実際の被記録材の両端位置からずれた位置となる。しかし、そのずれ量は、キャリッジを一定速度で移動させながら同じ光学式センサで両端近傍を走査する限り、主走査方向位置X1と主走査方向位置X2とで相反する方向へ全く同じずれ量となるはずである。したがって、主走査方向位置X1と主走査方向位置X2との中点、すなわち中心位置XCは、既定値αの値を如何なる値に設定したとしても、常に被記録材の主走査方向の中心位置と高い精度で一致することになる。
また、主走査方向位置X1及び主走査方向位置X2と実際の被記録材の両端位置とのずれ量は、光学式センサの劣化による検出感度の低下が生じたとしても、被記録材の種別により被記録材表面の光反射率が異なっても、キャリッジを一定速度で移動させながら同じ光学式センサで走査する限り、主走査方向位置X1と主走査方向位置X2とで相反する方向へ常に全く同じずれ量となるはずである。したがって、主走査方向位置X1と主走査方向位置X2との中点、すなわち中心位置XCは、光学式センサの検出感度や被記録材表面の光反射率に関係なく、常に被記録材の主走査方向の中心位置と高い精度で一致することになる。
そして、ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズからは、被記録材の主走査方向の長さを特定することができる。したがって、中心位置XCと被記録材の主走査方向の長さとから、プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端位置を高精度に特定することができる。
これにより、本発明の第1の態様に記載の発明によれば、経年変化等の劣化による検出感度の低下が生じても、被記録材の種別により被記録材表面の光反射率が異なっても、常に被記録材の主走査方向の中心位置を高い精度で特定することができるので、主走査方向における被記録材の位置を常に高い精度で特定することができ、それによって、被記録材の四辺に余白無く記録を実行する際には、被記録材の外側にインクを打ち捨てる領域の主走査方向幅を常に最小限に設定することができる。
したがって、被記録材の四辺に余白無く記録を実行する四辺縁なし記録実行時において、被記録材の外側にインクを打ち捨てる領域を、従来のように必要以上に広めに設定するといった必要が無く常に最小限に設定することができるので、四辺縁なし記録実行時に無駄に打ち捨てられるインク量を軽減させること及びインクミストの発生量を低減させることができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様において、前記記録制御手段は、被記録材の四辺に余白無く記録を実行する際には、被記録材の四辺を包含ずる被記録材より大きい記録実行領域を設定するとともに、設定した記録実行領域の被記録材より外側の領域の一部にインク噴射を実行しないマスク領域を設定することで、被記録材の外側にインク打ち捨てる領域を設定する、ことを特徴とした記録装置である。
このように、記録実行領域の被記録材より外側の領域の一部にインク噴射を実行しないマスク領域を設定することによって、被記録材の外側にインク打ち捨てる領域を設定することができる。具体的には、例えば、被記録材の四辺を包含ずる被記録材より大きい記録実行領域を設定した後、その記録実行領域の内側で、かつ被記録材の四辺より外側にマスク境界が設定されるようにマスク領域を設定する。それによって、記録実行領域のマスク領域部分にはインクが噴射されず、マスク領域より内側となる被記録材の記録面及び被記録材より外側でマスク領域より内側となる領域にだけインクが噴射されて四辺縁なし記録が実行される。
すなわち、記録実行領域のマスク領域の設定によって、被記録材の外側にインクを打ち捨てる領域を設定することができる。したがって、ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズと中心位置XCとに基づいて特定した被記録材の主走査方向の両端位置を基準として、このマスク領域の主走査方向幅を設定することによって、被記録材の外側にインクを打ち捨てる領域の主走査方向幅を最小限に設定することができ、それによって、被記録材の四辺に余白無く記録を実行する際のインクミストの発生量を低減させることができる。
本発明の第3の態様は、前述した第1の態様又は第2の態様において、前記記録制御手段は、ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズと中心位置XCとに基づいて特定した前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端位置に対して、主走査方向位置X1及び主走査方向位置X2が一定量以上ずれている場合には、ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズと前記プラテン上にある被記録材のサイズとが不一致であると判定する、ことを特徴とした記録装置である。
前述したように、主走査方向位置X1及び主走査方向位置X2は、偶然一致しない限り、実際の被記録材の両端位置からずれた位置となるが、そのずれ量は、被記録材の両端近傍における一定の範囲内に限られる。したがって、プラテン上にある被記録材について、ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズ及び中心位置XCに基づいて特定した主走査方向の両端位置に対し、主走査方向位置X1及び主走査方向位置X2が一定量以上ずれている場合には、ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズとプラテン上にある被記録材のサイズとが不一致であると判定することができる。
本発明の第4の態様は、前述した第1の態様〜第3の態様のいずれかにおいて、前記光学式センサは、前記記録ヘッドより搬送方向上流側に配設されている、ことを特徴とした記録装置である。
このように、光学式センサを記録ヘッドよりも搬送方向上流側に配設することによって、被記録材の搬送方向先端近傍が記録ヘッドのヘッド面と対向する位置まで被記録材を搬送する手前の被記録材搬送位置で、被記録材の主走査方向の両端近傍を光学式センサで走査して中心位置XCを特定することができる。すなわち、被記録材への記録を実行する際に、被記録材を記録開始位置まで搬送する過程において、被記録材が記録開始位置に到達する手前の搬送位置で中心位置XCを特定することができる。それによって、被記録材へ記録を実行する際の中心位置XCの特定を効率よく実行することができるので、被記録材への記録開始前に中心位置XCを特定することによるスループットの低下を少なくすることができる。
本発明の第5の態様は、記録ヘッドが搭載され、被記録材に対して主走査方向へ往復動可能に配設されたキャリッジと、被記録材を副走査方向へ搬送可能な被記録材搬送手段と、該被記録材搬送手段により搬送される被記録材を摺接支持しつつ被記録材の記録面と前記記録ヘッドのヘッド面との間隔を所定間隔に規定するプラテンとを備え、前記キャリッジは、前記被記録材搬送手段により搬送される被記録材の記録面と対向する部分に、前記プラテンの被記録材摺接面の光反射率と被記録材の記録面の光反射率との差から前記プラテン上にある被記録材の端部を非接触で検出可能な光学式センサが配設されている記録装置において、前記キャリッジを主走査方向へ往復動させながら被記録材の記録面に記録データに基づいて前記記録ヘッドでドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を副走査方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する制御をコンピュータに実行させるための記録制御プログラムであって、前記キャリッジを一定速度で移動させながら前記光学式センサで前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端近傍を走査する手順と、被記録材の主走査方向の一端近傍を走査した際に前記光学式センサの出力信号が既定値αとなる前記光学式センサの主走査方向位置X1と被記録材の主走査方向の他端近傍を走査した際に前記光学式センサの出力信号が既定値αとなる前記光学式センサの主走査方向位置X2との中点を前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の中心位置XCとする手順と、ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズと中心位置XCとに基づいて、前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端位置を特定する手順と、被記録材の四辺に余白無く記録を実行する際には、特定した被記録材の主走査方向の両端位置を基準として、被記録材の外側にインクを打ち捨てる領域の主走査方向幅を設定する手順とを有する、ことを特徴とした記録制御プログラムである。
本発明の第5の態様に記載の記録制御プログラムによれば、この記録制御プログラムを実行可能な任意の記録装置に、本発明の第1の態様に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明に係る「記録装置」の一例としてのインクジェット式記録装置の概略構成について説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット式記録装置の要部平面図であり、図2はその側面図である。図3は、本発明に係るインクジェット式記録装置の概略のブロック図である。
インクジェット式記録装置50には、「被記録材」としての記録紙Pにインクを噴射して記録を行う記録ヘッド62を記録紙Pに対して主走査方向Xに走査させる手段として、記録紙Pに対して主走査方向Xへ移動可能にキャリッジガイド軸51に軸支されたキャリッジ61が設けられている。キャリッジ61には、記録ヘッド62と後述するPWセンサ34とが搭載されており、CRモータ63(図3)の回転駆動力が図示していない無端ベルトによるベルト伝達機構によって伝達されて主走査方向Xに往復動する。記録ヘッド62のヘッド面と対向する位置には、後述する「被記録材搬送手段」により搬送される記録紙Pを摺接支持しつつ記録紙Pの記録面と記録ヘッド62のヘッド面との間隔を所定間隔に規定するプラテン52が設けられている。
キャリッジ61の主走査方向Xへの往復動領域の一端側の外側には、公知のキャッピング装置59が設けられている。記録を実行しない待機状態においては、キャリッジ61がキャッピング装置59の上まで移動して停止し、キャッピング装置59に配設されているキャップCPによって記録ヘッド62のヘッド面が封止される。このキャリッジ61の停止位置は、ホームポジションHPとして規定される。
また、インクジェット式記録装置50には、記録ヘッド62を記録紙Pに対して副走査方向Yに走査させる如く記録紙Pを副走査方向Yへ搬送可能な「被記録材搬送手段」として、記録紙Pを副走査方向Yに搬送する搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54が設けられている。搬送駆動ローラ53は、PFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転し、搬送駆動ローラ53の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに搬送される。搬送従動ローラ54は、複数設けられており、それぞれ個々に搬送駆動ローラ53に付勢され、記録紙Pが搬送駆動ローラ53の回転により搬送される際に、記録紙Pに接しながら記録紙Pの搬送に従動して回転する。搬送駆動ローラ53の外周面には、高摩擦抵抗を有する皮膜が施されている。搬送従動ローラ54によって、搬送駆動ローラ53の外周面に押しつけられた記録紙Pは、その外周面の摩擦抵抗によって搬送駆動ローラ53の外周面に密着し、搬送駆動ローラ53の回転によって副走査方向に搬送される。
搬送駆動ローラ53の副走査方向Yの上流側には、多数の記録紙Pを積重可能な「被記録材積重手段」としての給紙トレイ57が配設されている。給紙トレイ57は、例えば普通紙やフォト紙等の記録紙Pを給紙(給送)可能な構成となっている。給紙トレイ57の近傍には、給紙トレイ57に積重されている記録紙Pの最上位の記録紙Pを「被記録材搬送手段」へ自動給送する「自動給送手段」としてのASF(オート・シート・フィーダ)が設けられている。ASFは、給紙トレイ57に設けられた給紙ローラ57b及び図示してない分離パッドを有する公知の自動給紙機構である。給紙ローラ57bは、給紙トレイ57の一方側に配置されている。記録紙ガイド57aは、記録紙Pの幅に合わせて幅方向に摺動可能に給紙トレイ57に設けられている。
そして、PFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転する給紙ローラ57bの回転駆動力と、分離パッドの摩擦抵抗により、給紙トレイ57に置かれた記録紙Pが給紙される。その際に、複数の記録紙Pが一度に給紙されることなく最上位の記録紙Pのみが正確に分離されて一枚ずつ自動給紙されるように構成されている。給紙ローラ57bと搬送駆動ローラ53との間には、公知の技術による紙検出器33が配設されている。
一方、記録実行後の記録紙Pを排紙する手段として、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56とが設けられている。排紙駆動ローラ55は、PFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転し、排紙駆動ローラ55の回転により、記録実行後の記録紙Pは副走査方向Yに排紙される。排紙従動ローラ56は、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角的に尖った歯付きローラになっている。複数の排紙従動ローラ56は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ55に付勢され、記録紙Pが排紙駆動ローラ55の回転により排紙される際に記録紙Pに接して記録紙Pの排紙に伴い従動回転する。
そして、給紙ローラ57bや搬送駆動ローラ53及び排紙駆動ローラ55を回転駆動するPFモータ58(図3)、並びにキャリッジ61を主走査方向Xに駆動するCRモータ63(図3)は、後述する記録制御部100により駆動制御される。また、記録ヘッド62も同様に、記録制御部100により駆動制御されて記録紙Pの表面にインクを噴射する。記録制御部100は、キャリッジ61を主走査方向Xへ往復動させながら記録ヘッド62から記録紙Pへインクを噴射してドットを形成する動作と、記録紙Pを副走査方向Yへ所定の搬送量で搬送する動作とを交互に繰り返しながら記録紙Pへの記録制御を実行する。
引き続き図1〜図3を参照しながら「記録制御手段」としての記録制御部100について説明する。
記録制御部100は、ROM101、RAM102、ASIC(特定用途向け集積回路)103、MPU104、「不揮発性記憶媒体」としての不揮発性メモリ105、PFモータドライバ106、CRモータドライバ107及びヘッドドライバ108を備えている。MPU104には、ASIC103を介して搬送駆動ローラ53の回転量を検出する「回転量検出手段」としてのロータリエンコーダ31、キャリッジ61の移動量を検出する「キャリッジ移動量検出手段」としてのリニアエンコーダ32、搬送される記録紙Pの先端及び後端を検出する紙検出器33、主走査方向Xの記録紙Pの端部を検出するためのPWセンサ34、及びインクジェット式記録装置50の電源をON/OFFするための電源スイッチ35の出力信号が入力される。
公知のロータリエンコーダ31は、搬送駆動ローラ53の回転に連動して回転するロータリスケール311と、ロータリスケール311の外周に沿って等間隔に形成されているスリットを検出するロータリスケールセンサ312とを有している(図2)。搬送駆動ローラ53の回転に伴い変化するロータリスケールセンサ312の出力信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
公知のリニアエンコーダ32は、キャリッジ61の近傍に主走査方向Xと略平行に配置されたリニアスケール321と、リニアスケール321に等間隔に形成されているスリットを検出するキャリッジ61に搭載されたリニアスケールセンサ322とを有している(図2)。キャリッジ61の主走査方向Xの移動量に応じたパルスの周期が移動速度に伴い変化するリニアスケールセンサ322の出力信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
公知の紙検出器33は、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ記録紙Pの搬送方向(副走査方向Y)にのみ回動し得るよう記録紙Pの搬送経路内に突出する状態で枢支されたレバーを有し、このレバーの先端が記録紙Pに押されることでレバーが回動し、それによって記録紙Pが検出される構成を成す検出器である(図2)。紙検出器33は、給紙ローラ57bより給紙された記録紙Pの始端位置及び搬送中の記録紙Pの終端位置を検出し、その検出信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
「光学式センサ」としてのPWセンサ34は、キャリッジ61の記録紙Pの記録面と対向する部分に、プラテン52の記録紙摺接面の光反射率と記録紙Pの記録面の光反射率との差からプラテン52上にある記録紙Pの端部を非接触で検出可能な構成を有し、その検出信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。PWセンサ34は、記録ヘッド62より搬送方向(副走査方向Y)の上流側に配設されており、キャリッジ61を主走査方向Xに往復動させる際に、記録ヘッド62の記録実行領域より搬送方向(副走査方向Y)の上流側の記録紙Pを検出することができる。当該実施例におけるPWセンサ34は、発光ダイオードから成る発光部と、フォトトランジスタから成る受光部とを有し、発光部から発した光が検出対象の記録紙P又はプラテン52に当たって反射し、反射した光を受光部にて受光し、その受光量に応じて出力電圧が変化する反射型フォトインタラプタを有している。
記録制御部100のシステムバスには、ROM101、RAM102、ASIC103、MPU104及び不揮発性メモリ105が接続されている。MPU104は、インクジェット式記録装置50の記録制御を実行するための演算処理やその他必要な演算処理を行う。ROM101には、MPU104によるインクジェット式記録装置50の制御に必要な記録制御プログラム(ファームウェア)等が格納されており、記録制御プログラムの処理に必要な各種データ等は不揮発性メモリ105に記憶されている。RAM102は、MPU104の作業領域や記録データ等の格納領域として用いられる。
ASIC103は、DCモータであるPFモータ58及びCRモータ63の速度制御、並びに記録ヘッド62の駆動制御を行う為の制御回路を有している。MPU104から送られてくる制御命令、ロータリエンコーダ31の出力信号、及びリニアエンコーダ32の出力信号に基づいて、PFモータ58及びCRモータ63の速度制御を行う為の各種演算を行い、その演算結果に基づくモータ制御信号をPFモータドライバ106及びCRモータドライバ107へ送出する。また、MPU104から送出される記録データ等に基づいて、記録ヘッド62の制御信号を演算生成してヘッドドライバ108へ送出して記録ヘッド62を駆動制御する。ASIC103は、「情報処理装置」としてのパーソナルコンピュータ301等との情報伝送を実現する「情報伝送手段」としてホストIF112を有している。
つづいて、本発明に係るインクジェット式記録装置50の記録制御部100による記録紙Pの主走査方向Xの中心位置検出について説明する。
図4は、記録紙Pの主走査方向Xの両端近傍をPWセンサ34で走査したときのPWセンサ34の出力信号波形を模式的に示したものである。
キャリッジ61を一定速度で移動させながらPWセンサ34でプラテン52上にある記録紙Pの主走査方向Xの両端PL、PRの近傍を走査する。このときPWセンサ34が検出している光反射率は、記録紙Pの両端PL、PRの近傍において、プラテン52を検出している状態から記録紙Pを検出している状態へ、或いは記録紙Pを検出している状態からプラテン52を検出している状態へ、と変化していく。当該実施例においては、プラテン52は、黒色の光反射率の低い素材で形成されている。したがって、プラテン52上の光反射率の高い白色の記録紙Pの端部を、その明確な光反射率の差から検出することができる。
したがって、例えば、キャリッジ61を主走査方向Xへ移動させてPWセンサ34でプラテン52上の記録紙Pを走査すると、その端部(PL、PR)の近傍におけるPWセンサ34の出力信号レベルは、図4に図示されている出力電圧波形のように、黒色のプラテン52を検出しているときの出力電圧5Vから白色の記録紙Pの表面を検出しているときの出力電圧0Vへ、或いは白色の記録紙Pの表面を検出しているときの出力電圧0Vから黒色のプラテン52を検出しているときの出力電圧5Vへ、と変化する。
記録制御部100は、キャリッジ61を一定速度で移動させながらPWセンサ34でプラテン52上にある記録紙Pの主走査方向Xの両端近傍を走査し、この記録紙Pの主走査方向Xの端部近傍におけるPWセンサ34の出力信号レベルの変化の過程において、出力信号レベルが既定値αとなったときの主走査方向Xの位置を主走査方向位置X1及び主走査方向位置X2とする。そして、この主走査方向位置X1と主走査方向位置X2との中点をプラテン52上にある記録紙Pの主走査方向Xの中心位置XCとし、中心位置XCからプラテン52上にある記録紙Pの主走査方向位置を特定して当該記録紙Pへの記録を開始する。
尚、PWセンサ34の走査位置は、キャリッジ61の移動位置から特定することができ、キャリッジ61の移動位置は、前述した公知のリニアエンコーダ32(図2)がキャリッジ61の主走査方向Xの移動量に応じて出力するパルスを移動方向に応じて加算減算したパルス数の累積値から特定することができる。
ここで、既定値αは、記録紙Pの端部近傍をPWセンサ34で走査した際にプラテン52を検出している状態と記録紙Pを検出している状態との間で変化する出力信号レベルの範囲内(最大値と最小値を除く。)であれば、どのようなレベル値に設定しても良い。すなわち、既定値αは、当該実施例においては、0Vより大きく5Vより小さい電圧値であれば良い。
当然のことながら、この主走査方向位置X1及び主走査方向位置X2は、偶然一致しない限り、実際の記録紙Pの両端位置からずれた位置となる。しかし、そのずれ量は、キャリッジを一定速度で移動させながら同じPWセンサ34で両端近傍を走査する限り、主走査方向位置X1と主走査方向位置X2とで相反する方向へ全く同じずれ量となるはずである。したがって、主走査方向位置X1と主走査方向位置X2との中点、すなわち中心位置XCは、図4に示した如く既定値αの値を如何なる値に設定したとしても、常に記録紙Pの主走査方向Xの中心位置と高い精度で一致することになる。
図4は、既定値α1〜α4の異なる4つの既定値αについて、いずれの既定値αからも記録紙Pの主走査方向Xの中心位置XCを正確に特定できることを示している。
図4の出力信号波形(a)は、ある一定の速度でキャリッジ61を主走査方向Xへ移動させてPWセンサ34で記録紙Pの主走査方向Xの両端近傍を検出したときの波形であり、出力信号波形(b)は、出力信号波形(a)のときの約1/2の移動速度でキャリッジ61を主走査方向Xへ一定速度で移動させてPWセンサ34で記録紙Pの主走査方向Xの両端近傍を検出したときの波形である。
このように、既定値α1を設定したときの主走査方向位置X1と主走査方向位置X2との間隔Aの中点を中心位置XCとした場合、既定値α2を設定したときの主走査方向位置X1と主走査方向位置X2との間隔Bの中点を中心位置XCとした場合、既定値α3を設定したときの主走査方向位置X1と主走査方向位置X2との間隔Cの中点を中心位置XCとした場合及び既定値α4を設定したときの主走査方向位置X1と主走査方向位置X2との間隔Dの中点を中心位置XCとした場合、図示の如く中心位置Xは、いずれの場合においても記録紙Pの主走査方向Xの中心位置と一致する。
また、主走査方向位置X1及び主走査方向位置X2と実際の記録紙Pの両端位置とのずれ量は、劣化によるPWセンサ34の検出感度の低下が生じたとしても、或いは記録紙Pの種別により記録紙P表面の光反射率が異なっても、キャリッジ61を一定速度で移動させながら同じPWセンサ34で走査する限り、主走査方向位置X1と主走査方向位置X2とで相反する方向へ常に全く同じずれ量となる。したがって、主走査方向位置X1と主走査方向位置X2との中点、すなわち中心位置XCは、PWセンサ34の検出感度や記録紙P表面の光反射率に関係なく、常に記録紙Pの主走査方向Xの中心位置と高い精度で一致することになる。
したがって、キャリッジ61の移動速度を一定速度とし、既定値αの値が記録紙Pの端部近傍をPWセンサ34で走査した際に変化する出力信号レベルの範囲内(最大値と最小値を除く。)であれば、キャリッジ61の移動速度及び既定値αの値に関係なく、経年変化等の劣化による検出感度の低下が生じても、被記録材の種別により被記録材表面の光反射率が異なっても、主走査方向位置X1と主走査方向位置X2とから記録紙Pの主走査方向Xの中心位置を常に高精度に特定することができる。
そして、本願発明に係るインクジェット式記録装置50の記録制御部100は、記録紙Pへ四辺縁なし記録を実行する際には、この中心位置XCとユーザが記録実行操作時に指定した記録紙Pのサイズとに基づいて、プラテン52上にある記録紙Pの主走査方向Xの両端位置を特定し、特定した記録紙Pの主走査方向Xの両端位置を基準として記録紙Pの外側にインクを打ち捨てる領域を設定する。
図5は、記録制御部100による記録紙Pへの四辺縁なし記録制御実行時におけるインク噴射領域及びインク噴射領域のマスク領域を模式的に示した平面図である。
記録制御部100は、まず記録紙Pの四辺を包含ずる記録紙Pより大きい記録実行領域PA(長さL2、幅W2の領域)を設定する。そして、設定した記録実行領域PAの記録紙Pより外側の領域の一部にインク噴射を実行しないマスク領域MA(斜線で示した領域)を設定することで、記録紙Pの外側にインク打ち捨てる領域を設定する。具体的には、前述した中心位置XCとユーザが記録実行操作時に指定した記録紙Pのサイズとから特定した記録紙Pの主走査方向Xの両端位置VL、VR(以下、論理的両端位置VL、VRとする。)の外側に所定間隔(主走査方向Xへ幅W1、副走査方向Yへ長さL1)のインク打ち捨て領域が形成されるようにマスク領域MAを設定する。
このマスク領域MAを設定する際に主走査方向Xの基準となるのは、中心位置XCとユーザが記録実行操作時に指定した記録紙Pのサイズとから特定した論理的両端位置VL、VRである。前述したように、中心位置XCは、PWセンサ34の検出感度特性のばらつきや記録紙Pの種別の違いによる記録紙P表面の光反射率の違い、或いはPWセンサ34の経年変化による検出感度の低下等に関係なく、主走査方向Xにおける記録紙Pの中心位置と高精度に一致するから、この中心位置XCから特定した論理的両端位置VL、VRは、実際の記録紙Pの両端位置PL、PRと高い精度で一致するはずである。
したがって、記録紙Pの四辺に余白が生じないようにしつつインク打ち捨て領域の主走査方向幅を最小限にするに際しては、専ら記録紙Pのサイズのばらつき最大値だけを考慮して幅W1を設定すれば良い。そして、論理的両端位置VL、VRから主走査方向Xへ幅W1だけ外側にインク打ち捨て領域が形成されるように、マスク領域MAのマスク境界を設定すれば良いことになる。それによって、記録紙Pの四辺に余白無く記録を実行する際に、記録紙Pの四辺に余白が生じない範囲でインク打ち捨て領域を最小限にすることができるので、四辺縁なし記録実行時において、無駄に打ち捨てられるインク量を軽減させること及びインクミストの発生量を低減させることができる。
尚、給紙時に生ずる記録紙Pのスキュー(傾き)等も考慮して幅W1を設定すれば、四辺縁なし記録実行時に、スキューに起因する余白が記録紙Pの四辺に生じてしまう虞もなくなるので、より好ましい。
図6及び図7は、図5に示した平面図におけるインク噴射領域PAの一部を拡大して模式的に示した平面図であり、図6は、記録紙Pのサイズがばらつき最小値のサイズの場合を、図7は、記録紙Pのサイズがばらつき最大値のサイズの場合を、それぞれ示したものである。
当該実施例においては、記録紙Pのサイズのばらつきにより生ずる論理的両端位置VL、YRと、記録紙Pの実際の両端位置PL、PRとのずれ量WMは、最大で±0.25mmである。そのため、この±0.25mmのずれ量WMと、さらに給紙時の記録紙Pのスキュー等のずれ要因も考慮して、主走査方向Xのインク打ち捨て領域の設定幅W1は、0.5mmに設定されている。したがって、記録紙Pのサイズがばらつき最小値のサイズの場合には、主走査方向Xの実際のインク打ち捨て領域幅WTは最大となり、ずれ量WM(0.25mm)に主走査方向Xのインク打ち捨て領域の設定幅W1(0.5mm)を加算した約0.75mmとなる(図6)。一方、記録紙Pのサイズがばらつき最大値のサイズの場合には、主走査方向Xの実際のインク打ち捨て領域幅WTは最小となり、主走査方向Xのインク打ち捨て領域の設定幅W1(0.5mm)からずれ量WM(0.25mm)を減算した約0.25mmとなる(図7)。
このように、PWセンサ34の検出精度の低下やばらつき等を考慮する必要がなく、専ら記録紙Pのサイズのばらつき最大値や最大スキュー量等だけを考慮して幅W1を設定することができるので、記録紙Pの四辺に余白無く記録を実行する際に、記録紙Pの四辺に余白が生じない範囲でインク打ち捨て領域を最小限にすることができ、それによって、四辺縁なし記録実行時において、無駄に打ち捨てられるインク量を軽減させること及びインクミストの発生量を低減させることができる。
図8は、記録紙Pの主走査方向Xの中心位置XCを特定する手順を示したフローチャートである。以下、適宜図4も参照しつつ説明する。
まず、キャリッジ61を主走査方向Xの往復可動範囲の略中間(センター)へ移動させる(ステップS1)。つづいて、前述した「自動給送手段」により給紙トレイ57から記録紙Pを給紙し、記録紙Pの先端近傍がPWセンサ34と対向する位置まで記録紙Pを搬送する(ステップS2)。つづいて、キャリッジ61を右方向XR(図4)へ一定速度で移動させ(ステップS3)、記録紙Pの右側端PRを検出したか否かを判定する(ステップS4)。一定以上キャリッジ61を移動させる間にPWセンサ34の出力信号が記録紙Pを検出している状態からプラテン52を検出している状態へ変化しなかった場合には、つまり記録紙Pの右側端PRを検出することができなかった場合には(ステップS4でNo)、紙ジャム等により記録紙Pが正常に給紙されなかったと判定して給紙エラーとする。
一定以上キャリッジ61を移動させる間にPWセンサ34の出力信号が記録紙Pを検出している状態からプラテン52を検出している状態へ変化した場合には、つまり記録紙Pの右側端PRを検出した場合には(ステップS4でYes)、PWセンサ34の出力信号が既定値αとなったときの主走査方向Xの位置を主走査方向位置X1とする。
つづいて、キャリッジ61を今度は左方向XL(図4)へ一定速度(右側端PR検出時と同じ速度)で移動させ(ステップS5)、記録紙Pの左側端PLを検出したか否かを判定する(ステップS6)。一定以上キャリッジ61を移動させる間にPWセンサ34の出力信号が記録紙Pを検出している状態からプラテン52を検出している状態へ変化しなかった場合には、つまり記録紙Pの左側端PLを検出することができなかった場合には(ステップS6でNo)、紙ジャム等により記録紙Pが正常に給紙されなかったと判定して給紙エラーとする。
一方、一定以上キャリッジ61を移動させる間にPWセンサ34の出力信号が記録紙Pを検出している状態からプラテン52を検出している状態へ変化した場合には、つまり記録紙Pの左側端PLを検出した場合には(ステップS6でYes)、PWセンサ34の出力信号が既定値αとなったときの主走査方向Xの位置を主走査方向位置X2とする。
そして、主走査方向位置X1と主走査方向位置X2とから、記録紙Pの主走査方向Xの中心位置XCを算出する。具体的には、キャリッジ61の移動位置は、ホームポジションHPを基点としたパルス累積値で特定されるので、主走査方向位置X2から主走査方向位置X1を減算して主走査方向位置X1と主走査方向位置X2との間隔を求め、その間隔の1/2を主走査方向位置X1に加算した位置が中心位置XCとなる(ステップS7)。
尚、当該フローチャートに示した手順は、記録紙Pへの記録を実行する度に、毎回実行するようにしても良いし、所定回数の記録実行後や所定時間経後の最初の記録実行時としても良く、或いは記録紙Pの種別やサイズを変更する度に実行するようにしても良い。
図9は、中心位置XCとユーザが記録実行操作時に指定した記録紙Pのサイズとに基づいて、プラテン52上にある記録紙Pの主走査方向Xの両端位置を特定する手順を示したフローチャートである。尚、当該フローチャートに示した手順は、図8に示したフローチャートによる中心位置XCを特定する手順の実行後に実行される手順である。
まず、ユーザが記録実行操作時に記録紙Pのサイズを設定しているか否か、すなわち論理的な記録紙Pの主走査方向幅(以下、論理用紙幅という。)を取得可能か否かを判定する(ステップS11)。論理的な記録紙Pの主走査方向幅を取得可能である場合には(ステップS11でYes)、つづいて、図8に示したフローチャートによる中心位置XCを特定する手順で取得した主走査方向位置X1と主走査方向位置X2とから、おおよその物理的な記録紙Pの主走査方向幅(以下、物理用紙幅という。)を算出する(ステップS12)。具体的には、キャリッジ61の移動位置は、ホームポジションHPを基点としたパルス累積値で特定されるので、主走査方向位置X2から主走査方向位置X1を減算することで算出できる。
つづいて、ステップS11で取得した論理用紙幅とステップS12で算出した物理用紙幅との差が5mm以下か否かを判定する(ステップS13)。論理用紙幅と物理用紙幅との差が5mm以下である場合には(ステップS13でYes)、ユーザが記録実行操作時に指定した記録紙Pのサイズと実際に給紙された記録紙Pのサイズとが一致していると判定し、中心位置XC及び論理用紙幅から、論理的両端位置VL、YRを算出する(ステップS14及びステップS15)。つまり、この場合は、中心位置XCから高精度に論理的両端位置VL、VRを算出することができる。具体的には、論理的右端位置VRは論理用紙幅の1/2の値を中心位置XCから減算することで算出され(ステップS14)、論理的左端位置VLは論理用紙幅の1/2の値を中心位置XCに加算することで算出される(ステップS15)。
一方、論理用紙幅を取得可能でない場合(ステップS11でNo)、或いは論理用紙幅と物理用紙幅との差が5mmを超える場合には(ステップS13でNo)、ユーザが記録実行操作時に指定した記録紙Pのサイズが、不明或いは実際に給紙された記録紙Pのサイズと一致しないと判定する。この場合は、中心位置XCから高精度に論理的両端位置VL、VRを算出することができないので、前述した主走査方向位置X2をそのまま論理的右端位置VRとし(ステップS16)、主走査方向位置X1をそのまま論理的左端位置VLとする(ステップS17)。尚、ユーザが記録実行操作時に指定した記録紙Pのサイズが、不明或いは実際に給紙された記録紙Pのサイズと一致しないと判定した場合には、エラーとして、そのまま記録を中止するようにしても良い。
図10は、記録紙Pの論理的両端位置VL、VRを基準として、記録紙Pの外側にインクを打ち捨てる領域を設定する手順を示したフローチャートである。尚、当該フローチャートに示した手順は、図9に示したフローチャートによる論理的両端位置VL、VRを特定する手順の実行後に実行される手順である。
まず、論理用紙端を正確に検出できているか否かを判定する(ステップS21)。具体的には、ユーザが記録実行操作時に記録紙Pのサイズを指定しており(図9のステップS11でYes)、かつユーザが指定した記録紙Pのサイズと実際に給紙された記録紙Pのサイズとが一致(図9のステップS13でYes)しているか否かを判定する。
論理用紙端を正確に検出できている場合には(ステップS21でYes)、図5に図示して説明したように、論理的両端位置VL、VRから主走査方向Xへ幅W1だけ外側にインク打ち捨て領域が形成されるように、マスク領域MAのマスク境界位置を設定する。具体的には、論理的右端位置VRから主走査方向Xのインク打ち捨て領域の設定幅W1(0.5mm)を減算した位置を、マスク領域MAの右側マスク境界位置に設定し(ステップS22)、論理的左端位置VLに主走査方向Xのインク打ち捨て領域の設定幅W1(0.5mm)を加算した位置を、マスク領域MAの左側マスク境界位置に設定して(ステップS23)、記録実行領域PAのマスク領域MAを設定する。
一方、論理用紙端を正確に検出できていない場合には(ステップS21でNo)、論理的両端位置VL、VRは、中心位置XCから高精度に算出したものではなく精度の低い主走査方向位置X1及びX2である。したがって、この場合には、従来通り、記録紙Pの四辺に余白が生じないことが確実な広い範囲のインク打ち捨て領域を設定するべく、論理的両端位置VL、VRから主走査方向Xの外側に十分余裕のある広い幅W1(3mm)でインク打ち捨て領域が設定されるようにマスク領域MAのマスク境界を設定する。具体的には、論理的右端位置VR(=主走査方向位置X1)から主走査方向Xのインク打ち捨て領域の設定幅W1(3mm)を減算した位置を、マスク領域MAの右側マスク境界位置に設定し(ステップS24)、論理的左端位置VL(=主走査方向位置X2)に主走査方向Xのインク打ち捨て領域の設定幅W1(3mm)を加算した位置を、マスク領域MAの左側マスク境界位置に設定して(ステップS25)、記録実行領域PAのマスク領域MAを設定する。
このようにして、本発明に係るインクジェット式記録装置50は、記録制御部100において、常に記録紙Pの主走査方向Xの中心位置を高い精度で特定することができるので、主走査方向Xにおける記録紙Pの位置を常に高い精度で特定することができ、それによって、記録紙Pの主走査方向Xにおける記録実行位置を高精度に設定して記録を実行することができる。また、記録制御部100は、ユーザが記録実行操作時にインクジェット式記録装置50に設けられた操作パネルやプリンタドライバの設定画面等(図示せず)から指定した記録紙Pのサイズと中心位置XCとに基づいて、プラテン52上にある記録紙Pの主走査方向Xの両端位置(論理的両端位置VL、VR)を特定して当該記録紙Pへの記録を開始する。ユーザが記録実行操作時に指定した記録紙Pのサイズからは、記録紙Pの主走査方向Xの長さを特定することができる。また、中心位置XCは、前述したように、常に記録紙Pの主走査方向Xの中心位置と高い精度で一致する。
すなわち、中心位置XCと記録紙Pの主走査方向Xの長さとから、プラテン52上にある記録紙Pの主走査方向Xの両端位置を高精度に特定して記録紙Pへの記録を実行することができ、それによって、記録紙Pの四辺に余白無く記録を実行する際には、記録紙Pの外側にインクを打ち捨てる領域の主走査方向幅を最小限に設定することができる。したがって、記録紙Pの四辺に余白無く記録を実行する四辺縁なし記録実行時において、無駄に打ち捨てられるインク量を軽減させること及びインクミストの発生量を低減させることができる。
また、上記の実施例において、PWセンサ34は、記録ヘッド62より副走査方向Y(搬送方向)上流側に配設するのが好ましい。それによって、記録紙Pの副走査方向Y(搬送方向)の先端近傍が記録ヘッド62のヘッド面と対向する位置まで記録紙Pを搬送する手前の記録紙Pの搬送位置で、記録紙Pの主走査方向Xの両端近傍をPWセンサ34で走査して中心位置XCを特定することができる。すなわち、記録紙Pへの記録を実行する際に、記録紙Pを記録開始位置まで搬送する過程において、記録紙Pが記録開始位置まで到達する手前の搬送位置で中心位置XCを特定することができる。そのため、記録紙Pへ記録を実行する際の中心位置XCの特定手順を効率よく実行することができるので、記録紙Pへの記録開始前に中心位置XCを特定することによるスループットの低下を少なくすることができる。
さらに、記録紙Pの副走査方向Yの両端位置をPWセンサ34で走査することにより、主走査方向Xの中心位置XCを特定したのと同様の方法で、副走査方向Yの中心位置も同様に高精度に特定することが可能である。すなわち、記録紙Pの四辺に余白が生じないようにしつつ、インク打ち捨て領域の主走査方向幅(図5のW1)を最小限に設定できることに加えて、副走査方向幅(図5のL1)をも最小限に設定して四辺縁なし記録を実行することができる。それによって、四辺縁なし記録実行時において、無駄に打ち捨てられるインク量をさらに軽減させることができるとともに、インクミストの発生量をさらに低減させることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図である。 本発明に係るインクジェット式記録装置の概略の側面図である。 本発明に係るインクジェット式記録装置の概略のブロック図である。 記録紙をPWセンサで走査したときの出力信号波形を示したものである。 インク噴射領域及びマスク領域を模式的に示した平面図である。 インク噴射領域の一部を拡大して模式的に示した平面図である。 インク噴射領域の一部を拡大して模式的に示した平面図である。 記録紙の中心位置XCを特定する手順を示したフローチャートである。 主走査方向の両端位置を特定する手順を示したフローチャートである。 インクを打ち捨てる領域を設定する手順を示したフローチャートである。
符号の説明
34 PWセンサ、50 インクジェット式記録装置、51 キャリッジガイド軸、52 プラテン、53 搬送駆動ローラ、54 搬送従動ローラ、55 排紙駆動ローラ、56 排紙従動ローラ、57 給紙トレイ、57b 給紙ローラ、58 PFモータ、59 キャッピング装置、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、63 CRモータ、100 記録制御部、101 ROM、102 RAM、103 ASIC、104 MPU、105 不揮発性メモリ、106 PFモータドライバ、107 CRモータドライバ、108 ヘッドドライバ、P 記録紙、X 主走査方向、Y 副走査方向

Claims (5)

  1. 記録ヘッドが搭載され、被記録材に対して主走査方向へ往復動可能に配設されたキャリッジと、
    被記録材を副走査方向へ搬送可能な被記録材搬送手段と、
    該被記録材搬送手段により搬送される被記録材を摺接支持しつつ被記録材の記録面と前記記録ヘッドのヘッド面との間隔を所定間隔に規定するプラテンと、
    前記キャリッジを主走査方向へ往復動させながら被記録材の記録面に記録データに基づいて前記記録ヘッドでドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を副走査方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する記録制御手段とを備えた記録装置であって、
    前記キャリッジは、前記被記録材搬送手段により搬送される被記録材の記録面と対向する部分に、前記プラテンの被記録材摺接面の光反射率と被記録材の記録面の光反射率との差から前記プラテン上にある被記録材の端部を非接触で検出可能な光学式センサが配設されており、
    前記記録制御手段は、前記キャリッジを一定速度で移動させながら前記光学式センサで前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端近傍を走査し、
    被記録材の主走査方向の一端近傍を走査した際に前記光学式センサの出力信号が既定値αとなる前記光学式センサの主走査方向位置X1と被記録材の主走査方向の他端近傍を走査した際に前記光学式センサの出力信号が既定値αとなる前記光学式センサの主走査方向位置X2との中点を前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の中心位置XCとし、
    ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズと中心位置XCとに基づいて、前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端位置を特定し、
    被記録材の四辺に余白無く記録を実行する際には、特定した被記録材の主走査方向の両端位置を基準として、被記録材の外側にインクを打ち捨てる領域の主走査方向幅を設定する、ことを特徴とした記録装置。
  2. 請求項1において、前記記録制御手段は、被記録材の四辺に余白無く記録を実行する際には、被記録材の四辺を包含ずる被記録材より大きい記録実行領域を設定するとともに、設定した記録実行領域の被記録材より外側の領域の一部にインク噴射を実行しないマスク領域を設定することで、被記録材の外側にインク打ち捨てる領域を設定する、ことを特徴とした記録装置。
  3. 請求項1又は2において、前記記録制御手段は、ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズと中心位置XCとに基づいて特定した前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端位置に対して、主走査方向位置X1及び主走査方向位置X2が一定量以上ずれている場合には、ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズと前記プラテン上にある被記録材のサイズとが不一致であると判定する、ことを特徴とした記録装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記光学式センサは、前記記録ヘッドより搬送方向上流側に配設されている、ことを特徴とした記録装置。
  5. 記録ヘッドが搭載され、被記録材に対して主走査方向へ往復動可能に配設されたキャリッジと、被記録材を副走査方向へ搬送可能な被記録材搬送手段と、該被記録材搬送手段により搬送される被記録材を摺接支持しつつ被記録材の記録面と前記記録ヘッドのヘッド面との間隔を所定間隔に規定するプラテンとを備え、前記キャリッジは、前記被記録材搬送手段により搬送される被記録材の記録面と対向する部分に、前記プラテンの被記録材摺接面の光反射率と被記録材の記録面の光反射率との差から前記プラテン上にある被記録材の端部を非接触で検出可能な光学式センサが配設されている記録装置において、前記キャリッジを主走査方向へ往復動させながら被記録材の記録面に記録データに基づいて前記記録ヘッドでドットを形成する制御及び前記被記録材搬送手段により被記録材を副走査方向へ所定の搬送量で搬送する制御を実行して被記録材の記録面への記録を実行する制御をコンピュータに実行させるための記録制御プログラムであって、
    前記キャリッジを一定速度で移動させながら前記光学式センサで前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端近傍を走査する手順と、
    被記録材の主走査方向の一端近傍を走査した際に前記光学式センサの出力信号が既定値αとなる前記光学式センサの主走査方向位置X1と被記録材の主走査方向の他端近傍を走査した際に前記光学式センサの出力信号が既定値αとなる前記光学式センサの主走査方向位置X2との中点を前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の中心位置XCとする手順と、
    ユーザが記録実行操作時に指定した被記録材のサイズと中心位置XCとに基づいて、前記プラテン上にある被記録材の主走査方向の両端位置を特定する手順と、
    被記録材の四辺に余白無く記録を実行する際には、特定した被記録材の主走査方向の両端位置を基準として、被記録材の外側にインクを打ち捨てる領域の主走査方向幅を設定する手順とを有する、ことを特徴とした記録制御プログラム。
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