JP4411517B2 - 複合多孔質プリフォーム、それを用いた複合材料、複合多孔質プリフォームの製造方法、及び複合材料の製造方法 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明の第1の複合多孔質プリフォームは、金属粉末を焼結した多孔質体からなる基部と、強化材単体又は該強化材と前記金属粉末との混合物を焼結した多孔質体からなり前記基部と一体化して前記基部を強化した強化部と、からなることを特徴とする。
また、本発明は、上記の複合多孔質プリフォームを用いた複合材料としてもよい。すなわち、本発明の第1の複合材料は、金属粉末を焼結した多孔質体からなる基部と、強化材単体又は該強化材と前記金属粉末との混合物を焼結した多孔質体からなり前記基部と一体化して前記基部を強化した強化部と、からなる複合多孔質プリフォームと、前記複合多孔質プリフォームに含浸されるマトリックスと、からなることを特徴とする。
また、本発明は、上記の複合多孔質プリフォームの製造方法としても把握することができる。すなわち、本発明の第1の複合多孔質プリフォームの製造方法は、金属粉末を成形型に充填する基部充填工程と、強化材単体又は該強化材と前記金属粉末との混合物を前記成形型に充填する強化部充填工程と、前記成形型に充填された前記金属粉末及び前記混合物を加圧成形して一体化された粉末成形体とする加圧成形工程と、前記粉末成形体を焼結して多孔質体を形成した複合多孔質プリフォームとする焼結工程と、からなることを特徴とする。
また、本発明は、上記の複合材料の製造方法としても把握することができる。すなわち、本発明の第1の複合材料の製造方法は、金属粉末を成形型に充填する基部充填工程と、強化材単体又は該強化材と前記金属粉末との混合物を前記成形型に充填する強化部充填工程と、前記成形型に充填された前記金属粉末及び前記混合物を加圧成形して一体化された粉末成形体とする加圧成形工程と、前記粉末成形体を焼結して多孔質体を形成した複合多孔質プリフォームとする焼結工程と、前記複合多孔質プリフォームにマトリックスを含浸して複合材料とする含浸工程と、からなることを特徴とする。
まず、本発明の第1の複合多孔質プリフォーム、複合材料、複合多孔質プリフォームの製造方法、及び複合材料の製造方法に該当することについて述べる。
次に、本発明の第2の複合多孔質プリフォーム、複合材料、複合多孔質プリフォームの製造方法、及び複合材料の製造方法に該当することについて述べる。
次に、本発明の第3の複合多孔質プリフォーム、複合材料、複合多孔質プリフォームの製造方法、及び複合材料の製造方法に該当することについて述べる。
まず、第1実施例について説明する。第1実施例における基部を形成する基部原料として、金属粉末である平均粒径75μmの純鉄粉(Fe)を60質量%と、バインダであるステアリン酸亜鉛を1重量%と、黒鉛を鉄粉の0.7重量%とを用意して混合した(第1混合工程)。
次に、第2実施例について説明する。第2実施例における複合多孔質プリフォームを形成する原料として、主金属粉末である平均粒径75μmの純鉄粉(Fe)を60質量%と、副金属粉末である平均粒径30μmの銅粉(Cu)を鉄重量の10重量%と、強化材として平均粒径5μmの炭化ケイ素粒子(SiC粒子)を5質量%と、バインダであるステアリン酸亜鉛を3重量%と、黒鉛を鉄重量の0.7重量%とを用意して混合した(混合工程)。
Claims (14)
- 金属粉末を焼結した多孔質体からなる基部と、強化材単体又は該強化材と前記金属粉末との混合物を焼結した多孔質体からなり前記基部と一体化して前記基部を強化した強化部と、からなることを特徴とする複合多孔質プリフォーム。
- 前記金属粉末のうち少なくとも前記混合物に含まれる前記金属粉末は、主金属粉末と前記主金属粉末より少ない体積率からなり前記主金属粉末より融点の低い副金属粉末との混合物からなり、
前記強化部は、前記強化材と前記主金属粉末が焼結した主金属とが前記副金属粉末が焼結した副金属を介して接合していることを特徴とする請求項1記載の複合多孔質プリフォーム。 - 前記強化部は、前記強化材の体積率が所定方向に向かって傾斜的に変化していることを特徴とする請求項1記載の複合多孔質プリフォーム。
- 前記強化部は、切削加工を施さない部位に用いられることを特徴とする請求項1記載の複合多孔質プリフォーム。
- 前記基部は腐食環境側に配設される部位に用いられ、前記強化部は腐食環境側に配設されない部位に用いられることを特徴とする請求項1記載の複合多孔質プリフォーム。
- 前記基部と前記強化部とは、所定方向に交互に積層されることを特徴とする請求項1記載の複合多孔質プリフォーム。
- 前記副金属粉末は、前記主金属粉末に対して体積率1〜20%であることを特徴とする請求項2に記載の複合多孔質プリフォーム。
- 前記主金属粉末は鉄であり、前記副金属粉末は銅であることを特徴とする請求項2に記載の複合多孔質プリフォーム。
- 金属粉末を焼結した多孔質体からなる基部と、強化材単体又は該強化材と前記金属粉末との混合物を焼結した多孔質体からなり前記基部と一体化して前記基部を強化した強化部と、からなる複合多孔質プリフォームと、
前記複合多孔質プリフォームに含浸されるマトリックスと、
からなることを特徴とする複合材料。 - 前記金属粉末のうち少なくとも前記混合物に含まれる前記金属粉末は、主金属粉末と前記主金属粉末より少ない体積率からなり前記主金属粉末より融点の低い副金属粉末との混合物からなり、
前記強化部は、前記強化材と前記主金属粉末が焼結した主金属とが前記副金属粉末が焼結した副金属を介して接合し、
前記マトリックスは、前記副金属粉末の融点より低い融点を持つ材料であることを特徴とする請求項9記載の複合材料。 - 金属粉末を成形型に充填する基部充填工程と、
強化材単体又は該強化材と前記金属粉末との混合物を前記成形型に充填する強化部充填工程と、
前記成形型に充填された前記金属粉末及び前記混合物を加圧成形して一体化された粉末成形体とする加圧成形工程と、
前記粉末成形体を焼結して多孔質体を形成した複合多孔質プリフォームとする焼結工程と、
からなることを特徴とする複合多孔質プリフォームの製造方法。 - 前記金属粉末のうち少なくとも前記混合物に含まれる前記金属粉末は、主金属粉末と前記主金属粉末より少ない体積率からなり前記主金属粉末より融点の低い副金属粉末との混合物からなり、
前記焼結工程は、前記強化材と前記主金属粉末が焼結した主金属とが前記副金属粉末が焼結した副金属を介して接合させることを特徴とする請求項11記載の複合多孔質プリフォームの製造方法。 - 金属粉末を成形型に充填する基部充填工程と、
強化材単体又は該強化材と前記金属粉末との混合物を前記成形型に充填する強化部充填工程と、
前記成形型に充填された前記金属粉末及び前記混合物を加圧成形して一体化された粉末成形体とする加圧成形工程と、
前記粉末成形体を焼結して多孔質体を形成した複合多孔質プリフォームとする焼結工程と、
前記複合多孔質プリフォームにマトリックスを含浸して複合材料とする含浸工程と、
からなることを特徴とする複合材料の製造方法。 - 前記金属粉末のうち少なくとも前記混合物に含まれる前記金属粉末は、主金属粉末と前記主金属粉末より少ない体積率からなり前記主金属粉末より融点の低い副金属粉末との混合物からなり、
前記焼結工程は、前記強化材と前記主金属粉末が焼結した主金属とが前記副金属粉末が焼結した副金属を介して接合し、
前記マトリックスは、前記副金属粉末の融点より低い融点を持つ材料であることを特徴とする請求項13記載の複合材料の製造方法。
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