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JP4495497B2 - 冬用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、横溝形状を改善することにより優れた氷上性能の確保を図りながら雪上性能を向上しうる冬用タイヤに関する。
冬期に使用される冬用タイヤでは、一般に、積雪路におけるグリップ力を確保するため雪噛み性の高いブロックパターンを採用するとともに、ブロックに複数のサイピングを形成しかつトレッドに軟質のゴムを使用することにより、路面掘りおこし摩擦力や粘着摩擦力を高めて氷路での走行性能(氷上性能)を向上させている。
そして近年、氷上性能、特に氷面が鏡面化した所謂ミラーバーンでの性能を向上させるために、トレッド溝の溝面積を減じ実接地面積を増大させることが提案されている。しかしこのことは、雪上性能、特に深雪やシャーベット雪などでの性能を低下させるという問題がある。これは、積雪路での駆動力、制動力性能は、主にトレッド溝内で押し固めた雪柱の剪断力(雪柱剪断力)によって得られるが、溝面積の低減によって雪柱が壊れやすくなるなど雪柱剪断力を低下させるからであり、特に固まりにくい前記雪質において影響が大きくなる。
そこで本発明者は、限られた溝面積において雪柱剪断力を高めるべく研究した。その結果、雪柱aは、図7(A)の如く、縦主溝と横溝とが十字路状に交差する十字状雪柱a1の場合には、比較的強い雪柱強度が確保されるが、図7(B)如く、縦主溝と横溝とが三叉路状に交差するT字状雪柱a2の場合には、その交差部jで壊れcが生じやすくなるなど充分な雪柱剪断力が得られないことが判明した。そして、このT字状雪柱a2における交差部jを補強することにより、タイヤ全体としての雪柱剪断力を高めることができ、雪上性能を向上しうることを究明し得た。なおブロックパターンのタイヤでは、パターンノイズを軽減させるために、タイヤ軸方向に隣り合う横溝の位置を周方向に違える場合が多く、前記T字状雪柱a2が形成されやすい傾向にある。
なお氷上性能と雪上性能との両立を図るタイヤとして、例えば特許文献1のものがある。
特開2003−63211号公報
本発明は、縦主溝との交差部が三叉路状をなす横溝において、その交差部を補強することを基本として、雪柱剪断力を高めることができ、優れた氷上性能の確保を図りながら雪上性能、とりわけ深雪路やシャーベット状の雪質路などでの走行性能を向上しうる冬用タイヤを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部に、タイヤ周方向にのびる複数本の縦主溝を設けることにより、縦主溝間及び縦主溝とトレッド縁との間にのびるリブ状陸部を形成し、かつ該リブ状陸部は、このリブ状陸部を横切る横溝を設けることによりブロックがタイヤ周方向に並ぶ1以上のブロック列のリブ状陸部を含む冬用タイヤであって、
前記ブロック列のリブ状陸部は、タイヤ赤道上に配され、かつ、タイヤ軸方向と平行にのびる横溝で区分された中央のリブ状陸部を含み、
該中央のリブ状陸部の前記横溝の両側が縦主溝に開口する開口端において、この横溝の仮想延長部と該縦主溝とが交わる交差部が、この縦主溝を挟んで隣合うリブ状陸部の溝壁に面する三叉路部分をなすとともに、
前記中央のリブ状陸部の横溝は、その両開口端の間において溝断面積が最小となるくびれ部を有しかつこのくびれ部から少なくとも前記三叉路部分の開口端に向かって溝断面積を漸増させてなり、しかも
前記中央のリブ状陸部の横溝は、前記くびれ部に連なり該くびれ部を挟む両横溝壁部が、前記くびれ部から該横溝の溝巾を増す向きに曲線状、若しくは直線状に傾斜して前記開口端に延在することにより、前記ブロックのタイヤ周方向の両端部が、タイヤ周方向に凸状をなすとともに、
前記中央のリブ状陸部のブロックはその上面に、該横溝壁部に沿ってのびるサイピングを形成したことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記中央のリブ状陸部の横溝の前記両横溝壁部は、前記くびれ部から該横溝の溝巾を増す向きに直線状に傾斜して前記開口端に延在することを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記中央のリブ状陸部の横溝は、前記くびれ部での溝巾Wbと、前記三叉路部分の開口端での溝巾Waとの比Wb/Waを0.5〜0.7としたことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記中央のリブ状陸部の横溝は、前記くびれ部から、少なくとも前記三叉路部分の開口端に向かって溝深さを漸増させたことを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記中央のリブ状陸部のブロックのタイヤ周方向の両端部は、タイヤ周方向に凸状をなすV字又は逆V字状であることを特徴としている。
本発明は叙上の如く構成しているため、限られた溝面積において雪柱剪断力を高めることができ、優れた氷上性能の確保を図りながら雪上性能、とりわけ深雪路やシャーベット状の雪質路などでの走行性能を向上することができる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は、本発明が乗用車用の冬用タイヤ(冬用の空気入りタイヤであり、以下、空気入りタイヤと呼ぶこともある)である場合のトレッド面の展開図である。
図1において、空気入りタイヤ1は、トレッド部2に、タイヤ周方向にのびる複数本の縦主溝3を設けることにより、縦主溝3,3間及び縦主溝3とトレッド縁Teとの間をのびるリブ状陸部4を形成している。本例では、タイヤ赤道Cの両側に内の縦主溝3i、その外側に中の縦主溝3m、及びそのさらに外側に外の縦主溝3oの6本の縦主溝3を設けることにより、タイヤ赤道C上に配される中央のリブ状陸部4c、その外側の内のリブ状陸部4i、その外側の中のリブ状陸部4m、そのさらに外側の外のリブ状陸部4oの7本のリブ状陸部4を形成した場合を例示している。
又このリブ状陸部4のうちの少なくとも1本は、該リブ状陸部4を横切る横溝5を設けることによりブロックBがタイヤ周方向に並ぶブロック列のリブ状陸部6として形成される。本例では、各リブ状陸部4c〜4oがブロック列のリブ状陸部6である場合を例示している。
そして、このブロック列のリブ状陸部6のうちの少なくとも1本は、その横溝5を、該横溝5が前記縦主溝3と三叉路状に交差する三叉路状交差横溝7として形成している。ここで前記「三叉路状交差横溝7」とは、図2に示すように、横溝5が縦主溝3に開口する開口端Eにおいて、この横溝5の仮想延長部10と該縦主溝3とが交わる交差部Jが、この縦主溝3を挟んで隣合うリブ状陸部4の溝壁4Wに面する三叉路部分11をなす横溝を意味する。
前記中央のリブ状陸部4cに配される横溝5cは、図3から明らかなように、タイヤ軸方向と平行にのびるとともに、その両側の交差部Jが三叉路部分11をなす三叉路状交差横溝7から形成される。又前記内のリブ状陸部4iに配される横溝5iは、一方側の交差部J(内の縦主溝3iとの交差部J)のみが三叉路部分11をなす三叉路状交差横溝7から形成される。なおこの横溝5iの他方側の交差部J(中の縦主溝3mとの交差部J)は、横溝5iの仮想延長部10が、隣合う中のリブ状陸部4における横溝5mの開口端Eの少なくとも一部に面しているなど、溝壁4Wには完全に面しておらず、従って、三叉路部分11ではなく、雪柱が崩れにくい十字路部分12を形成している。
又前記中のリブ状陸部4mに配される横溝5m、及び側のリブ状陸部4oに配される横溝5oは、その各交差部Jがそれぞれ十字路部分12をなす非三叉路状交差横溝8として形成さている。
そして本例では、図3に拡大して示すように、三叉路状交差横溝7のうち、前記中央のリブ状陸部4cに配される横溝5cに、この横溝5cの両開口端E,E間において溝断面積が最小となるくびれ部14を形成するとともに、このくびれ部14から三叉路の側の開口端E(本例では両開口端E,E)まで溝断面積を漸増させている。本例では、前記くびれ部14が最小の溝巾をなすことにより溝断面積を最小とし、かつこのくびれ部14から両開口端E,Eまで溝巾Wを漸増させることにより溝断面積を漸増させた場合を例示している。このとき、前記横溝5cでは、前記くびれ部14を挟むタイヤ軸方向両側の両横溝壁部Gw1,Gw2が、前記くびれ部14から該横溝の溝巾Wを増す向きに曲線状若しくは直線状(本例では直線状)に傾斜して開口端Eまで延在している。これにより前記くびれ部14は、タイヤ周方向に凸状に突出している。
このように、三叉路状交差横溝7である横溝5cにくびれ部14を設け、このくびれ部14から開口端Eに向かって溝断面積を漸増させている。そのため、前記三叉路部分11をなす交差部Jの周方向長さが確保され、強固な雪柱が形成されるなど、開口端E周辺での雪柱の壊れを防止することができ、雪柱からの剪断力をより高く確保することが可能となる。又雪柱の破壊が、くびれ部14の側、即ち横溝5cの中央側で発生するため、破壊された雪柱の横溝5c内での目づまりを抑制しうるなど排雪性能をも高めうる。そして、これらの相乗効果によって雪上性能を向上することができる。
特に、溝巾Wをくびれ部14から開口端Eまで漸増させた場合には、雪を押し固める際、横溝側から縦主溝側に雪が移動するため、前記交差部Jでの雪柱強度をより効果的に高めることが可能となる。又くびれ部14から開口端Eまでの間での雪柱の破壊がさらに起こりにくくなるため、排雪性能の向上にもより好ましいものとなる。
又本例では、接地圧が高く雪上性能及び氷上性能に影響が大きいタイヤ赤道C上に中央のリブ状陸部4cを設け、かつこの中央のリブ状陸部4cに前述のくびれ部14を有する横溝5cを形成しているため、雪上性能及び氷上性能をより高く発揮させることができる。又ドライ路面においては、直進安定性が高まりかつハンドル応答性を向上しうるという利点が生じる。
ここで、前記横溝5cの前記くびれ部14での溝巾Wbと、開口端Eでの溝巾Waとの比Wb/Waを0.5〜0.7の範囲とするのが好ましく、この範囲外になると雪柱強度がアンバランスとなって破壊しやすくなり、雪柱剪断力の向上効果が充分に発揮されなくなる。特に、前記比Wb/Waが0.7を越えると、雪柱が開口端Eの側で破壊しやすくなり、かつ排雪性能も低下する。又0.5を下回ると、くびれ部14の側で破壊しやすくなり、しかもくびれ部14が過度に巾狭となるため、例えば排水性など横溝としての基本機能も充分に発揮されない傾向となる。
なお前記溝巾WaとWbとの平均値(Wa+Wb)/2である横溝5cの平均溝巾は、3.0〜6.0mmの範囲が好ましく、6.0mmを越えると、ランド比が減少するなど氷上性能の低下を招き、又ノイズ性能にも不利となる。逆に、3.0mm未満では、雪柱剪断力が不十分となって、必要な雪上性能が得られ難くなる。なお前記ランド比とは、正規リム、正規内圧、正規荷重条件下における接地面の全面積(溝面積を含む)に占める、ブロック面などの陸部面の面積の割合であり、本例では、氷上性能と雪上性能とを高いレベルで両立させるため、前記ランド比を67〜75%と比較的大きい値に設定している。なお前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。また前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" を意味するが、乗用車用タイヤの場合には180kPaとする。又前記「正規荷重」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"に、夫々0.88を乗じた荷重を意味する。
又本例では、前記横溝5cの溝深さDを一定とした場合を例示しているが、図4に横溝5cの溝中心線に沿う断面図を示すように、溝深さDを前記くびれ部14から開口端E,Eまで漸増させることもできる。この場合には、溝内で雪を押し固める際、横溝側から縦主溝側への雪の移動がさらに促進されるため、雪柱強度の補強効果を一段と高めることが可能となる。又くびれ部14でのブロック剛性が高まるため、偏摩耗の抑制にも効果がある。なお雪柱強度の補強効果、及びそれに基づく雪上性能の向上効果をより有効に発揮させるためには、前記くびれ部14、及び開口端Eでの溝深さDa,Dbの平均値(Da+Db)/2である横溝5cの平均溝深さ(溝深さDが一定の場合にはその溝深さ)が、前記縦主溝3の溝深さD0の70%以上であるのが好ましい。又ブロック剛性の観点から、前記平均溝深さの上限、好ましくは前記溝深さDaの上限は、前記溝深さD0の100%以下であるのが望ましい。
なお、前記溝断面積、溝巾W、溝深さDにおいて「漸増する」とは、図5(A)に溝巾Wの場合を例示するように、くびれ部14と開口端Eとの間に、溝巾W等が一定の箇所Yを1以上含むことができ、他の箇所では連続的に増加している。従って、図5(B)の如く、溝巾W等が段差的に増加する段差部Xを有する変化は、この漸増には含まれない。ただし、段差部Xにおける溝巾の増加量が0.5mm以下、溝深さの増加量が1.0mm以下、溝断面積の増加量が4.0mm2 以下等本願発明の効果が発揮されるものは、含まれるものとするが、本願発明の作用効果の観点からは、段差部を有さない態様が好ましい。
次に、前記中央のリブ状陸部4cのブロックBにはその上面に、路面掘りおこし摩擦力を高める目的で、図3の如くサイピング20が形成される。このサイピング20は、前記くびれ部14での偏摩耗の発生を抑えるために、前記横溝壁部Gw1,Gw2に沿って形成される。なおサイピング20はジグザグ状であっても良く、係る場合にはそのジグザグの振幅中心線が、前記横溝壁部Gw1,Gw2に沿って形成される。このとき、横溝壁部Gw1,Gw2に最も近いサイピング20Aは、前記くびれ部14を中心としたブロックBの巾BWの50%の領域において、サイピング20A(ジグザグ状の場合にはジグザグの振幅中心線)と横溝壁部Gw1,Gw2とのタイヤ周方向距離Lの最大値と最小値の差が、最小値の100%以下と、前記タイヤ周方向距離Lを略一定とするのが好ましい。更に好ましくは50%以下である。これにより、滑りが最も生じやすいくびれ部14近傍の剛性を均一化し、偏摩耗を抑制する。なおブロック内部においては、偏摩耗は比較的発生しにくいため、タイヤ周方向一方側に配される例えばV字状のサイピング20Aと他方側の逆V字状のサイピング20Aとの間では、サイピング形状及びサイピング間隔を徐々に変化させている。
なおサイピング20としては、その両端或いは一端がブロックB内で途切れるクローズタイプ、及び両端が縦主溝3に開口するオープンタイプの何れも、好適に採用しうる。
又本例では、前記中央のリブ状陸部4c以外のリブ状陸部4i、4m、4oには、前記くびれ部14を設けない溝断面積が略一定の従来的な横溝5i、5m、5oが形成されるとともに、この横溝5i、5m、5oで区画されるブロックBの上面には、互いに平行な従来的なサイピング21が配されている。なお三叉路状交差横溝7である前記横溝5iは、本例では、その溝巾を前記横溝5cの開口端Eでの前記溝巾Waよりも大とすることにより、三叉路部分11での雪柱強度を維持しているが、この横溝5iにも、くびれ部14を設けた構造を採用することができる。なお他の横溝5m、5oの溝巾も、本例では前記溝巾Waよりも大に設定している。
図6には、横溝5cの他の実施例を例示している。図6では、横溝5cが溝巾一定の平行部分22を有し、この平行部分22がくびれ部14を構成している
又本例では、溝巾Wをくびれ部14から開口端Eまで漸増させた場合を例示したが、溝巾Wを一定とし、溝深さDをくびれ部14から開口端Eまで漸増させることにより溝断面積を漸増させることもでき、又溝壁面の傾斜角度を変化させることにより溝断面積を漸増させても良い。係る場合にも、くびれ部14での溝断面積を開口端Eでの開口端Eの0.5〜0.7倍とするのが好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1のトレッドパターンを基本パターンとし、中央のリブ状陸部に配される横溝のみ表1に示す仕様で変化させたタイヤサイズ195/65R15 91Qの乗用車用タイヤを試作するとともに、各試供タイヤの氷上性能、雪上性能を評価した。
(1)氷上性能:
試供タイヤを、内圧(180kpa)、リム(15×6JJ)の基で、乗用車(FR車:2500cc)の四輪に装着し、気温0゜Cの環境下のミラーバーン状の氷盤路において速度40km/hからABS付にて急ブレーキをかけ、車が停車するまでの制動距離の逆数を指数表示している。なお指数は、比較例1を100としたものであり、指数値が大なほど、氷上性能が優れている。
(2)雪上性能:
前記(1)の車両を用い、気温0゜Cの環境下のシャーベット状の雪質路上で時速40km/hからABS付にて急ブレーキをかけ、車が停車するまでの制動距離の逆数を指数表示している。なお指数は、比較例1を100としたものであり、指数値が大なほど、雪上性能が優れている。
Figure 0004495497
本発明の空気入りタイヤのトレッド面の一実施例を展開して示す平面図である。 三叉路状部分を有する横溝を説明する線図である。 三叉路状部分を有する横溝をくびれ部とともに拡大して示す平面図である。 三叉路状部分を有する横溝の溝巾中心に沿った断面図である。 (A)は、溝巾が漸増する場合の一例を示す線図、(B)は漸増に含まれない増加の一例を示す線図である。 叉路状部分を有する横溝の他の例を示す線図である。 (A)、(B)は、背景技術を説明する十字状、及びT字状の雪柱の斜視図である。
符号の説明
2 トレッド部
3、3i、3m、3o 縦主溝
4、4c、4i、4m、4o リブ状陸部
5、5c、5i、5m、5o 横溝
6 ブロック列のリブ状陸部
10 横溝の仮想延長部
11 三叉路部分
14 くびれ部
20 サイピング
B ブロック
E 開口端
Gw1、Gw2 両横溝壁部
J 交差部
Te トレッド縁
Wa 溝壁

Claims (5)

  1. トレッド部に、タイヤ周方向にのびる複数本の縦主溝を設けることにより、縦主溝間及び縦主溝とトレッド縁との間にのびるリブ状陸部を形成し、かつ該リブ状陸部は、このリブ状陸部を横切る横溝を設けることによりブロックがタイヤ周方向に並ぶ1以上のブロック列のリブ状陸部を含む冬用タイヤであって
    前記ブロック列のリブ状陸部は、タイヤ赤道上に配され、かつ、タイヤ軸方向と平行にのびる横溝で区分された中央のリブ状陸部を含み、
    該中央のリブ状陸部の前記横溝の両側が縦主溝に開口する開口端において、この横溝の仮想延長部と該縦主溝とが交わる交差部が、この縦主溝を挟んで隣合うリブ状陸部の溝壁に面する三叉路部分をなすとともに、
    前記中央のリブ状陸部の横溝は、その両開口端の間において溝断面積が最小となるくびれ部を有しかつこのくびれ部から少なくとも前記三叉路部分の開口端に向かって溝断面積を漸増させてなり、しかも
    前記中央のリブ状陸部の横溝は、前記くびれ部に連なり該くびれ部を挟む両横溝壁部が、前記くびれ部から該横溝の溝巾を増す向きに曲線状、若しくは直線状に傾斜して前記開口端に延在することにより、前記ブロックのタイヤ周方向の両端部が、タイヤ周方向に凸状をなすとともに、
    前記中央のリブ状陸部のブロックはその上面に、該横溝壁部に沿ってのびるサイピングを形成したことを特徴とする冬用タイヤ。
  2. 前記中央のリブ状陸部の横溝の前記両横溝壁部は、前記くびれ部から該横溝の溝巾を増す向きに直線状に傾斜して前記開口端に延在する請求項1記載の冬用タイヤ。
  3. 前記中央のリブ状陸部の横溝は、前記くびれ部での溝巾Wbと、前記三叉路部分の開口端での溝巾Waとの比Wb/Waを0.5〜0.7としたことを特徴とする請求項1又は2記載の冬用タイヤ
  4. 前記中央のリブ状陸部の横溝は、前記くびれ部から、少なくとも前記三叉路部分の開口端に向かって溝深さを漸増させたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の冬用タイヤ。
  5. 前記中央のリブ状陸部のブロックのタイヤ周方向の両端部は、タイヤ周方向に凸状をなすV字又は逆V字状である請求項2記載の冬用タイヤ。
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