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JP4474673B2 - 車両の後部荷室構造 - Google Patents

車両の後部荷室構造 Download PDF

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JP4474673B2
JP4474673B2 JP2000360154A JP2000360154A JP4474673B2 JP 4474673 B2 JP4474673 B2 JP 4474673B2 JP 2000360154 A JP2000360154 A JP 2000360154A JP 2000360154 A JP2000360154 A JP 2000360154A JP 4474673 B2 JP4474673 B2 JP 4474673B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の後部荷室構造に関し、例えば代表的な車両である自動車の後部荷室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の分野においては、車体後部に荷室を設けると共に、その荷室に荷物が搭載された状態における見栄えと防犯面への配慮から、リアシートの後方において荷室の上方を覆うトノカバーが広く普及しており、このようなトノカバーには、ロールカーテン状に巻き取り可能な布製のものや、複数枚に折り畳んで荷室フロア内に収納可能なパネル状のものが知られている。
【0003】
また、特開平11−48870号には、シートバックの後部に設けられたトノカバーが、そのシートバックのシートクッション上への傾倒に連動して、当該シートバックの後面に畳まれる構造が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来例によれば、シートバックの傾倒時には広大な荷室を実現することができ、荷役性が向上するが、その場合、シートクッション上に傾倒した状態のシートバック後面に搭載された荷物の荷姿をトノカバーによって覆うことはできない。
【0005】
そこで本発明は、シートクッション上に傾倒した状態のシートバック後面に搭載された荷物を、見栄え良く覆うことが可能な車両の後部荷室構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る車両の後部荷室構造は、以下の構成を特徴とする。
【0007】
即ち、後部の荷室に隣接して配置されるシートクッションとシートバックとからなるリアシートを備える車両の後部荷室構造であって、前記シートバックは、回動によって前記シートクッション上にて折り畳まれた所定状態において、該シートバックの後面が前記荷室のフロア面をなすように設けられており、且つ前記シートバックの後面には、該所定状態において前記シートクッションの上方と前記荷室の上方とを所定の間隔を置いて覆うトノカバーが設けられており、前記トノカバーは、左右の前記リアシートに個別に設けられ、前記トノカバーは、連結された複数枚のパネルによって構成されると共に、前記シートバックの後面にて重合して折り畳み可能に取り付けられており、且つ前記所定状態において起立すると共に車両後方向に展開された使用状態において、前記シートクッションの上方と前記荷室の上方とを前記所定の間隔を置いて覆い、前記シートバックの後面に、前記トノカバーを折り畳んだ状態において前記リアシートの後面が略平坦となるように、折り畳んだ状態の前記トノカバーを収容する凹部を設けたことを特徴とする。
【0010】
また、例えば前記トノカバーは、前記使用状態において車両後方向に展開される複数枚の第1パネルと、その展開された複数枚のパネル中の少なくとも1枚のパネルに車両中央側の縁部において軸支された状態で他方の縁部が車両下方向に回動可能な第2パネルとにより構成すると良い。
【0011】
尚、上記の何れの後部荷室構造においても、前記荷室の上方を着脱可能に覆う第2トノカバーを更に備え、その第2トノカバーと前記トノカバーとにより、前記リアシートの前方に設けられたフロントシートのシートバック後方から前記荷室の上面全体までが連続的に覆うと良い。
【0013】
【発明の効果】
上記の本発明によれば、シートクッション上に傾倒した状態のシートバック後面に搭載された荷物を、見栄え良く覆うことが可能な車両の後部荷室構造の提供が実現する。
【0014】
上記の本発明によれば、シートクッション上に傾倒した状態のシートバック後面に搭載された荷物を、見栄え良く覆うことが可能な車両の後部荷室構造の提供が実現する。
即ち、請求項1の発明によれば、シートバックがシートクッション上にて折り畳まれた状態においてもトノカバーによって荷姿を覆うことができる。また、使用しない場合にトノカバーがシートバック後面に折り畳むことができるので、容易に収納することができる。また、例えば左右のリアシートを一方だけ着座用に利用し、他方のシートバックを倒した状態で荷室として使用する場合においても、傾倒した状態のシートバック後面に搭載された荷物を、見栄え良く覆うことができる。更にそのトノカバーとは別体の第2のトノカバーを利用してフロントシートのシートバック後方から荷室の上面全体まで連続的に覆うことにより(請求項)、荷室と乗員室との隔離を見栄え良く行うことができ、車室内を効果的に演出することができる。
【0019】
また、請求項の発明によれば、左右のリアシートの一方のシートバック後面だけを荷室として使用する場合に、他方のリアシート側に荷物が飛び出すことを見栄え良く防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両の後部荷室構造を、代表的な車両である自動車の後部荷室構造に適用した実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態における車両の後部荷室構造を示す斜視図であり、リアシート使用時の状態を示す。図2及び図3は、シートバック後面に設けられたパーテーションボードの構造を示す図であり、図2はパーテーションボードが起立した状態を示し、図3はシートバック後面に収納された状態を示す図2のA−A断面である。
【0022】
本実施形態における車両の後部荷室構造は、図1に示すように、車両後部の荷室に隣接して左右1つずつ配置されるリアシート1を備える。リアシート1は、大別して、シートクッション1L,1Rとシートバック1BL,1BRとによって構成されている。
【0023】
シートバック1BL,1BRは、図2及び図3に示すように、現在では一般的な構造により、回動によって当該シートクッション上にて折り畳まれた所定状態を採ることができ、その所定状態において当該シートバックの後面が荷室のフロア面をなすように設けられている。
【0024】
また、各シートバックの後面には、シートフレーム9に支持された状態で、ヒンジ4を介して、図2に示す如く当該シートバック後面において起立可能なパーテーションボード2L,2R(但し2Rは不図示)が設けられており、当該後面の縁部に設けられた略直角な部位に当接するまで起立すると共に、その起立状態が支持部材5によって維持される。この支持部材5は、収納時には図3の状態を採る。
【0025】
図4は、第1の実施形態における車両の後部荷室構造において2種類のトノカバーがセットされた状態を示す斜視図である。図5は、図4に示すリアシートの状態を、車両左側面から見た状態を示す図である。
【0026】
図4に示すように、本実施形態では、図2の如くパーテーションボード2L,2Rが起立した状態において、車両前方向の一方の縁部が当該パーテーションボードの上縁部に支持されるパッケージトレー(トノカバー)6が設けられ、シートクッション1L,1R上にてシートバック1BL,1BRが折り畳まれた上記の所定状態において、シートクッション1L,1Rの上方と荷室の上方とを所定の間隔を置いて覆うことができる。パッケージトレー6とパーテーションボード2L,2Rとは、図5に示すように、一般的なファスナー7によって開放可能に連結することができる。このような構造によれば、シートバック1BL,1BRがシートクッション1L,1R上にて折り畳まれた状態においても、荷室に搭載された荷物を見栄え良く覆うことができる。
【0027】
更に、パッケージトレー6の後方には、荷室の上方を着脱可能に覆うトノカバー3をセットすることができ、パッケージトレー6とトノカバー3とにより、フロントシートのシートバック10L,10R後方から荷室の上面全体までを連続的に覆うことができる。これにより、荷室と乗員室との隔離を見栄え良く行うことができ、車室内を効果的に演出することができる。
【0028】
図6は、図4に示すB−B断面を示す図であり、本実施形態において、トノカバー3は、クオータトリム8に設けられたエッジ部分に載せられた状態で、荷室フロア面への落下が規制される。
【0029】
尚、トノカバー3を荷室の上方に配置する方法は、トリムにエッジ部分を設ける方法に限られるものではなく、トリム面に着脱可能な、或いは引出し可能なピンを複数設け、それらピン上に配置する方法であっても良い。
【0030】
また、パッケージトレー6の後端を固定する方法について、本実施形態では、図1及び図4に示すトノカバー3の前縁部の形状から明らかなように、後述する第4の実施形態において図19に示す構造と同様な構造を採用するが、この方法に限られるものではなく、図6を参照して上述した構造と同様に、リアドアのトリムにエッジ部分を設けておき、その部分においてパッケージトレー6の両側面を載せることにより、落下を防止してもよい。
【0031】
[第2の実施形態]
次に、上述した第1の実施形態に係る車両の後部荷室構造を基本とする第2の実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0032】
図7は、第2の実施形態における車両の後部荷室構造において2種類のトノカバーがセットされた状態を示す斜視図である。図8は、図7に示すC−C断面を示す図である。
【0033】
本実施形態において、シートクッション1L,1R上に折り畳まれたシートバック1BL,1BRの上には、巻き取り可能な軟質部材によって構成されたシート13L,13Rを配置可能であって、このシートは、パーテーションボード11L,11Rに車幅方向に配設された巻き取り機構12L,12R内に巻き取り可能である。
【0034】
また、図9は、シートバック1BRの後面にパーテーションボード11Rが折り畳まれた状態と、本実施形態において第1の実施形態におけるトノカバー3の機能を担うシート15の固定方法を説明する図である。
【0035】
同図に示すように、巻き取り機構12Rが延設されたパーテーションボード11Rは、シートバック1BRが乗員の着座のために起立した状態において、当該シートバックの後面に折り畳むことができる。また、シート15は、シート13L,13Rと同様に巻き取り可能な軟質部材によって構成され、巻き取り機構14に収納可能である。この巻き取り機構14は、図9に示すように荷室両側面のトリムに設けられた凹部20に着脱可能であって、その凹部20にセットした状態でシート15の後端部を車両後方向に伸長すると共に、当該後端部に設けられたリング16をテールゲート18に設けられたフック17に掛けることにより、図7に示す状態で固定することができる。
【0036】
また、シート13L,13Rの後端部にもリング19が設けられており、例えば図8に示す凹部20への装着状態における巻き取り機構14の先端位置にフック20を設けておくことにより、シート15と同様な手順で、図7に示す如く固定することができる。
【0037】
このような構造を採用する本実施形態によれば、シート13L,13R及びその巻き取り機構12L,12Rにより、第1の実施形態と同様に、シートバック1BL,1BRがシートクッション1L,1R上にて折り畳まれた状態においても、荷室に搭載された荷物を見栄え良く覆うことができる。
【0038】
また、シート15及びその巻き取り機構14により、第1の実施形態と同様に、フロントシートのシートバック10L,10R後方から荷室の上面全体までを連続的に覆うことができ、荷室を見栄え良く覆うことができる。更に、リアシートの多様なシートアレンジを提供することができる。
【0039】
[第3の実施形態]
次に、上述した第1の実施形態に係る車両の後部荷室構造を基本とする第3の実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0040】
図10は、第3の実施形態における引出し構造のトノカバーがセットされた状態を示す斜視図である。図11は、図10に示す状態を車両左側面方向から見た状態を示す図である。そして、図12は、第3の実施形態におけるトノカバーの引出し構造を説明する斜視図である。
【0041】
本実施形態において、トノカバー21は、第1の実施形態におけるトノカバー3と同様な構造によって荷室の上方を着脱可能に覆うことが可能であると共に、その内部からは、トノカバー22L,22Rを、起立した状態のパーテーションボード2L,2Rの上縁部まで引き出すことができ、トノカバー22L,22Rの先端部分には、車幅方向に帯状部材23L,23Rが延設されている。
【0042】
また、図10に示すB−B断面は、第1の実施形態において図6に示した断面と同様であり、トノカバー21は、クオータトリム8に設けられたエッジ部分に載せられた状態で、荷室フロア面への落下が規制される。
【0043】
従って、トノカバー22L,22R及びトノカバー21は、起立した状態のパーテーションボード2L,2Rの上縁部まで引き出された状態において、当該上縁部によって支持されると共に帯状部材23L,23Rによって移動が規制される。これにより、フロントシートのシートバック10L,10R後方から荷室の上面全体までを連続的に覆うことができ、荷室を見栄え良く覆うことができると共に、リアシートの多様なシートアレンジを提供することができる。
【0044】
[第4の実施形態]
次に、上述した第1の実施形態に係る車両の後部荷室構造を基本とする第4の実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0045】
図13は、第4の実施形態における車両の後部荷室構造において2種類のトノカバーがセットされた状態を示す斜視図である。図14は、図13に示すD−D断面を示す図である。
【0046】
本実施形態において、シートクッション1L,1R上に折り畳まれたシートバック1BL,1BRの上には、ヒンジ4−1乃至4−3によって連結された3枚のパネル31L−1乃至31L−3,31R−1乃至31R−3(以下、総称してトノカバー31L,31Rと称する場合がある)を配置可能であって、図13及び図14に示す使用状態において、パネル31L−1,31R−1が起立すると共に車両後方向に展開されることにより、当該シートクッションの上方と荷室の上方とを所定の間隔を置いて覆うことができる。
【0047】
また、図13に示すB−B断面は、第1の実施形態において図6に示した断面と同様であり、トノカバー3は、クオータトリム8に設けられたエッジ部分に載せられた状態で、荷室フロア面への落下が規制される。
【0048】
図15は、シートバック1BLを乗員の着座用に使用する場合において、荷室後方を覆うトノカバー3をセットした状態を示す図である。図16は、図15に示す状態からシートバック1BLをシートクッション1L上に折り畳んだ状態を示す図である。そして、図17は、図15及び図16に示す如くトノカバー31Lがシートバック1BLの後面にて重合して折り畳まれた状態を示す図である。
【0049】
トノカバー31L,31Rは、上述したように使用状態において図13及び図14に示す状態を採るが、使用しない場合には、図15乃至図17に示すように、シートバック1BL,1BR(但し、1BRの折り畳み状態は不図示)の後面にて重合して折り畳んだ状態で収納することができる。トノカバー31L,31Rを構成するパネル31L−1乃至31L−3,31R−1乃至31R−3の折り畳み状態は、例えば図17に示すようにマジックファスナー33によってその状態が保持される。
【0050】
図18は、シートバック1BLに対するパネル31L−1の起立状態を保持すると共に、起立状態のパネル31L−1とパネル31L−2とがなす角を規制する支持部材32の構成を示す図であり、図13にも示す支持部材32は、例えば、両端近傍に穴が設けられた金属片であって、トノカバー31Lの使用時には、パネル31L−1とパネル31L−2とに図18に示す如く設けられたネジまたはピンを支持部材32の穴に通すことにより、パネル31L−1とパネル31L−2とを所定の状態(即ち、図13に示す当該2つのパネルの配置状態)を維持することができる。
【0051】
また、図19は、トノカバー3にパネル31L−3を固定可能な構造を示す図である。トノカバー3の車両前方向の縁部の左右には、同図に示す如く車両下方向に底辺を有する切り欠き部が設けられており、パネル31L−3(同図には不図示の31R−3を含む)には、トノカバー3の切り欠き部に対応する位置に突起部が設けられており、荷室を覆う際には、まずトノカバー3をセットし、その後、トノカバー31Lを展開し、パネル31L−3の突起部をトノカバー3の切り欠き部にセットすれば良い。但し、図6を参照して上述した構造と同様に、リアドアのトリムにエッジ部分を設けておき、その部分においてトノカバー31L,31Rの車両側方側の縁部を載せることにより、落下を防止してもよい。
【0052】
従って、トノカバー31L,31R及びトノカバー3は、フロントシートのシートバック10L,10R後方から荷室の上面全体までを連続的に覆うことができ、荷室を見栄え良く覆うことができると共に、リアシートの多様なシートアレンジを提供することができる。
【0053】
[第5の実施形態]
次に、上述した第1の実施形態に係る車両の後部荷室構造を基本とする第5の実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0054】
図20は、第5の実施形態における車両の後部荷室構造においてトノカバー3がセットされ、折り畳み式の左右のトノカバーの一方がセットされ、他方が折り畳まれた状態を示す斜視図である。図21は、図20に示すリアシート周辺を拡大した状態を示す斜視図である。そして、図22は、第5の実施形態における折り畳み式のトノカバーの折り畳まれた状態を示す図である。
【0055】
本実施形態において、トノカバー41L,41Rは、パネル41L−1乃至41L−4,41R−1乃至41R−4によって構成される。即ち、本実施形態においても、シートクッション1L,1R上に折り畳まれたシートバック1BL,1BRの上には、第4の実施形態と同様な構造を有する3枚のパネル41L−1乃至41L−3,41R−1乃至41R−3を採用するが、それら3枚のパネルに加え、パネル41L−2,41L−3,41R−2,41R−3には、車両中央側の縁部において軸支され、使用状態において他方の縁部が車両下方向に回動可能なパネル41R−4,41L−4が更に設けられている構成のみが上述した第4の実施形態と異なる。このパネル41R−4,41L−4は、シートバック1BL,1BRの後面に収納された折り畳み状態において、図22に示すように折り畳まれた状態をなす。
【0056】
従って、トノカバー41L,41R及びトノカバー3は、フロントシートのシートバック10L,10R後方から荷室の上面全体までを連続的に覆うことができると共に、リアシートの多様なシートアレンジを提供することができる。更に、本実施形態によれば、左右のリアシートの一方のシートバック後面だけを荷室として使用する場合に、他方のリアシート側に荷物が飛び出すことを見栄え良く防止することができる。
【0057】
尚、本実施形態では、3枚のパネル41L−1乃至41L−3,41R−1乃至41R−3のうち2枚のパネルに荷物の飛び出し防止用のパネルを設けたが、何れかのパネルに左右少なくとも1枚づつ設けるだけでもかなりの効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における車両の後部荷室構造を示す斜視図である。
【図2】シートバック後面に設けられたパーテーションボードの構造を示す図である(パーテーションボードが起立した場合)。
【図3】シートバック後面に設けられたパーテーションボードの構造を示す図である(収納状態の場合)。
【図4】第1の実施形態における車両の後部荷室構造において2種類のトノカバーがセットされた状態を示す斜視図である。
【図5】図4に示すリアシートの状態を、車両左側面から見た状態を示す図である。
【図6】図4に示すB−B断面を示す図である。
【図7】第2の実施形態における車両の後部荷室構造において2種類のトノカバーがセットされた状態を示す斜視図である。
【図8】図7に示すC−C断面を示す図である。
【図9】シートバック1BRの後面にパーテーションボード11Rが折り畳まれた状態と、第2の実施形態において第1の実施形態におけるトノカバー3の機能を担うシート15の固定方法を説明する図である。
【図10】第3の実施形態における引出し構造のトノカバーがセットされた状態を示す斜視図である。
【図11】図10に示す状態を車両左側面方向から見た状態を示す図である。
【図12】第3の実施形態におけるトノカバーの引出し構造を説明する斜視図である。
【図13】第4の実施形態における車両の後部荷室構造において2種類のトノカバーがセットされた状態を示す斜視図である。
【図14】図13に示すD−D断面を示す図である。
【図15】シートバック1BLを乗員の着座用に使用する場合において、荷室後方を覆うトノカバー3をセットした状態を示す図である。
【図16】図15に示す状態からシートバック1BLをシートクッション1L上に折り畳んだ状態を示す図である。
【図17】図15及び図16に示す如くトノカバー31Lがシートバック1BLの後面にて重合して折り畳まれた状態を示す図である。
【図18】シートバック1BLに対するパネル31L−1の起立状態を保持すると共に、起立状態のパネル31L−1とパネル31L−2とがなす角を規制する支持部材32の構成を示す図である。
【図19】トノカバー3にパネル31L−3を固定可能な構造を示す図である。
【図20】第5の実施形態における車両の後部荷室構造においてトノカバー3がセットされ、折り畳み式の左右のトノカバーの一方がセットされ、他方が折り畳まれた状態を示す斜視図である。
【図21】図20に示すリアシート周辺を拡大した状態を示す斜視図である。
【図22】第5の実施形態における折り畳み式のトノカバーの折り畳まれた状態を示す図である。
【符号の説明】
1:リアシート,
1L,1R:シートクッション,
1BL,1BR:シートバック,
9:シートフレーム,
2L,2R,11L,11R:パーテーションボード,
5:支持部材,
6:パッケージトレー(トノカバー),
7:ファスナー,
3,21,22L,22R,31L,31R,41L,41R:トノカバー,
10L,10R:フロントシートのシートバック,
8:クオータトリム,
13L,13R,15:シート,
12L,12R,14:巻き取り機構,
20:凹部,
16,19:リング,
18:テールゲート,
17,20:フック,
23L,23R:帯状部材,
4,4−1〜4−3:ヒンジ,
31L−1〜31L−3,31R−1〜31R−3,41L−1〜41L−4,41R−1〜41R−4:パネル,
32:支持部材,
33:マジックファスナー,

Claims (6)

  1. 後部の荷室に隣接して配置されるシートクッションとシートバックとからなるリアシートを備える車両の後部荷室構造であって、
    前記シートバックは、回動によって前記シートクッション上にて折り畳まれた所定状態において、該シートバックの後面が前記荷室のフロア面をなすように設けられており、且つ前記シートバックの後面には、該所定状態において前記シートクッションの上方と前記荷室の上方とを所定の間隔を置いて覆うトノカバーが設けられており、
    前記トノカバーは、左右の前記リアシートに個別に設けられ、
    前記トノカバーは、連結された複数枚のパネルによって構成されると共に、前記シートバックの後面にて重合して折り畳み可能に取り付けられており、且つ前記所定状態において起立すると共に車両後方向に展開された使用状態において、前記シートクッションの上方と前記荷室の上方とを前記所定の間隔を置いて覆い、
    前記シートバックの後面に、前記トノカバーを折り畳んだ状態において前記リアシートの後面が略平坦となるように、折り畳んだ状態の前記トノカバーを収容する凹部を設けたことを特徴とする車両の後部荷室構造。
  2. 記トノカバーは、前記使用状態において車両後方向に展開される複数枚の第1パネルと、その展開された複数枚のパネル中の少なくとも1枚のパネルに車両中央側の縁部において軸支された状態で他方の縁部が車両下方向に回動可能な第2パネルとによりなることを特徴とする請求項記載の車両の後部荷室構造。
  3. 前記荷室の上方を着脱可能に覆う第2トノカバーを更に備えており、その第2トノカバーと前記トノカバーとにより、前記リアシートの前方に設けられたフロントシートのシートバック後方から前記荷室の上面全体までが連続的に覆われることを特徴とする請求項1又は請求項に記載の車両の後部荷室構造。
  4. 前記第2トノカバーの前縁部に、車両下方向に底辺を有する切り欠き部を設け、
    前記複数枚のパネルのうち、前記使用状態において最後方に位置するパネルに、前記切り欠き部にセットされる突起部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の車両の後部荷室構造。
  5. 前記複数枚のパネルのうち、前記使用状態において最後方に位置するパネルは、前記使用状態において車体に設けたエッジ部分に載置される縁部を有することを特徴とする請求項1に記載の車両の後部荷室構造。
  6. 前記複数枚のパネルのうち、前記使用状態において起立状態となるパネルを起立状態に保持する第1支持部材と、
    前記起立状態となる前記パネルと、該パネルに連結された別の前記パネルとがなす角を規制する第2支持部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両の後部荷室構造。
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