JPH0764238B2 - 自動車の後部座席構造 - Google Patents
自動車の後部座席構造Info
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- JPH0764238B2 JPH0764238B2 JP62003732A JP373287A JPH0764238B2 JP H0764238 B2 JPH0764238 B2 JP H0764238B2 JP 62003732 A JP62003732 A JP 62003732A JP 373287 A JP373287 A JP 373287A JP H0764238 B2 JPH0764238 B2 JP H0764238B2
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- rear seat
- vehicle
- cushion
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車室内の運転席後方のリヤフロア上に第1後
部座席と第2後部座席を前後に配置した自動車の後部座
席構造に関する。
部座席と第2後部座席を前後に配置した自動車の後部座
席構造に関する。
(従来技術) 一般にワンボックス車にあっては、運転席の後方に第1
後部座席を配置すると共に、該第1後部座席の後方に更
に第2後部座席を配置し、また前記第1後部座席の側部
に乗降口を設け、該乗降口より前記第1、第2後部座席
への乗降を行うようにしている。
後部座席を配置すると共に、該第1後部座席の後方に更
に第2後部座席を配置し、また前記第1後部座席の側部
に乗降口を設け、該乗降口より前記第1、第2後部座席
への乗降を行うようにしている。
しかして以上の自動車において、車室内の後部に荷物を
積載し易くするため、従来では、例えば前記第2後部座
席を構成するシートのシートバックをシートクッション
に対し後方に展開可能と成し、展開した前記シートバッ
クから前記シートクッション上に荷物を積載するように
したものや、あるいは前記第2後部座席を前記第1後部
座席側に折畳んで、前記第2後部座席よりも後方のリヤ
フロア上に荷物を積載するようにしたものが提案されて
いる。
積載し易くするため、従来では、例えば前記第2後部座
席を構成するシートのシートバックをシートクッション
に対し後方に展開可能と成し、展開した前記シートバッ
クから前記シートクッション上に荷物を積載するように
したものや、あるいは前記第2後部座席を前記第1後部
座席側に折畳んで、前記第2後部座席よりも後方のリヤ
フロア上に荷物を積載するようにしたものが提案されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで以上の自動車では、全長の短い嵩高の者は積載
することが出来るとしても、例えばミニバイク等の嵩高
でしかも全長の長いものを積載することは出来ず、運転
席後部の車室空間を有効に生かすことが出来ないのであ
る。
することが出来るとしても、例えばミニバイク等の嵩高
でしかも全長の長いものを積載することは出来ず、運転
席後部の車室空間を有効に生かすことが出来ないのであ
る。
しかして本発明は以上の実情に鑑みて開発したもので、
目的とするところは運転席後部の車室空間を有効に利用
することが出来る自動車の後部座席構造を提供せんとす
るにある。
目的とするところは運転席後部の車室空間を有効に利用
することが出来る自動車の後部座席構造を提供せんとす
るにある。
(問題点を解決するための手段) しかして本発明は、ヘッダパネルにより運転席及び助手
席の後部を前記運転席及び助手席後方のリヤフロアより
も一段高く形成したキャブオーバ型自動車における車室
内の前記運転席(F1)及び助手席(F2)後方の前記リヤ
フロア上に、シートクッションに対しシートバックを揺
動自在に支持した3人掛けの第1後部座席(R1)を、ま
たこの第1後部座席(R1)の後方に、シートクッション
に対しシートバックを揺動自由に支持した第2後部座席
(R2)をそれぞれ配置すると共に、前記第1後部座席
(R1)の側部に乗降口(4)を設けた自動車において、
前記第1後部座席(R1)を1人掛けの第1リヤシート
(5)と2人掛けの第2リヤシート(6)とから形成し
て、前記第1リヤシート(5)を前記乗降口(4)側に
配置し、該第1リヤシート(5)のシートクッションを
前記リヤフロアの前端部に枢着して、該第1リヤシート
(5)を、シートバックをシートクッションに対して折
り畳んだ状態で前記ヘッダパネルに沿って前方側に起立
状に展開可能に取付けると共に、前記2リヤシート
(6)のシートクッションを車室内の車幅方向側部に枢
着して、該第2リヤシートを、シートバックをシートク
ッションに対して後方に展開した状態で車室内の車幅方
向側部に起立状に展開可能に取付ける一方、前記第2後
部座席(R2)を車幅方向中央部で分割して、第3リヤシ
ート(7)と第4リヤシート(8)とから形成し、これ
ら第3、第4リヤシート(7)(8)のシートクッショ
ンを、リヤホイールハウス上に枢着して、これら第3リ
ヤシート及び第4リヤシートを、各シートバックをシー
トクッションに対して後方に展開した状態で車室内の車
幅方向側部に起立状に展開可能に取付け、前記第2、第
3、第4リヤシート(6)(7)(8)の車幅方向側部
への展開時、各シートの上端がほぼ同一高さとなるよう
に設定していることを特徴とするものである。
席の後部を前記運転席及び助手席後方のリヤフロアより
も一段高く形成したキャブオーバ型自動車における車室
内の前記運転席(F1)及び助手席(F2)後方の前記リヤ
フロア上に、シートクッションに対しシートバックを揺
動自在に支持した3人掛けの第1後部座席(R1)を、ま
たこの第1後部座席(R1)の後方に、シートクッション
に対しシートバックを揺動自由に支持した第2後部座席
(R2)をそれぞれ配置すると共に、前記第1後部座席
(R1)の側部に乗降口(4)を設けた自動車において、
前記第1後部座席(R1)を1人掛けの第1リヤシート
(5)と2人掛けの第2リヤシート(6)とから形成し
て、前記第1リヤシート(5)を前記乗降口(4)側に
配置し、該第1リヤシート(5)のシートクッションを
前記リヤフロアの前端部に枢着して、該第1リヤシート
(5)を、シートバックをシートクッションに対して折
り畳んだ状態で前記ヘッダパネルに沿って前方側に起立
状に展開可能に取付けると共に、前記2リヤシート
(6)のシートクッションを車室内の車幅方向側部に枢
着して、該第2リヤシートを、シートバックをシートク
ッションに対して後方に展開した状態で車室内の車幅方
向側部に起立状に展開可能に取付ける一方、前記第2後
部座席(R2)を車幅方向中央部で分割して、第3リヤシ
ート(7)と第4リヤシート(8)とから形成し、これ
ら第3、第4リヤシート(7)(8)のシートクッショ
ンを、リヤホイールハウス上に枢着して、これら第3リ
ヤシート及び第4リヤシートを、各シートバックをシー
トクッションに対して後方に展開した状態で車室内の車
幅方向側部に起立状に展開可能に取付け、前記第2、第
3、第4リヤシート(6)(7)(8)の車幅方向側部
への展開時、各シートの上端がほぼ同一高さとなるよう
に設定していることを特徴とするものである。
(作用) 本発明の後部座席構造によれば、例えば嵩高でしかも全
長の長い荷物を積載する場合には、第1リヤシート
(5)のシートバック(51)をシートクッション(52)
に対して折り畳んだ状態で、該第1リヤシート(5)を
ヘッダパネル(1)に沿って前方側に起立状に展開させ
ると共に、第2、第3、第4リヤシート(6)(7)
(8)における各シートバックをシートクッションに対
して後方に展開した状態で各リヤシート(6)(7)
(8)を車室内の車幅方向側部にそれぞれ起立状に展開
する。その際、第2、第3、第4リヤシート(6)
(7)(8)の上端はほぼ同一高さとなる。この結果、
運転席(F1)及び助手席(F2)後方においてリヤフロア
のほぼ全面にわたり広い積載スペースが確保される。ま
た第1リヤシート(5)を前方側に起立状に展開してい
るので、乗降口(4)から車室内後部への出入りスペー
スが確保される。
長の長い荷物を積載する場合には、第1リヤシート
(5)のシートバック(51)をシートクッション(52)
に対して折り畳んだ状態で、該第1リヤシート(5)を
ヘッダパネル(1)に沿って前方側に起立状に展開させ
ると共に、第2、第3、第4リヤシート(6)(7)
(8)における各シートバックをシートクッションに対
して後方に展開した状態で各リヤシート(6)(7)
(8)を車室内の車幅方向側部にそれぞれ起立状に展開
する。その際、第2、第3、第4リヤシート(6)
(7)(8)の上端はほぼ同一高さとなる。この結果、
運転席(F1)及び助手席(F2)後方においてリヤフロア
のほぼ全面にわたり広い積載スペースが確保される。ま
た第1リヤシート(5)を前方側に起立状に展開してい
るので、乗降口(4)から車室内後部への出入りスペー
スが確保される。
(実施例) 以下本発明にかかる自動車の後部座席構造を図面に示す
実施例に従って説明する。
実施例に従って説明する。
図において符号(A)で示す車両は、キャブオーバ型の
ワゴン車であって、該ワゴン車における車室(R)内の
前部には、運転席(F1)と助手席(F2)とを配置すると
共に、これら運転席(F1)及び助手席(F2)の後部をヘ
ッダパネル(1)によりリヤフロア(2)よりも一段高
く形成して、該ヘッダパネル(1)により形成される下
部空間(S)にエンジン(図示せず)を配置している。
ワゴン車であって、該ワゴン車における車室(R)内の
前部には、運転席(F1)と助手席(F2)とを配置すると
共に、これら運転席(F1)及び助手席(F2)の後部をヘ
ッダパネル(1)によりリヤフロア(2)よりも一段高
く形成して、該ヘッダパネル(1)により形成される下
部空間(S)にエンジン(図示せず)を配置している。
そして前記車室(R)内における前記リヤフロア(2)
の前部側に、3人掛けの第1後部座席(R1)を、また前
記リヤフロア(2)の後部側でかつ車室(R)の後部両
側に突出しているリヤホイールハウス(3)(3)間に
も3人掛けの第2後部座席(R2)をそれぞれ配置する一
方、前記第1後部座席(R1)の側部には、スライドドア
(40)により開閉される乗降口(4)を設けている。
の前部側に、3人掛けの第1後部座席(R1)を、また前
記リヤフロア(2)の後部側でかつ車室(R)の後部両
側に突出しているリヤホイールハウス(3)(3)間に
も3人掛けの第2後部座席(R2)をそれぞれ配置する一
方、前記第1後部座席(R1)の側部には、スライドドア
(40)により開閉される乗降口(4)を設けている。
しかして本発明は、前記第1後部座席(R1)を1人掛け
の第1リヤシート(5)と2人掛けの第2リヤシート
(6)とから形成して、前記第1リヤシート(5)を前
記乗降口(4)側に配置すると共に、前記第2後部座席
(R2)を車幅方向中央で分割して、1.5人掛けの第3リ
ヤシート(7)と同じく1.5人掛けの第4リヤシート
(8)とから形成する一方、前記第2、第3、第4リヤ
シート(6)(7)(8)を下記のごとく車室(R)内
の車幅方向側部に起立状に展開可能に取付けると共に、
前記第1リヤシート(5)を前方側に起立状に展開可能
に取付けるのである。
の第1リヤシート(5)と2人掛けの第2リヤシート
(6)とから形成して、前記第1リヤシート(5)を前
記乗降口(4)側に配置すると共に、前記第2後部座席
(R2)を車幅方向中央で分割して、1.5人掛けの第3リ
ヤシート(7)と同じく1.5人掛けの第4リヤシート
(8)とから形成する一方、前記第2、第3、第4リヤ
シート(6)(7)(8)を下記のごとく車室(R)内
の車幅方向側部に起立状に展開可能に取付けると共に、
前記第1リヤシート(5)を前方側に起立状に展開可能
に取付けるのである。
即ち、前記第1リヤシート(5)のシートバック(51)
をシートクッション(52)に対し折畳み可能に支持する
と共に、前記シートクッションの下面前部に一対の前脚
(53)(53)を固定しまた前記シートクッション(52)
の下面後部に後脚(54)を折畳み可能に組付けて、前記
前脚(53)(53)の下端を前記リヤフロア(2)に設け
たヒンジ金具(55)に支持することで、前記シートクッ
ション(52)及び該シートクッション(52)(5)に対
して折り畳んだシートバック(51)を、前方側で且つ前
記ヘッダパネル(1)の縦壁に沿って起立状に展開可能
と成している。
をシートクッション(52)に対し折畳み可能に支持する
と共に、前記シートクッションの下面前部に一対の前脚
(53)(53)を固定しまた前記シートクッション(52)
の下面後部に後脚(54)を折畳み可能に組付けて、前記
前脚(53)(53)の下端を前記リヤフロア(2)に設け
たヒンジ金具(55)に支持することで、前記シートクッ
ション(52)及び該シートクッション(52)(5)に対
して折り畳んだシートバック(51)を、前方側で且つ前
記ヘッダパネル(1)の縦壁に沿って起立状に展開可能
と成している。
また前記第2リヤシート(6)のシートバック(61)を
シートクッション(62)に対し展開可能に支持する一
方、前記リヤフロア(2)における車幅方向側部に一対
の支持脚(63)(63)を立設して、該支持脚(63)(6
3)の上端に前記シートクッション(62)の一側を枢着
し、該シートクッション(62)を車幅方向に揺動自由と
成すことで、前記シートクッション(62)及び該シート
クッション(62)に対し後方に展開した前記シートバッ
ク(61)を、車室(R)内の車幅方向側部に起立状に展
開可能と成すと共に、前記シートクッション(62)の他
端の下面に脚(64)を折畳み可能に組付けている。
シートクッション(62)に対し展開可能に支持する一
方、前記リヤフロア(2)における車幅方向側部に一対
の支持脚(63)(63)を立設して、該支持脚(63)(6
3)の上端に前記シートクッション(62)の一側を枢着
し、該シートクッション(62)を車幅方向に揺動自由と
成すことで、前記シートクッション(62)及び該シート
クッション(62)に対し後方に展開した前記シートバッ
ク(61)を、車室(R)内の車幅方向側部に起立状に展
開可能と成すと共に、前記シートクッション(62)の他
端の下面に脚(64)を折畳み可能に組付けている。
一方、前記第3及び第4リヤシート(7)(8)の各シ
ートバック(71)(81)を各シートクッション(72)
(82)に対し展開可能に支持する一方、前記リヤホイー
ルハウス(3)(3)上にヒンジ金具(73)(83)を組
付け、該ヒンジ金具(73)(83)に前記各シートクッシ
ョン(72)(82)の一側を支持して、これらシートクッ
ション(72)(82)を車幅方向に揺動自由と成すこと
で、前記シートクッション(72)(82)及びこれらシー
トクッション(72)(82)に対し後方に展開した前記シ
ートバック(71)(81)を、車室(R)内の車幅方向側
部に起立状に展開可能と成すと共に、前記各シートクッ
ション(72)(82)の他側の下面に脚(74)(84)を折
畳み可能に組付け、前記第2、第3、第4リヤシート
(6)(7)(8)の車幅方向側部への展開時、第2図
に示すように、各シート(6)(7)(8)の上端がほ
ぼ同一高さとなるようにしている。
ートバック(71)(81)を各シートクッション(72)
(82)に対し展開可能に支持する一方、前記リヤホイー
ルハウス(3)(3)上にヒンジ金具(73)(83)を組
付け、該ヒンジ金具(73)(83)に前記各シートクッシ
ョン(72)(82)の一側を支持して、これらシートクッ
ション(72)(82)を車幅方向に揺動自由と成すこと
で、前記シートクッション(72)(82)及びこれらシー
トクッション(72)(82)に対し後方に展開した前記シ
ートバック(71)(81)を、車室(R)内の車幅方向側
部に起立状に展開可能と成すと共に、前記各シートクッ
ション(72)(82)の他側の下面に脚(74)(84)を折
畳み可能に組付け、前記第2、第3、第4リヤシート
(6)(7)(8)の車幅方向側部への展開時、第2図
に示すように、各シート(6)(7)(8)の上端がほ
ぼ同一高さとなるようにしている。
尚図中(11)はフロントドア、(12)はバックドアを示
す。
す。
以上の構成において、前記バックドア(12)を開け、車
室後部から前記車室(R)内に例えば全長の短い嵩高の
物を積載する場合には、前記第3、第4リヤシート
(7)(8)のシートバック(71)(81)を前記シート
クッション(72)(82)に対して後方に展開した上で、
前記シートクッション(72)(82)及び前記シートバッ
ク(71)(81)を車室の側部に展開して前記リヤホイー
ルハウス(3)(3)上に立設すれば、前記第1後部座
席(R1)よりも後方の車室空間におけるフロアからルー
フまでを有効に利用することが出来るのである。
室後部から前記車室(R)内に例えば全長の短い嵩高の
物を積載する場合には、前記第3、第4リヤシート
(7)(8)のシートバック(71)(81)を前記シート
クッション(72)(82)に対して後方に展開した上で、
前記シートクッション(72)(82)及び前記シートバッ
ク(71)(81)を車室の側部に展開して前記リヤホイー
ルハウス(3)(3)上に立設すれば、前記第1後部座
席(R1)よりも後方の車室空間におけるフロアからルー
フまでを有効に利用することが出来るのである。
また例えば前記第1後部座席(R1)よりも後方の車室空
間だけでは積載することが不可能な例えばミニバイク等
を積み込む場合には、更に前記第2シートクッション
(6)のシートバック(61)をシートクッション(62)
に対し後方に展開した上で、前記シートクッション(6
2)及び前記シートバック(61)を前記支持脚(63)を
支点にして車室側部側に展開して車室(R)内に起立さ
せると共に、前記第1リヤシート(5)のシートバック
(51)を前方に倒した後、該シートバック(51)と前記
シートクッション(52)を、前記ヒンジ金具(55)を支
点にして前方に揺動させて、前記リヤフロア(2)上に
起立させれば、前記車室(R)内におけるリヤフロア
(2)のほぼ全面を荷物の積載スペースとして有効に利
用することが出来、しかも前記乗降口(4)より車室
(R)内後部への出入りがスムーズに行なえるのであ
る。
間だけでは積載することが不可能な例えばミニバイク等
を積み込む場合には、更に前記第2シートクッション
(6)のシートバック(61)をシートクッション(62)
に対し後方に展開した上で、前記シートクッション(6
2)及び前記シートバック(61)を前記支持脚(63)を
支点にして車室側部側に展開して車室(R)内に起立さ
せると共に、前記第1リヤシート(5)のシートバック
(51)を前方に倒した後、該シートバック(51)と前記
シートクッション(52)を、前記ヒンジ金具(55)を支
点にして前方に揺動させて、前記リヤフロア(2)上に
起立させれば、前記車室(R)内におけるリヤフロア
(2)のほぼ全面を荷物の積載スペースとして有効に利
用することが出来、しかも前記乗降口(4)より車室
(R)内後部への出入りがスムーズに行なえるのであ
る。
しかして、前記前記第2、第3、第4リヤシート(6)
(7)(8)の車幅方向側部への展開時、前記第3、第
4リヤシート(7)(8)がリヤホイールハウス上に起
立して、リヤフロアの略全面を荷物等の収容フロアとし
て利用することが出来るし、前記第2、第3、第4リヤ
シート(6)(7)(8)がリヤフロア側の車室内側壁
面を覆うので、リヤフロアに搭載する荷物をシートの弾
性により保護されるし、荷物が車室内側壁面に直接当た
ることも少なくなり、該内側壁面が傷付くことが少なく
なる。しかも前記第2、第3、第4リヤシート(6)
(7)(8)の上端がほぼ同一高さとなるので、荷物の
積載性のみならず車室内の見栄えを損なうこともない。
(7)(8)の車幅方向側部への展開時、前記第3、第
4リヤシート(7)(8)がリヤホイールハウス上に起
立して、リヤフロアの略全面を荷物等の収容フロアとし
て利用することが出来るし、前記第2、第3、第4リヤ
シート(6)(7)(8)がリヤフロア側の車室内側壁
面を覆うので、リヤフロアに搭載する荷物をシートの弾
性により保護されるし、荷物が車室内側壁面に直接当た
ることも少なくなり、該内側壁面が傷付くことが少なく
なる。しかも前記第2、第3、第4リヤシート(6)
(7)(8)の上端がほぼ同一高さとなるので、荷物の
積載性のみならず車室内の見栄えを損なうこともない。
(発明の効果) 以上のごとく本発明の後部座席構造によれば、車室後部
空間を荷物の積載スペースとして利用したい場合には、
前記第1リヤシート(5)を車室内の前方側においてヘ
ッダパネルに沿って起立させると共に、前記第2、第
3、第4リヤシート(6)(7)(8)を車室内の車幅
方向側部にそれぞれ起立させることで、運転席後方にお
けるフロア面からルーフ面までの車室空間を荷物等の収
容空間として最大限利用することが出来て、しかも前記
乗降口から車室内後部への出入りが自由に行え、車室空
間のユーティリティが広がるのは勿論のこと、前記第
2、第3、第4リヤシート(6)(7)(8)の車幅方
向側部への展開時、前記第3、第4リヤシートがリヤホ
イールハウス上に起立して、リヤフロアの略全面を荷物
等の収容フロアとして利用することが出来るし、前記第
2、第3、第4リヤシート(6)(7)(8)がリアフ
ロア側の車室内側壁を覆って、該リヤフロアに搭載する
荷物をシートの弾性により保護することが出来ると同時
に車室内側壁が荷物の当接により傷付くのを防ぐことも
出来、しかも前記第2、第3、第4リヤシート(6)
(7)(8)の上端がほぼ同一高さとなるので荷物の積
載性のみならず車室内の見栄えもよくなる。
空間を荷物の積載スペースとして利用したい場合には、
前記第1リヤシート(5)を車室内の前方側においてヘ
ッダパネルに沿って起立させると共に、前記第2、第
3、第4リヤシート(6)(7)(8)を車室内の車幅
方向側部にそれぞれ起立させることで、運転席後方にお
けるフロア面からルーフ面までの車室空間を荷物等の収
容空間として最大限利用することが出来て、しかも前記
乗降口から車室内後部への出入りが自由に行え、車室空
間のユーティリティが広がるのは勿論のこと、前記第
2、第3、第4リヤシート(6)(7)(8)の車幅方
向側部への展開時、前記第3、第4リヤシートがリヤホ
イールハウス上に起立して、リヤフロアの略全面を荷物
等の収容フロアとして利用することが出来るし、前記第
2、第3、第4リヤシート(6)(7)(8)がリアフ
ロア側の車室内側壁を覆って、該リヤフロアに搭載する
荷物をシートの弾性により保護することが出来ると同時
に車室内側壁が荷物の当接により傷付くのを防ぐことも
出来、しかも前記第2、第3、第4リヤシート(6)
(7)(8)の上端がほぼ同一高さとなるので荷物の積
載性のみならず車室内の見栄えもよくなる。
第1図及び第2図は本発明にかかる後部座席構造の一実
施例を示す斜視図、第3図は本発明にかかる後部座席構
造を適用した自動車の側面図、第4図及び第5図は前記
後部座席構造を適用した自動車における車室の平面図で
ある。 (F1)……運転席 (f2)……助手席 (R)……車室 (R1)……第1後部座席 (R2)……第2後部座席 (1)……ヘッダパネル (2)……リヤフロア (3)……リヤホイールハウス (4)……乗降口 (5)……第1リヤシート (51)……第1リヤシートのシートバック (52)……第1リヤシートのシートクッション (6)……第2リヤシート (61)……第2リヤシートのシートバック (62)……第2リヤシートのシートクッション (7)……第3リヤシート (71)……第3リヤシートのシートバック (72)……第3リヤシートのシートクッション (8)……第4リヤシート (81)……第4リヤシートのシートバック (82)……第4リヤシートのシートクッション
施例を示す斜視図、第3図は本発明にかかる後部座席構
造を適用した自動車の側面図、第4図及び第5図は前記
後部座席構造を適用した自動車における車室の平面図で
ある。 (F1)……運転席 (f2)……助手席 (R)……車室 (R1)……第1後部座席 (R2)……第2後部座席 (1)……ヘッダパネル (2)……リヤフロア (3)……リヤホイールハウス (4)……乗降口 (5)……第1リヤシート (51)……第1リヤシートのシートバック (52)……第1リヤシートのシートクッション (6)……第2リヤシート (61)……第2リヤシートのシートバック (62)……第2リヤシートのシートクッション (7)……第3リヤシート (71)……第3リヤシートのシートバック (72)……第3リヤシートのシートクッション (8)……第4リヤシート (81)……第4リヤシートのシートバック (82)……第4リヤシートのシートクッション
Claims (1)
- 【請求項1】ヘッダパネルにより運転席及び助手席の後
部を前記運転席及び助手席後方のリヤフロアよりも一段
高く形成したキャブオーバ型自動車における車室内の前
記運転席(F1)及び助手席(F2)後方の前記リヤフロア
上に、シートクッションに対しシートバックを揺動自由
に支持した3人掛けの第1後部座席(R1)を、またこの
第1後部座席(R1)の後方に、シートクッションに対し
シートバックを揺動自由に支持した第2後部座席(R2)
をそれぞれ配置すると共に、前記第1後部座席(R1)の
側部に乗降口(4)を設けた自動車の後部座席構造であ
って、前記第1後部座席(R1)を1人掛けの第1リヤシ
ート(5)と2人掛けの第2リヤシート(6)とから形
成して、前記第1リヤシート(5)を前記乗降口(4)
側に配置し、該第1リヤシート(5)のシートクッショ
ンを前記リヤフロアの前端部に枢着して、該第1リヤシ
ート(5)を、シートバックをシートクッションに対し
て折り畳んだ状態で前記ヘッダパネルに沿って前方側に
起立状に展開可能に取付けると共に、前記2リヤシート
(6)のシートクッションを車室内の車幅方向側部に枢
着して、該第2リヤシートを、シートバックをシートク
ッションに対して後方に展開した状態で車室内の車幅方
向側部に起立状に展開可能に取付ける一方、前記第2後
部座席(R2)を車幅方向中央部で分割して、第3リヤシ
ート(7)と第4リヤシート(8)とから形成し、これ
ら第3、第4リヤシート(7)(8)のシートクッショ
ンを、リヤホイールハウス上に枢着して、これら第3リ
ヤシート及び第4リヤシートを、各シートバックをシー
トクッションに対して後方に展開した状態で車室内の車
幅方向側部に起立状に展開可能に取付け、前記第2、第
3、第4リヤシート(6)(7)(8)の車幅方向側部
への展開時、各シートの上端がほぼ同一高さとなるよう
に設定していることを特徴とする自動車の後部座席構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62003732A JPH0764238B2 (ja) | 1987-01-10 | 1987-01-10 | 自動車の後部座席構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62003732A JPH0764238B2 (ja) | 1987-01-10 | 1987-01-10 | 自動車の後部座席構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63173736A JPS63173736A (ja) | 1988-07-18 |
JPH0764238B2 true JPH0764238B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=11565426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62003732A Expired - Lifetime JPH0764238B2 (ja) | 1987-01-10 | 1987-01-10 | 自動車の後部座席構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0764238B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014155600A1 (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-02 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ- | 乗り物 |
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WO2014175241A1 (ja) * | 2013-04-23 | 2014-10-30 | 本田技研工業株式会社 | 車両 |
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JPH0231319Y2 (ja) * | 1984-10-12 | 1990-08-23 |
-
1987
- 1987-01-10 JP JP62003732A patent/JPH0764238B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014155600A1 (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-02 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ- | 乗り物 |
JPWO2014155600A1 (ja) * | 2013-03-28 | 2017-02-16 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company | 乗り物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63173736A (ja) | 1988-07-18 |
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