Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP4295329B2 - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ Download PDF

Info

Publication number
JP4295329B2
JP4295329B2 JP2007093772A JP2007093772A JP4295329B2 JP 4295329 B2 JP4295329 B2 JP 4295329B2 JP 2007093772 A JP2007093772 A JP 2007093772A JP 2007093772 A JP2007093772 A JP 2007093772A JP 4295329 B2 JP4295329 B2 JP 4295329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
comb
magnet
stepping motor
back yoke
comb teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007093772A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008253097A (ja
Inventor
原 真 朗 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Motor Manufacturing Corp
Original Assignee
Minebea Motor Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Motor Manufacturing Corp filed Critical Minebea Motor Manufacturing Corp
Priority to JP2007093772A priority Critical patent/JP4295329B2/ja
Priority to US12/076,222 priority patent/US7808141B2/en
Priority to CNA200810089102XA priority patent/CN101320922A/zh
Publication of JP2008253097A publication Critical patent/JP2008253097A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4295329B2 publication Critical patent/JP4295329B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2786Outer rotors
    • H02K1/2787Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/2789Outer rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2791Surface mounted magnets; Inset magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/10Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type
    • H02K37/12Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

本発明は、ステータを取り囲むように配置されるロータを備えたステッピングモータに関する。
ステッピングモータは、構造が簡易で制御も容易なため、種々の分野で用いられている。特に、永久磁石を用いたPM(Permanent Magnet)ステッピングモータは、安価に製造できるため、種々の分野で多用されている。
この種のステッピングモータでは、信頼性が重要であり、特に、どのような条件でも正常に起動することが要求される。正常な起動を保証するためには、予め定めた正確な位置でステッピングモータを停止させる制御が必要となる。高精度の停止位置制御を行うには、ディテントトルクを小さくするように調整するのが一般的である。ディテントトルクは回転時の負荷になるためである。
しかしながら、負荷が大きい場合、例えば、振動発生用ステッピングモータのように、ウェイトを負荷としているような場合は、非通電時に所望の停止位置に正確に停止させるのは困難である。このため、非通電時のディテントトルクを大きくして負荷を確実に停止させる技術が提案されている(特許文献1〜3参照)。
PMステッピングモータのうち、アウターロータ型の単相ステッピングモータには、環状のステータを取り囲むようにロータが配置されている。ステータは、複数の極歯が形成されたステータヨークを有し、ロータは、極性の異なる磁極が交互に周縁に沿って配置されたマグネットを有する。
マグネットの着磁波形(マグネットの表面磁束密度分布波形)を調整すると、ディテントトルク(コギングトルク)が変化することが知られており、着磁波形が正弦波に近づくほど、高調波成分がなくなって、ディテントトルクが低減する。このため、着磁波形を正弦波に近づけるような調整を行うのが一般的である。
例えば、特許文献4では、マグネットを取り囲むようにバックヨークを配置して、マグネットの磁極の境界位置に合わせて、バックヨークに凹部を設けている。このように、マグネットの磁極の境界位置に凹部を対向配置することにより、磁極が切り替わる際の磁束量が滑らかに変化するようになり、ディテントトルクを低減できる。
特開昭60-43059号公報 特開平6-78513号公報 特開平9-308214号公報 特開2001-57752号公報
ディテントトルクを低減するような構造にすると、確かに通電時の停止位置制御は精度よく行えるが、無通電時の停止位置制御を精度よく行える保証はない。無通電時にも、ロータのシャフトが回転する場合があり、このような場合に、決められた位置でロータを停止させる停止位置制御を行うのがが望ましい。その理由は、無通電時に任意の回転位置でロータが停止してしまうと、その後に通電を開始した場合の起動性が悪くなるためである。しかしながら、上述した特許文献1〜4は、無通電時の停止位置制御については特に考慮していない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、マグネットの着磁波形を調整することにより、無通電時の停止位置制御を高精度に行い、かつ起動性の向上を図ることが可能なステッピングモータを提供することにある。
本発明の一態様では、ステータと、このステータを取り囲むように配置されるロータと、を備えたステッピングモータにおいて、
前記ロータは、
周縁に沿って形成される複数の磁極を有する環状のマグネットと、
前記マグネットを取り囲むように配置され、複数の櫛歯を有する櫛歯状バックヨークと、を有し、
前記複数の櫛歯は、前記マグネットの外周面に対向配置され、
前記複数の櫛歯のそれぞれの中央部は、隣接する前記磁極の境界位置に対向配置されることを特徴とするステッピングモータが提供される。
本発明によれば、櫛歯状バックヨークを設けてマグネットの着磁波形を調整することにより、無通電時の停止位置制御を高精度に行い、かつ起動性の向上も図ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態によるステッピングモータの分解斜視図、図2は図1のステッピングモータのステータ部分を組み付けた状態を示す斜視図である。
本実施形態によるステッピングモータはアウターロータ型であり、ステータ1と、このステータ1を取り囲むように配置されるロータ2と、ステータ1を保持するとともに電源供給用の端子を有するブラケット(底板)3と、ロータ2を保護するカバー4とを備えている。
ステータ1は、周縁に沿って複数の極歯5を有する環状の第1のステータヨーク6と、第1のステータヨーク6に対向配置され複数の極歯7を有する環状の第2のステータヨーク8と、第1および第2のステータヨーク6,8の間に配置されるステータコイル9と、ステータコイル9の中心部に形成された孔に嵌挿されるコア10と、コア10の中心部に形成された孔に嵌挿されるメタルベアリング11とを有する。
ロータ2は、第1および第2のステータヨーク6,8を取り囲むように配置される環状のマグネット12と、このマグネット12を保持するフレーム13と、フレーム13の中心部に取り付けられたシャフト14とを有する。マグネット12には、周縁に沿ってステータヨークの極歯の数と同数の磁極が交互に形成されている。
フレーム13は、シャフト14が中心部に取り付けられた平板20と、この平板20の周縁に沿って一定間隔で配置される複数の櫛歯からなる櫛歯状バックヨーク21と、櫛歯状バックヨーク21の外側側面の一部に接合される偏心ウェイト22とを有する。櫛歯状バックヨーク21は、本実施形態の特徴部分であり、その構造については後に詳述する。
ステータ1を構成する各部材を組み付けると、図2のようなステッピングモータのステータが得られる。なお、図2はカバー4を外した状態を示している。
第1および第2のステータヨーク6,8は互いに組み合わされており、第1のステータヨーク6が有する複数の極歯5のギャップに、第2のステータヨーク8が有する複数の極歯7が配置され、第2のステータヨーク8が有する複数の極歯7のギャップに、第1のステータヨーク6が有する複数の極歯5が配置されている。
図1のステッピングモータは、ステータコイル9に電流を流すと、その電流の向きに応じた磁束が発生して、第1および第2のステータヨーク6,8の極歯5,7が磁化する。極歯5,7は、マグネット12の磁極と対向しており、場所によって極歯5,7と磁極は引きつけられたり、反発したりする。これにより、マグネット12は1磁極(ステップ)分回転する。その後、ステータコイル9に流す電流の向きを変えると、さらにマグネット12は1ステップ回転する。このように、ステータコイル9に流す電流の向きを交互に切り替えることで、マグネット12はステップ単位で回転する。
マグネット12は、図1のステッピングモータの一部品として組み付けを行う前に、着磁波形(マグネットの表面磁束密度分布の波形)が着磁される。マグネット12の着磁は、図3に示すように、マグネット12の内周側に着磁ヨーク23を配置し、外周側に着磁用バックヨーク24を配置した状態で、着磁ヨーク23のコイルに電流を流すことにより行われる。
着磁ヨーク23には、マグネット12の磁極数分のスリット(溝)25が形成されており、これらスリット25にコイルを配置して、隣接するコイルに流す電流の向きを互いに逆にすることにより、マグネット12の磁極は着磁される。
着磁ヨーク23の形状を変えることにより、マグネット12の着磁波形を調整することができるが、着磁する際にはコイルに数kA(アンペア)以上の電流を瞬間的に流す必要があり、コイルの線径はできるだけ太くしなければならず、また各コイルを確実に絶縁させなければならない。また、マグネット12が小型になるほど、スリット25の場所を確保するのが困難になる。このような理由で、着磁ヨーク23の形状を調整するのは容易ではなく、結果として、着磁ヨーク23だけではマグネット12の着磁波形を精度よく調整することはできない。
マグネット12の着磁波形は、正弦波になるように調整するのが一般的である。その理由は、着磁波形が正弦波になると、高調波成分がなくなり、通電時のディテントトルクを低減できるためである。ところが、本発明者が実験を行ったところ、無通電時には、着磁波形が矩形波に近づくほど、ステッピングモータの停止位置をより安定に制御できることがわかった。その理由は、着磁波形が矩形波に近づくと、マグネット12の各磁極での磁束分布が均一になり、磁極の境界位置で磁束分布が大きく変化するためである。
図4は着磁波形の一例を示す図であり、図4(a)は矩形波の着磁波形、図4(b)は正弦波の着磁波形を示している。図4(a)の場合、マグネット12の各磁極の磁束分布が均一であるのに対して、図4(b)の場合、各磁極の端部が中央部よりも磁束が小さくなり、磁束分布が磁極内で不均一であることがわかる。特に、図4(b)に破線y1で示すように、磁極の境界付近で、磁束の不均一度が大きくなる。
以下、本実施形態の特徴部分である櫛歯状バックヨーク21について詳細に説明する。櫛歯状バックヨーク21は、マグネット12の磁極数と同数からなる複数の磁極を有する。図5はマグネット12の磁極と櫛歯との位置関係を示す図である。図5では、一部の磁極と櫛歯のみを図示している。図示のように、櫛歯状バックヨーク21の櫛歯は、その中央部がマグネット12の隣接する2つの磁極の境界位置に対向するように配置される。櫛歯の幅は、マグネット12の幅の約1/2である。
本発明者が実験を行ったところ、図5のような位置に櫛歯と磁極を配置すると、矢印y2で示すように、磁極の境界付近で着磁波形の振幅が増大し、結果として、着磁波形が矩形波に近づくことがわかった。
図6は櫛歯状バックヨーク21の櫛歯の幅とステッピングモータの最大回転数との関係を示す図である。図6の横軸は、櫛歯の幅がステッピングモータの磁極の幅に対してどの程度の割合であるかを示すデューティであり、このデューティが45%、50%、55%の場合のそれぞれについて、縦軸に最大回転数をプロットしている。図示のように、櫛歯の幅が広がるにつれて、最大回転数が増大する結果が得られた。最大回転数が大きいほどモータとしては望ましいため、図6の結果だけから判断すると、櫛歯の幅は大きい方がよいことがわかる。
図7は櫛歯状バックヨーク21の櫛歯の幅とダンピングとの関係を示す図である。図7では、上述したデューティが45%、50%、55%の場合のそれぞれについて、ダンピングの値をプロットしている。
ここで、ダンピングとは、無通電時の状態から電流を一方向に流したときに、ステッピングモータの安定位置を最初に通過するのに要する時間(立ち上がり時間)を表しており、例えば安定位置を通り過ごすオーバーシュートの動作を行う場合には、最初に安定位置を通過するまでの時間である。
このダンピングの値が小さいほど、モータとしての性能は優れていることになる。図7の結果だけで判断すると、櫛歯の幅が小さい方がよいことがわかる。
このように、図6と図7は、櫛歯の幅に着目した場合、逆の結果が得られる。このことから、ステッピングモータの最大回転数とダンピングの両方の性能を保証するためには、デューティが50%、すなわち櫛歯状バックヨーク21の櫛歯の幅をマグネット12の磁極の幅の約1/2に設定するのが望ましいことがわかる。
次に、マグネット12の磁極と櫛歯状バックヨーク21の櫛歯との位置関係について説明する。図8は、磁極と櫛歯との位置関係を3通りに変化させた場合の、磁極の磁束密度を測定した結果を示す図である。図8(a)は磁極の境界位置に櫛歯を対向配置した例、図8(b)は磁極の中心位置と櫛歯の中心位置を一致させた例、図8(c)は磁極の境界位置と櫛歯の境界位置を一致させた例を示している。これらの図において、横軸は磁極の幅方向の位置をマグネット12の中心角で表したものであり、縦軸は各位置での磁束密度を表している。
図8では、直径8.7mmのマグネット12に10個の磁極を設けた例を示している。図8(a)〜図8(c)の各図では、マグネット12の5つのS極の磁極の磁束密度分布曲線を重ね合わせている。
磁束密度が最大になる磁極内の領域が最も広くなるのは、図8(a)の場合であり、次に図8(b)である。このため、図8の3通りの中では、櫛歯の中心位置を磁極の境界位置に対向させた場合が、磁極内の磁束密度が最も均一になることがわかる。そこで、本実施形態では、図8(a)に合わせて、櫛歯状バックヨーク21とマグネット12との位置合わせを行うことにした。
ところで、マグネット12の磁極とバックヨークの櫛歯の位置とを種々変化させると、磁極の磁束密度が変化する理由は、マグネット12からの磁力線によりバックヨークが磁化されるが、バックヨークの各櫛歯が生成する磁力線とマグネット12の磁力線とが相互作用する度合が、磁極と櫛歯の位置関係により異なるためである。
図1に示すように、櫛歯状バックヨーク21の外側側面には、ウェイト部材が接合される。櫛歯状バックヨーク21とウェイト部材との接合には接着剤が用いられる。図9は接着剤30の塗布位置を示す図である。
図9に示すように、接着剤30は櫛歯と櫛歯との間に塗布される。より具体的には、マグネット12と、櫛歯状バックヨーク21を有するフレーム13とを位置決めして治具で固定した後、櫛歯と櫛歯の間に接着剤30を塗布する。接着剤30は露出しているため、塗布した後に紫外線照射により硬化する紫外線照射型の接着剤30を用いることができる。接着剤30の塗布位置には、図9に示すように凹み(接着剤たまり)が形成されるため、この凹み部分にさらに接着剤を塗布して、ウェイト部材22を接合する。
このように、櫛歯状バックヨーク21を用いる場合には、櫛歯状バックヨーク21とフレーム13とを位置決めした後に接着剤30を塗布でき、位置決めが正確に行えるとともに、紫外線照射型の接着剤30を用いることができる。また、接着剤30の塗布により、ウェイト部材22を接合するための接着剤たまりが形成されるため、ウェイト部材22の接合のための接着剤の塗布が容易になる。
一方、櫛歯状ではなく、側面が同じ高さのカップ状のロータフレームを用いた場合、ロータフレームの側面内側に接着剤を塗布した後に、その塗布面に沿ってマグネットを挿入しなければならず、接着剤の塗布が面倒であり、また、接着剤の塗布面がロータフレームの側面内側であるため、紫外線照射型の接着剤を用いることができず、使用する接着剤の種類が限定される。さらに、ロータフレームとマグネットとの接合後には、接着剤たまりが形成されないため、ウェイト部材を接合するための接着剤の塗布工程も面倒になる。
上述した実施形態では、フレーム13の一部として櫛歯状バックヨーク21を設ける例を説明したが、フレーム13とは別個に櫛歯状バックヨーク21を設けてもよい。この場合、複数の櫛歯をつなぎ合わせて一体化した円環状の櫛歯状バックヨーク21aをマグネット12の外周面に貼り付けて、その後にフレーム13を取り付けてもよい。
図10はフレーム13とは別個に円環状の櫛歯状バックヨーク21aを設けた例を示す図である。図10(a)はマグネット12の平面図と側面図を示し、図10(b)はマグネット12の外周面に貼り付けられる櫛歯状バックヨーク21aの平面図と側面図を示し、図10(c)はマグネット12と櫛歯状バックヨーク21aを組み付けた状態での平面図と側面図を示している。
図10に示すように、櫛歯状バックヨーク21は個々の櫛歯がつなぎ合わされて、円環状の形状になっている。図10(a)のマグネット12と図10(b)の櫛歯状バックヨーク21を組み付ける際は、図10(c)に示すように、マグネット12の磁極の境界位置に櫛歯状バックヨーク21の櫛歯の中心位置が一致するように配置する。これにより、図5と同様に、磁極の着磁波形が正弦波よりも矩形波形に近づく。
以上に説明したように、本実施形態では、マグネット12を取り囲むように櫛歯状バックヨーク21を配置し、マグネット12の磁極の境界位置と櫛歯状バックヨーク21の櫛歯の中心位置とを対向させるため、マグネット12の磁極の磁束密度が均一化して、無通電時の停止位置制御を精度よく行えるようになる。
上述した実施形態では、磁極数が10個のマグネット12と10個の櫛歯を持つ櫛歯状バックヨーク21について説明したが、磁極数については上述した実施形態に限定されない。また、マグネット12や櫛歯状バックヨーク21のサイズについても、上述した実施形態に限定されない。
本発明の一実施形態によるステッピングモータの分解斜視図。 図1のステッピングモータのステータ部分を組み付けた状態を示す斜視図。 マグネットの着磁を説明する図。 (a)は矩形波の着磁波形、図4(b)は正弦波の着磁波形を示す図。 マグネット12の磁極と櫛歯との位置関係を示す図。 櫛歯状バックヨーク21の櫛歯の幅とステッピングモータの最大回転数との関係を示す図。 櫛歯状バックヨーク21の櫛歯の幅とダンピングとの関係を示す図。 (a)は磁極の境界位置に櫛歯を対向配置した場合の磁極の磁束密度測定図、図8(b)は磁極の中心位置と櫛歯の中心位置を一致させた場合の磁極の磁束密度測定図、図8(c)は磁極の境界位置と櫛歯の境界位置を一致させた場合の磁極の磁束密度測定図。 接着剤30の塗布位置を示す図。 フレーム13とは別個に円環状の櫛歯状バックヨーク21aを設けた例を示す図。
符号の説明
1 ステータ
2 ロータ
3 ブラケット
4 カバー
5,7 極歯
6 第1のステータヨーク
8 第2のステータヨーク
9 ステータコイル
10 コア
11 メタルベアリング
12 マグネット
13 フレーム
14 シャフト
20 平板
21 櫛歯状バックヨーク
22 偏心ウェイト
23 着磁ヨーク
24 着磁用バックヨーク
25 スリット
30 接着剤

Claims (7)

  1. ステータと、このステータを取り囲むように配置されるロータと、を備えたステッピングモータにおいて、
    前記ロータは、
    周縁に沿って形成される複数の磁極を有する環状のマグネットと、
    前記マグネットを取り囲むように配置され、複数の櫛歯を有する櫛歯状バックヨークと、を有し、
    前記複数の櫛歯は、前記マグネットの外周面に対向配置され、
    前記複数の櫛歯のそれぞれの中央部は、隣接する前記磁極の境界位置に対向配置されることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 前記櫛歯状バックヨークは、前記マグネットの表面磁束密度分布が磁極の境界位置で、正弦波よりも矩形波に近づくように前記マグネットの表面磁束密度分布を調整することを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 前記複数の磁極の数と前記複数の櫛歯の数は同数であることを特徴とする請求項1または2に記載のステッピングモータ。
  4. 前記複数の櫛歯のそれぞれの幅は、前記磁極の幅の略半分であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のステッピングモータ。
  5. 前記櫛歯状バックヨークの外周面の少なくとも一部に接合されるウェイト部材を備え、
    前記櫛歯状バックヨークの隣接する前記櫛歯間には、前記ウェイト部材を接合するための接着剤が付着されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のステッピングモータ。
  6. 前記ロータは、前記櫛歯状バックヨークと一体に形成されて中心に回転シャフトが形成されたフレームを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のステッピングモータ。
  7. 前記ロータは、前記櫛歯状バックヨークとは別個に設けられて中心に回転シャフトが形成されたフレームを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のステッピングモータ。
JP2007093772A 2007-03-30 2007-03-30 ステッピングモータ Expired - Fee Related JP4295329B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007093772A JP4295329B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 ステッピングモータ
US12/076,222 US7808141B2 (en) 2007-03-30 2008-03-14 Stepping motor and rotor
CNA200810089102XA CN101320922A (zh) 2007-03-30 2008-03-28 步进电动机和转子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007093772A JP4295329B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 ステッピングモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008253097A JP2008253097A (ja) 2008-10-16
JP4295329B2 true JP4295329B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=39793068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007093772A Expired - Fee Related JP4295329B2 (ja) 2007-03-30 2007-03-30 ステッピングモータ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7808141B2 (ja)
JP (1) JP4295329B2 (ja)
CN (1) CN101320922A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9722478B2 (en) * 2013-04-05 2017-08-01 Nidec Sankyo Corporation Stepping motor
TWI852703B (zh) * 2023-07-25 2024-08-11 陞達科技股份有限公司 馬達轉子

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444708A (en) 1977-09-14 1979-04-09 Sony Corp Dc brushless motor
JPS6043059A (ja) 1983-08-19 1985-03-07 Nippon Denso Co Ltd ステツプモ−タ
JPH0815389B2 (ja) 1986-07-22 1996-02-14 日本電信電話株式会社 ステップ型モータおよびその駆動回路
JPH04244774A (ja) 1991-01-28 1992-09-01 Kyocera Corp 円環モ−タ
JP2640073B2 (ja) 1992-07-03 1997-08-13 株式会社三協精機製作所 ステッピングモータ
JPH09308214A (ja) 1996-05-16 1997-11-28 Higashifuji Seisakusho:Kk ステッピングモータ
US6365995B1 (en) * 1998-11-20 2002-04-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Brushless motor and its assembly method
JP2001057752A (ja) 1999-08-17 2001-02-27 Seiko Instruments Inc スピンドルモータ
JP2002234449A (ja) 2001-02-07 2002-08-20 Nsk Ltd 電動式パワーステアリング装置
JP3897567B2 (ja) 2001-10-29 2007-03-28 松下電器産業株式会社 アウタロータモータ
JP3942184B2 (ja) 2004-09-03 2007-07-11 ミネベア・松下モータ株式会社 振動モータおよびそれを用いた携帯端末機器
JP4163701B2 (ja) 2005-05-27 2008-10-08 ミネベアモータ株式会社 振動発生用ステッピングモータ
KR100682661B1 (ko) * 2005-09-13 2007-02-15 엘지전자 주식회사 모터 및 상기 모터를 포함하는 세탁기
JP4849516B2 (ja) * 2005-10-21 2012-01-11 キヤノン株式会社 駆動装置及び光量調節装置
JP4878226B2 (ja) * 2006-06-26 2012-02-15 キヤノン株式会社 駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008253097A (ja) 2008-10-16
CN101320922A (zh) 2008-12-10
US7808141B2 (en) 2010-10-05
US20080238265A1 (en) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4738759B2 (ja) 永久磁石モータ
KR20060122704A (ko) 진동발생용 스테핑 모터
US20200227991A1 (en) Electrical machine
WO2019064801A1 (ja) 永久磁石式回転電機
JP2017531997A (ja) 永久磁石と突極とを交互に有する多相モータ
JP4586717B2 (ja) モータ
JP6117574B2 (ja) 誘導子型回転モータ
JP4698062B2 (ja) ブラシレスdcモータ
JP4423294B2 (ja) 多相ステップモータ
JP6723349B2 (ja) 永久磁石型モータ
US7779532B2 (en) Manufacturing method of hybrid permanent magnet type electric rotating machine
JP4295329B2 (ja) ステッピングモータ
JP2014103789A (ja) 永久磁石埋込型モータ
JP2022532908A (ja) 非対称電気モータを有する低ノイズギアモータ
JP2006025486A (ja) 回転電機
JP2008182796A (ja) ステッピングモータ
WO2010092724A1 (ja) 発電装置
JP6399071B2 (ja) 回転電機
JP2017063594A (ja) ブラシレスモータ
JP5481132B2 (ja) ステッピングモータ
JP4197258B2 (ja) ステッパモータ
JP2009207298A (ja) ステッピングモータ
JP2005130692A (ja) アキシャル型永久磁石モータ
JP3726075B2 (ja) ステッピングモータの駆動方法
JP3591660B2 (ja) 3相クローポール式永久磁石型回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090409

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140417

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees