JP4246350B2 - 縦型ポンプ式容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は縦型ポンプ式容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、実開平4−124956に示すように、胴部上端から容器体口頸部を起立し、容器体内へ垂下するシリンダの上端部に付設した外向きフランジを口頸部上端面へ載置すると共に、口頸部外面へ螺合させた装着筒上端の内向きフランジでシリンダの外向きフランジを挟持させ、さらに、シリンダ内から起立する作動部材の上端部に、ノズルを外方へ突出させた押下げヘッドを嵌着させた縦型ポンプ式容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記縦型ポンプ式容器は、容器体に対する縦型ポンプの着脱を、該ポンプに付設した装着筒の螺合、螺脱で行うよう設けているから、容器体内液体が無くなると、ポンプを外し、容器体内液体を補充しかつポンプを再装着することで使用を継続することができる。
上記容器は洗浄液、シャンプー、リンス等の吐出用として家庭用としても、又ホテル等でも使用されているが、ホテルにあっては上記のようにポンプを外し、容器体内液体を異種液体に入れ替えされるおそれがあり、関係者はその対策に苦慮している。
【0004】
本発明は、装着筒外面へカバー筒を回動自在に嵌合させることにより、適宜治具を用いない限り装着筒の螺脱を不能にし、その治具は担当者が管理するようにして上記悪戯のおそれを防止するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、容器体1に対する縦型ポンプの着脱を、該ポンプに付設されて容器体口頸部3外面へ螺合する装着筒6の螺合、螺脱で行うよう設けた縦型ポンプ式容器において、
上記装着筒6の頂壁を外方へ延長して、該延長頂壁部分7a外周から外筒10を垂下させておき、
該外筒外面へ空転自在に嵌合させたカバー筒13上端に、延長頂壁部分7a上面へ接触させて内向きフランジ12を付設し、
該内向きフランジ12に第1透孔14aを、かつ延長頂壁部分7aに第2透孔14bを設けるか、またはカバー筒周壁11に第1透孔14aを、かつ装着筒外筒10に第2透孔14bを設け、
さらに、カバー筒周壁11の下端部内面に係合突条15を周設して、該係合突条を外筒10下端へ係合させることで外筒10から抜出し不能に設け、
該第1透孔および第2透孔を、装着筒に対するカバー筒位置合わせにより連通する棒状治具挿通用の透孔に形成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る縦型ポンプ式容器の実施形態を図面を参照しながら説明する。
まず、縦型ポンプ式容器の公知の部分について簡単に説明すると、1は容器体で、胴部2上端から口頸部3を起立すると共に、容器体内へ垂下するシリンダ4の上端部に付設した外向きフランジを口頸部3上端面へ載置して、該外向きフランジを、口頸部3外面へ螺合させた装着筒6上端の内向きフランジ状の頂壁7で挟持させ、さらに、シリンダ4内から起立する作動部材の上端部へ、ノズル8を前方へ突出させた押下げヘッド9を嵌着させている。
【0008】
本発明では、装着筒6の頂壁7を外方へ延長して、該延長頂壁部分7a外周から外筒10を垂下する。そして、該外筒外面へ空転自在に嵌合させた周壁11上端から、延長頂壁部分7a上面へ接触させて内向きフランジ12を突設して、これら周壁11と内向きフランジ12とでカバー筒13を形成する。
【0009】
そして、内向きフランジ12には第1透孔14aを、また、延長頂壁部分7aには第2透孔14bを、それぞれ穿設する。その際、これら透孔14a、14bは、カバー筒13の回動による位置合わせで連通可能に設ける。
なお、2つの透孔の位置は上記に限らず、カバー筒周壁11に第1透孔を、かつ外筒10に第2透孔を、それぞれ設けることも可能である。
15はカバー筒周壁11の下端部内面に周設した係合突条で、外筒10下端へ回動自在に係合する。
【0010】
次に本実施形態の作用について説明する。
装着筒の外筒10外面へカバー筒13を空転自在に嵌合させているため、装着筒を直接に回動させることはできず、また、カバー筒13を回動させても装着筒を回動させることは不可能であり、従って、容器体からポンプを外すことはできず、このため悪戯目的で容器体内の液体を入れ替えることは不可能である。
【0011】
容器体からポンプを取り外すには、カバー筒13を回動させることで、第1透孔14aと第2透孔14bとを連通させた後、棒状治具16をこれら両透孔へ挿通させることにより該治具を両透孔へ嵌合させ、次いで、カバー筒13を装着筒の螺脱方向へ回動させればよく、するとこれと共に装着筒6も同方向へ共回りするため、装着筒を容器体口頸部から螺脱させることができ、これによりポンプを容器体から取り外すことができる。
【0012】
なお、透孔14a、14bをカバー筒の内向きフランジ12と延長頂壁部分7aとに形成する場合には、治具16は垂直状態にして透孔へ挿通させるが、透孔をカバー筒の周壁11と外筒10とに形成する場合には、治具は水平状態にして透孔へ挿通させる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、装着筒外面へカバー筒を回動自在に嵌合させたので、適宜治具を用いない限り装着筒を螺脱させることはできず、このため容器体液体を異種液体に入れ替えるといった悪戯を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦型ポンプ式容器の要部断面図。
【図2】同じく、カバー筒および押下げヘッドの斜視図。
【図3】同じく、押下げヘッドを押下げた状態での作用説明図。
【符号の説明】
1 容器体
2 胴部
3 口頸部
6 装着筒
7 頂壁
8 ノズル
9 押下げヘッド
10 外筒
11 周壁
12 内向きフランジ
13 カバー筒
14a 第1透孔
14b 第2透孔
16 治具
Claims (1)
- 容器体(1)に対する縦型ポンプの着脱を、該ポンプに付設されて容器体口頸部(3)外面へ螺合する装着筒(6)の螺合、螺脱で行うよう設けた縦型ポンプ式容器において、
上記装着筒(6)の頂壁を外方へ延長して、該延長頂壁部分(7a)外周から外筒(10)を垂下させておき、
該外筒外面へ空転自在に嵌合させたカバー筒(13)上端に、延長頂壁部分 ( 7a ) 上面へ接触させて内向きフランジ(12)を付設し、
該内向きフランジ ( 12 )に第1透孔(14a)を、かつ延長頂壁部分(7a)に第2透孔(14b)を設けるか、またはカバー筒周壁(11)に第1透孔(14a)を、かつ装着筒外筒(10)に第2透孔(14b)を設け、
さらに、カバー筒周壁(11)の下端部内面に係合突条(15)を周設して、該係合突条を外筒(10)下端へ係合させることで外筒(10)から抜出し不能に設け、
該第1透孔および第2透孔を、装着筒に対するカバー筒位置合わせにより連通する棒状治具挿通用の透孔に形成したことを特徴とする縦型ポンプ式容器。
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JP2000051854A JP4246350B2 (ja) | 2000-02-28 | 2000-02-28 | 縦型ポンプ式容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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