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JP3816724B2 - 内燃機関におけるオイルパンの構造 - Google Patents

内燃機関におけるオイルパンの構造 Download PDF

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JP3816724B2 JP2000116496A JP2000116496A JP3816724B2 JP 3816724 B2 JP3816724 B2 JP 3816724B2 JP 2000116496 A JP2000116496 A JP 2000116496A JP 2000116496 A JP2000116496 A JP 2000116496A JP 3816724 B2 JP3816724 B2 JP 3816724B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関におけるシリンダブロックの下面に、シリンダブロックの下部を塞ぐように取付けられるオイルパンにおいて、その構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のオイルパンをシリンダブロックの下面に対する取付けは、このオイルパンの周囲に外向きに突出するように一体的に設けたフランジ部を、その周囲に沿って適宜間隔で配設した複数本のボルトにて締結することによって行われ、また、その取付けに際しては、前記フランジ部の上面におけるフランジ面、又はシリンダブロックの下面のうち前記フランジ面に対応する接合面に、液状シール剤を塗布することにより、シリンダブロックとオイルパンとの接合部におけるシール性を確保するように構成していることは周知のとおりである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように、オイルパンを、シリンダブロックの下面に対して、当該オイルパンの周囲に一体的に設けたフランジ部におけるフランジ面、又はシリンダブロックの下面における接合面に液状シール材を塗布して取付けるという方法では、この取付けをしたあとで、前記液状シール材が硬化することにより、このシール材にてオイルパンがシリンダブロックに対して固く接着された状態になるから、オイルパンをシリンダブロックから容易に取り外すことができないようになる。
【0004】
そこで、従来、オイルパンをシリンダブロックから取り外すに際しては、例えば、特開平9−323271号公報等に記載されているように、前記シール材の箇所に、薄い刃物状の工具を差し込むことによって前記シール材を切断するか、前記シール材の箇所に楔状の工具を打ち込むことによって前記シール材を剥がすようにしているから、前記オイルパンのフランジ部におけるフランジ面及びシリンダブロックの下面における接合面に対して傷が付き、オイルパンを再度シリンダブロックに対して取付ける場合におけるシール性が低下するおそれが大きいという問題があった。
【0005】
本発明は、オイルパンにおける外側面には、オイルパンを機械加工する場合における加工基準となる突起部が複数個一体的に設けられることに着目し、この加工基準用の突起部を利用して前記の問題を解消することを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本発明は,
「外側面に,シリンダブロックにおける下面に対して複数本のボルトにて締結するためのフランジ部と,加工基準用の突起部の複数個とを設けて成るオイルパンにおいて,
前記加工基準用の各突起部を,前記オイルパンにおけるフランジ部の外周面に,当該各突起部がこの外周面から外向きに突出し,且つ,当該各突起部の上面のうち一部又は全部が前記シリンダブロックの下面に重なるように一体に設け,この各突起部の上面を,前記フランジ部におけるフランジ面よりも一段低くする。」
という構成にした。
【0007】
【発明の作用・効果】
このように構成することにより,オイルパンを,シリンダブロックの下面に対して取付けた状態において,オイルパンに一体に設けた各突起部の上面と,シリンダブロックの下面との間に,隙間が必然的に形成されることになるから,オイルパンのシリンダブロックに取付け用のボルトを抜いたのち,前記隙間に,工具を差し込むことにより,オイルパンをシリンダブロックから引き離すことが,オイルパンのフランジ部におけるフランジ面,及びシリンダブロックの下面のうち前記フランジ面に対応する接合面の両方に前記工具を接触することなく,換言すると,前記フランジ面及び接合面の両方に対して傷を付けるおそれなく,至極容易にできるのである。
【0008】
従って、本発明によると、オイルパンのシリンダブロックからの取り外しに際して、オイルパンにおけるフランジ面及びシリンダブロックにおける接合面のうちいずれか一方又は両方に傷を付けることを、オイルパンに従来から設けられている加工基準用の突起部を利用して、オイルパンの形状を複雑化することなく、確実に回避することができる効果を有する。
【0009】
特に、前記突起部を、請求項2に記載したように、三個にして、これら三個の突起部を、平面視で、当該各突起部を結ぶ線にて形成される三角形の重心点が、オイルパンにおける平面視での重心点に略一致するような部位に配設することにより、前記加工基準用の突起部を三箇所設けるだけで機械加工に際して位置決めを正確に行うことができると共に、機械加工に際して固定を安定して確実に行うことかできることになり、換言すると、オイルパンに対して一体的に設ける加工基準用突起部の個数を最小にすることができて、オイルパンの構造を簡単化できると共に、製造に要するコストを低減できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図4の図面について説明する。
【0011】
この図において、符号1は、内燃機関におけるシリンダブロックを、符号2は、前記シリンダブロック1の下面を覆うように平面視で略長方形に構成したオイルパンを各々示す。
【0012】
前記オイルパン2は、アルミ等の軽合金の鋳造又はダイキャストにより製造され、その上端外側の全周囲に外向きに突出するフランジ部3を一体的に設けて、このフランジ部3を、前記シリンダブロック1の下面1aに対して、当該フランジ部3に適宜ピッチの間隔で設けた複数本のボルト4にて締結することにより接合されている。
【0013】
なお、この締結に際しては、前記フランジ部3の上面におけるフランジ面3aの一部、又は前記シリンダブロック1における下面1aのうち前記フランジ面3aに対応する接合面の一部に、液状のシール材5を塗布する。
【0014】
前記オイルパン2におけるフランジ部3の外周面には,当該フランジ部3の周囲に沿った三個の部位に,この外周面から外向きに突出するように構成した加工基準用突起部6,7,8が一体に設けられている。
【0015】
すなわち、この三個の加工基準用突起部6,7,8は、好ましくは、図2の平面視において、これら各加工基準用突起部6,7,8を結ぶ線C1,C2,C3 にて形成される三角形の重心点Cが、オイルパン2における平面視での重心点に略一致するような配列に配設されている。より具体的には、これら各加工基準用突起部6,7,8のうち二つの突起部6,7は、平面視において、長方形における左右両長手側面のうち一方の長手側面の両端部におけるコーナーの部位又はその近傍の部位に、残りの一つの突起部8は、他方の長手側面における略中央の部位又はその近傍の部位に各々配設され、前記二つの突起部6,7には、平面視において、クランク軸線9と平行にした基準面6a,7aを、前記一つの突起部8には、クランク軸線9と直角にした基準面8aが各々設けられている。
【0016】
前記オイルパン2に対する機械加工に際して、これを加工機械に略位置決めして載せた(このとき、オイルパン2を、加工機械に対して、前記に例示したような配列にした三個の各加工基準用突起部6,7,8の下面が加工機械側の支持部に接当するように載せたのち、前記各加工基準用突起部6,7,8を押さえ部材にて支持部に対して押圧することにより、オイルパン2を各所均等な力で安定な状態に確実に固定することができる)のち、オイルパン2の全体を、図2に矢印Aで示すように、クランク軸線9と直角の方向に押圧して、前記二つの突起部6,7における基準面6a,7aを、加工機械における二つの基準治具10,11に接当し、次いで、オイルパン2の全体を、図2に矢印Bで示すように、クランク軸線9と直角の方向に押圧して、前記一つの突起部8における基準面8aを、加工機械における一つの基準治具12に接当することにより、オイルパン2を、加工機械に対して正しく正確に位置決めすることができる。
【0017】
そして、前記各加工基準用の各突起部6,7,8を、その上面6a,7a,8aのうち一部又は全部が前記シリンダブロック1における下面1aの下側に位置するように、換言すると、上面6a,7a,8aのうち一部又は全部が前記シリンダブロック1における下面1aに重なるように構成し、更に、前記各突起部6,7,8の上面6a,7a,8aを、前記シリンダブロック1における下面1aよりも適宜寸法Hだけ一段低くする。
【0018】
このように構成することにより,オイルパン2を,シリンダブロック1の下面1aに対して取付けた状態において,オイルパン2に一体に設けた各突起部6,7,8の上面6a,7a,8aと,シリンダブロック1の下面1aとの間に,隙間13が必然的に形成されることになる。
【0019】
そこで、オイルパン2をシリンダブロック1から取り外す場合には、その締結用の各ボルト4を抜いたのち、前記各隙間13に、マイナスドライバ等の工具Cを差し込んでこぜるか、或いは工具を押し込むことにより、オイルパン2をシリンダブロック1から引き離すことが、オイルパン2のフランジ部3におけるフランジ面3a、及びシリンダブロック1の下面1aのうち前記フランジ面3aに対応する接合面の両方に前記工具Cを接触することなく、換言すると、前記フランジ面及び接合面の両方に対して傷を付けるおそれなく、至極容易にできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断正面図である。
【図2】図1のII−II視平断面図である。
【図3】図1のIII −III 視底断面図である。
【図4】図2のIV−IV視拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック
1a 下面
2 オイルパン
3 フランジ部
3a フランジ面
4 ボルト
5 液状シール材
6,7,8 加工基準用突起部
6a,7a,8a 突起部の上面
9 クランク軸線
13 隙間

Claims (2)

  1. 外側面に,シリンダブロックにおける下面に対して複数本のボルトにて締結するためのフランジ部と,加工基準用の突起部の複数個とを設けて成るオイルパンにおいて,
    前記加工基準用の各突起部を,前記オイルパンにおけるフランジ部の外周面に,当該各突起部がこの外周面から外向きに突出し,且つ,当該各突起部の上面のうち一部又は全部が前記シリンダブロックの下面に重なるように一体に設け,この各突起部の上面を,前記フランジ部におけるフランジ面よりも一段低くしたことを特徴とする内燃機関におけるオイルパンの構造。。
  2. 前記請求項1の記載において,前記突起部を三個にして,これら三個の突起部を,平面視で,当該各突起部を結ぶ線にて形成される三角形の重心点が,オイルパンにおける平面視での重心点に略一致するような部位に配設することを特徴とする内燃機関におけるオイルパンの構造。
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