JP3547837B2 - インバ−タ装置 - Google Patents
インバ−タ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3547837B2 JP3547837B2 JP07664895A JP7664895A JP3547837B2 JP 3547837 B2 JP3547837 B2 JP 3547837B2 JP 07664895 A JP07664895 A JP 07664895A JP 7664895 A JP7664895 A JP 7664895A JP 3547837 B2 JP3547837 B2 JP 3547837B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- switching
- circuit
- transformer
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B41/00—Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
- H05B41/14—Circuit arrangements
- H05B41/26—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
- H05B41/28—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
- H05B41/282—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices
- H05B41/2821—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices by means of a single-switch converter or a parallel push-pull converter in the final stage
- H05B41/2824—Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices by means of a single-switch converter or a parallel push-pull converter in the final stage using control circuits for the switching element
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M7/00—Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
- H02M7/42—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
- H02M7/44—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
- H02M7/48—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
- H02M7/53—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M7/537—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B70/00—Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
- Y02B70/10—Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S315/00—Electric lamp and discharge devices: systems
- Y10S315/07—Starting and control circuits for gas discharge lamp using transistors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、広い範囲の電流制御を必要とする負荷に電力を供給するインバ−タ装置に関し、特に調光自在な冷陰極管(以下、CFLという)をいわゆる高周波点灯する点灯装置に適用して好適なインバ−タ装置に関する。
【0002】
【従来技術の構成とその問題点】
インバ−タ装置は、直流電力を交流電力に交換する装置であって、いわゆる逆変換装置として各種の電機機器に使用されている。図8は放電管用として使用されている従来のインバ−タ装置を示す回路図である。図8において、T51は一次コイルNp51、二次コイルNs51、帰還コイルMf51を備えたロイヤ−発振回路用の昇圧トランスである。Q51、Q52はNPN型のスイッチング作動用トランジスタで、昇圧トランジスタT51とともにロイヤ−発振回路を構成する。C51は電圧共振用コンデンサ、L51はチョ−クコイルである。これによりトランジスタQ51、Q52のオフ時のコレクタ−エミッタ間電圧は正弧波状となり、トランスT51の一次コイルNp51、二次コイルNs51の電圧波形は正弧波となる。チョ−クコイルL51は、後に述べるDC−DCコンバ−タに接続され、昇圧トランスT51の出力側にはCFL1が接続されている。このインバ−タの自励発振により、出力側には正弧波状の高電圧が数十KHz単位の周波数で現れ、冷陰極管CFL1が点灯する。IC51はDC−DCコンバ−タを構成するスイッチング作動用のPNPトランジスタQ53のベ−ス回路を制御する集積回路(IC)であり降圧型チョッパ−回路として動作する。
【0003】
このICは、三角波を発生する発信器OSCと、2つの比較用演算増幅器A51と演算増幅器A52と、発振器OSCと演算増幅器A51かA52のいずれか一方の出力電圧とを比較するPWMコンパレ−タCOMPと、このPWMコンパレ−タにより駆動され、前記スイッチング動作用のPNPトランジスタQ53のベ−スを駆動する出力トランジスタQ54とを有する。このICは、前記のように発振器OSCと比較する他方のPWMコンパレ−タ入力回路には2つの演算増幅器A51、A52が接続されているが、これら2つの演算増幅器の内の出力電圧が高い方の電圧と発振器OSCの出力とが比較される。なお、前記の構成を有するICをここでDC−DCコンバ−タ制御用ICと定義し、またこれを他の用途に使用しても、内部の構成が変わらない限りDC−DCコンバ−タ制御用ICと呼ぶことにする。D51はフライホイ−ルダイオ−ド、L52はチョ−クコイルである。C52はコンデンサであり、チョ−クコイルL52とコンデンサC52でLCフィルタを構成する。R51、C53は発振周波数決定用のコンデンサと抵抗、R52、C54、R53、C55は、DC−DCコンバ−タ制御用ICIC51の演算増幅器A51、A52の位相補正用C、R素子である。ダイオ−ドD52、D53はCFL1に流れる放電電流の正の成分を整流するためのものである。R54、C56は電流波形を整流するためのロ−パスフィルタを構成する抵抗とコンデンサである。このフィルタ出力はDC−DCコンバ−タ制御用IC1C51の演算増幅器A52の+入力端に接続される。
【0004】
すなわちコンデンサC56の両端には放電電流の正のサイクルの平均値に比例した電圧が得られ、この電圧とDC−DCコンバ−タ制御用ICIC51内部の基準電圧とが演算増幅器A52で比較され、両者の差電圧に比例した出力電圧が得られる。図9に示すように、この出力電圧とDC−DCコンバ−タ制御用ICIC51の発振器OSCの三角波出力とがPWMコンパレ−タで比較される。すなわち放電電流が何等かの原因で増加すると、エラ−アンプとなる演算増幅器A52の出力電圧はBラインからAラインに移行する。その結果、PWMコンパレ−タの出力はCラインからDラインへと変化する。すなわち出力トランジスタであるスイッチング作動用のPNP型トランジスタQ53のオン時間は狭くなり、DC−DCコンバ−タの出力電圧は減少し、ロイヤ−発振回路の電源電圧が下がることになるので、放電電流は減少する。従って、放電電流の定電流制御を可能としている。R55、R56はDC−DCコンバ−タの出力電圧を定電圧化するための抵抗であり、これはCFL1を接続しない時、または放電を開始する以前の昇圧トランスT51の二次コイルNs51の電圧を定電圧化するためのDC−DCコンバ−タ出力電圧検出用の抵抗である。抵抗R55、R56の接続点はDC−DCコンバ−タ制御用ICIC51の演算増幅器A51+入力端に接続され、負帰還ル−プを構成し、DC−DCコンバ−タの出力電圧を定電圧化している。演算増幅器A51、A52の出力はOR接続されているので、演算幅器A51、A52の出力電圧の高い方が優先されてPWMコンパレ−タに入力される。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】
上記のような従来のインバ−タ装置の電力変換効率には、限界があることが知られている。なぜならば、インバ−タ装置の総合効率ηは、
η=(コンバ−タ部分の効率)*(インバ−タ部分の効率)
となり、総合効率ηを上げるためには、それぞれの効率を高める必要があった。例えば、DC−DCコンバ−タの効率悪化の最大原因は、スイッチング用トランジスタQ53、ダイオ−ドD51のスイッチング損失、チョ−クコイルL52の銅損である。従って、これらの損失をゼロにすることはできない。また、上述した従来のインバ−タ装置は部品数も多く、小型化、低価格化を図ることがかなり難しい。
【0006】
そこで本発明は、上述のような従来の不都合を解消しょうとするものであり、この目的は可及的に効率を向上することができるような、また広い範囲で電流制御が可能なインバ−タ装置であって、部品点数を極力減ずることができるようなインバ−タを提供しようとするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】
本願発明の目的を達成するために、本願は、直流電源から供給される直流電力をスイッチング素子の動作により、交流に変換して昇圧し冷陰極管を点灯するインバ−タ装置において、 昇圧トランスの一次側のインダクタンスと、これと直列に接続したコンデンサとで構成した共振回路と、該共振回路を流れる電流をオン・オフするスイッチング素子と、該スイッチング素子を該共振周波数より進み位相でスイッチング制御するスイッチング制御手段とで、正弦波状の共振電流を得る準E級電圧共振型インバータを基本的な構成として有する。
【0008】
これに加えて、本発明は、前記昇圧トランスの二次側に巻かれた帰還コイルの出力を前記スイッチング制御手段の入力側に負帰還せしめて出力の安定化を図る負帰還回路と、前記昇圧トランスの二次側に負荷量を検出する検知手段を設け、前記制御手段は該検知手段の信号を受けて負荷を流れる電流が所定値より大きくなる程、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を高くして負荷に流れる電流を抑圧すると共に負荷を流れる電流が所定値より小さくなる程、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を低くして負荷に流れる電流を増加する電流制御手段と、を具備してなるインバータ装置を提供する。
【0009】
【作用】
本発明に係るインバ−タ装置は、準E級電圧共振型インバ−タであるためパワ−スイッチング素子1個のみで構成でき、かつ基本的な準E級電圧共振型回路を用いたインバ−タに比べ、インダクタとコンデンサ各1個を省略することができるため、効率が高く、部品数の大幅な減少が可能である。
【0010】
【実施例】
本発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明にする。図1は冷陰極管CFL1を負荷とした場合のインバ−タ装置の回路図である。図1から分かるように、本発明ではパワ−MOSFETQ1、チョ−クコイルL1、電圧共振用コンデンサC1をもった回路を準E級電圧共振型インバ−タとして作用させる。この準E級電圧共振型インバ−タにより発生した高周波交流電圧を昇圧トランスT1で昇圧した後、CFL1を直接駆動している。準E級電圧共振型インバ−タはパワ−スイッチング素子に流れる電流とスイッチに印加される電圧が共に正弦波の一部になり、正弦波出力が可能のインバ−タとして知られている。
【0011】
以下、図2を用いて準E級電圧共振型インバ−タの動作原理を説明する。図2は準E級電圧共振型インバ−タの基本回路である。この図面において、リアクトルL31はチョ−クコイルであり、その電流が近似的に直流I31となる。インダクタL32とコンデンサC32は共振回路を構成する。スイッチS31のオン・オフ動作によって、インダクタL32、コンデンサC32及び抵抗器R31の同調回路にパルス状の電圧が印加される。スイッチS31のオン・オフ周波数、すなわちスイッチング周波数をインダクタL32とコンデンサC32との共振周波数より少し高い周波数とすれば、前記同調回路を流れる電流I32は近似的に正弦波となる。この場合、前記同調回路は誘導性リアクタンスを持ち、前記同調回路に流れる電流は電圧に対して位相が遅れる。ここでダイオ−ドD31、コンデンサC31及びスイッチS31の並列回路の電流I33も、I31=I32+I33であることからI32が正弦波であるので、正弦波となる。
【0012】
図3の(a)にスイッチのデユ−ティが50%の時のE級共振インバ−タ動作波形を示す。スイッチS31がタ−ンオフされると正弦波の電流はコンデンサC31を流れ、コンデンサC31が電流I35で充電され、電圧V31が零から正弦波状に上昇する。そのためスイッチのタ−ンオフは零電圧、非零電流スイッチングとなる。最適負荷Roptでは、図3(a)に示すようにスイッチの電圧V31は零に近い勾配dV31/dtで零に降下し、V31=0、かつdV31/dt=0となった時点で、スイッチS31がタ−ンオンされる。負荷抵抗が最適抵抗Roptより小さい場合、図3(b)に示すように、スイッチの電圧V31は大きな勾配dV31/dtで零に降下し、並列の逆方向ダイオ−ドD31がオンとなる。スイッチの電圧V31は零電圧にクランプされ、この間スイッチS31がタ−ンオンされる。これは準E級動作であり、電圧共振スイッチと同様で零電圧スイッチングとなる。スイッチングレギュレ−タとして動作させる場合、負荷、入力電圧の可変範囲全体に亘ってE級動作させることはできず、準E級動作となる。R−L−C同調回路のインピ−ダンスはスイッチング周波数に敏感であるため、スイッチング周波数変調により、出力電圧V32(=I32)を制御した場合、スイッチング周波数の変化が少ないという利点を持つ。
【0013】
次に、上記の準E級電圧共振形インバ−タ基本回路から本発明の回路への導出過程について説明する。図4(a)は、準E級電圧共振型CFLインバ−タの基本回路を示す。PGはパワ−MOSFETQ1を駆動するパルス発振器、C33はパラストコンデンサである。図4(b)はバラストコンデンサC33を昇圧トランスT1の一次側に変換した場合を示す。トランスT1の昇圧比をnとするとコンデンサC34は、C34=n2 ×C33となる。次に昇圧トランスとコンデンサC34の下側の接続点を入力電源の−側から+側へ移動すると図4(c)になる。次にコンデンサC32を取り去り、チョ−クコイルL31の下側の端子を共振インダクタL32の左側から右側へ移動すると図4(d)になる。次にチョ−クコイルLをトランスT1に含めると、図4(e)になる。以上により、本発明の回路が導出された。
【0014】
本発明の実施例を示す図1において、昇圧トランスT1は一次コイルNp1、二次コイルNs1、帰還コイルNf1を備えている。Q1はNチャンネルのパワ−MOSFETである。コイルL1と昇圧トランスT1のリ−ケ−ジインダクタンスLgの直列合成インダクタンスとコンデンサC1とC3の直列合成キャパシタンスは共振回路を構成し、CFL1はその共振回路と直列に接続される。該共振回路の共振周波数FRは下式の通り、
となる。但し、C3はバラストコンデンサC2のトランス一次換算値で、C3=n2×C2となる。nは昇圧トランスT1の昇圧比である。C1は電圧共振キャパシタである。チョ−クコイルL1と電圧共振用キャパシタC1によりパワ−MOSFETQ1のオフ時のドレインとソ−ス間電圧は正弦状になる。IC1はパワ−MOSFETQ1のゲ−ト回路を制御する電圧共振型スイッチング用ICである。この電圧共振型スイッチング用ICは電圧制御発振器(VCO)と演算増幅器A1とスイッチング周波数変調回路(PFM)とこのスイッチング周波数変調回路(PFM)により駆動され、パワ−MOSFETQ1のゲ−トを駆動するFETDRIVERよりなる。R4、C7は電圧共振型スイッチング用ICであるIC1の演算増幅器A1の位相補正用の抵抗とコンデンサである。R5、C8は上記IC1の内部にある電圧制御発振器(VCO)の発振周波決定用のC−R素子である。R6、R7は上記IC1の演算増幅器A1−入力端子のDCバイアス用の抵抗である。R1はパワ−MOSFETQ1のゲ−トドライブ抵抗である。D1はゲ−ト蓄積電荷引き抜き用のスピ−ドアップダイオ−ドである。抵抗R3によりランプ電流が検出され、ダイオ−ドD3とコンデンサC4によりランプ電流の正のサイクルが検出され、直流化される。その出力はランプ電流設定用可変抵抗器VR1、抵抗R8を介して上記IC1の演算増幅器A1+入力端に入力される。すなわち可変抵抗VR1のセンタ−タップには、放電電流の正のサイクルの平均値に比例した電圧が得られ、この電圧と上記IC1の内部基準電圧とが演算増幅器A1で比較され、両者の差電圧に比例した出力電圧が得られる。この出力電圧は電圧制御発振器(VCO)の入力端子に接続されていて、電圧制御発振器(VCO)の発振周波数を制御する。すなわち、放電電流が何等かの原因で増加すると演算増幅器A1の出力は上昇し、電圧制御発振器(VCO)の発振周波数は上昇する。電圧制御発振器(VCO)の出力の立ち下がりで、単安定マルチバイブレ−タ(ONESHOT)はセットされ、その出力はハイレベルとなる。抵抗R2とコンデンサC5は、単安定マルチバイブレ−タ(ONESHOT)の出力パルス幅決定用で、その時定数で定まる期間の出力をハイレベルに保つ。
【0015】
図5(b)におけるToffは、チョ−クコイルL1、昇圧トランスT1の一次インダクタンス、電圧共振用コンデンサC1等のバラツキや温度変化による共振周波数の変動を考慮して、準E級動作が満足されるように設定する。すなわち図5に示すように、前記Toffは一定のまま発振周波数が上昇するので、スイッチのオン時間が減少し、その結果CFL1に供給される電流が減少し、定電流制御が保たれる。ランプ電流が減少すると演算増幅器A1の出力は低下し、電圧制御発振器(VCO)の発振周波数は低くなり、定電流制御が行われる。
【0016】
入力電圧が変動した場合に放電電流を一定に保つ(定電流制御)ため、また放電電流の調光のためにパルス周波変調(PFM)を行うことにより、パルス変調(PWM)に比べて、インバ−タの動作範囲を広くとることが出来る。
【0017】
CFLが放電を開始するためには、約1KV程度の高電圧をこれに印加する必要がある。これを開放電圧というが、該開放電圧の設定方法としては図6に示すように昇圧トランスT1の二次コイルNs1の電圧を抵抗R20、R21で分圧し、ダイオ−ドD20、コンデンサC20により直流化し、電圧共振型スイッチング用ICであるIC1の演算増幅器A1の+入力端子に加える方法が考えられるが、高耐圧の抵抗R20が必要となったり、R20、D20、C20による遅れた時定数による負帰還ル−プの不安定性が増す等の欠点を有する。この問題を解決するために、図1に示すように、昇圧トランス1に帰還コイルNf1を設け、この帰還コイルNf1の電圧をダイオ−ドD2、コンデンサC6により直流化し、抵抗R11、R12で分圧した後、抵抗R9を介して前記IC1の演算増幅器A1の+入力端子に入力して帰還を掛ける。二次コイルNs1の巻数、電圧をそれぞれNs、Vs、帰還コイルNf1の巻数、電圧をそれぞれNf、Vfとすると、二次コイルNs1の電圧Vs=(Ns/nf)Vfなので、Vfを安定化することにより入力される直流電圧の値にかかわらず、Vsを一定化できる。またNfの電圧は演算増幅器A1の入力電圧と同レベルでよいので、電圧も低くてよく、位相遅れも生じない。
【0018】
切り替え用トランジスタQ2のコレクタは抵抗R9、R11、R12の接続点に接続されている。CFL1を接続しないとき、または放電を開始する前にはコンデンサC4の両端の電圧は0Vなので、切り替え用トランジスタQ2はオフである。従って、抵抗R9、R11、R12、演算増幅器A1による負帰還により昇圧トランスT1の二次コイルNsの電圧は入力直流電圧にかかわらず、一定となる。CFL1が接続されていて、放電電流が流れているときにコンデンサC4の電圧を0.7V以上に設定することにより切り替え用トランジスタQ2はオンし、抵抗R11、R12による定電圧動作を阻止し、演算増幅器A1による定電流制御のみになる。
【0019】
前記開放電圧の設定方法として、図7に示す実施例を挙げることができる。図7に示すように、昇圧トランスT1の一次コイルNp1の電圧をコンデンサC22、抵抗24で検出し、ダイオ−ドD21、コンデンサC21で直流化し、抵抗R22、R23で分圧して前記IC1の演算増幅器A1に加えるようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】
本発明に係るインバ−タ装置は、準E級電圧共振型インバ−タを用いているので、パワ−スイッチング素子1個のみでインバ−タ装置を構成することができ、なおかつインバ−タ装置の効率が高い。また単一のインバ−タで動作するため、部品の大幅な減少が可能であり、インバ−タ装置全体を小型化することができ、更に準E級電圧共振型インバ−タ基本回路に比べて、チョ−クコイル及びコンデンサを各一個省略できるので、コストダウンを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】準E級の動作を説明するための回路図である。
【図3】準E級の動作を説明するための波形図である。
【図4】本発明を説明するための部分回路図である。
【図5】本発明の動作を説明する波形図である。
【図6】本発明の開放電圧の設定方法を説明するための回路図である。
【図7】本発明の開放電圧の設定方法の実施例を示す回路図である。
【図8】従来例を示す回路図である。
【図9】従来例のPWM動作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
T1・・・・・昇圧トランス
CFL1・・・冷陰極管
IC1・・・・DC−DCコンバ−タ制御用IC
Claims (1)
- 直流電源から供給される直流電力をスイッチング素子の動作により、交流に変換して昇圧し冷陰極管を点灯するインバ−タ装置において、
昇圧トランスの一次側のインダクタンスと、これと直列に接続したコンデンサとで構成した共振回路と、該共振回路を流れる電流をオン・オフするスイッチング素子と、該スイッチング素子を共振周波数より進み位相でスイッチング制御するスイッチング制御手段とで、正弦波状の共振電流を得る準E級電圧共振型インバータ回路と、
前記昇圧トランスの二次側に巻かれた帰還コイルの出力を前記スイッチング制御手段の入力側に負帰還せしめて出力の安定化を図る負帰還回路と、
前記昇圧トランスの二次側に負荷量を検出する検知手段を設け、前記制御手段は該検知手段の信号を受けて負荷を流れる電流が所定値より大きくなる程、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を高くして負荷に流れる電流を抑圧すると共に負荷を流れる電流が所定値より小さくなる程、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を低くして負荷に流れる電流を増加する電流制御手段と、
を具備してなるインバータ装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07664895A JP3547837B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | インバ−タ装置 |
US08/622,370 US5640313A (en) | 1995-03-31 | 1996-03-27 | Inverter unit |
EP96302110A EP0735658B1 (en) | 1995-03-31 | 1996-03-27 | Inverter unit |
DE69617305T DE69617305T2 (de) | 1995-03-31 | 1996-03-27 | Wechselrichter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07664895A JP3547837B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | インバ−タ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08275535A JPH08275535A (ja) | 1996-10-18 |
JP3547837B2 true JP3547837B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=13611226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07664895A Expired - Fee Related JP3547837B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | インバ−タ装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5640313A (ja) |
EP (1) | EP0735658B1 (ja) |
JP (1) | JP3547837B2 (ja) |
DE (1) | DE69617305T2 (ja) |
Families Citing this family (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5777867A (en) * | 1995-09-14 | 1998-07-07 | Suitomo Electric Industries, Ltd. | Electric discharge method and apparatus |
US6081439A (en) * | 1996-06-19 | 2000-06-27 | Kijima Co., Ltd. | Inverter provided with output regulating mechanism |
US6451463B1 (en) * | 1997-10-06 | 2002-09-17 | Reveo, Inc. | Electro-chemical power generation systems employing arrays of electronically-controllable discharging and/or recharging cells within a unity support structure |
IT1303437B1 (it) * | 1998-09-25 | 2000-11-06 | Elettrotecnica Sas Di Ricci En | Apparato di trasformazione per tubi illuminanti a catodo freddocaricati con neon od argon o miscelati. |
DE19938401A1 (de) * | 1999-08-13 | 2001-03-08 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur Ansteuerung einer Kaltkathodenentladungslichtquelle und Vorrichtung |
JP2001095252A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-06 | Sony Corp | スイッチング電源回路 |
US6144173A (en) * | 1999-11-10 | 2000-11-07 | General Electric Company | Single switch electronic ballast |
JP4538998B2 (ja) * | 2001-08-20 | 2010-09-08 | 株式会社デンソー | 放電灯装置 |
US20030175561A1 (en) * | 2002-03-18 | 2003-09-18 | Lightner Gene E. | Production of electricity from fuel cells achieved by biomass gasification |
US7109665B2 (en) * | 2002-06-05 | 2006-09-19 | International Rectifier Corporation | Three-way dimming CFL ballast |
US20040023085A1 (en) * | 2002-08-05 | 2004-02-05 | Lightner Gene E. | Prodoction of electricity from fuel cells depending on gasification of carbonatious compounds |
KR100919717B1 (ko) * | 2002-08-19 | 2009-10-06 | 페어차일드코리아반도체 주식회사 | 인버터 구동 장치 및 그 방법 |
JP3672034B2 (ja) * | 2002-12-25 | 2005-07-13 | ローム株式会社 | 直流−交流変換装置、及びそのコントローラic |
US6982886B2 (en) * | 2002-12-25 | 2006-01-03 | Rohm Co., Ltd | Dc-ac converter parallel operation system and controller ic therefor |
US6639467B1 (en) * | 2003-01-27 | 2003-10-28 | Gene E. Lightner | Alternating current derived from direct current |
DE102004008908A1 (de) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH | Ansteuerschaltung für Wandler |
JP5048920B2 (ja) * | 2004-11-01 | 2012-10-17 | 昌和 牛嶋 | 電流共振型インバータ回路と電力制御手段 |
JP4908760B2 (ja) | 2005-01-12 | 2012-04-04 | 昌和 牛嶋 | 電流共振型インバータ回路 |
FR2882870B1 (fr) * | 2005-03-01 | 2007-08-10 | Thales Sa | Oscillateur de royer a electronique de decharge |
DE102005022559A1 (de) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Johannes Gies | Verfahren und Schaltungsanordnung für ein besonders energiesparendes Vorschaltgerät mit Leistungsregelung und Dimmer |
US8143550B2 (en) * | 2005-06-21 | 2012-03-27 | International Advanced Research Centre For Powder Metallurgy And New Materials (Arci) | Device for controlling the on and off time of the metal oxide semiconductor field effect transistor (MOSFET), a device spark coating the surfaces of metal workpiece incorporating the said control device and a method of coating metal surfaces using the said device |
CN101056061B (zh) * | 2006-04-14 | 2012-12-05 | 艾默生网络能源系统北美公司 | 一种谐振电路调制控制方法和系统 |
US7747891B2 (en) * | 2006-11-06 | 2010-06-29 | Zippy Technology Corp. | Inverter control circuit |
KR101301768B1 (ko) * | 2006-11-13 | 2013-09-02 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치용 인버터 |
US9312746B2 (en) * | 2011-04-25 | 2016-04-12 | Fairchild Semiconductor Corporation | Switching techniques to reduce current overshoot in a DC to DC converter |
FR2976150B1 (fr) | 2011-06-01 | 2013-06-14 | Thales Sa | Dispositif de commande de diodes electroluminescentes a tres grande dynamique de luminance pour ecran de visualisation |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4277728A (en) * | 1978-05-08 | 1981-07-07 | Stevens Luminoptics | Power supply for a high intensity discharge or fluorescent lamp |
US4607323A (en) * | 1984-04-17 | 1986-08-19 | Sokal Nathan O | Class E high-frequency high-efficiency dc/dc power converter |
DE3427492A1 (de) * | 1984-07-26 | 1986-01-30 | Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg | Schaltungsanordnung zum schalten des stromes in einer induktiven last |
US4613796A (en) * | 1984-08-13 | 1986-09-23 | Gte Products Corporation | Single transistor oscillator ballast circuit |
US4788634A (en) * | 1987-06-22 | 1988-11-29 | Massachusetts Institute Of Technology | Resonant forward converter |
JP2780177B2 (ja) * | 1988-09-13 | 1998-07-30 | 東芝ライテック株式会社 | 放電灯点灯装置 |
JPH04354266A (ja) * | 1991-05-30 | 1992-12-08 | Sony Corp | 高圧安定化回路 |
US5179511A (en) * | 1991-10-16 | 1993-01-12 | Illinois Institute Of Technology | Self-regulating class E resonant power converter maintaining operation in a minimal loss region |
JP3199423B2 (ja) * | 1991-11-01 | 2001-08-20 | オリジン電気株式会社 | 共振形フォワードコンバ−タ |
DE4313359A1 (de) * | 1992-04-24 | 1993-10-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Schaltnetzteil |
US5406468A (en) * | 1993-09-02 | 1995-04-11 | Motorola, Inc. | Method for minimizing output transient responses in a power supply |
JP2739706B2 (ja) * | 1993-09-17 | 1998-04-15 | 東光株式会社 | Ac−dcコンバータ |
JP3312369B2 (ja) * | 1994-11-15 | 2002-08-05 | ミネベア株式会社 | インバータ装置 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP07664895A patent/JP3547837B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-03-27 EP EP96302110A patent/EP0735658B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-27 US US08/622,370 patent/US5640313A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-27 DE DE69617305T patent/DE69617305T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0735658B1 (en) | 2001-11-28 |
DE69617305T2 (de) | 2002-07-11 |
US5640313A (en) | 1997-06-17 |
JPH08275535A (ja) | 1996-10-18 |
DE69617305D1 (de) | 2002-01-10 |
EP0735658A3 (en) | 1997-06-04 |
EP0735658A2 (en) | 1996-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3547837B2 (ja) | インバ−タ装置 | |
JP6682652B2 (ja) | ハーフブリッジ共振コンバータ、前記ハーフブリッジ共振コンバータを用いた回路、及び対応する制御方法 | |
JP3443654B2 (ja) | 電圧共振型インバータ回路 | |
US6876157B2 (en) | Lamp inverter with pre-regulator | |
US5739679A (en) | Cold cathode tube lighting device using piezoelectric transformer | |
JP3257505B2 (ja) | 圧電トランスインバータ | |
US5834907A (en) | Cold cathode tube operating apparatus with piezoelectric transformer | |
US5355055A (en) | Lighting assembly and an electronic ballast therefor | |
KR0137181B1 (ko) | 방전램프 점등장치 | |
JP3312369B2 (ja) | インバータ装置 | |
US5798616A (en) | Fluorescent lamp circuit employing both a step-up chopper and an inverter | |
KR100745305B1 (ko) | 강압용 압전변압기를 사용하는 어댑터 | |
JP3493943B2 (ja) | 電源装置 | |
JPH07302688A (ja) | 高輝度放電灯点灯装置 | |
JP3730268B2 (ja) | 高輝度放電灯点灯装置 | |
JP3757577B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP3331713B2 (ja) | 電源装置 | |
JPH07288186A (ja) | 蛍光灯回路 | |
JPH08241793A (ja) | 高力率高輝度放電灯点灯装置 | |
JPH08279396A (ja) | 高力率蛍光灯点灯装置 | |
JP3235295B2 (ja) | 電源装置 | |
JPH05316740A (ja) | インバータ装置 | |
JP2013247778A (ja) | 電子負荷装置 | |
JP2000188878A (ja) | 電源装置 | |
JPH1116688A (ja) | 電源装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040415 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |