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JP3544231B2 - 包装材料 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は包装材料に関し、さらに詳しくはヒートシール性を有し、しかも内容物の香りを吸収することがないとともに外部からの香気成分が内容物に移行するのを防止することのできる保香性に優れ、また蒸着後のバリヤー性の低下がない包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえばアルミ(Al)蒸着層を有する包装材料は、優れたバリヤー性を有することから、例えばスナック菓子類、ジュース等の飲料類等の各種食品あるいは医薬品などの包装材料として広く用いられている。具体的には、ガスバリヤー性、機械適性、シール強度等の点から、外層側から内層側の順に、延伸ポリプロピレン(OPP)/ポリエチレン(PE)/Al蒸着延伸ポリエチレンテレフタレート(Al蒸着OPET)/ポリエチレン/未延伸ポリプロピレン(CPP)の5層構成からなる積層包材あるいは外層側から内層側の順に、延伸ポリプロピレン(OPP)/ポリエチレン(PE)/Al蒸着未延伸ポリプロピレン(Al蒸着CPP)の3層構成からなる積層包材などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、蒸着層を有する積層包材においては、蒸着層自体にはヒートシール性がないために蒸着層とは別にヒートシール層を設ける必要があるが、このヒートシール層はオレフィン系樹脂により形成されるため、内容物の保香性に劣るという問題が生じる。
【0004】
一方、例えば上記のように未延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムの片面に金属または無機酸化物の蒸着層を有する蒸着フィルムを用いて構成された積層包材に充填包装機でテンションをかけると、蒸着層が形成されているベースフィルムの伸びにより蒸着層にクラックが発生し、バリヤー性の低下を招くことがあるという問題がある。
【0005】
本発明はかかる事情に基づいてなされたものであり、本発明の目的は、ヒートシール性を有し、しかも保香性に優れ、また蒸着後のバリヤー性の低下がない包装材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、金属または無機酸化物の蒸着層を含む複数の層が積層されてなる包装材料において、被包装体と接する最内層がヒートシール性ポリエステル樹脂層からなり、このヒートシール性ポリエステル樹脂層はガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性のポリエステル樹脂のインフレーションフィルムにより形成され、かつこのヒートシール性ポリエステル樹脂層における被包装体と接する面とは反対側の面に金属または無機酸化物の蒸着層が設けられている構成とし、
また、必要に応じて前記被包装体に対して最外層から前記被包装体と接する最内層に向かう層構成が、2軸延伸ポリプロピレン樹脂層/印刷層/エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂層/アルミ蒸着層/ヒートシール性ポリエステル樹脂層である構成とし、
さらに必要に応じて前記ヒートシール性ポリエステル樹脂層を形成するガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性のポリエステル樹脂は、テレフタル酸、イソフタル酸およびトリメリット酸のいずれかである酸成分と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコールおよび1,4−シクロヘキサジメタノールのいずれかであるアルコール成分との組み合わせからなる構成とした。
【0007】
【作用】
本発明の包装材料は、金属または無機酸化物の蒸着層を含む複数の層が積層されてなる包装材料であって、被包装体と接する最内層がヒートシール性ポリエステル樹脂層からなり、このヒートシール性ポリエステル樹脂層はガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性のポリエステル樹脂のインフレーションフィルムにより形成され、かつこのヒートシール性ポリエステル樹脂層における被包装体と接する面とは反対側の面に金属または無機酸化物の蒸着層が設けられているものである。ここで、ヒートシール性ポリエステル樹脂層は良好なヒートシール性を有するため、この包装材料自体も良好なヒートシール性をもつことになる。しかも、このヒートシール性ポリエステル樹脂層はガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性のポリエステル樹脂のインフレーションフィルムにより形成されているため、ヒートシール性ポリエステル樹脂層に偏肉がなく、したがって蒸着後のバリヤー性の低下やブロッキングが起きにくい。また、ヒートシール性ポリエステル樹脂層における被包装体と接する面とは反対側の面に金属または無機酸化物の蒸着層が設けられているが、このヒートシール性ポリエステル樹脂層は伸びにくいので、この包装材料を充填包装機にかけても蒸着層にクラックが生じにくく、したがってバリヤー性の低下が生じにくい。
【0008】
【実施例】
次に、本発明の包装材料について、図面を参照してさらに具体的に説明する。
図1は本発明の包装材料の一例を示す断面図である。
【0009】
図1に示すように、この実施例の包装材料は、被包装体と接する最内層が、ヒートシール性ポリエステル樹脂層1からなり、さらにこの樹脂層における被包装体と接する面とは反対側の面にはアルミニウム(Al)が蒸着されてなる蒸着層2が積層され、さらにエチレン・メタクリル酸共重合体樹脂層3、アンカーコート層(図示せず)および印刷層4を介して2軸延伸ポリプロピレン樹脂層5が積層されてなるものである。
【0010】
ヒートシール性ポリエステル樹脂層1は、被包装体と接する層であり、この層はガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性の飽和ポリエステル樹脂により形成されている。
【0011】
ここで、ガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性の飽和ポリエステル樹脂とは、ガラス転移温度が40℃であって結晶化度が10%以下である飽和ポリエステル樹脂をいい、例えば、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸などのジカルボン酸成分とエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサジメタノール等のジアルコール成分との共縮合重合によって得られる樹脂である。さらに具体的には、このような飽和ポリエステル樹脂は、例えば、エチレングリコールとテレフタル酸、エチレングリコールとイソフタル酸とテレフタル酸、1,4−シクロヘキサジメタノールとエチレングリコールとテレフタル酸、プロピレングリコールとイソフタル酸とテレフタル酸等の組み合わせの共縮合重合体からなるポリエステル樹脂、あるいは前述のテレフタル酸とエチレングリコールとをベース原料としてポリエステル樹脂を重合する際に、アルコール成分の一部にトリメチロールプロパン等の3価のアルコールを用いたり、あるいは酸成分の一部に例えばトリメリット酸等の3価のカルボン酸を用いたり、さらには、酸成分の一部とアルコール成分の一部とに3価のカルボン酸と3価のアルコールとを用いる等して得られる樹脂である。
【0012】
このような樹脂のなかでも、テレフタル酸、イソフタル酸およびトリメリット酸のいずれかの酸成分と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコールおよび1,4−シクロヘキサジメタノールのいずれかのアルコール成分との組み合わせの共縮合重合体は、保香性およびヒートシール性の点から特に好ましく用いられる。
【0013】
なお、前記ポリエステル樹脂の酸成分における脂肪族ジカルボン酸成分の含有割合は10重量%未満であることが好ましい。この割合が10重量%以上であると、そのようなポリエステル樹脂からなる樹脂層はその保香性能が十分ではなくなることがある。
【0014】
ヒートシール性ポリエステル樹脂層1を形成するガラス転移温度40℃以上の非晶性乃至低結晶性の飽和ポリエステル樹脂はインフレーション法によりフィルム状に製膜されて用いられる。
【0015】
すなわち、ヒートシール性ポリエステル樹脂層1は、ガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性のポリエステル樹脂のインフレーションフィルムにより形成されている。
【0016】
ヒートシール性ポリエステル樹脂層1をインフレーション法により製膜されたインフレーションフィルムの形態で形成することにより、ヒートシール性ポリエステル樹脂層1の厚みを均一化することができるので、偏肉に起因するバリヤー性の低下あるいはブロッキングの発生が防止される。
【0017】
このようなヒートシール性ポリエステル樹脂層1の厚さは、包装材料の用途によって異なるので一様に決定することは困難であるが、通常は15〜50μm程度であり、好ましくは15〜25μmである。
【0018】
ヒートシール性ポリエステル樹脂層1における被包装体と接する面とは反対側の面には、アルミニウム(Al)が蒸着されてなる蒸着層2が形成されている。
蒸着層2は、主にガスや水蒸気の外部からの流入を防止する機能乃至作用を有する層であり、形成材料としては、この実施例のアルミニウム(Al)に代表される金属の他に、例えば、酸化ケイ素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)等の無機酸化物が挙げられる。
【0019】
蒸着層2の厚さは、通常、20〜150nm、好ましくは30〜150nmである。この厚さが20nm未満であると、十分なバリヤー性が得られないことがある。一方、150nmを超えると、蒸着層2にクラックが入り易くなり、ガスバリヤー性の低下を招くことがあるとともに、材料コストが割高となり好ましくない。
【0020】
この蒸着層2には、エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂層3および印刷層4を介して2軸延伸ポリプロピレン層5が積層されている。
エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂層3は、蒸着層2を有するヒートシール性ポリエステル樹脂層1と最外層を構成する2軸延伸ポリプロピレン層5とを貼り合わせる作用乃至機能を有する層であり、例えば押出し加工により蒸着層2に積層される。なお、このような貼り合わせ層としての作用乃至機能を有する層の形成材料としては、エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂(EMAA)の他に、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)などが挙げられる。
【0021】
例えばエチレン・メタクリル酸共重合体樹脂層3により形成される貼り合わせ層の厚さは、通常、10〜30μm程度である。
最外層は、耐熱性、強度等の機械適性のみならず印刷適性にも優れた延伸樹脂フィルムで形成するのが好ましく、その形成材料としては、この実施例の2軸延伸ポリプロピレン(OPP)の他に、例えば2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)、2軸延伸ナイロン(ON)、2軸延伸ポリビニルアルコール(OPVA)などが挙げられる。
【0022】
このような最外層の厚さは、通常、10〜50μm、好ましくは10〜30μm程度である。
なお、この実施例では、ガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性のポリエステル樹脂のインフレーションフィルムからなるヒートシール性ポリエステル樹脂層1、このヒートシール性ポリエステル樹脂層1の一方の面にアルミニウム(Al)を蒸着してなる蒸着層2、さらにエチレン・メタクリル酸共重合体樹脂層3、アンカーコート層および印刷層4を介して蒸着層2に積層されている2軸延伸ポリプロピレン樹脂層5により形成された最外層からなる構成としたが、ガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性のポリエステル樹脂のインフレーションフィルムからなるヒートシール性ポリエステル樹脂層1およびこの特定のヒートシール性ポリエステル樹脂層1の一方の面に形成されている蒸着層2を有するものであれば、蒸着層と最外層との間に適宜に中間層を設けることができる。
【0023】
この実施例の包装材料は次のような工程で作成される。
すなわち、2軸延伸ポリプロピレン樹脂層5に印刷層4を形成し、この印刷層4上にアンカーコート剤を塗布してアンカーコート層(図示せず)を形成し、このアンカーコート層にエチレン・メタクリル酸共重合体樹脂を用いたサンドラミにより蒸着層2を有するヒートシール性ポリエステル樹脂層1を積層する。その結果、最外層から最内層へ向かう層構成が、(2軸延伸ポリプロピレン樹脂層5)(印刷層4)/(アンカーコート層)/(エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂層3)/(蒸着層2)/(ヒートシール性ポリエステル樹脂層1)である包装材料が得られる。
【0024】
ここで、アンカーコート層を形成するアンカーコート剤としては、例えばポリエチレンイミンが挙げられる。このアンカーコート剤の塗布量は、通常、0.01〜5g/m程度であり、好ましくは0.1〜2g/mである。
【0025】
以上のようにして構成される包装材料は、たとえば三方シール、ピロー包装等の形態で食品包装用パウチ、医薬品用包材などの用途に好適に使用可能である。
次に、この包装材料についてのO透過性、HO透過性および保香性についての測定実験例を示す。
(実験例1)
ガラス転移温度40℃以上の非晶性乃至低結晶性の飽和ポリエステル樹脂のインフレーションフィルムからなる厚さ18μmのヒートシール性ポリエステル樹脂層1の一方の面に、アルミニウム(Al)からなる厚さ50nmの蒸着層2を形成した。一方、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムからなる厚さ20μmの2軸延伸ポリプロピレン層5の一方の面に印刷を行なって印刷層4を形成した。次いで、この印刷層4上にポリエチレンイミンを塗布してアンカーコート層を形成した後、このアンカーコート層上に、厚さ15μmのエチレン・メタクリル酸共重合体樹脂(EMAA)(三井デュポンポリケミカル社製「ニュークレルAN−421−5C」)からなるエチレン・メタクリル酸共重合体樹脂(EMAA)層3からなる貼り合わせ層を、アンカーコート層側にオゾン(O)処理を行いつつ押し出し加工により形成し、この貼り合わせ層上に、上記の蒸着層2が貼り合わせ層側になるように積層することにより、層構成が、最外層から最内層の順に2軸延伸ポリプロピレン(OPP)層5/印刷層4/アンカーコート層/エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂(EMAA)層3/蒸着層2/ヒートシール性ポリエステル樹脂層1である包装材料を作成した。なお、ヒートシール性ポリエステル樹脂層1は、テレフタル酸約85%、イソフタル酸14%およびトリメリット酸1%からなる酸成分とエチレングリコール100%からなるアルコール成分との組み合わせの共縮合重合体である飽和ポリエステル樹脂をインフレーション法により製膜して形成した。
【0026】
この包装材料について、O透過性、HO透過性および保香性を測定した。結果を表1に示す。
なお、O透過性、HO透過性および保香性の測定方法は、それぞれ次の通りである。
【0027】
透過性;常温常圧下で包装材料の酸素透過量を測定した。尚、この測定には、MOCON 社製「OXTRAN」を使用した。
O透過性;40℃、90%RHの雰囲気中で包装材料の水蒸気透過量を測定した。尚、この測定には、MOCON 社製「PARMATRAN 」を使用した。
【0028】
保香性;包装材料について5cm×5cmの切片を作成し、オレンジエッセンスの雰囲気中にて温度37℃で1週間静置し、ガスクロマトグラフィーによりフレーバーの主成分であるd−リモネンの定量測定を行った。尚、結果は比較実験例1の包装材料についての測定結果を100とした場合の相対値で示した。
【0029】
【表1】
Figure 0003544231
(比較実験例1)
前記実験例1において、ガラス転移温度40℃以上の非晶性乃至低結晶性の飽和ポリエステル樹脂のインフレーションフィルムからなる厚さ18μmのヒートシール性ポリエステル樹脂層1に代えて厚さ25μmの未延伸ポリプロピレンフィルムにより最内層を形成したほかは、前記実験例1と同様にして包装材料を作成し、得られた包装材料についてO透過性、HO透過性および保香性を測定した。結果を表1に示す。
【0030】
結果の検討
表1から明らかなように、実験例1の包装材料(本発明品)は比較実験例1の包装材料(従来品)に比べてバリヤー性が優れているとともに保香性がきわめて優れていることが確認された。
【0031】
【発明の効果】
以上に詳述したとおり、本発明の包装材料は、被包装体と接する最内層を特定の樹脂のインフレーションフィルムで形成するとともにこの最内層における被包装体と接する面とは反対側の面には金属または無機物が蒸着されてなる蒸着層が積層されている構成としたので、本発明によれば、優れたヒートシール性を有し、しかも保香性に優れ、また蒸着後のバリヤー性の低下がないとともに良好な機械適性を有するという利点を有する包装材料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装材料の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ヒートシール性ポリエステル樹脂層
2…蒸着層
3…エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂層
4…印刷層
5…2軸延伸ポリプロピレン層

Claims (3)

  1. 金属または無機酸化物の蒸着層を含む複数の層が積層されてなる包装材料であって、
    被包装体と接する最内層は、ガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性のポリエステル樹脂のインフレーションフィルムにより形成されたヒートシール性ポリエステル樹脂層であり、
    前記金属または無機酸化物の蒸着層は、前記ヒートシール性ポリエステル樹脂層における被包装体と接する面とは反対側の面に形成されていることを特徴する包装材料。
  2. 前記被包装体に対して最外層から前記被包装体と接する最内層に向かう層構成が、2軸延伸ポリプロピレン樹脂層/印刷層/エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂層/アルミ蒸着層/ヒートシール性ポリエステル樹脂層である請求項1記載の包装材料。
  3. 前記ヒートシール性ポリエステル樹脂層を形成するガラス転移温度が40℃以上である非晶性乃至低結晶性のポリエステル樹脂は、テレフタル酸、イソフタル酸およびトリメリット酸のいずれかである酸成分と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコールおよび1,4−シクロヘキサジメタノールのいずれかであるアルコール成分との組み合わせからなる請求項1または請求項2記載の包装材料。
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