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JP3419534B2 - トリスアリールアミノベンゼン誘導体、有機el素子用化合物および有機el素子 - Google Patents

トリスアリールアミノベンゼン誘導体、有機el素子用化合物および有機el素子

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Publication number
JP3419534B2
JP3419534B2 JP03660594A JP3660594A JP3419534B2 JP 3419534 B2 JP3419534 B2 JP 3419534B2 JP 03660594 A JP03660594 A JP 03660594A JP 3660594 A JP3660594 A JP 3660594A JP 3419534 B2 JP3419534 B2 JP 3419534B2
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JP
Japan
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group
chemical formula
organic
compound
aromatic
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JP03660594A
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靖彦 城田
賢司 中谷
鉄司 井上
式博 岡田
憲良 南波
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トリスアリールアミノ
ベンゼン誘導体と、有機EL(電界発光)素子用化合物
と、有機EL素子とに関する。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子は、蛍光性有機化合物を含
む薄膜を陰極と陽極とで挟んで構成され、この薄膜に電
子および正孔を注入して再結合させることにより励起子
(エキシトン)を生成させ、このエキシトンが失活する
際の光の放出(燐光、蛍光)を利用して発光させる素子
である。有機EL素子の特長は、10V 以下の低電圧で
1000cd/m2 程度の高輝度の面発光が可能であり、ま
た、蛍光性物質の種類を選択することにより青色から赤
色までの発光が可能なことである。
【0003】一方、有機EL素子の問題点は、寿命が短
く、耐久性、信頼性が低いことであり、この原因として
は、
【0004】 有機化合物の物理的な変化(結晶粒界
などの欠陥や表面の不均一性に起因する素子の絶縁破壊
を防ぐために、非晶性で平滑な薄膜が形成できる有機化
合物を用いる必要がある。しかし、膜質の安定性が不十
分なために、経時変化として結晶化が起こったり、駆動
時の発熱による素子温度の上昇でそれが促進されて膜質
が変化する。従って、真空蒸着等の容易な手段によりガ
ラス状態を形成し、その安定性が大きい材料が求められ
ている。)
【0005】 陰極の酸化・剥離[電子注入効率を上
げるために、仕事関数の小さい金属(Mg、Li、Na
など)を使用しているが、これらの金属は大気中の酸素
や水分と反応する。また、それに起因して有機層と陰極
の剥離が起きる。]
【0006】 発光効率が低く、発熱量が多いこと
(素子温度が上昇し結晶化が促進されたり、有機層が溶
融し破壊に至る。従って、入力エネルギーの変換効率を
上げることや有機層に耐熱性を付与する材料が求められ
ている。)
【0007】 有機化合物の光化学的変化・電気化学
的変化などが挙げられる。
【0008】本発明者の一人城田は、これまで特開平4
−308688号公報、 Polymer Preprints, Japan Vo
l.41,No.3(1992) 、日本化学会 第61春季年会 19
91年 3D3 36、3D3 37、3D3 38、
4F8 18、4F8 25、4F8 26、4F8
32、日本化学会 第63春季年会 1992年 P2
571〜2574等に各種π電子系アモルファス分子材
料の提案や報告をしてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、特に物理的変化や光化学的変化、電気化学的変化の
少ない光・電子機能を有する新規化合物を提供すること
である。さらには、それを有機EL素子用化合物として
用いることにより、信頼性、耐久性および発光効率の高
い有機EL素子を実現することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(10)の本発明により達成される。 (1)下記化6で表わされるトリスアリールアミノベン
ゼン誘導体。
【0011】
【化6】
【0012】[上記化6において、Φ11、Φ21およびΦ
31は、それぞれ芳香族炭化水素環あるいは芳香族ヘテロ
環の芳香族環の2価の残基を表わし、R11、R21および
31は、それぞれ−NΦ01Φ02、−NHΦ01、−NR01
Φ01、−Φ01、−OΦ01または−SΦ01で示される基を
表わし、Φ01およびΦ02は、それぞれ芳香族炭化水素環
あるいは芳香族ヘテロ環の芳香族環の1価の残基を表わ
し、R01はアルキル基を表わし、前記R11、R21および
31のうち、少なくとも1個は前記−NΦ01Φ02、−N
HΦ01または−NR01Φ01であり、A12、A22およびA
32はそれぞれ芳香族炭化水素環あるいは芳香族ヘテロ環
の芳香族環の1価の残基、アルキル基または水素を表わ
す。]
【0013】
【化7】
【0014】[上記化7において、Φ11、Φ21、Φ31
Φ01およびΦ02は、前記化1におけると同義であり、そ
れぞれ3個のΦ01およびΦ02は互いに同一であっても異
なるものであってもよく、Φ12、Φ22およびΦ32は、そ
れぞれ芳香族炭化水素環あるいは芳香族ヘテロ環の芳香
族環の1価の残基を表わす。]
【0015】
【化8】
【0016】[上記化8において、計9個のR1 および
2 は、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ
水素、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリー
ロキシ基、アラルキル基、アルキルアリール基、1〜3
級のアミノ基、シアノ基、ニトロ基またはハロゲンを表
わす。] (5)下記化9で表わされる上記(2)のトリスアリー
ルアミノベンゼン誘導体。
【0017】
【化9】
【0018】[上記化9において、Φ11、Φ21、Φ31
Φ01およびΦ02は前記化6におけると同義であり、それ
ぞれ3個のΦ01およびΦ02は互いに同一であっても異な
るものであってもよく、R12、R22およびR32は、それ
ぞれ水素またはアルキル基を表わす。] (6)下記化10で表わされる上記(5)のトリスアリ
ールアミノベンゼン誘導体。
【0019】
【化10】
【0020】[上記化10において、R12、R22、R32
は前記化9におけると同義であり、計6個のRは、互い
に同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ア
ラルキル基、アルキルアリール基、1〜3級のアミノ
基、シアノ基、ニトロ基またはハロゲンを表わす。] (7)上記(1)〜(6)のいずれかのトリスアリール
アミノベンゼン誘導体である有機EL素子用化合物。 (8)上記(7)の有機EL素子用化合物を含有する層
を有する有機EL素子。 (9)正孔注入輸送層と発光層とを有し、この正孔注入
輸送層が前記化合物を含有する上記(8)の有機EL素
子。 (10)さらに電子注入輸送層を有する上記(9)の有
機EL素子。
【0021】
【作用】上記化6で表わされるトリスアリールアミノベ
ンゼン誘導体は、新規化合物であって、融点やガラス転
移温度Tgが高く、その蒸着等により成膜される薄膜
は、透明で室温以上でも安定なアモルファス状態を形成
し、平滑で良好な膜質を示す。この効果は以下のことに
起因していると考えられる。
【0022】 分子量を増して高融点にしたこと 分子の剛直性を増やし、室温以上の高いガラス転移
温度を発現させたこと 立体障害のあるフェニル基のようなバルキーな置換
基を導入して分子間の重なりを最適化していること、 分子の取り得るコンフォーメーション数が多く、分
子の再配列が妨げられていること、 分子構造が非平面であること
【0023】また、分子中にN−フェニル基等の正孔注
入輸送単位を多く含み、さらには非平面構造を取ってい
ることにより、隣接分子間においてダイマートラップラ
ジカルイオンのような正孔の安定な構造的トラップを形
成しにくいために、正孔注入輸送能にも非常に優れてい
る。
【0024】従って、本発明の有機EL素子は、上記化
6で表わされる本発明の1,3,5−トリスジアリール
アミノベンゼン誘導体や1,3,5−トリキノアリール
アミノベンゼン誘導体や、1,3,5−トリスモノアリ
ールアンベンゼン誘導体を有機EL素子用化合物として
有機化合物層に、特に好ましくは、正孔注入輸送層に用
いるため、ムラのない均一な面発光が可能であり、高輝
度が長時間に渡って安定して得られる。波長によっても
異なるが100cd/m2 程度以上、特に1000cd/m2
度以上の高輝度が長時間安定して得られる。
【0025】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0026】本発明の化合物は、上記化6に示される所
定分子量以上のトリス(ジまたはモノアリールアミノ)
ベンゼン誘導体である。化6において、計3個の芳香族
炭化水素環あるいは芳香族ヘテロ環の芳香族環の2価の
残基Φ11、Φ21およびΦ31としては、それぞれ縮合環を
有してもよく、例えばベンゼン、ナフタレン、アントラ
セン等;チオフェン;フラン;ピロールおよびビフェニ
ル等の芳香族炭化水素環あるいは芳香族ヘテロ環の芳香
族環の2価の残基のいずれかである。これらは通常互い
に同一であるが、互いに異なるものであってもよい。ま
た、芳香族炭化水素環あるいは芳香族ヘテロ環の芳香族
環には、好ましくは炭素原子数1〜8、特に1〜6のア
ルキル基;好ましくは炭素原子数6〜15のアリール
基;これらのアルキル基やアリール基を有するアルコキ
シ基やアリーロキシ基;これらのアルキル基とアリール
基とを有するアラルキル基やアルキルアリール基;これ
らのアルキル基やアリール基を有することがある1〜3
級のアミノ基;シアノ基;ニトロ基;ハロゲン等が置換
していてもよい。ただし、これらのうちでは、Φ11、Φ
21およびΦ31は、ともに置換基を有してもよいが、より
好ましくは非置換の1,4−フェニレン基であることが
好ましい。
【0027】次に、化6のR11、R21およびR31は、そ
れぞれジアリールアミノ基−NΦ01Φ02;モノアリール
アミノ基−NHΦ01;アリールアルキルアミノ基−NR
01Φ01;アリール基−Φ01;アリールオキシ基−O
Φ01;およびアリールチオ基−SΦ01の含芳香族環基の
1種以上である。Φ01およびΦ02は互いに同一でも異な
っていてもよく、前記の置換基を有してもよく、かつ前
記の縮合環を有してもよい芳香族炭化水素環あるいは芳
香族ヘテロ環の芳香環の1価の残基である。
【0028】これらのΦ01、Φ02で表わされる芳香族残
基には好ましくは炭素原子数1〜8、特に1〜6のアル
キル基;好ましくは炭素原子数6〜15のアリール基;
これらのアルキル基やアリール基を有するアルコキシ基
やアリーロキシ基;これらのアルキル基とアリール基と
を有するアラルキル基やアルキルアリール基;これらの
アルキル基やアリール基を有することがある1〜3級の
アミノ基;シアノ基;ニトロ基;ハロゲン等が置換して
いてもよい。この場合の置換基としては、炭素原子数1
〜8、特に1〜6、さらには1〜4のアルキル基、アリ
ール基が好ましい。アルキル基は直鎖であっても分岐を
有していてもよく、またアリール基としてはフェニル基
が好ましい。そして、このアリール基は、さらに前記の
−NΦ01Φ02、−NHΦ01または−NRΦ01を置換基と
して有していてもよい。
【0029】また、R01は、好ましくは炭素原子数1〜
8、特に1〜6、さらには1〜4のアルキル基である。
アルキル基は直鎖であっても分岐を有していてもよい。
このアルキル基にも好ましくは炭素原子数1〜8のアル
キル基;好ましくは炭素原子数6〜15のアリール基;
これらのアルキル基やアリール基を有するアルコキシ基
やアリーロキシ基;これらのアルキル基とアリール基と
を有するアラルキル基やアルキルアリール基;これらの
アルキル基やアリール基を有することがある1〜3級の
アミノ基;シアノ基;ニトロ基;ハロゲン等が置換して
いてもよいが、通常は非置換である。
【0030】これらの場合、計3個のR11、R21、R31
のうち、少なくとも1個、より好ましくは2個以上、特
に3個が−NΦ01Φ02、−NHΦ01または−NR
01Φ01、より好ましくは−NΦ01Φ02である。さらに−
NΦ01Φ02としては、置換基を有してもよいフェニル基
Phを有する−NPh2 が好ましい。
【0031】また、A12、A22およびA32は、それぞれ
芳香族炭化水素環あるいは芳香族ヘテロ環の芳香族環の
1価の残基、アルキル基または水素である。芳香族炭化
水素環あるいは芳香族ヘテロ環の芳香族環の1価の残基
としては、それぞれ縮合環を有してもよく、例えばベン
ゼン、ナフタレン、アントラセン、ピレン等;チオフェ
ン;フラン;ピロールおよびビフェニル等の芳香族炭化
水素環あるいは芳香族ヘテロ環の芳香環の1価の残基の
いずれかである。これらは通常互いに同一であるが、互
いに異なるものであってもよい。また、芳香族炭化水素
環あるいは芳香族ヘテロ環の芳香族環には、好ましくは
炭素原子数1〜8のアルキル基;好ましくは炭素原子数
6〜15のアリール基;これらのアルキル基やアリール
基を有するアルコキシ基やアリーロキシ基;これらのア
ルキル基とアリール基とを有するアラルキル基やアルキ
ルアリール基;これらのアルキル基やアリール基を有す
ることがある1〜3級のアミノ基;シアノ基;ニトロ
基;ハロゲン等が置換していてもよい。
【0032】また、A12、A22およびA32がアルキル基
である場合は、アルキル基は直鎖であっても分岐を有す
るものであってもよく、炭素原子数は1〜8、特に1〜
6のものが好ましい。また、アルキル基はアリール基、
特にフェニル基で置換されていてもよい。
【0033】以上、本発明の化合物を特徴づける分岐末
端のアミノ基−NΦ01Φ02、−NHΦ01または−NR01
Φ01は、分子中にR11〜R31として1個あればよいが、
特に2個、さらには3個存在することが好ましい。また
12〜A32は芳香族環残基Φ12〜Φ32となり、これが−
NΦ01Φ02、−NHΦ01または−NR01Φ01を置換基と
して有してもよいので、これらアミノ基は分子中に3〜
6個存在することが好ましい。これらのアミノ基の好適
例は前記のとおりである。
【0034】このような本発明の化合物は、W.Ishikaw
a, H.Inada, H.Nakano and Y.Shirota, Chem. Lett., 1
991, 1731-1734., W.Ishikawa, H.Inada, H.Nakano and
Y.Shirota, Mol. Cryst. Liq. Cryst., 211(1992)431-
438, W.Ishikawa, H.Inada, H,Nakano and Y.Shirota,
J.Phys.D : Appl.Phys.26 B94-B99(1993)等に準じた方
法により合成できる。より具体的には、1,3,5−ト
リス[(4−ジフェニルアミノフェニル)−アミノ]ベ
ンゼン等の化11で示される化合物に、ヨードベンゼン
等の化12で示される化合物やヨウ化アルキル等のヨウ
化物をウルマン反応させればよい。
【0035】
【化11】
【0036】
【化12】
【0037】以下に、これらの化合物の具体例を挙げ
る。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】これらの本発明の化合物は、500〜30
00程度の分子量をもち、100〜300℃の高融点を
有し、30〜200℃、特に80〜200℃のTgを示
し、通常の真空蒸着等により透明で室温以上でも安定な
アモルファス状態を形成し、平滑で良好な膜として得ら
れ、しかもそれが長期間に渡って維持される。
【0041】本発明のEL素子は、少なくとも1層の有
機化合物の層を有し、少なくとも1層の有機化合物層が
本発明の化合物を含有する。本発明のEL素子の構成例
を図1に示す。同図に示されるEL素子1は、基板2上
に、陽極3、正孔注入輸送層4、発光層5、電子注入輸
送層6、陰極7を順次有する。
【0042】発光層は、正孔および電子の注入機能、そ
れらの輸送機能、正孔と電子の再結合により励起子を生
成させる機能をもつ。正孔注入輸送層は、陽極からの正
孔の注入を容易にする機能、正孔を輸送する機能および
電子を妨げる機能をもち、電子注入輸送層は、陰極から
の電子の注入を容易にする機能および電子を輸送する機
能、およびさらに正孔の輸送を防げる機能をもつもので
あり、これらの層は、発光層へ注入される正孔や電子を
増大させて発光効率を改善する。従って、電子注入輸送
層や正孔注入輸送層は、発光層に用いる化合物の電子注
入、電子輸送、正孔注入、正孔輸送の各機能の高さを考
慮し、必要に応じて設けられるものである。例えば、発
光層に用いる化合物の正孔注入輸送機能または電子注入
輸送機能が高い場合には、正孔注入輸送層または電子注
入輸送層を設けずに、発光層が正孔注入輸送層または電
子注入輸送層を兼ねる構成とすることができる。また、
場合によっては正孔注入輸送層および電子注入輸送層の
いずれも設けなくてよい。
【0043】本発明の化合物は、正孔注入輸送性が良好
であるので、正孔注入輸送層に用いることが好ましい。
従って、本発明の化合物を正孔注入輸送層に用いる場合
について説明する。この場合、発光層中には、蛍光性物
質が含まれる。この蛍光性物質としては、例えば、特開
昭63−264692号公報に開示されているような化
合物、例えばクマリン、キナクリドン、ルブレン、スチ
リル系色素等の化合物から選択される少なくとも1種が
挙げられる。その他には例えば、テトラフェニルブタジ
エン、アントラセン、ペリレン、コロネン、12−フタ
ロペリノン誘導体、トリス(8−キノリノール)アルミ
ニウム等の金属錯体色素なども挙げることができる。こ
れらの有機蛍光体を蒸着するか、あるいは樹脂バインダ
ー中に分散させてコーティングすることにより、発光層
を所定の厚さに形成する。
【0044】正孔注入輸送層には、本発明の化合物を用
いる。この場合も、化合物を蒸着するか、コーティング
する。特に蒸着を行えば良好なアモルファス膜が得られ
る。本発明の化合物を正孔注入輸送層に用いる場合、通
常の有機EL素子に用いられている各種有機化合物、例
えば、特開昭63−295695号公報、特開平2−1
91694号公報、特開平3−792号公報等に記載さ
れている各種有機化合物を正孔注入輸送層に併用した
り、電子注入輸送層として用いたりすることができる。
例えば、正孔注入輸送層には、芳香族三級アミン、ヒド
ラゾン誘導体、カルバゾール誘導体等を本発明の化合物
と積層したり、10モル%以下混合することができる。
積層する場合は本発明の化合物を陽極と併用する正孔注
入輸送層との間に用いることが望ましい。また、電子注
入輸送層には、オキサジアゾール誘導体等を用いること
ができる。
【0045】また、有機化合物の層には、一重項酸素ク
エンチャーが含有されていてもよい。このようなクエン
チャーとしては、ニッケル錯体や、ルブレン、ジフェニ
ルイソベンゾフラン、三級アミン等が挙げられる。中で
もルブレンは特に好ましい。このようなクエンチャーの
含有量は、本発明の化合物の10モル%以下とすること
が好ましい。
【0046】発光層の厚さ、正孔注入輸送層の厚さおよ
び電子注入輸送層の厚さは特に限定されず、形成方法に
よっても異なるが、通常、10〜1000nm程度、特に
50〜200nmとすることが好ましい。正孔注入輸送層
の厚さおよび電子注入輸送層の厚さは、発光層の厚さと
同程度とすればよい。
【0047】陰極には、仕事関数の小さい材料、例え
ば、Li、Na、Mg、Al、Ag、Inあるいはこれ
らの1種以上を含む合金を用いることが好ましい。ま
た、陰極は結晶粒が細かいことが好ましく、特に、アモ
ルファス状態であることが好ましい。陰極の厚さは10
〜1000nm程度とすることが好ましい。
【0048】EL素子を面発光させるためには、少なく
とも一方の電極が透明ないし半透明である必要があり、
上記したように陰極の材料には制限があるので、好まし
くは発光光の透過率が80%以上となるように陽極の材
料および厚さを決定することが好ましい。具体的には、
例えば、ITO、SnO2 、Ni、Au、Pt、Pd、
ポリチオフェン、ポリピロールなどを陽極に用いること
が好ましい。また、陽極の厚さは10〜500nm程度と
することが好ましい。
【0049】基板材料に特に制限はないが、図示例では
基板側から発光を取り出すため、ガラスや樹脂等の透明
ないし半透明材料を用いる。なお、基板に不透明な材料
を用いる場合には、図1に示される積層順序を逆にして
もよい。
【0050】次に、本発明のEL素子の製造方法を説明
する。陰極および陽極は、真空蒸着法やスパッタ法等の
気相成長法により形成することが好ましい。正孔注入輸
送層、発光層および電子注入輸送層の形成には、均質な
薄膜が形成できることから真空蒸着法を用いることが好
ましい。真空蒸着法を用いた場合、アモルファス状態の
均質な薄膜が得られる。
【0051】真空蒸着の条件は特に限定されないが、1
-3Pa以下の真空度とし、蒸着速度は0.1〜1nm/se
c 程度とすることが好ましい。また、真空中で連続して
各層を形成することが好ましい。真空中で連続して形成
すれば、各層の界面に不純物が吸着することを防げるた
め、高特性が得られる。また、素子の駆動電圧を低くす
ることができる。これら各層の形成に真空蒸着法を用い
る場合において、1層に複数の化合物を含有させる場
合、化合物を入れた各ボートを個別に温度制御して共蒸
着することが好ましいが、予め混合してから蒸着しても
よい。また、この他、溶液塗布法(スピンコート、ディ
ップ、キャスト等)、ラングミュア・ブロジェット(L
B)法などを用いることもできる。溶液塗布法では、ポ
リマー等のマトリクス物質中に本発明の化合物を分散さ
せる構成としてもよい。
【0052】本発明のEL素子は、通常、直流駆動型の
EL素子として用いられるが、交流駆動またはパルス駆
動することもできる。印加電圧は、通常、3〜20V 程
度とされる。
【0053】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0054】<実施例1>上記表1、表2に示される化
合物No. 1を化13に示される方法により合成した。ま
ず、4−ジフェニルアミノベンゼン(10.4g 、0.
04モル)とトリヒドロキシベンゼン(1.26g 、
0.01モル)と、ヨウ素(0.2g 、0.0008モ
ル)とを50ml三口フラスコにいれ、窒素雰囲気下にお
いて190℃で6時間反応させた。反応終了後、ホット
ベンゼンより抽出を行った。ベンゼンを留去した後、ベ
ンゼンを展開溶媒とし、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより分解精製した。
【0055】得られた1,3,5−トリス{N−(4−
ジフェニルアミノフェニル)アミノ}ベンゼン(2.1
3g 、0.0025モル)と、ヨードベンゼン(1.0
4g、0.02モル)と、KOH(2.24g 、0.0
4モル)と、Cu(1g )と、デカリン(3ml)とを5
0ml三口フラスコに入れ、窒素雰囲気下、170℃で1
4時間、ウルマン反応を行った。ホットベンゼンで抽出
した後、ベンゼンヘキサン混合溶媒を展開溶媒として、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離し、ベ
ンゼン/ヘキサン混合溶媒から再結晶を行い精製した
(収量1.75g65%)。この化合物をIR、NM
R、質量分析、元素分析により分析したところ、上記表
1の化合物No. 1であることが確認された。
【0056】
【化13】
【0057】IR(図2) UV(λmax 、log ε)(310nm、4.85) NMR ’H NMR 6.3〜6.8 質量分析:m/e 1080(M+ ) 元素分析 C H N 計算値(%) 86.64 5.59 7.77 測定値(%) 86.90 5.63 7.74
【0058】DSC(図3) 融点:240℃ ガラス転移点:108℃
【0059】<実施例2>厚さ200nmのITO透明電
極(陽極)を有するガラス基板を、中性洗剤、アセト
ン、エタノールを用いて超音波洗浄し、煮沸エタノール
中から引き上げて乾燥し、蒸着装置の基板ホルダーに固
定して、8×10-5Paまで減圧した。
【0060】次いで、化合物No. 1を蒸着速度0.2nm
/sec で50nmの厚さに蒸着し、正孔注入輸送層とし
た。次いで、減圧状態を保ったまま、トリス(8−キノ
リノール)アルミニウムを蒸着速度0.2nm/sec で5
0nmの厚さに蒸着して、電子注入輸送機能の強い発光層
とした。さらに、減圧状態を保ったまま、MgAg(重
量比10:1)を蒸着速度0.2nm/sec で200nmの
厚さに蒸着して陰極とし、EL素子を得た。
【0061】このEL素子の電流密度−輝度特性を図4
に、電圧−輝度特性を図5に示す。なお、この際、黄緑
色(発光極大波長λmax =495nm)の発光が確認され
た。
【0062】その際、破壊に至る直前までの限界電流密
度は、1500mA/cm2と、これまでの約2倍になり、耐
久性の向上が認められた。
【0063】さらに、このEL素子に直流電圧を印加
し、10mA/cm2の一定電流密度で連続駆動させた。初期
に5.3V の駆動電圧で170cd/m2 を示した発光輝度
は、800時間を経過しても減衰が30%と少なく、1
00cd/m2 以上の実用輝度を保っている。また、駆動電
圧の上昇も少なく、高い駆動安定性を示している。経時
特性を図6に示す。
【0064】<比較例1>実施例2の化合物No. 1の代
わりにN,N′−ジフェニル−ジ(3−メチルフェニ
ル)−4,4′−ジアミノビフェニル(TPD)を用い
た以外は、実施例2と同様にしてEL素子を作製した。
なお、TPDの融点は171.2℃、ガラス転移点は6
1.3℃であった。このEL素子を実施例2と同様に連
続駆動させた。初期に6.1V の駆動電圧で340cd/m
2 を示した発光輝度は、100時間で半減し、300時
間では100cd/m2 以下に減衰してしまった。また、駆
動電圧の上昇も大きく、670時間で素子の破壊に至っ
た。経時特性を図6に示す。
【0065】<比較例2>実施例2の化合物No. 1の代
わりに4,4′,4″−トリス(ジフェニルアミノ)ト
リフェニルアミン(TDATA)を用いた。DSCによ
るTDATAの融点は239℃、ガラス転移点は89
℃、結晶化点は130℃であった。成膜に際し、放冷し
ただけではガラス状態を形成せず、このため液体窒素で
急冷した。EL素子では蒸着装置から取り出した直後に
白濁して結晶化するものが存在した。白濁化しないもの
のみを選別して連続駆動させたところ、6時間で発光輝
度は半減し、翌日には絶縁破壊するに至った。以上か
ら、本発明の効果が明らかである。
【0066】<実施例3>実施例1と同様にしてウルマ
ン反応により化合物No. 2〜13を合成した。これらの
同定は実施例1と同様、IR、NMR、質量分析、元素
分析によった。これらの化合物を用い、実施例2と同様
にして実験を行ったところ実施例2と同等の結果を得
た。
【0067】<実施例4>実施例1において、ヨードベ
ンゼンを対応するヨー化アルキルに変え、反応温度40
〜170℃、反応時間5〜20時間で、化合物No. 14
〜19を得た。同定は、IR、NMR、質量分析、元素
分析によった。このものも実施例2と同等の結果を得
た。
【0068】<実施例5>実施例1の中間生成物である
化合物No. 20を用いたところ、この場合も実施例2と
同等の結果を得た。
【0069】
【発明の効果】本発明の化合物は融点とガラス転移温度
Tgが高く、透明で室温以上でも安定なアモルファス状
態を形成し平滑で良好な膜質を示す。従って、本発明E
L素子は上記化合物を有機化合物層、特に好ましくは正
孔注入輸送層に用いるため、ムラのない均一な面発光が
可能であり、高輝度が長時間に渡って安定して得られ、
耐久性に優れる。
【0070】また、本発明の化合物は、ドナー性を有す
る有機半導体材料として有機EL素子以外の光電変換素
子、例えば光電池や光センサへの応用が可能である。さ
らには、アモルファス状態と結晶間の転移を利用したサ
ーモクロミック材料としても有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEL素子の構成例を示す側面図であ
る。
【図2】本発明の化合物の赤外線吸収スペクトルの1例
を示す図である。
【図3】本発明の化合物のDSC図の1例を示す図であ
る。
【図4】本発明のEL素子の電流密度−輝度特性の1例
を示すグラフである。
【図5】本発明のEL素子の電圧−輝度特性の1例を示
すグラフである。
【図6】本発明のEL素子と従来のEL素子の連続駆動
安定性の1例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 EL素子 2 基板 3 陽極 4 正孔注入輸送層 5 発光層 6 電子注入輸送層 7 陰極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 333/36 C07D 333/36 C09K 11/06 620 C09K 11/06 620 635 635 (72)発明者 井上 鉄司 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (72)発明者 岡田 式博 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (72)発明者 南波 憲良 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−308688(JP,A) 特開 平5−213931(JP,A) Advanced Material s,1993,Vol.5,No.7−8, P559−561 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 211/54 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1で表わされるトリスアリールア
    ミノベンゼン誘導体。 【化1】 [上記化1において、Φ11、Φ21およびΦ31は、それぞ
    れ芳香族炭化水素環あるいは芳香族ヘテロ環の芳香族環
    の2価の残基を表わし、 R11、R21およびR31は、それぞれ−NΦ01Φ02、−N
    HΦ01、−NR01Φ01、−Φ01、−OΦ01または−SΦ
    01で示される基を表わし、Φ01およびΦ02は、それぞれ
    芳香族炭化水素環あるいは芳香族ヘテロ環の芳香族環の
    1価の残基を表わし、R01はアルキル基を表わし、前記
    11、R21およびR31のうち、少なくとも1個は前記−
    NΦ01Φ02、−NHΦ01または−NR01Φ01であり、 A12、A22およびA32はそれぞれ芳香族炭化水素環ある
    いは芳香族ヘテロ環の芳香族環の1価の残基、アルキル
    基または水素を表わす。]
  2. 【請求項2】 前記R11、R21およびR31のすべてが前
    記−NΦ01Φ02、−NHΦ01または−NR01Φ01である
    請求項1のトリスアリールアミノベンゼン誘導体。
  3. 【請求項3】 下記化2で表わされる請求項2のトリス
    アリールアミノベンゼン誘導体。 【化2】 [上記化2において、Φ11、Φ21、Φ31、Φ01およびΦ
    02は、前記化1におけると同義であり、それぞれ3個の
    Φ01およびΦ02は互いに同一であっても異なるものであ
    ってもよく、 Φ12、Φ22およびΦ32は、それぞれ芳香族炭化水素環あ
    るいは芳香族ヘテロ環の芳香族環の1価の残基を表わ
    す。]
  4. 【請求項4】 下記化3で表わされる請求項3のトリス
    アリールアミノベンゼン誘導体。 【化3】 [上記化3において、計9個のR1 およびR2 は、互い
    に同一でも異なっていてもよく、それぞれ水素、アルキ
    ル基、アリール基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ア
    ラルキル基、アルキルアリール基、1〜3級のアミノ
    基、シアノ基、ニトロ基またはハロゲンを表わす。]
  5. 【請求項5】 下記化4で表わされる請求項2のトリス
    アリールアミノベンゼン誘導体。 【化4】 [上記化4において、Φ11、Φ21、Φ31、Φ01およびΦ
    02は前記化1におけると同義であり、それぞれ3個のΦ
    01およびΦ02は互いに同一であっても異なるものであっ
    てもよく、 R12、R22およびR32は、それぞれ水素またはアルキル
    基を表わす。]
  6. 【請求項6】 下記化5で表わされる請求項5のトリス
    アリールアミノベンゼン誘導体。 【化5】 [上記化5において、 R12、R22、R32は前記化4におけると同義であり、計
    6個のRは、互いに同一でも異なっていてもよく、それ
    ぞれ水素、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、ア
    リーロキシ基、アラルキル基、アルキルアリール基、1
    〜3級のアミノ基、シアノ基、ニトロ基またはハロゲン
    を表わす。]
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかのトリスアリー
    ルアミノベンゼン誘導体である有機EL素子用化合物。
  8. 【請求項8】 請求項7の有機EL素子用化合物を含有
    する層を有する有機EL素子。
  9. 【請求項9】 正孔注入輸送層と発光層とを有し、この
    正孔注入輸送層が前記化合物を含有する請求項8の有機
    EL素子。
  10. 【請求項10】 さらに電子注入輸送層を有する請求項
    9の有機EL素子。
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