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JP3479965B2 - 制動片の摩耗検知プローブ - Google Patents

制動片の摩耗検知プローブ

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JP3479965B2
JP3479965B2 JP28286698A JP28286698A JP3479965B2 JP 3479965 B2 JP3479965 B2 JP 3479965B2 JP 28286698 A JP28286698 A JP 28286698A JP 28286698 A JP28286698 A JP 28286698A JP 3479965 B2 JP3479965 B2 JP 3479965B2
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Japan
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electric wire
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和裕 麻生
仁 高梨
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Priority to EP99305942A priority patent/EP0992703B1/en
Priority to DE69933097T priority patent/DE69933097D1/de
Priority to US09/399,772 priority patent/US6158275A/en
Priority to CNB991197518A priority patent/CN1165693C/zh
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D66/00Arrangements for monitoring working conditions, e.g. wear, temperature
    • F16D66/02Apparatus for indicating wear
    • F16D66/021Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means
    • F16D66/022Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness
    • F16D66/023Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness directly sensing the position of braking members
    • F16D66/024Sensors mounted on braking members adapted to contact the brake disc or drum, e.g. wire loops severed on contact

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動片の摩耗検知
プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−2363号公報には、自動
車のブレーキパッドの摩耗程度が使用限界に達したこと
を検知する摩耗検知プローブが開示されている。その摩
耗検知プローブは、U字状に折り返された電線と、その
電線の折り返し部を先端面に露出させた状態で保持する
保持部材とを備えて構成されている。そして、この摩耗
検知プローブは折り返し部をディスクロータに向けた姿
勢でブレーキパッド内に埋め込まれる。これにより、ブ
レーキパッドの摩耗が進むといずれ摩耗検知プローブが
パッド面に露出し、さらに摩耗が進むとブレーキパッド
と同時に電線の折り返し部も摩耗し始め、ブレーキパッ
ドの摩耗が使用限界位置まで達すると電線は断線する。
そして、断線検出回路によってそのことが検知され、ブ
レーキパッドの摩耗程度が使用限界に達したことを知ら
せる警告ランプが点灯する。
【0003】この摩耗検知プローブでは、検知用電線を
保持部材に取り付ける手段として、保持部材に前後方向
に直線状に貫通する2本の貫通孔を形成し、この両貫通
孔に2つ折りにした検知用電線を前方から挿通させて保
持部の後方へ突出させ、その突出部分が摩耗検知回路に
接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】走行中、ディスクロー
タは高速で回転し、このディスクロータが検知用電線の
折り返し部に接触すると、折り返し部には急激に強い摩
擦抵抗が作用し、その結果折り返し部が前方へ強く引っ
張られることになる。もし、検知用電線が前方へ変位す
ると、検知用電線がホルダの前方へ延びて垂れ下がった
り、ホルダの後方で検知用電線が断線したりするおそれ
があり、このようになると正常な摩耗検知機能が失われ
てしまうことになる。したがって、折り返し部に前方へ
の強い引張り力が作用したときに検知用電線が前方へ移
動することを防止するための手段が要望されている。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、検知用電線の位置ずれを防止することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ホル
ダに対し、その前端で折り返して後方へ延出されるよう
に検知用電線を組み付けて構成されるとともに、ロータ
との接触を可能とされた制動片に対し、前記検知用電線
の折り返し部を前記ロータに対向させるように設けら
れ、その制動片の摩耗程度が使用限界に達したか否かを
前記検知用電線の前記折り返し部における断線の有無に
よって検出するものであって、前記ホルダに、その前後
両端面間を貫通する2本の挿通孔を形成し、前記ホルダ
の後端部における前記挿通孔の露出部分に交差状配索路
を形成するとともに、この交差状配索路の一部をストッ
パ部とし、前記検知用電線の前記折り返し部から前記挿
通孔に沿って後方へ延びる2本の延出部を、前記交差状
配索路における前記ストッパ部の後方近傍でX字状に交
差させ、その交差状態を保持手段によって保持し、この
検知用電線の交差部を前記ストッパ部に後方から引っ掛
かけることによりその検知用電線の前方変位を規制する
構成とした。
【0007】請求項2の発明は、ホルダに対し、その前
端で折り返して後方へ延出されるように検知用電線を組
み付けて構成されるとともに、ロータとの接触を可能と
された制動片に対し、前記検知用電線の折り返し部を前
記ロータに対向させるように設けられ、その制動片の摩
耗程度が使用限界に達したか否かを前記検知用電線の前
記折り返し部における断線の有無によって検出するもの
であって、前記ホルダの内部に、前記検知用電線を交差
状に配索可能な交差状配索路を形成するとともに、その
交差状配索路の一部を前記ストッパ部とし、前記ホルダ
を、前記交差状配索路に沿って分割された2つの半割部
材を合体させた形態とし、前記検知用電線の前記折り返
し部から後方へ延びる2本の延出部を前記交差状配索路
における前記ストッパ部の後方近傍において交差させ、
前記交差状配索路内で交差された前記検知用電線を、合
体した前記2つの半割部材の間で挟み付けることにより
交差状態に保持し、この検知用電線の交差部を前記スト
ッパ部に後方から引っ掛かけることによりその検知用電
線の前方変位を規制する構成とした。
【0008】
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明] 検知用電線の交差部の前方への変位をストッパ部で規制
するようにしたので、検知用電線の折り返し部にロータ
が接触して強い引張力が作用しても、検知用電線の前方
への位置ずれを確実に防止することができる。
【0010】また、検知用電線の交差部を交差状配索路
に沿わせた状態で保持するようにしたので、この交差状
配索路が交差状態を維持するためのガイドとなり、検知
用電線を確実に交差状態に保つことができる。さらに、
交差状配索路では検知用電線がホルダの側面に露出する
ので、検知用電線を交差させる作業が容易である。ま
た、露出してはいるものの、交差部は交差状配索路に沿
った状態となっているので、交差させてから保持手段で
保持するまでの間、検知用電線を交差状態に保つことが
可能である。
【0011】[請求項2の発明] 検知用電線の交差部の前方への変位をストッパ部で規制
するようにしたので、検知用電線の折り返し部にロータ
が接触して強い引張力が作用しても、検知用電線の前方
への位置ずれを確実に防止することができる。また、検
知用電線の交差部を交差状配索路に沿わせた状態で保持
するようにしたので、この交差状配索路が交差状態を維
持するためのガイドとなり、検知用電線を確実に交差状
態に保つことができる。 さらに、 検知用電線の交差部が
ホルダの内部に完全に収容されるので、交差部に外部か
ら異物が干渉して交差状態が阻害されることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図3を参照して説明す
る。まず、後述する実施形態にも共通する構成を説明す
ると、摩耗検知プローブPaは、車輪と一体回転する円
盤状のロータRを一対のブレーキライニング材B(本発
明の構成要件である制動片)で挟み付けることによって
ブレーキングを行う周知の車両用ディスクブレーキ装置
に適用されるものであり、ホルダ10と検知用電線20
とを備えて構成される。検知用電線20はホルダ10の
前端面においてU字形に折り返され、この折り返し部2
1から後方へ延びる部分は延出部22とされている。こ
の延出部22はホルダ10から後方へ引き出され、図示
しない断線検出回路に接続されている。
【0013】かかる摩耗検知プローブPaは、ブレーキ
ライニング材Bが固定されている支持部材Sの取付孔H
に固定され、ホルダ10の前端面における検知用電線2
0の折り返し部21は、ロータRと対向する状態でブレ
ーキライニング材Bの窓孔W内に位置している。尚、こ
のときに、摩耗検知プローブPaを正面から視たときの
検知用電線20の折り返し部21の配索方向(折り返し
部21において一方の挿通孔11から他方の挿通孔11
に向かう方向)が、車両が前進する際のロータRの回転
方向(図2に下向きの矢線で示す)と同じ向きとなるよ
うにする。
【0014】通常のブレーキングでは摩耗検知プローブ
PaはロータRと接触しないが、ブレーキライニング材
Bの摩耗が進んでその厚さが所定の寸法まで薄くなる
と、検知用電線20の折り返し部21が摩滅し、やがて
断線することになる。検知用電線20の断線が断線検出
回路で検知されると、ブレーキライニング材Bの摩耗が
使用限界に達したことを知らせる警告ランプ(図示せ
ず)が点灯するようになっている。
【0015】次に、本実施形態1のホルダ10及びホル
ダ10に対する検知用電線20の位置ずれを防止する手
段について説明する。ホルダ10内にはその前後両端面
の間を貫通する2本の挿通孔11が形成され、ホルダ1
0の前端面でU字形に折り返された検知用電線20の延
出部22が両挿通孔11に通され、ホルダ10の後端面
から引き出されている。また、ホルダ10の後端面のう
ち両挿通孔11の開口同士の間の領域は、検知用電線2
0の前方変位を規制するためのストッパ部12とされて
いる。検知用電線20の延出部22のうちのホルダ10
外へ引き出された部分は、ストッパ部12の後方近傍に
おいて平面視X字状に交差され、さらにその交差部はケ
ーブルバンド13(本発明の構成要件である保持手段)
で結束されることによって交差状態に保持されている。
尚、ケーブルバンド13は一旦その輪を小さくすると再
び輪を拡げることができなくなるようにした周知の部材
である。この検知用電線20の交差部23を上方から視
ると、図2に示すように、ストッパ部12の後方近傍に
おいて両挿通孔11の開口縁から斜め内側にV字状に延
びて結束されている。
【0016】ブレーキライニング材Bの摩耗が進んで検
知用電線20の折り返し部21がロータRに接触するよ
うになると、前進走行中に接触した時に検知用電線20
とロータRとの間で瞬間的に大きな摩擦抵抗が発生し、
そのために検知用電線20には前方(ロータR側)から
の引張力が作用する。このときに、検知用電線20が前
方へ変位すると、検知用電線20がホルダ10の前方へ
延びて垂れ下がったり、ホルダ10の後方で検知用電線
20が断線したりするおそれがあり、このようになると
正常な摩耗検知機能が失われてしまうことになる。
【0017】ところが、本実施形態1の摩耗検知プロー
ブPaでは、ホルダ10のストッパ部12の後方近傍で
検知用電線20を交差させてその交差部23をケーブル
バンド13で結束しているので、検知用電線20に前方
への引張力が作用しても、挿通孔11の孔縁において交
差部23がストッパ部12に引っ掛かることにより、検
知用電線20のホルダ10に対する前方への位置ずれが
防止されている。また、ストッパ部12をホルダ10の
後端面に設定したので、ストッパ部12を形成する目的
でホルダ10の形状を変更する、という必要がなく、既
存のホルダ10を使用することができる。さらに、ホル
ダ10の外部で検知用電線20を交差させてその交差部
23をケーブルバンド13で保持するようにしたので、
検知用電線20を交差させる作業とその交差部23に対
するケーブルバンド13の組付けを容易に行うことがで
きる。
【0018】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図4乃至図6を参照して説明する。本実施
形態2の摩耗検知プローブPbは、検知用電線20の前
方変位を規制する手段を上記実施形態1とは異なる構成
としたものである。その他の構成については上記実施形
態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号
を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。本実施
形態2のホルダ30には、その前後両端面の間を貫通す
る2本の挿通孔31が形成され、ホルダ30の後端部で
は両挿通孔31が外部に露出されている。この露出部分
では、両挿通孔31間を仕切る隔壁32がその一部を切
除されることによって前後に分断されていて、この隔壁
32の切除により両挿通孔31同士を連通させる交差状
配索路33が形成されている。また、前後に分断された
隔壁32のうち、前側の隔壁の後端面は交差状配索路3
3に臨むストッパ部34とされている。
【0019】前端の折り返し部21から両挿通孔31に
沿わせて後方へ延出された検知用電線20の延出部22
は、交差状配索路33(=ストッパ部34の後方近傍)
において平面視X字状に交差され、交差部23の後方部
分は左右逆の挿通孔31を通ってホルダ30の後方外部
へ引き出されている。検知用電線20の交差部23は、
隔壁32よりも高く盛り上がっており、この盛上り部分
はホルダ30の外周面に沿わせたケーブルバンド35
(本発明の構成要件である保持手段)によってホルダ3
0と一緒に結束される。これにより、検知用電線20の
交差部23は、ホルダ30の後端部と一体化されるとと
もに交差状態に保持される。この交差部23は、図4に
示すように、ストッパ部34の後方近傍に位置する。
【0020】ブレーキライニング材Bの摩耗が進んで検
知用電線20の折り返し部21がロータRに接触し、検
知用電線20に前方(ロータR側)からの引張力が作用
しても、本実施形態2の摩耗検知プローブPbでは、ス
トッパ部34に対して検知用電線20の交差部23が引
っ掛かるため、検知用電線20のホルダ30に対する前
方への位置ずれが防止されている。また、交差状配索路
33がホルダ30の側面に露出しているので、検知用電
線20を交差させる作業が容易である。また、露出して
はいるものの、交差部分は交差状配索路33に沿ってガ
イドされた状態となっているので、交差させてからケー
ブルバンド35で保持するまでの間も、検知用電線20
を交差状態に保つことができる。
【0021】[実施形態3]次に、本発明を具体化した
実施形態3を図7乃至図11を参照して説明する。本実
施形態3の摩耗検知プローブPcは、検知用電線20を
交差状態に保つための手段を上記実施形態1とは異なる
構成としたものである。その他の構成については上記実
施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一
符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。本
実施形態3のホルダ40は2つの半割部材41U,41
Lを合体させて構成され、その合体によりホルダ40内
に検知用電線20の挿通経路が構成される。図7及び図
11における上側の半割部材41Uにはホルダ40の前
後両端面に連通する配索用凹部42が形成されていると
ともに、この配索用凹部42には前後2つの仕切用突部
43F,43Rが形成されている。配索用凹部42のう
ち、前側の仕切用突部43Fの左右両側方領域は前側平
行配索路44Fとされ、後側の仕切用突部43Rの左右
両側方領域は後側平行配索路44Rとされ、さらに前後
両仕切用突部43F,43Rの間の領域は前後両平行配
索路44F,44Rを連通させる交差状配索路45とさ
れている。また、前側の仕切用突部43Fの後端面は交
差状配索路45に臨むストッパ部46とされている。両
仕切用突部43F,43Rには半割部材41Uの外面に
連通する圧入孔47が形成されている。一方、下側の半
割部材41Lの分割面にも、上記上側の半割部材41U
と同様に、配索用凹部42、前後2つの仕切用突部43
F,43R、前側平行配索路44F、後側平行配索路4
4R、交差状配索路45が形成され、さらに仕切用突部
43F,43Rには上側の半割部材41Uの圧入孔47
に圧入される圧入ピン48が突成されている。
【0022】この上下両半割部材41U,41Lを合体
すると、ホルダ40内には検知用電線20を配索するた
めの外部から隠蔽された配索空間が構成される。この配
索空間内では、検知用電線20が前側平行配索路44
F,44Fに沿わせ、交差状配索路45におけるストッ
パ部46の後方近傍でX字形に交差させ、後側平行配索
路44R,44Rにおいて前側平行配索路44Fと左右
逆に沿わせるという経路で配索される。両半割部材41
U,41Lを合体した状態における交差状配索路45の
高さ寸法は、検知用電線20の自由状態での外径とほぼ
同じ寸法に設定されている。そのため、検知用電線20
が上下に重なり合っている交差部23では検知用電線2
0が大きく押し潰された状態となり(図8を参照)、こ
れによって検知用電線20の交差状態が保たれる。即
ち、この両半割部材41U,41Lの間で検知用電線2
0の交差部23を押し潰す構造が、本発明の構成要件で
ある保持手段を構成している。尚、合体状態では、上側
と下側の仕切用突部43F,43R同士が当接するた
め、検知用電線20が仕切用突部43F,43Rを乗り
越えて左右に遊動することはない。
【0023】ブレーキライニング材Bの摩耗が進んで検
知用電線20の折り返し部がロータRに接触し、検知用
電線20に前方(ロータR側)からの引張力が作用して
も、本実施形態3の摩耗検知プローブPcでは、ストッ
パ部46に対して検知用電線20の交差部23が引っ掛
かるため、検知用電線20のホルダ40に対する前方へ
の位置ずれが防止されている。また、検知用電線20の
配索は両半割部材41U,41Lを分割した状態で行わ
れるが、この配索のための配索用凹部42は外部に露出
しているので、検知用電線20を配索させるとともに交
差させる作業を容易に行うことができる。また、露出し
てはいるものの、交差部分は交差状配索路45に沿って
ガイドされた状態となっているので、配索・交差させて
から両半割部材41U,41Lを合体させるまでの間
も、検知用電線20の配索状態と交差状態を保つことが
できる。
【0024】さらに、両半割部材41U,41Lを合体
した状態では検知用電線20の交差部23がホルダ40
の内部に完全に隠蔽されるので、交差部23に外部から
異物が干渉して検知用電線20の配索経路や交差状態が
乱されることがない。 [他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0025】(1)上記実施形態では検知用電線を1回
だけ交差させるようにしたが、本発明によれば複数回連
続して交差させて捻った形態としてもよい。 (2)実施形態1及び実施形態2において、検知用電線
に交差部を結束する手段として、ケーブルバンド以外の
結束部材を用いたり、熱収縮チューブを用いてもよい
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の斜視図
【図2】実施形態1の一部切欠平面図
【図3】実施形態1の背面図
【図4】実施形態2の一部切欠平面図
【図5】実施形態2の背面図
【図6】実施形態2の背面図
【図7】実施形態3の分解斜視図
【図8】実施形態3の拡大断面図
【図9】実施形態3の上側の半割り部材の底面図
【図10】実施形態3の下側の半割り部材の平面図
【図11】実施形態3の半割り部材を分離した状態を示
す断面図
【符号の説明】
R…ロータ B…ブレーキライニング材(制動片) Pa…摩耗検知プローブ 10…ホルダ 12…ストッパ部 13…ケーブルバンド(保持手段) 20…検知用電線 21…折り返し部 22…延出部 23…交差部 Pb,Pc…摩耗検知プローブ 30,40…ホルダ 33,45…交差状配索路 34,46…ストッパ部 35…ケーブルバンド(保持手段) 41U,41L…半割り部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−32873(JP,A) 特開 平8−138764(JP,A) 特開 平4−95701(JP,A) 特開 平10−189071(JP,A) 実開 平6−62235(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 66/00 - 66/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダに対し、その前端で折り返して後
    方へ延出されるように検知用電線を組み付けて構成され
    るとともに、 ロータとの接触を可能とされた制動片に対し、前記検知
    用電線の折り返し部を前記ロータに対向させるように設
    けられ、 その制動片の摩耗程度が使用限界に達したか否かを前記
    検知用電線の前記折り返し部における断線の有無によっ
    て検出するものであって、前記ホルダに、その前後両端面間を貫通する2本の挿通
    孔を形成し、 前記ホルダの後端部における前記挿通孔の露出部分に交
    差状配索路を形成するとともに、この交差状配索路の一
    部をストッパ部とし、 前記検知用電線の前記折り返し部から前記挿通孔に沿っ
    て後方へ延びる2本の延出部を、前記交差状配索路にお
    ける前記ストッパ部の後方近傍でX字状に交差させ、 その交差状態を保持手段によって保持し、 この検知用電線の交差部を前記ストッパ部に後方から引
    っ掛かけることによりその検知用電線の前方変位を規制
    する構成としたことを特徴とする制動片の摩耗検知プロ
    ーブ。
  2. 【請求項2】 ホルダに対し、その前端で折り返して後
    方へ延出されるように検知用電線を組み付けて構成され
    るとともに、 ロータとの接触を可能とされた制動片に対し、前記検知
    用電線の折り返し部を前記ロータに対向させるように設
    けられ、 その制動片の摩耗程度が使用限界に達したか否かを前記
    検知用電線の前記折り返し部における断線の有無によっ
    て検出するものであって、 前記ホルダの内部に、前記検知用電線を交差状に配索可
    能な交差状配索路を形成するとともに、その交差状配索
    路の一部を前記ストッパ部とし、 前記ホルダを、前記交差状配索路に沿って分割された2
    つの半割部材を合体させた形態とし、 前記検知用電線の前記折り返し部から後方へ延びる2本
    の延出部を前記交差状配索路における前記ストッパ部の
    後方近傍において交差させ、 前記交差状配索路内で交差された前記検知用電線を、合
    体した前記2つの半割部材の間で挟み付けることにより
    交差状態に保持し、 この検知用電線の交差部を前記ストッパ部に後方から引
    っ掛かけることによりその検知用電線の前方変位を規制
    する構成とした ことを特徴とする制動片の摩耗検知プロ
    ーブ。
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