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JP3467785B2 - 表示システムおよび撮像装置 - Google Patents

表示システムおよび撮像装置

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Publication number
JP3467785B2
JP3467785B2 JP30829492A JP30829492A JP3467785B2 JP 3467785 B2 JP3467785 B2 JP 3467785B2 JP 30829492 A JP30829492 A JP 30829492A JP 30829492 A JP30829492 A JP 30829492A JP 3467785 B2 JP3467785 B2 JP 3467785B2
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JP
Japan
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image
signal
image pickup
ccd camera
display system
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JPH06141211A (ja
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康夫 草ヶ谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH06141211A publication Critical patent/JPH06141211A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、その周囲の風景等を撮
像して表示する表示システムとそれに用いる撮像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の撮像装置は、その周囲の全方位に
存する物体を撮像する場合に、複数の撮像装置をそれぞ
れ異なる方向を撮像するように配置して周囲の4方の風
景を撮像したり、モータ等で駆動されて回転を行う回転
体の上に撮像装置を固定し、この回転体を回転させるこ
とで周囲全方位の風景を撮像していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
複数の撮像手段を用いることは全体として高価なシステ
ムになる。また、その上に撮像装置が置かれた回転体を
回転させて撮像することは、回転によって撮像装置のケ
ーブル等がねじれてしまい故障の原因になる。
【0004】本発明は上述した問題を解決し、その周囲
全方位の風景を撮像することができ、低コストでしかも
信頼性が高く耐久性に優れた表示システムおよび撮像装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の表示システムは、撮像手段と、その外
側側面に反射部材が用いられ、前記撮像手段を指向する
円錐形状の反射手段と、前記撮像手段と前記反射手段と
の間に配設され、前記反射手段が指向した全方位の物体
の像を光学的に逆圧縮拡散変換して補正する補正レンズ
手段と、前記撮像手段で撮像した画像を表示させる表示
手段とを有する。
【0006】また、本発明の撮像装置は、撮像手段と、
その外側側面に反射部材が用いられ、前記撮像手段を指
向する円錐形状の反射手段と、前記反射手段と前記撮像
手段との間に配設され、前記反射手段が指向した全方位
の物体の像を光学的に逆圧縮拡散変換して補正する補正
レンズ手段とを有する。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】本発明の表示システムでは、撮像手段の下方の
全方位に存する物体の像が、その外側側面に反射部材が
形成された円錐形状の反射手段によって指向され撮像手
段によって撮像される。そして、撮像手段で撮像した画
像が表示手段によって表示される。
【0010】また、本発明の表示システムでは、撮像手
段の下方の全方位に存する物体の像が、その外側側面に
反射部材が用いられた円錐形状の反射手段によって指向
され、補正レンズ手段を介して撮像手段で撮像される。
そして、撮像手段で撮像した画像が表示手段によって表
示される。
【0011】このとき、反射手段の外側側面にて反射さ
れた物体の像は円錐形状の反射手段の頂点に近い位置で
反射された像ほど圧縮され、その圧縮された像が外側側
面の曲面方向に拡張されたものになっている。補正レン
ズ手段は、この反射手段の外側側面の形状に応じて圧縮
拡張変換された像に対してこの変換と光学的に逆の変換
を行い逆変換された均一な像を撮像手段に撮像させる。
そのため、撮像手段は反射手段にて変換され、その後復
元された物体の像を撮像することができる。
【0012】さらに、本発明の表示システムでは、撮像
手段の下方の全方位に存する物体の像が、その外側側面
に反射部材が用いられた円錐形状の反射手段によって指
向され撮像手段で撮像される。そして、撮像手段で撮像
した画像が変換手段で2次元平面状の画像データに変換
され、この変換された画像データに応じた画像が表示手
段によって表示される。
【0013】
【実施例】本発明の表示システムの第1の実施例につい
て説明する。本実施例の表示システムは、建物の周囲の
風景を撮像し、その風景をTVのディスプレイに表示す
る表示システムである。図1に本実施例の表示システム
のシステム構成図を示す。図2に本実施例の各構成要素
の配置図を示す。図1および図2に示すように、本実施
例の表示システムは、撮像装置2、アンテナ6、ミキサ
ー8、変換手段としての変換装置4、および、表示手段
としてのTV10で構成される。
【0014】アンテナ6について説明する。アンテナ6
は、たとえば図2に示すように、建物の屋根等に設置さ
れたアンテナ柱16に取り付けられ、TV信号を受信し
これをミキサー8に出力する。
【0015】撮像装置2について説明する。図3に撮像
装置2の概略斜視図を示す。図4に撮像装置2の概略断
面図を示す。撮像装置2は、図1に示すように反射手段
としての円錐ミラー12および撮像手段としてのCCD
カメラ14で構成され、図2および図4に示すようアン
テナ柱16の先端にCCDカメラ14の位置する部分が
アンテナ柱16の先端に向けられて固定して設置され
る。
【0016】円錐ミラー12は、図3に示すように円錐
形状をしていて、側面12aが鏡面で形成されている。
円錐ミラー12の中心角θは図4に示すようにθ≧90
°であり、撮像装置2の下方に存する物体(風景)の像
を反射しCCDカメラ14に指向する。図4に示す、点
線13で囲まれた範囲に存する物体の像が円錐ミラー1
2の側面12aにて反射されCCDカメラ14に指向さ
れる。
【0017】CCDカメラ14について説明する。CC
Dカメラ14は、円錐ミラー12の側面12aにて反射
された撮像装置2の下方に存する物体を撮像し、この撮
像結果をその走査に応じた電気的な画像信号に変換しこ
れをミキサー8に出力する。このとき、撮像装置2の下
方の全方位(360°)の風景が円錐ミラー12によっ
て指向され、CCDカメラ14は図5(B)に示すよう
に、撮像装置2の下方全方位(360°)の風景を撮像
する。このとき、図3に示すように、撮像装置2の下方
の南(S)と東(E)の間の側面12aから等距離の位
置に存する四角柱の物体A,B,Cは、円錐ミラー12
の側面12aの位置から肉眼で見れば、図5(A)に示
すような長方形の像A1,B1,C1として見えるが、
円錐ミラー12を介してCCDカメラ14で撮像すると
図5(B)に示すような像A2,B2,C2として撮像
される。
【0018】肉眼で見た像A1,B1,C1がCCDカ
メラ14で像A2,B2,C2のような形状で撮像され
るのは、たとえば、図3および図3における円錐ミラー
12のP点の断面図5(C)に示すように物体Aの像が
円錐ミラー12の側面12aのP点にて反射される際
に、物体Aを反射する側面12aの曲面形状によって曲
面方向に捩じられた像A’としてCCDカメラ14に反
射されるためである。この曲面方向への捩じりは、物体
A,B,Cが反射される側面12aの半径rに反比例し
て増加し、反射される側面12aの半径が小さい程(円
錐ミラー12の中止Oに近い位置で反射される程)大き
くなる。また、図5(B)に示す像A2,B2,C2の
弧方向の長さは、図5(C)に示すように物体A,B,
Cが反射される側面12aの半径rに比例する。物体A
は物体Bより円錐ミラー12の中心に近い位置(rの小
さい位置)で反射されるため、物体AのCCDカメラ1
4における像A1は、像B2を基準とすると、図5
(B)に示すように像B2より曲面方向により捩じられ
弧方向に圧縮されたものになる。また、物体Cは円錐ミ
ラー12の中心から遠い位置(rの大きな位置)で反射
されるため、物体CのCCDカメラ14における像C1
は、像B2を基準とすると、図5(B)に示すようにB
2より曲面方向には捩じられていなく弧方向に拡張され
たものになる。そして、図5(B)に示すようなCCD
カメラの14の2次元的な撮像結果が走査に応じた1次
元的な画像信号に変換されてミキサー8に出力される。
【0019】このCCDカメラ14は小型軽量化および
消費電力の低減化が可能であり、図2に示すように、撮
像装置2をアンテナ柱16の先端に設置することができ
る。また、図3および図4に示すように、撮像装置2の
側面には円錐ミラー12およびCCDカメラ14を内部
に被うように透明ガラス18が形成されている。
【0020】ミキサー8について説明する。ミキサー8
は、撮像装置2のCCDカメラ14からその撮像に応じ
た画像信号、および、アンテナ6が受信したTV信号を
入力し、これらを選択的に変換装置4に出力する。ミキ
サー8の出力信号の選択切替は、たとえば、TV10に
切替スイッチを設け使用者がこの切替スイッチを操作し
て行われる。
【0021】変換装置4について説明する。変換装置4
は、ミキサー8がアンテナ6からのTV受信信号を入力
している場合には、このTV受信信号をそのままTV1
0に出力する。また、変換装置4は、ミキサー8がCC
Dカメラ14からの画像信号を入力している場合には、
CCDカメラ14から撮像装置2の下方全方位の風景
(物体)に応じた画像信号を入力し、この画像信号を記
憶してこの記憶された画像信号をTV10に映し出され
る復元画像の走査位置に応じて読み出しTV10に出力
する。
【0022】つまり上述したように図5(B)に示すC
CDカメラ14の撮像結果は半径r0の位置における像
を基準とすると、半径r0位置から中心Oに向かうにつ
れて圧縮され、半径r0の位置から周縁に向かうにつれ
て拡張されがものになっている。そのため、変換装置4
は、CCDカメラ14の撮像結果を、たとえば、図5
(B)に示す中心Oからr0の位置の像を基準として復
元してTV10に映し出すために、CCDカメラ14の
撮像結果に応じた画像信号に対して円錐ミラー12によ
る圧縮拡張変換の逆圧縮拡張変換を行い、この逆圧縮拡
張変換を行った画像信号をTV10に出力する。たとえ
ば、図5(A)に示す風景が、円錐ミラー12にて座標
変換関数f(x,y)で座標変換されて図5(B)に示
すようにCCDカメラ14に撮像される場合に、変換装
置4は図6に示すように図5(B)のCCDカメラ14
の撮像結果に応じた画像信号を入力し、この画像信号に
対して円錐ミラー12の座標変換関数f(x,y)の逆
変換f-1(x,y)を行うことで画像信号を復元し、こ
の復元された画像信号をTV10に出力する。つまり、
図5(B)の像A2を拡張、像C2を圧縮し、それぞれ
像A3,C3に変換し、この変換に応じた画像信号をT
V10に出力する。
【0023】図7に変換装置4の構成図を示す。図7に
示すように、変換装置4は、メモリ30、RGB変換回
路32、R記録回路34、G記録回路36、B記録回路
38、出力同期信号発生回路42、および、入力回路6
8で構成される。
【0024】メモリ30は、ミキサー8を介してCCD
カメラ14から入力した画像信号S8を記憶する。この
とき、画像信号S8は、たとえば、輝度信号、色信号お
よび同期信号が合成されたコンポジット信号である。
【0025】RGB変換回路32は、メモリ30に記憶
された画像信号S30を読み込み、画像信号S30に含
まれる色信号を基に、画像信号S30をRGB分解しR
(赤)信号S32r、G(緑)信号S32g、B(青)
信号S32bの3つの色差信号を取り出し、S32rを
R記録回路34に、S32gをG記録回路36に、S3
2bをB記録回路38にそれぞれ出力する。また、RG
B変換回路32は、R記録回路34、G記録回路36お
よびB記録回路38に対して、これらがそれぞれR信号
S32r、G信号S32gおよびB信号S32bの入力
する際のタイミングを取るための同期信号S32sを出
力する。
【0026】出力同期信号発生回路42は、R記録回路
34、G記録回路36およびB記録回路38に対して、
それぞれが記録したR信号、G信号およびB信号をTV
10に出力するタイミングを示す出力同期信号S42を
TV10に出力する画像の出力する。
【0027】入力回路68は、たとえば、使用者が入力
回路68に設けられたキーを操作し、CCDカメラ14
が撮像した画像のうち変換装置4を用いて座標変換して
TV10に表示する領域を極座標で指定する。たとえ
ば、図9に示す領域80を変換装置4によって座標変換
してTV10に映し出したい場合には、利用者は入力回
路68にθ1、θ2、r1およびr2を入力する。
【0028】θカウンタ64およびyデコーダ62は、
入力回路68から入力されたθ1,θ2、および、r
1,r2をそれぞれxデコーダ60およびyデコーダ6
2に出力する。 xデコーダ60は、下記式 x=cosθ を基にCCDカメラ14の撮像結果のうちx座標がco
sθ1〜cosθ2の間の領域に存するCCDカメラ1
4の画素のx座標を示す信号S60を読み出し回路58
に出力する。 yデコーダ62は、下記式 x=sinθ を基にCCDカメラ14の撮像結果のうちy座標がsi
nθ1〜sinθ2の間の領域に存するCCDカメラ1
4の画素のy座標を示す信号S62を読み出し回路58
に出力する。
【0029】R記録回路34は、RGB変換回路32か
らのR信号S32r、および、出力同期信号発生回路4
2からの同期信号S42を入力し、R信号S32rを記
録し、同期信号S42に基づいてTV10の画像の走査
に応じた変換画像信号S34をTV10に出力する。G
記録回路36およびB記録回路38はR信号S32rの
代わりにG信号S32gおよびB信号S32bを入力
し、基本的な構成R記録回路34と同一である。
【0030】図8にR記録回路34の構成図を示す。図
8に示すように、R記録回路34は、xデコーダ50、
yデコーダ52、書き込み回路54、メモリ56、読み
出し回路58、xデコーダ60、yデコーダ62、θカ
ウンタ64、および、rカウンタ66で構成される。
【0031】xデコーダ50およびyデコーダ52は、
RGB変換回路32から同期信号S32s信号を入力
し、この同期信号S32sを基に書き込み回路54がR
GB変換回路32から入力したR信号を出力したCCD
カメラ14の画素のx座標およびy座標をそれぞれ算出
し、これらをそれぞれ書き込み回路54に出力する。
【0032】書き込み回路54は、RGB変換回路32
からのR信号S32r、xデコーダ50からの画素のx
座標を示す信号S50、および、yデコーダ52からの
画素のy座標を示す信号S52を入力し、メモリ56の
信号S50および信号S52から算出されたアドレスに
R信号の情報を記憶させる。
【0033】メモリ56は、書き込み回路54からの信
号に応じて書き込み回路54がRGB変換回路32から
入力したR信号を所定のアドレスに記憶する。このメモ
リ56は、たとえば、RGB変換回路32からR記録回
路34に出力されるR信号のCCDカメラ14の1フレ
ーム画像を記憶できる容量を有している。
【0034】読み出し回路58は、出力同期信号発生回
路42からの出力同期信号S42、xデコーダ60から
の信号S60、および、yデコーダ62からの信号S6
2を入力し、出力同期信号S42に基づいてTV10に
映し出す画像の走査に応じたR信号S32sをメモリ5
6から読み込みTV10に出力する。このとき、TV1
0の画像の座標(X,Y)に位置する画素のR信号S3
2sを読み込む場合には、この画素のR信号S32s
は、座標(X,Y)に対して座標変換f-1を行ったCC
Dカメラ14の座標(x,y)に位置する画素のR信号
S32sに対応する。そのため、メモリ56のCCDカ
メラ14の座標(x,y)に位置する画素のR信号S3
2sが記録されたアドレスからR信号S32sを読み込
めば、TV10の出力画像の座標(X,Y)に位置する
画素のR信号S32sを読み込むことができる。座標変
換f-1は、たとえば、出力画像の座標(X,Y)を入力
し、この座標に対応したメモリ56のアドレスを出力す
る変換テーブルを予め用意して、この変換テーブルを用
いることで読み込みアドレスを得るようにする。また、
読み出し回路58は、xデコーダ60およびyデコーダ
62から入力した信号S60および信号S62に基づい
て、TV10に出力される画像の範囲を特定し、この範
囲画像に対応するR信号S32sを走査に応じてメモリ
56から読み込みTV10に出力する。
【0035】TV10は、変換装置4からの画像信号を
入力し、この画像信号に応じた画像をディスプレイに映
し出す。このとき、TV10は、変換装置4から撮像装
置2が撮像した撮像装置2の下方の全方位(360°)
の風景に応じた出力画像信号を入力するが、この出力画
像信号を、たとえば、それぞれ90°の風景に対応する
画像信号に分割し、分割された画像信号に応じた画像を
それぞれディスプレイに表示する。ディスプレイの表示
方法としては、撮像装置2が撮像した撮像装置2の下方
の全方位(360°)の風景を1枚の画像で表示する方
法をとってもよい。本実施例の表示システムによれば、
撮像装置の回転運動を行うことなく、撮像装置2の下方
全方位の風景を撮像することができる。
【0036】上述の実施例では、CCDカメラ14の撮
像結果を変換装置4で変換してからTV10に出力した
が、CCDカメラ14の撮像結果をそのままTV10に
出力してもよい。この場合には、TV10に図5(B)
に示す画像がそのまま映し出される。また、円錐ミラー
12の図4に示す中心角度θは、θ<90°であっても
よい、この場合には円錐ミラー12は撮像装置2の上方
全方位の風景をCCDカメラ14に指向し、この風景像
がTV10にて表示される。
【0037】次に本発明の表示システムの第2の実施例
について説明する。図10に本実施例の表示システムの
構成斜視図を示す。図11(A)に本実施例の表示シス
テムの概略断面図を示す。図10に示すように本実施例
の表示システムは、円錐ミラー12、補正レンズ19、
CCDカメラ14、および、TV10で構成されてい
る。
【0038】補正レンズ19は、円錐ミラー12とCC
Dカメラ14との間に設けられ、円錐ミラー12の側面
12aにて圧縮拡張変換fで反射された撮像装置2の下
方の全方位の風景像に対して光学的に逆圧縮拡張変換f
-1を行い、この逆圧縮拡張変換f-1された風景像をCC
Dカメラ14に撮像させる。図11(B)に示すよう
に、補正レンズ19は、中心O’から基準半径r0まで
が凹レンズの形状で形成され、基準半径r0から半径r
1までが凸レンズの形状で形成されたレンズである。円
錐ミラー12の側面12aにて圧縮変換された風景像が
補正レンズ19の中心O’から基準半径r0の凹ンズに
て拡張変換され、側面12aにて拡張変換された風景像
が補正レンズ19の基準半径r0から半径r1の凸レン
ズにて圧縮変換されてCCDカメラ14で撮像される。
補正レンズ19の基準半径r0の位置にて反射された像
は圧縮拡張されない。この基準半径r0は、CCDカメ
ラ14の半径の撮像面積に応じて決定される。
【0039】図12(A)に補正レンズ19の凹レンズ
による圧縮変換の図を示す。図12(A)に示すよう
に、CCDカメラ14の中心Oから距離r(r≧r0)
における像は、補正レンズ19の凹レンズによって座標
変換され、線分PQ上の像に圧縮される。このとき、線
分PQの距離はπ・r0/2である。図12(B)に補
正レンズ19の凸レンズによる拡張変換の図を示す。図
12(B)に示すように、CCDカメラ14の中心Oか
ら距離r(r<r0)における像は、補正レンズ19の
凹レンズによって座標変換され、線分P’Q’上の像に
拡張される。このとき、線分P’Q’の距離はπ・r0
/2である。
【0040】図5(B)に示す円錐ミラー12の側面1
2aにて反射された風景を補正レンズ19を介してCC
Dカメラ14で撮像すると、図13に示すような像A
4,B4,C4が撮像される。この像は像B4を基準と
して圧縮拡張されていなく、CCDカメラ14の撮像結
果をTV10に出力すれば、TV10に映し出される像
は画像全体にわたり均一なものになる。つまり、円錐ミ
ラー12の側面12aにて光学的に圧縮拡張変換fされ
た像を補正レンズ19を用いてさらに光学的に逆圧縮拡
張変換f-1してCCDカメラ14で撮像することで全体
的に均一に圧縮拡張された画像をTV10に表示するこ
とができる。CCDカメラ14で撮像する前に光学的に
逆圧縮拡張変換f-1を行うため誤差の発生をCCDカメ
ラ14による誤差のみに抑えることができる。
【0041】次に本発明の表示システムの第3の実施例
について説明する。図14に本実施例の表示システムの
構成図を示す。図14に示すように、本実施例の表示シ
ステムは、上述した第1の実施例の表示システムと反射
手段および変換手段のみ異なる。本実施例の表示システ
ムは、反射手段として撮像装置102の多角錐体として
の正四角錐ミラー112を用いる。また、変換装置10
4は、正四角錐ミラー112の形状に応じてCCDカメ
ラ14からの画像信号の処理を行う。
【0042】正四角錐ミラー112について説明する。
正四角錐ミラー112は、図15に示すように正四角錐
形状をしていてその4つの側面112aが鏡面で形成さ
れている。また、第1の実施例と同様に、アンテナ柱1
6の先端にCCDカメラ14の位置する部分がアンテナ
柱16の先端に向けられて固定して設置される。図16
に図15の断面線111における撮像装置102の概略
断面図を示す。図16に示すように、正四角錐ミラー1
12はその反射角度θ2がθ2≧90°であり、撮像装
置102の下方のそれぞれの側面112aの方向に存す
る物体の像を反射しCCDカメラ14に指向する。
【0043】このとき、CCDカメラ14が撮像する画
像は図17に示すような画像であり、図15に示すよう
にx,y,z座標を定めると、側面112aの縁112
bにて指向されCCDカメラ14で撮像されるx,y座
標における撮像領域は、図18に示す領域111であ
る。この撮像領域111は、円錐ミラー12とCCDカ
メラ14の距離、正四角錐ミラー112の反射角θ2、
CCDカメラ14の直径等によって異なるため、撮像対
象となる領域によってこれらの値を決定する。図15に
示すように縁112bからの距離をLとすると、縁11
2aから距離Lに位置する側面112cにて反射される
風景、つまり図18における撮像距離Mには、M∝1/
Lの関係がある。つまり、CCDカメラ14の撮像範囲
は、図17および図18の原点Oに近づくにつれて減少
している。
【0044】変換装置104について説明する。図19
に変換装置104の構成図を示す。変換装置104は、
図19に示すように、メモリ130、書き込み回路15
4、メモリ156、および、読み出し回路158で構成
される。
【0045】メモリ130は、上述したメモリ30と同
様にミキサー108を介してCCDカメラ14から、C
CDカメラ14の撮像画像の走査に応じた画像信号S1
08を入力する。
【0046】書き込み回路154は、上述した書き込み
回路54と同様に、メモリ130からの画像信号S13
0を入力し、CCDカメラ14の撮像画像のx,y座標
に応じたメモリ156の所定のアドレスに画像信号S1
30を記憶する。メモリ156は、メモリ56と同一で
ある。
【0047】読み出し回路158は、図17に示すCC
Dカメラ14の撮像結果を正四角錐ミラー112の4つ
の側面112aのそれぞれに対応した画像をそれぞれ4
つのフレームとして別々にTV10に映し出すために、
メモリ156に記憶された画像信号のうち正四角錐ミラ
ー112の1つの側面112aについての画像情報を走
査位置に応じて読み込みTV10に出力する。このと
き、TV10のディスプレイには、たとえば、図20に
示すように北(N)と西(W)の方向の風景の画像15
9が映し出される。四方の風景を映し出すには、上述し
た読み出し回路158の処理を4回行い、それぞれの画
像信号をTV10に出力して表示する。
【0048】本実施例では、CCDカメラ14の撮像結
果を変換装置104で変換してTV10に出力したが、
正四角錐ミラー112にて反射された風景像は、圧縮拡
張されていないため、CCDカメラ14の撮像結果をそ
のままTV10に出力して表示してもよい。また、正四
角錐ミラー112の代わりに、正八角錐ミーラまたはそ
の他の多角錐ミラーを用いてもよい。また、正四角錐ミ
ラー112の図16に示す中心角θ2は、θ2<90°
であってもよい、この場合には上述した第1の実施例と
同様に正四角錐ミラー112は撮像装置102の上方全
方位の風景をCCDカメラ14に指向する。
【0049】本発明の第4の実施例について説明する。
図21に本実施例の表示システムの構成図を示す。図2
1に示すように、本実施例の表示システムは、上述した
第1および第3の実施例の表示システムと反射手段およ
び変換手段のみ異なる。本実施例の表示システムは、反
射手段として撮像装置202の反射板としての回転ミラ
ー212を用いる。また、変換装置204は回転ミラー
212の回転に応じてCCDカメラ14からの画像信号
を入力し所定の処理を行い、この処理された画像信号を
TV10に出力する。
【0050】回転ミラー212について説明する。回転
ミラー212は、図22に示すように板状の形状をして
いて、CCDカメラ14と向かい合う面が鏡面で形成さ
れている。この回転ミラー212は、撮像装置202の
表面に固定して取り付けられたモータ214と回転軸2
13を介して連結され、回転軸213がモータ214で
駆動されて回転し、この回転軸213と連動して所定の
回転速度で回転する。回転ミラー212と回転軸213
のなす角度θ3は、θ3≦90°であり、回転ミラー2
12の下方に存する物体の像を反射しCCDカメラ14
に指向する。このとき、CCDカメラ14が撮像する画
像は図23に示すような画像であり、回転ミラー212
の下方の風景の像201が映し出される。
【0051】変換装置204について説明する。図24
に変換装置204の構成図を示す。図24に示すよう
に、変換装置204は、メモリ230、画像結像回路2
54、および、メモリ256で構成される。メモリ23
0は、上述したメモリ130と同様にミキサー8を介し
てCCDカメラ14から、CCDカメラ14の撮像画像
の走査に応じた画像信号S108を所定の周期で入力す
る。たとえば、回転ミラー212が回転停止時にその下
方の45°の風景を撮像できる場合には、45°単位で
360°/45°=8回回転を行えば全方位(360
°)の風景を撮像することができるため、回転ミラー2
12が1回転するのに要する時間をTとすると、メモリ
230の入力周期はT/8とする。つまり、回転ミラー
212が1回転すると、メモリ230にはCCDカメラ
14が撮像した8個の画像に応じた画像信号が記憶され
る。
【0052】画像結像回路254は、たとえば、回転ミ
ラー212が1回転すると、メモリ230が記憶した8
個の画像信号を読み取り、これらを組み合わせることが
で撮像装置202の下方全方位(360°)の連続した
風景画像の画像信号を作成うる。そして、この画像信号
をメモリ256に出力する。メモリ256は、画像結像
回路254から入力した画像信号をTV10に出力し、
TV10にてこの画像信号に応じた画像が表示される。
本実施例の表示システムによれば、回転ミラー212の
みを回転させるため、撮像装置のケ−ブル等が回転によ
ってねじれるを防止できる。
【0053】本実施例は、画像結像回路254を用いる
ことなく、CCDカメラ14が撮像した画像に応じた信
号をリアルタイムでTV10に出力して表示してもよ
い。また、上述した第1および第3の実施例と同様に、
回転ミラー212の図22に示す中心角θ3は、θ3<
90°であっもよく、この場合には回転ミラー212は
撮像装置202の上方全方位の風景をCCDカメラ14
に指向する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表示シス
テムおよび撮像装置によれば、撮像手段の下方または上
方の全方位の風景(物体)を撮像することができる。ま
た、複数の撮像装置を用いる必要がなくなりコストの低
減が図れる。さらに、撮像手段は固定されたままである
ため、信頼性が高く耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示システムの第1の実施例のシステ
ム構成図である。
【図2】本発明の表示システムの第1の実施例の各構成
要素の配置を説明するための図である。
【図3】本発明の表示システムの第1の実施例の撮像装
置の概略斜視図である。
【図4】本発明の表示システムの第1の実施例の撮像装
置の概略断面図である。
【図5】本発明の表示システムの第1の実施例のCCD
カメラの撮像結果を説明するための図である。
【図6】本発明の表示システムの第1の実施例の変換装
置における処理を説明するための図である。
【図7】本発明の表示システムの第1の実施例の変換装
置の構成図である。
【図8】本発明の表示システムの第1の実施例の変換装
置のR記録回路の構成図である。
【図9】本発明の表示システムの第1の実施例の変換装
置の入力回路の入力方法を説明するための図である。
【図10】本発明の表示システムの第2の実施例の構成
斜視図である。
【図11】本発明の表示システムの第2の実施例の概略
断面図である。
【図12】本発明の表示システムの第2の実施例の補正
レンズの補正方法を説明するための図である。
【図13】本発明の表示システムの第2の実施例のCC
Dカメラの撮像結果である。
【図14】本発明の表示システムの第3の実施例のシス
テム構成図である。
【図15】本発明の表示システムの第3の実施例のシス
テムの撮像装置の概略斜視図である。
【図16】本発明の表示システムの第3の実施例のシス
テムの撮像装置の概略断面図である。
【図17】本発明の表示システムの第3の実施例のシス
テムのCCDカメラの撮像結果である。
【図18】本発明の表示システムの第3の実施例のシス
テムの撮像装置の撮像範囲を示す図である。
【図19】本発明の表示システムの第3の実施例のシス
テムの変換装置の構成図である。
【図20】本発明の表示システムの第3の実施例のシス
テムのCCDカメラの撮像結果を示す図である。
【図21】本発明の表示システムの第4の実施例のシス
テム構成図である。
【図22】本発明の表示システムの第4の実施例の撮像
装置の概略斜視図である。
【図23】本発明の表示システムの第4の実施例のCC
Dカメラの撮像結果である。
【図24】本発明の表示システムの第4の実施例の変換
装置の構成図である。
【符号の説明】
2,102,202・・・撮像装置 4,104,204・・・変換装置 6・・・アンテナ 8,108,208・・・ミキサー 10・・・TV 12・・・円錐ミラー 14・・・CCDカメラ 16・・・アンテナ柱 18・・・透明ガラス 19・・・補正レンズ 30,40,56,130,156,230,256・
・・メモリ 32・・・RGB変換回路 34・・・R記録回路 36・・・G記録回路 38・・・B記録回路 42・・・出力同期信号発生回路 50,60・・・xデコーダ 52,62・・・yデコーダ 54,154・・・書き込み回路 58.158・・・読み出し回路 64・・・θカウンタ 66・・・rカウンタ 112・・・四角錐ミラー 212・・・回転ミラー 213・・・回転軸 214・・・モータ 254・・・画像結像回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像手段と、 その外側側面に反射部材が用いられ、前記撮像手段を指
    向する円錐形状の反射手段と、 前記撮像手段と前記反射手段との間に配設され、前記反
    射手段が指向した全方位の物体の像を光学的に逆圧縮拡
    散変換して補正する補正レンズ手段と、 前記撮像手段で撮像した画像を表示させる表示手段とを
    有する表示システム。
  2. 【請求項2】撮像手段と、 その外側側面に反射部材が用いられ、前記撮像手段を指
    向する円錐形状の反射手段と、 前記反射手段と前記撮像手段との間に配設され、前記反
    射手段が指向した全方位の物体の像を光学的に逆圧縮拡
    散変換して補正する補正レンズ手段とを有する撮像装
    置。
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