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JP2001333303A - 全方位視覚システム - Google Patents

全方位視覚システム

Info

Publication number
JP2001333303A
JP2001333303A JP2000152207A JP2000152207A JP2001333303A JP 2001333303 A JP2001333303 A JP 2001333303A JP 2000152207 A JP2000152207 A JP 2000152207A JP 2000152207 A JP2000152207 A JP 2000152207A JP 2001333303 A JP2001333303 A JP 2001333303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
mirror
conversion
omnidirectional vision
vision system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000152207A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kumada
清 熊田
Nobutoshi Gako
宣捷 賀好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000152207A priority Critical patent/JP2001333303A/ja
Priority to US09/846,297 priority patent/US6897883B1/en
Priority to EP01304553A priority patent/EP1158474A3/en
Priority to KR10-2001-0028416A priority patent/KR100442733B1/ko
Publication of JP2001333303A publication Critical patent/JP2001333303A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/2628Alteration of picture size, shape, position or orientation, e.g. zooming, rotation, rolling, perspective, translation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/58Means for changing the camera field of view without moving the camera body, e.g. nutating or panning of optics or image sensors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像変換処理を高速に行って、画素数が増加
しても動画像に十分追従することができ、小型化を図る
ことができる全方位視覚システムを提供する。 【解決手段】 周囲360゜の視野領域の映像が得ら
れ、中心射影の変換が可能な光学系1と、光学系1を通
して得られる光学像を画像データに変換する撮像手段2
と、撮像手段2からの出力を記録する画像記録手段3
と、入力された画像データをパノラマ画像や透視画像等
に変換する画像変換手段4と、表示手段5と、表示制御
手段6とを備えている。画像変換手段4は、パノラマ変
換や透視変換を行うための演算ロジック回路を含むハー
ドウェアで構成され、ソフトウェアで処理を行う従来技
術に比べて画像変換処理を高速に行うことができ、シス
テムの小型化が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視野角を広げて全
方位を観測可能であり、監視カメラ等の視覚センサーに
用いられる全方位視覚システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、監視カメラ等の視覚センサーの分
野において、カメラとコンピューターを組み合わせるこ
とにより、従来では人間が自らの視覚で行っていた作業
を行わせるための様々な試みが実用化されつつある。一
般に、このような用途に用いられるカメラは視角が限ら
れており、視野角を広げる試みが広角レンズ(魚眼レン
ズ)を用いて行われている。また、移動ロボット等の分
野では、視野角を広げるために、回転体ミラー(円錐ミ
ラー、球面ミラー、双極面ミラー等)を利用する研究が
活発に行われている。
【0003】しかし、従来の視覚センサーにおいては、
いずれも、光学系と撮像手段を用いて得られた全方位画
像を人間が見やすいパノラマ画像等に変換するために、
コンピューターによるソフト処理を行っていた。
【0004】図10に、従来の全方位視覚システムの一
例を示す。この全方位視覚システムは、広角レンズ(魚
眼レンズ)や回転体ミラー(円錐ミラー、球面ミラー、
双極面ミラー等)を利用した光学系1と、光学系1で得
られた光学像を画像データに変換する撮像手段2と、ソ
フト処理による画像変換手段と表示手段と表示制御手段
とを含むコンピューター(ワークステーション)7とか
ら構成されている。そして、光学系1で得られた円形の
光学像を撮像手段2で円形画像の画像データに変換し、
この画像データをコンピューター7に入力してソフトウ
ェアによる処理(ソフト処理)により人間が見やすい画
像である四角いパノラマ画像や透視画像に変換してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、円形画像の
画像データを入力して人間が見やすい四角いパノラマ画
像や透視画像に変換する画像変換処理は、三角関数を用
いた極座標から直交座標への座標変換が多用され、さら
に、この座標変換には高精度が要求される。
【0006】このため、従来のようにコンピューター7
を用いてソフト処理により画像変換処理を行おうとする
と、双曲面ミラーを用いた場合でも1データ変換のため
に20ステップ以上の演算処理が必要となり、ソフト処
理に長い時間がかかるという問題があった。
【0007】なお、回転体ミラーの中でも双極面ミラー
を利用した場合には、正確な中心射影の変換が可能な光
学系であるため、線形演算処理のみで画像変換処理が可
能である。よって、広角レンズ(魚眼レンズ)や回転体
ミラーでも円錐ミラーや球面ミラーを利用した光学系を
用いた場合に比べると、処理速度は比較的速くなる。広
角レンズ(魚眼レンズ)や回転体ミラーである円錐ミラ
ーや球面ミラーを用いた場合には、画像変換処理のため
に三角関数に加えて非線形演算処理が必要であるため、
さらに長い時間がかかるという問題があった。
【0008】さらに、画像変換処理をソフト処理で行っ
た場合、予め定数演算の計算結果をレジスタに保存して
おいたとしても、これを逐次呼び出して計算結果を再度
レジスタに一時保存するというステップを何度も繰り返
す必要があり、上述したステップ数に応じたデータ処理
時間が必要であった。
【0009】従って、画素数が少ない場合にはソフト処
理にかかる時間は少なくて済むが、画素数が多くなるに
つれてソフト処理にかかる時間が飛躍的に増加する。こ
のため、画像変換処理が可能なフレーム数としては、1
0万画素程度の画素数で秒当たり数フレームが限度であ
った。
【0010】静止画の場合には、ソフト処理に時間がか
かっても問題が無いため、従来の全方位視覚システムに
よっても高画質化が可能である。しかし、動画像の場合
には、画素数が多くなるにつれてソフト処理の処理速度
が追いつかず、非常に見難い画像となるため、さらなる
画像変換処理の高速化が不可欠であった。
【0011】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するためになされたものであり、画像変換処理を高速
に行って、画素数が増加しても動画像に十分追従するこ
とが可能な全方位視覚システムを提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の全方位視覚シス
テムは、周囲360゜の視野領域の映像が得られ、該映
像に対して中心射影の変換が可能な光学系と、該光学系
を通して得られる光学像を画像データに変換する撮像手
段と、該画像データを表示データに変換する画像変換手
段と、該画像変換手段からの出力を表示する表示手段
と、該表示手段に表示する画像を制御する表示制御手段
とを備え、該画像変換手段がバッファメモリーとCPU
と三角関数のルックアップテーブルと演算ロジック回路
とを備えており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0013】前記画像変換手段が、少なくとも入力画像
をパノラマ画像に変換する変換機能、透視画像に変換す
る機能、変換領域を選択する機能、ズームイン・ズーム
アウト機能およびパン・チルト機能のいずれかを有する
構成とすることができる。
【0014】前記画像変換手段は、入力された画像デー
タをベースとして、ズームイン・ズームアウトまたはパ
ン・チルトを行った後の画像に対応する部分をパノラマ
画像または透視画像に変換するのが好ましい。
【0015】前記演算ロジック回路が、線形演算処理回
路のみで構成されていてもよい。
【0016】前記光学系が、2葉双曲面のうちの一方の
双曲面形状を有する双曲面ミラーからなり、該双曲面ミ
ラーの回転軸が前記撮像手段に備わった撮像レンズの光
軸に一致し、該撮像レンズの第1主点が該双曲面ミラー
の片方の焦点位置に配されていてもよい。
【0017】前記光学系が、回転体凸面ミラーを含む複
数枚の回転体ミラーからなり、該複数枚の回転体ミラー
の回転軸が前記撮像手段に備わった撮像レンズの光軸に
一致し、該複数枚の回転体ミラーのうちの第1ミラーの
焦点に向かう光が該第1ミラーで反射された後に第2ミ
ラーで反射され、該第2ミラーの焦点位置に配された撮
像レンズの第1主点に集光されるように構成されていて
もよい。
【0018】前記撮像手段が、光学像をデジタル画像デ
ータに変換するデジタル撮像手段であってもよい。
【0019】前記撮像手段からの出力を記録する画像記
録手段を備え、該画像記録手段が、デジタル記録手段で
あってもよい。
【0020】前記CPUが並列演算機能を備えているの
が好ましい。
【0021】なお、本明細書において、中心射影の変換
が可能であるとは、撮像手段で撮影した画像を光学系の
一方の焦点位置を視点とする画像と見なすことができる
ということを示す。
【0022】以下、本発明の作用について説明する。
【0023】本発明にあっては、画像記録手段に記録し
た画像データまたは撮像手段から出力された画像データ
をパノラマ画像や透視画像に変換する機能、変換領域を
選択する機能、ズームイン・ズームアウト機能、パン・
チルト機能等を有する画像変換手段を備えている。この
画像変換手段は、画像データを入力する入力バッファメ
モリーと、画像変換処理を行う演算ロジック回路と、画
像変換処理を制御するCPU(Central Pro
cessing Unit)と、ルックアップテーブル
と、画像変換処理後の画像データが入力される出力バッ
ファメモリーとで構成されている。よって、ソフトウェ
アで処理を行う従来技術に比べて、各演算の中間結果を
記憶手段に蓄積したり、それを読み出す処理を行う必要
がない。また、本発明では画像変換のための演算処理を
ハードウェアで行うため、演算用ハードウェアの入出力
間の遅延時間内で画像変換処理を行うことが可能であ
る。さらに、画像変換手段がハードウェアで構成されて
いるので、全方位視覚システムの小型化を図ることが可
能である。なお、一般的な三角関数の計算方法は、級数
展開して近似計算を行う。このとき、何次の項まで計算
するかによって精度が決まり、高精度が要求される場合
には項数が増えるため、計算時間が飛躍的に増加する。
よって、三角関数のルックアップテーブルを用いること
により、計算時間を短縮することが可能である。
【0024】上記ズームイン・ズームアウト機能または
パン・チルト機能は、パノラマ画像や透視画像に変換す
るための座標変換後の画像データをベースとすると、座
標変換後の画像データを一旦保存するためのバッファメ
モリーが必要になる。よって、撮像手段または画像記憶
手段から入力画像データをベースとして、ズームイン・
ズームアウトまたはパン・チルト後の画像に対応する部
分を、パノラマ画像または透視画像に変換するのが好ま
しい。
【0025】上記光学系としては、例えば後述する実施
形態1に示すように、2葉双曲面のうちの一方の双曲面
形状を有する双曲面ミラーからなり、双曲面ミラーの回
転軸が撮像手段に備わった撮像レンズの光軸に一致し、
撮像レンズの第1主点が双曲面ミラーの片方の焦点位置
(他方の焦点位置)に配されたものを用いることができ
る。この場合、撮像手段で撮影した画像を、双曲面ミラ
ーの一方の焦点位置を視点とした画像と見なすことが可
能になる。よって、三角関数のルックアップテーブルを
用いて、線形演算処理のみで極座標から直交座標への座
標変換を行ってパノラマ画像や透視画像への変換が可能
となる。
【0026】または、後述する実施形態2に示すよう
に、回転体凸面ミラーを含む複数枚の回転体ミラーから
なり、その回転体ミラーの回転軸が撮像手段に備わった
撮像レンズの光軸に一致し、その回転体ミラーのうちの
第1ミラーの焦点に向かう光がその第1ミラーで反射さ
れた後に第2ミラーで反射され、その第2ミラーの焦点
位置に配された撮像レンズの第1主点に集光されるよう
に光学系を構成してもよい。この場合、撮像手段で撮影
した画像を、第1ミラーの焦点位置を視点とした画像と
見なすことが可能になる。よって、三角関数のルックア
ップテーブルを用いて、線形演算処理のみで極座標から
直交座標への座標変換を行ってパノラマ画像や透視画像
への変換が可能となる。
【0027】上記撮像手段として、光学像をデジタル画
像データに変換するデジタル撮像手段を用いることによ
り、データ処理が容易になる。
【0028】上記画像記録手段として、デジタル記録手
段を用いることにより、データ処理が容易になる。
【0029】さらに、並列演算機能を備えたCPUを用
いることにより、高速に画像変換処理を行うことが可能
となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0031】(実施形態1)図1は、本発明の一実施形
態である全方位視覚システムの構成を説明するためのブ
ロック図である。この全方位視覚システムは、周囲36
0゜の視野領域の映像が得られ、その映像に対して中心
射影の変換が可能な光学系1と、光学系1を通して得ら
れる光学像を画像データに変換する撮像手段2と、撮像
手段2からの出力を記録する画像記録手段3と、画像記
録手段3に記録した画像データまたは撮像手段2から出
力された画像データをパノラマ画像に変換したり、透視
画像に変換したりする画像変換手段4と、画像変換手段
4からの出力を表示する表示手段5と、表示手段5に表
示する画像の選択やサイズ等を制御する表示制御手段6
とを備えている。
【0032】以下に、各部分について、詳細に説明す
る。
【0033】中心射影の変換が可能な光学系1として
は、例えば図2に示すようなものを用いることができ
る。ここでは、回転体ミラーの1種である2葉双曲面の
うちの一方の双曲面形状を有する双曲面ミラー54を用
いて、双曲面ミラー54の回転軸が撮像手段2に備わっ
た撮像レンズの光軸に一致し、撮像レンズの第1主点が
双曲面ミラーの片方の焦点位置(他方の焦点(外焦点)
位置)に配されている。これにより、撮像手段2で撮
影した画像を双曲面ミラー54の一方の焦点位置を視
点とする画像と見なすことが可能になる。このような光
学系は、例えば特開平6−295333号公報に詳述さ
れているので、特徴点のみを以下に説明する。
【0034】図2において、双曲面ミラー54とは、双
曲線をZ軸を中心として回転して得られる曲面(2葉双
曲面)のうちの一方(Z>0の領域)の曲面の凸状面に
鏡面を形成したものである。この2葉双曲面は、 (X2+Y2)/a2−Z2/b2=−1 c2=(a2+b2) で表される。なお、aおよびbは双曲面の形状を定義す
る定数であり、cは焦点の位置を定義する定数である。
【0035】この双曲面ミラー54は2つの焦点と
とを有し、外部から一方の焦点に向かう光は双曲面ミ
ラー54で反射され、全て他方の焦点に向かうという
特徴を有する。従って、双曲面ミラー54の回転軸と撮
像レンズの光軸とを一致させると共に、他方の焦点位置
に撮像レンズの第1主点を配置することにより、撮像
手段2で撮影された画像が、一方の焦点を視点中心と
して視野方向によって視点位置が変わらない画像とな
る。
【0036】このため、後述する画像変換手段4では、
LUT(ルックアップテーブル)10を使用することに
より、非線形演算処理を含まず、線形演算処理のみで入
力された画像データをパノラマ画像や透視画像等の表示
データに変換する画像変換処理が可能となる。
【0037】撮像手段2はビデオカメラ等であり、図2
における双曲面ミラー54を介して得られる光学像を、
CCDやCMOS等の固体撮像素子を利用してデジタル
画像データに変換する。撮像手段のレンズは、一般的な
球面レンズでも非球面レンズであってもよく、焦点位置
に第1主点が配置されていればよい。
【0038】画像記録手段3は、撮像手段2のデジタル
出力を入力として、その時系列画像信号をテープ、また
はMOやMD、DVD等のディスクタイプの記録メディ
アにデジタル記録する。
【0039】画像変換手段4は、図3に示すように、入
力バッファメモリー8と、CPU9と、三角関数のルッ
クアップテーブルLUT10と、画像変換用の演算ロジ
ック回路11と、出力バッファメモリー12を備えてお
り、各々がバスライン13で接続されている。
【0040】この画像変換手段4の入力バッファメモリ
ー8には、画像記録手段3に記録した画像データ、また
は撮像手段2から出力された画像データが入力される。
この入力バッファメモリー8に入力された画像データは
円形画像であるので、これを演算ロジック回路11によ
り三角関数のルックアップテーブル10を用いて極座標
から直交座標への座標変換を行うことにより、人間が見
やすい四角いパノラマ画像や透視画像に変換される。こ
の変換については、以下に詳述する。さらに、必要に応
じて画像のズームイン・ズームアウトやパン・チルト
等、視覚方向の変更に対応した画像変換処理が施され、
画像変換処理後の画像データが出力バッファメモリー1
2に入力される。一連の処理は、CPU9により制御さ
れる。
【0041】なお、ズームイン・ズームアウト機能また
はパン・チルト機能は、座標変換後の画像データをベー
スとすると、座標変換後の画像データを一旦保存するた
めのバッファメモリーが必要になる。よって、本実施形
態では、座標変換後の画像データをベースとするのでは
なく、撮像手段または画像記録手段から入力された画像
データをベースとして、ズームイン・ズームアウトまた
はパン・チルト後の画像に対応する部分を、パノラマ画
像または透視画像に変換する方式を採用する。これによ
り、バッファメモリーを増加させることなく画像変換を
行うことができ、システムの小型化が可能となる。
【0042】表示手段5はブラウン管、LCDやEL等
からなるモニター等であり画像変換手段4の出力バッフ
ァメモリー12からの出力を入力として、画像を表示す
る。
【0043】表示制御手段6は専用のマイクロコンピュ
ーター等であり、表示手段5に表示する画像の種類(例
えば画像変換手段4により変換されたパノラマ状の画像
や透視変換された画像等)、画像の向きや画像のサイズ
等を選択して制御する。
【0044】次に、上記演算ロジック回路11による画
像変換の原理について、説明する。画像変換としては、
360゜のパノラマ画像に変換するためのパノラマ画像
変換および透視画像に変換するための透視変換がある。
また、透視変換には横回転移動(左右移動、いわゆるパ
ン動作)および縦回転移動(上下移動、いわゆるチルト
動作)がある。
【0045】まず、360゜のパノラマ画像変換につい
て、図4を用いて説明する。図4(a)の57は撮像手
段2または画像記録手段3から入力された円形画像であ
り、図4(b)の58はドーナツ状に切り出して切り開
く途中を示し、図4(c)の59は引き伸ばして直交座
標に変換した後のパノラマ画像である。
【0046】図4(a)に示すように、入力円形画像を
その中心を原点とした極座標で表すと、各画素Pの座標
は(r,θ)で表わされる。図4(b)に示すように、
点Pのパノラマ画像上の座標を(x,y)とすると、図
4(a)の入力円形画像をO(ro,θo)を基準とし
て四角いパノラマ画像に変換する座標変換式は、 x=θ−θo y=r−ro で表される。図4(a)の入力円形画像の中心を原点
(Xo,Yo)とし、入力円形画像上の点Pの座標を
(X,Y)とすると、 X=Xo+r×cosθ Y=Yo−r×sinθ であるので、 x=arctan{(Y−Yo)/(X−Xo)}−θ
o y=sqrt{(X−Xo)2+(Y−Yo)2} と表される。
【0047】パノラマ画像のパン動作については、基準
点O(ro,θo)の座標θoを所定のキー操作に対応
して一定角度Δθだけ増減した点を基準として変換する
ことにより、左右にパンした後のパノラマ画像を入力画
像から直接生成することができる。なお、パノラマ画像
ではチルト動作は行わない。
【0048】次に、透視変換について、図5を用いて説
明する。透視変換の座標変換については、空間上の点が
入力画像上のどの位置に対応するかを計算し、その点の
画像情報を透視変換後の画像上の対応する座標位置に割
り当てる方法を採用する。
【0049】図5に示すように、空間上の点の座標をP
(tx,ty,tz)とし、撮像手段受光部2aに形成
される円形画像(入力座標系)上の対応する点の座標を
P(r,θ)とし、撮像手段2の撮像レンズの焦点距離
をFとし、さらに、ミラー定数を(a,b,c)(上記
図2のa、b、cと同じ)とすると、 r=F×tan((π/2)−β) ・・・(1) 但し、αは物点から双曲面ミラーの焦点へ向かう入射
光の焦点から見た入射角(水平面からの上下振れ角)で
あり、βは物点から双曲面ミラーの焦点へ向かう光が
双曲面ミラーで反射されて撮像手段に入射する入射角
(但し、光軸からの角度ではなく、光軸に垂直なレンズ
平面からの角度)であり、 β=arctan(((b2+c2)×sinα−2×b
×c)/(b2−c2) ×cosα) α=arctan(tz/sqrt(tx2+ty2)) θ=arctan(ty/tx) となる。
【0050】上記式(1)を整理すると、 r=F×(((b2−c2)×sqrt(tx2+t
2))/((b2+c2)×tz−2×b×c×sqr
t(tx2+ty2+tz2))) である。さらに、円形画像上の点の座標を直交座標に変
換してP(X,Y)とすると、 X=r×cosθ Y=r×sinθ であるので、 X=F×(((b2−c2)×tx/((b2+c2)×tz−2×b×c ×sqrt(tx2+ty2+tz2))) ・・・(2) Y=F×(((b2−c2)×ty/((b2+c2)×tz−2×b×c ×sqrt(tx2+ty2+tz2))) ・・・(3) となる。
【0051】以上の計算により、空間上の点P(tx,
ty,tz)を透視したときの直交座標系への透視変換
がなされる。
【0052】ここで、双曲面ミラー54の焦点から距離
R、俯角φ(上記αと同じ)、Z軸周りの回転角θの空
間上に、図5に示すような幅W、高さhの画像平面を考
える。このとき、平面上の点、例えば左上コーナーの点
Qの座標(txq,tyq,tzq)は、 txq=(Rcosφ+(h/2)sinφ)cosθ−(W/2)sin θ ・・・(4) tyq=(Rcosφ+(h/2)sinφ)sinθ+(W/2)cos θ ・・・(5) tzq=Rsinφ−(h/2)cosφ ・・・(6) で表される。
【0053】よって、上記式(4)、(5)および
(6)を上記式(2)および(3)に代入することによ
り、入力画像面上の対応する点の座標XとYとを求める
ことができる。ここで、透視画面サイズをピクセル(画
素)単位で幅dおよび高さeとすると、上記式(4)、
(5)および(6)においてWをW/dステップでW〜
−W、hをh/eステップでh〜−hまで変化させたと
きに、入力画像面上の対応する点の画像データを並べる
ことにより透視画像が得られる。
【0054】次に、透視変換における横回転移動と縦回
転移動(パン・チルト動作)について説明する。まず、
上述のようにして得られた点Pが横回転移動(左右移
動)した場合について説明する。横回転移動について
は、移動角度をΔθとすると、移動後の座標(tx’,
ty’,tz’)は、 tx’=(Rcosφ+(h/2)sinφ)cos(θ+Δθ) −(W/2)sin(θ+Δθ) ・・・(7) ty’=(Rcosφ+(h/2)sinφ)sin(θ+Δθ) +(W/2)cos(θ+Δθ) ・・・(8) tz’=Rsinφ−(h/2)cosφ ・・・(9) で表される。
【0055】よって、横回転移動については、上記式
(7)、(8)および(9)を上記式(2)および
(3)に代入することにより、入力画像面上の対応する
点の座標XとYとを求めることができる。他の平面上の
点についても同様である。よって、上記式(7)、
(8)および(9)においてW〜−W、h〜−hまで変
化させたときに、入力画像面上の対応する点の画像デー
タを並べることにより回転画像が得られる。
【0056】次に、上述のようにして得られた点Pが縦
回転移動(上下移動)した場合について説明する。縦回
転移動については、移動角度をΔφとすると、移動後の
座標(tx”,ty”,tz”)は、 tx”=(Rcos(φ+Δφ)+(h/2)sin(φ+Δφ) ×cosθ−(W/2)sinθ ・・・(10) tx”=(Rcos(φ+Δφ)+(h/2)sin(φ+Δφ) ×sinθ+(W/2)cosθ ・・・(11) tz’=Rsin(φ+Δφ)−(h/2)cos(φ+Δφ) ・・・(12) で表される。
【0057】よって、縦回転移動については、上記式
(10)、(11)および(12)を上記式(2)およ
び(3)に代入することにより、入力画像面上の対応す
る点の座標XとYとを求めることができる。他の平面上
の点についても同様である。よって、上記式(10)、
(11)および(12)においてW〜−W、h〜−hま
で変化させたときに、入力画像面上の対応する点の画像
データを並べることにより回転画像が得られる。
【0058】透視画像のズームイン・ズームアウト機能
については、所定のキー操作に対応して上記変換式
(4)〜(12)中の式Rを一定量ΔRだけ増減するこ
とにより、ズームイン・ズームアウト後の透視画像を入
力画像から直接生成することができる。
【0059】さらに、変換領域を選択する機能について
は、入力画像からパノラマ画像への変換に際して、変換
領域(半径方向)の範囲を所定のキー操作により指定で
きるようにすることができる。すなわち、変換領域指定
モードにおいて、パノラマ画像への変換幅を2つの円で
表示し、内側の円を基準点O(ro,θo)の座標ro
を半径とする円、外側の円をパノラマの上側の円とし、
円形入力画像の最大径をrmax、撮像手段自身の画像
半径をrminとすると、この2つの円の半径をrmi
n、rmaxの間で所定のキー操作により自由に指定で
きるようにする。透視画像のサイズ(透視変換領域)に
ついても、同様に、透視変換式においてWとhとを自由
に設定できるようにしてもよい。
【0060】次に、上記演算ロジック回路11の主要部
の回路構成例について、図6〜図8を用いて説明する。
【0061】まず、パノラマ変換ロジックは、図6に示
すように、2つのラッチ14、15と、2つの乗算器1
6、17と、加算器19と、減算器18からなる。
【0062】ここで、2つのラッチ14、15は、その
入力がバスライン13に接続されており、制御信号P
s、Pcにより三角関数のLUT10からバスライン1
3を介してsinθj、cosθjの値を取り込んで保持
する。ラッチ14がsinθjの値を保持するラッチ
(Sラッチ)であり、ラッチ15がcosθjの値を保
持するラッチ(Cラッチ)である。各ラッチ14、15
の出力は乗算器16、17によりriと掛け合わされ
る。そして、乗算器17の出力(ri×cosθj)が加
算器19によりXoと加算され、入力画像上の点のX座
標データとして X=Xo+ricosθj が出力される。また、乗算器16の出力(ri×sin
θj)が減算器18によりYoから減算され、入力画像
上の点のY座標データとして Y=Yo−risinθj が出力される。このX座標データ、Y座標データがバス
ライン13を介してCPU9に送られ、対応する入力バ
ッファメモリー8の画像データが出力バッファメモリー
12の対応する座標位置に送られて保存される。次に、
透視変換ロジックは、図7に示すように、4つのラッチ
20〜23と、乗算器24〜27、30〜35、38
と、加算器29、36と、減算器28、37からなる第
1ステップ(透視変換ロジック−1)と、図8に示すよ
うに、乗算器41〜47、51と、加算器40、48、
49と、減算器39、52と、平方根器50と、逆数器
53からなる第2ステップ(透視変換ロジック−2)と
を有する。
【0063】ここで、図7に示す4つのラッチ20〜2
3は、その入力がバスライン13に接続されており、制
御信号θs、θc、φs、φcにより三角関数のLUT
10からバスライン13を介してsinθ、cosθ、
sinφ、cosφの値を取り込んで保持する。ラッチ
20がsinθの値を保持するラッチであり、ラッチ2
1がcosθの値を保持するラッチであり、ラッチ22
がsinφの値を保持するラッチであり、ラッチ23が
cosφの値を保持するラッチである。各ラッチ22、
23の出力は、乗算器33、35によりRと掛け合わさ
れると共に、乗算器32、34によりh/2と掛け合わ
される。乗算器32、33の出力は加算器36により加
算されて各々の出力が乗算器24、26に送られ、ラッ
チ20、21の出力と掛け合わされる。さらに、ラッチ
20、21の出力は乗算器25、27によりw/2と掛
け合わされ、それらの出力が減算器28により引き算さ
れると共に加算器29により足し算され、空間上の点の
座標txとして tx=(Rcosφ+(h/2)sinφ)cosθ−
(W/2)sinθ が出力され、空間上の点の座標tyとして ty=(Rcosφ+(h/2)sinφ)sinθ+
(W/2)cosθ が出力されると共に、乗算器30、31によりtx2
ty2が生成される。一方、乗算器34、35の出力は
減算器37により引き算され、空間上の点の座標tzと
して tz=Rsinφ−(h/2)cosφ が出力されると共に、乗算器38によりtz2が生成さ
れる。
【0064】さらに、tx2、ty2、tz2は、図8に
示す加算器48、49により加算され、平方根器50に
入力されて平方根が計算される。なお、 sqrt(tx2+ty2+tz2)=R(定数) である。この出力が乗算器51により定数2bcと掛け
合わされ、減算器52に入力される。なお、a、b、c
はミラー定数である。一方、加算器40と減算器39に
より定数b2とc2の和と差が計算され、定数b2とc2
和が乗算器53でtzと掛け合わされて減算器52に送
られ、上記乗算器51の出力と引き算される。この出力
がさらに逆数器53により逆数に変換され、乗算器4
4、45に送られる。また、定数b2とc2の差は乗算器
41、42によりtx、tyと掛け合わされ、その出力
が乗算器44、45に送られて、上記逆数器53の出力
と掛け合わされる。さらに、これらの出力が乗算器4
6、47に送られ、定数Fと掛け合わされて、入力画像
上の点のx座標データとして x=F×(((b2−c2)×tx/((b2+c2)×t
z−2×b×c×sqrt(tx2+ty2+t
2))) が出力され、入力画像上の点のy座標データとして y=F×(((b2−c2)×ty/((b2+c2)×t
z−2×b×c×sqrt(tx2+ty2+t
2))) が出力される。なお、Fは撮像レンズの焦点距離(定
数)である。このx座標データ、y座標データがバスラ
イン13を介してCPU9に送られ、対応する入力バッ
ファメモリー8の画像データが出力バッファメモリー1
2の対応する座標位置に送られて保存される。
【0065】なお、パノラマ画像のパン・チルト機能、
透視画像のズームイン・ズームアウト機能およびパノラ
マ画像や透視画像の変換領域の選択機能については、上
述したように、いずれもパラメータ(定数)の変換で対
応しているため、専用の回路を追加する必要はない。
【0066】以上のように、パノラマ画像変換、透視変
換および横回転移動や縦回転移動(パン・チルト動作)
等、いずれの画像変換も、線形演算処理のみで処理する
ことが可能である。これは、上述したように、撮像手段
2で撮影した画像を双曲面ミラー54の一方の焦点位置
を視点とする画像と見なすことができる(中心射影の
変換が可能である)ため、三角関数のルックアップテー
ブLUT10を用いて、線形演算処理のみで極座標から
直交座標への変換が可能なためである。また、ズームイ
ン・ズームアウト機能等についても線形演算処理で処理
することが可能である。
【0067】従来では、上記画像データの変換処理をソ
フトウェアで行っており、1データの変換のために20
ステップ以上の演算処理が必要であった。さらに、各演
算処理の中間結果を記憶手段に蓄積し、さらに、それを
読み出す処理も必要であった。これに対して、本実施形
態では、演算処理をハードウェアである画像変換手段4
により行うため、演算用ハードウェアの入出力間の遅延
時間内で画像データの変換処理を行うことが可能であ
る。よって、従来では問題となっていた動画像の変換に
も対応可能である。また、並列処理可能なCPU9を用
いることにより、さらに高速に処理を行うことができ
る。さらに、画像変換手段4がハードウェアで構成され
ているので、全方位視覚システムの小型化を図ることも
可能である。
【0068】(実施形態2)本実施形態では、中心射影
の変換が可能な光学系1の一例として、図9に示すよう
な、回転体凸面ミラーとこれを含む複数枚の回転体ミラ
ーを用いた。
【0069】ここでは、回転体ミラーの一例である放物
面ミラー55a、55bを用い、2枚の放物面ミラー5
5の回転軸が撮像手段2に備わった撮像レンズの光軸に
一致し、撮像手段2に近い方の第1放物面ミラー55a
には切り欠き56が設けられている。そして、この第1
放物面ミラー55aの焦点に向かう光がこのミラー55
aで反射され、他方の第2放物面ミラー55bの内面で
反射され、このミラー55bの焦点位置に配された撮像
レンズの第1主点に集光されるように構成されている。
これにより、撮像手段2で撮影した画像を第1放物面ミ
ラー55aの焦点を視点とする画像と見なすことが可能
になる。
【0070】このような光学系は、例えば特開平11−
331654号公報に詳述されており、本発明の画像変
換手段を含む全方位視覚システムは、この光学系を使用
することも可能である。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
画像変換手段を演算ロジック回路を含むハードウェアで
構成することにより、ソフトウェアで処理を行う従来技
術に比べて、画像変換処理を高速に行うことができる。
よって、画素数が増加しても、動画像に十分追従できる
性能を発揮することができる。さらに、画像変換手段を
ハードウェアで構成することにより、全方位視覚システ
ムの小型化を図ることができる。
【0072】さらに、ズームイン・ズームアウトまたは
パン・チルトを入力された画像データをベースとして行
い、ズームイン・ズームアウトまたはパン・チルト後の
画像に対応する部分を、パノラマ画像または透視画像に
変換することにより、処理ステップの削減とバッファメ
モリーの使用量を減らすことが可能となり、一層の高速
化とシステムの小型化が可能となる。また、並列演算機
能を備えたCPUを用いることにより、さらに高速に画
像変換処理を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である全方位視覚システム
の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】実施形態1における光学系の構成例を示す斜視
図である。
【図3】実施形態1における画像変換手段の構成例を示
すブロック図である。
【図4】実施形態1における360゜のパノラマ画像変
換について説明するための平面図であり、(a)は入力
された円形画像であり、(b)はドーナツ状に切り出し
て切り開く途中であり、(c)は引き伸ばして直交座標
に変換した後のパノラマ画像である。
【図5】実施形態1における透視変換について説明する
ための斜視図である。
【図6】実施形態1におけるパノラマ変換ロジックの構
成例を示す図である。
【図7】実施形態1における透視変換ロジックの構成例
を示す図である。
【図8】実施形態1における透視変換ロジックの構成例
を示す図である。
【図9】実施形態2における光学系の構成例を示す斜視
図である。
【図10】従来の全方位視覚システムの構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 光学系 2 撮像手段 3 画像記録手段 4 画像変換手段 5 表示手段 6 表示制御手段 7 コンピューター(ワークステーション) 8 入力バッファメモリー 9 CPU 10 LUT 11 演算ロジック回路 12 出力バッファメモリー 13 バスライン 14、15、20〜23 ラッチ 16、17、24〜27、30〜35、38、41〜4
7、51 乗算器 18、28、37、39、52 減算器 19、29、36、40、48、49 加算器 50 平方根器 53 逆数器 54 双曲面ミラー 55 放物面ミラー 55a 第1放物面ミラー 55b 第2放物面ミラー 56 切り欠き 57 円形入力画像 58 ドーナツ状に切り出し、切り開く途中の状態 59 引き伸ばし後のパノラマ画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/00 G03B 15/00 W S G06T 1/00 280 G06T 1/00 280 420 420C H04N 7/18 H04N 7/18 E Fターム(参考) 2H087 KA01 LA21 RA04 TA01 TA03 TA06 5B047 AA30 BC09 BC15 CA17 5B057 AA19 BA02 BA15 CD05 CD11 CH04 CH07 CH11 5C022 AA01 AB66 AB68 AC01 AC42 AC69 AC78 5C054 AA01 CA04 CC02 CE08 CH01 EA01 EA05 EA07 EJ00 FD02 FD07 GB01 GD01 HA18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲360゜の視野領域の映像が得ら
    れ、該映像に対して中心射影の変換が可能な光学系と、 該光学系を通して得られる光学像を画像データに変換す
    る撮像手段と、 該画像データを表示データに変換する画像変換手段と、 該画像変換手段からの出力を表示する表示手段と、 該表示手段に表示する画像を制御する表示制御手段とを
    備え、 該画像変換手段がバッファメモリーとCPUと三角関数
    のルックアップテーブルと演算ロジック回路とを備えて
    いる全方位視覚システム。
  2. 【請求項2】 前記画像変換手段が、少なくとも入力画
    像をパノラマ画像に変換する変換機能、透視画像に変換
    する機能、変換領域を選択する機能、ズームイン・ズー
    ムアウト機能およびパン・チルト機能のいずれかを有す
    る請求項1に記載の全方位視覚システム。
  3. 【請求項3】 前記画像変換手段は、入力された画像デ
    ータをベースとして、ズームイン・ズームアウトまたは
    パン・チルトを行った後の画像に対応する部分をパノラ
    マ画像または透視画像に変換する請求項2に記載の全方
    位視覚システム。
  4. 【請求項4】 前記演算ロジック回路が、線形演算処理
    回路のみで構成されている請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の全方位視覚システム。
  5. 【請求項5】 前記光学系が、2葉双曲面のうちの一方
    の双曲面形状を有する双曲面ミラーからなり、該双曲面
    ミラーの回転軸が前記撮像手段に備わった撮像レンズの
    光軸に一致し、該撮像レンズの第1主点が該双曲面ミラ
    ーの片方の焦点位置に配されている請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の全方位視覚システム。
  6. 【請求項6】 前記光学系が、回転体凸面ミラーを含む
    複数枚の回転体ミラーからなり、該複数枚の回転体ミラ
    ーの回転軸が前記撮像手段に備わった撮像レンズの光軸
    に一致し、該複数枚の回転体ミラーのうちの第1ミラー
    の焦点に向かう光が該第1ミラーで反射された後に第2
    ミラーで反射され、該第2ミラーの焦点位置に配された
    撮像レンズの第1主点に集光されるように構成されてい
    る請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の全方位視覚
    システム。
  7. 【請求項7】 前記撮像手段が、光学像をデジタル画像
    データに変換するデジタル撮像手段である請求項1乃至
    請求項6のいずれかに記載の全方位視覚システム。
  8. 【請求項8】 前記撮像手段からの出力を記録する画像
    記録手段を備え、該画像記録手段が、デジタル記録手段
    である請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の全方位
    視覚システム。
  9. 【請求項9】 前記CPUが並列演算機能を備えている
    請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の全方位視覚シ
    ステム。
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