JP3346022B2 - 樹脂組成物、及びポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂の製造方法 - Google Patents
樹脂組成物、及びポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂の製造方法Info
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- JP3346022B2 JP3346022B2 JP05885694A JP5885694A JP3346022B2 JP 3346022 B2 JP3346022 B2 JP 3346022B2 JP 05885694 A JP05885694 A JP 05885694A JP 5885694 A JP5885694 A JP 5885694A JP 3346022 B2 JP3346022 B2 JP 3346022B2
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Description
【0001】本発明は、樹脂組成物、詳細には表面乾燥
性、耐白化性、浸漬後接着強度保持率に優れた(メタ)
アクリロイル基及びアリルエーテル基含有ポリブタジエ
ン含有ウレタンアクリレート樹脂組成物及び、該ウレタ
ンアクリレート樹脂の製造方法に関するものである。
性、耐白化性、浸漬後接着強度保持率に優れた(メタ)
アクリロイル基及びアリルエーテル基含有ポリブタジエ
ン含有ウレタンアクリレート樹脂組成物及び、該ウレタ
ンアクリレート樹脂の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水酸基含有ポリブタジエンによるウレタ
ンアクリレート樹脂としては、特開昭58−76414
号公報、特開昭61−21120号公報等が知られてい
る。又、水酸基含有ポリブタジエンとポリエーテルポリ
オールとの併用によるウレタンアクリレート樹脂として
は、特開昭59ー86045号公報等が知られている。
ンアクリレート樹脂としては、特開昭58−76414
号公報、特開昭61−21120号公報等が知られてい
る。又、水酸基含有ポリブタジエンとポリエーテルポリ
オールとの併用によるウレタンアクリレート樹脂として
は、特開昭59ー86045号公報等が知られている。
【0003】しかし、水酸基含有ポリブタジエン含有ウ
レタンアクリレート樹脂は、耐水性を有しながら柔軟性
に富むという特徴を有してはいるが、嫌気性のため表面
がベト付くという欠点がある。この欠点は、積層品や被
覆材とした場合、実用上大きな問題となっている。例え
ば、この樹脂を用いて繊維強化材に含浸・硬化してFR
Pとした場合、表面の劣化や汚れが著しく、またライニ
ングした場合、表面の硬化が充分でないため水に長時間
浸漬した場合、表面が白く変色劣化するという問題があ
る。
レタンアクリレート樹脂は、耐水性を有しながら柔軟性
に富むという特徴を有してはいるが、嫌気性のため表面
がベト付くという欠点がある。この欠点は、積層品や被
覆材とした場合、実用上大きな問題となっている。例え
ば、この樹脂を用いて繊維強化材に含浸・硬化してFR
Pとした場合、表面の劣化や汚れが著しく、またライニ
ングした場合、表面の硬化が充分でないため水に長時間
浸漬した場合、表面が白く変色劣化するという問題があ
る。
【0004】さらに、水酸基含有ポリブタジエンをポリ
エーテルポリオールと併用せずに単独で使用し、アクリ
ルウレタンを製造しようとした場合、重合禁止剤を多量
に使用する系で反応しなければ、しばしば反応中にゲル
化をおこすという問題がある。又、樹脂中に多量の重合
禁止剤が存在すると実用的ではなく、硬化性に不良をき
たすという問題がある。
エーテルポリオールと併用せずに単独で使用し、アクリ
ルウレタンを製造しようとした場合、重合禁止剤を多量
に使用する系で反応しなければ、しばしば反応中にゲル
化をおこすという問題がある。又、樹脂中に多量の重合
禁止剤が存在すると実用的ではなく、硬化性に不良をき
たすという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ポリ
ブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂の硬化時のベ
タつき等の表面乾燥性、水浸漬後の耐白化性、浸漬後接
着強度保持率を改良する事にある。
ブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂の硬化時のベ
タつき等の表面乾燥性、水浸漬後の耐白化性、浸漬後接
着強度保持率を改良する事にある。
【0006】即ち、本発明は、水酸基含有ポリブタジエ
ン20〜80重量%とポリエーテルポリオール80〜2
0重量%との混合ポリオール(a)に、ポリイソシアネー
ト(b)を反応しポリイソシアネート基含有プレポリマー
を得、ついで該プレポリマーと水酸基含有アクリル化合
物(c)及び水酸基含有アリルエーテル化合物(d)とを反応
することによって得られる(メタ)アクリロイル基とア
リルエーテル基とを有するポリブタジエン含有ウレタン
アクリレート樹脂(A)と重合性不飽和単量体(B)と
を含むことを特徴とする樹脂組成物、更に、繊維強化材
を含んでなる前記樹脂組成物、及び土木建築用前記樹脂
組成物に関するものである。
ン20〜80重量%とポリエーテルポリオール80〜2
0重量%との混合ポリオール(a)に、ポリイソシアネー
ト(b)を反応しポリイソシアネート基含有プレポリマー
を得、ついで該プレポリマーと水酸基含有アクリル化合
物(c)及び水酸基含有アリルエーテル化合物(d)とを反応
することによって得られる(メタ)アクリロイル基とア
リルエーテル基とを有するポリブタジエン含有ウレタン
アクリレート樹脂(A)と重合性不飽和単量体(B)と
を含むことを特徴とする樹脂組成物、更に、繊維強化材
を含んでなる前記樹脂組成物、及び土木建築用前記樹脂
組成物に関するものである。
【0007】 (構成) 本発明の(メタ)アクリロイル基とアリルエーテル基と
を有するポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂
(以下、アリルエーテル基含有ポリブタジエン含有ウレ
タンアクリレート樹脂と称す)は、分子中に少なくとも
1個の(メタ)アクリロイル基及び少なくとも1個のア
リルエーテル基を有するものである。かかる樹脂は、水
酸基含有ポリブタジエン20〜80重量%とポリエーテ
ルポリオール80〜20重量%との混合ポリオール(a)
に、ポリイソシアネート(b)を反応しポリイソシアネー
ト基含有プレポリマーを得、ついで該プレポリマーと水
酸基含有アクリル化合物(c)及び水酸基含有アリルエー
テル化合物(d)とを反応することによって得られる。そ
の際、イソシアネート基と水酸基との当量比がほぼ同じ
となるように各化合物を反応せしめる。
を有するポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂
(以下、アリルエーテル基含有ポリブタジエン含有ウレ
タンアクリレート樹脂と称す)は、分子中に少なくとも
1個の(メタ)アクリロイル基及び少なくとも1個のア
リルエーテル基を有するものである。かかる樹脂は、水
酸基含有ポリブタジエン20〜80重量%とポリエーテ
ルポリオール80〜20重量%との混合ポリオール(a)
に、ポリイソシアネート(b)を反応しポリイソシアネー
ト基含有プレポリマーを得、ついで該プレポリマーと水
酸基含有アクリル化合物(c)及び水酸基含有アリルエー
テル化合物(d)とを反応することによって得られる。そ
の際、イソシアネート基と水酸基との当量比がほぼ同じ
となるように各化合物を反応せしめる。
【0008】本発明のウレタンアクリレート樹脂の製造
は、水酸基含有ポリブタジエンとポリエーテルポリオー
ルと併用するが、水酸基含有ポリブタジエン単独使用で
製造しようとした場合、重合禁止剤を多量に使用する系
で反応しなければならず、しばしば反応中にゲル化をお
こすという問題が生じるので好ましくない。又、樹脂中
に多量の重合禁止剤が存在すると、硬化性に不良をきた
すという問題が生じるので実用的ではない。
は、水酸基含有ポリブタジエンとポリエーテルポリオー
ルと併用するが、水酸基含有ポリブタジエン単独使用で
製造しようとした場合、重合禁止剤を多量に使用する系
で反応しなければならず、しばしば反応中にゲル化をお
こすという問題が生じるので好ましくない。又、樹脂中
に多量の重合禁止剤が存在すると、硬化性に不良をきた
すという問題が生じるので実用的ではない。
【0009】水酸基含有ポリブタジエンとポリエーテル
ポリオールとを併用する混合ポリオールは、水酸基含有
ポリブタジエン20〜80重量%とポリエーテルポリオ
ール20〜80重量%であり、好ましくは40〜60重
量%:40〜60重量%である。
ポリオールとを併用する混合ポリオールは、水酸基含有
ポリブタジエン20〜80重量%とポリエーテルポリオ
ール20〜80重量%であり、好ましくは40〜60重
量%:40〜60重量%である。
【0010】ここでいう水酸基含有ポリブタジエンと
は、分子中に1,4−ビニル結合及び1,2−ビニル結
合を含む両末端に反応性の高い水酸基を有する液状ポリ
ブタジエン系液状ゴムで、例えば、市販品でPoly
bd R−15HT(出光アトケム社製)、NISSO
−PBシリーズ(日本曹達社製)等が挙げられる。この
水酸基含有ポリブタジエンの数平均分子量は、好ましく
は500〜10000、より好ましくは1000〜50
00のものである。
は、分子中に1,4−ビニル結合及び1,2−ビニル結
合を含む両末端に反応性の高い水酸基を有する液状ポリ
ブタジエン系液状ゴムで、例えば、市販品でPoly
bd R−15HT(出光アトケム社製)、NISSO
−PBシリーズ(日本曹達社製)等が挙げられる。この
水酸基含有ポリブタジエンの数平均分子量は、好ましく
は500〜10000、より好ましくは1000〜50
00のものである。
【0011】ここでいうポリエーテルポリオールとは、
好ましくは数平均分子量400以上、特に好ましくは5
00〜3000のものであり、例えばポリオキシプロピ
レンジオール、ポリテトラメチレングリコール、ポリオ
キシメチレンジオール等が挙げられる。
好ましくは数平均分子量400以上、特に好ましくは5
00〜3000のものであり、例えばポリオキシプロピ
レンジオール、ポリテトラメチレングリコール、ポリオ
キシメチレンジオール等が挙げられる。
【0012】ポリイソシアネートとしては、2,4−ト
リレンジイソシアネート及びその異性体または異性体の
混合物(以下TDIと略す)、ジフェニルメタンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
水添キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、ナ
フタリンジイソシアネート、トリフェニルメタントリト
ソシアネート、バーノックDー750、クリスボンNX
(大日本インキ化学工業(株)製品)、デスモジュール
L(住友バイエル社製品)、コロネートL(日本ポリウ
レタン社製品)、タケネートD102(武田薬品社製
品)、イソネート143L(三菱化成社製)等を挙げる
ことができ、それらの単独または2種以上で使用するこ
とができる。上記ポリイソシアネートのうちジイソシア
ネート、特にTDIが好ましく用いられる。
リレンジイソシアネート及びその異性体または異性体の
混合物(以下TDIと略す)、ジフェニルメタンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
水添キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、ナ
フタリンジイソシアネート、トリフェニルメタントリト
ソシアネート、バーノックDー750、クリスボンNX
(大日本インキ化学工業(株)製品)、デスモジュール
L(住友バイエル社製品)、コロネートL(日本ポリウ
レタン社製品)、タケネートD102(武田薬品社製
品)、イソネート143L(三菱化成社製)等を挙げる
ことができ、それらの単独または2種以上で使用するこ
とができる。上記ポリイソシアネートのうちジイソシア
ネート、特にTDIが好ましく用いられる。
【0013】水酸基含有アクリル化合物としては、水酸
基含有(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、例えば
2ーヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート等の様な水酸基を2個有する
アルコールのモノ(メタ)アクリレート類;トリス(ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌル酸のジ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート
等の様な3個以上の水酸基を有するアルコールの部分
(メタ)アクリレート類が挙げられる。
基含有(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、例えば
2ーヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート等の様な水酸基を2個有する
アルコールのモノ(メタ)アクリレート類;トリス(ヒ
ドロキシエチル)イソシアヌル酸のジ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート
等の様な3個以上の水酸基を有するアルコールの部分
(メタ)アクリレート類が挙げられる。
【0014】水酸基含有アリルエーテル化合物として
は、公知慣用のものが使用できるが、うちでも代表的な
ものにはエチレングリコールモノアリルエーテル、ジエ
チレングリコールモノアリルエーテル、トリエチレング
リコールモノアリルエーテル、ポリエチレングリコール
モノアリルエーテル、プロピレングリコールモノアリル
エーテル、ジプロピレングリコールモノアリルエーテ
ル、トリプロピレングリコールモノアリルエーテル、ポ
リプロピレングリコールモノアリルエーテル、1,2−
ブチレングリコールモノアリルエーテル、1,3−ブチ
レングリコールモノアリルエーテル、ヘキシレングリコ
ールモノアリルエーテル、オクチレングリコールモノア
リルエーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテ
ル、グリセリンジアリルエーテル、ペンタエリスリトー
ルトリアリルエーテル等の多価アルコール類のアリルエ
ーテル化合物等が挙げられ、水酸基を1個有するアリル
エーテル化合物が好ましい。
は、公知慣用のものが使用できるが、うちでも代表的な
ものにはエチレングリコールモノアリルエーテル、ジエ
チレングリコールモノアリルエーテル、トリエチレング
リコールモノアリルエーテル、ポリエチレングリコール
モノアリルエーテル、プロピレングリコールモノアリル
エーテル、ジプロピレングリコールモノアリルエーテ
ル、トリプロピレングリコールモノアリルエーテル、ポ
リプロピレングリコールモノアリルエーテル、1,2−
ブチレングリコールモノアリルエーテル、1,3−ブチ
レングリコールモノアリルエーテル、ヘキシレングリコ
ールモノアリルエーテル、オクチレングリコールモノア
リルエーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテ
ル、グリセリンジアリルエーテル、ペンタエリスリトー
ルトリアリルエーテル等の多価アルコール類のアリルエ
ーテル化合物等が挙げられ、水酸基を1個有するアリル
エーテル化合物が好ましい。
【0015】本発明のアリルエーテル基含有ポリブタジ
エン含有ウレタンアクリレート樹脂の製造方法の一例を
挙げれば、先ず水酸基含有ポリブタジエンとポリエーテ
ルポリオールとの併用ポリオールとポリイソシアネート
とを、好ましくは数平均分子量800〜30000、特
に好ましくは1000〜20000になるようにNCO
/OH=2〜1.5で反応させ、末端イソシアネート基
含有プレポリマーを生成し、次いでそれに水酸基含有ア
クリル化合物及び水酸基含有アリルエーテル化合物を該
プレポリマーのイソシアネート基に対して水酸基がほぼ
当量となるように反応する。この際、水酸基含有アクリ
ル化合物/水酸基含有アリルエーテル化合物のモル比率
は、好ましくは90/10〜20/80、より好ましく
は70/30〜40/60である。水酸基含有アリルエ
ーテル化合物が、10より少ないと表面乾燥性の点で劣
り、80より多いと硬化性に劣るという問題があり好ま
しくない。
エン含有ウレタンアクリレート樹脂の製造方法の一例を
挙げれば、先ず水酸基含有ポリブタジエンとポリエーテ
ルポリオールとの併用ポリオールとポリイソシアネート
とを、好ましくは数平均分子量800〜30000、特
に好ましくは1000〜20000になるようにNCO
/OH=2〜1.5で反応させ、末端イソシアネート基
含有プレポリマーを生成し、次いでそれに水酸基含有ア
クリル化合物及び水酸基含有アリルエーテル化合物を該
プレポリマーのイソシアネート基に対して水酸基がほぼ
当量となるように反応する。この際、水酸基含有アクリ
ル化合物/水酸基含有アリルエーテル化合物のモル比率
は、好ましくは90/10〜20/80、より好ましく
は70/30〜40/60である。水酸基含有アリルエ
ーテル化合物が、10より少ないと表面乾燥性の点で劣
り、80より多いと硬化性に劣るという問題があり好ま
しくない。
【0016】別の方法としては、まず水酸基含有アクリ
ル化合物及び水酸基含有アリルエーテル化合物とポリイ
ソシアネートとを反応させ、次いで得られたイソシアネ
ート基含有化合物と水酸基含有ポリブタジエンとポリエ
ーテルポリオールの併用系とを反応させて、好ましくは
数平均分子量800〜30000、より好ましくは10
00〜20000のアリルエーテル基含有ポリブタジエ
ン含有ウレタンアクリレート樹脂を製造することができ
る。
ル化合物及び水酸基含有アリルエーテル化合物とポリイ
ソシアネートとを反応させ、次いで得られたイソシアネ
ート基含有化合物と水酸基含有ポリブタジエンとポリエ
ーテルポリオールの併用系とを反応させて、好ましくは
数平均分子量800〜30000、より好ましくは10
00〜20000のアリルエーテル基含有ポリブタジエ
ン含有ウレタンアクリレート樹脂を製造することができ
る。
【0017】得られたアリルエーテル基含有ポリブタジ
エン含有ウレタンアクリレート樹脂は、重合性不飽和単
量体(B)に溶解される。重合性不飽和単量体(B)と
しては、例えばスチレン、メチルスチレン、クロルスチ
レン、ジクロルスチレン、ジビニルベンゼン、ブチルス
チレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、ジアリルフタレ
ート、トリアリルシアヌレート、さらにアクリル酸エス
テル、メタアクリル酸エステル等があり、それらとして
は、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸ブチルエチレングリコールメ
タクリレート、ジエチレングリコールメタクリレート、
トリエチレングリコールメタクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート等、上記アリルエーテル
基含有ポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂と
架橋可能な不飽和単量体或は不飽和オリゴマー等が挙げ
られ、単独で或は併用して用いられる。好ましくは一般
的にスチレン系単量体が使用される。
エン含有ウレタンアクリレート樹脂は、重合性不飽和単
量体(B)に溶解される。重合性不飽和単量体(B)と
しては、例えばスチレン、メチルスチレン、クロルスチ
レン、ジクロルスチレン、ジビニルベンゼン、ブチルス
チレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、ジアリルフタレ
ート、トリアリルシアヌレート、さらにアクリル酸エス
テル、メタアクリル酸エステル等があり、それらとして
は、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸ブチルエチレングリコールメ
タクリレート、ジエチレングリコールメタクリレート、
トリエチレングリコールメタクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート等、上記アリルエーテル
基含有ポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂と
架橋可能な不飽和単量体或は不飽和オリゴマー等が挙げ
られ、単独で或は併用して用いられる。好ましくは一般
的にスチレン系単量体が使用される。
【0018】本発明での樹脂組成物は、アリルエーテル
基含有ポリブタジエン含有ウレタンアクリレート(A)
90〜20重量部と重合性不飽和単量体(B)10〜8
0重量部とを相互溶解したものが好ましい。
基含有ポリブタジエン含有ウレタンアクリレート(A)
90〜20重量部と重合性不飽和単量体(B)10〜8
0重量部とを相互溶解したものが好ましい。
【0019】本発明の樹脂組成物には、重合禁止剤を添
加するのが好ましく、該重合禁止剤としては、トリハイ
ドロキノン、ハイドロキノン、1,4−ナフトキノン、
パラベンゾキノン、トルハイドロキノン、p−tert
−ブチルカテコール、2,6−tert−ブチル−4−
メチルフェノール等が挙げられる。その使用量は、樹脂
組成物中40〜1000ppmが好ましい。
加するのが好ましく、該重合禁止剤としては、トリハイ
ドロキノン、ハイドロキノン、1,4−ナフトキノン、
パラベンゾキノン、トルハイドロキノン、p−tert
−ブチルカテコール、2,6−tert−ブチル−4−
メチルフェノール等が挙げられる。その使用量は、樹脂
組成物中40〜1000ppmが好ましい。
【0020】本発明の樹脂組成物は、通常硬化剤を添加
して硬化する。添加し得る硬化剤としては、熱硬化剤が
用いられる。又、場合によっては紫外線硬化剤、光硬化
剤が用いられる。硬化剤の使用量は、樹脂組成物100
重量部に対して通常0.1から10重量部、好ましくは
1〜5重量部である。
して硬化する。添加し得る硬化剤としては、熱硬化剤が
用いられる。又、場合によっては紫外線硬化剤、光硬化
剤が用いられる。硬化剤の使用量は、樹脂組成物100
重量部に対して通常0.1から10重量部、好ましくは
1〜5重量部である。
【0021】熱硬化剤とは、有機過酸化物が挙げられ、
具体的にはジアシルパーオキサイド系、パーオキシエス
テル系、ハイドロパーオキサイド系、ジアルキルパーオ
キサイド系、ケトンパーオキサイド系、パーオキシケタ
ール系、アルキルパーエステル系、パーカーボネート系
等の公知の物が使用され、混練条件、養生温度等で適宜
選択される。
具体的にはジアシルパーオキサイド系、パーオキシエス
テル系、ハイドロパーオキサイド系、ジアルキルパーオ
キサイド系、ケトンパーオキサイド系、パーオキシケタ
ール系、アルキルパーエステル系、パーカーボネート系
等の公知の物が使用され、混練条件、養生温度等で適宜
選択される。
【0022】紫外線硬化剤とは、光増感性物質であり、
その具体的なものとしては、ベンゾインアルキルエーテ
ルのようなベンゾインエーテル系、ベンゾフェノン、ベ
ンジル、メチルオルソベンゾイルベンゾエートなどのベ
ンゾフェノン系、ベンジルジメチルケタール、2,2−
ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロピオフェノン、4−イソプロピル−2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロピオフェノン、1,1−ジクロロア
セトフェノンなどのアセトフェノン系、2−クロロチオ
キサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロ
ピルチオキサントンなどのチオキサントン系などが挙げ
られる。
その具体的なものとしては、ベンゾインアルキルエーテ
ルのようなベンゾインエーテル系、ベンゾフェノン、ベ
ンジル、メチルオルソベンゾイルベンゾエートなどのベ
ンゾフェノン系、ベンジルジメチルケタール、2,2−
ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロピオフェノン、4−イソプロピル−2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロピオフェノン、1,1−ジクロロア
セトフェノンなどのアセトフェノン系、2−クロロチオ
キサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロ
ピルチオキサントンなどのチオキサントン系などが挙げ
られる。
【0023】光硬化剤とは、ヒドロキシアルキルフェノ
ン系化合物、アルキルチオキサントン系化合物、スルホ
ニウム塩系化合物が挙げられる。
ン系化合物、アルキルチオキサントン系化合物、スルホ
ニウム塩系化合物が挙げられる。
【0024】また、本発明の組成物に硬化促進剤として
は、例えばナフテン酸コバルト、オクテン酸コバルト、
オクテン酸バナジル、ナフテン酸銅、ナフテン酸バリウ
ムなどの有機金属塩が挙げられ、またアミン類にはジメ
チルアニリン、N−n−ジエチルアニリン、N−n−ジ
メチルパラトルイジン、N−エチル−メタトルイジン、
トリエタノールアミン、メタトルイジン、ジエチレント
リアミン、ピリジン、フェニルモルホリン、ピペリジ
ン、ジエタノールアニリン等がある。
は、例えばナフテン酸コバルト、オクテン酸コバルト、
オクテン酸バナジル、ナフテン酸銅、ナフテン酸バリウ
ムなどの有機金属塩が挙げられ、またアミン類にはジメ
チルアニリン、N−n−ジエチルアニリン、N−n−ジ
メチルパラトルイジン、N−エチル−メタトルイジン、
トリエタノールアミン、メタトルイジン、ジエチレント
リアミン、ピリジン、フェニルモルホリン、ピペリジ
ン、ジエタノールアニリン等がある。
【0025】本発明の組成物には、不飽和ポリエステル
樹脂、ビニルウレタン樹脂、ビニルエステルウレタン樹
脂、ポリイソシアネート、ポリエポキシド、アクリル樹
脂類、アルキッド樹脂類、尿素樹脂類、メラニン樹脂
類、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル系共重合体、ポリジエ
ン系エラストマー、飽和ポリエステル類、飽和ポリエー
テル類やニトロセルローズ、セルローズアセテートブチ
レートなどのセルローズ誘導体やアマニ油、桐油、大豆
油、ヒマシ油、エポキシ化油等の油脂類ごとき他の慣用
の天然および合成高分子化合物を添加できる。
樹脂、ビニルウレタン樹脂、ビニルエステルウレタン樹
脂、ポリイソシアネート、ポリエポキシド、アクリル樹
脂類、アルキッド樹脂類、尿素樹脂類、メラニン樹脂
類、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル系共重合体、ポリジエ
ン系エラストマー、飽和ポリエステル類、飽和ポリエー
テル類やニトロセルローズ、セルローズアセテートブチ
レートなどのセルローズ誘導体やアマニ油、桐油、大豆
油、ヒマシ油、エポキシ化油等の油脂類ごとき他の慣用
の天然および合成高分子化合物を添加できる。
【0026】本発明の繊維強化材とは、例えば、ガラス
繊維、アミド、アラヒド、ビニロン、ポリエステル、フ
ェノール等の有機質繊維、カーボン繊維、金属繊維、セ
ラミック繊維あるいはこれらの組み合わせたものであ
る。経済性を考慮した場合、好ましいのはガラス繊維、
有機繊維である。繊維の形態は、平織り、朱子織り、マ
ット状、不織布等が適宜選択される。繊維強化材の使用
量は、好ましくは10〜70重量%添加して用いること
ができる。
繊維、アミド、アラヒド、ビニロン、ポリエステル、フ
ェノール等の有機質繊維、カーボン繊維、金属繊維、セ
ラミック繊維あるいはこれらの組み合わせたものであ
る。経済性を考慮した場合、好ましいのはガラス繊維、
有機繊維である。繊維の形態は、平織り、朱子織り、マ
ット状、不織布等が適宜選択される。繊維強化材の使用
量は、好ましくは10〜70重量%添加して用いること
ができる。
【0027】本発明の組成物は、充填材として例えば、
炭酸カルシウム、タルク、マイカ、クレー、シリカパウ
ダー、コロイダルシリカ、アスベスト粉、硫酸バリウ
ム、水酸化アルミニウム、ガラス粉、ガラスビーズ、砕
砂等を配合してパテ、シーリング剤や被覆材として使用
することができる。また布、クラフト紙への含浸補強す
る材料としても有効である。さらにステアリン酸亜鉛、
チタン白、亜鉛華、その他各種顔料安定剤、難燃剤等の
他の添加剤を添加することもできる。
炭酸カルシウム、タルク、マイカ、クレー、シリカパウ
ダー、コロイダルシリカ、アスベスト粉、硫酸バリウ
ム、水酸化アルミニウム、ガラス粉、ガラスビーズ、砕
砂等を配合してパテ、シーリング剤や被覆材として使用
することができる。また布、クラフト紙への含浸補強す
る材料としても有効である。さらにステアリン酸亜鉛、
チタン白、亜鉛華、その他各種顔料安定剤、難燃剤等の
他の添加剤を添加することもできる。
【0028】本発明の樹脂組成物は、FRP成形材料、
パテ、注形品や被覆用途、例えばゲルコート剤、シーリ
ング材、ライニング材、防水材、床材等の土木建築関係
用途に用いられる。
パテ、注形品や被覆用途、例えばゲルコート剤、シーリ
ング材、ライニング材、防水材、床材等の土木建築関係
用途に用いられる。
【0029】
【実施例】以下本発明を実施例によって更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。また文章中「部」とあるのは、重量部を示すもの
である。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。また文章中「部」とあるのは、重量部を示すもの
である。
【0030】(実施例1)温度計、攪拌機、不活性ガス
導入口、及び還流冷却器を備えた1リットルの四つ口フ
ラスコに水酸基含有ポリブタジエン(出光アトケム社
製、Poly bdR−15HT)を234部と分子量
1000のポリエーテルポリオール(旭硝子社製、EX
CENOL 1020)を202.2部とトリハイドロ
キノン0.28部仕込み、TDIを139.2部加え発
熱を抑制しながら80℃で5時間反応した。NCO当量
が理論値とほぼ同じ719.2となり安定したので40
℃迄冷却し、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル
(ダイソー社製、ネオアリルP−30)を43.6部、
2ーヒドロキシエチルメタクリレートを83.2部加
え、空気雰囲気下90℃で7時間反応した。NCO%が
0.1重量%以下となったのでトリハイドロキノン0.
08部とターシャルブチルカテコール0.04部とスチ
レンモノマーを300部を加え不揮発分70重量%、ガ
ードナー粘度S−T、ガードナーカラー2のアリルエー
テル基含有ポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹
脂組成物を得た。
導入口、及び還流冷却器を備えた1リットルの四つ口フ
ラスコに水酸基含有ポリブタジエン(出光アトケム社
製、Poly bdR−15HT)を234部と分子量
1000のポリエーテルポリオール(旭硝子社製、EX
CENOL 1020)を202.2部とトリハイドロ
キノン0.28部仕込み、TDIを139.2部加え発
熱を抑制しながら80℃で5時間反応した。NCO当量
が理論値とほぼ同じ719.2となり安定したので40
℃迄冷却し、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル
(ダイソー社製、ネオアリルP−30)を43.6部、
2ーヒドロキシエチルメタクリレートを83.2部加
え、空気雰囲気下90℃で7時間反応した。NCO%が
0.1重量%以下となったのでトリハイドロキノン0.
08部とターシャルブチルカテコール0.04部とスチ
レンモノマーを300部を加え不揮発分70重量%、ガ
ードナー粘度S−T、ガードナーカラー2のアリルエー
テル基含有ポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹
脂組成物を得た。
【0031】(実施例2)実施例1においてスチレンモ
ノマーをメタクリル酸メチルにかえ、不揮発分70重量
%、ガードナー粘度M−N、ガードナーカラー2のアリ
ルエーテル基含有ポリブタジエン含有ウレタンアクリレ
ート樹脂組成物を得た。
ノマーをメタクリル酸メチルにかえ、不揮発分70重量
%、ガードナー粘度M−N、ガードナーカラー2のアリ
ルエーテル基含有ポリブタジエン含有ウレタンアクリレ
ート樹脂組成物を得た。
【0032】(実施例3)実施例1と全く同一の反応装
置に水酸基含有ポリブタジエン(日本曹達社製、NIS
SOーPB G−1000)を273.7部と分子量1
000のポリエーテルポリオール(旭硝子社製、EXC
ENOL 1020)を184.5部とトリハイドロキ
ノン0.29部仕込み、TDIを127.0部加え発熱
を抑制しながら80℃で5時間反応した。NCO当量が
理論値とほぼ同じ801.7となり安定したので40℃
迄冷却し、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル
(ダイソー社製、ネオアリルP−30)を40部、2ー
ヒドロキシエチルメタクリレートを76部加え、空気雰
囲気下90℃で7時間反応した。NCO%が0.1重量
%以下となったのでトリハイドロキノン0.08部とタ
ーシャルブチルカテコール0.04部とスチレンモノマ
ーを300部を加え不揮発分70重量%、ガードナー粘
度U−V、ガードナーカラー1のアリルエーテル基含有
ポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂組成物を
得た。
置に水酸基含有ポリブタジエン(日本曹達社製、NIS
SOーPB G−1000)を273.7部と分子量1
000のポリエーテルポリオール(旭硝子社製、EXC
ENOL 1020)を184.5部とトリハイドロキ
ノン0.29部仕込み、TDIを127.0部加え発熱
を抑制しながら80℃で5時間反応した。NCO当量が
理論値とほぼ同じ801.7となり安定したので40℃
迄冷却し、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル
(ダイソー社製、ネオアリルP−30)を40部、2ー
ヒドロキシエチルメタクリレートを76部加え、空気雰
囲気下90℃で7時間反応した。NCO%が0.1重量
%以下となったのでトリハイドロキノン0.08部とタ
ーシャルブチルカテコール0.04部とスチレンモノマ
ーを300部を加え不揮発分70重量%、ガードナー粘
度U−V、ガードナーカラー1のアリルエーテル基含有
ポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂組成物を
得た。
【0033】(比較例1)実施例1における組成のペン
タエリスリトールトリアリルエーテルを用いずにポリブ
タジエン含有ウレタンアクリレート樹脂を合成した。
タエリスリトールトリアリルエーテルを用いずにポリブ
タジエン含有ウレタンアクリレート樹脂を合成した。
【0034】即ち、実施例1と全く同一の反応装置に水
酸基含有ポリブタジエン(出光アトケム社製、Poly
bd R−15HT)を234部と1000のポリエ
ーテルポリオール(旭硝子社製、EXCENOL 10
20)を202.2部とトリハイドロキノン0.28部
仕込み、TDIを139.2部加え発熱を抑制しながら
80℃で5時間反応した。NCO当量が理論値とほぼ同
じ719.2となり安定したので40℃迄冷却し、2ー
ヒドロキシエチルメタクリレートを109.2部加え、
空気雰囲気下90℃で7時間反応した。NCO%が0.
1重量%以下となったのでトリハイドロキノン0.08
部とターシャルブチルカテコール0.04部とスチレン
モノマーを300部を加え不揮発分70重量%、ガード
ナー粘度S−T、ガードナーカラー2のポリブタジエン
含有ウレタンアクリレート樹脂組成物を得た。
酸基含有ポリブタジエン(出光アトケム社製、Poly
bd R−15HT)を234部と1000のポリエ
ーテルポリオール(旭硝子社製、EXCENOL 10
20)を202.2部とトリハイドロキノン0.28部
仕込み、TDIを139.2部加え発熱を抑制しながら
80℃で5時間反応した。NCO当量が理論値とほぼ同
じ719.2となり安定したので40℃迄冷却し、2ー
ヒドロキシエチルメタクリレートを109.2部加え、
空気雰囲気下90℃で7時間反応した。NCO%が0.
1重量%以下となったのでトリハイドロキノン0.08
部とターシャルブチルカテコール0.04部とスチレン
モノマーを300部を加え不揮発分70重量%、ガード
ナー粘度S−T、ガードナーカラー2のポリブタジエン
含有ウレタンアクリレート樹脂組成物を得た。
【0035】(比較例2)実施例2においてペンタエリ
スリトールトリアリルエーテルを添加せずにアクリルウ
レタンを合成し、不揮発分70重量%、ガードナー粘度
M−N、ガードナーカラー2のポリブタジエン含有ウレ
タンアクリレート樹脂組成物を得た。
スリトールトリアリルエーテルを添加せずにアクリルウ
レタンを合成し、不揮発分70重量%、ガードナー粘度
M−N、ガードナーカラー2のポリブタジエン含有ウレ
タンアクリレート樹脂組成物を得た。
【0036】(比較例3)実施例3においてペンタエリ
スリトールトリアリルエーテルを添加せずにアクリルウ
レタンを合成し、不揮発分70重量%、ガードナー粘度
U−V、ガードナーカラー1のポリブタジエン含有ウレ
タンアクリレート樹脂組成物を得た。
スリトールトリアリルエーテルを添加せずにアクリルウ
レタンを合成し、不揮発分70重量%、ガードナー粘度
U−V、ガードナーカラー1のポリブタジエン含有ウレ
タンアクリレート樹脂組成物を得た。
【0037】−<評価方法>−以上の合成樹脂の評価を
表1、2、3、4に示した。
表1、2、3、4に示した。
【0038】[表面乾燥性]樹脂100部に対しナフテ
ン酸コバルト(6重量%金属含有)0.2部を加え約1
分間攪拌し、メチルエチルケトンパーオキサイド2部を
添加し攪拌後25℃でガラス板に厚さ2mmで塗布し
た。ゲル化24時間後、50℃のオーブンに入れ30分
後に脱脂綿で表面をこすり脱脂綿の繊維が表面に付着す
るかどうかを調べた。
ン酸コバルト(6重量%金属含有)0.2部を加え約1
分間攪拌し、メチルエチルケトンパーオキサイド2部を
添加し攪拌後25℃でガラス板に厚さ2mmで塗布し
た。ゲル化24時間後、50℃のオーブンに入れ30分
後に脱脂綿で表面をこすり脱脂綿の繊維が表面に付着す
るかどうかを調べた。
【0039】 (評価)○:粘着がない。(脱脂綿の繊維が付着しな
い) ×:粘着がある。(脱脂綿の繊維が付着する)
い) ×:粘着がある。(脱脂綿の繊維が付着する)
【0040】[水浸漬耐白化性]樹脂100部に対しナ
フテン酸コバルト(6重量%金属含有)0.2部を加え
約1分間攪拌し、メチルエチルケトンパーオキサイド2
部を添加し攪拌後25℃でガラス板に厚さ2mmで塗布
した。ゲル化後、ガラス板からはがし、5cm×5cm
に切り出し常温で100時間浸漬し、表面の白化性を調
べた。
フテン酸コバルト(6重量%金属含有)0.2部を加え
約1分間攪拌し、メチルエチルケトンパーオキサイド2
部を添加し攪拌後25℃でガラス板に厚さ2mmで塗布
した。ゲル化後、ガラス板からはがし、5cm×5cm
に切り出し常温で100時間浸漬し、表面の白化性を調
べた。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】[浸漬後の接着強度保持率]樹脂200部
に対しナフテン酸コバルト(6重量%金属含有)0.2
部、メチルエチルケトンパーオキサイド2部を配合した
樹脂と、ガラス繊維(450番)3枚を舗装用平板(J
IS A 5304)上に積層し積層板を作成した。そ
の構造体を常温の水につけ浸漬後の接着強度保持率をみ
た。
に対しナフテン酸コバルト(6重量%金属含有)0.2
部、メチルエチルケトンパーオキサイド2部を配合した
樹脂と、ガラス繊維(450番)3枚を舗装用平板(J
IS A 5304)上に積層し積層板を作成した。そ
の構造体を常温の水につけ浸漬後の接着強度保持率をみ
た。
【0044】試験法:単軸接着強度試験(4×4cm治
具)
具)
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】上表からわかるように、本発明の樹脂組成
物は、ポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂の
硬化時のベタつき等の表面乾燥性、水浸漬後の耐白化性
(耐水性)、浸漬後接着性保持率に優れている。
物は、ポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂の
硬化時のベタつき等の表面乾燥性、水浸漬後の耐白化性
(耐水性)、浸漬後接着性保持率に優れている。
【0048】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、(メタ)アクリ
ロイル基とアリルエーテル基とを有するポリブタジエン
含有ウレタンアクリレート樹脂(A)と重合性不飽和単
量体(B)とにより、特にアリルエーテル基の導入によ
り該樹脂の硬化時のベタつき等の表面乾燥性、水浸漬後
の耐白化性(耐水性)、浸漬後接着性保持率に優れてい
る。この優れた性能を利用して、FRPや被覆用樹脂、
土木建築用途に有用である。
ロイル基とアリルエーテル基とを有するポリブタジエン
含有ウレタンアクリレート樹脂(A)と重合性不飽和単
量体(B)とにより、特にアリルエーテル基の導入によ
り該樹脂の硬化時のベタつき等の表面乾燥性、水浸漬後
の耐白化性(耐水性)、浸漬後接着性保持率に優れてい
る。この優れた性能を利用して、FRPや被覆用樹脂、
土木建築用途に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 75:16 C08L 75:16 (56)参考文献 特開 平3−290488(JP,A) 特開 昭62−7714(JP,A) 特開 平4−103611(JP,A) 特開 昭64−43516(JP,A) 特開 昭57−165417(JP,A) 特開 昭59−80417(JP,A) 特開 平6−234823(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 290/00 - 290/14 C08F 299/00 - 299/08 C08G 18/00 - 18/87 C08J 5/24 C09D 1/00 - 201/10
Claims (5)
- 【請求項1】 水酸基含有ポリブタジエン20〜80重
量%とポリエーテルポリオール80〜20重量%との混
合ポリオール(a)に、ポリイソシアネート(b)を反応しポ
リイソシアネート基含有プレポリマーを得、ついで該プ
レポリマーと水酸基含有アクリル化合物(c)及び水酸基
含有アリルエーテル化合物(d)とを反応することによっ
て得られる(メタ)アクリロイル基とアリルエーテル基
とを有するポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹
脂(A)と重合性不飽和単量体(B)とを含むことを特
徴とする樹脂組成物。 - 【請求項2】 (メタ)アクリロイル基とアリルエーテ
ル基とを有するポリブタジエン含有ウレタンアクリレー
ト樹脂(A)と重合性不飽和単量体(B)との割合が、
(A)90〜20重量部と(B)10〜80重量部とか
らなる請求項1記載の樹脂組成物。 - 【請求項3】 混合ポリオールが、水酸基含有ポリブタ
ジエン40〜60重量%とポリエーテルポリオール40
〜60重量%とからなる請求項1記載の樹脂組成物。 - 【請求項4】 更に、繊維強化材を含んで成ることを特
徴とする請求項1記載の樹脂組成物。 - 【請求項5】 土木建築用であることを特徴とする請求
項1〜4記載の樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05885694A JP3346022B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 樹脂組成物、及びポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05885694A JP3346022B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 樹脂組成物、及びポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07268046A JPH07268046A (ja) | 1995-10-17 |
JP3346022B2 true JP3346022B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=13096346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05885694A Expired - Fee Related JP3346022B2 (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 樹脂組成物、及びポリブタジエン含有ウレタンアクリレート樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3346022B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9207373B2 (en) | 2007-04-10 | 2015-12-08 | Stoncor Group, Inc. | Methods for fabrication and highway marking usage of agglomerated retroreflective beads |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5672653A (en) * | 1996-05-13 | 1997-09-30 | Elf Atochem North America, Inc. | Anionic waterborne polyurethane dispersions |
JP4880417B2 (ja) * | 2006-10-16 | 2012-02-22 | 電気化学工業株式会社 | 被加工部材の表面保護方法 |
KR101320823B1 (ko) * | 2006-01-13 | 2013-10-21 | 덴끼 가가꾸 고교 가부시키가이샤 | 경화성 수지 조성물, 표면 보호 방법, 가고정 방법 및 박리 방법 |
JP2008291118A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Nagoya Oil Chem Co Ltd | 多孔質材加工用樹脂組成物および成形多孔質材の製造方法 |
JP2014231574A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | Jsr株式会社 | ウレタン(メタ)アクリレート、硬化性組成物および硬化物 |
-
1994
- 1994-03-29 JP JP05885694A patent/JP3346022B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9207373B2 (en) | 2007-04-10 | 2015-12-08 | Stoncor Group, Inc. | Methods for fabrication and highway marking usage of agglomerated retroreflective beads |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07268046A (ja) | 1995-10-17 |
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---|---|---|---|
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