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JP3126917B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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Publication number
JP3126917B2
JP3126917B2 JP08076209A JP7620996A JP3126917B2 JP 3126917 B2 JP3126917 B2 JP 3126917B2 JP 08076209 A JP08076209 A JP 08076209A JP 7620996 A JP7620996 A JP 7620996A JP 3126917 B2 JP3126917 B2 JP 3126917B2
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JP
Japan
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bus bar
electric
rib
wiring
electric wire
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JP08076209A
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Inventor
雄次 阪
雅徳 涌井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の電気接
続箱に関し、詳しくは、多数のリレー、ヒューズ等を含
む電気回路を集中的に配置してワイヤハーネスの分岐接
続を合理的に行うもので、特に、電線と該電線に圧接す
る圧接端子とからなる内部回路と、バスバーからなる内
部回路とを備えた電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気接続箱では、その内
部回路として、導電性金属板を打ち抜いて加工したバス
バーを用いている。しかしながら、上記バスバーのみで
内部回路を構成すると、内部回路の設計変更に容易に対
応することができないため、図6(A)(B)に示すよ
うに、電線wと該電線に圧接接続する圧接端子Tとから
なる回路を、設計変更が発生しやすい負荷側回路に用
い、電源側回路にはバスバーBを用いるものが提案され
ている。(実開平1−166419号公報)
【0003】上記電気接続箱の内部に電線wとバスバー
とを混在させて配置する場合は、図6(B)に示すよう
に、電線wと圧接端子とからなる内部回路Iと、バスバ
ーBからなる内部回路IIとの間に絶縁板IPを介設した
状態で、アッパーケースUとロアケースLからなるケー
スの内部に収容している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
気接続箱では、内部回路IとIIの間に絶縁板IPを介設
するためのスペースが必要となるため、そのスペース分
電気接続箱が大型化してしまうという問題がある。特
に、電気接続箱を設置する自動車が搭載する電装品が多
い高グレード車の場合には、上記電線と圧接端子とから
なる内部回路と、バスバーからなる内部回路を複数積層
しなければならず、これらの間にそれぞれ絶縁板IPを
介設する必要があるため、絶縁板IPの枚数が増加し、
電気接続箱が大型化する。また、各層の間に絶縁板IP
を介設しなければならないため、部品点数が増加してコ
スト高になるという問題がある。
【0005】本発明は上記した従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、電線と該電線に圧接する圧接端子とからな
る内部回路と、バスバーからなる内部回路とを備えた電
気接続箱において、これらの回路の間に介設する絶縁板
を不要として、電気接続箱の小型化およびコストダウン
を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、ケース内部に、電線と該電
線に圧接接続する圧接端子からなる内部回路とバスバー
からなる内部回路を備える電気接続箱において、アッパ
ーケース、ロアケースおよび/あるいはアッパーケース
とロアケースから組み立てられるケースの内部に収容さ
れる絶縁板に、布線用のリブを突設し、該リブが突設さ
れていない部分を布線溝あるいは布線用プールとし、こ
れら布線溝あるいは布線用プールに被覆電線を布線する
と共に、所要位置で上記圧接端子を打ち込んで上記被覆
電線の絶縁被覆を切断して芯線と圧接接続させている一
方、上記布線される被覆電線より突出している上記リブ
の突出端面に載置して上記バスバーを配置していること
を特徴とする電気接続箱を提供するものである。
【0007】即ち、上記電気接続箱では、電線と圧接端
子からなる内部回路と、バスバーからなる内部回路の間
には、絶縁板を介設せずに、直接、バスバーを上記布線
用のリブの突出端面上に配置している。
【0008】上記電気接続箱では、内部回路を構成する
電線は、芯線の外周に絶縁被覆が被覆されているため、
該被覆電線を布線用リブの間の布線溝あるいは布線用プ
ールに布線した状態で、該リブの突出端面に直接バスバ
ーを設置しても、電線とバスバーとは層分けして配置さ
れる。また、電線とバスバーとが接触しても、電線は絶
縁被覆で絶縁されているため、上記接触でショートが発
生することはない。よって、電線層とバスバーとの間に
介設する絶縁板を不要とすることができ、部品点数の削
減を図ることができると共に、絶縁板の厚さ分、小型化
を図ることができる。
【0009】上記ケース内部に水平配置して収容される
絶縁板に突設する上記布線用のリブは、絶縁板の周縁よ
り突設したリブの突出端面の高さを、該周縁リブで囲ま
れた内部側リブの突出端面の高さより高くし、上記バス
バーを周縁リブの内側に嵌まり込んだ状態で内部側リブ
の突出端面上で支持、あるいは、周縁リブの突出端面上
で支持することが好ましい。(請求項2)
【0010】上記のように、絶縁板に突設する布線用の
リブのうち、絶縁板の周縁より突設するリブの突出端面
の高さを、内部側のリブの突出端面より高く形成し、周
縁リブの内側にバスバーを嵌め込む構成とすると、バス
バーを確実に位置決めした状態で設置できる。一方、周
縁リブの突出端面上でバスバーを支持する構成とするこ
とにより、電線層とバスバーとを確実に層分けできると
共に、被覆電線とバスバーとの非接触状態を確実に保持
できる。
【0011】上記電気接続箱の内部回路は、電源等と接
続する大電流回路を上記バスバーで、該バスバーの下流
側で中電流を通電する電装品と接続する中電流回路を太
物電線と該太物電線に圧接接続する圧接端子で、上記バ
スバーの下流側で小電流を通電する電装品と接続する小
電流回路を細物電線と該細物電線に圧接接続する圧接端
子で構成している。(請求項3)
【0012】上記のように、大電流回路以外の中電流回
路および小電流回路を電線と該電線に圧接接続する圧接
端子で構成することにより、電気接続箱の形状をより小
型化することができる。また、電気接続箱の内部では、
バスバーで構成する回路の占有面積を広く設定すること
ができるため、バスバーが発熱することを防止できる
等、熱的性能の面で有利となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて参照して説明する。図1は本発明の第1
実施形態の電気接続箱の分解斜視図で、1はアッパーケ
ース、2はロアケース、3はアッパーケース1とロアケ
ース2により組み立てられるケース内に水平配置して収
容される絶縁板、4は絶縁板3の上面側に配線する上側
の電線層、5は絶縁板3の下面側に配線する下側の電線
層、6は上側電線層を形成する電線10に接続する圧接
端子、7は下側電線層5を形成する電線10に接続する
圧接端子、8は上側電線層4の上側に配置するバスバ
ー、9は下側電線層5の下側に配置するバスバーであ
る。
【0014】上記電気接続箱は、上側電線層4と該電線
層4を形成する電線10に接続する圧接端子6からなる
内部回路15、および、下側電線層5と該電線層5を形
成する電線10に圧接する圧接端子7からなる内部回路
16と、バスバー8,9からなる内部回路17,18と
を備えている。内部回路15と17,16と18の間に
は絶縁板を介設せずに、電線層4,5の外側部にバスバ
ー8,9を直接に配置している。
【0015】図2に示すように、上記電線10は、導電
性の芯線10aの外周を絶縁被覆10bで覆って絶縁処
理を施した被覆電線からなる。よって、電線層4,5の
外側部にバスバー8,9を直接配置し、これらバスバー
8,9と電線10とが接触しても、この接触部分でこれ
ら電線10とバスバー8,9とは通電しない。
【0016】上記圧接端子6,7は、上記被覆電線10
の絶縁被覆10bを切り込んで内部の芯線10aと接続
する電線圧接部6a,7aと、該電線圧接部6a,7a
に連続するタブ形状の出入力端子部6b,7bとを備え
ている。
【0017】上記バスバー8,9は、従来と同様に、導
電性の金属板を打ち抜いて屈曲加工して形成しており、
上記絶縁板3に布線した電線10に対して、直接、後述
する絶縁板3の布線用リブ3b,3cの突出端面3f,
3gの上に配置するようにしている。該バスバー8,9
には、所要位置に外部回路接続用の雌型の端子部8a,
9aを設けている。該バスバー8,9は、例えば、バッ
テリーおよびオルタネータ等の電源またはアースに直接
接続する回路用として用いている。尚、上記端子部8
a,9aはタブ形状の雄型とし、中継端子(図示せず)
を介して外部回路と接続する構成としても良い。
【0018】上記絶縁板3には、図3に示すように、電
線用布線板部3aの上下面より電線10の直径より大き
い突出量で布線用のリブ3b,3cを突設している。該
絶縁板3は、これらリブ3b,3cが突設されていない
部分を布線溝3dおよび布線用プール3eとしている。
該絶縁板3には、布線溝3dあるいは布線用プール3e
に上記電線10を布線した状態で、電線10より外部に
突出しているリブ3b,3cの突出端面3f,3gに上
記バスバー8,9を配置するようにしている。
【0019】上記布線板部3aの上面より突設するリブ
3bは、絶縁板3の周縁より突設するリブ3b−1の突
出端面3f−1の高さT1を、該周縁リブ3b−1で囲
まれた内部側リブ3b−2の突出端面3f−2の高さT
2より高くしている。これにより、絶縁板3の上側に配
置するバスバー8を、周縁リブ3b−1の内側に嵌め込
んだ状態で、内部側リブ3b−2の突出端面3f−2上
で支持すると共に、周縁リブ3b−1で位置決めした状
態で設置できるようにしている。
【0020】上記絶縁板3の下面より突設するリブ3c
は、その周縁リブ3c−1の突出端面3g−1の高さT
3を内部側リブ3c−2の突出端面3g−2の高さT4
と面一になるように設定している。これにより、絶縁板
3の下側に配置するバスバー9は、周縁リブ3c−1お
よび内部側リブ3c−2の突出端面3gで支持し、電線
層とバスバー9とを確実に分離して層分けすると共に、
電線10とバスバー9との非接触状態を確実に保持でき
るようにしている。
【0021】尚、本実施形態では、上記絶縁板3におい
て、上側に突出する周縁リブ3b−1を内部側リブ3b
−2より突出させる一方、下側に突出する周縁リブ3c
−1を内部側リブ3c−2と面一となるように突出させ
ているが、上下両側の周縁リブ3b−1,3c−1を内
部側リブ3b−2,3c−2より突出させる構成として
も良い。または、上下両側の周縁リブ3b−1,3c−
1を内部側リブ3b−2,3c−2と面一になるように
突出させる構成としても良い。
【0022】また、上記絶縁板3には、上記圧接端子
6,7を打ち込む部分に圧接端子打込用のガイド部3h
を、内部側リブ3b−2,3c−2と面一になるように
布線板部3aの上下面より突設している。
【0023】上記アッパーケース1およびロアケース2
は、上記圧接端子6,7の出入力端子部6b,7b、お
よび、バスバー8,9の端子部8a,9aを挿入するコ
ネクタ嵌合部20、ヒューズ嵌合部21、および、リレ
ー嵌合部22をそれぞれ外面に備えている。
【0024】上記構成の電気接続箱を組み立てる際に
は、まず、絶縁板3に対して電線10を布線し、上記布
線溝3dおよび布線用プール3e内に配置している。な
お、電線10は布線溝3d内あるいは布線用プール3e
内で、上下に重ねて平行に布線してもよいし、あるい
は、上下に交差させてもよく、回路形状に応じて自由に
布線できる。
【0025】ついで、絶縁板3に対して上記圧接端子
6,7を打ち込んで、電線圧接部6a,7aのスロット
により被覆電線10の絶縁被覆10bを切り込んで、該
電線圧接部6a,7aと電線内部の芯線10aとを接触
させて接続する。このように、電線10に対して圧接端
子6,7を接続した後に、必要に応じて中継端子(図示
せず)を接続する。
【0026】ついで、絶縁板3の上側リブ3bおよび下
側リブ3cの突出端面3f,3gにそれぞれバスバー
8,9を直接載置する。
【0027】その後、アッパーケース1とロアケース2
とを組み付け、各ケースに形成した端子収容室に圧接端
子6,7の入出力端子部6b,7bを挿入する。さら
に、アッパーケース1およびロアケース2にヒューズお
よびコネクタなどの後付け部品を組み付けて、電気接続
箱を組み立てが終了する。
【0028】上記電気接続箱の組立状態では、バスバー
8が絶縁板3の周縁リブ3b−1の内部に嵌め込まれて
位置決め保持された状態で、絶縁板3とアッパーケース
1との間に挟持され、確実に位置決め保持されている。
また、バスバー9が、絶縁板3とロアケース2との間に
挟持され、確実に位置決め保持されている。
【0029】上記状態で、絶縁板3に布線した電線10
がバスバー8,9に接触した場合、本実施形態の電線1
0は芯線10aの外周を絶縁被覆10bで覆った被覆電
線を用いているため、接触部分で電線10とバスバー
8,9とが通電することを防止できる。
【0030】このように、上記電気接続箱では、電線1
0を布線した絶縁板3のリブ3b,3cの突出端面上
に、バスバー8,9を直接配置しても、電線10とバス
バーとが接触しても通電することがないため、これらの
間に介設する絶縁板を不要とすることができる。よっ
て、絶縁板を介設するためのスペースが電気接続箱の内
部に不要となり、電気接続箱全体の小型化を図ることが
できると共に、部品点数を削減してコストダウンを図る
ことができる。
【0031】図4は第2実施形態の電気接続箱を示し、
該電気接続箱では、アッパーケース1およびロアケース
2にも布線用のリブ1a,2aを設け、両ケース1,2
にも電線10を布線すると共に、圧接端子を打ち込んで
内部回路を形成するようにしている。
【0032】即ち、第2実施形態の電気接続箱では、ケ
ース内部に、4つの電線層4,5,25,26からなる
内部回路15,16,30,31と、2つのバスバー
8,9からなる内部回路17,18とを備ている。
【0033】上記のように、複数の回路を積層する電気
接続箱は、従来では、アッパーケース1に布線した電線
層25と上側バスバー8の間、上側バスバー8と電線層
4との間、電線層5と下側バスバー9との間、および、
下側バスバー9とロアケース2に布線した電線層26と
の間に、計4つの絶縁板を介設しなければならない。し
かし、本発明の電気接続箱によると、電線10として被
覆電線を用いているため、上記4つの絶縁板を不要とす
ることができる。
【0034】図5は第3実施形態の電気接続箱を示し、
該電気接続箱では、上記第2実施形態の電気接続箱の内
部回路15〜18,30,31において、電源等と接続
する大電流回路17,18をバスバー8,9で、これら
バスバー8,9の下流側で中電流を通電する電装品と接
続する中電流回路31を太物電線35と該太物電線35
に圧接接続する圧接端子で、上記バスバー8,9の下流
側で小電流を通電する電装品と接続する小電流回路1
5,16,30を細物電線36と該細物電線36に圧接
接続する圧接端子で構成している。上記太物電線35は
芯線の断面積が1.25mm相当以上、細物電線36
は芯線の断面積を1.25mm相当未満の電線を用い
ている。
【0035】上記構成の電気接続箱では、例えば、内部
回路全体の2%を上記バスバー8,9で、10%を太物
電線35で、88%を細物電線36で構成することがで
き、98%の内部回路を電線と該電線に圧接接続する圧
接端子で構成することができる。よって、電気接続箱の
形状をより小型化することができると共に、コストダウ
ンを図ることができる。また、電気接続箱の内部では、
バスバーの占有面積を削減できるため、電線35,36
の配線スペースを広くとることができ、回路設計時の自
由度が向上すると共に、ケース内部でバスバーが発熱す
ることを防止できる等、熱的性能の面で非常に有利であ
る。
【0036】尚、本発明は上記実施形態に限定されず、
例えば、アッパーケースとロアケースからなるケース内
部に、電線を布線するための絶縁板は収容せず、アッパ
ーケースおよび/あるいはロアケースの内面に第2実施
形態および第3実施形態のように布線用のリブを突設し
て、布線溝あるいは布線用プールに電線を布線し、布線
リブの先端にバスバーを載置する構成としてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電気接続箱では、アッパーケース、ロアケース、ある
いは、これらケース内部に収容する絶縁板に布線用のリ
ブを設け、該リブを突設していない部分に形成される布
線溝あるいは布線用プールに、被覆電線を布線する構成
としているため、該バスバーと電線とが接触しても、こ
の接触部分でこれらが通電することはない。よって、電
線とバスバーとの間に介設する絶縁板を不要とすること
ができ、部品点数を削減してコストダウンを図ることが
できる。また、電気接続箱の内部には、絶縁板を介設す
るためのスペースが不要となるため、電気接続箱の小型
化を図ることができる。
【0038】また、絶縁板に突設する布線用のリブのう
ち、絶縁板の周縁より突設するリブの突出端面の高さ
を、内部側のリブの突出端面より高く形成し、周縁リブ
の内側にバスバーを嵌め込む構成とすると、該バスバー
を位置決めした状態で確実に設置することができる。ま
た、周縁リブの突出端面上でバスバーを支持する構成と
すると、電線層とバスバーとを確実に層分けできると共
に、被覆電線とバスバーとの非接触状態を確実に保持す
ることができる。
【0039】さらに、電気接続箱の内部回路のうち、大
電流回路のみをバスバーで構成し、他の中電流回路を太
物電線で、小電流回路を細物電線で構成することによ
り、電気接続箱をより小型化することができ、コストダ
ウンを図ることができる。かつ、電気接続箱の内部で
は、バスバーで構成する回路の占有面積を広く設定する
ことができるため、ケース内部でバスバーが発熱するこ
とを防止できる等、熱的性能面で有効的な効果を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の電気接続箱を示す分
解斜視図である。
【図2】 電気接続箱の内部回路を構成する電線に圧接
端子を圧接した状態を示す概略図である。
【図3】 図1に示す絶縁板の電線布線用のリブの突出
端面にバスバーを配置する状態を示す断面図である。
【図4】 第2実施形態の電気接続箱を示す断面図であ
る。
【図5】 第3実施形態の電気接続箱を示す断面図であ
る。
【図6】 (A)は従来の電気接続箱の内部に収容する
回路図、(B)は電気接続箱の概略断面図である。
【符号の説明】
1 アッパーケース 2 ロアケース 3 絶縁板 3b,3c 布線用のリブ 3d 布線溝 3e 布線用プール 3f,3g 突出端面 4 上側電線層 5 下側電線層 6,7 圧接端子 8 上側バスバー 9 下側バスバー 10 被覆電線 10a 芯線 10b 絶縁被覆 15,16 電線と圧接端子とからなる内部回路 17,18 バスバーからなる内部回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−93913(JP,U) 実開 平2−17914(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/00 - 9/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内部に、電線と該電線に圧接接続
    する圧接端子からなる内部回路とバスバーからなる内部
    回路を備える電気接続箱において、 アッパーケース、ロアケースおよび/あるいはアッパー
    ケースとロアケースから組み立てられるケース内部に収
    容される絶縁板に、布線用のリブを突設し、該リブが突
    設されていない部分を布線溝あるいは布線用プールと
    し、これら布線溝あるいは布線用プールに被覆電線を布
    線すると共に、所要位置で上記圧接端子を打ち込んで上
    記被覆電線の絶縁被覆を切断して芯線と圧接接続させて
    いる一方、上記布線される被覆電線より突出している上
    記リブの突出端面に載置して上記バスバーをケース内部
    に配置していることを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 上記ケース内部に水平配置して収容され
    る絶縁板に突設する上記布線用のリブは、絶縁板の周縁
    より突設したリブの突出端面の高さを、該周縁リブで囲
    まれた内部側のリブの突出端面の高さより高くし、上記
    バスバーを周縁リブの内側に嵌まり込んだ状態で内部側
    リブの突出端面上で支持、あるいは、周縁リブの突出端
    面上で支持している請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 上記電気接続箱の内部回路は、電源等と
    接続する大電流回路を上記バスバーで、該バスバーの下
    流側で中電流を通電する電装品と接続する中電流回路を
    太物電線と該太物電線に圧接接続する圧接端子で、上記
    バスバーの下流側で小電流を通電する電装品と接続する
    小電流回路を細物電線と該細物電線に圧接接続する圧接
    端子で構成している請求項1または請求項2に記載の電
    気接続箱。
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JP5756661B2 (ja) * 2010-09-15 2015-07-29 住友電装株式会社 電気接続箱

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