JP2924244B2 - 流体封入式マウント装置 - Google Patents
流体封入式マウント装置Info
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- JP2924244B2 JP2924244B2 JP3062662A JP6266291A JP2924244B2 JP 2924244 B2 JP2924244 B2 JP 2924244B2 JP 3062662 A JP3062662 A JP 3062662A JP 6266291 A JP6266291 A JP 6266291A JP 2924244 B2 JP2924244 B2 JP 2924244B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/26—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/10—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、内部に封入された流体の流動に
基づいて防振効果を得るようにした流体封入式マウント
装置に係り、特に防振特性の切換制御が可能で、広い周
波数域の入力振動に対して優れた防振効果を得ることの
できる流体封入式マウント装置に関するものである。
基づいて防振効果を得るようにした流体封入式マウント
装置に係り、特に防振特性の切換制御が可能で、広い周
波数域の入力振動に対して優れた防振効果を得ることの
できる流体封入式マウント装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、自動車用エンジンマウント等の
防振支持体の一種として、互いに所定距離を隔てて配さ
れた第一の取付部材と第二の取付部材とを、それらの間
に介装されたゴム弾性体にて連結すると共に、それぞれ
内部に所定の非圧縮性流体が封入された、壁部の一部が
ゴム弾性体にて構成されて振動入力時に内圧変動が惹起
される受圧室と、壁部の一部が可撓性膜にて構成されて
容積変化が許容される平衡室とを形成し、更にそれら受
圧室と平衡室との間での流体の流動を許容するオリフィ
ス通路を設けてなる構造の、所謂流体封入式マウント装
置が知られている。このような流体封入式マウント装置
にあっては、オリフィス通路を通じて流動せしめられる
流体の共振作用に基づいて、ゴム弾性体のみでは得られ
ない、優れた防振効果が発揮され得るのである。
防振支持体の一種として、互いに所定距離を隔てて配さ
れた第一の取付部材と第二の取付部材とを、それらの間
に介装されたゴム弾性体にて連結すると共に、それぞれ
内部に所定の非圧縮性流体が封入された、壁部の一部が
ゴム弾性体にて構成されて振動入力時に内圧変動が惹起
される受圧室と、壁部の一部が可撓性膜にて構成されて
容積変化が許容される平衡室とを形成し、更にそれら受
圧室と平衡室との間での流体の流動を許容するオリフィ
ス通路を設けてなる構造の、所謂流体封入式マウント装
置が知られている。このような流体封入式マウント装置
にあっては、オリフィス通路を通じて流動せしめられる
流体の共振作用に基づいて、ゴム弾性体のみでは得られ
ない、優れた防振効果が発揮され得るのである。
【0003】ところで、防振支持体において要求される
防振特性は、入力振動の種類によって異なり、例えば、
自動車用エンジンマウントにあっては、シェイクやバウ
ンス等に相当する低周波大振幅振動に対しては高減衰特
性が要求される一方、アイドリング振動等に相当する中
周波振動や、こもり音等に相当する高周波小振幅振動に
対しては低動ばね特性が要求されることとなる。
防振特性は、入力振動の種類によって異なり、例えば、
自動車用エンジンマウントにあっては、シェイクやバウ
ンス等に相当する低周波大振幅振動に対しては高減衰特
性が要求される一方、アイドリング振動等に相当する中
周波振動や、こもり音等に相当する高周波小振幅振動に
対しては低動ばね特性が要求されることとなる。
【0004】しかしながら、上述の如き構造とされた流
体封入式マウント装置にあっては、オリフィス通路内を
流動せしめられる流体の共振作用に基づいて発揮される
防振効果が、該オリフィス通路がチューニングされた限
られた周波数域の入力振動にしか有効には発揮され得な
いために、複数種の或いは広い周波数域の入力振動に対
して充分な防振効果を得ることが、極めて難しかったの
である。
体封入式マウント装置にあっては、オリフィス通路内を
流動せしめられる流体の共振作用に基づいて発揮される
防振効果が、該オリフィス通路がチューニングされた限
られた周波数域の入力振動にしか有効には発揮され得な
いために、複数種の或いは広い周波数域の入力振動に対
して充分な防振効果を得ることが、極めて難しかったの
である。
【0005】そこで、従来から、低周波振動に対する高
減衰効果と中周波振動に対する低動ばね効果とを両立さ
せるために、実開昭58−29517号公報等に示され
ている如く、受圧室と平衡室との間に、シェイク等の低
周波振動に対して高減衰効果を発揮し得る第一のオリフ
ィス通路と、アイドリング振動等の中周波振動に対して
低動ばね効果を発揮し得る第二のオリフィス通路とを並
列的に設けると共に、それら二つのオリフィス通路を適
当な弁機構によって選択的に切り換えて用いるようにし
た構造のマウント装置が提案されている。また、高周波
振動に対する低動ばね効果を得るために、特開昭57−
9340号公報等に示されている如く、受圧室と平衡室
との間に、可動部材を所定距離変位乃至は変形可能に配
設せしめて、こもり音等の高周波振動の入力時に、受圧
室の内圧変動を吸収するようにした構造のマウント装置
が提案されている。
減衰効果と中周波振動に対する低動ばね効果とを両立さ
せるために、実開昭58−29517号公報等に示され
ている如く、受圧室と平衡室との間に、シェイク等の低
周波振動に対して高減衰効果を発揮し得る第一のオリフ
ィス通路と、アイドリング振動等の中周波振動に対して
低動ばね効果を発揮し得る第二のオリフィス通路とを並
列的に設けると共に、それら二つのオリフィス通路を適
当な弁機構によって選択的に切り換えて用いるようにし
た構造のマウント装置が提案されている。また、高周波
振動に対する低動ばね効果を得るために、特開昭57−
9340号公報等に示されている如く、受圧室と平衡室
との間に、可動部材を所定距離変位乃至は変形可能に配
設せしめて、こもり音等の高周波振動の入力時に、受圧
室の内圧変動を吸収するようにした構造のマウント装置
が提案されている。
【0006】しかしながら、前記実開昭58−2951
7号公報等に記載されている如く、低周波振動に対する
高減衰効果と中周波振動に対する低動ばね効果とを得る
ための二つのオリフィス通路を備えたマウント装置にお
いては、マウント内にオリフィス切換用の弁手段や、該
弁手段を駆動するための付勢手段乃至は駆動手段等を配
設する必要があるために、前記特開昭57−9340号
公報等に記載されている如き、高周波振動に対する低動
ばね効果を得るための可動部材を配設するスペースを確
保することが難しく、仮に、限られたスペース内に可動
部材を配設しても、該可動部材の面積や可動寸法等が不
足し、充分な効果を得ることができないといった問題を
有していたのである。
7号公報等に記載されている如く、低周波振動に対する
高減衰効果と中周波振動に対する低動ばね効果とを得る
ための二つのオリフィス通路を備えたマウント装置にお
いては、マウント内にオリフィス切換用の弁手段や、該
弁手段を駆動するための付勢手段乃至は駆動手段等を配
設する必要があるために、前記特開昭57−9340号
公報等に記載されている如き、高周波振動に対する低動
ばね効果を得るための可動部材を配設するスペースを確
保することが難しく、仮に、限られたスペース内に可動
部材を配設しても、該可動部材の面積や可動寸法等が不
足し、充分な効果を得ることができないといった問題を
有していたのである。
【0007】また、かかる可動部材による高周波振動に
対する低動ばね効果を有効に得るべく、可動部材の面積
や可動寸法を大きく設計すると、マウント本体が大型化
するという問題と、もう一つ、オリフィス通路による防
振効果が低下するという問題が生じることとなる。即
ち、オリフィス通路による防振効果が要求される低周波
振動や中周波振動の入力時においても、可動部材によっ
て受圧室内の液圧変動が吸収される分だけ、オリフィス
通路を流動せしめられる流体量が減少するために、該オ
リフィス通路によって発揮される防振効果が阻害されて
しまうことが避けられないのであり、特に、振幅が比較
的小さいアイドリング振動等の中周波振動では、かかる
可動部材による液圧吸収に起因する、オリフィス通路に
よる防振特性の低下が大きな問題となるのである。
対する低動ばね効果を有効に得るべく、可動部材の面積
や可動寸法を大きく設計すると、マウント本体が大型化
するという問題と、もう一つ、オリフィス通路による防
振効果が低下するという問題が生じることとなる。即
ち、オリフィス通路による防振効果が要求される低周波
振動や中周波振動の入力時においても、可動部材によっ
て受圧室内の液圧変動が吸収される分だけ、オリフィス
通路を流動せしめられる流体量が減少するために、該オ
リフィス通路によって発揮される防振効果が阻害されて
しまうことが避けられないのであり、特に、振幅が比較
的小さいアイドリング振動等の中周波振動では、かかる
可動部材による液圧吸収に起因する、オリフィス通路に
よる防振特性の低下が大きな問題となるのである。
【0008】それ故、このような従来構造のマウント装
置にあっては、何れも、広い周波数域の入力振動に対し
て、充分に満足できる防振効果を発揮し得るものではな
かったのであり、未だ、改良の余地を有していたのであ
る。
置にあっては、何れも、広い周波数域の入力振動に対し
て、充分に満足できる防振効果を発揮し得るものではな
かったのであり、未だ、改良の余地を有していたのであ
る。
【0009】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、低周波振動に対する高減衰効果と、中周波
数振動および高周波振動に対する低動ばね効果とを、何
れも有利に得ることの出来る、コンパクトで且つ簡略な
構造の流体封入式マウント装置を提供することにある。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、低周波振動に対する高減衰効果と、中周波
数振動および高周波振動に対する低動ばね効果とを、何
れも有利に得ることの出来る、コンパクトで且つ簡略な
構造の流体封入式マウント装置を提供することにある。
【0010】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明の特徴とするところは、(a)振動入力方向に所定
距離を隔てて配置された第一の取付部材および第二の取
付部材と、(b)該第一の取付部材と該第二の取付部材
との間に介装されて、それら両部材を互いに連結するゴ
ム弾性体と、(c)該ゴム弾性体にて壁部の一部が構成
されて、振動入力時に内圧変動が惹起される、内部に所
定の非圧縮性流体が封入されてなる受圧室と、(d)該
受圧室に対して独立して形成された、壁部の一部が第一
の可撓性膜にて構成されて、該第一の可撓性膜の変形に
基づいて容積変化が許容される、内部に所定の非圧縮性
流体が封入されてなる第一の平衡室と、(e)前記受圧
室と該第一の平衡室とを互いに連通せしめて、それら両
室間での流体の流動を許容する第一のオリフィス通路
と、(f)前記受圧室および前記第一の平衡室に対して
独立して形成された、壁部の一部が第二の可撓性膜にて
構成されて、該第二の可撓性膜の変形に基づいて容積変
化が許容される、内部に所定の非圧縮性流体が封入され
てなる第二の平衡室と、(g)前記受圧室と該第二の平
衡室とを互いに連通せしめて、それら両室間での流体の
流動を許容する、前記第一のオリフィス通路よりも断面
積/長さの比が大きい第二のオリフィス通路と、(h)
前記第二の可撓性膜を挟んで、前記第二の平衡室とは反
対側に形成されて、該第二の可撓性膜の変形を許容する
作用室と、(i)該作用室と前記第一の平衡室との間を
仕切るように配設されて、該作用室の壁部の一部を構成
すると共に、該第一の平衡室の壁部の一部ともなる弾性
拘束部材と、(j)前記作用室に対して負圧を及ぼしめ
て、前記第二の可撓性膜を前記弾性拘束部材に吸着せし
めることにより、かかる第二の可撓性膜の自由な変形を
阻止し、該弾性拘束部材と一体的に変形せしめる空気圧
制御手段とを、有する流体封入式マウント装置にある。
発明の特徴とするところは、(a)振動入力方向に所定
距離を隔てて配置された第一の取付部材および第二の取
付部材と、(b)該第一の取付部材と該第二の取付部材
との間に介装されて、それら両部材を互いに連結するゴ
ム弾性体と、(c)該ゴム弾性体にて壁部の一部が構成
されて、振動入力時に内圧変動が惹起される、内部に所
定の非圧縮性流体が封入されてなる受圧室と、(d)該
受圧室に対して独立して形成された、壁部の一部が第一
の可撓性膜にて構成されて、該第一の可撓性膜の変形に
基づいて容積変化が許容される、内部に所定の非圧縮性
流体が封入されてなる第一の平衡室と、(e)前記受圧
室と該第一の平衡室とを互いに連通せしめて、それら両
室間での流体の流動を許容する第一のオリフィス通路
と、(f)前記受圧室および前記第一の平衡室に対して
独立して形成された、壁部の一部が第二の可撓性膜にて
構成されて、該第二の可撓性膜の変形に基づいて容積変
化が許容される、内部に所定の非圧縮性流体が封入され
てなる第二の平衡室と、(g)前記受圧室と該第二の平
衡室とを互いに連通せしめて、それら両室間での流体の
流動を許容する、前記第一のオリフィス通路よりも断面
積/長さの比が大きい第二のオリフィス通路と、(h)
前記第二の可撓性膜を挟んで、前記第二の平衡室とは反
対側に形成されて、該第二の可撓性膜の変形を許容する
作用室と、(i)該作用室と前記第一の平衡室との間を
仕切るように配設されて、該作用室の壁部の一部を構成
すると共に、該第一の平衡室の壁部の一部ともなる弾性
拘束部材と、(j)前記作用室に対して負圧を及ぼしめ
て、前記第二の可撓性膜を前記弾性拘束部材に吸着せし
めることにより、かかる第二の可撓性膜の自由な変形を
阻止し、該弾性拘束部材と一体的に変形せしめる空気圧
制御手段とを、有する流体封入式マウント装置にある。
【0011】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明することとする。
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明することとする。
【0012】先ず、図1には、本発明を自動車用エンジ
ンマウントに対して適用したものの一具体例が示されて
いる。かかる図において、10および12は、それぞれ
第一の取付金具および第二の取付金具であって、互いに
所定距離を隔てて対向配置されている。また、これら第
一の取付金具10と第二の取付金具12との間には、ゴ
ム弾性体14が介装されており、該ゴム弾性体14によ
って、それら両取付金具10,12が、互いに弾性的に
連結されている。そして、このようなエンジンマウント
にあっては、その第一の取付金具および第二の取付金具
において、車体側およびパワーユニット側の各一方に取
り付けられて、それら車体とパワユーニットとの間に介
装されることとなり、それによって該パワーユニットを
車体に対して防振支持せしめるようになっている。な
お、そのような装着状態下、かかるエンジンマウントに
あっては、第一及び第二の取付金具10,12の略対向
方向(図中、略上下方向)にパワーユニット重量が及ぼ
され、ゴム弾性体14が弾性変形せしめられることによ
って、それら両取付金具10,12が、互いに所定寸法
だけ接近して位置せしめられることとなると共に、主と
して、それら第一及び第二の取付金具10,12の略対
向方向に入力される振動に対して防振効果が発揮される
こととなる。
ンマウントに対して適用したものの一具体例が示されて
いる。かかる図において、10および12は、それぞれ
第一の取付金具および第二の取付金具であって、互いに
所定距離を隔てて対向配置されている。また、これら第
一の取付金具10と第二の取付金具12との間には、ゴ
ム弾性体14が介装されており、該ゴム弾性体14によ
って、それら両取付金具10,12が、互いに弾性的に
連結されている。そして、このようなエンジンマウント
にあっては、その第一の取付金具および第二の取付金具
において、車体側およびパワーユニット側の各一方に取
り付けられて、それら車体とパワユーニットとの間に介
装されることとなり、それによって該パワーユニットを
車体に対して防振支持せしめるようになっている。な
お、そのような装着状態下、かかるエンジンマウントに
あっては、第一及び第二の取付金具10,12の略対向
方向(図中、略上下方向)にパワーユニット重量が及ぼ
され、ゴム弾性体14が弾性変形せしめられることによ
って、それら両取付金具10,12が、互いに所定寸法
だけ接近して位置せしめられることとなると共に、主と
して、それら第一及び第二の取付金具10,12の略対
向方向に入力される振動に対して防振効果が発揮される
こととなる。
【0013】より詳細には、前記第一の取付金具10
は、略円錐台形状にて形成されている。なお、該第一の
取付金具10における大径側端面の中央には、外方に向
かって突出する取付ボルト16が一体的に設けられてお
り、該取付ボルト16によって、パワーユニット側に取
り付けられるようになっている。
は、略円錐台形状にて形成されている。なお、該第一の
取付金具10における大径側端面の中央には、外方に向
かって突出する取付ボルト16が一体的に設けられてお
り、該取付ボルト16によって、パワーユニット側に取
り付けられるようになっている。
【0014】また、かかる第一の取付金具10には、前
記ゴム弾性体14が加硫接着されている。このゴム弾性
体14は、全体として略円錐台形状を呈していると共
に、大径側端面に開口する凹所18を有している。そし
て、その小径側端面に対して、第一の取付金具10が加
硫接着されている一方、その大径側端部の外周面に対し
て、円筒形状を呈する連結金具20が加硫接着されてな
る一体加硫成形品として形成されている。
記ゴム弾性体14が加硫接着されている。このゴム弾性
体14は、全体として略円錐台形状を呈していると共
に、大径側端面に開口する凹所18を有している。そし
て、その小径側端面に対して、第一の取付金具10が加
硫接着されている一方、その大径側端部の外周面に対し
て、円筒形状を呈する連結金具20が加硫接着されてな
る一体加硫成形品として形成されている。
【0015】一方、前記第二の取付金具12は、軸方向
中間部に段付部34を有する略段付の円筒形状の筒金具
26と、開口周縁部に外向のフランジ部27を有する略
浅底の有底円筒形状の底金具28とによって構成されて
いる。かかる筒金具26は、その小径部35側の開口周
縁部に、径方向内方に突出する環状突部24を有してい
ると共に、その大径部32側の開口周縁部に、かしめ部
22を有している。そして、該筒金具26における環状
突部24の内側面上に、底金具28のフランジ部27が
重ね合わされて支持されることにより、組み付けられて
いるのである。また、かかる底金具28の略中央には、
外方に向かって突出する取付ボルト30が固設されてお
り、該取付ボルト30によって、第二の取付金具12が
車体側に取り付けられるようになっている。
中間部に段付部34を有する略段付の円筒形状の筒金具
26と、開口周縁部に外向のフランジ部27を有する略
浅底の有底円筒形状の底金具28とによって構成されて
いる。かかる筒金具26は、その小径部35側の開口周
縁部に、径方向内方に突出する環状突部24を有してい
ると共に、その大径部32側の開口周縁部に、かしめ部
22を有している。そして、該筒金具26における環状
突部24の内側面上に、底金具28のフランジ部27が
重ね合わされて支持されることにより、組み付けられて
いるのである。また、かかる底金具28の略中央には、
外方に向かって突出する取付ボルト30が固設されてお
り、該取付ボルト30によって、第二の取付金具12が
車体側に取り付けられるようになっている。
【0016】そして、かかる第二の取付金具12を構成
する筒金具26の大径部32内に、前記ゴム弾性体14
の外周面に固着された連結金具20が嵌め込まれ、該筒
金具26の段付部34とかしめ部22との間で軸方向に
挟持されることにより、一体的に組み付けられている。
即ち、それによって、第一の取付金具10と第二の取付
金具12とが、防振すべき主たる振動入力方向(図1
中、上下方向)に所定距離を隔てて対向配置されている
と共に、それら第一の取付金具10と第二の取付金具1
2との間にゴム弾性体14が介装せしめられて、それら
両取付金具10,12が、かかるゴム弾性体14によ
り、一体的に且つ弾性的に連結されているのである。
する筒金具26の大径部32内に、前記ゴム弾性体14
の外周面に固着された連結金具20が嵌め込まれ、該筒
金具26の段付部34とかしめ部22との間で軸方向に
挟持されることにより、一体的に組み付けられている。
即ち、それによって、第一の取付金具10と第二の取付
金具12とが、防振すべき主たる振動入力方向(図1
中、上下方向)に所定距離を隔てて対向配置されている
と共に、それら第一の取付金具10と第二の取付金具1
2との間にゴム弾性体14が介装せしめられて、それら
両取付金具10,12が、かかるゴム弾性体14によ
り、一体的に且つ弾性的に連結されているのである。
【0017】また、前記筒金具26における小径部35
の内部には、全体として略厚肉円盤形状を呈する仕切部
材36が、嵌め込まれて収容配置されている。かかる仕
切部材36は、略円板形状を呈する上金具38、略円筒
形状を呈する中金具40および略円環形状を呈する下金
具42が、互いに軸方向に同軸的に重ね合わされてなる
構造とされており、第二の取付金具12に対して固定的
に取り付けられている。なお、これら上金具38,中金
具40,下金具42の間、および上金具38と連結金具
20との間には、それぞれ、Oリングが介装されて、流
体密に重ね合わされている。
の内部には、全体として略厚肉円盤形状を呈する仕切部
材36が、嵌め込まれて収容配置されている。かかる仕
切部材36は、略円板形状を呈する上金具38、略円筒
形状を呈する中金具40および略円環形状を呈する下金
具42が、互いに軸方向に同軸的に重ね合わされてなる
構造とされており、第二の取付金具12に対して固定的
に取り付けられている。なお、これら上金具38,中金
具40,下金具42の間、および上金具38と連結金具
20との間には、それぞれ、Oリングが介装されて、流
体密に重ね合わされている。
【0018】そして、この仕切部材36を構成する上金
具38に対して、第一の取付金具10側には、壁部の一
部がゴム弾性体14にて構成されてなる、所定の非圧縮
性流体が封入された受圧室44が形成されている。即
ち、かかる受圧室44には、第一及び第二の取付金具1
0,12間への振動入力時に、ゴム弾性体14の弾性変
形に基づいて内圧変動が惹起されることとなるのであ
る。なお、受圧室44内に封入される非圧縮性流体とし
ては、通常、水やアルキレングリコール、ポリアルキレ
ングリコール、シリコーン油等が、好適に用いられるこ
ととなる。
具38に対して、第一の取付金具10側には、壁部の一
部がゴム弾性体14にて構成されてなる、所定の非圧縮
性流体が封入された受圧室44が形成されている。即
ち、かかる受圧室44には、第一及び第二の取付金具1
0,12間への振動入力時に、ゴム弾性体14の弾性変
形に基づいて内圧変動が惹起されることとなるのであ
る。なお、受圧室44内に封入される非圧縮性流体とし
ては、通常、水やアルキレングリコール、ポリアルキレ
ングリコール、シリコーン油等が、好適に用いられるこ
ととなる。
【0019】また一方、上金具38を挟んで、受圧室4
4と反対側には、底金具28との間において、中金具4
0の内孔41と下金具42の内孔43とによって空所が
画成されている。また、かかる空所には、その軸方向中
央部分において、所定厚さの円板形状を呈するゴム膜か
ら成る弾性拘束板46が配設されて、その外周縁部が中
金具40の内周面に一体的に加硫接着されて支持されて
いる。それによって、かかる空所が、この弾性拘束板4
6を挟んで、上金具38側部分と底金具28側部分と
に、流体密に仕切られている。
4と反対側には、底金具28との間において、中金具4
0の内孔41と下金具42の内孔43とによって空所が
画成されている。また、かかる空所には、その軸方向中
央部分において、所定厚さの円板形状を呈するゴム膜か
ら成る弾性拘束板46が配設されて、その外周縁部が中
金具40の内周面に一体的に加硫接着されて支持されて
いる。それによって、かかる空所が、この弾性拘束板4
6を挟んで、上金具38側部分と底金具28側部分と
に、流体密に仕切られている。
【0020】なお、かかる弾性拘束板46の下側(底金
具28側)には、下金具42に一体的に形成されたスト
ッパ板58が、所定距離を隔てて位置せしめられてお
り、該ストッパ板58に対する当接によって、弾性拘束
板46の過大な変形が阻止されるようになっている。ま
た、このストッパ板58には、複数の透孔60が設けら
れており、該ストッパ板58を挟んだ両側間での流体の
流動を許容し得るようになっている。
具28側)には、下金具42に一体的に形成されたスト
ッパ板58が、所定距離を隔てて位置せしめられてお
り、該ストッパ板58に対する当接によって、弾性拘束
板46の過大な変形が阻止されるようになっている。ま
た、このストッパ板58には、複数の透孔60が設けら
れており、該ストッパ板58を挟んだ両側間での流体の
流動を許容し得るようになっている。
【0021】さらに、弾性拘束板46にて仕切られた空
所のうち、底金具28側に位置する部分には、第一の可
撓性膜としての第一のダイヤフラム48が、その外周縁
部を、下金具42と底金具28との間で挟持されること
によって、配設されている。そして、この第一のダイヤ
フラム48にて、かかる底金具28側に位置する空所が
流体密に仕切られることにより、該第一のダイヤフラム
48を挟んで、弾性拘束板46側に、所定の非圧縮性流
体が封入された第一の平衡室50が形成されている一
方、底金具28側に、通孔52を通じて外部に連通され
た空気室54が形成されている。即ち、かかる第一の平
衡室50にあっては、第一のダイヤフラム48の変形が
空気室54にて許容されることに基づいて、容積変化が
容易に許容され得るようになっているのである。
所のうち、底金具28側に位置する部分には、第一の可
撓性膜としての第一のダイヤフラム48が、その外周縁
部を、下金具42と底金具28との間で挟持されること
によって、配設されている。そして、この第一のダイヤ
フラム48にて、かかる底金具28側に位置する空所が
流体密に仕切られることにより、該第一のダイヤフラム
48を挟んで、弾性拘束板46側に、所定の非圧縮性流
体が封入された第一の平衡室50が形成されている一
方、底金具28側に、通孔52を通じて外部に連通され
た空気室54が形成されている。即ち、かかる第一の平
衡室50にあっては、第一のダイヤフラム48の変形が
空気室54にて許容されることに基づいて、容積変化が
容易に許容され得るようになっているのである。
【0022】また、仕切部材36の外周部分には、上金
具38,中金具40および下金具42の重ね合わせ面間
において、互いに連通されて周方向に一周以上の長さで
延びる環状通路が形成されている。そして、かかる通路
の一端側が前記受圧室44に、他端側が第一の平衡室5
0に、それぞれ連通されていることにより、それら受圧
室44と第一の平衡室50との間での流体の流動を許容
する第一のオリフィス通路56が形成されている。
具38,中金具40および下金具42の重ね合わせ面間
において、互いに連通されて周方向に一周以上の長さで
延びる環状通路が形成されている。そして、かかる通路
の一端側が前記受圧室44に、他端側が第一の平衡室5
0に、それぞれ連通されていることにより、それら受圧
室44と第一の平衡室50との間での流体の流動を許容
する第一のオリフィス通路56が形成されている。
【0023】 また一方、前記弾性拘束板46にて仕切
られた空所のうち、上金具38側に位置する部分には、
第二の可撓性膜としての第二のダイヤフラム62が、そ
の外周縁部に加硫接着された取付リング64を内孔41
に圧入されることによって、配設されている。そして、
この第二のダイヤフラム62にて、かかる上金具38側
に位置する空所が流体密に仕切られることにより、該第
二のダイヤフラム62を挟んで、上金具38側に、所定
の非圧縮性流体が封入された第二の平衡室66が形成さ
れている一方、弾性拘束板46側に、密閉された作用室
68が形成されている。即ち、かかる第二の平衡室66
にあっては、第二のダイヤフラム62の変形が作用室6
8にて許容されることに基づいて、容積変化が容易に許
容され得るようになっているのである。このように、弾
性拘束板46は、作用室68の壁部の一部を構成するよ
うになっているのであるが、また、前述の如く、第一の
平衡室50の壁部の一部ともなっているのである。
られた空所のうち、上金具38側に位置する部分には、
第二の可撓性膜としての第二のダイヤフラム62が、そ
の外周縁部に加硫接着された取付リング64を内孔41
に圧入されることによって、配設されている。そして、
この第二のダイヤフラム62にて、かかる上金具38側
に位置する空所が流体密に仕切られることにより、該第
二のダイヤフラム62を挟んで、上金具38側に、所定
の非圧縮性流体が封入された第二の平衡室66が形成さ
れている一方、弾性拘束板46側に、密閉された作用室
68が形成されている。即ち、かかる第二の平衡室66
にあっては、第二のダイヤフラム62の変形が作用室6
8にて許容されることに基づいて、容積変化が容易に許
容され得るようになっているのである。このように、弾
性拘束板46は、作用室68の壁部の一部を構成するよ
うになっているのであるが、また、前述の如く、第一の
平衡室50の壁部の一部ともなっているのである。
【0024】また、この作用室68は、上金具38を半
径方向に貫通して設けられた連通孔70を通じて、外部
に連通されており、マウント装着状態下、かかる連通孔
70を介して、後述する空気圧制御手段に接続されるよ
うになっている。
径方向に貫通して設けられた連通孔70を通じて、外部
に連通されており、マウント装着状態下、かかる連通孔
70を介して、後述する空気圧制御手段に接続されるよ
うになっている。
【0025】更にまた、上金具38の中央部分には、厚
さ方向に貫通する形態をもって、第二の平衡室66を受
圧室44に連通せしめ、それら両室66,44間での流
体の流動を許容する第二のオリフィス通路74が形成さ
れている。ここにおいて、かかる第二のオリフィス通路
74は、第一のオリフィス通路56よりも大きな流路断
面積と短い流路長さとをもって形成されて、断面積/長
さの比が大きく設定されており、それによって該第二の
オリフィス通路74内を流動せしめられる流体の共振周
波数が、第一のオリフィス通路56内を流動せしめられ
る流体の共振周波数よりも高くなるようにチューニング
されている。
さ方向に貫通する形態をもって、第二の平衡室66を受
圧室44に連通せしめ、それら両室66,44間での流
体の流動を許容する第二のオリフィス通路74が形成さ
れている。ここにおいて、かかる第二のオリフィス通路
74は、第一のオリフィス通路56よりも大きな流路断
面積と短い流路長さとをもって形成されて、断面積/長
さの比が大きく設定されており、それによって該第二の
オリフィス通路74内を流動せしめられる流体の共振周
波数が、第一のオリフィス通路56内を流動せしめられ
る流体の共振周波数よりも高くなるようにチューニング
されている。
【0026】なお、特に、本実施例では、第一のオリフ
ィス通路56を通じて流通せしめられる流体の共振作用
によって、シェイクやバウンス等の低周波振動に対する
高減衰効果が、また第二のオリフィス通路74を通じて
流通せしめられる流体の共振作用によって、アイドリン
グ振動等の中周波振動に対する低動ばね効果が、それぞ
れ発揮され得るようにチューニングされている。
ィス通路56を通じて流通せしめられる流体の共振作用
によって、シェイクやバウンス等の低周波振動に対する
高減衰効果が、また第二のオリフィス通路74を通じて
流通せしめられる流体の共振作用によって、アイドリン
グ振動等の中周波振動に対する低動ばね効果が、それぞ
れ発揮され得るようにチューニングされている。
【0027】さらに、上述の如く構成されたマウントに
あっては、その装着状態下、作用室68に通じる連通孔
70に対して、空気管路75を介して、切換バルブ76
が接続されている。そして、この切換バルブ76の操作
によって、かかる作用室68が、負圧源78と大気中と
に択一的に連通せしめられるようになっている。なお、
本実施例の如きエンジンマウントにあっては、負圧源7
8として、通常、内燃機関のインテーク側に生ぜしめら
れる負圧が、有利に用いられることとなる。
あっては、その装着状態下、作用室68に通じる連通孔
70に対して、空気管路75を介して、切換バルブ76
が接続されている。そして、この切換バルブ76の操作
によって、かかる作用室68が、負圧源78と大気中と
に択一的に連通せしめられるようになっている。なお、
本実施例の如きエンジンマウントにあっては、負圧源7
8として、通常、内燃機関のインテーク側に生ぜしめら
れる負圧が、有利に用いられることとなる。
【0028】そうして、かかるエンジンマウントにおい
ては、かかる作用室68に対する大気乃至は負圧源78
の接続を、切換バルブ76の操作にて切り換えることに
よって、マウント防振特性が切り換えられるのであり、
それによってシェイクやバウンス等の低周波大振幅振動
に対する高減衰効果と、アイドリング振動等の中周波中
振幅振動に対する低動ばね効果、更にこもり音等の高周
波小振幅振動に対する低動ばね効果が、何れも、極めて
有効に発揮され得るのである。
ては、かかる作用室68に対する大気乃至は負圧源78
の接続を、切換バルブ76の操作にて切り換えることに
よって、マウント防振特性が切り換えられるのであり、
それによってシェイクやバウンス等の低周波大振幅振動
に対する高減衰効果と、アイドリング振動等の中周波中
振幅振動に対する低動ばね効果、更にこもり音等の高周
波小振幅振動に対する低動ばね効果が、何れも、極めて
有効に発揮され得るのである。
【0029】より具体的には、車両停車時には、専ら、
中周波振動であるアイドリング振動が問題となるが、そ
の場合、作用室68を大気中に連通するように、切換バ
ルブ76が切り換えられることとなる。即ち、それによ
って、第二のダイヤフラム62の背後には、作用室68
が所定容積をもって現出されることにより、該第二のダ
イヤフラム62の変形に基づいて第二の平衡室66の容
積変化が許容され得ることとなる。そして、その結果、
受圧室44内に惹起される内圧変動によって、受圧室4
4と第二の平衡室66との間での、第二のオリフィス通
路74を通じての流体の流動が、有効に生ぜしめられる
こととなり、以て、該第二のオリフィス通路74を通じ
て流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、優れた
動ばね低減効果が発揮され得て、アイドリング振動に対
する良好なる振動絶縁効果が発揮され得るのである。
中周波振動であるアイドリング振動が問題となるが、そ
の場合、作用室68を大気中に連通するように、切換バ
ルブ76が切り換えられることとなる。即ち、それによ
って、第二のダイヤフラム62の背後には、作用室68
が所定容積をもって現出されることにより、該第二のダ
イヤフラム62の変形に基づいて第二の平衡室66の容
積変化が許容され得ることとなる。そして、その結果、
受圧室44内に惹起される内圧変動によって、受圧室4
4と第二の平衡室66との間での、第二のオリフィス通
路74を通じての流体の流動が、有効に生ぜしめられる
こととなり、以て、該第二のオリフィス通路74を通じ
て流動せしめられる流体の共振作用に基づいて、優れた
動ばね低減効果が発揮され得て、アイドリング振動に対
する良好なる振動絶縁効果が発揮され得るのである。
【0030】なお、かかる状態下では、第一のオリフィ
ス通路56も連通状態に維持されることとなるが、この
第一のオリフィス通路56は、第二のオリフィス通路7
4よりも流動抵抗が充分に大きいために、受圧室44と
第一の平衡室50との間での流体の流動は惹起され難
く、実質上、上記第二のオリフィス通路74を通じての
受圧室44と第二の平衡室66との間での流体の流動の
みが有効に生ぜしめられることとなる。それ故、第一の
オリフィス通路56が連通状態にあっても、該第一のオ
リフィス通路56によって、第二のオリフィス通路74
を通じて流動せしめられる流体量が減少することも殆ど
なく、該第二のオリフィス通路74によるアイドリング
振動に対する防振効果が、有効に発揮され得るのであ
る。
ス通路56も連通状態に維持されることとなるが、この
第一のオリフィス通路56は、第二のオリフィス通路7
4よりも流動抵抗が充分に大きいために、受圧室44と
第一の平衡室50との間での流体の流動は惹起され難
く、実質上、上記第二のオリフィス通路74を通じての
受圧室44と第二の平衡室66との間での流体の流動の
みが有効に生ぜしめられることとなる。それ故、第一の
オリフィス通路56が連通状態にあっても、該第一のオ
リフィス通路56によって、第二のオリフィス通路74
を通じて流動せしめられる流体量が減少することも殆ど
なく、該第二のオリフィス通路74によるアイドリング
振動に対する防振効果が、有効に発揮され得るのであ
る。
【0031】また一方、車両走行時には、シェイクやバ
ウンス等の低周波大振幅振動に加えて、こもり音等の高
周波小振幅振動が問題となるが、その場合、作用室68
を負圧源78に連通するように、切換バルブ76が切り
換えられることとなる。即ち、それによって、図2に示
されている如く、作用室68内の雰囲気が吸引されて、
第二のダイヤフラム62が弾性拘束板46に対して吸着
されることにより、作用室68が実質的に消失せしめら
れて、第二のダイヤフラム62の自由な変形が、弾性拘
束板46にて阻止されることとなる。
ウンス等の低周波大振幅振動に加えて、こもり音等の高
周波小振幅振動が問題となるが、その場合、作用室68
を負圧源78に連通するように、切換バルブ76が切り
換えられることとなる。即ち、それによって、図2に示
されている如く、作用室68内の雰囲気が吸引されて、
第二のダイヤフラム62が弾性拘束板46に対して吸着
されることにより、作用室68が実質的に消失せしめら
れて、第二のダイヤフラム62の自由な変形が、弾性拘
束板46にて阻止されることとなる。
【0032】それ故、かかる状態下、シェイク等の低周
波大振幅振動が入力されると、第二の平衡室66の容積
変化が実質的に阻止されていることから、受圧室44内
に惹起される内圧変動によって、受圧室44と第一の平
衡室50との間での、第一のオリフィス通路56を通じ
ての流体の流動が、有効に生ぜしめられることとなり、
以て、該第一のオリフィス通路56を通じて流動せしめ
られる流体の共振作用に基づいて、高減衰効果が発揮さ
れ得て、低周波振動に対する良好なる防振効果が発揮さ
れ得るのである。
波大振幅振動が入力されると、第二の平衡室66の容積
変化が実質的に阻止されていることから、受圧室44内
に惹起される内圧変動によって、受圧室44と第一の平
衡室50との間での、第一のオリフィス通路56を通じ
ての流体の流動が、有効に生ぜしめられることとなり、
以て、該第一のオリフィス通路56を通じて流動せしめ
られる流体の共振作用に基づいて、高減衰効果が発揮さ
れ得て、低周波振動に対する良好なる防振効果が発揮さ
れ得るのである。
【0033】しかも、かかる状態下では、第二のダイヤ
フラム62の変形規制が、弾性拘束板46にて為されて
いることから、第二のダイヤフラム62に対して、該弾
性拘束板46と一体的に小さな弾性変形が許容され得る
こととなる。それ故、こもり音等の高周波小振幅振動の
入力時、受圧室44内に惹起される微小な内圧変動が、
かかる第二のダイヤフラム62および弾性拘束板46の
弾性変形に基づいて、有効に吸収されて、該受圧室44
の内圧上昇が軽減乃至は防止され得ることとなり、以
て、第二のダイヤフラム62および弾性拘束板46の変
形による液圧吸収機能に基づいて、マウント動ばねの上
昇が極めて有効に回避され得て、高周波振動に対する良
好なる振動絶縁効果が発揮され得るのである。
フラム62の変形規制が、弾性拘束板46にて為されて
いることから、第二のダイヤフラム62に対して、該弾
性拘束板46と一体的に小さな弾性変形が許容され得る
こととなる。それ故、こもり音等の高周波小振幅振動の
入力時、受圧室44内に惹起される微小な内圧変動が、
かかる第二のダイヤフラム62および弾性拘束板46の
弾性変形に基づいて、有効に吸収されて、該受圧室44
の内圧上昇が軽減乃至は防止され得ることとなり、以
て、第二のダイヤフラム62および弾性拘束板46の変
形による液圧吸収機能に基づいて、マウント動ばねの上
昇が極めて有効に回避され得て、高周波振動に対する良
好なる振動絶縁効果が発揮され得るのである。
【0034】従って、上述の如き構造とされたエンジン
マウントにあっては、車両の走行状態に応じて切換バル
ブ76を切換制御することによって、その防振特性を切
り換えることが可能であり、それによって、車両停車時
に入力されるアイドリング振動および車両走行時に入力
されるシェイクやバウンス等の低周波振動やこもり音等
の高周波振動に対して、何れも有効な防振効果が発揮さ
れ得ることとなって、車両の乗り心地が、飛躍的に向上
せしめられることとなるのである。
マウントにあっては、車両の走行状態に応じて切換バル
ブ76を切換制御することによって、その防振特性を切
り換えることが可能であり、それによって、車両停車時
に入力されるアイドリング振動および車両走行時に入力
されるシェイクやバウンス等の低周波振動やこもり音等
の高周波振動に対して、何れも有効な防振効果が発揮さ
れ得ることとなって、車両の乗り心地が、飛躍的に向上
せしめられることとなるのである。
【0035】また、かかるエンジンマウントにあって
は、そのような防振特性の切換えが、作用室68に対す
る負圧の作用によって為されることから、マウント本体
内に切換弁やそれを駆動するアクチュエータ等を一切設
ける必要がないのであり、それ故、上述の如き優れた防
振特性が、極めて簡略で且つコンパクトなマウント構造
をもって実現され得るのである。
は、そのような防振特性の切換えが、作用室68に対す
る負圧の作用によって為されることから、マウント本体
内に切換弁やそれを駆動するアクチュエータ等を一切設
ける必要がないのであり、それ故、上述の如き優れた防
振特性が、極めて簡略で且つコンパクトなマウント構造
をもって実現され得るのである。
【0036】さらに、かかるエンジンマウントにあって
は、変形に基づいて受圧室44の液圧変動を吸収する弾
性拘束板46が、作用室68の壁部を構成するようにし
て配されており、第二のダイヤフラム62が負圧にて吸
引されて、作用室68が実質的に消失せしめられた状態
下でのみ、有効に機能し得るようになっていることか
ら、作用室68が大気中に連通されることとなるアイド
リング振動の入力時には、かかる弾性拘束板46によっ
て受圧室44の内圧が吸収されるようなことがなく、そ
れ故、第二のオリフィス通路74を通じて流動せしめら
れる流体量が有利に確保され得て、アイドリング振動に
対する所期の防振効果が、有効に且つ安定して発揮され
得ることとなる。
は、変形に基づいて受圧室44の液圧変動を吸収する弾
性拘束板46が、作用室68の壁部を構成するようにし
て配されており、第二のダイヤフラム62が負圧にて吸
引されて、作用室68が実質的に消失せしめられた状態
下でのみ、有効に機能し得るようになっていることか
ら、作用室68が大気中に連通されることとなるアイド
リング振動の入力時には、かかる弾性拘束板46によっ
て受圧室44の内圧が吸収されるようなことがなく、そ
れ故、第二のオリフィス通路74を通じて流動せしめら
れる流体量が有利に確保され得て、アイドリング振動に
対する所期の防振効果が、有効に且つ安定して発揮され
得ることとなる。
【0037】更にまた、かかるエンジンマウントにあっ
ては、切換弁やアクチュエータ等のマウント本体内への
配設が不要となることから、弾性拘束板46の配設スペ
ースを有利に確保することができるのであり、それ故、
該弾性拘束板46による高周波振動に対する低動ばね効
果が、コンパクトなマウントサイズをもって、有利に享
受され得ることとなるといった利点をも有しているので
ある。
ては、切換弁やアクチュエータ等のマウント本体内への
配設が不要となることから、弾性拘束板46の配設スペ
ースを有利に確保することができるのであり、それ故、
該弾性拘束板46による高周波振動に対する低動ばね効
果が、コンパクトなマウントサイズをもって、有利に享
受され得ることとなるといった利点をも有しているので
ある。
【0038】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0039】例えば、第一のオリフィス通路および第二
のオリフィス通路の具体的構造および形態は、マウント
装置に要求される防振特性等に応じて、適宜決定される
べきものであって、例示の如き具体例に限定されるもの
では決してない。
のオリフィス通路の具体的構造および形態は、マウント
装置に要求される防振特性等に応じて、適宜決定される
べきものであって、例示の如き具体例に限定されるもの
では決してない。
【0040】また、前記実施例では、第一のオリフィス
通路と第二のオリフィス通路とが、互いに独立して形成
されていたが、それらを直列的な接続形態をもって形成
するようにしても良い。
通路と第二のオリフィス通路とが、互いに独立して形成
されていたが、それらを直列的な接続形態をもって形成
するようにしても良い。
【0041】
【0042】また、かかる弾性拘束部材としては、帆布
等が固着されることにより、その弾性変形量の規制が為
されるようにされた、複合的なゴム部材等も、有利に用
いられ得ることとなる。
等が固着されることにより、その弾性変形量の規制が為
されるようにされた、複合的なゴム部材等も、有利に用
いられ得ることとなる。
【0043】加えて、前記実施例では、本発明を自動車
用エンジンマウントに対して適用したものの一実施例を
示したが、本発明は、その他、自動車用ボデーマウント
やデフマウント等、各種のマウント装置等に対して、何
れも、有利に適用され得るものである。
用エンジンマウントに対して適用したものの一実施例を
示したが、本発明は、その他、自動車用ボデーマウント
やデフマウント等、各種のマウント装置等に対して、何
れも、有利に適用され得るものである。
【0044】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【0045】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた流体封入式マウント装置において
は、作用室に対する負圧力の作用を切換制御することに
より、防振特性を切り換えることが可能であり、入力振
動に応じて、第一のオリフィス通路による低周波振動に
対する高減衰効果と、第二のオリフィス通路による中周
波振動に対する低動ばね効果、更に弾性拘束部材の液圧
吸収作用による高周波振動に対する低動ばね効果を、何
れも、有利に得ることができるのである。
に従う構造とされた流体封入式マウント装置において
は、作用室に対する負圧力の作用を切換制御することに
より、防振特性を切り換えることが可能であり、入力振
動に応じて、第一のオリフィス通路による低周波振動に
対する高減衰効果と、第二のオリフィス通路による中周
波振動に対する低動ばね効果、更に弾性拘束部材の液圧
吸収作用による高周波振動に対する低動ばね効果を、何
れも、有利に得ることができるのである。
【0046】また、本発明に従えば、オリフィス切換弁
やそれを駆動する駆動手段等をマウント本体内に配する
必要がないことから、そのような優れた防振効果を発揮
し得るマウント装置が、簡略な構造とコンパクトなサイ
ズをもって、有利に実現され得るのである。
やそれを駆動する駆動手段等をマウント本体内に配する
必要がないことから、そのような優れた防振効果を発揮
し得るマウント装置が、簡略な構造とコンパクトなサイ
ズをもって、有利に実現され得るのである。
【0047】しかも、本発明に係る流体封入式マウント
装置にあっては、弾性拘束部材による受圧室内の液圧吸
収効果が、作用室が消失せしめられた状態下でのみ有効
に発揮されることから、該作用室が所定容積をもって現
出させられた状態下でのみ機能し得る第二のオリフィス
通路による防振効果が、かかる弾性拘束部材の液圧吸収
作用によって阻害されるようなこともないのである。
装置にあっては、弾性拘束部材による受圧室内の液圧吸
収効果が、作用室が消失せしめられた状態下でのみ有効
に発揮されることから、該作用室が所定容積をもって現
出させられた状態下でのみ機能し得る第二のオリフィス
通路による防振効果が、かかる弾性拘束部材の液圧吸収
作用によって阻害されるようなこともないのである。
【図1】本発明の一実施例としての自動車用エンジンマ
ウントを示す縦断面図である。
ウントを示す縦断面図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントの別の作動状
態を示す要部断面図である。
態を示す要部断面図である。
10:第一の取付金具 12:第二の取付金具 14:ゴム弾性体 36:仕切部材 38:上金具 40:中金具 42:下金具 44:受圧室 46:弾性拘束板 48:第一のダイヤフ
ラム 50:第一の平衡室 56:第一のオリフィ
ス通路 62:第二のダイヤフラム 66:第二の平衡室 68:作用室 70:連通孔 74:第二のオリフィス通路 76:切換バルブ 78:負圧源
ラム 50:第一の平衡室 56:第一のオリフィ
ス通路 62:第二のダイヤフラム 66:第二の平衡室 68:作用室 70:連通孔 74:第二のオリフィス通路 76:切換バルブ 78:負圧源
Claims (1)
- 【請求項1】 振動入力方向に所定距離を隔てて配置さ
れた第一の取付部材および第二の取付部材と、 該第一の取付部材と該第二の取付部材との間に介装され
て、それら両部材を互いに連結するゴム弾性体と、 該ゴム弾性体にて壁部の一部が構成されて、振動入力時
に内圧変動が惹起される、内部に所定の非圧縮性流体が
封入されてなる受圧室と、 該受圧室に対して独立して形成された、壁部の一部が第
一の可撓性膜にて構成されて、該第一の可撓性膜の変形
に基づいて容積変化が許容される、内部に所定の非圧縮
性流体が封入されてなる第一の平衡室と、 前記受圧室と該第一の平衡室とを互いに連通せしめて、
それら両室間での流体の流動を許容する第一のオリフィ
ス通路と、 前記受圧室および前記第一の平衡室に対して独立して形
成された、壁部の一部が第二の可撓性膜にて構成され
て、該第二の可撓性膜の変形に基づいて容積変化が許容
される、内部に所定の非圧縮性流体が封入されてなる第
二の平衡室と、 前記受圧室と該第二の平衡室とを互いに連通せしめて、
それら両室間での流体の流動を許容する、前記第一のオ
リフィス通路よりも断面積/長さの比が大きい第二のオ
リフィス通路と、 前記第二の可撓性膜を挟んで、前記第二の平衡室とは反
対側に形成されて、該第二の可撓性膜の変形を許容する
作用室と、 該作用室と前記第一の平衡室との間を仕切るように配設
されて、該作用室の壁部の一部を構成すると共に、該第
一の平衡室の壁部の一部ともなる弾性拘束部材と、 前記作用室に対して負圧を及ぼしめて、前記第二の可撓
性膜を前記弾性拘束部材に吸着せしめることにより、か
かる第二の可撓性膜の自由な変形を阻止し、該弾性拘束
部材と一体的に変形せしめる空気圧制御手段とを、 有することを特徴とする流体封入式マウント装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062662A JP2924244B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 流体封入式マウント装置 |
US07/842,991 US5314173A (en) | 1991-03-04 | 1992-02-28 | Fluid-filled elastic mount having vacuum-receiving chamber partially defined by elastic member for isolating high-frequency vibrations |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062662A JP2924244B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 流体封入式マウント装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04277338A JPH04277338A (ja) | 1992-10-02 |
JP2924244B2 true JP2924244B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=13206732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3062662A Expired - Lifetime JP2924244B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 流体封入式マウント装置 |
Country Status (2)
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JP (1) | JP2924244B2 (ja) |
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-
1991
- 1991-03-04 JP JP3062662A patent/JP2924244B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-02-28 US US07/842,991 patent/US5314173A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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US5314173A (en) | 1994-05-24 |
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