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JP2912499B2 - 統計処理機能を有する電子機器 - Google Patents

統計処理機能を有する電子機器

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JP2912499B2
JP2912499B2 JP4175692A JP17569292A JP2912499B2 JP 2912499 B2 JP2912499 B2 JP 2912499B2 JP 4175692 A JP4175692 A JP 4175692A JP 17569292 A JP17569292 A JP 17569292A JP 2912499 B2 JP2912499 B2 JP 2912499B2
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Japan
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cards
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真一 西口
道明 久野
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、関数電卓やポケコンと
いった統計処理機能を有する電子機器に関し、特に、統
計処理データの表示をカードフォーマットで行う電子機
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に従来のカード型データベースソフ
トを用いたカードフォーマット作成時の手順表示例を、
図8に従来の統計処理データ(入力データ及び該入力デ
ータの重みデータ)のカードフォーマット表示例を示
す。以下、従来例を上記図7及び図8を用いて説明す
る。
【0003】従来のカード型データベースソフトでは、
統計処理データを入力する前に、操作者は1カードに入
力する項目を設定しなければならない。この例を図7に
示す。図7において、メニューなどから“フォーマット
の設定”を選択すると、項目名、桁数、型を設定するた
めの項目入力画面となる(a)。そこで、操作者は各項
目を入力していく。例えば、統計処理データとして10
桁の2変数、XとYを入力する場合、まず、項目名とし
て“X”を、桁数として“10”を、型として“NUM
BER”を入力する(b)。その後、[ENTER]キ
ーを押圧して入力内容を確定すると、再度項目入力画面
となるので(c)、続いて、項目名として“Y”を、桁
数として“10”を、型として“NUMBER”を入力
する(d)。そして、確定のために[ENTER]キー
を押圧する。さらに、項目入力画面となるが(e)、フ
ォーマットの設定は終了したので、データの入力に移
る。すると、データ入力画面となる(f)。操作者はこ
の画面からデータの入力を行える。データの入力に伴い
画面右上のカードの枚数表示は1/1→2/2→3/3
→となっていく。
【0004】次に、図8に5個のデータの入力後、再度
データを入力して、データを増やす場合の表示例を示し
ているが、まず、データ入力画面を表示し、呼出キーを
4回押圧して、最終カード(5/5) を表示させ、そ
の後、呼出キーを押圧すると、未入力のカードが表示さ
れる。この時、カード枚数表示部分に“未入力”と表示
される(a)。一方、呼出キーではなく登録キーを押圧
して、未入力画面を表示させる場合もあり、この場合、
カード枚数表示部分には“EOF/5”と表示される
(b)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述す
る従来例では、統計処理データの入力前に、フォーマッ
トの設定を行い、その後、画面はカードフォーマットと
なるので、統計処理データを入力しようとするときはい
つも、上述するような設定を行わなければならず、キー
操作が多く、操作が煩わしいばかりでなく、操作時間が
かかり、処理速度が遅くなる。また、操作前に、装置に
統計処理データが存在してもしなくても、項目入力画面
が表示可能であるので、項目の削除などにより誤って入
力済みのデータを消去してしまうことが起こり得る。
【0006】また、新たに、データを追加する場合、追
加するカードには全カード枚数及び表示しているカード
枚数は表示されないので、現在の入力しているカードが
一体何枚目であるかが分からず、操作しにくい。
【0007】さらに、従来このようなカードフォーマッ
トでのデータ表示が可能であるのは、大型のパソコンな
どであり、関数電卓や関数電卓の機能を有するポケコン
といった携帯可能な小型機器では不可能であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
を目的としてなされたもので、統計処理機能を有する電
子機器において、統計処理データをカードフォーマット
で表示する表示手段と、入力されたカードの全枚数を記
憶するカード枚数記憶手段と、カードのフォーマットデ
ータを格納するカードフォーマット格納手段と、前記格
納手段に格納されたカードフォーマットデータから所望
するフォーマットを選択するフォーマット選択手段と、
前記フォーマット選択手段により選択したカードフォー
マットを記憶する選択フォーマット記憶手段と、前記カ
ード枚数記憶手段の出力からカードが入力された状態に
あるか否かを判断する判断手段と、前記表示手段に表示
されたカードの枚数位置を記憶するカード位置記憶手段
と、前記カード位置記憶手段及び前記カード枚数記憶手
段からカードの枚数位置と全カード枚数の値を取り出
し、両値の大きさを比較する比較手段とを備え、前記判
断手段の判断結果に応答し、カードが1枚も入力されて
いなければ、前記カードフォーマット格納手段のカード
フォーマットデータを前記表示手段に表示し、一方、カ
ードが入力されているならば、前記選択フォーマット記
憶手段に記憶されたフォーマットのカードを前記表示手
段に表示し、さらに、カードの枚数を示すために、カー
ドの枚数位置/全カード枚数として前記表示手段に表示
するとともに、前記比較手段の比較結果に応答して、カ
ードの枚数位置>全カード枚数であれば、カードの枚数
位置を全カード枚数として前記表示手段に表示すること
を特徴とする統計処理機能を有する電子機器である。
【0009】
【0010】
【作用】本発明は、統計処理機能を有する電子機器にお
いて、判断手段の判断結果に応答し、カードが1枚も入
力されていなければ、カードフォーマット格納手段のカ
ードフォーマットデータを表示手段に表示し、一方、カ
ードが入力されているならば、選択フォーマット記憶手
段に記憶されたフォーマットのカードを表示手段に表示
するものであり、また、カード枚数を示すために、カー
ドの枚数位置/全カード枚数として表示し、比較手段の
比較結果に応答して、カードの枚数位置>全カード枚数
であれば、カードの枚数位置を全カード枚数として表示
手段に表示するものである。
【0011】
【実施例】以下、図をもとにして本発明を詳細に説明す
る。図1に本発明による統計処理機能を有する関数電卓
の外観図を、図2に本発明による関数電卓のシステムブ
ロック図を示し、図3に本発明による統計処理データ入
力のカードフォーマット選択例を、図4に本発明による
統計処理データ入力のカードフォーマット選択画面に移
るフローチャート図を示す。そして、図5に本発明によ
る統計処理データの追加入力に関する表示例を、図6に
本発明による統計処理データの追加入力に関するフロー
チャート図を示す。
【0012】図1において、本発明による関数電卓は入
力部〜と表示部とから構成され、該入力部には、
CALCモード、GRAPHモード、PROGRAMモ
ード、STATモードのモードを選択するモードキー
と、キーの上側或はキーの左上側のキーシンボルとして
該キーを働かせるための2ndファクションキーとを
有し、2ndファクションキーは目的のキーの押圧前
に押圧するものであり、この2ndファクションキー
を押圧後に、前記モードキーを選択すると、CALC
モードキーはSOLVERモードキーに、STATモー
ドキーはSTAT GRAPHモードキーとして働く。
更に、該入力部は、数値を入力する数値キーと、電源
のON,OFFを動作するON,OFFキーと、デー
タエディット時のカーソル移動やデータ表示中のデータ
送りなどを指示するカーソルキーと、関数キーと、
四則演算キーと、データの登録やメニュー画面での選
択などを指示する入力,実行キーとを有す。
【0013】図2において、本発明のシステムは計算機
の制御を行うCPU1と、統計データのカード表示や統
計データの入力などのプログラム、カードフォーマット
のデータやメニューデータなどのデータを格納している
読み込み専用の記憶装置ROM2と、統計データ記憶領
域DT、選択フォーマット記憶領域FRM、カードの全
枚数を記憶するカード枚数記憶領域m、現在表示中のカ
ードが何枚目かを記憶するカード位置記憶領域nなどを
持つ書き込み可能な記憶装置RAM3と、LCDの駆動
制御を行っているLCDドライバー4と、表示を行うL
CD5と、キー入力を検出するKEY6とからなる。
【0014】統計処理データ入力のフォーマット選択に
ついて、図3及び図4をもとに説明する。図4のフロー
チャート図に示すように、統計処理データの入力を行お
うとする時、まず、CPU1はRAM3のカード枚数記
憶領域mを調べ、m>0、つまり、カードが1枚でも記
憶されているか否かを判断し(S1)、m>0、つま
り、カードが1枚でも記憶されていれば(YES)、R
AM3の選択フォーマット記憶領域FRMから記憶され
たカードフォーマットを表示して、データの入力を行う
(S3)。一方、m=0、つまり、カードが1枚も無け
れば(NO)、LCD5に図3のSと同様な画面を表示
する。そこで、操作者がフォーマットの選択を行うと、
CPU1は選択されたフォーマットを選択フォーマット
記憶領域FRMに記憶する(S2)。そして、該フォー
マットによるカードフォーマットを表示し、データの入
力を行う(S3)。
【0015】図3のSにあるように、選択可能なフォー
マットの種類は、統計処理データが変数Xである“X”
と、統計処理データが変数XとYである“X,Y”と、
変数Xと重みWである“X,W”と、変数XとYと重み
Wである“X,Y,W”の4種類をであるがこれに限定
されるわけではない。このフォーマット選択画面Sか
ら、例えば、“X”を選択すると、ROM2に記憶され
たカードフォーマットデータから“X”に対応するカー
ドフォーマット、画面(a)をLCD5に表示し、デー
タの入力を行う。同様に、“X,Y”、“X,W”、
“X,Y,W,”を選択すると、それぞれ、画面
(b)、(c)、(d)が表示され、データの入力が可
能となる。ただし、画面(a)〜(d)には、カードが
5枚入力されていて、1枚目が表示されている状態であ
る。
【0016】次に、図5及び図6をもとに、カードが5
枚入力されている状態で、新たにカードにデータを入力
する場合を説明する。図5において、カードが5枚入力
されている状態で、1枚目のカードを表示すると、画面
の右上には“1/5”とカード枚数が表示されている
(a)。ここで、表示している内容は、“現在表示して
いるカードの枚数の位置/全カード枚数”となってい
る。この状態で、カーソルキーを押圧していくと、枚
数表示は“1/5→2/5→3/5→4/5→5/5”
と変化していく(b)。そして、もう1度、カーソルキ
ーを押圧すると、データが入力されていないカードが
表示され、データの新たな入力が可能となる。この時、
枚数表示は“6/6”となる(c)。このカードにデー
タを入力せずに、カーソルキー(前カードに戻る)を
押圧すると、枚数表示は“5/5”であるが、データを
入力後に、カーソルキー(前カードに戻る)を押圧す
ると、枚数表示は“5/6”となる。
【0017】この枚数表示の仕組みを図6のフローチャ
ート図をもとに説明すると、カードが表示されている状
態での、カーソルキーの押圧に応答して、CPU1は
RAM3のカード枚数記憶領域mとカード位置記憶領域
nとから、mとnの値を比べて、n>m、つまり、次に
表示しようとするカード番号nがカードの全枚数mより
大きいかどうかを判断する(S1)。大きくなければ
(NO)、S4に進み、カードの全枚数mを全枚数表示
のための一時的な変数m dispに代入して(S
4)、枚数表示“n/m disp”を画面の右上に表
示する(S3)。一方、n>mであれば(YES)、表
示しようとするカード番号nを全枚数表示のための一時
的な変数m dispに代入して(S4)、枚数表示
“n/m disp”を画面の右上に表示する(S
3)。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、関数電卓や関数電卓の
機能を有するポケコンなどでも、統計処理データのカー
ドフォーマットでの表示が可能となるだけでなく、装置
自体に予めカードのフォーマットデータが格納されてい
るので、従来のように項目を一々入力しなくとも、格納
されたフォーマットデータから所望するフォーマットデ
ータを選択するだけでよく、操作が簡単になり、処理速
度が短縮される。さらに、上記カードのフォーマットの
選択は、装置にカードが入力されていないときのみ可能
となり、カードが入力されているときは入力されたカー
ドを消去して、初めて選択が可能となるので、フォーマ
ット選択により、入力されたカードの誤った消去を防止
でき、カードが入力されているときは入力されたカード
のフォーマットでの新たなカード入力が即座に可能とな
るので、処理速度が短縮され、操作が簡略化する。
【0019】また、本発明によれば、カード入力後に新
たにカードを入力する場合も表示しているカードの位置
と全カード枚数が表示されているので、何枚目のカード
を入力しているかわかりやすいので、操作性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による統計処理機能を有する関数電卓の
外観図である。
【図2】本発明による関数電卓のシステムブロック図で
ある。
【図3】本発明による統計処理データ入力のカードフォ
ーマット選択例である。
【図4】本発明による統計処理データ入力のカードフォ
ーマット選択画面に移るフローチャート図である。
【図5】本発明による統計処理データの追加入力に関す
る表示例である。
【図6】本発明による統計処理データの追加入力に関す
るフローチャート図である。
【図7】従来のカード型データベースソフトを用いたカ
ードフォーマット作成時の手順表示例である。
【図8】従来の統計処理データ(入力データ及び該入力
データの重みデータ)のカードフォーマット表示例であ
る。
【符号の説明】 モードキー 2ndファンクションキー 数値キー ON,OFFキー カーソルキー 関数キー 四則演算キー 入力,実行キー 表示部 1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 LCDドライバー 5 LCD 6 KEY

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 統計処理機能を有する電子機器におい
    て、 統計処理データをカードフォーマットで表示する表示手
    段と、 入力されたカードの全枚数を記憶するカード枚数記憶手
    段と、 カードのフォーマットデータを格納するカードフォーマ
    ット格納手段と、 前記格納手段に格納されたカードフォーマットデータか
    ら所望するフォーマットを選択するフォーマット選択手
    段と、 前記フォーマット選択手段により選択したカードフォー
    マットを記憶する選択フォーマット記憶手段と、 前記カード枚数記憶手段の出力からカードが入力された
    状態にあるか否かを判断する判断手段と 前記表示手段に表示されたカードの枚数位置を記憶する
    カード位置記憶手段と、 前記カード位置記憶手段及び前記カード枚数記憶手段か
    らカードの枚数位置と全カード枚数の値を取り出し、両
    値の大きさを比較する比較手段と を備え、 前記判断手段の判断結果に応答し、カードが1枚も入力
    されていなければ、前記カードフォーマット格納手段の
    カードフォーマットデータを前記表示手段に表示し、一
    方、カードが入力されているならば、前記選択フォーマ
    ット記憶手段に記憶されたフォーマットのカードを前記
    表示手段に表示し、 さらに、カードの枚数を示すために、カードの枚数位置
    /全カード枚数として前記表示手段に表示するととも
    に、 前記比較手段の比較結果に応答して、カードの枚数位置
    >全カード枚数であれば、カードの枚数位置を全カード
    枚数として前記表示手段に表示 することを特徴とする統
    計処理機能を有する電子機器。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
株式会社ビー・エヌ・エヌ、「ファイルメーカー▲II▼入門」(1989年8月20日)

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