JP2819171B2 - 芳香族アルコールの製造方法 - Google Patents
芳香族アルコールの製造方法Info
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- JP2819171B2 JP2819171B2 JP1317613A JP31761389A JP2819171B2 JP 2819171 B2 JP2819171 B2 JP 2819171B2 JP 1317613 A JP1317613 A JP 1317613A JP 31761389 A JP31761389 A JP 31761389A JP 2819171 B2 JP2819171 B2 JP 2819171B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C29/00—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
- C07C29/132—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of an oxygen containing functional group
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- C07C2601/14—The ring being saturated
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、触媒を改良した芳香族アルコールの製造方
法に関する。
法に関する。
芳香族アルコールは、各種有機薬品の中間体、溶剤と
して有用であり、工業的には芳香族ヒドロペルオキシド
の還元によって製造するのが有利である。
して有用であり、工業的には芳香族ヒドロペルオキシド
の還元によって製造するのが有利である。
特公昭39−26961号公報及び米国特許第2491926号明細
書には、クメンに溶解したクメンヒドロペルオキシド又
はジクミルペルオキシドをPd、Ni等の水素添加触媒の存
在下、水素により還元して、α−クミルアルコールを製
造する方法が記載されている。この反応は発熱を伴うの
で反応を円滑に進め副反応を出来るだけ防止するために
溶媒の使用が推奨されており、該溶媒として炭化水素類
のごとき水と非混和性の溶媒が使用されている。しかし
ながら、前記溶媒を使用する系においては触媒活性低下
が意外に早く起るとして、溶媒として低級脂肪族アルコ
ールを使用する方法が特開昭55−69527号で提案されて
いる。また、芳香族アルコールを高収率で製造するため
該還元反応をアミン類、又は該水素還元反応中にアミン
類に変化し得る化合物の共存下に行う方法が特開昭60−
174737号公報に記載されている。
書には、クメンに溶解したクメンヒドロペルオキシド又
はジクミルペルオキシドをPd、Ni等の水素添加触媒の存
在下、水素により還元して、α−クミルアルコールを製
造する方法が記載されている。この反応は発熱を伴うの
で反応を円滑に進め副反応を出来るだけ防止するために
溶媒の使用が推奨されており、該溶媒として炭化水素類
のごとき水と非混和性の溶媒が使用されている。しかし
ながら、前記溶媒を使用する系においては触媒活性低下
が意外に早く起るとして、溶媒として低級脂肪族アルコ
ールを使用する方法が特開昭55−69527号で提案されて
いる。また、芳香族アルコールを高収率で製造するため
該還元反応をアミン類、又は該水素還元反応中にアミン
類に変化し得る化合物の共存下に行う方法が特開昭60−
174737号公報に記載されている。
しかしながら、前記公報に記載された水素還元方法で
は、目的とする芳香族アルコールと性質の異なる脂肪族
アルコールやアミン類等との煩雑な分離工程が必要であ
るし、懸濁床式の反応態様を用いているので、生成する
アルコールと触媒とを分離するために設備が煩雑となる
ため、かかる方法は、芳香族ヒドロペルオキシドを水素
還元して芳香族アルコールを製造することはできても、
工業的に大量生産するには有利に実施できる方法ではな
い。
は、目的とする芳香族アルコールと性質の異なる脂肪族
アルコールやアミン類等との煩雑な分離工程が必要であ
るし、懸濁床式の反応態様を用いているので、生成する
アルコールと触媒とを分離するために設備が煩雑となる
ため、かかる方法は、芳香族ヒドロペルオキシドを水素
還元して芳香族アルコールを製造することはできても、
工業的に大量生産するには有利に実施できる方法ではな
い。
そこで、特開昭59−16843号公報には、芳香族ヒドロ
ペルオキシドをPd含有触媒の存在下水素ガスにより還元
する際、固定床反応器を用いて芳香族ヒドロペルオキシ
ドを含有する液の流れを下向き流れとする方法、特開昭
59−110639号公報には芳香族ヒドロペルオキシドを水素
還元するに当り、Pd表面積200m2/g・Pd以上のPd含有触
媒を、固定床として用いる方法が記載されている。
ペルオキシドをPd含有触媒の存在下水素ガスにより還元
する際、固定床反応器を用いて芳香族ヒドロペルオキシ
ドを含有する液の流れを下向き流れとする方法、特開昭
59−110639号公報には芳香族ヒドロペルオキシドを水素
還元するに当り、Pd表面積200m2/g・Pd以上のPd含有触
媒を、固定床として用いる方法が記載されている。
前記公報に記載された水素還元方法によると、Pdの溶
出がほとんど認められず、むしろ効率良く目的の芳香族
アルコールを得ることができるとされているが、前記公
報に記載された運転時間は、わずか720時間(30日)で
あり、本発明者等が更に長期間にわたる運転を実施した
ところ、70日目においては完全な活性低下が認められた
(後記比較例−3参照)。また、原料の芳香族ヒドロペ
ルオキシドの濃度を変化させてPd触媒上を通液した時の
生成液中のPd濃度を測定したところ、下記第1表に示す
ように、両者には比例関係が認められた。
出がほとんど認められず、むしろ効率良く目的の芳香族
アルコールを得ることができるとされているが、前記公
報に記載された運転時間は、わずか720時間(30日)で
あり、本発明者等が更に長期間にわたる運転を実施した
ところ、70日目においては完全な活性低下が認められた
(後記比較例−3参照)。また、原料の芳香族ヒドロペ
ルオキシドの濃度を変化させてPd触媒上を通液した時の
生成液中のPd濃度を測定したところ、下記第1表に示す
ように、両者には比例関係が認められた。
60℃、LHSV 6時-1で通液 すなわち、芳香族ヒドロペルオキシドによりPdは少な
からず溶出するため、Pd触媒を使用すると活性の低下が
抑えられないという問題点がある。
からず溶出するため、Pd触媒を使用すると活性の低下が
抑えられないという問題点がある。
また、担持Ni触媒を使用した場合、芳香族ヒドロペル
オキシドの水素還元能力はあるが、目的の芳香族アルコ
ールの収率が低く、副反応が併発しやすいという問題点
がある(後記比較例−4参照)。
オキシドの水素還元能力はあるが、目的の芳香族アルコ
ールの収率が低く、副反応が併発しやすいという問題点
がある(後記比較例−4参照)。
本発明の目的は、上記のような問題点がなく、触媒に
関して改良された芳香族アルコールの製造方法を提供す
ることにある。
関して改良された芳香族アルコールの製造方法を提供す
ることにある。
本発明を概説すれば、本発明は芳香族アルコールの製
造方法に関する発明であって、芳香族ヒドロペルオキシ
ドを液相で水素還元して芳香族アルコールを製造する方
法において、Ptと、Pb、Sn、Cu、As、Sb、In、Se及びBi
よりなる群から選択した元素の少なくとも1種とを含む
触媒を固定床反応器にて使用することを特徴とする。
造方法に関する発明であって、芳香族ヒドロペルオキシ
ドを液相で水素還元して芳香族アルコールを製造する方
法において、Ptと、Pb、Sn、Cu、As、Sb、In、Se及びBi
よりなる群から選択した元素の少なくとも1種とを含む
触媒を固定床反応器にて使用することを特徴とする。
本発明者等は、前記の問題点を解決するために、鋭意
検討を重ねた結果、芳香族ヒドロペルオキシドを液相で
水素還元する方法において、Pt触媒を固定床反応器にて
使用することにより、長期間の使用においても、触媒は
失活することなく、高い活性が安定して得られることを
見出した。
検討を重ねた結果、芳香族ヒドロペルオキシドを液相で
水素還元する方法において、Pt触媒を固定床反応器にて
使用することにより、長期間の使用においても、触媒は
失活することなく、高い活性が安定して得られることを
見出した。
また、前記第1表に合せた条件下、担持Pt触媒上に芳
香族ヒドロペルオキシドを含む液を通しても、生成液中
のPt濃度(200倍濃縮後)は検出限界(1重量−ppm)以
下で生成液中にPtは認められず、Pt触媒の場合、芳香族
ヒドロペルオキシドによりPtは溶出しにくいことが判明
し、本発明を完成するに至った。
香族ヒドロペルオキシドを含む液を通しても、生成液中
のPt濃度(200倍濃縮後)は検出限界(1重量−ppm)以
下で生成液中にPtは認められず、Pt触媒の場合、芳香族
ヒドロペルオキシドによりPtは溶出しにくいことが判明
し、本発明を完成するに至った。
しかし、Pt触媒を固定床反応器にて使用することによ
り高い活性が安定して得られるが、微量の不純物に着目
すると、生成した芳香族アルコールの一部が、核水素化
反応により更にシクロヘキサン環をもったアルコールへ
と転化していることが判明した(後記比較例−1参
照)。この核水素化生成物は微量とはいえ目的生成物で
ある芳香族アルコールと沸点が近接していることから、
分離することが難しく、生成物の純度を低下させるとい
う問題点があり、芳香族ヒドロペルオキシドを還元して
芳香族アルコールを製造する際に、安定した活性に加
え、核水素化反応を併発しない方法の開発が求められ
た。
り高い活性が安定して得られるが、微量の不純物に着目
すると、生成した芳香族アルコールの一部が、核水素化
反応により更にシクロヘキサン環をもったアルコールへ
と転化していることが判明した(後記比較例−1参
照)。この核水素化生成物は微量とはいえ目的生成物で
ある芳香族アルコールと沸点が近接していることから、
分離することが難しく、生成物の純度を低下させるとい
う問題点があり、芳香族ヒドロペルオキシドを還元して
芳香族アルコールを製造する際に、安定した活性に加
え、核水素化反応を併発しない方法の開発が求められ
た。
本発明者等は、前記の課題を解決するために、更に鋭
意検討を重ねた結果、前記した混合触媒の使用により、
核水素化反応を併発せずに、高い活性が安定して得られ
ることを見出した。
意検討を重ねた結果、前記した混合触媒の使用により、
核水素化反応を併発せずに、高い活性が安定して得られ
ることを見出した。
以下、本発明を具体的に説明する。
(芳香族ヒドロペルオキシド) 本発明の水素還元反応の対象となる芳香族ヒドロペル
オキシドの例としては、α−フエニルエチルヒドロペル
オキシド、クメンヒドロペルオキシド、シメンヒドロペ
ルオキシド、o,m−又はo,p−ジイソプロピルベンゼンモ
ノヒドロペルオキシド、o,m−又はo,p−ジイソプロピル
ベンゼンジヒドロペルオキシド、イソプロピルナフタレ
ンヒドロペルオキシドなどや、これらの少なくとも一種
を含有する組成物などが挙げられる。
オキシドの例としては、α−フエニルエチルヒドロペル
オキシド、クメンヒドロペルオキシド、シメンヒドロペ
ルオキシド、o,m−又はo,p−ジイソプロピルベンゼンモ
ノヒドロペルオキシド、o,m−又はo,p−ジイソプロピル
ベンゼンジヒドロペルオキシド、イソプロピルナフタレ
ンヒドロペルオキシドなどや、これらの少なくとも一種
を含有する組成物などが挙げられる。
(水素) 本発明における水素還元反応系への水素の供給量は、
当該水素還元反応に理論上必要な水素量の1〜50倍、好
ましくは1〜30倍、最も好ましくは1〜20倍程度であ
る。供給する水素量が多すぎるのはロスとなり水素の回
収系・循環系などの付属設備が膨大となったり、不必要
な副反応が起る場合もある。
当該水素還元反応に理論上必要な水素量の1〜50倍、好
ましくは1〜30倍、最も好ましくは1〜20倍程度であ
る。供給する水素量が多すぎるのはロスとなり水素の回
収系・循環系などの付属設備が膨大となったり、不必要
な副反応が起る場合もある。
(触媒) 本発明の芳香族アルコールの製造方法で使用する触媒
成分は、通常適当な担体に担持される。
成分は、通常適当な担体に担持される。
その担持率は、Ptが通常0.01〜5重量%、好ましくは
0.03〜3重量%であり、他方の元素が通常0.001〜3重
量%、好ましくは0.005〜2重量%である。
0.03〜3重量%であり、他方の元素が通常0.001〜3重
量%、好ましくは0.005〜2重量%である。
また、その担体としては耐熱性の無機化合物担体、例
えばアルミナ、シリカ、などの合成ゲル担体、あるいは
ケイ藻土、多孔性粘土、カーボンなどの天然無機担体等
が挙げられる。
えばアルミナ、シリカ、などの合成ゲル担体、あるいは
ケイ藻土、多孔性粘土、カーボンなどの天然無機担体等
が挙げられる。
(反応態様) 本発明の芳香族アルコールの製造方法における反応態
様としては、特開昭54−73709号公報にも示されている
通り、有機過酸化物の水素還元方法として公知の回分
式、連続式その他任意の態様で実施することができる
が、触媒を懸濁床とすると触媒の分離工程が必要とな
り、設備が煩雑となるので、固定床が好ましい。また、
固定床においては上向き流れであると、触媒が流動化し
て活性低下を起すおそれがあるので、下向き流れの方が
好ましい。
様としては、特開昭54−73709号公報にも示されている
通り、有機過酸化物の水素還元方法として公知の回分
式、連続式その他任意の態様で実施することができる
が、触媒を懸濁床とすると触媒の分離工程が必要とな
り、設備が煩雑となるので、固定床が好ましい。また、
固定床においては上向き流れであると、触媒が流動化し
て活性低下を起すおそれがあるので、下向き流れの方が
好ましい。
(溶媒) 本発明の芳香族アルコールの製造方法における芳香族
ヒドロペルオキシドを希釈する溶媒としては、芳香族ヒ
ドロペルオキシド及び製品である芳香族アルコールを溶
かすものなら良く、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素及
び芳香族アルコールが例として挙げられる。例えば、ク
メンヒドロペルオキシドの場合は、クメンヒドロペルオ
キシドの製造工程でクメンが溶媒として存在しており、
そのままクメンを溶媒として使用できるし、またクメン
ヒドロペルオキシドを水素還元して得られる製品のクミ
ルアルコール(下記の構造式で表される化合物、以下同
様): を循環させて溶媒とするのも良い方法である。
ヒドロペルオキシドを希釈する溶媒としては、芳香族ヒ
ドロペルオキシド及び製品である芳香族アルコールを溶
かすものなら良く、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素及
び芳香族アルコールが例として挙げられる。例えば、ク
メンヒドロペルオキシドの場合は、クメンヒドロペルオ
キシドの製造工程でクメンが溶媒として存在しており、
そのままクメンを溶媒として使用できるし、またクメン
ヒドロペルオキシドを水素還元して得られる製品のクミ
ルアルコール(下記の構造式で表される化合物、以下同
様): を循環させて溶媒とするのも良い方法である。
(芳香族ヒドロペルオキシドの濃度) 本発明の芳香族アルコールの製造方法における触媒の
存在下の水素還元反応では反応器に供給される原料液中
の芳香族ヒドロペルオキシドの濃度を、25重量%以下、
好ましくは0.01〜15重量%、最も好ましくは0.1〜10重
量%に規制することが望ましい。濃度が25重量%を越え
ると、発熱が大きく、反応温度が安定しない、高い活性
が得られない、副反応が起りやすくなる、などの問題が
生じる。
存在下の水素還元反応では反応器に供給される原料液中
の芳香族ヒドロペルオキシドの濃度を、25重量%以下、
好ましくは0.01〜15重量%、最も好ましくは0.1〜10重
量%に規制することが望ましい。濃度が25重量%を越え
ると、発熱が大きく、反応温度が安定しない、高い活性
が得られない、副反応が起りやすくなる、などの問題が
生じる。
(反応温度) 本発明の芳香族アルコールの製造方法における水素還
元反応は、通常20〜120℃、好ましくは30〜120℃、最も
好ましくは40〜120℃の範囲で行われる。反応温度が高
すぎると芳香族ヒドロペルオキシド自身の分解反応など
の副反応が激しくなるので好ましくない。また、反応温
度が低すぎると反応速度が遅くなるなどの問題が生じ
る。
元反応は、通常20〜120℃、好ましくは30〜120℃、最も
好ましくは40〜120℃の範囲で行われる。反応温度が高
すぎると芳香族ヒドロペルオキシド自身の分解反応など
の副反応が激しくなるので好ましくない。また、反応温
度が低すぎると反応速度が遅くなるなどの問題が生じ
る。
(反応圧力) 本発明の芳香族アルコールの製造方法における水素還
元反応の全圧は、通常、常圧〜加圧下、好ましくは常圧
〜50kg/cm2G、最も好ましくは常圧〜30kg/cm2Gである。
芳香族ヒドロペルオキシドの水素還元反応は容易に進行
するので、反応圧力を必要以上に高くしても装置の建設
費が大となるのみで無駄であるし、生成液や溶媒の逐次
的な水素還元反応が起きるなどの問題が生じる。
元反応の全圧は、通常、常圧〜加圧下、好ましくは常圧
〜50kg/cm2G、最も好ましくは常圧〜30kg/cm2Gである。
芳香族ヒドロペルオキシドの水素還元反応は容易に進行
するので、反応圧力を必要以上に高くしても装置の建設
費が大となるのみで無駄であるし、生成液や溶媒の逐次
的な水素還元反応が起きるなどの問題が生じる。
以下に触媒製造例、参考例、実施例、比較例を挙げ
て、本発明を更に詳述する。これらの例に記載の%は特
に記載しない限り重量基準による。
て、本発明を更に詳述する。これらの例に記載の%は特
に記載しない限り重量基準による。
触媒製造例−1(参考例) 3mmφ×3mmの円柱型に成形したγ−アルミナに、濃度
0.8〜1.3%の塩化白金酸(6水和物)水溶液を含浸さ
せ、110℃で1昼夜乾燥させた。
0.8〜1.3%の塩化白金酸(6水和物)水溶液を含浸さ
せ、110℃で1昼夜乾燥させた。
次いで、その乾燥物を水素気流下で400℃の温度で16
時間還元処理して、組成がPt(0.3〜0.5%)/γ−Al2O
3の担持Pt触媒を得た。
時間還元処理して、組成がPt(0.3〜0.5%)/γ−Al2O
3の担持Pt触媒を得た。
参考例−1 触媒製造例−1に従って調製したPt含有率0.3%の触
媒0.8gを充てんしたカゴ型かくはん機、原料供給管、水
素供給管、生成液抜出し管を備えた内容積200mlのステ
ンレス製オートクレーブを60℃に保ちながら3.7%クメ
ンヒドロペルオキシド(以下、CHPと略記する)・クメ
ン溶液を1.2l/時、水素を12l/時の速度で連続的に供給
し、オートクレーブの内容物が80mlとなるように調整し
た生成液抜出し管から水素還元生成液を連続的に抜き出
した。この時の水素圧力は7.5kg/cm2−G、かくはん機
の回転数は750rpmに保った。CHP・クメン溶液供給後8
時間目のCHP水素還元反応速度を他の例と共に後記第2
表に示す。
媒0.8gを充てんしたカゴ型かくはん機、原料供給管、水
素供給管、生成液抜出し管を備えた内容積200mlのステ
ンレス製オートクレーブを60℃に保ちながら3.7%クメ
ンヒドロペルオキシド(以下、CHPと略記する)・クメ
ン溶液を1.2l/時、水素を12l/時の速度で連続的に供給
し、オートクレーブの内容物が80mlとなるように調整し
た生成液抜出し管から水素還元生成液を連続的に抜き出
した。この時の水素圧力は7.5kg/cm2−G、かくはん機
の回転数は750rpmに保った。CHP・クメン溶液供給後8
時間目のCHP水素還元反応速度を他の例と共に後記第2
表に示す。
参考例−2 Pt含有率0.5%の触媒を使用し、CHPの濃度を8.0%、
水素の供給量を27l/時としたこと以外は参考例−1と同
様な操作を行い、下記第2表に示す結果を得た。
水素の供給量を27l/時としたこと以外は参考例−1と同
様な操作を行い、下記第2表に示す結果を得た。
参考例−3 触媒製造例−1に従って調製したPt含有率0.3の触媒
1を外径6mmの温度計保護管を備えた内径27.2mmのス
テンレス製反応管に充てんした。触媒層入口温度を45℃
として、これにCHP3.5%、クミルアルコール77.0%、ク
メン19.5%の組成の液を7.2l/時、水素を72l/時の速
度、反応圧力8kg/cm2Gで連続的に供給した。供給後8時
間目のCHP転化率は99.8%、20日目、150日目の転化率は
それぞれ99.7%、99.9%であり、安定した活性が得られ
た。また供給CHP基準のクミルアルコール収率はいずれ
も99%であった。
1を外径6mmの温度計保護管を備えた内径27.2mmのス
テンレス製反応管に充てんした。触媒層入口温度を45℃
として、これにCHP3.5%、クミルアルコール77.0%、ク
メン19.5%の組成の液を7.2l/時、水素を72l/時の速
度、反応圧力8kg/cm2Gで連続的に供給した。供給後8時
間目のCHP転化率は99.8%、20日目、150日目の転化率は
それぞれ99.7%、99.9%であり、安定した活性が得られ
た。また供給CHP基準のクミルアルコール収率はいずれ
も99%であった。
触媒製造例−2(本発明) 3mmφ×3mmの円柱型に成形したγ−アルミナに、濃度
0.8%の塩化白金酸(6水和物)水溶液を含浸させ、110
℃で1昼夜乾燥させた。
0.8%の塩化白金酸(6水和物)水溶液を含浸させ、110
℃で1昼夜乾燥させた。
次いで、その乾燥物を水素気流下で400℃の温度で16
時間還元処理した。
時間還元処理した。
次いで、これに濃度0.1%の硝酸鉛水溶液を含浸さ
せ、110℃で1昼夜乾燥させたのち、水素気流下、400℃
で16時間還元処理して、組成がPt(0.3%)−Pb(0.03
%)/γ−Al2O3触媒を得た。
せ、110℃で1昼夜乾燥させたのち、水素気流下、400℃
で16時間還元処理して、組成がPt(0.3%)−Pb(0.03
%)/γ−Al2O3触媒を得た。
実施例−1 触媒製造例−2に従って調製した触媒と、3.5%CHP・
クメン溶液を使用したこと以外は参考例−1と同様な操
作を行った。CHP・クメン溶液供給後8時間目のCHP水素
還元反応速度を他の例と共に後記第3表に示す。
クメン溶液を使用したこと以外は参考例−1と同様な操
作を行った。CHP・クメン溶液供給後8時間目のCHP水素
還元反応速度を他の例と共に後記第3表に示す。
また、触媒製造例−2に従って調製した触媒を使用し
たこと以外は参考例−3と同様な操作を行った。供給後
8時間目のCHP転化率、供給CHP基準のクミルアルコール
への選択率、クミルアルコールの核水素化物(2−シク
ロヘキシル−2−プロパノール)への選択率を他の例と
共に第3表に併記する。
たこと以外は参考例−3と同様な操作を行った。供給後
8時間目のCHP転化率、供給CHP基準のクミルアルコール
への選択率、クミルアルコールの核水素化物(2−シク
ロヘキシル−2−プロパノール)への選択率を他の例と
共に第3表に併記する。
触媒製造例−3〜−9(本発明) 触媒製造例−2における硝酸鉛水溶液の代わりに、塩
化第1スズ(製造例−3)、塩化第2銅(製造例−
4)、三塩化ヒ素〔ジオキサン溶液〕(製造例−5)、
三塩化アンチモン(製造例−6)、塩化インジウム(製
造例−7)、一塩化セレン〔ベンゼン溶液〕(製造例−
8)、硝酸ビスマス(製造例−9)の濃度0.1〜1.0%溶
液を使用し、そのほかは触媒製造例−2に記載の方法に
準じて、γ−アルミナにPtをいずれも0.3%及びSn、In
についてはそれぞれ0.3%、Cu、As、Sb、Se、Biについ
てはそれぞれ0.03%担持した各触媒を調製した。
化第1スズ(製造例−3)、塩化第2銅(製造例−
4)、三塩化ヒ素〔ジオキサン溶液〕(製造例−5)、
三塩化アンチモン(製造例−6)、塩化インジウム(製
造例−7)、一塩化セレン〔ベンゼン溶液〕(製造例−
8)、硝酸ビスマス(製造例−9)の濃度0.1〜1.0%溶
液を使用し、そのほかは触媒製造例−2に記載の方法に
準じて、γ−アルミナにPtをいずれも0.3%及びSn、In
についてはそれぞれ0.3%、Cu、As、Sb、Se、Biについ
てはそれぞれ0.03%担持した各触媒を調製した。
実施例−2〜−8 触媒製造例−3〜−9で得られた各触媒をそれぞれ使
用し、そのほかは実施例−1に記載の方法に準じて水素
還元反応を行い、後記第3表に示す結果を得た。
用し、そのほかは実施例−1に記載の方法に準じて水素
還元反応を行い、後記第3表に示す結果を得た。
比較例−1 触媒製造例−1に従って調製したPt含有率0.3%の触
媒を使用した以外は、実施例−1に記載の方法に準じて
水素還元反応を行い、第3表に示す結果を得た。
媒を使用した以外は、実施例−1に記載の方法に準じて
水素還元反応を行い、第3表に示す結果を得た。
比較例−2 触媒製造例−2における硝酸鉛の代わりに硝酸銀を使
用したほかは触媒製造例−2に記載の方法に準じて調製
したPt(0.3%)−Ag(0.03%)/γ−アルミナ触媒を
用い、実施例−1に記載の方法に準じて水素還元反応を
行い第3表に示す結果を得た。
用したほかは触媒製造例−2に記載の方法に準じて調製
したPt(0.3%)−Ag(0.03%)/γ−アルミナ触媒を
用い、実施例−1に記載の方法に準じて水素還元反応を
行い第3表に示す結果を得た。
比較例−3 3mmφ×3mmの円柱型に成形したγ−アルミナに、濃度
0.6%の塩化パラジウム水溶液を含浸させ、110℃で1昼
夜乾燥させた。
0.6%の塩化パラジウム水溶液を含浸させ、110℃で1昼
夜乾燥させた。
次いで、その乾燥物を水素気流下で400℃の温度で16
時間還元処理して、組成がPd(0.3%)/γ−Al2O3の水
素還元触媒を得た。
時間還元処理して、組成がPd(0.3%)/γ−Al2O3の水
素還元触媒を得た。
このようにして得た触媒を充てんしたこと以外は参考
例−3と同様の操作を行った。原料供給後8時間目、20
日目のCHP転化率はそれぞれ99.9%、100%であったが、
40日目、70日目の転化率はそれぞれ98.8%、97.1%であ
り、活性の低下が明らかであった。
例−3と同様の操作を行った。原料供給後8時間目、20
日目のCHP転化率はそれぞれ99.9%、100%であったが、
40日目、70日目の転化率はそれぞれ98.8%、97.1%であ
り、活性の低下が明らかであった。
比較例−4 市販のNi触媒〔ハーシヨウ(Harshaw)社Ni−3266E〕
を充てんし、通液する前に水素気流中で250℃4時間触
媒の予備還元を行ったこと以外は参考例−3と同様の操
作を行った。原料供給後8時間目のCHP転化率は97%で
あり、クミルアルコールの収率も81%と低く、アセトフ
ェノン、α−メチルスチレン、1−フェニルエタノール
等の副生が認められた。
を充てんし、通液する前に水素気流中で250℃4時間触
媒の予備還元を行ったこと以外は参考例−3と同様の操
作を行った。原料供給後8時間目のCHP転化率は97%で
あり、クミルアルコールの収率も81%と低く、アセトフ
ェノン、α−メチルスチレン、1−フェニルエタノール
等の副生が認められた。
本発明の製造方法によれば、芳香族ヒドロペルオキシ
ドを高い転化率で安定して水素還元することができ、し
かも高い選択率で対応する芳香族アルコールを製造する
ことができる。
ドを高い転化率で安定して水素還元することができ、し
かも高い選択率で対応する芳香族アルコールを製造する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 27/02 C07C 29/132 C07C 29/132 C07B 61/00 300 // C07B 61/00 300 B01J 23/64 101X (72)発明者 芦沢 達郎 茨城県鹿島郡神栖町東和田17番地 三菱 油化株式会社鹿島事業所内 (56)参考文献 特開 昭59−110639(JP,A) 特開 昭59−16843(JP,A) 特開 昭60−174737(JP,A) 特開 昭50−4036(JP,A) 特公 昭36−7020(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 33/20 C07C 29/132
Claims (1)
- 【請求項1】芳香族ヒドロペルオキシドを液相で水素還
元して芳香族アルコールを製造する方法において、Pt
と、Pb、Sn、Cu、As、Sb、In、Se及びBiよりなる群から
選択した元素の少なくとも1種とを含む触媒を固定床反
応器にて使用することを特徴とする芳香族アルコールの
製造方法。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP1317613A JP2819171B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-12-08 | 芳香族アルコールの製造方法 |
DE69008547T DE69008547T2 (de) | 1989-01-13 | 1990-01-09 | Verfahren zur Herstellung eines aromatischen Alkohols. |
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JP1-4862 | 1989-01-13 | ||
JP1317613A JP2819171B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-12-08 | 芳香族アルコールの製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102698742A (zh) * | 2012-05-18 | 2012-10-03 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 用于6-氯-3-硝基甲苯-4-磺酸液相加氢还原反应的催化剂及其制备方法 |
KR101520381B1 (ko) * | 2011-09-09 | 2015-05-22 | 주식회사 엘지화학 | 알파 메틸 스티렌의 제조방법 |
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CN101992086B (zh) * | 2009-08-31 | 2013-01-09 | 中国石油化工股份有限公司 | 过氧化氢异丙苯加氢制α,α-二甲基苄醇催化剂及其制备方法 |
CN102040482B (zh) * | 2009-10-13 | 2013-07-17 | 中国石油化工股份有限公司 | 过氧化氢异丙苯加氢制α,α-二甲基苄醇的方法 |
CN102218326B (zh) * | 2010-04-15 | 2013-01-09 | 中国石油化工股份有限公司 | 用于生产α,α-二甲基苄醇的氧化物催化剂及其制备方法 |
CN103562168B (zh) * | 2011-07-15 | 2016-08-17 | Lg化学株式会社 | 异丙苯醇的制备方法和苯酚、丙酮及α-甲基苯乙烯的制备方法 |
EP3594195A4 (en) * | 2017-03-08 | 2021-01-27 | Mitsubishi Chemical Corporation | HYDRATION CATALYST FOR CARBONYL COMPOUNDS AND PROCESS FOR THE PRODUCTION OF ALCOHOLS |
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CA1049041A (en) * | 1972-11-23 | 1979-02-20 | Stamicarbon B.V. | Process for the preparation of cycloalkanones and/or cycloalkanols |
JPS5916843A (ja) * | 1982-07-20 | 1984-01-28 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 芳香族アルコ−ルの連続製造法 |
JPS6138631A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-24 | Toyo C C I Kk | 芳香族アルコ−ル製造用触媒 |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP1317613A patent/JP2819171B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-01-09 DE DE69008547T patent/DE69008547T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-01-09 EP EP90100364A patent/EP0378165B1/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101520381B1 (ko) * | 2011-09-09 | 2015-05-22 | 주식회사 엘지화학 | 알파 메틸 스티렌의 제조방법 |
CN102698742A (zh) * | 2012-05-18 | 2012-10-03 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 用于6-氯-3-硝基甲苯-4-磺酸液相加氢还原反应的催化剂及其制备方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
EP0378165A2 (en) | 1990-07-18 |
EP0378165A3 (en) | 1991-03-06 |
DE69008547D1 (de) | 1994-06-09 |
JPH02275830A (ja) | 1990-11-09 |
DE69008547T2 (de) | 1994-09-29 |
EP0378165B1 (en) | 1994-05-04 |
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