JP2631436B2 - 排水立て管継手 - Google Patents
排水立て管継手Info
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- E03—WATER SUPPLY; SEWERAGE
- E03C—DOMESTIC PLUMBING INSTALLATIONS FOR FRESH WATER OR WASTE WATER; SINKS
- E03C1/00—Domestic plumbing installations for fresh water or waste water; Sinks
- E03C1/12—Plumbing installations for waste water; Basins or fountains connected thereto; Sinks
- E03C1/122—Pipe-line systems for waste water in building
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description
する排水に旋回流を形成して排水を行う排水立て管継手
に関する。
る排水立て管継手は、流入する排水に積極的に旋回流を
形成するため、上部立て管接続口の下方に減速ガイドを
設け、膨拡部より下部立て管接続口にかけてのテーパ管
部の内壁に、1ないし複数個の螺旋状または羽根状の旋
回ガイドが突設されている。
変えられた排水流は、旋回ガイドにより旋回性を与えら
れて流下し、流下する排水流の中心に通気芯を形成して
排水管系の空気の連通を図って、排水立て管内の圧力変
動の抑制が行われていた(例えば、特開平3−2249
18号,特開昭61−31539号公報参照)。
来構成の排水立て管継手は、螺旋状の旋回ガイドが管継
手内を一周するため、管継手が複雑な構造になるととも
に、長大化するという問題があった。また、複数の羽根
状の旋回ガイドを備えたものは、管継手の内部構造がき
わめて複雑となり、異物等により詰まりが発生する問題
があった。また、排水立て管継手の製造に多大の手間が
かかり製造費用がかさむという問題があった。
ものであり、その目的とするところは、管継手を簡潔に
構成するとともに、流下する排水流に適確に通気芯形成
を行うことのできる排水立て管継手を提供しようとする
ものである。
成するためになされたものであり、上部排水立て管を接
続する上部立て管接続口と、前記上部立て管接続口の下
方に設けられ前記上部排水立て管の内径よりも大きな内
径を有する膨拡部と、前記膨拡部の下部に下向き先細り
状に形成されたテーパ管部と、前記テーパ管部の下部に
設けられ下部排水立て管を接続する下部立て管接続口
と、前記膨拡部に設けられ水平方向に開口した少なくと
も1個の横枝管接続口と、前記上部立て管接続口の下方
に垂下状に設けられた内管と、前記内管の内周壁に下傾
して突出形成されるとともに該突出端縁がその長さ方向
に下方へ向かって40〜45度の範囲で傾斜した減速ガ
イドと、前記テーパ管部の内周壁に突出形成されるとと
もに該突出端縁がその長さ方向に下方へ向かって55〜
60度の範囲で傾斜した旋回ガイドと、を備えた排水立
て管継手であって、前記旋回ガイドは、水平面の投影が
1/2円周以内に形成され、当該旋回ガイドと前記減速
ガイドの相対位置が、前記減速ガイドの下端と当該旋回
ガイドの上端との間の管軸方向の距離が前記上部排水立
て管内径の0.8〜1.3倍に形成され、前記減速ガイ
ドの突出端縁と当該旋回ガイドの突出端縁とが水平面の
投影が相対してほぼ平行関係に形成されるとともに、前
記両突出端縁の長さ方向の傾斜が回転対称的に配設され
てなる、ことを特徴とする排水立て管継手である。
り、上部排水立て管より流入した排水は、減速ガイドに
当たり、真下への流下を妨げられるとともに減速され、
減速ガイドの傾斜方向に案内されて予備的旋回性を付与
され進路を変える。進路を変えた排水流は、膨拡部,テ
ーパ管部の内周壁に当たって旋回ガイドに受け渡され、
テーパ管部の内周壁に押付けられるようにして、減速さ
れつつ旋回して下部排水立て管内へ流下する。
り流入した排水は、その一部が内管に当たって飛散しテ
ーパ管部へ落下する。また内管に当たらなかった残余の
排水は、膨拡部,テーパ管部に落下して飛散し、上記一
部の飛散排水とともにテーパ管部の内周壁に添って流下
し、旋回ガイドに受け留められて、減速されつつ旋回性
を与えられながら下部排水立て管内へ流下する。従っ
て、排水が飛散、混合して粗密となり、排水流の粗密化
と旋回作用とにより、効果的に流下速度を減速して空気
圧力の変動を防止するとともに、排水流の中心に空気芯
を形成して、上部排水立て管と下部排水立て管との間の
通気を行う。
は、内管および減速ガイドにより、横枝管内への逆流が
防止される。さらに横枝管より流入する排水は、内管に
よって、上部排水立て管より流下する排水との直接衝突
が防止される。
説明する。
管継手(以下管継手10と略称す)は、その本体上部に
設けられて上部排水立て管31を接続する上部立て管接
続口11と、上部立て管接続口11の下方に設けられ上
部排水立て管31の内径よりも大きな内径を有する膨拡
部13と、膨拡部13の下部に下向き先細り状に形成さ
れたテーパ管部15と、テーパ管部15の下部に設けら
れ下部排水立て管33を接続する下部立て管接続口17
と、膨拡部13の側面に水平方向に相対して開口した横
枝管接続口19,19と、上部立て管接続口11の下方
に設けられた内管20と、内管20の内周壁に突出形成
され該突出端縁21aが長さ方向に下傾した減速ガイド
21と、テーパ管部15の内周壁に突出形成され該突出
端縁23aが長さ方向に下傾した旋回ガイド23とを備
え、旋回ガイド23は、水平面の投影が1/2円周以内
に形成されるとともに、減速ガイド21との相対位置
が、減速ガイド21下端と旋回ガイド23上間との間の
管軸方向距離が上部排水立て管31内径の0.8〜1.
3倍に形成され、突出端縁23aと突出端縁21aとが
水平面の投影が相対してほぼ平行して形成され、両突出
端縁21a,23aの長さ方向の傾斜が回転対称的に配
設されて構成されている。
成されるとともに、上部立て管接続口11の下方に垂下
されて、横枝管接続口19,19の内側開口部にほぼ対
向して設けられている。この内管20の長さLは、横枝
管36より流入する排水との干渉を防ぐため上部排水立
て管31の内径Dの1.0〜1.25倍とすることが好
ましい。
て内管20の内周壁より下傾して突出し、その直線状の
突出端縁21aは、その長さ方向に左下傾(図2におい
て左下がり)して設定されている。
水立て管31よりの排水流の減速効果の点から、水平線
より40〜45度下向きとすることが好ましく、また左
下傾角度は、上記排水流の方向を変え予備的な旋回性を
与える点から、水平線より35〜45度下向きとするこ
とが好ましい。さらに突出端縁21aは、平面上(水平
面の投影)、上部排水立て管31の内周面の延長線より
内径Dの約25%内側に突出形成され、その下端は内管
20の下端と同一位置に設定されている。
て管軸Y−Y線を挟んで向かい合う側のテーパ管部15
に突出形成され、テーパ管部15の上部から立上がり、
下部立て管接続口17の上部で内周壁面に収束する弓形
の突出状部として形成されている。
から下部にかけて直線的に形成されるとともに、平面上
が1/2円周以内に形成され、その長さ方向に左下傾
(図3において左下がり)して設けられており、この左
下傾角度は、排水流に旋回性を与える点から、水平線に
対して55〜65度下向きとすることが好ましい。ま
た、突出端縁23aは、平面上、上部排水立て管31の
内周面の延長線より内径Dの約10%内側に突出形成さ
れている。
3aが図4,5の図上(水平面の投影)で減速ガイド2
1の突出端縁21aに相対してほぼ平行している。ま
た、突出端縁23aと突出端縁21aとは、それぞれの
長さ方向の傾斜が管軸Y−Y線を軸として回転対称的に
形成されている。
ド23の上端との間の管軸Y−Y方向の距離LAは、減
速ガイド21より方向を変えられ予備的な旋回性を与え
られた排水流を的確に受け留めるため、上部排水立て管
31の内径Dの0.8〜1.3倍とすることが好まし
い。
aを1.1D、減速ガイド21の内向き下傾角度45
度、同左下傾角度40度、旋回ガイド23の左下傾角度
60度、距離LAを1.1Dとし膨拡部13の直径18
0mm(約1.8D)の管継手10を用い、9階建集合
住宅の排水管系における定流量負荷(L/s)に対する
横枝管36内の管内圧力(mmAq)の測定を行った。
の曲線Eに示すように定流量負荷6.7L/sで管内圧
力が基準値(−40mmAq)以下であり、従来の2個
の羽根状旋回ガイドを有する通気芯形成型排水立て管継
手と比較しても、優れた排水能力を備えていることが認
められた。なお、距離LAが0.8D、0.9D、1.
0D、1.2D、1.3Dの各場合においても、曲線E
とほぼ同様の特性を示した。
量が多くなったとき旋回ガイド23の下部により受け留
められるため、図6の曲線Fに示すように管内圧力変動
が大きくなる。また、1.3Dを越えると、排水流が直
に流下する傾向が強くなり、曲線Gに示すように全般的
に管内圧力が上昇するという問題がある。
用を説明する。
上階よりの上部排水立て管31がパッキン32を介して
接続され、下部立て管接続口17に下階への下部排水立
て管33が、パッキン34を介装して環状の締め付けフ
ランジ35により締結され接続される。また横技管接続
口19,19には、その階の横枝管36,36がそれぞ
れパッキン37を介して接続される。
継手10内に入ると、その排水流の一部は減速ガイド2
1に当たり、減速されるとともに真下への流下を妨げら
れて減速ガイド21の内向き下傾および左下傾に案内さ
れて急激に進路を変える。このとき流入した残余の排水
は、上記進路を変えた排水に巻き込まれるようにして随
伴し、排水流は全体として、管軸Y−Yに対して反時計
方向回りへ旋回して進路を変更する。そしてその排水は
飛散して粗密化されるとともに、膨拡部13下部および
テーパ管部15上部に落下してそれらの内周壁に添って
流下し、テーパ管部15において旋回ガイド23により
受け留められ、減速されつつ管軸Y−Yに対して反時計
方向の旋回性を与えられて、下部排水立て管33内へ流
下する。また、旋回ガイド23が平面上1/2円周以内
のため、旋回流下する排水との摩擦が少なく、排水中に
混在する夾雑物である異物の引っ掛かりがなく、ひいて
は詰まりを防止している。
の一部が内管20に当たって飛散しテーパ管部15へ落
下する。また内管20に衝突しなかった残余の排水は、
膨拡部13,テーパ管部15に落下して飛散し、上記一
部の飛散排水と合流してテーパ管部15内周壁に添って
流下する。そして、旋回ガイド23により受け留めら
れ、減速されつつ反時計方向の旋回性を与えられて、下
部排水立て管33内へ流下する。
飛散、混合による粗密化と旋回作用とにより、効果的に
流下速度を減速されて、空気圧力の変動を防止してい
る。また排水の中心に空気芯を形成して、上部排水立て
管31と下部排水立て管33との間の通気を行ってい
る。それにより上,下部排水立て管31,33内の圧力
変動が抑制される。
水は、内管20の仕切り作用および減速ガイド21の案
内作用により、横枝管36内への逆流が防止される。さ
らに横枝管36より流入する排水は、内管20によっ
て、上部排水立て管31より流下する排水との直接衝突
が防止されており、空気圧力の安定に有効に作用してい
る。そのため、横枝管36に接続された衛生器具のトラ
ップ封水の破壊が防止される。
の排水立て管継手によれば、減速ガイドと旋回ガイドの
相対位置、すなわち両ガイド間の管軸方向距離が上部排
水立て管内径の0.8〜1.3倍に形成され、両ガイド
の突出端縁が平面上平行関係で、その長さ方向の傾斜が
回転対称的に配設されているので、減速ガイドと旋回ガ
イドとを膨拡部空間で介して連続する螺旋状ガイドとし
て構成し、両ガイドをそれぞれ小形に形成し、排水流路
への突出量を抑制して排水流に良好な旋回性を付与する
ことができる。従って、排水流量が多い場合でも、適確
に通気芯を形成して、排水配管系の圧力変動を抑制し、
トラップ封水の破壊を防止することができる。
の弓形突出条部1個で形成できるので、管継手を簡潔に
構成して軽量化し、かつ長大化を防止して異物等による
詰まりを防止するとともに、安価に製造することができ
る。
枝管への逆流を防止するとともに、横枝管より流入する
排水と上部排水立て管より流入する排水との直接衝突を
防止するなどの効果を奏する。
面断面図。
たグラフ。
Claims (1)
- 【請求項1】 上部排水立て管を接続する上部立て管接
続口と、前記上部立て管接続口の下方に設けられ前記上
部排水立て管の内径よりも大きな内径を有する膨拡部
と、前記膨拡部の下部に下向き先細り状に形成されたテ
ーパ管部と、前記テーパ管部の下部に設けられ下部排水
立て管を接続する下部立て管接続口と、前記膨拡部に設
けられ水平方向に開口した少なくとも1個の横枝管接続
口と、前記上部立て管接続口の下方に垂下状に設けられ
た内管と、前記内管の内周壁に下傾して突出形成される
とともに該突出端縁がその長さ方向に下方へ向かって4
0〜45度の範囲で傾斜した減速ガイドと、前記テーパ
管部の内周壁に突出形成されるとともに該突出端縁がそ
の長さ方向に下方へ向かって55〜60度の範囲で傾斜
した旋回ガイドと、を備えた排水立て管継手であって、 前記旋回ガイドは、水平面の投影が1/2円周以内に形
成され、 当該旋回ガイドと前記減速ガイドの相対位置が、 前記減速ガイドの下端と当該旋回ガイドの上端との間の
管軸方向の距離が前記上部排水立て管内径の0.8〜
1.3倍に形成され、 前記減速ガイドの突出端縁と当該旋回ガイドの突出端縁
とが水平面の投影が相対してほぼ平行関係に形成される
とともに、 前記両突出端縁の長さ方向の傾斜が回転対称的に配設さ
れてなる、 ことを特徴とする排水立て管継手。
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