JP2654669B2 - エンジンの点火時期制御装置 - Google Patents
エンジンの点火時期制御装置Info
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- JP2654669B2 JP2654669B2 JP17096988A JP17096988A JP2654669B2 JP 2654669 B2 JP2654669 B2 JP 2654669B2 JP 17096988 A JP17096988 A JP 17096988A JP 17096988 A JP17096988 A JP 17096988A JP 2654669 B2 JP2654669 B2 JP 2654669B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ignition timing
- engine
- control device
- timing control
- room cooler
- Prior art date
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- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジンの点火時期制御装置に関し、特に気
圧の低い高地におけるアイドル安定性を確保するための
エンジンの点火時期制御装置に関する。
圧の低い高地におけるアイドル安定性を確保するための
エンジンの点火時期制御装置に関する。
(従来技術) 従来より、例えば特開昭62−195459号公報に開示され
ているように、気圧の低い高地においてエンジンの燃焼
性が悪化するのを防止するために、エンジンの点火時期
を進角させるようにした点火時期制御装置が知られてい
る。
ているように、気圧の低い高地においてエンジンの燃焼
性が悪化するのを防止するために、エンジンの点火時期
を進角させるようにした点火時期制御装置が知られてい
る。
また、ルームクーラのコンプレッサをエンジンで駆動
する場合に、点火時期を進角させてエンジンの出力を向
上させ、コンプレッサの回転を上昇させることにより、
ルームクーラの冷房能力を向上させることも行なわれて
いる。
する場合に、点火時期を進角させてエンジンの出力を向
上させ、コンプレッサの回転を上昇させることにより、
ルームクーラの冷房能力を向上させることも行なわれて
いる。
しかしながら、高地において点火時期の進角補正が行
なわれているときに、ルームクーラの作動による進角補
正が併用されると、エンジンのアイドル安定性が悪化す
る問題があった。
なわれているときに、ルームクーラの作動による進角補
正が併用されると、エンジンのアイドル安定性が悪化す
る問題があった。
(発明の目的) そこで本発明は、上記両進角補正が同時に行なわれる
ことによるアイドル安定性の悪化を防止できるエンジン
の点火時期制御装置を提供することを目的とする。
ことによるアイドル安定性の悪化を防止できるエンジン
の点火時期制御装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明は、気圧の低下に応じてエンジンの点火時期を
進角側に補正する第1の点火時期補正手段を備えたエン
ジンの点火時期制御装置において、上記エンジンで駆動
されるコンプレッサを備えたルームクーラの作動状態を
検出する検出手段と、この検出手段により上記ルームク
ーラの作動状態が検出されたとき、上記点火時期を進角
側に補正する第2の点火時期補正手段と、上記第1の点
火時期補正手段により上記点火時期の進角補正が行なわ
れているときには、上記第2の点火時期補正手段の作動
を制限する制限手段とを備えていることを特徴とする。
進角側に補正する第1の点火時期補正手段を備えたエン
ジンの点火時期制御装置において、上記エンジンで駆動
されるコンプレッサを備えたルームクーラの作動状態を
検出する検出手段と、この検出手段により上記ルームク
ーラの作動状態が検出されたとき、上記点火時期を進角
側に補正する第2の点火時期補正手段と、上記第1の点
火時期補正手段により上記点火時期の進角補正が行なわ
れているときには、上記第2の点火時期補正手段の作動
を制限する制限手段とを備えていることを特徴とする。
(発明の効果) 一般に高地は平地よりも気温が低いため、ルームクー
ラの作動時に点火時期の進角によるエンジン出力向上を
行なわなくても、ルームクーラの冷房能力は低下しない
ものである。したがって、本発明によれば、高地でルー
ムクーラを作動させた場合に、アイドル安定性の悪化を
防止でき、しかもルームクーラの冷房能力の低下も防止
できるのである。
ラの作動時に点火時期の進角によるエンジン出力向上を
行なわなくても、ルームクーラの冷房能力は低下しない
ものである。したがって、本発明によれば、高地でルー
ムクーラを作動させた場合に、アイドル安定性の悪化を
防止でき、しかもルームクーラの冷房能力の低下も防止
できるのである。
(実 施 例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に
説明する。
説明する。
第1図は、本発明による点火時期制御装置を備えたエ
ンジンの概略的構成図を示し、エンジン1の吸気通路2
には、その上流側から下流側へ向ってエアクリーナ3、
吸入空気量を検出するエアフローメータ4、スロットル
弁5、吸入空気の脈動を吸収するサージタンク6および
燃料噴射弁7が順に配列され、混合気は吸気弁8を介し
て燃焼室9内に供給される。エンジン1の排気は燃焼室
9内から排気弁10を介して排気通路11に排出されるが、
この排気通路11には空気中の残存酸素濃度を検出する酸
素センサ12および排気を浄化する触媒コンバータ13が配
設されている。
ンジンの概略的構成図を示し、エンジン1の吸気通路2
には、その上流側から下流側へ向ってエアクリーナ3、
吸入空気量を検出するエアフローメータ4、スロットル
弁5、吸入空気の脈動を吸収するサージタンク6および
燃料噴射弁7が順に配列され、混合気は吸気弁8を介し
て燃焼室9内に供給される。エンジン1の排気は燃焼室
9内から排気弁10を介して排気通路11に排出されるが、
この排気通路11には空気中の残存酸素濃度を検出する酸
素センサ12および排気を浄化する触媒コンバータ13が配
設されている。
さらに吸気通路2には、アイドル運転時にスロットル
弁5をバイパスして燃焼室9内に空気を供給するための
バイパス通路14が設けられ、このバイパス通路の途中
に、この通路14を通る空気量を制御するための電磁開閉
弁15が配設されている。
弁5をバイパスして燃焼室9内に空気を供給するための
バイパス通路14が設けられ、このバイパス通路の途中
に、この通路14を通る空気量を制御するための電磁開閉
弁15が配設されている。
16は点火に必要な高電圧を発生するイグナイタ、17は
図示していないクランク軸に連動して上記イグナイタ16
に発生した高電圧を各気筒の点火プラグ18に分配供給す
るディストリビュータ、19はディストリビュータ17内に
取付けられて、クランク軸の回転に応じたパルス信号を
発生する回転角センサ、20はコントロールユニットであ
る。
図示していないクランク軸に連動して上記イグナイタ16
に発生した高電圧を各気筒の点火プラグ18に分配供給す
るディストリビュータ、19はディストリビュータ17内に
取付けられて、クランク軸の回転に応じたパルス信号を
発生する回転角センサ、20はコントロールユニットであ
る。
コントロールユニット20は、回転角センサ19、エアフ
ローメータ4、吸気温センサ21、アイドルスイッチ付き
スロットル開度センサ22、酸素センサ12、エンジン温度
に比例するエンジン水温を検出する水温センサ24等から
出力される信号にもとづいて燃料噴射弁7からの燃料噴
射量を制御するとともに、アイドル運転時には、バイパ
ス通路14を通る空気量を調整してアイドル回転数を設定
値に近づけるように電磁開閉弁15をデューティ制御して
いる。
ローメータ4、吸気温センサ21、アイドルスイッチ付き
スロットル開度センサ22、酸素センサ12、エンジン温度
に比例するエンジン水温を検出する水温センサ24等から
出力される信号にもとづいて燃料噴射弁7からの燃料噴
射量を制御するとともに、アイドル運転時には、バイパ
ス通路14を通る空気量を調整してアイドル回転数を設定
値に近づけるように電磁開閉弁15をデューティ制御して
いる。
さらに気圧の低下に応じて「ON」になって高地である
ことを検出する大気圧スイッチ25およびエアコン(ルー
ムクーラ)26がスイッチ・オンされたことを検出するエ
アコン作動センサ27が設けられており、コントロールユ
ニット20は、大気圧スイッチ25、エアコンセンサ27およ
びアイドルスイッチ付きスロットル開度センサ22の出力
にもとづいて、イグナイタ16を制御し、点火時期を進角
させている。
ことを検出する大気圧スイッチ25およびエアコン(ルー
ムクーラ)26がスイッチ・オンされたことを検出するエ
アコン作動センサ27が設けられており、コントロールユ
ニット20は、大気圧スイッチ25、エアコンセンサ27およ
びアイドルスイッチ付きスロットル開度センサ22の出力
にもとづいて、イグナイタ16を制御し、点火時期を進角
させている。
第2図はコントロールユニット20が実行する点火時期
制御のフローチャートを示し、まずステップS1において
大気圧スイッチ25がONになったか否かによって高地か否
かを判定し、高地であればステップS2へ進んで点火時期
進角補正を行なう。また平地のときはステップS3へ進
み、エアコン作動センサ27の出力によってルームクーラ
がスイッチ・オンされたか否かを判定し、ルームクーラ
の作動時にはステップS4へ進んでさらにアイドルスイッ
チが作動されたか否かを判定する。そのステップS3、S4
の判定結果がともに「YES」のときはステップS2へ進ん
で、点火時期進角補正を行なう。
制御のフローチャートを示し、まずステップS1において
大気圧スイッチ25がONになったか否かによって高地か否
かを判定し、高地であればステップS2へ進んで点火時期
進角補正を行なう。また平地のときはステップS3へ進
み、エアコン作動センサ27の出力によってルームクーラ
がスイッチ・オンされたか否かを判定し、ルームクーラ
の作動時にはステップS4へ進んでさらにアイドルスイッ
チが作動されたか否かを判定する。そのステップS3、S4
の判定結果がともに「YES」のときはステップS2へ進ん
で、点火時期進角補正を行なう。
第3図は本発明の動作を説明するタイミングチャート
であり、第2図および第3図から明らかなように、本実
施例においては、ルームクーラの作動に伴う進角補正
は、平地でかつアイドル運転時のみに制限され、これに
よって高地による点火時期の進角補正と、ルームクーラ
作動による点火時期の進角補正とが同時に行なわれるこ
とによるアイドル安定性の悪化を防止している。
であり、第2図および第3図から明らかなように、本実
施例においては、ルームクーラの作動に伴う進角補正
は、平地でかつアイドル運転時のみに制限され、これに
よって高地による点火時期の進角補正と、ルームクーラ
作動による点火時期の進角補正とが同時に行なわれるこ
とによるアイドル安定性の悪化を防止している。
第1図は本発明による点火時期制御装置を備えたエンジ
ンの概略的構成図、第2図はその制御フローチャート、
第3図は本発明の説明に供するタイミングチャートであ
る。 1……エンジン、4……エアフローメータ 5……スロットル弁、15……電磁開閉弁 16……イグナイタ 17……ディストリビュータ 18……点火プラグ、19……回転角センサ 20……コントロールユニット 22……スロットル開度センサ 25……高地センサ 27……エアコン作動センサ
ンの概略的構成図、第2図はその制御フローチャート、
第3図は本発明の説明に供するタイミングチャートであ
る。 1……エンジン、4……エアフローメータ 5……スロットル弁、15……電磁開閉弁 16……イグナイタ 17……ディストリビュータ 18……点火プラグ、19……回転角センサ 20……コントロールユニット 22……スロットル開度センサ 25……高地センサ 27……エアコン作動センサ
Claims (1)
- 【請求項1】気圧の低下に応じてエンジンの点火時期を
進角側に補正する第1の点火時期補正手段を備えたエン
ジンの点火時期制御装置において、 上記エンジンで駆動されるコンプレッサを備えたルーム
クーラの作動状態を検出する検出手段と、 この検出手段により上記ルームクーラの作動状態が検出
されたとき、上記点火時期を進角側に補正する第2の点
火時期補正手段と、 上記第1の点火時期補正手段により上記点火時期の進角
補正が行なわれているときには、上記第2の点火時期補
正手段の作動を制限する制限手段と を備えていることを特徴とするエンジンの点火時期制御
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17096988A JP2654669B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | エンジンの点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17096988A JP2654669B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | エンジンの点火時期制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0223267A JPH0223267A (ja) | 1990-01-25 |
JP2654669B2 true JP2654669B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=15914720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17096988A Expired - Lifetime JP2654669B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | エンジンの点火時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2654669B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108612594B (zh) * | 2018-04-09 | 2020-09-15 | 三国(上海)企业管理有限公司 | 内燃机怠速转速控制 |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP17096988A patent/JP2654669B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0223267A (ja) | 1990-01-25 |
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