JP2534318B2 - 動力工具の防振ハンドル - Google Patents
動力工具の防振ハンドルInfo
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- JP2534318B2 JP2534318B2 JP63108092A JP10809288A JP2534318B2 JP 2534318 B2 JP2534318 B2 JP 2534318B2 JP 63108092 A JP63108092 A JP 63108092A JP 10809288 A JP10809288 A JP 10809288A JP 2534318 B2 JP2534318 B2 JP 2534318B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- handle holder
- holder
- central axis
- power tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B23/00—Portable grinding machines, e.g. hand-guided; Accessories therefor
- B24B23/005—Auxiliary devices used in connection with portable grinding machines, e.g. holders
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D17/00—Details of, or accessories for, portable power-driven percussive tools
- B25D17/04—Handles; Handle mountings
- B25D17/043—Handles resiliently mounted relative to the hammer housing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25F—COMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B25F5/00—Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
- B25F5/006—Vibration damping means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Portable Power Tools In General (AREA)
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスクグラインダ等の動力工具における
防振ハンドルに関するものである。
防振ハンドルに関するものである。
従来の動力工具には、実公昭59−3823号公報に開示さ
れているような防振ハンドルが装着されていた。この防
振ハンドルは、芯材の外周にストッパを介して弾性体を
焼付成形することで、作業時に発生する振動を減衰する
構成となっている。このような防振ハンドルを備えた動
力工具を用いて作業を行った場合、防振ハンドルに設け
られた振動を減衰させるための弾性体が、芯材と取付具
との間に隙間なく設けられているため、変形した弾性体
が逃げ込む間隙を有さない従来の防振ハンドルでは、振
動によって弾性体が変形しにくく、振動を十分に減衰さ
せることができないという問題を有していた。
れているような防振ハンドルが装着されていた。この防
振ハンドルは、芯材の外周にストッパを介して弾性体を
焼付成形することで、作業時に発生する振動を減衰する
構成となっている。このような防振ハンドルを備えた動
力工具を用いて作業を行った場合、防振ハンドルに設け
られた振動を減衰させるための弾性体が、芯材と取付具
との間に隙間なく設けられているため、変形した弾性体
が逃げ込む間隙を有さない従来の防振ハンドルでは、振
動によって弾性体が変形しにくく、振動を十分に減衰さ
せることができないという問題を有していた。
このような問題を解決する手段として、従来弾性体の
変形分を逃がす間隙を設ける構成が、例えば特公昭54−
31149号公報や実公昭54−44149号公報、更には実開昭53
−127697号公報に既に開示されている。
変形分を逃がす間隙を設ける構成が、例えば特公昭54−
31149号公報や実公昭54−44149号公報、更には実開昭53
−127697号公報に既に開示されている。
しかしながら、弾性体の変形分を逃がす間隙を設ける
構成、例えば実開昭53−127697号公報に開示されている
防振ハンドルの構成は、軸とグリップとの間に径の異な
るゴム状弾性球を配設する構成であり、これらゴム状弾
性球間に存在する間隙に変形分が逃げることにより作業
時に発生する振動を減衰する構成となっている。
構成、例えば実開昭53−127697号公報に開示されている
防振ハンドルの構成は、軸とグリップとの間に径の異な
るゴム状弾性球を配設する構成であり、これらゴム状弾
性球間に存在する間隙に変形分が逃げることにより作業
時に発生する振動を減衰する構成となっている。
しかしながら実開昭53−127697号公報に開示されてい
る防振ハンドルを備えた動力工具を用いて作業を行った
場合、グリップの回り止めとして働く力がゴム状弾性球
の摩擦力以外にないため、長時間使用するとグリップが
軸に対して徐々にではあるが回転してしまい、特定の方
向性を有するハンドルにこのようなゴム状弾性球を使用
した場合には、必ずしも操作者の望む方向にハンドルが
位置しないことがあり、結果的に操作性の悪い動力工具
になってしまうという問題を有していた。
る防振ハンドルを備えた動力工具を用いて作業を行った
場合、グリップの回り止めとして働く力がゴム状弾性球
の摩擦力以外にないため、長時間使用するとグリップが
軸に対して徐々にではあるが回転してしまい、特定の方
向性を有するハンドルにこのようなゴム状弾性球を使用
した場合には、必ずしも操作者の望む方向にハンドルが
位置しないことがあり、結果的に操作性の悪い動力工具
になってしまうという問題を有していた。
本発明の目的は、上述した問題を解消し、動力工具の
操作性に優れた防振ハンドルを提供することである。
操作性に優れた防振ハンドルを提供することである。
上記目的は、動力工具本体と、該動力工具本体から突
出して設けられた筒状のハンドルホルダと、該筒状のハ
ンドルホルダの中心軸垂直方向断面での放射方向外側に
位置する空間と、該空間を介して該ハンドルホルダを一
端で被覆し、該ハンドルホルダの中心軸平行方向に分割
された複数の部材から構成されるハンドルとを有し、該
空間に弾性体を配設した動力工具の防振ハンドルにおい
て、前記ハンドルホルダの中心軸平行方向で見て、前記
ハンドルホルダには前記空間に突出する凸部を設けると
共に、前記ハンドルには該凸部に対向する凹部を設け、
前記弾性体は、前記凸部と前記凹部との間であって、前
記ハンドルホルダの中心軸平行方向に挟持され、更に、
前記ハンドルホルダの中心軸垂直方向の断面形状にて、
半径方向に延在する複数の凸状部と、該凸状部間に形成
される溝部とを設けると共に、該溝部に対向する前記ハ
ンドル内面に凹状部とを設け、前記弾性体を該溝部と該
凹状部に跨って配置することにより前記ハンドルホルダ
に対して前記ハンドルの回転方向への移動を規制する
か、または、前記ハンドルホルダの中心軸平行方向で見
て、前記ハンドルホルダには前記空間に面して凹部を設
けると共に、前記ハンドルには該凹部に対向して突出す
る凸部を設け、前記弾性体は、前記凹部と前記凸部との
間であって、前記ハンドルホルダの中心軸平行方向に挟
持され、更に、前記ハンドルホルダの中心軸垂直方向断
面の外側形状を非円形とし、前記ハンドルの中心軸垂直
方向断面の内側形状を非円形とし、前記弾性体を該非円
形形状の前記ハンドルホルダの外側であって該非円形形
状の前記ハンドルの内側に挿嵌することにより前記ハン
ドルホルダに対して前記ハンドルの回転方向への移動を
規制することにより達成される。
出して設けられた筒状のハンドルホルダと、該筒状のハ
ンドルホルダの中心軸垂直方向断面での放射方向外側に
位置する空間と、該空間を介して該ハンドルホルダを一
端で被覆し、該ハンドルホルダの中心軸平行方向に分割
された複数の部材から構成されるハンドルとを有し、該
空間に弾性体を配設した動力工具の防振ハンドルにおい
て、前記ハンドルホルダの中心軸平行方向で見て、前記
ハンドルホルダには前記空間に突出する凸部を設けると
共に、前記ハンドルには該凸部に対向する凹部を設け、
前記弾性体は、前記凸部と前記凹部との間であって、前
記ハンドルホルダの中心軸平行方向に挟持され、更に、
前記ハンドルホルダの中心軸垂直方向の断面形状にて、
半径方向に延在する複数の凸状部と、該凸状部間に形成
される溝部とを設けると共に、該溝部に対向する前記ハ
ンドル内面に凹状部とを設け、前記弾性体を該溝部と該
凹状部に跨って配置することにより前記ハンドルホルダ
に対して前記ハンドルの回転方向への移動を規制する
か、または、前記ハンドルホルダの中心軸平行方向で見
て、前記ハンドルホルダには前記空間に面して凹部を設
けると共に、前記ハンドルには該凹部に対向して突出す
る凸部を設け、前記弾性体は、前記凹部と前記凸部との
間であって、前記ハンドルホルダの中心軸平行方向に挟
持され、更に、前記ハンドルホルダの中心軸垂直方向断
面の外側形状を非円形とし、前記ハンドルの中心軸垂直
方向断面の内側形状を非円形とし、前記弾性体を該非円
形形状の前記ハンドルホルダの外側であって該非円形形
状の前記ハンドルの内側に挿嵌することにより前記ハン
ドルホルダに対して前記ハンドルの回転方向への移動を
規制することにより達成される。
上記のように構成された動力工具の防振ハンドルは、
ハンドルホルダとハンドルの中心軸平行方向に弾性体が
挟持されて、該方向の振動を吸収すると共に、ハンドル
ホルダ及びハンドルの中心軸垂直方向断面形状を非円形
形状として、この非円形形状のハンドルホルダ外側と非
円形状のハンドル内側との間に弾性体が挿嵌されている
ため、回転方向の振動も吸収でき、更に長時間使用して
もハンドルホルダに対してハンドルが回転することを抑
止しすることができるよう作用する。
ハンドルホルダとハンドルの中心軸平行方向に弾性体が
挟持されて、該方向の振動を吸収すると共に、ハンドル
ホルダ及びハンドルの中心軸垂直方向断面形状を非円形
形状として、この非円形形状のハンドルホルダ外側と非
円形状のハンドル内側との間に弾性体が挿嵌されている
ため、回転方向の振動も吸収でき、更に長時間使用して
もハンドルホルダに対してハンドルが回転することを抑
止しすることができるよう作用する。
本発明になる動力工具の防振ハンドルを第1図乃至第
4図を用いて説明する。第1図は本発明になる防振ハン
ドルを備えたディスクグラインダ等の動力工具の第一の
実施例を示す一部断面図であり、第2図は第1図のA−
A線断面図である。第3図は本発明になる防振ハンドル
を備えた動力工具の第二の実施例を示す一部断面図であ
り第4図のB−O−C線断面図に該当し、第4図は第3
図のD−D線断面図である。
4図を用いて説明する。第1図は本発明になる防振ハン
ドルを備えたディスクグラインダ等の動力工具の第一の
実施例を示す一部断面図であり、第2図は第1図のA−
A線断面図である。第3図は本発明になる防振ハンドル
を備えた動力工具の第二の実施例を示す一部断面図であ
り第4図のB−O−C線断面図に該当し、第4図は第3
図のD−D線断面図である。
まず、本発明の第一の実施例を第1図及び第2図によ
り説明する。
り説明する。
1は一部図示を省略した動力工具本体であり、この動
力工具本体1に対して突出するように筒状のハンドルホ
ルダ2がねじ8によって固着されている。また、ハンド
ルホルダ2には、その中心軸垂直方向断面での放射方向
外側に位置する空間11の方向に突出し、且つその先端部
がやや細くなっている凸部2aが設けられている。また、
ハンドルホルダ2には、その中心軸垂直方向の断面形状
にて半径方向に延在する複数の凸状部14が設けられてお
り、この各凸状部14間により溝部15が形成される。
力工具本体1に対して突出するように筒状のハンドルホ
ルダ2がねじ8によって固着されている。また、ハンド
ルホルダ2には、その中心軸垂直方向断面での放射方向
外側に位置する空間11の方向に突出し、且つその先端部
がやや細くなっている凸部2aが設けられている。また、
ハンドルホルダ2には、その中心軸垂直方向の断面形状
にて半径方向に延在する複数の凸状部14が設けられてお
り、この各凸状部14間により溝部15が形成される。
3はハンドルホルダ1を空間11を介して一端で被覆す
るハンドルであり、ハンドル3はその軸平行方向に分割
された複数の部材から構成されており、それら分割され
た各部材はねじ5によって一体的に取付けられている。
ハンドル3内には凸部2aと対向して相互に係止可能な係
止部3a,3bが設けられており、凸部2aの外端部よりも係
止部3a,3bの内側端部が小径に形成されている。また、
ハンドル3には、その中心軸垂直方向断面の内面であっ
て、溝部15に対向する位置に凹状部16が設けられてい
る。
るハンドルであり、ハンドル3はその軸平行方向に分割
された複数の部材から構成されており、それら分割され
た各部材はねじ5によって一体的に取付けられている。
ハンドル3内には凸部2aと対向して相互に係止可能な係
止部3a,3bが設けられており、凸部2aの外端部よりも係
止部3a,3bの内側端部が小径に形成されている。また、
ハンドル3には、その中心軸垂直方向断面の内面であっ
て、溝部15に対向する位置に凹状部16が設けられてい
る。
上述したハンドルホルダ2にハンドル3を配した場
合、ハンドルホルダ2とハンドル3との間には、空間11
が形成され、この空間11に複数の弾性体4を設けてい
る。ハンドルホルダ2及びハンドル3の軸平行方向断
面、即ち第1図に示す断面において弾性体4は、ハンド
ル3の係合部3a,3bとハンドルホルダ2の凸部2aの間に
挟持されており、これにより軸平行方向の振動を効率よ
く吸収することができる。なお、ハンドル3の内壁と弾
性体4との間には間隙11aが設けられており、ハンドル
ホルダ2の外壁と弾性体4との間には間隙11bが設けら
れている。これら間隙11a,11bは、動力工具に発生した
振動を弾性体4を介して効率良く減衰させるために設け
られたものであり、振動によって変形した弾性体4の一
部が間隙11a及び間隙11bに逃げ込むことで、弾性体4の
変形を容易にし、振動をより減衰するようになってい
る。即ち、弾性体4が変形することによって、振動エネ
ルギを吸収しているため、変形した弾性体4の体積分と
同等またはそれ以上の逃げ込むことのできる間隙11a,11
bを設けることによって、効率良く振動を吸収すること
のできる防振ハンドルを提供することができる。また、
ハンドルホルダ2及びハンドル3の軸垂直方向断面、即
ち第2図に示す断面において弾性体4は、ハンドルホル
ダ2の溝部15とハンドル3の凹状部16に跨って配置され
ることにより、ハンドルホルダ2の係止部2b,2cとハン
ドル3の係止部3c,3dに接触し、ハンドルホルダ2とハ
ンドル3の回転方向の振動を吸収すると共に、ハンドル
3がハンドルホルダ2に対して一定角度以上は回転しな
い構成となっている。これにより、ハンドル3の内部に
スイッチ7を設けて、スイッチ7と動力工具1内に設け
たモータ等(図示せず)を接続する電線6をハンドルホ
ルダ2とハンドル3の中に這わせても、ハンドル3が回
転して電線6を切断してしまうことはなく、特定の方向
性を有するハンドルに適用すると特に有効である。
合、ハンドルホルダ2とハンドル3との間には、空間11
が形成され、この空間11に複数の弾性体4を設けてい
る。ハンドルホルダ2及びハンドル3の軸平行方向断
面、即ち第1図に示す断面において弾性体4は、ハンド
ル3の係合部3a,3bとハンドルホルダ2の凸部2aの間に
挟持されており、これにより軸平行方向の振動を効率よ
く吸収することができる。なお、ハンドル3の内壁と弾
性体4との間には間隙11aが設けられており、ハンドル
ホルダ2の外壁と弾性体4との間には間隙11bが設けら
れている。これら間隙11a,11bは、動力工具に発生した
振動を弾性体4を介して効率良く減衰させるために設け
られたものであり、振動によって変形した弾性体4の一
部が間隙11a及び間隙11bに逃げ込むことで、弾性体4の
変形を容易にし、振動をより減衰するようになってい
る。即ち、弾性体4が変形することによって、振動エネ
ルギを吸収しているため、変形した弾性体4の体積分と
同等またはそれ以上の逃げ込むことのできる間隙11a,11
bを設けることによって、効率良く振動を吸収すること
のできる防振ハンドルを提供することができる。また、
ハンドルホルダ2及びハンドル3の軸垂直方向断面、即
ち第2図に示す断面において弾性体4は、ハンドルホル
ダ2の溝部15とハンドル3の凹状部16に跨って配置され
ることにより、ハンドルホルダ2の係止部2b,2cとハン
ドル3の係止部3c,3dに接触し、ハンドルホルダ2とハ
ンドル3の回転方向の振動を吸収すると共に、ハンドル
3がハンドルホルダ2に対して一定角度以上は回転しな
い構成となっている。これにより、ハンドル3の内部に
スイッチ7を設けて、スイッチ7と動力工具1内に設け
たモータ等(図示せず)を接続する電線6をハンドルホ
ルダ2とハンドル3の中に這わせても、ハンドル3が回
転して電線6を切断してしまうことはなく、特定の方向
性を有するハンドルに適用すると特に有効である。
なお、この実施例では、ハンドル3の一部に風窓10を
設けており、この風窓10によりハンドルホルダ2内に設
けられた工具の回転制御を行う制御回路ボックス9に組
み込まれている電気回路を効果的に冷却することができ
る。
設けており、この風窓10によりハンドルホルダ2内に設
けられた工具の回転制御を行う制御回路ボックス9に組
み込まれている電気回路を効果的に冷却することができ
る。
次に、本発明の第二の実施例を第3図及び第4図によ
り説明する。
り説明する。
1は一部図示を省略した動力工具本体であり、この動
力工具本体1に対して突出するように筒状のハンドルホ
ルダ2がねじ8によって固着されている。また、ハンド
ルホルダ2には、その中心軸垂直方向断面での放射方向
外側に位置する空間12に面して係止部2e,2fからなる凹
部が設けられている。また、ハンドルホルダ2の中心軸
垂直方向の断面形状は非円形形状であり、第4図では略
四角形の例を開示している。
力工具本体1に対して突出するように筒状のハンドルホ
ルダ2がねじ8によって固着されている。また、ハンド
ルホルダ2には、その中心軸垂直方向断面での放射方向
外側に位置する空間12に面して係止部2e,2fからなる凹
部が設けられている。また、ハンドルホルダ2の中心軸
垂直方向の断面形状は非円形形状であり、第4図では略
四角形の例を開示している。
3はハンドルホルダ1を空間12を介して一端で被覆す
るハンドルであり、ハンドル3はその軸平行方向に分割
された複数の部材から構成されており、それら分割され
た各部材はねじ5によって一体的に取付けられている。
ハンドル3内には係止部2e,2fと対向して相互に係止可
能な凸部3eが設けられており、係止部2e,2fの外端部よ
りも凸部3e内側端部が小径に形成されている。また、ハ
ンドル3の中心軸垂直方向断面の内面形状は非円形形状
であり、第4図では略四角形の例を開示している。
るハンドルであり、ハンドル3はその軸平行方向に分割
された複数の部材から構成されており、それら分割され
た各部材はねじ5によって一体的に取付けられている。
ハンドル3内には係止部2e,2fと対向して相互に係止可
能な凸部3eが設けられており、係止部2e,2fの外端部よ
りも凸部3e内側端部が小径に形成されている。また、ハ
ンドル3の中心軸垂直方向断面の内面形状は非円形形状
であり、第4図では略四角形の例を開示している。
上述したハンドルホルダ2にハンドル3を配した場
合、ハンドルホルダ2とハンドル3との間には、空間12
が形成され、この空間12に複数の弾性体4を設けてい
る。ハンドルホルダ2及びハンドル3の軸平行方向断
面、即ち第3図に示す断面において弾性体4は、ハンド
ル3の凸部3eとハンドルホルダ2の係止部2e,2fの間に
挟持されており、これにより軸平行方向の振動を効率よ
く吸収することができる。なお、ハンドル3の内壁と弾
性体4の間には間隙12aを、ハンドルホルダ2の外壁と
弾性体4との間には間隙12bが設けられている。これら
間隙12a,12bは、動力工具に発生した振動を弾性体4を
介して効率良く減衰させるために設けられたものであ
り、振動によって変形した弾性体4の一部が間隙12a,12
bに逃げ込むことで、弾性体4の変形を容易にし、振動
をより減衰するようになっている。即ち、弾性体4が変
形することによって、振動エネルギを吸収しているた
め、変形した弾性体4の体積分と同等またはそれ以上の
逃げ込むことのできる間隙12a,12bを設けることによっ
て、効率良く振動を吸収することのできる防振ハンドル
を提供することができる。また、ハンドルホルダ2及び
ハンドル3の軸垂直方向断面、即ち第4図に示す断面に
おいて、弾性体4を非円形形状のハンドルホルダ2の外
側であって、非円形形状のとハンドル3の内側に挿嵌す
ることにより、ハンドルホルダ2とハンドル3の回転方
向の振動を吸収すると共に、ハンドル3がハンドルホル
ダ2に対して一定角度以上は回転しない構成となってい
る。これにより、ハンドル3の内部にスイッチ7を設け
て、スイッチ7と動力工具1内に設けたモータ等(図示
せず)を接続する電線6をハンドルホルダ2とハンドル
3の中に這わせても、ハンドル3が回転して電線6を切
断してしまうことはなく、特定の方向性を有するハンド
ルに適用すると特に有効である。
合、ハンドルホルダ2とハンドル3との間には、空間12
が形成され、この空間12に複数の弾性体4を設けてい
る。ハンドルホルダ2及びハンドル3の軸平行方向断
面、即ち第3図に示す断面において弾性体4は、ハンド
ル3の凸部3eとハンドルホルダ2の係止部2e,2fの間に
挟持されており、これにより軸平行方向の振動を効率よ
く吸収することができる。なお、ハンドル3の内壁と弾
性体4の間には間隙12aを、ハンドルホルダ2の外壁と
弾性体4との間には間隙12bが設けられている。これら
間隙12a,12bは、動力工具に発生した振動を弾性体4を
介して効率良く減衰させるために設けられたものであ
り、振動によって変形した弾性体4の一部が間隙12a,12
bに逃げ込むことで、弾性体4の変形を容易にし、振動
をより減衰するようになっている。即ち、弾性体4が変
形することによって、振動エネルギを吸収しているた
め、変形した弾性体4の体積分と同等またはそれ以上の
逃げ込むことのできる間隙12a,12bを設けることによっ
て、効率良く振動を吸収することのできる防振ハンドル
を提供することができる。また、ハンドルホルダ2及び
ハンドル3の軸垂直方向断面、即ち第4図に示す断面に
おいて、弾性体4を非円形形状のハンドルホルダ2の外
側であって、非円形形状のとハンドル3の内側に挿嵌す
ることにより、ハンドルホルダ2とハンドル3の回転方
向の振動を吸収すると共に、ハンドル3がハンドルホル
ダ2に対して一定角度以上は回転しない構成となってい
る。これにより、ハンドル3の内部にスイッチ7を設け
て、スイッチ7と動力工具1内に設けたモータ等(図示
せず)を接続する電線6をハンドルホルダ2とハンドル
3の中に這わせても、ハンドル3が回転して電線6を切
断してしまうことはなく、特定の方向性を有するハンド
ルに適用すると特に有効である。
また、第1及第2の実施例において、弾性体4とハン
ドルホルダ2の内壁及び弾性体4とハンドル3の内壁と
の間にそれぞれ間隙を設けているが、どちらかの間隙の
みでも同様の効果を得ることができる。
ドルホルダ2の内壁及び弾性体4とハンドル3の内壁と
の間にそれぞれ間隙を設けているが、どちらかの間隙の
みでも同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、ハンドルホルダ及びハンドルの形状
を工夫し、それらの間に弾性体を嵌挿することにより、
ハンドルホルダ及びハンドルの軸方向振動と回転方向の
振動を効率良く吸収することができ、更に、長時間使用
してもハンドルホルダに対してハンドルが回転しない構
成となっているため、特定の方向性を有するハンドルで
あっても、常に操作者の望む方向にハンドルが位置する
ことになり、操作性に優れた防振ハンドルを提供するこ
とができる。
を工夫し、それらの間に弾性体を嵌挿することにより、
ハンドルホルダ及びハンドルの軸方向振動と回転方向の
振動を効率良く吸収することができ、更に、長時間使用
してもハンドルホルダに対してハンドルが回転しない構
成となっているため、特定の方向性を有するハンドルで
あっても、常に操作者の望む方向にハンドルが位置する
ことになり、操作性に優れた防振ハンドルを提供するこ
とができる。
第1図は本発明になる防振ハンドルを備えた動力工具の
一実施例を示す一部断面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は本発明になる防振ハンドルを備えた動
力工具の他の実施例を示す一部断面図、第4図は第3図
のD−D線断面図である。 図において、1は動力工具本体、2はハンドルホルダ、
2aは凸部、2b・2c・2e・2fは係止部、3はハンドル、3a
・3b・3c・3dは係止部、4は弾性体、5はねじ、6は電
線、7はスイッチ、8はねじ、9は制御回路ボックス、
10は風窓、11は空間、11a・11bは間隙、12は空間、12a
・12bは間隙、14は凸状部、15は溝部、16は凹状部であ
る。
一実施例を示す一部断面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は本発明になる防振ハンドルを備えた動
力工具の他の実施例を示す一部断面図、第4図は第3図
のD−D線断面図である。 図において、1は動力工具本体、2はハンドルホルダ、
2aは凸部、2b・2c・2e・2fは係止部、3はハンドル、3a
・3b・3c・3dは係止部、4は弾性体、5はねじ、6は電
線、7はスイッチ、8はねじ、9は制御回路ボックス、
10は風窓、11は空間、11a・11bは間隙、12は空間、12a
・12bは間隙、14は凸状部、15は溝部、16は凹状部であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】動力工具本体と、該動力工具本体から突出
して設けられた筒状のハンドルホルダと、該筒状のハン
ドルホルダの中心軸垂直方向断面での放射方向外側に位
置する空間と、該空間を介して該ハンドルホルダを一端
で被覆し、該ハンドルホルダの中心軸平行方向に分割さ
れた複数の部材から構成されるハンドルとを有し、該空
間に弾性体を配設した動力工具の防振ハンドルにおい
て、前記ハンドルホルダの中心軸平行方向で見て、前記
ハンドルホルダには前記空間に突出する凸部を設けると
共に、前記ハンドルには該凸部に対向する凹部を設け、
前記弾性体は、前記凸部と前記凹部との間であって、前
記ハンドルホルダの中心軸平行方向に挟持され、更に、
前記ハンドルホルダの中心軸垂直方向の断面形状にて、
半径方向に延在する複数の凸状部と、該凸状部間に形成
される溝部とを設けると共に、該溝部に対向する前記ハ
ンドル内面に凹状部とを設け、前記弾性体を該溝部と該
凹状部に跨って配置することにより前記ハンドルホルダ
に対して前記ハンドルの回転方向への移動を規制したこ
とを特徴とする動力工具の防振ハンドル。 - 【請求項2】動力工具本体と、該動力工具本体から突出
して設けられた筒状のハンドルホルダと、該筒状のハン
ドルホルダの中心軸垂直方向断面での放射方向外側に位
置する空間と、該空間を介して該ハンドルホルダを一端
で被覆し、該ハンドルホルダの中心軸平行方向に分割さ
れた複数の部材から構成されるハンドルとを有し、該空
間に弾性体を配設した動力工具の防振ハンドルにおい
て、前記ハンドルホルダの中心軸平行方向で見て、前記
ハンドルホルダには前記空間に面して凹部を設けると共
に、前記ハンドルには該凹部に対向して突出する凸部を
設け、前記弾性体は、前記凹部と前記凸部との間であっ
て、前記ハンドルホルダの中心軸平行方向に挟持され、
更に、前記ハンドルホルダの中心軸垂直方向断面の外側
形状を非円形とし、前記ハンドルの中心軸垂直方向断面
の内側形状を非円形とし、前記弾性体を該非円形形状の
前記ハンドルホルダの外側であって該非円形形状の前記
ハンドルの内側に嵌挿することにより前記ハンドルホル
ダに対して前記ハンドルの回転方向への移動を規制した
ことを特徴とする動力工具の防振ハンドル。
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