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JP2566329B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2566329B2
JP2566329B2 JP2037440A JP3744090A JP2566329B2 JP 2566329 B2 JP2566329 B2 JP 2566329B2 JP 2037440 A JP2037440 A JP 2037440A JP 3744090 A JP3744090 A JP 3744090A JP 2566329 B2 JP2566329 B2 JP 2566329B2
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護 荒木
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイヤハーネスの相互接続などに用いられ
る電気接続箱に関する。
〔従来の技術〕
ヒューズボックス、リレーボックス、分岐接続箱など
の電気接続箱は、ワイヤハーネスに含まれるジョイント
(分岐接続)の吸収を目的の1つにしている。
このため、従来から内部回路の構成部材として金属板
のプレス、折曲加工により形成されるブスバーが使用さ
れている。ブスバーには、その端部や中間部の所望位置
に分岐用のタブ(雄形端子)を起立連成することがで
き、極数の増減も自由である。しかし、個々のブスバー
に多数のタブを設けることは、隣接のブスバーと干渉し
たり、ブスバーの取廻しが複雑となるほか、ブスバーの
打抜き歩留りや配設密度の低下を来たす、などの問題が
あるから、得策とは云えない。
そこで、出願人は先に第3図に示す如くにブスバーに
圧接できる圧接端子を併用した電気接続箱を提案した
(特願昭64−145302号)。
図において、1および2は電気接続箱Aの箱体を構成
する上部ケースと下部ケースを示し、内部に複数のブス
バー3,3′が収容されている。なお、ブスバー3′はブ
スバー3に比べ電流容量の大きな巾広のブスバーを示
す。
各ブスバーは上向き又は下向きのタブ6(6′)を有
し、中継用雌−雌端子7(7′)が介挿されて上部ケー
ス1(又は下部ケース2)のハウジング4内に導出され
て、外部コネクタに対する挿着部4Aやヒューズ挿着部4B
を形成している。符号31で示されるブスバーは、その水
平な回路面と直交して架設したブリッジ状の圧接接続片
8を有し、該片8に圧接端子9が接続される。
圧接端子9は、第4図に拡大して示すように、コ字状
の枠体から成る基板部10の一側にU字状スロット12をも
つ圧接部11を形成し、他側に複数の、図示の例では4極
のタブ13を突設した構造をもち、基板部10の両端の自由
縁はL形に折曲されて圧入片14として形成されている。
また、下部ケース2の内面には、前記複数のブスバー
3のパターンに合わせたブスバー配線溝20が凹設される
と共に、圧接端子9に対する端子ホルダ15が形成されて
いる。
この端子ホルダ15は、第4図に示すように、圧接端子
9の基板部10に対する受座16と、一対の圧接部11,11を
挟み込む一対のブスバーガイド壁17,17とから成り、該
壁17にはブスバーガイド溝17aが縦に開設されている。
受座16は、前記ハウジング4の底部裏面において、タブ
挿通孔5(第5図参照)を囲むように形成され、圧接端
子9のコ字状の基板部10に嵌入する位置決め突起16aと
囲い壁16bとから構成され、囲い壁16b内の一側には上記
圧入片14に対する圧入溝18が設けられている。
第5図はブスバー31の圧接接続片8と圧接端子9との
圧接状態を示す。即ち、圧接端子9の分岐タブ13を受座
16におけるタブ挿通孔5から裏面のハウジング4内に突
き出し、その基板部10を囲い壁16b内に挿入し、圧入片1
4を圧入溝18に押し込むことにより、該端子9は端子ホ
ルダ15内に装着されている。この状態で、ブスバー31
圧接接続片8を一対のブスバーガイド壁17のガイド溝17
aを挿入し、上部ケース1を被せると、その押圧突起19
により圧接接続片8が圧接部11のスロット12に圧入接続
される。
このように、圧接端子9の基板部10と圧接部11とは、
上部ケース1の押圧突起19と下部ケース2の受座16とに
より上下から挟持固定された状態となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第3図ないし第5図に示される構造の電気接続箱にあ
っては、第6図の工程〜に従って組立てが行なわれ
る。
工程において、下部ケース2の端子ホルダ15に前述
の如く圧接端子9を装着する。
工程において、ブスバー31の圧接接続片8をチャッ
ク21で挟み、工程において該片8を前記ブスバーガイ
ド壁17,17のガイド溝17a,17a間に挿入する。
最終工程で上部ケース1を被せることにより、圧接
接続片8が前記押圧突起19により加圧され、圧接部11に
圧接される(第5図参照)。
しかしながら、工程において、チャック21で挟まれ
る圧接接続片8が、第7図aのように、ブスバー31に対
する正規位置から左右にずれている場合、或いは第7図
bのようにブスバー31の回路面からの高さが正規の高さ
hから上下にずれている場合がある。このような精度不
良があると、ブスバー31の回路面はこれに影響されて、
第8図のようにそのブスバー配設溝20と合わなくなる。
その結果、圧接接続片8を有する各ブスバー31のタブ
6と上部ケース1(又は下部ケース2)のタブ挿通孔5
との位置がずれ、最終工程の組付けができなくなる。
本発明の課題は、上記のような問題点を解消し、ブス
バーの圧接接続片に多少の精度不良があっても、これを
矯正または吸収できる構成をもつ電気接続箱を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を達成するため、本発明の電気接続箱は、
箱体内にタブを起立連成した複数のブスバーを配設収容
し、箱壁のタブ挿通孔から箱体外部のハウジング内に前
記タブを導出させてコネクタ、ヒューズなどの挿着部を
形成してなる電気接続箱において、 前記複数のブスバーの一部に回路面と直交するブリッ
ジ状の圧接接続片が形成されると共に、前記電気接続箱
は、基板部の一側縁にタブを形成し、他側縁にU字状ス
ロットを設けたブスバー圧接部を設けた圧接端子と、箱
体の内壁に形成された前記圧接端子に対する端子ホルダ
と、前記複数のブスバーのパターンに合わせたブスバー
配設溝および前記端子ホルダに対する貫通口を設けた絶
縁基板とを備え、前記端子ホルダはブスバーガイド溝を
有する一対のブスバーガイド壁とから構成されており、 前記圧接端子のタブを端子ホルダのタブ挿通孔から前
記ハウジング内に突出させて基板部を固定すると共に、
前記絶縁基板のブスバー配線溝に前記複数のブスバーを
配設固定したブスバー配線板を箱体の内壁に載置して前
記貫通口から端子ホルダを突出せしめ、前記圧接接続片
をブスバーガイド壁のガイド溝から挿入して圧接端子の
U字状スロットに圧入接続してなることを特徴とする。
〔作 用〕
本発明の電気接続箱は、圧接端子に対する端子ホルダ
と、複数のブスバーを配設するための部材とをそれぞれ
別の基材に分離して設けてある。
即ち、端子ホルダは箱体を構成する下部ケースまたは
上部ケースの内壁に形成し、絶縁基板には端子ホルダに
対する貫通口を開設すると共に、複数のブスバーの回路
パターンに合わせたブスバー配設溝を設けてある。
従って、ブスバーを上記ブスバー配設溝に配設固定し
た後に、絶縁基板をたとえば下部ケース上に載置し、貫
通口から上方に突き出た端子ホルダ内の圧接端子にブス
バーガイド壁のガイド溝を通じて圧接接続片を圧入接続
すればよく、その際に圧接接続片の多少の精度不良は吸
収又は矯正されるから組付性が向上する。
以下、上記構成および作用を実施例を示す図面を参照
して具体的に説明する。
〔実施例〕
第1図に本発明による電気接続箱の分解斜視図、第2
図に同上の組立工程((a)〜(e))を示した。
なお、第3図ないし第5図に示される先願に係る構成
部材と同一のものには同一の符号を用いて詳細な説明を
省略する。
第1図において、電気接続箱Bは上部ケース1と下部
ケース2内に複数のブスバー3(3′,31)を絶縁基板2
2に配設してなるブスバー配線板Cを収容すると共に、
必要な中継端子7,7′および分岐用圧接端子9を用いて
構成される。
絶縁基板22には、各ブスバー3(3′,31)のパター
ンに合わせた複数のブスバー配設溝20が凹設されると共
に、下部ケース2′に形成された複数の端子ホルダ15に
対する貫通口23が開設されている。
下部ケース2′の端子ホルダ15は、第4図に記載した
ものと同一の構成であり、説明を省略する。24は下部ケ
ース2′に設けられた通気冷却用の開口である。
上部構成において、電気接続箱Bの組立は第2図の工
程(a)〜(e)に従って行なわれる。
工程(a)において、絶縁基板22の各ブスバー配設溝
20にブスバー3(3′,31)群を図示しないプレス治具
により押圧して配設固定し、ブスバー配線板Cを組立て
る。
一方、工程(b)において、圧接端子9を下部ケース
2′の端子ホルダ15に前記と同様に装着する。
工程(c)ないし(d)において、ブスバー31の圧接
接続片8をチャック21で挟みつつブスバー配線板Cを下
部ケース2′上に載置し、絶縁基板22の貫通口23から上
部に突出した端子ホルダ15の前記一対のブスバーガイド
壁17,17におけるガイド溝17a,17aに挿入する。
圧接接続片8のガイド溝17a,17aへの挿入に際し、該
片8に前記第7図a,bのような精度不良があっても、ブ
スバー31は既にブスバー配設溝20に圧入固定してあるか
ら、逸脱するおそれはない。そして、圧接接続片8はガ
イド溝17aによって、分岐用圧接端子9の圧接部11のU
字状スロット12に圧入寸前の状態となる。
最終工程(e)において、上部ケース1を被せて押圧
すれば、前述のように、押圧突起19が圧接接続片8をU
字状スロット12内に圧入し、圧接接続される。
このように、各ブスバー3,3′、とくに圧接接続片8
を有するブスバー31は、予め絶縁基板22のブスバー配線
溝20に圧入により配設固定してあるから、圧接接続片8
に精度不良があっても、ブスバーガイド溝17aへの挿入
および押圧突起19によるU字状スロット12への圧接によ
り、矯正或いは吸収され、電気接続箱の組立てを円滑に
行なうことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、回路面に対し
て直交するブリッジ状の圧接接続片を有するブスバー
と、ブスバー圧接部を形成した圧接端子を用いて電気接
続箱を組立てる際に、ブスバーは予め絶縁基板のブスバ
ー配設溝に固定されているので、圧接接続片に多少の曲
がりや位置ずれなどの精度不良があっても、端子ホルダ
におけるブスバーガイド壁のガイド溝に挿入した時にこ
れが吸収または矯正されるから、電気接続箱の組立てを
円滑に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電気接続箱の分解斜視
図、 第2図は同上の電気接続箱の組立工程の説明図、 第3図は従来の電気接続箱の分解斜視図、 第4図は第3図の分岐用圧接端子9と端子ホルダ15およ
び圧接接続片8の部分の拡大斜視図、 第5図は第4図の圧接状態を示す断面図、 第6図は第3図の電気接続箱の組立工程の説明図、 第7図a,bはそれぞれブスバーの回路面に対する精度不
良を示す説明図、 第8図は第7図における精度不良がある場合のブスバー
の配設不良状態を示す説明図である。 B……電気接続箱、1……上部ケース、2……下部ケー
ス、3,3′,31……ブスバー、4……ハウジング、5……
タブ挿通孔、6,6′……タブ、8……圧接接続片、9…
…圧接端子、10……基板部、11……圧接部、12……U字
状スロット、13……タブ、15……端子ホルダ、16……受
座、17……ブスバーガイド壁、17a……ブスバーガイド
溝、20……ブスバー配設溝、22……絶縁基板、23……貫
通口。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱体内にタブを起立連成した複数のブスバ
    ーを配設収容し、箱壁のタブ挿通孔から箱体外部のハウ
    ジング内に前記タブを導出させてコネクタ、ヒューズな
    どの挿着部を形成してなる電気接続箱において、 前記複数のブスバーの一部に回路面と直交するブリッジ
    状の圧接接続片が形成されると共に、前記電気接続箱
    は、基板部の一側縁にタブを形成し、他側縁にU字状ス
    ロットを設けたブスバー圧接部を設けた圧接端子と、箱
    体の内壁に形成された前記圧接端子に対する端子ホルダ
    と、前記複数のブスバーのパターンに合わせたブスバー
    配設溝および前記端子ホルダに対する貫通口を設けた絶
    縁基板とを備え、前記端子ホルダはブスバーガイド溝を
    有する一対のブスバーガイド壁とから構成されており、 前記圧接端子のタブを端子ホルダのタブ挿通孔から前記
    ハウジング内に突出させて基板部を固定すると共に、前
    記絶縁基板のブスバー配線溝に前記複数のブスバーを配
    設固定したブスバー配線板を箱体の内壁に載置して前記
    貫通口から端子ホルダを突出せしめ、前記圧接接続片を
    ブスバーガイド壁のガイド溝から挿入して圧接端子のU
    字状スロットに圧入接続してなることを特徴とする電気
    接続箱。
JP2037440A 1989-06-09 1990-02-20 電気接続箱 Expired - Fee Related JP2566329B2 (ja)

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