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JP2020509762A5 - - Google Patents

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JP2020509762A5
JP2020509762A5 JP2019549512A JP2019549512A JP2020509762A5 JP 2020509762 A5 JP2020509762 A5 JP 2020509762A5 JP 2019549512 A JP2019549512 A JP 2019549512A JP 2019549512 A JP2019549512 A JP 2019549512A JP 2020509762 A5 JP2020509762 A5 JP 2020509762A5
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いくつかの実施形態では、本開示は、本明細書で開示される抗体又は抗原結合断片のいずれかを作製する方法であって、培養細胞において本明細書で開示される核酸のいずれかを発現する工程、抗体又は抗原結合断片を精製する工程を含む方法を提供する。
いくつかの実施形態では、本開示は、下記のものを提供する:
[項1]
重鎖可変ドメイン(VH)及び軽鎖可変ドメイン(VL)を含む抗体又はその抗原結合断片であって、前記VHが:
i)配列番号3のアミノ酸配列を有するが、1、2、3、4、又は5個のアミノ酸置換、欠失又は挿入が配列番号3の配列中に任意選択的に存在するVH−CDR1;
ii)配列番号4のアミノ酸配列を有するが、1、2、3、4、又は5個のアミノ酸置換、欠失又は挿入が配列番号4の配列中に任意選択的に存在するVH−CDR2;及び
iii)配列番号5のアミノ酸配列を有するが、1、2、3、4、又は5個のアミノ酸置換、欠失又は挿入が配列番号5の配列中に任意選択的に存在するVH−CDR3を含み;
且つ前記VLが:
i)配列番号8のアミノ酸配列を有するが、1、2、3、4、又は5個のアミノ酸置換、欠失又は挿入が配列番号8の配列中に任意選択的に存在するVL−CDR1;
ii)配列番号9のアミノ酸配列を有するが、1、2、3、4、又は5個のアミノ酸置換、欠失又は挿入が配列番号9の配列中に任意選択的に存在するVL−CDR2;及び
iii)配列番号10のアミノ酸配列を有するが、1、2、3、4、又は5個のアミノ酸置換、欠失又は挿入が配列番号10の配列中に任意選択的に存在するVL−CDR3を含み;
前記アミノ酸置換、欠失又は挿入が、PAR2結合アッセイにおいて7.4のpHで試験する場合、配列番号2のアミノ酸配列を有するVH及び配列番号7のアミノ酸配列を有するVLを有する抗体又は抗原結合断片と比較して、ヒトPAR2に対する前記抗体又はその抗原結合断片の結合親和性を1000、800、700、500、400、300、200、100、50又は10倍以下低減する、抗体又はその抗原結合断片。
[項2]
前記アミノ酸置換、欠失又は挿入が相同置換を含む、上記項1に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項3]
重鎖可変ドメイン(VH)及び軽鎖可変ドメイン(VL)を含む抗体又はその抗原結合断片であって、前記VHが:
i)配列番号3のアミノ酸配列を有するVH−CDR1;
ii)配列番号4のアミノ酸配列を有するが、ヒスチジンが、配列番号4の1〜17位に相当するアミノ酸位置のいずれか1つ以上で任意選択的に存在するVH−CDR2;及び
iii)配列番号5のアミノ酸配列を有するが、ヒスチジンが、配列番号5の1〜8位に相当するアミノ酸位置のいずれか1つ以上で任意選択的に存在するVH−CDR3を含み;
且つ前記VLが:
i)配列番号8のアミノ酸配列を有するVL−CDR1;
ii)配列番号9のアミノ酸配列を有するVL−CDR2;及び
iii)配列番号10のアミノ酸配列を有するが、ヒスチジンが、配列番号10の1〜14位に相当するアミノ酸位置のいずれか1つ以上で任意選択的に存在するVL−CDR3を含む、抗体又はその抗原結合断片。
[項4]
前記VHが:
i)配列番号3のアミノ酸配列を有するVH−CDR1、
ii)配列番号4のアミノ酸配列を有するVH−CDR2、
iii)配列番号5のアミノ酸配列を有するVH−CDR3を含み、
且つ前記VLが:
i)配列番号8のアミノ酸配列を有するVL−CDR1、
ii)配列番号9のアミノ酸配列を有するVL−CDR2、
iii)配列番号10のアミノ酸配列を有するVL−CDR3を含む、
上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項5]
前記VHが:
i)配列番号13のアミノ酸配列を有するVH−CDR1、
ii)配列番号14のアミノ酸配列を有するVH−CDR2、
iii)配列番号15のアミノ酸配列を有するVH−CDR3を含み、
且つ前記VLが:
i)配列番号18のアミノ酸配列を有するVL−CDR1、
ii)配列番号19のアミノ酸配列を有するVL−CDR2、
iii)配列番号20のアミノ酸配列を有するVL−CDR3を含む、
上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項6]
ヒスチジンが、配列番号4の5位、8位、12位、16位、及び17位に相当するアミノ酸位置に存在し;且つヒスチジンが、配列番号5の2位及び3位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項7]
ヒスチジンが、配列番号4の5位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜6のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項8]
ヒスチジンが、配列番号4の7位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜7のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項9]
ヒスチジンが、配列番号4の8位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜7のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項10]
ヒスチジンが、配列番号4の12位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項1又は5〜7のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項11]
ヒスチジンが、配列番号4の15位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜10のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項12]
ヒスチジンが、配列番号4の16位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜11のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項13]
ヒスチジンが、配列番号4の17位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項1又は5〜11のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項14]
ヒスチジンが、配列番号4の5位及び8位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜11のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項15]
ヒスチジンが、配列番号4の5位、8位、12位、及び16位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜11のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項16]
ヒスチジンが、配列番号4の5位、8位、12位、16及び17位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜11のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項17]
ヒスチジンが、配列番号5の2位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜16のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項18]
ヒスチジンが、配列番号5の3位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜17のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項19]
ヒスチジンが、配列番号5の2位及び3位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜18のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項20]
ヒスチジンが、配列番号10の1位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜19のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項21]
ヒスチジンが、配列番号10の5位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜20のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項22]
ヒスチジンが、配列番号10の6位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜21のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項23]
ヒスチジンが、配列番号10の14位に相当するアミノ酸位置に存在する、上記項3又は5〜22のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項24]
前記VH−CDR2が、配列番号4、14、24、34、44、54、64、74、84、94、104、114、124、134、144、154、164、174、184、194、204、214、224、234、244、254、264、274、284、294、304、314、324、334、344、354、364、374、384、394、404、414、424、434、444、454、464、474、484、494、504、514、524、534、544、554、564、574、584、594、604、614、624、634、644、654、664、674、684、694、704、714、724、734、744、754、764、774、784、794、及び811〜818からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項25]
前記VH−CDR3が、配列番号5、15、25、35、45、55、65、75、85、95、105、115、125、135、145、155、165、175、185、195、205、215、225、235、245、255、265、275、285、295、305、315、325、335、345、355、365、375、385、395、405、415、425、435、445、455、465、475、485、495、505、515、525、535、545、555、565、575、585、595、605、615、625、635、645、655、665、675、685、695、705、715、725、735、745、755、765、775、785、795、及び819〜820からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、上記項3又は24に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項26]
前記VL−CDR3が、配列番号10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150、160、170、180、190、200、210、220、230、240、250、260、270、280、290、300、310、320、330、340、350、360、370、380、390、400、410、420、430、440、450、460、470、480、490、500、510、520、530、540、550、560、570、580、590、600、610、620、630、640、650、660、670、680、690、700、710、720、730、740、750、760、770、780、790及び800からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、上記項3、24又は25のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項27]
前記VH−CDR2が、配列番号14に相当するアミノ酸配列を含み;前記VH−CDR3が、配列番号15に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VL−CDR3が、配列番号20に相当するアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項28]
前記VH−CDR2が、配列番号811に相当するアミノ酸配列を含み;前記VH−CDR3が、配列番号819に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VL−CDR3が、配列番号10又は20に相当するアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項29]
前記VH−CDR2が、配列番号814に相当するアミノ酸配列を含み;前記VH−CDR3が、配列番号820に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VL−CDR3が、配列番号10又は20に相当するアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項30]
前記VH−CDR2が、配列番号816に相当するアミノ酸配列を含み;前記VH−CDR3が、配列番号15に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VL−CDR3が、配列番号10又は20に相当するアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項31]
前記VH−CDR2が、配列番号818に相当するアミノ酸配列を含み;前記VH−CDR3が、配列番号15に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VL−CDR3が、配列番号10又は20に相当するアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項32]
前記VHが、配列番号803〜806の各々と少なくとも90%同一であるフレームワーク領域を含む、上記項1〜31のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項33]
前記VHが、配列番号803〜806の各々と少なくとも95%同一であるフレームワーク領域を含む、上記項1〜31のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項34]
前記VHが、配列番号803〜806に相当するフレームワーク領域を含む、上記項1〜31のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項35]
前記VLが、配列番号807〜810の各々と少なくとも90%同一であるフレームワーク領域を含む、上記項1〜34のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項36]
前記VLが、配列番号807〜810の各々と少なくとも95%同一であるフレームワーク領域を含む、上記項1〜34のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項37]
前記VLが、配列番号807〜810に相当するフレームワーク領域を含む、上記項1〜34のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項38]
前記VHが、配列番号2、12、22、32、42、52、62、72、82、92、102、112、122、132、142、152、162、172、182、192、202、212、222、232、242、252、262、272、282、292、302、312、322、332、342、352、362、372、382、392、402、412、422、432、442、452、462、472、482、492、502、512、522、532、542、552、562、572、582、592、602、612、622、632、642、652、662、672、682、692、702、712、722、732、742、752、762、772、782、792及び821〜831からなる群から選択される配列と少なくとも80%、85%、90%、92%、93%、95%、97%、98%、99%又は100%同一であるアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項39]
前記VLが、配列番号7、17、27、37、47、57、67、77、87、97、107、117、127、137、147、157、167、177、187、197、207、217、227、237、247、257、267、277、287、297、307、317、327、337、347、357、367、377、387、397、407、417、427、437、447、457、467、477、487、497、507、517、527、537、547、557、567、577、587、597、607、617、627、637、647、657、667、677、687、697、707、717、727、737、747、757、767、777、787、及び797からなる群から選択される配列と少なくとも80%、85%、90%、92%、93%、95%、97%、98%、99%又は100%同一であるアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項40]
前記VHが、配列番号821に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VLが、配列番号7又は17に相当するアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項41]
前記VHが、配列番号824に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VLが、配列番号7又は17に相当するアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項42]
前記VHが、配列番号827に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VLが、配列番号7又は17に相当するアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項43]
前記VHが、配列番号831に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VLが、配列番号7又は17に相当するアミノ酸配列を含む、上記項3に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項44]
前記VHが、配列番号12と少なくとも80%、85%、90%、92%、93%、95%、97%、99%又は100%同一であるアミノ酸配列を含み、且つ前記VLが、配列番号17と少なくとも80%、85%、90%、92%、93%、95%、97%、99%又は100%同一であるアミノ酸配列を含む、上記項3〜39のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項45]
前記抗体又は抗原結合断片が抗原結合断片である、上記項1〜44のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項46]
前記抗原結合断片がscFvである、上記項45に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項47]
前記抗原結合断片がFab’である、上記項45に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項48]
前記抗体又は抗原結合断片が抗体である、上記項1〜44のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項49]
前記抗体がモノクローナル抗体である、上記項48に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項50]
前記抗体がIgG抗体である、上記項48又は49に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項51]
前記抗体又は抗原結合断片がヒト化されている、上記項1〜50のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項52]
前記抗体又は抗原結合断片がヒトのものである、上記項1〜50のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項53]
前記VHが、配列番号1、11、21、31、41、51、61、71、81、91、101、111、121、131、141、151、161、171、181、191、201、211、221、231、241、251、261、271、281、291、301、311、321、331、341、351、361、371、381、391、401、411、421、431、441、451、461、471、481、491、501、511、521、531、541、551、561、571、581、591、601、611、621、631、641、651、661、671、681、691、701、711、721、731、741、751、761、771、781、791、及び833〜841のいずれか1つと少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項1〜52のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項54]
前記VHが、配列番号1、11、21、31、41、51、61、71、81、91、101、111、121、131、141、151、161、171、181、191、201、211、221、231、241、251、261、271、281、291、301、311、321、331、341、351、361、371、381、391、401、411、421、431、441、451、461、471、481、491、501、511、521、531、541、551、561、571、581、591、601、611、621、631、641、651、661、671、681、691、701、711、721、731、741、751、761、771、781、791、及び833〜841のいずれか1つと少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項53に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項55]
前記VHが、配列番号1、11、21、31、41、51、61、71、81、91、101、111、121、131、141、151、161、171、181、191、201、211、221、231、241、251、261、271、281、291、301、311、321、331、341、351、361、371、381、391、401、411、421、431、441、451、461、471、481、491、501、511、521、531、541、551、561、571、581、591、601、611、621、631、641、651、661、671、681、691、701、711、721、731、741、751、761、771、781、791、及び833〜841のいずれか1つの前記ヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項53に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項56]
前記VLが、配列番号6、16、26、36、46、56、66、76、86、96、106、116、126、136、146、156、166、176、186、196、206、216、226、236、246、256、266、276、286、296、306、316、326、336、346、356、366、376、386、396、406、416、426、436、446、456、466、476、486、496、506、516、526、536、546、556、566、576、586、596、606、616、626、636、646、656、666、676、686、696、706、716、726、736、746、756、766、776、786、及び796のいずれか1つと少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項1〜55のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項57]
前記VLが、配列番号6、16、26、36、46、56、66、76、86、96、106、116、126、136、146、156、166、176、186、196、206、216、226、236、246、256、266、276、286、296、306、316、326、336、346、356、366、376、386、396、406、416、426、436、446、456、466、476、486、496、506、516、526、536、546、556、566、576、586、596、606、616、626、636、646、656、666、676、686、696、706、716、726、736、746、756、766、776、786、及び796のいずれか1つと少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項56に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項58]
前記VLが、配列番号6、16、26、36、46、56、66、76、86、96、106、116、126、136、146、156、166、176、186、196、206、216、226、236、246、256、266、276、286、296、306、316、326、336、346、356、366、376、386、396、406、416、426、436、446、456、466、476、486、496、506、516、526、536、546、556、566、576、586、596、606、616、626、636、646、656、666、676、686、696、706、716、726、736、746、756、766、776、786、及び796のいずれか1つの前記ヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項56に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項59]
前記VHが、配列番号11と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項1〜58のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項60]
前記VHが、配列番号11と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項59に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項61]
前記VHが、配列番号11の前記ヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項59に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項62]
前記VLが、配列番号16と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項1〜61のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項63]
前記VLが、配列番号16と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項62に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項64]
前記VLが、配列番号16の前記ヌクレオチド配列を含む核酸によってコードされる、上記項62に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項65]
前記抗体又は抗原結合断片がPAR2に結合する、上記項1〜64のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項66]
前記抗体又は抗原結合断片が、トリプシン、トリプターゼ及び/又はマトリプターゼのPAR2との相互作用を妨げる、上記項1〜65のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項67]
前記抗体又は抗原結合断片が、トリプシン、トリプターゼ及び/又はマトリプターゼによるPAR2の切断を妨げる、上記項1〜66のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項68]
前記抗体又は抗原結合断片が、PAR2の細胞外ドメインの切断を妨げる、上記項1〜67のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項59]
前記抗体又は抗原結合断片が、テザーリガンドの露出を阻害する、上記項1〜68のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項70]
前記抗体又は抗原結合断片が、前記テザーリガンドのPAR2の第2の膜貫通ループとの相互作用を妨げる、上記項1〜69のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項71]
前記抗体又は抗原結合断片が、pH6.0よりpH7.4でより高い親和性を有してPAR2に結合する、上記項1〜70のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項72]
前記抗体又は抗原結合断片が、約5nM、1nM、900pM、800pM、700pM、650pM、600pM、500pM、200pM、100pM又は50pM未満のKを有してpH7.4でPAR2に結合する、上記項1〜70のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項73]
前記抗体又は抗原結合断片が、約700pM未満のKを有してpH7.4でPAR2に結合する、上記項72に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項74]
前記抗体又は抗原結合断片が、約1nM、5nM、10nM、15nM、20nM、25nM、30nM、40nM、50nM、60nM、80nM、又は100nMより大きいKを有してpH6.0でPAR2に結合する、上記項1〜70のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項75]
前記抗体又は抗原結合断片が、約30nMより大きいKを有してpH6.0でPAR2に結合する、上記項1〜70のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項76]
前記抗体又は抗原結合断片が、PAR2結合アッセイにおいて、pH7.4で配列番号3〜5及び8〜10の前記CDRを有する抗体又は抗原結合断片と競合する場合、100nM未満のIC50を有する、上記項1〜75のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項77]
前記抗体又は抗原結合断片が、PAR2結合アッセイにおいて、pH7.4で配列番号3〜5及び8〜10の前記CDRを有する抗体又は抗原結合断片と競合する場合、50nM未満のIC50を有する、上記項1〜76のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項78]
前記抗体又は抗原結合断片が、PAR2結合アッセイにおいて、pH7.4で配列番号3〜5及び8〜10の前記CDRを有する抗体又は抗原結合断片と競合する場合、40nM未満のIC50を有する、上記項1〜77のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項79]
前記抗体又は抗原結合断片が、PAR2結合アッセイにおいて、pH6.0で配列番号3〜5及び8〜10の前記CDRを有する抗体又は抗原結合断片と競合する場合、500nMより大きいIC50を有する、上記項1〜78のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項80]
前記抗体又は抗原結合断片が、PAR2結合アッセイにおいて、pH6.0で配列番号3〜5及び8〜10の前記CDRを有する抗体又は抗原結合断片と競合する場合、1000nMより大きいIC50を有する、上記項1〜79のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項81]
前記抗体又は抗原結合断片が、PAR2結合アッセイにおいて、pH6.0で配列番号3〜5及び8〜10の前記CDRを有する抗体又は抗原結合断片と競合する場合、1100nMより大きいIC50を有する、上記項1〜80のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項82]
前記抗体又は抗原結合断片が、PAR2結合アッセイにおいて、配列番号3〜5及び8〜10の前記CDRを有する抗体又は抗原結合断片と競合する場合、pH6.0よりpH7.4で20倍を超えて低いIC50を有する、上記項1〜81のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項83]
前記抗体又は抗原結合断片が、PAR2結合アッセイにおいて、配列番号3〜5及び8〜10の前記CDRを有する抗体又は抗原結合断片と競合する場合、pH6.0よりpH7.4で25倍を超えて低いIC50を有する、上記項1〜82のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項84]
前記抗体又は抗原結合断片が、PAR2結合アッセイにおいて、配列番号3〜5及び8〜10の前記CDRを有する抗体又は抗原結合断片と競合する場合、pH6.0よりpH7.4で30倍を超えて低いIC50を有する、上記項1〜83のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項85]
前記抗体又は抗原結合断片が、ヒトA549細胞におけるカルシウム流入アッセイにおいて3.0×10−10M未満のIC50を有する、上記項1〜84のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項86]
前記抗体又は抗原結合断片が、ヒトA549細胞におけるカルシウム流入アッセイにおいて1.5×10−10M未満のIC50を有する、上記項1〜85のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項87]
前記抗体又は抗原結合断片が、ラットKNRK細胞におけるカルシウム流入アッセイにおいて7.0×10−10M未満のIC50を有する、上記項1〜86のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項88]
前記抗体又は抗原結合断片が、ラットKNRK細胞におけるカルシウム流入アッセイにおいて5.5×10−10M未満のIC50を有する、上記項1〜87のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項89]
前記抗体又は抗原結合断片が、カニクイザルCYNOM−K1細胞におけるカルシウム流入アッセイにおいて7.0×10−11M未満のIC50を有する、上記項1〜88のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項90]
前記抗体又は抗原結合断片が、カニクイザルCYNOM−K1細胞におけるカルシウム流入アッセイにおいて5.0×10−11M未満のIC50を有する、上記項1〜89のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項91]
前記抗体又は抗原結合断片が、マウスLL/2細胞におけるカルシウム流入アッセイにおいて6.0×10−11M未満のIC50を有する、上記項1〜90のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項92]
前記抗体又は抗原結合断片が、マウスLL/2細胞におけるカルシウム流入アッセイにおいて4.0×10−11M未満のIC50を有する、上記項1〜91のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項93]
前記抗体又は抗原結合断片が、ヒスチジン改変を欠く抗体又は抗原結合断片より遅く、治療された患者の血清からなくなる、上記項92のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
[項94]
任意選択的に存在する前記ヒスチジン又はヒスチジン(複数)が、PAR2結合アッセイにおいて7.4のpHで試験する場合、配列番号2のアミノ酸配列を有するVH及び配列番号7のアミノ酸配列を有するVLを有する抗体又は抗原結合断片と比較して、ヒトPAR2に対する前記抗体又はその抗原結合断片の結合親和性を1000、800、700、500、400、300、200、100、50又は10倍以下低減する、上記項3又は5〜93のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
[項95]
上記項1〜94のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片を発現することが可能な核酸。
[項96]
配列番号1、11、21、31、41、51、61、71、81、91、101、111、121、131、141、151、161、171、181、191、201、211、221、231、241、251、261、271、281、291、301、311、321、331、341、351、361、371、381、391、401、411、421、431、441、451、461、471、481、491、501、511、521、531、541、551、561、571、581、591、601、611、621、631、641、651、661、671、681、691、701、711、721、731、741、751、761、771、781、791、及び833〜841のいずれか1つと少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸。
[項97]
前記核酸が、配列番号1、11、21、31、41、51、61、71、81、91、101、111、121、131、141、151、161、171、181、191、201、211、221、231、241、251、261、271、281、291、301、311、321、331、341、351、361、371、381、391、401、411、421、431、441、451、461、471、481、491、501、511、521、531、541、551、561、571、581、591、601、611、621、631、641、651、661、671、681、691、701、711、721、731、741、751、761、771、781、791、及び833〜841のいずれか1つと少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含む、上記項96に記載の核酸。
[項98]
前記核酸が、配列番号1、11、21、31、41、51、61、71、81、91、101、111、121、131、141、151、161、171、181、191、201、211、221、231、241、251、261、271、281、291、301、311、321、331、341、351、361、371、381、391、401、411、421、431、441、451、461、471、481、491、501、511、521、531、541、551、561、571、581、591、601、611、621、631、641、651、661、671、681、691、701、711、721、731、741、751、761、771、781、791、及び833〜841のいずれか1つの前記ヌクレオチド配列を含む、上記項96に記載の核酸。
[項99]
配列番号6、16、26、36、46、56、66、76、86、96、106、116、126、136、146、156、166、176、186、196、206、216、226、236、246、256、266、276、286、296、306、316、326、336、346、356、366、376、386、396、406、416、426、436、446、456、466、476、486、496、506、516、526、536、546、556、566、576、586、596、606、616、626、636、646、656、666、676、686、696、706、716、726、736、746、756、766、776、786、及び796のいずれか1つと少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸。
[項100]
前記核酸が、配列番号6、16、26、36、46、56、66、76、86、96、106、116、126、136、146、156、166、176、186、196、206、216、226、236、246、256、266、276、286、296、306、316、326、336、346、356、366、376、386、396、406、416、426、436、446、456、466、476、486、496、506、516、526、536、546、556、566、576、586、596、606、616、626、636、646、656、666、676、686、696、706、716、726、736、746、756、766、776、786、及び796のいずれか1つと少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含む、上記項99に記載の核酸。
[項101]
前記核酸が、配列番号6、16、26、36、46、56、66、76、86、96、106、116、126、136、146、156、166、176、186、196、206、216、226、236、246、256、266、276、286、296、306、316、326、336、346、356、366、376、386、396、406、416、426、436、446、456、466、476、486、496、506、516、526、536、546、556、566、576、586、596、606、616、626、636、646、656、666、676、686、696、706、716、726、736、746、756、766、776、786、及び796のいずれか1つの前記ヌクレオチド配列を含む、上記項99に記載の核酸。
[項102]
配列番号11と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸。
[項103]
前記核酸が、配列番号11と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含む、上記項102に記載の核酸。
[項104]
前記核酸が、配列番号11の前記ヌクレオチド配列を含む、上記項102に記載の核酸。
[項105]
配列番号16と少なくとも90%同一であるヌクレオチド配列を含む核酸。
[項106]
前記核酸が、配列番号16と少なくとも95%同一であるヌクレオチド配列を含む、上記項105に記載の核酸。
[項107]
前記核酸が、配列番号16の前記ヌクレオチド配列を含む、上記項105に記載の核酸。
[項108]
上記項95〜107のいずれか一項に記載の核酸を含むベクター。
[項109]
a)上記項96〜98又は102〜104のいずれか一項に記載の核酸;及びb)上記項99〜101及び105〜107のいずれか一項に記載の核酸を含む、ベクターのセット。
[項110]
上記項108又は109に記載のベクターのうちの1つ以上を含む宿主細胞。
[項111]
薬学的に許容される担体及び上記項1〜94のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片を含む組成物。
[項112]
上記項1〜94のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片を含む凍結乾燥組成物。
[項113]
上記項1〜94のいずれか一項に記載の抗体又はその抗原結合断片を含む、再構成された凍結乾燥組成物。
[項114]
前記組成物が、舐剤、噴霧剤、経口投与、遅延放出又は持続放出、経粘膜投与、シロップ剤、粘膜付着性、バッカル製剤、粘膜付着性錠剤、局所投与、非経口投与、注射、皮下投与、経口溶液、直腸投与、バッカル投与又は経皮投与による投与のために製剤化される、上記項111〜113のいずれか一項に記載の組成物。
[項115]
上記項1〜94のいずれか一項に記載の抗体若しくは抗原結合断片又は上記項111〜114のいずれか一項に記載の組成物を含むキット。
[項116]
必要とする対象において疼痛を治療するための方法であって、治療有効量の上記項1〜94のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片を前記対象に投与することを含む方法。
[項117]
必要とする対象において疼痛を治療するための方法であって、治療有効量の上記項111〜114のいずれか一項に記載の組成物を前記対象に投与することを含む方法。
[項118]
前記疼痛が、侵害受容性疼痛、神経因性疼痛、及び混合型疼痛からなる群から選択される、上記項116又は117に記載の方法。
[項119]
前記疼痛が、頭痛、慢性頭痛、片頭痛、癌、ウイルス感染、関節リウマチ、変形性関節症、クローン病、肝疾患、多発性硬化症、脊髄損傷、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性ニューロパシー、腰痛、炎症性心疾患、腎疾患、胃炎、歯肉炎、歯周疾患、喘息、慢性閉塞性肺疾患、自己免疫疾患、過敏性腸症候群、線維筋痛症、下肢痛、脚不穏症候群、糖尿病性ニューロパシー、アレルギー病態、外科手技、急性若しくは慢性の身体的傷害、骨折若しくは圧挫、脊髄損傷、炎症性疾患、非炎症性の神経因性疼痛病態若しくは機能傷害性疼痛病態、又はこれらの組み合わせと関連する、上記項116又は117のいずれか一項に記載の方法。
[項120]
前記疼痛が変形性関節症疼痛である、上記項119に記載の方法。
[項121]
前記対象がヒトである、上記項116〜120のいずれか一項に記載の方法。
[項122]
培養細胞中で上記項95〜106のいずれか一項に記載の核酸を発現させる工程と、前記抗体又は抗原結合断片を精製する工程とを含む、上記項1〜94のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片を作製する方法。

Claims (21)

  1. 重鎖可変ドメイン(VH)及び軽鎖可変ドメイン(VL)を含む、PAR2に結合する抗体又はその抗原結合断片であって、前記VHが:
    i)配列番号13のアミノ酸配列を有するVH−CDR1;
    ii)配列番号14または配列番号818のアミノ酸配列を有するVH−CDR2;及び
    iii)配列番号15のアミノ酸配列を有するVH−CDR3を含み;
    且つ前記VLが:
    i)配列番号18のアミノ酸配列を有するVL−CDR1;
    ii)配列番号19のアミノ酸配列を有するVL−CDR2;及び
    iii)配列番号20のアミノ酸配列を有するVL−CDR3を含む、抗体又はその抗原結合断片。
  2. 前記VHが、配列番号831に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VLが、配列番号7又は17に相当するアミノ酸配列を含む、請求項に記載の抗体又はその抗原結合断片。
  3. 前記VHが、配列番号12と少なくとも80%、85%、90%、92%、93%、95%、97%、99%又は100%同一であるアミノ酸配列を含み、且つ前記VLが、配列番号17と少なくとも80%、85%、90%、92%、93%、95%、97%、99%又は100%同一であるアミノ酸配列を含む、請求項1又は2に記載の抗体又はその抗原結合断片。
  4. 前記VHが、配列番号12に相当するアミノ酸配列を含み、且つ前記VLが、配列番号17に相当するアミノ酸配列を含む、請求項1に記載の抗体又はその抗原結合断片。
  5. 前記抗体又は抗原結合断片が抗原結合断片である、請求項1〜のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
  6. 前記抗体又は抗原結合断片が抗体である、請求項1〜のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
  7. 前記抗体がモノクローナル抗体である、請求項に記載の抗体又は抗原結合断片。
  8. 前記抗体がIgG抗体である、請求項又はに記載の抗体又は抗原結合断片。
  9. 前記抗体又は抗原結合断片がヒト化されているか又はヒトのものである、請求項1〜のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片を発現することが可能な核酸。
  11. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片のVHドメインをコードする核酸。
  12. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片のVLドメインをコードする核酸。
  13. 請求項10に記載の核酸を含むベクター。
  14. a)請求項11に記載の核酸;及びb)請求項12に記載の核酸を含む、ベクターのセット。
  15. 請求項13に記載のベクター又は請求項14に記載のベクターのセットを含む宿主細胞。
  16. 薬学的に許容される担体及び請求項1〜のいずれか一項に記載の抗体又は抗原結合断片を含む組成物。
  17. 請求項1〜のいずれか一項に記載の抗体若しくは抗原結合断片又は請求項16に記載の組成物を含むキット。
  18. 必要とする対象において疼痛を治療するための、請求項16に記載の組成物。
  19. 前記疼痛が、侵害受容性疼痛、神経因性疼痛、及び混合型疼痛からなる群から選択される、請求項18に記載の組成物
  20. 前記疼痛が、頭痛、慢性頭痛、片頭痛、癌、ウイルス感染、関節リウマチ、変形性関節症、クローン病、肝疾患、多発性硬化症、脊髄損傷、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性ニューロパシー、腰痛、炎症性心疾患、腎疾患、胃炎、歯肉炎、歯周疾患、喘息、慢性閉塞性肺疾患、自己免疫疾患、過敏性腸症候群、線維筋痛症、下肢痛、脚不穏症候群、糖尿病性ニューロパシー、アレルギー病態、外科手技、急性若しくは慢性の身体的傷害、骨折若しくは圧挫、脊髄損傷、炎症性疾患、非炎症性の神経因性疼痛病態若しくは機能傷害性疼痛病態、又はこれらの組み合わせと関連する、請求項18又は19に記載の組成物
  21. 前記疼痛が変形性関節症疼痛である、請求項20に記載の組成物
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