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JP2018500527A - 安全固定部材及び安全固定システム - Google Patents

安全固定部材及び安全固定システム Download PDF

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JP2018500527A JP2017542268A JP2017542268A JP2018500527A JP 2018500527 A JP2018500527 A JP 2018500527A JP 2017542268 A JP2017542268 A JP 2017542268A JP 2017542268 A JP2017542268 A JP 2017542268A JP 2018500527 A JP2018500527 A JP 2018500527A
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Abstract

2つの構成部品の結合のための、特にねじ結合のための、安全固定部材(10)において、安全固定部材はリング形状である。安全固定部材は、外側を一周するアウタープロフィール(11)と内側を一周するインナープロフィール(12)を有している。アウタープロフィール(11)とインナープロフィール(12)は、それぞれ多数のプロフィールユニットから形成される。アウタープロフィールのプロフィールユニットの数と、インナープロフィールのプロフィールユニットの数は、ノギス原理に基づく様々な尺度における目盛り線の数に相当し、その場合にアウタープロフィール(11)とインナープロフィール(12)のプロフィールユニットの数は、少なくとも1つだけ互いに異なっている。正確に1つの位置において、アウタープロフィール(11)の1つのプロフィールユニットとインナープロフィール(12)の1つのプロフィールユニットが正確に対向する。【選択図】図1

Description

本発明は、2つの構成部品の結合のため、特にねじ結合のための、安全固定部材と安全固定システム及びこの安全固定システムの好ましい使用に関するものである。
機械建造の全ての領域において、ねじ結合が使用される。例えば自動車の車輪又はリムは、通常、多くのホイールナット又はホイールねじによって車輪支持体に固定される。自動車車輪用の中央の1つのナットのみによるセントラルロックも知られており、それは主としてスポーツカーにおいて、あるいはモータースポーツにおいて、使用される。特に回転する構成部品に関連して使用される、ねじ結合における問題は、特に長期間使用した場合にねじ結合が緩む可能性があることである。例えば、自動車車輪との関連において、これは著しい安全リスクを表す。
この問題性に関して、例えば自動車建造においていわゆる開きボルトが使用される。その場合に取り付け後には、開きボルトの可塑変形によって、ねじ結合内でいわゆる嵌まり込みが生じるので、この種の螺合は、通常は付加的な回動防止なしで使用される。この種のねじ結合を取り外した後に、通常、開きボルトはもはや再使用できない。
ある特許文献では、セントラルロックを安全固定するための保持ボルトが記述されている(例えば、特許文献1参照。)。その場合に自動車車輪のホイールディスクがセントラルロック部材としてのセントラルナットによってハブアダプタに螺合される。セントラルナットを安全固定するために、ハブアダプタの中心軸が内ねじを有し、保持ボルトをその内ねじ内へ螺合することができる。
また、別の特許文献からは、車輪セントラルロックが明らかにされ(例えば、特許文献2参照。)、それにおいてセントラルナットがハブの外ねじ上に螺合されることにより、車輪がハブ上に固定される。ここでも安全固定部材が設けられており、その安全固定部材はハブの内ねじ内へ螺合され、かつそのヘッド領域がセントラルナットを覆うのでこの安全固定部材は同時に盗難防止としても用いることができる。
さらに別の特許文献では、自動車のホイールハブのための固定システムが記載されている(例えば、特許文献3参照。)。ホイールハブは、ベースボディとアタッチメントを有し、その場合にアタッチメントがナットのための外ねじを有している。
さらに別の特許文献では、道路車両用のユニットホイールシステムが明らかにされる。その場合にホイールリムにハブアダプタが設けられており、そのハブアダプタがねじ及びセンタリング部材によって車軸ハブあるいはブレーキディスク又はブレーキドラムに取り付け可能である点が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。ハブアダプタは、ホイールリムを通って延びる、ねじを備えた円筒状の部分を有しており、ハブアダプタにホイールリムを固定するために、そのねじ上にセントラルロックナットが螺合可能である。
また別の特許文献には、自動車に車輪を固定するためのセントラルロック用の取り付け工具を対象としている点が開示されている(例えば、特許文献5参照。)。その場合にセントラルロックはその長さの一部にわたって外ねじを備えた軸ピンと、その上に螺合可能なホイールナットとを有している。ホイールナットには、ねじ安全固定部材が対応づけられており、そのねじ安全固定部材はばね負荷に抗して外すことのできる阻止手段を有している。
また別の特許文献には、支持体上に構成部品を固定するためのセントラルロック部材が記述している(例えば、特許文献6参照。)。セントラルロック部材は、支持体上に螺合可能であって、その場合にセントラルロック部材は、セントラルロック部材を操作するための工具を係合させるための形状結合手段を有している。
独国特許出願公開第4205579(A1)号明細書 独国特許出願公開第102011051980(A1)号明細書 独国特許出願公開第102011115534(A1)号明細書 独国実用新案第9313244(U1)号明細書 独国特許出願公開第10106140(A1)号明細書 独国特許出願公開第102013002443(A1)号明細書
安全固定部材を形成するためのこの考え方にもかかわらず、ねじ結合を長期間信頼できるように安全固定することは、十分に解決されていない。したがって本発明の課題は、ねじ結合を安全固定するための改良された安全固定部材及び改良された安全固定システムを提供することである。
発明の利点
この課題は、独立請求項から明らかにされるような安全固定手段と安全固定システムによって解決される。この安全固定部材及び安全固定システムの好ましい形態が、従属請求項の対象である。
本発明に係る安全固定部材は、安全固定部材がリング形状であることを、特徴としている。安全固定部材は、外側を一周するアウタープロフィールと内側を一周するインナープロフィールを有している。アウタープロフィールもインナープロフィールも、それぞれ多数のプロフィールユニット(PFE)によって形成される。本発明によれば、アウタープロフィールのプロフィールユニットの数とインナープロフィールのプロフィールユニットの数は、ノギス原理に基づく様々な尺度における目盛り線の数に相当し、その場合にアウタープロフィールのプロフィールユニットの数とインナープロフィールのプロフィールユニットの数は、互いに対して少なくとも1つだけ異なっている。その場合にノギス原理は、プロフィールユニットの様々な数がそれぞれ円周上に均一に分配されるようにして、実現される。その場合に安全固定部材の周面上の正確に1つの位置において、アウタープロフィールの正確に1つのプロフィールユニットとインナープロフィールの正確に1つのプロフィールユニットが正確に対向する。
本発明に係る安全固定部材は、特に安全固定システムとの関連において使用され、その安全固定システムは安全固定部材の他に、第1のねじ、特に外ねじを備えた第1の構成部品又は第1の構成部品配置と、第2のねじ、特に内ねじを備えた第2の構成部品又は第2の構成部品配置とを有している。第1のねじと第2のねじの間の結合は、本発明に係る安全固定部材によって確保される。そのために第1の構成部品または第1の構成部品配置は外側を一周するプロフィールを備えた領域を有し、第2の構成部品又は第2の構成部品配置は内側を一周するプロフィールを備えた領域を有しており、その場合に螺合してまとめた状態において第1の構成部品又は第1の構成部品配置のプロフィールと第2の構成部品または第2の構成部品配置のプロフィールとの間にリング形状の安全固定間隙が形成され、その安全固定間隙は外部から接近できる。そのために第1の構成部品又は第1の構成部品配置の外周は、外側を一周するプロフィールを有する領域内において、好ましくは第1のねじ、特に外ねじを有する領域の外周よりも小さく選択されている。本発明に係る安全固定部材は、第1と第2の構成部品(もしくは構成部品配置)の間のリング形状の安全固定間隙の内部に配置(導入)するために設けられている。しかし、本発明に係る安全固定部材は、2つの構成部品(あるいは構成部品配置)の間のねじ結合を確保するためだけでなく、2つの構成部品の他の種類の結合のため、例えば差し込み結合を確保するためにも、使用することができる。
「構成部品配置」という表現は、該当する構成部品がいくつかに分かれて構成できることを、表している。以下において第1の構成部品又は第2の構成部品が参照される場合に、それにはそれぞれ第1の構成部品配置もしくは第2の構成部品配置も含めることができる。
プロフィールは、好ましくは第1の構成部品の外側を一周するプロフィールが、安全固定リングのインナープロフィールのPFEの数に相補的に相当する数のプロフィールユニット(PFE)を有するように、形成されている。第2の構成部品の内側を一周するプロフィールは、好ましくは安全固定部材のアウタープロフィールのPFEの数に相補的に相当する数のPFEを有している。その結果、第1の構成部品のアウタープロフィールのPFEの数と、第2の構成部品のインナープロフィールのPFEの数が異なり、その場合に数は少なくとも1だけ、そして好ましくは正確に1だけ異なる。それぞれ第1の構成部品に関する第2の構成部品の位置決めにしたがって、螺合された状態において、これらのプロフィールの間に形成される安全固定間隙の幾何学配置もしくは具体的な形状が、異なるように形成される。すなわち、それぞれボルトねじがどのくらいきつく締められるか、あるいはあまりきつくないかに応じて、インナープロフィールに対する関係におけるアウタープロフィールの位置は異なり、かつ固定的に定められていない。プロフィールの間に形成される安全固定間隙の幾何学配置は、ある程度可変であって、通常は予測できない。安全固定部材を取り付けるために、安全固定部材が安全固定間隙内へ導入され、その場合に安全固定部材は、正確な嵌め合いで係止が行われるまでの間、取り付けられ、回動されて、再び取り付けられる。正確な嵌め合いで係止されるまでこのように回転させることは、形成される安全固定間隙の幾何学配置が詳細に予測できないことにより、安全固定部材が1つの位置において実際に正確な嵌め合いで形成されるので、必要である。安全固定部材が安全固定間隙内へ正確な嵌め合いで係止された場合に、第1と第2の構成部品の間のねじ結合(又は同様に他の結合)がロックされるので、例えば揺れなどによって作動されることがあり得る、結合の緩みは、もはや生じることはない。
2つの構成部品の間の結合をロックする場合の本発明に係る安全固定部材の驚くべき効果は、ノギス原理によって説明される。ノギス原理の既知の適用は、キャリパーゲージであって、それにおいて異なる尺度を有する、もしくは異なる長さ単位を有する2つの測定スケールが互いに重ねられている。尺度を適切に選択する場合に、測定すべき長さがきわめて正確に定められ、その場合に細かく定めるために、異なる尺度の2つの目盛り線が互いに当接することが考慮される。適切なやり方で、本発明に係る安全固定システムの安全固定間隙の外側と内側が異なる数のPFEによって形成される。その場合にPFEの異なる数は、ノギス原理に基づく異なる尺度又は長さ単位に相当する。安全固定間隙内部の1つの所定の位置においてのみ、安全固定間隙の個々のPFEが互いに対して正確に対向する。この位置が、安全固定部材を正しい嵌め合いで係止することの責任を負う。
以下、ノギス原理と本発明のためのその適用について、さらに詳しく説明する。キャリパーゲージのためのノギス原理の既知の適用においては、デシマルプレースを読み出すために、固定のメインスケール(いわゆる分度弧)とスライドさせるべきアンダースケール(いわゆるノギス)が設けられている。アンダースケールを用いて、メインスケールの最も細かい分割よりも小さい線長さが読み取られる。ノギスの長さ単位は、分度弧の長さ単位に比較して短縮されている。この種のキャリパーゲージによる測定は、分度弧上の、したがってメインスケール上の1つの目盛り線に正確に対向する、正確に1つの目盛り線がノギス上に存在することを、利用している。ノギス原理の他の適用は、いわゆるノギスコネクタである。これは、組み立て技術に基づく部品であって、それにおいて2つのバーに異なる数の穴が設けられている。その場合に穴が、ノギス原理に基づく異なるスケールに相当し、その場合にバーの互いに対する方向付けに応じて所定の穴が重なり合い、かつボルト又は類似のものによって互いに結合することができる。
本発明においては、リング形状の安全固定部材のために、ノギス原理に基づく異なるスケールが利用され、その安全部材において異なる直径を有する2つの異なる同心の円周上に異なるスケールがプロフィールとして設けられている。その場合に第1のプロフィール(外側)のため、及び第2のプロフィール(内側)のために、安全固定部材の円周(360°)上に多数のプロフィールユニット、例えば波、が均一に分配され、その場合に第1の一周するプロフィール(アウタープロフィール)のプロフィールユニットの数と、第2の一周するプロフィール(インナープロフィール)のプロフィールユニットの数は、少なくとも1つだけ、好ましくは正確に1つだけ異なる。例えばアウタープロフィールにおいて18の波が円周上に分配される場合に(間隔はそれぞれ20.00°)、インナープロフィールの場合には円周上に17の波が分配される(間隔21.18°)。これらの波に通し番号をつけるとすると、例えば第1の位置において波が正確に対向する。残りの全ての波は、多かれ少なかれ互いに対して変位している。この例におけるアウタープロフィールがノギス(波の間のより小さい間隔)と称され、インナープロフィールが分度弧(波の間のより大きい間隔)と称される。この安全固定部材によって互いに対するその結合(例えばねじ結合)がロックされるべき構成部品は、それぞれ正反対の対応するプロフィールを有している。例えばテンションナットがボルト(例えばホイールハブ)又は同種のものの上に固定される場合に、テンションナットは、安全固定部材のノギスに対応する、18の正反対の波を備えた内側を一周するプロフィールを有する。ホイールハブは、安全固定部材の分度弧に正反対のやり方で相当する、17の波を備えた外側を一周するプロフィール有している。テンションナットがホイールハブ上に、例えばトルクレンチによって螺合される場合に、テンションナットの内側を一周するプロフィールの18の波とホイールハブの外側を一周するプロフィールの17の波が、トルクがオフになることによって予測できない位置で互いに対して「停止」し、その場合に、上述したキャリパーゲージと比較可能に、原理において常に正確に1対の波もしくは1対のプロフィールユニットが予測できない箇所において正確に対向する(同時性)。本発明によれば、安全固定部材において正確に1対のプロフィールユニットが対向するので、安全固定部材はこの位置に適切に挿入することができ、その後係止され、それによって2つの構成部品の結合が安全固定されて、もはやずれることはない。安全固定部材の適合する位置は、実際においては、安全固定部材が、ぴったりと合うまでの間、取り付けられ、回動されて、再び取り付けられることによって、見いだされる。実際においては、安全固定部材が挿入されて、係止される常に1つの位置が実際に生じることが明らかにされている。したがって本発明に係る安全固定部材のこの驚くべき効果は、ノギス原理に基づいており、かつ、内側と外側でプロフィールユニットの数が少なくとも1つ異なっており、その場合に内側の1つのプロフィールユニットと外側の1つのプロフィールユニットが正確に対向することによって、実現される。このシステムは、細かい調整可能性に関して限定されておらず、実際において無段階に調節可能である。原理的には、プロフィールの数の増大によって、微調整可能性は無限に追求することができ、その場合に実際においては、特に製造可能性に関する実際的な限界が設定される。実際において、例えば18と17のプロフィールユニットの使用が実証されており、それは、製造可能性に関して完全に十分である。本システムは、ねじピッチにも全く関係しない。というのは、各任意の周位置においてプロフィールユニットの完全に等しいこと(同時性)を生じさせることができるからである。さらに本システムは、ねじ結合に限定されるものでもない。2つの構成部品の他の種類の結合のためにも使用することができる。例えば、本発明に係る安全固定部材は、結合すべき適切な構成部品に上述したプロフィールが形成されている限りにおいて、差し込み結合のために使用することもできる。
表現を変えると、本発明はある意味においてノギス原理の同心の適用であって、ノギス原理によって2つの構成部品を安全固定部材(阻止部材)を用いて原理的に互いに対して任意の位置にロックすることができる。その場合にノギス原理は、少なくとも1つのプロフィールユニットだけ異なる、安全固定部材の同心のアウタープロフィールとインナープロフィールによって実現される。ロックすべき構成部品の適切な(正反対の)プロフィールと協働して、この適用においてノギス原理の利点が示され、その構成部品の付与形状が安全固定間隙を形成し、その中へ安全固定部材が挿入される。安全固定間隙は、ロックすべき構成部品の間に形成され、その場合に安全固定間隙のプロフィールは、安全固定部材のプロフィールに正反対のやり方で相当する。その場合にノギス原理によって、安全固定部材は所定の箇所において正確な嵌め合いで係止することができ、したがって構成部品の互いに対する相対移動が確実に阻止されて、構成部品の結合がロックされる。その場合にノギス原理は、安全固定部材のボディ特徴として現れる。というのは、アウタープロフィールがノギス(個々のプロフィールユニットの間の間隔がより小さい)に、インナープロフィールが分度弧(プロフィールユニット間の間隔がより大きい)に相当し、あるいは同心的に逆にも相当するからである。ノギス原理によれば、キャリパーゲージの考え方から生じるように、常に正確に1対のプロフィールユニットが対向する。本発明によれば、安全固定部材のアウタープロフィールとインナープロフィールは、ロックすべき構成部品によって形成される安全固定間隙において対応するものを見いだす。正反対の対応によって、構成部品の互いに対する任意の位置において、常に安全固定間隙が形成されることが可能であって、その安全固定間隙が形成され、その中へ安全固定部材を係止することができる。安全固定間隙の具体的な幾何学配置は、構成部品の互いに対する位置に従って、原理的に常に異なって見える。というのは、安全固定部材の外側と内側のプロフィールは、構成部品の互いに対する位置に従って、互いに対して様々な位置で「停止する」からである。その場合に安全固定間隙の全ての可能な幾何学配置は、適切な位置において挿入することができる安全固定部材によって形成される。ノギス原理は、安全固定部材を係止することができる、常に1つの位置が生じることを、可能にする。
安全固定部材のアウタープロフィールは、安全固定部材の外側、したがって外側のジャケット面を一周している。内側を一周するインナープロフィールは、安全固定部材の内側、したがって内側のジャケット面を一周している。その場合に、アウタープロフィール及び/又はインナープロフィールがリング形状の安全固定部材の外側及び/又は内側のジャケット面の部分領域のみを覆っていると、効果的である。特に、リング形状の安全固定部材の下方の末端側の領域のみが、アウタープロフィールとインナープロフィールによって覆われるようにすることができる。安全固定部材は、ある意味においてカラーを有しており、そのカラーに本発明に係るアウタープロフィールとインナープロフィールが設けられている。リング形状の安全固定部材の他の末端側の領域は、外側を一周する、周面の大きいジャケット面を有することができ、そのジャケット面には本発明に係るプロフィールは設けられていない。この領域は、例えば滑らかに、あるいは小さい波状起伏又はローレットを形成することができる。波状起伏、ローレット又は類似のものは、このように形成されている安全固定部材は手動で取り付けるため、あるいは操作器具を用いて取り付けるためによりよくグリップ可能かつ操作可能である、という利点を有している。
好ましくは、取り付けられた状態において安全固定部材を確保するための1つ又は複数の手段が設けられており、例えば第1の構成部品が(付加的な)内ねじを有することができるので、安全固定部材を取り付けた後に安全固定部材自体を他の安全固定ねじによって確保することができる。他の形態において、第1の構成部品は一周する切り欠きを有することができ、その切り欠きが安全固定システムを組みまとめた状態において、取り付けられた安全固定部材に隣接するので、安全固定部材は通常の溝リング又は安全固定リングによって軸方向に位置確保して、固定することができる。安全固定部材を確保するための他の可能性は、例えばピン又は割りピンであって、それらはそれぞれ適用場合に応じて使用することができる。
互いに対するその結合が確保されるべき構成部品のそれぞれ種類と構造に応じて、本発明に係る安全固定部材と安全固定システムは、異なるように形成することができる。例えば、回転する構成部品が軸又はアダプタ上にナットによって固定される場合に、例えば内側に位置する構成部品を安全固定することができる。他の場合においては、外側に位置する構成部品を安全固定することができる。さらに、一般的に、ボルトを本発明に係る安全固定部材によって安全固定することが、可能である。各場合において、安全固定部材のアウタープロフィールのPFEの数は、インナープロフィールのPFEの数とは異なる。その場合に、アウタープロフィールのPFEの数か、あるいはインナープロフィールのPFEの数を大きくすることが、可能である。
安全固定部材の特に好ましい形態において、安全固定部材のアウタープロフィール及び/又はインナープロフィールのPFEは波形又はほぼ波形に形成されている。PFEの波形は、本発明に係る安全固定部材の製造プロセスに関して特別な利点を有している。しかしPFEは、原理的に任意の他の幾何学配置を有することもでき、例えばプロフィールは菱形、くさび形状あるいはジグザグ形状又は混合形として実現することができる。さらに、アウタープロフィールとインナープロフィールのPFEは、等しく形成する必要はない。アウタープロフィールの形状とインナープロフィールのそれが、PFEの数に関係なく、そして形状が異なることも、まったくもって可能である。PFEの形状は、特に安全固定部材及び安全固定部材の残りのコンポーネントの製造可能性に適合させることができる。特に製造のための可能性は、安全固定部材の寸法設計にも依存している。
安全固定部材のアウタープロフィールとインナープロフィールのPFEの数は、本発明によれば、少なくとも1つだけ異なっている。例えば、プロフィールユニットの少ない数が少なくとも9であり、プロフィールユニットの多い数が少なくとも10であり、例えば正確に9と10とすることができる。他の例においては、プロフィールユニットの少ない数を例えば15とし、プロフィールユニットの多い数を18とすることができる。プロフィールユニットの他の数と差も、可能である。実際においては、正確に1の差が特に好ましいことが明らかにされている。特に好ましい実施例において、PFEの数は17と18であり、例えば安全固定部材のアウタープロフィールにおいてPFEが18であり、インナープロフィールにおいてはPFEは17である。
上ですでに説明したように、プロフィールユニットの数と形状は、それぞれの適用場合に従い、かつ安全固定システムの寸法設計及びそれと結びついた製造可能性に従って適合させることができる。本発明に係る安全固定システムのプロフィール構造は、例えばフライス技術により、あるいはプラスチック鋳造、特に射出成形、金属鋳造、3Dプリント、鍛造、打ち抜き、プレス、レーザー、研磨又は除去によって、形成することができる。
本発明に係る安全固定部材を簡単に取り付けるために、安全固定部材のアウタープロフィールとインナープロフィールが、第1と第2の構成部品の外側を一周するプロフィール及び内側を一周するプロフィールと協働して、第1と第2の構成部品の間に形成される安全固定間隙内へ安全固定部材を挿入する場合に軽いあそびを可能にすると、効果的である。したがって構成部品は、高い精度の位置取り付けが実現されず、部品が互いに対して少しスライドしてかみ合うように、形成されなければならない。製造許容誤差は、好ましくはテレスコープパイプの部材におけるあそび嵌めと比較可能に、あそび嵌め(軸−、孔+)が得られるように、選択される。
本発明に係る安全固定部材の他の形態において、安全固定部材のアウタープロフィールとインナープロフィールは、安全固定部材の2つの異なる平面上に位置している。したがってアウタープロフィールとインナープロフィールは、安全固定部材の異なる平面上のそれぞれ異なる円周上で一周する、第1のプロフィールと第2のプロフィールであって、その場合に1つの円周は外側に、他の円周はずっと内側に延びている。その場合に安全固定部材は、原理的にある程度、段上に配置された、リング形状に一周するプロフィールを有する円いディスクとして形成されているので、この実施形態も、リング形状である。この形態においても、第1のプロフィールと第2のプロフィールはそれぞれ多数のプロフィールユニットから形成され、その場合に第1のプロフィールのプロフィールユニットの数と第2のプロフィールのプロフィールユニットの数は、ノギス原理に基づく異なる尺度における目盛り線の数に相当し、かつその場合に第1のプロフィールのプロフィールユニットの数と第2のプロフィールのプロフィールユニットの数が少なくとも1だけ異なっており、かつその場合に正確に1つの位置において、第1のプロフィールの1つのプロフィールユニットと第2のプロフィールの1つのプロフィールユニットが正確に対向する。
本発明は、さらに、第1の構成部品又は第1の構成部品配置と第2の構成部品又は第2の構成部品配置の結合のための安全固定システムを有しており、その場合に第1の構成部品又は第1の構成部品配置は外側を一周するプロフィールを備えた領域を有しており、かつその場合に第2の構成部品又は第2の構成部品配置は内側を一周するプロフィールを備えた領域を有している。構成部品が結合された状態において、第1の構成部品又は第1の構成部品配置のプロフィールと第2の構成部品又は第2の構成部品配置のプロフィールとの間に、リング形状の安全固定間隙が形成され、その中へ、安全固定システムの構成要素としての上述した安全固定部材を挿入することができる。リング形状の安全固定部材は、構成部品の内側と外側を一周するプロフィールが、構成部品が組み合わされた状態において階段状に配置されるように、形成することもできるので、2つの平面上に配置されたプロフィールを有する安全固定部材を挿入することができる。
本発明に係る安全固定システムの2つの構成部品又は構成部品配置の結合は、好ましくはねじ結合であって、その場合に第1の構成部品(又は構成部品配置)が第1のねじ、特に外ねじを有し、第2の構成部品(又は構成部品配置)が第2のねじ、特に内ねじを有している。第1の構成部品と第2の構成部品は、これらのねじによって螺合してまとめることができる。第1の構成部品は外側上を、したがって外側を一周するプロフィールを備えた領域を有している。第2の構成部品は内側上を、したがって内側を一周するプロフィールを備えた領域を有している。螺合してまとめた状態において、第1の構成部品のプロフィールと第2の構成部品のプロフィールの間にリング形状の安全固定間隙が形成され、その安全固定間隙は外部から接近することができる。さらに、安全固定システムは、上述した安全固定部材を有しており、その場合に安全固定部材はリング形状であって、外側を一周するアウタープロフィールと内側を一周するインナープロフィールを有している。アウタープロフィールもインナープロフィールも、それぞれ多数のプロフィールユニット(PFE)によって形成されており、その場合にPFEの数が少なくとも1つ異なっており、かつ正確に1つの内側のプロフィールユニットと正確に1つの外側のプロフィールユニットが正確に対向する。この安全固定部材は、上述したようにして安全固定間隙内へ配置するために設けられている。
好ましくは、第1の構成部品の外側を一周するプロフィールのPFEの数は、安全固定部材のインナープロフィールのPFEの数に正確に相当し、その場合に第1の構成部品(又は第1の構成部品配置)の外側を一周するプロフィールは、安全固定部材のインナープロフィールに対して正反対である。さらに、第2の構成部品の内側を一周するプロフィールのPFEの数は、安全固定部材のアウタープロフィールのPFEの数に正確に相当し、その場合に第2の構成部品(又は第2の構成部品配置)の内側を一周するプロフィールは、安全固定部材のアウタープロフィールに対して正反対である。したがって安全固定部材のインナープロフィールは、第1の構成部品の外側を一周するプロフィールに対して相補的である。安全固定部材のアウタープロフィールは、第2の構成部品の内側を一周するプロフィールに対して相補的である。第1の構成部品は、例えば一般的に、支持体、例えば軸、軸端部、ハブ又はアダプタ、例えばハブアダプタとすることができる。第2の構成部品は、ナット、例えばテンションナット又は締め付け用ナットとすることができる。
本発明に係る安全固定システムの特に好ましい形態において、安全固定システムは、さらに、取り付けられた状態において安全固定部材を確保するための少なくとも1つの手段を有している。この手段についてのさらなる詳細に関して、そして安全固定システムの残りの特徴についてのさらなる詳細に関しては、上の説明を参照することができる。
さらに、本発明は、例えば回転運動のために設けられている構成部品を固定するために設けられたねじ結合を確保するために、本発明に係る安全固定システムを使用することを含んでいる。特に回転する構成部品においては、それと結びついた運動によって時間と共にねじ結合のゆるみがもたらされることがある。これは、本発明に係る安全固定システムによって回避される。本発明に係る安全固定システムの使用についての特に好ましい例は、車両、特に自動車における車輪のための、特にホイールハブ又はホイールハブアダプタに関連する、セントラルロックの安全固定である。この種のセントラルロックは、特に回転負荷を受けるので、ここで本発明に係る安全固定システムは、大きな利点をもって使用することができる。ホイールナット又はホイールボルトによる自動車車輪の通常の固定のためにも、本発明に係る安全固定システムは効果的に使用することができる。さらに、本発明に係る安全固定システムは、一般に、ボルトを安全固定するためにも使用することができる。ボルトのために本発明に係る安全固定システムを使用する場合には、例えばボルトを伸張ボルトとして形成することを省くことができる。それは、伸張ボルトとは異なり、この種のボルトは原理的に任意に繰り返し使用することができる、という利点を有している。しかし、本発明に係る安全固定システムは、伸張ボルトにおいて付加的な安全固定として使用することもできる。さらに、本発明に係る安全固定システムは、原理的に、全ての種類のねじ結合を安全固定するのに適している。同システムは、機械建造の種々の領域内で使用することができる。その例は、一般的に、例えば車両建造、航空機建造との関連における、あるいは風力設備、船舶スクリュー又はベンチレータにおける、駆動軸とトランスミッション軸である。一般的に、本発明に係る安全固定システムもしくは本発明に係る安全固定部材は、然るべき安全固定システムの構成部品として整えられた、全てのねじ結合を機械的に安全固定するのに適している。特に、本発明に係る安全固定システムは、ねじ結合を機械的に安全固定するのに適しており、そのねじ結合においては、ねじ結合を介して結合された構成部品の取り付けられた位置は、予測できるように定められておらず、取り付けられた状態における構成部品の互いに対する位置は、例えばねじ結合を引き締める場合のトルクに依存している。
そして、本発明は、それぞれ本発明に係る安全固定システム内で使用するように整えられた、ホイールハブ又はホイールハブアダプタまたはボルト、例えば伸張ボルトを含んでいる。上述した構成部品は、外側もしくは内側を一周するプロフィールと、本発明に係る原理に基づいたねじとを有している。上述した定義によれば、ホイールハブ又はホイールハブアダプタあるいはボルトは、それぞれ本発明に係る安全固定システムの第1の構成部品に相当する。テンションナットは、本発明に係る安全固定システムの第2の構成部品に相当する。ホイールハブの他の形態において、ホイールハブは第2の構成部品又は第2の構成部品配置にも相当し、その場合に第2の構成部品配置はフランジ(ホイールディスク)と軸から構成することができる。
本発明の他の特徴と利点が、図面に関連する実施例についての以下の説明から明らかにされる。その場合に個々の特徴はそれ自体でも、互いに組み合わせても実現することができる。
図1Aは、本発明に係る安全固定システムの第1の実施形態をそれぞれ2つの視点の一つで示す分解斜視図である(部分図A)。 図1Bは、本発明に係る安全固定システムの第1の実施形態をそれぞれ2つの視点の一つで示す分解斜視図である(部分図B)。 図2Aは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図A)。 図2Bは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図B)。 図3Aは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図A)。 図3Bは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図B)。 図4AとBは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図A)。 図4AとBは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図B)。 図5Aは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図A)。 図5Bは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図B)。 図5に示す安全固定システムの断面図である。 図7Aは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図A)。 図7Bは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図B)。 図8Aは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図A)。 図8Bは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図B)。 図9Aは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図A)。 図9Bは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図B)。 図10Aは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図A)。 図10Bは、本発明に係る安全固定システムの他の実施形態の部材をそれぞれ2つの視点の一つで示す斜視図である(部分図B)。 本発明に係る安全固定装置のプロフィール構造の種々の形態を図式的に示している。 可能なプロフィール構造のための他の例を示している。 本発明に係るホイールハブアダプタを示す斜視図である。 本発明に係るホイールハブを示す斜視図である。 自動車車輪においてセントラルロックを安全固定するための本発明に係る安全固定システムの部材を示す分解斜視図である。 ボルトを安全固定するための本発明に係る安全固定システムの部材を示す分解斜視図である。 図17Aは、図16に示す安全固定システムを安全固定部材なしで示している。 図17Bは図16に示す安全固定システムを安全固定部材及び付加的な溝リングとともに示している。 図18Aは、図16に示す安全固定システムの断面図である。 図18Bは、図16に示す安全固定システムの断面図である。 自動車車輪におけるセントラルロックの他の形態を安全固定するための本発明に係る安全固定システムの部材を示す分解斜視図である。 図19に示す安全固定システムの断面図である。
図1A、Bは、本発明に係る安全固定システムの種々の部材を2つの視点(部分図1Aと1B)において分解斜視図で示している。安全固定システムのためのこの例は、第1の構成部品20、例えば軸端部、第2の構成部品30、例えばユニオンナット及びリング形状の安全固定部材10を有している。さらに固定ボルト70が設けられている。第1の構成部品20は、中央の領域内に外ねじ23を有している。第2の構成部品30は、対応する内ねじ33を有しているので、第2の構成部品30、例えばユニオンナットは、第1の構成部品20上に螺合することができる。このねじ結合によって、第1の構成部品20に固定すべき、例えば回転する構成部品(図示せず)を固定することができる。このねじ結合を安全固定するために、構成部品20、30は、リング形状の安全固定部材10によってねじ結合をロックすることを許す構造を有している。この構造は、第1の構成部品20に関しては、この例において末端にある領域内に配置されている、外側を一周するプロフィール21である。第2の構成部品30に関してこの構造は、この例において末端に位置する領域内に配置されている、内側において一周するプロフィール32である。第1の構成部品20の外側を一周するプロフィール21は、周において外ねじ23を有する領域よりも小さい。第2の構成部品30が第1の構成部品20上に螺合された場合に、第2の構成部品30の内側を一周するプロフィール32と第1の構成部品20の外側を一周するプロフィール21との間に安全固定間隙が形成され、その中へ安全固定部材10が挿入される。その場合に安全固定部材10は、ある意味において、相補的な構造を備えた、したがって外側を一周するアウタープロフィール11とリング形状の安全固定部材の内側を一周するインナープロフィール12とを備えた、カラーを有している。これらの構造は、この表示においては、安全固定部材10の下方の末端側の領域内に位置している。安全固定部材10のアウタープロフィール11のプロフィールユニット(PFE)の数は、第2の構成部品30の内側を一周するプロフィール32のPFEの数に相当し、インナープロフィール12のPFEの数は、第1の構成部品20の外側を一周するプロフィール21のPFEの数に相当する。本発明に係る安全固定部材10もしくは安全固定システムの機能にとって重要なことは、安全固定部材10のアウタープロフィール11とインナープロフィール12のPFEの数が、少なくとも1つ異なることであって、その場合に第1の構成部品20と第2の構成部品30のプロフィールの数は、同様である。安全固定部材を取り付ける場合に、安全固定部材10は、正しい嵌め合いで係止されるまでの間、第1の構成部品20と第2の構成部品30の間に形成された安全固定間隙(リングギャップ)内へ挿入されて、回動され、かつ新たに挿入されるので、第1の構成部品20と第2の構成部品30の間のねじ結合がロックされる。安全固定部材10の位置を固定するために、ねじボルト71を有する固定ねじ70が設けられている。固定ねじ70は、第1の構成部品20の内ねじ25内へ終端を形成するように挿入される。
図2A、B−5A、Bは、軸の端部における、したがって軸端部における、ねじ結合を安全固定するための本発明に係る安全固定システムの形態を、それぞれ2つの斜視図で示している(部分図AとB)。その場合に図2は、まず、第1の構成部品120を示しており、それに他の構成部品150が固定されている。他の構成部品150は、例えば回転運動のために設けられた構成部品、例えば車輪又は類似したものとすることができ、それが軸端部形状の第1の構成部品120上に固定される。他の構成部品150が第1の構成部品120上に取り付けられて、ナット(第2の構成部品130)によって固定され、その場合にこの固定が本発明に係る安全固定システムによって安全固定される。図1の構成部品20と比較可能に、第1の構成部品120の末端側の部分内に外ねじ123が、そして終端を形成するように外側を一周する波形のプロフィール121が設けられている。第1の構成部品120のこの末端側の部分の前側に、内ねじを備えた袋穴状の凹部124が設けられており、その内ねじが、安全固定部材を後にさらに後述するように安全固定するために用いられる。図3は、第1の構成部品120に加えて、テンションナットの形式の第2の構成部品130を示している。構成部品130(テンションナット)は、ここでは見えない内ねじを介して第1の構成部品120の外ねじ123上に螺合される。第2の構成部品130は、末端側の領域内の内側において内側を一周するプロフィール132を有している。第2の構成部品130の内側を一周するプロフィール132は、第1の構成部品120の外側を一周するプロフィール121と共に、組み立てられた状態において安全固定間隙160を形成する。この安全固定部間隙160の幾何学配置又は形状は、プロフィールの個々のPFEの互いに対する具体的な位置に関して、予測できない。というのは、それらは第1の構成部品120上の第2の構成部品130の具体的な位置に依存しているからである。図4は、この表示において下方の部分(カラー)内に外側を一周するアウタープロフィール111と内側を一周するインナープロフィール112とを有する、安全固定部材110が安全固定間隙160内にどうように挿入されるか、を示している。そのために安全固定部材110は、正確な嵌め合いで係止されるまで、安全固定間隙1600内へ挿入され、回動されて、再び挿入される。この表示から明らかなように、安全固定部材110のアウタープロフィール111のPFEの数は、インナープロフィール112のPFEの数とは異なる。この例においては、アウタープロフィール111内のプロフィールユニットは15であり、インナープロフィール112内のプロフィールユニットは18である。他の、特に好ましい実施例においては、例えば内側もしくは外側に17もしくは18のプロフィールユニットを設けることができる。それに応じて第2の構成部品130の内側を一周するプロフィール132のPFEの数と、第1の構成部品120の外側を一周するプロフィール121のPFEの数は、適合されている。安全固定部材110が安全固定間隙160内に正しい嵌め合いで係止された場合に、第1の構成部品120と第2の構成部品130の間のねじ結合は、ロックされ、かつ確実に安全固定されている。図5は、安全固定システム500を完全に取り付けられた状態において示している。その場合にさらに、安全固定ねじ170が示されており、その安全固定ねじはこの形態において、例えば操作工具を作用させるための内六角エッジを有している。この安全固定ねじ170は、図2に認められる、第1の構成部品120の袋穴状の凹部124の内ねじ内へねじ込まれるので、安全固定部材110も安全固定され、かつ位置固定される。
図6は、図5の安全固定システム500を、該当する名称をもって断面で示している。
図7A、B−10A、Bは、本発明に係る安全固定システムの他の可能な形態を、それぞれ2つの斜視図で示しており(部分図AとB)、その場合に他の構成部品250がつながった軸220上に固定されて、確保されている。図7は、第1の構成部品としてのつながった軸220を示している。この軸に、他の構成部品250、例えばホイールが固定される。このホイールの固定は、ねじ結合によって行われ、そのねじ結合が本発明に基づいて安全固定される。そのために軸220は、他の構成部品250に隣接する領域内に外ねじ223とそれに連続する、外側を一周するプロフィール221を備えた領域とを有している。外側を一周するプロフィールを有する領域は、周において、外ねじ123を有する領域よりも小さい。外側を一周するアウタープロフィール221に対して距離をおいて、一周するノッチもしくは溝224が設けられており、それは、後に説明するように、本発明に係る安全固定部材を確保するために用いられる。図8は、つながった軸の形式の第1の構成部品220とそれに固定されている構成部品250の他に、第2の構成部品230を示しており、それは安全固定システムの構成要素である。図3の表示と比較可能に、第2の構成部品230はテンションナットの形式で形成されており、そのテンションナットは内側を一周するプロフィール232を有している。プロフィール232は、第1の構成部品220の外側を一周するプロフィール221と共に安全固定間隙260を形成し、その中へ安全固定部材210(図9)が挿入される。図4を用いて説明したのと同様に、安全固定部材210は安全固定間隙260内へ挿入され、かつ、正確な嵌め合いで係止され、したがって第1の構成品220と第2の構成部品230との間のねじ結合がロックされるまで、回動される。図10は、安全固定システム900の取り付けが完了した状態を示している。安全固定部材210を軸方向に位置固定するために、溝リング270(スナップリング)が設けられており、それが第1の構成部品220(図7)のノッチ224内へ嵌入する。
図11は、本発明に係る安全固定システムのプロフィール構造の幾何学配置の可能性を図式的に示している。それぞれプロフィール構造の上面と斜め上からの視点で示されている。符号410で示す例は、波形の構造を示しており、その場合に内側に位置する構成部品412の外側を一周するプロフィール411も、外側に位置する構成部品414の内側を一周するプロフィール413も、9もしくは10のプロフィールユニットをもって波形に形成されている。プロフィール411とプロフィール413の間に安全固定間隙が形成され、その中へ本発明に係る安全固定部材が挿入される。参照符号420は、プロフィール構造の可能な幾何学配置の他の例を示している。内側に位置する構成部品422の外側を一周するプロフィール421は、原理的に波形に形成されている。外側に位置する構成部品424の内側を一周するプロフィール423は、菱形に形成されている。参照符号430で示す例は、プロフィール構造を形成するための他の可能性を示している。図12に示す例470、480、490、510、520、530、540、550、560、570、580、590、610、620、630は、プロフィールを形成するための他の原理的な可能性を示唆しており、その場合に図示される形状は、安全固定部材のインナープロフィールにもアウタープロフィールにも、そして第1と第2の構成部品の該当するプロフィールにも使用することができる。図示されるパターンは、原理的に互いに任意に組み合わせることができ、かつ他のパターンも、同様に可能である。
図13は、ホイールハブアダプタ720を示しており、これは、本発明に係る安全固定システム内で使用するように整えられている。ホイールハブアダプタ720は、例えば標準ハブディスクと共に使用することができる。ホイールハブアダプタ720は、中央に張り出す中空円筒状の突出部上に外ねじ723を有している。外ねじ723に連続して、突出部の末端側の部分上に外側を一周するプロフィール721が設けられている。さらに、切り欠き(孔)728が設けられている;この切り欠きによって、ホイールハブアダプタ720をホイールハブに固定することができ、その場合にそのために通常のホイールねじを使用することができる。図15を用いて詳しく説明するように、ホイールハブアダプタ720に他の構成部品としてセントラルロックを有するリムを固定することができる。
図14は、ホイールハブ820を示しており、そのホイールハブは本発明に係る安全固定システム内で使用するように整えられている。ホイールハブ820は、通常の自動車車輪を固定するのに適しており、その場合に自動車車輪はセントラルロックによって固定され、そのセントラルロックが本発明に従って安全固定される。ホイールハブ820は、中央に張り出す中空円筒状の突出部上に外ねじ823を有している。外ねじに続いて突出部の末端側の部分に外側を一周するプロフィール821が設けられている。ホイールハブ820には、他の構成部品として自動車車輪(図示せず)のリムをセントラルロックによって固定することができ、その場合にテンションナット(セントラルロック−図示せず)が螺合され、そのテンションナットが外側を一周するプロフィール821と共に安全固定間隙を形成し、その中へ、ねじ結合をロックするために本発明に係るリング形状の安全固定部材(図示せず)が挿入される。
図15は、ホイールハブアダプタ720における自動車車輪950の固定を分解斜視図で示しており、その場合に自動車車輪950もしくは自動車車輪950のリムがセントラルロックとしての本発明に従って整えられたテンションナット930によって固定される。構成部品720と930の寸法は、組み合わされた状態においてテンションナット930の内側を一周するプロフィール932と、ホイールハブアダプタ720の外側を一周するプロフィール721との間に安全固定間隙が形成されるように選択されており、その安全固定間隙内へ安全固定部材910が本発明に従って挿入されるので、ホイールハブアダプタ720とテンションナット930との間のねじ結合がロックされて、安全固定される。安全固定部材910自体の位置固定は、他の安全固定ねじ970によって行われ、その安全固定ねじは安全固定部材910の取り付け後にホイールハブアダプタ720の内ねじ770内の中央にねじを介して螺合される。
図16は、ボルト1020を安全固定するための本発明に係る安全固定システムの適用を分解斜視図で示しており、そのボルトは、上で説明した主旨における第1の構成部品である。図17AとBはシステムを上面で示しており、図18AとBはこのシステムを断面で(拡大表示して)示している。本発明に係るシステムの種々の部材は、図16−18において、同一の参照符号を有している。ボルト1020は、外ねじ1023によって第2の構成部品配置1030、1040の認識できない内ねじ内へ螺合されるように、設けられている。この例において、第2の構成部品配置はホイールハブであって、そのホイールハブがフランジ1030(ホイールディスク)と軸1040によって形成される。フランジ1030は、例えば詳しく図示されないマルチギアリングによって軸1040上に取り付けられる。軸1040には内ねじが形成されており、その場合にフランジ1030がボルト1020によって軸に固定される。外ねじ1023を有するボルト1020が、フランジ1030を通して軸40の内ねじ内へ挿入される。ねじ結合は、本発明に係る安全固定システムによってロックされて、安全固定される。そのために、ボルト1020は、そのヘッド領域内に、末端側に配置された外側を一周するプロフィール1021を有している。この外側を一周するプロフィール1021は、ボルトヘッドの末端側の外周を形成する。ボルトヘッドは、付加的に内側六稜1025を有しており、それはねじ工具を嵌入させるために設けられている。外側を一周するプロフィール1021を有する領域の下方に、円形のストッパプレート1026が設けられており、そのストッパプレートはボルトヘッドの下方の終端を形成し、かつ周面において外側を一周するプロフィール1021の領域を越えて張り出している。第2の構成部品配置1030、1040の構成要素としてのフランジ1030は、末端側の中央の中空円筒状の領域1035を有しており、その領域には、本発明に係る原理に基づいて内側を一周するプロフィール1032が形成されている。ボルト1020を軸1040の内ねじ内へ挿入し、かつボルト1020をフランジ1030内へストッパプレート1026が添接するまで下降させた場合に、フランジ1040の内側を一周するプロフィール1032とボルト1020の外側を一周するプロフ1021との間に安全固定間隙1060が形成され、その安全固定間隙が、図17Aの安全システムの上面図において認識可能である。安全固定間隙1060内へ安全固定部材1010が挿入され、その場合に外側を一周するプロフィール1011のPFEの数と図16では認識できない安全固定部材1010のインナープロフィールのPFEの数は、フランジ1030の内側を一周するプロフィール1032もしくはボルト1020の外側を一周するプロフィール1021のPFEの数に相当する。本発明によれば、安全固定部材1010のアウタープロフィール1011とインナープロフィールのPFEの数は、少なくとも1つ、この例においては15もしくは16プロフィールユニットだけ異なる。安全固定部材1010の位置を固定するために、溝リング1070がフランジ1030の中央の中空円筒状の領域1035の内側領域内の一周する溝1034内へ挿入される。図17Bは、システムの取り付けられた状態を上面で示しており、その場合に溝リング1070が認識可能である。溝リング1070の代わりに、例えばねじリング又は同種のものを使用することができる。安全固定部材1010の取り外しを容易にするために、安全固定部材1010は、内ねじを備えた中心穴1015を有することができ、その中心穴は例えばねじロッドもしくは打撃ハンマーを取り付けかつ取り外すのに適している。
図19は、自動車車輪用のセントラルロックのための本発明に係る安全固定システムの他の適用を分解斜視図で示している。表示は左から右へ向かって、ホイールハブ2040、ブレーキディスク2060の一部、5本の連動ボルトを有するホイールハブアダプタ2020、リム2050(部分的にのみ示されている)、テンションナット2030、本発明に係る安全固定部材2010、スナップリング2070及びカバープレート2080である。安全固定部材2010は、この形態においては、アウタープロフィール2011とインナープロフィール2012が安全固定部材2010の異なる平面上に、したがってある程度階段形状に、配置されるようにして実現されている。その場合にアウタープロフィール2011は、インナープロフィール2012よりも大きい円周上に延びている。同様にして、テンションナット2030とホイールハブアダプタ2020(第1もしくは第2の構成部品)における正反対のプロフィールは、これらの構成部品を組み合わせた状態において同様に2つの平面上にあるので、安全固定部材2010は同様に挿入することができ、かつテンションナット2030とホイールハブアダプタ2020の間の結合をロックする。したがって、本発明に係る安全固定システムのこの形態において、第1と第2の構成部品の外側もしくは内側を一周するプロフィールの位置は、特に、構成部品を組み合わせた状態においてその中央の方向付けに関するプロフィールの位置に関するものである。図16に示す形態と比較可能に、安全固定部材2010自体はスナップリング2070(溝リング)によって確保することができ、ホイール閉鎖はカバープレート2080によって終端を形成される。図20は、この安全固定システムの一部を断面で示している。図には、同一の参照符号が設けられている。

Claims (17)

  1. 2つの構成部品の結合のため、特にねじ結合のための、安全固定部材(10;110;210;910;1010;2010)であって、安全固定部材(10;110;210;910;1010)がリング形状であり、かつ外側を一周するアウタープロフィール(11;111;1011)と内側を一周するインナープロフィール(12;112)とを有し、アウタープロフィール(11;111;1011)とインナープロフィール(12;112)がそれぞれ多数のプロフィールユニットから形成される、安全固定部材において、
    アウタープロフィールのプロフィールユニットの数とインナープロフィールのプロフィールユニットの数が、ノギス原理に基づく様々な尺度における目盛り線の数に相当し、かつアウタープロフィール(11;111;1011)のプロフィールユニットの数とインナープロフィール(12;112)のプロフィールユニットの数が少なくとも1だけ異なっており、かつ正確に1つの位置において、アウタープロフィール(11;111;1011)の1つのプロフィールユニットとインナープロフィール(12;112)の1つのプロフィールユニットが正確に対向する、ことを特徴とする安全固定部材。
  2. アウタープロフィール(11;111)のプロフィールユニットの数が、インナープロフィール(12;112)のプロフィールユニットの数よりも少なく、あるいは、
    アウタープロフィール(11;111)のプロフィールユニットの数が、インナープロフィールのプロフィールユニットの数よりも大きい、ことを特徴とする請求項1に記載の安全固定部材。
  3. アウタープロフィール(11;111)及び/又はインナープロフィール(12;112)のプロフィールユニットが波形である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の安全固定部材。
  4. プロフィールユニットのより少ない数が少なくとも9であり、プロフィールユニットのより多い数が少なくとも10である、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の安全固定部材。
  5. アウタープロフィール(11;111)のプロフィールユニットとインナープロフィール(12;112)のプロフィールユニットの数が正確に1つ異なる、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の安全固定部材。
  6. プロフィールユニットのより少ない数が17であり、プロフィールユニットのより多い数が18である、ことを特徴とする請求項5に記載の安全固定部材。
  7. アウタープロフィール(2011)とインナープロフィール(2012)が、安全固定部材(2010)の異なる平面上で一周している、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の安全固定部材。
  8. 2つの構成部品の結合のため、特にねじ結合のための、安全固定部材(2010)であって、安全固定部材が第1のプロフィール(2011)と第2のプロフィール(2012)を有し、それらがそれぞれ安全固定部材の異なる平面上の異なる円周上で一周しており、第1のプロフィール(2011)と第2のプロフィール(2012)がそれぞれ多数のプロフィールユニットから形成され、かつ第1のプロフィール(2011)のプロフィールユニットの数と第2のプロフィール(2012)のプロフィールユニットの数がノギス原理に基づく様々な尺度における目盛り線の数に相当し、かつ第1のプロフィール(2011)のプロフィールユニットの数と第2のプロフィール(2012)のプロフィールユニットの数が、少なくとも1つだけ異なっており、かつ正確に1つの位置において、第1のプロフィール(2011)の1つのプロフィールユニットと第2のプロフィール(2012)の1つのプロフィールユニットが正確に対向する、安全固定部材。
  9. 第1の構成部品(20;120;220;720;1020;2020)又は第1の構成部品配置と第2の構成部品(30;130;230;930;2030)又は第2の構成部品配置とを結合するための安全固定システム(500;900)であって、第1の構成部品(20;120;220;720;1020;2020)又は第1の構成部品配置が、外側を一周するプロフィール(21;121;221;721;1021)を備えた領域を有し、かつ第2の構成部品(30;130;230;930;2030)又は第2の構成部品配置(1030、1040)が、内側を一周するプロフィール(32;132;232;932;1032)を備えた領域を有し、かつ構成部品が結合された状態において第1の構成部品(20;120;220;720;1020;2020)あるいは第1の構成部品配置のプロフィール(21;121;221;721;1021)と第2の構成部品(30;130;230;930;2030)又は第2の構成部品配置(1030、1040)のプロフィール(32;132;232;932;1032)との間にリング形状の安全固定間隙(160;260;1060)が形成され、さらに安全固定間隙(160;260;1060)内に配置するための請求項1〜8のいずれか1項に記載の安全固定部材(10;110;210;910;1010;2010)を有している、安全固定システム。
  10. 結合がねじ結合であって、第1の構成部品(20;120;220;720;1020;2020)又は第1の構成部品配置が第1のねじ(23;123;223;723;1023)を有し、第2の構成部品(30;130;230;930;2030)又は第2の構成部品配置(1030;1040)が第2のねじ(33)を有し、かつ構成部品を螺合してまとめた状態において第1の構成部品(20;120;220;720;1020;2020)又は第1の構成部品配置のプロフィール(21;121;221;721;1021)と第2の構成部品(30;130;230;930;2030)又は第2の構成部品配置(1030;1040)のプロフィール(32;132;232;932;1032)との間に、安全固定部材(10;110;210;910;1010;2010)を挿入するための安全固定間隙(160;260;1060)が形成される、ことを特徴とする請求項9に記載の安全固定システム。
  11. 第1の構成部品(20;120;220;720;1020)又は第1の構成部品配置の外側を一周するプロフィール(21;121;221;721;1021)が、安全固定部材(10;110;210;910;1010)のインナープロフィール(12;112)のプロフィールユニットの数に相当する数のプロフィールユニットを有し、第1の構成部品又は第1の構成部品配置の外側を一周するプロフィールが、安全固定部材のインナープロフィールに対して正反対である、ことを特徴とする請求項9又は10に記載の安全固定システム。
  12. 第2の構成部品(30;130;230;930)又は第2の構成部品配置(1030、1040)の内側を一周するプロフィール(32;132;232;932;1032)が、安全固定部材(10;110;210;910;1010)のアウタープロフィール(11;111;1011)のプロフィールユニットの数に相当する数のプロフィールユニットを有しており、第2の構成部品又は第2の構成部品配置の内側を一周するプロフィールが、安全固定部材のアウタープロフィールに対して正反対である、ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の安全固定システム。
  13. 安全固定システムがさらに、安全固定部材(10;110;210;910;1010)を安全固定するための少なくとも1つの手段(25、70;124、170;224、270;970;1070)を有している、ことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の安全固定システム。
  14. 回転運動するために設けられている構成部品(150;250;950)を固定するためのねじ結合を安全固定するため、特に車両における車輪のためのセントラルロックを安全固定するために、請求項9〜13のいずれか1項に記載の安全固定システム(5000;900)を使用すること。
  15. ホイールハブ(820;1030;1040)またはホイールハブアダプタ(720)において、
    ホイールハブ又はホイールハブアダプタが、請求項9〜13のいずれか1項に記載の安全固定システム内で使用するように整えられている、ことを特徴とするホイールハブ又はホイールハブアダプタ。
  16. テンションナット(30;130;230;930)において、
    テンションナットが、請求項9〜13のいずれか1項に記載の安全固定システム内で使用するように整えられている、ことを特徴とするテンションナット。
  17. ボルト(1020)において、
    ボルトが、請求項9〜13のいずれか1項に記載の安全固定システム内で使用するように整えられている、ことを特徴とするボルト。
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