JP2012096606A - 鞍乗型車両の後部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート表皮52、クッション及びシート底板54を備えるシート50と、車体フレームの後部に設けられ、シート50の荷重を受けるシートレール8とを備え、シート底板54に、シートフック60と位置決め凸部65とが下方に突出して設けられ、シートレール8側に、シートフック60が挿通するシートフック挿通孔96と、シートフック60をロックするシートキャッチ97と、位置決め凸部65を係止する係止孔が設けられる鞍乗型車両の後部構造において、シート底板54の位置決め凸部65は、シートフック60の後部に一体的に設けられ、係止孔はシートキャッチ97のシートフック挿通孔96として設けられる。
【選択図】図10
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗型車両の後部構造において、シート底板を厚くすることなく、シート底板の位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止することを目的とする。
この構成によれば、シートフックに一体的に設けられた位置決め凸部が、シートレール側にシートフック挿通孔として設けられる係止孔に係止されるため、位置決め凸部はシートフックと共にシートフック挿通孔に挿通されてシートキャッチにロックされる。これにより、シート底板にリブ等を設けなくとも位置決め凸部の離脱を防止できるため、シート底板を厚くすることなく、シート底板の位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止することができる。また、位置決め凸部によってシートフックを補強でき、シートフックの剛性を高めることができる。
この場合、シートフック及びシートキャッチが車幅中央線から左右の一側にオフセットされた構成、すなわち、左右の他側からシートのめくり上げがされ易い構成であっても、シート底板を厚くすることなく、位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止できる。
この場合、クロスメンバの下方に設けられたキャッチ本体及びケーブルの組み付け状態を、車幅方向中央部の点検窓から点検することができる。
この場合、前脚部及び後脚部の補強リブによってシートフックの剛性を高めることができるため、位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止できる。
さらにまた、前記シート底板(54)には前後方向に延びる爪部(59,59)が左右一対で設けられ、前記左右のシートレール(8,8)には、前後に開放する枠状のステー部(87,87)が左右一対で設けられ、前記爪部(59,59)は該ステー部(87,87)に係止され、前記ステー部(87,87)の枠の車幅方向外側部の後部に連続して、前後方向に延びるガイド壁部(87A,87A)が設けられても良い。
この場合、ステー部の枠の車幅方向外側部の後部に連続するガイド壁部によって、シート底板の爪部をガイドさせながら爪部をステー部に係止できる。
この場合、ガイド壁部の外側方にラジエータリザーバタンクのキャップが配置されるため、シート底板の爪部がキャップに接触することをガイド壁部によって防止できる。
また、左右の他側からシートのめくり上げがされ易い構成であっても、シート底板を厚くすることなく、位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止できる。
さらに、前脚部及び後脚部の補強リブによってシートフックの剛性を高めることができるため、位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止できる。
また、ガイド壁部の外側方にラジエータリザーバタンクのキャップが配置されるため、シート底板の爪部がキャップに接触することをガイド壁部によって防止できる。
自動二輪車1(鞍乗型車両)は、車両前後方向の略中央にエンジン2が搭載され、エンジン2の前方に前輪3が配置され、エンジン2の後方に後輪4が配置される鞍乗型の車両である。
車体フレームFは、車体前部に設けられるヘッドパイプ5、ヘッドパイプ5から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム7、及び、メインフレーム7の後部から後上がりに車体後部に延びるシートレール8を備えて構成されている。
各メインフレーム7は、ヘッドパイプ5の後部から後下がりに延びるメインチューブ7Aと、メインチューブ7Aの後端から屈曲して下方に延びるセンターチューブ7Bとを有している。
センターチューブ7Bには車幅方向に延びるピボット軸11を介してスイングアーム12が揺動自在に支持され、後輪4はスイングアーム12の後部に支持されている。スイングアーム12とメインフレーム7との間にはリアサスペンション13が掛け渡されている。センターチューブ7Bの後部には、ピリオンステップ14Aを支持する左右一対のピリオンステップステー14が設けられている。
リアカウル25の後部の下面には、後輪4を上方から覆うリアフェンダー28が設けられている。フロントフォーク9にはフロントフェンダー29が設けられている。また、フロントサイドカウル22の正面にはヘッドライト30が設けられている。
図2に示すように、リアカウル25は、上下に分割されており、シート50の下縁に沿って延びる上リアカウル26と、上リアカウル26の下方に位置する下リアカウル27とを有している。下リアカウル27において後シート50Bの下方には、下リアカウル27の面の一部が上方に窪んだ把持部27Aが形成されている。後シート50Bの同乗者は、把持部27Aを手で把持しつつ、ピリオンステップ14Aに足を載せることができる。また、後シート50Bの前部の上面には、同乗者が把持可能なベルト51が設けられている。
図1、図3及び図4に示すように、シートレール8は、メインチューブ7Aの後部から後方に延びるメインパイプ80と、センターチューブ7Bから後上がりに延びてメインパイプ80の後部に連結されるサブパイプ81とを備えている。シートレール8は、シート50にかかる荷重を受けるフレームである。
メインパイプ80及びサブパイプ81の前端には、ボルト孔8Aが設けられ、シートレール8はボルト孔8Aに挿通されるボルト(不図示)によってメインフレーム7の後部に締結される。水平部80Aの下面には、ミドルカウル24が固定されるカウル固定部89Aが設けられている。
ブラケット部86は、上面にカウル固定部86Aを有し、車幅方向の外側面にリザーバタンク固定部86Bを有している。
枠状ステー部87は、車幅方向に延びる枠状フック87Bと、枠状フック87Bの車幅方向外側部の後部に連続して後方に屈曲するガイド壁部87Aとを有している。
枠状フック87Bは、車両の前後方向に開放する枠状に形成されており、傾斜部80B,80Bよりも車幅方向内側に位置している。ガイド壁部87Aは、前後方向に延びる板状に形成され、ブラケット部86の内側部に連結されている。
また、シートレール8,8の後部の左右の外側面には、車幅方向外側に延出するサイドプレート93,93が連結されている。
図5に示すように、下リアカウル27は、シートレール8,8を下方から覆うように一体で設けられ、上リアカウル26,26は下リアカウル27の側縁部に連続し、左右のシートレール8,8を外側方から覆うように左右に分割してそれぞれ設けられている。左右の上リアカウル26,26は、メインパイプ80,80の上面まで延びる複数の固定部26Aを有し、各固定部26Aがカウル固定部86A,89Bに締結されることでシートレール8,8に固定される。
下リアカウル27の把持部27A,27Aは、把持部27A,27Aの上方に位置するサイドプレート93,93の下面によって受けられている。このため、把持部27A,27Aの剛性及び強度を確保することができる。
リザーバタンク32は、傾斜部80Bの上方まで延出する注入口32Aと、注入口32Aを塞ぐキャップ32Bとを有している。リザーバタンク32は、左側のシートフックステー85に隣接し、リザーバタンク固定部86Bに設けられるボルト86Cによってシートフックステー85に締結されている。キャップ32Bは、シートフックステー85のガイド壁部87Aの外側方に配置されている。
また、上クロスメンバ91には、車両の前後方向に延びるシートフック挿通孔96(係止孔)が形成されている。シートフック挿通孔96は空間Sに連通する長孔であり、中心線Cよりも車幅方向の一側(本実施の形態では右側)にオフセットして配置されている。
上クロスメンバ91の点検窓95は、ケーブル100とスライダ98との接続部の近傍に形成されている。このため、ステー105を含むケーブル100及びスライダ98の接続部の状態を点検窓95から確認でき、組立作業が容易になるとともに、メンテナンス性が良い。
図6及び図7に示すように、シート50は、シート50の表面を構成するシート表皮52と、シート表皮52に覆われるウレタン製のクッション53と、クッション53を支持するシート底板54とを備えている。
クッション53は、前シート50A及び後シート50Bの形状に対応した段状に形成されている。シート底板54は、クッション53の形状に合わせて段状に形成され、前シート50Aの下面を構成する前部底板55と、後シート50Bの下面を構成する後部底板56とを有している。
また、シート50の前端には、燃料タンク18(図2参照)の後部の形状に沿って後方に窪んだ凹部50Dが形成されている。
前部底板55の下面には、メインパイプ80,80のシートレールフック84,84(図4参照)の枠内に係合する前側爪部58,58が形成されている。前側爪部58,58は左右一対で設けられ、前側の下方に向けて斜めに突出している。
後部底板56の下面には、傾斜部80Bに設けられた枠状フック87B,87B(図4参照)の枠内に係合する左右一対の後側爪部59,59(爪部)が形成されている。後側爪部59,59は前後方向に延びる板状に形成され、前側の下方に向けて斜めに突出している。
図6〜図8を参照し、シートフック60は、側面視で略U字状に形成され、後部底板56から下方に延びる前脚部61と、前脚部61の後方で後部底板56から下方に延びる後脚部62と、前脚部61の下端と後脚部62の下端とを前後に連結する連結部63とを有している。
ここで、シート底板54は樹脂を一体成形して構成されており、シートフック60は、樹脂成形時にシート底板54にインサート成形される。
また、補強リブ61Aと補強リブ62Aとの間には、シート底板54を貫通する逃げ部64が形成されている。
位置決め凸部65は、シートフック60と共に上クロスメンバ91のシートフック挿通孔96(図4及び図5参照)に挿通される凸部であり、シートフック挿通孔96に嵌合することで、シート50を前後方向及び車幅方向に位置決めする。また、シートフック60の強度及び剛性は、位置決め凸部65によって高められている。
また、後側爪部59,59の車幅方向外側には、シートフックステー85,85のガイド壁部87A,87Aが位置し、ガイド壁部87A,87Aは、シート50の取付け作業時に、後側爪部59,59がガイド壁部87A,87Aの内側に位置するように、シート50の車幅方向の位置を規制する。
詳細には、シートフック60は、シートフック挿通孔96に挿通された連結部63がロック爪部98Aとフック部99Aとの間に係合することでシートキャッチ97にロックされ、これにより、シート50の後部は、上方向、すなわちシート50がシートレール8,8から取り外される方向に移動されなくなる。ここで、シートキャッチ97のスライダ98は、シートフック60がロック爪部98Aの傾斜面98B(図5参照)に上方から当接することでスライドされてキャッチ本体99内に一旦退避し、シートフック60がフック部99A内に嵌合されると再び突出してシートフック60をロックする。
すなわち、シートフック挿通孔96は、挿通されたシートフック60をシートキャッチ97によってロックする孔であるとともに、位置決め凸部65を係止する係止孔としても機能している。
また、シート50は、前側爪部58,58及び後側爪部59,59によって前方向に位置決めされるため、前脚部61側には位置決め凸部は設けられておらず、前脚部61とシートフック挿通孔96の前縁部96Cとの間には隙間68が設けられている。
このように、シートフック挿通孔96及びシートフック60を中心線Cよりも車幅方向の一側にオフセットして配置した構成であっても、位置決め凸部65のシートフック挿通孔96からの離脱を防止できるため、シートレール8,8の後部のシートレール8,8間の間隔が小さい場所にもシートキャッチ97を配置することができ、レイアウトの自由度を向上できる。
図4、図5、図9及び図10を参照し、まず、シート50をシートレール8,8上で前方向にスライドさせるようにして、シート50の前端の凹部50Dを燃料タンク18の後部に嵌め込むとともに、シート底板54の前側爪部58,58及び後側爪部59,59を、シートレール8,8のシートレールフック84,84及び枠状フック87B,87Bにそれぞれ係合させる。この際、シートフックステー85,85のガイド壁部87A,87Aが後側爪部59,59の位置を車幅方向の正しい位置に規制するため、シート50を容易に取付けることができる。また、凹部50Dが燃料タンク18の後部に嵌まることで取付け時にシート50の位置決めをすることができ、取付けが容易である。
また、前脚部61側では、前脚部61とシートフック挿通孔96との間に隙間68が設けられており、位置決め凸部65を含むシートフック60とシートフック挿通孔96の前縁部96Cとの間のクリアランスに余裕があるため、位置決め凸部65をシートフック挿通孔96に容易に嵌合させることができる。
また、上クロスメンバ91の下方に設けられたキャッチ本体99及びケーブル100の組み付け状態を、車幅方向中央部の点検窓95から点検することができる。
さらにまた、枠状ステー部87,87の枠の車幅方向外側部の後部に連続するガイド壁部87A,87Aによって、シート底板54の後側爪部59,59をガイドさせながらシート底板54を枠状ステー部87,87に係止でき、シート50を容易に取付けできる。
また、ガイド壁部87Aの外側方にリザーバタンク32のキャップ32Bが配置されるため、シート底板54の後側爪部59がキャップ32Bに接触することをガイド壁部87Aによって防止できる。
上記の実施の形態では、位置決め凸部65は、後脚部62と一体に形成されてシートフック60の後部に設けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、位置決め凸部は、前脚部61と一体に形成されてシートフック60の前部に設けられても良い。この場合、上記位置決め凸部をシートフック挿通孔96の前縁部96Cに当接させることで、シート50を前方向に位置決めできるとともに、この位置決め凸部を側縁部96B,96Bに当接させることで、シート50を車幅方向に位置決めできる。
また、上記実施の形態では、本発明を適用した鞍乗型車両を自動二輪車1としたが、本発明は、三輪車両や四輪のバギー車等にも適用できる。
図11は、自動二輪車1の右側面図である。図12は、排気管15の周辺を車両の右前方から見た斜視図である。図13は、排気管15の周辺を前方から見た正面図である。なお、図11〜図13では、右側のフロントサイドカウル22は2点鎖線で示されている。
エンジン2は、車幅方向に4つの気筒が並んだ直列4気筒のエンジンであり、クランクケース2Aの前部の上部にやや前傾するシリンダー2Bを有し、シリンダー2Bの前面には車幅方向に略等間隔で並んだ排気口が各気筒に対応して4つ設けられ、各排気口には排気管15が接続されている。ラジエータ33は、シリンダー2Bの前方に配置されている。
エンジン2の下部は、図13の正面視において、下部ほど幅が小さく、クランクケース2A側の上方へ行くに従って幅が大きくなっている。4本の排気管15は、このエンジン2の下部の形状に合わせて配置され、車幅中心側に最も近い排気管15が最も下方に位置し、車幅方向のより外側に配置される排気管15ほど上方に配置されている。このように、複数の排気管15を、車幅方向の外側の排気管15ほど上方に配置されるようにしたため、自動二輪車1のバンク角を大きく確保できる。
フロントインナーカウル34は、前輪3の後部に面する前板部34Aと、前板部34Aの下縁から後方に延びる底板部34Bとを有している。前板部34Aには開口34Cが形成されており、開口34Cを介して空間Kに走行風が導入される。底板部34Bには、車両の前後方向に延びる板状のリブ34Dが車幅方向に複数並んで立設されている。リブ34Dはフロントインナーカウル34を補強するとともに、開口34Cから導入された走行風を後方の排気管15に流す導風板としても機能する。
右側のフロントサイドカウル22の下部の後縁部22Aは、排気管15の屈曲部15Aより前方に位置しており、フロントサイドカウル22は、屈曲部15Aの側面を覆っていない。
すなわち、右側のフロントサイドカウル22の後縁部22Aとマフラーカバー35の前縁35Aとは前後に離間して配置されており、各排気管15の屈曲部15Aは、フロントサイドカウル22及びマフラーカバー35によって側面を覆われておらず、外側に露出している。このため、屈曲部15Aにおいて、フロントサイドカウル22及びマフラーカバー35が自動二輪車1の旋回時のバンクを妨げることが無く、自動二輪車1のバンク角を大きく確保できる。
図14は、フロントカウル21及びヘッドライト30の周辺の正面図である。
ヘッドライト30は車幅方向の中央に配置され、左右のフロントカウル21,21は、ヘッドライト30の側縁部に連続して車幅方向に広がりつつ後方に延びている。また、後上がりに延びるウインドスクリーン41は、フロントカウル21の上部及び左右のフロントカウル21,21の上部に連続して設けられている。
延出部36B,36Bの後部には、延出部36B,36Bの表面がヘッドライト30の内側に窪んだ凹部45,45が形成されている。凹部45,45は、延出部36B,36Bの前後の中間部から後部まで連続して形成され、凹部45,45の深さ及び幅は、後部側ほど大きくなっている。正面視では、凹部45,45の輪郭は略三角形状に形成されている。
フロントカウル21,21とヘッドパイプ5との間には、速度等を表示するメーター38が設けられ、メーター38の周囲は、アッパーカウル23,23の内縁に連続するメーターカウル39によって覆われている。メーターカウル39はフロントカウル21,21の内側の空間に連通する開口40,40を有し、ヘッドライト30側の通風口37,37から導入された走行風の一部は、開口40,40を通ってフロントカウル21,21及びウインドスクリーン41の後方に供給される。このように、ヘッドライト30側の通風口37,37から走行風を適度に導入することで、運転者側に生じる負圧を低減でき、快適性を向上できる。
2 エンジン
8,8 シートレール
32 リザーバタンク(ラジエータリザーバタンク)
32B キャップ
50 シート
52 シート表皮
53 クッション
54 シート底板
59,59 後側爪部(爪部)
60 シートフック
61 前脚部
61A,62A 補強リブ
62 後脚部
63 連結部
65 位置決め凸部
87,87 枠状ステー部(枠状のステー部)
87A,87A ガイド壁部
90 クロスメンバ
95 点検窓
96 シートフック挿通孔(係止孔)
97 シートキャッチ
99 キャッチ本体
100 ケーブル
C 中心線(車幅中央線)
F 車体フレーム
Claims (6)
- シート表皮(52)、クッション(53)及びシート底板(54)を備えるシート(50)と、車体フレーム(F)の後部に設けられ、前記シート(50)の荷重を受けるシートレール(8)とを備え、前記シート底板(54)に、シートフック(60)と位置決め凸部(65)とが下方に突出して設けられ、前記シートレール(8)側に、前記シートフック(60)が挿通するシートフック挿通孔(96)と、前記シートフック(60)をロックするシートキャッチ(97)と、前記位置決め凸部(65)を係止する係止孔とが設けられる鞍乗型車両の後部構造において、
前記シート底板(54)の前記位置決め凸部(65)は、前記シートフック(60)の前部または後部に一体的に設けられ、前記係止孔は前記シートキャッチ(97)の前記シートフック挿通孔(96)として設けられることを特徴とする鞍乗型車両の後部構造。 - 前記シートレール(8,8)は左右一対で設けられ、左右の前記シートレール(8,8)間にクロスメンバ(90)が設けられ、該クロスメンバ(90)に前記シートキャッチ(97)が設けられ、
前記シートフック(60)及び前記シートキャッチ(97)は、車幅中央線(C)から左右の一側にオフセットして配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両の後部構造。 - 前記シートキャッチ(97)は前記クロスメンバ(90)の下方に設けられ、前記シートキャッチ(97)はキャッチ本体(99)とケーブル(100)とを備え、前記シートレール(8,8)の車幅方向中央部に点検窓(95)が設けられることを特徴とする請求項2記載の鞍乗型車両の後部構造。
- 前記シートフック(60)は、前脚部(61)と、後脚部(62)と、前記前脚部(61)及び前記後脚部(62)を連結する連結部(63)とを備え、前記前脚部(61)及び前記後脚部(62)に補強リブ(61A,62A)が前記シート底板(54)から一体的に設けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両の後部構造。
- 前記シート底板(54)には前後方向に延びる爪部(59,59)が左右一対で設けられ、前記左右のシートレール(8,8)には、前後に開放する枠状のステー部(87,87)が左右一対で設けられ、前記爪部(59,59)は該ステー部(87,87)に係止され、
前記ステー部(87,87)の枠の車幅方向外側部の後部に連続して、前後方向に延びるガイド壁部(87A,87A)が設けられることを特徴とする請求項2記載の鞍乗型車両の後部構造。 - 前記シートレール(8,8)の外側方に鞍乗型車両(1)のエンジン(2)のラジエータリザーバタンク(32)が配置され、前記ガイド壁部(87A)の外側方に前記ラジエータリザーバタンク(32)のキャップ(32B)が配置されることを特徴とする請求項5記載の鞍乗型車両の後部構造。
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