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JP2012096606A - 鞍乗型車両の後部構造 - Google Patents

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JP2012096606A JP2010244218A JP2010244218A JP2012096606A JP 2012096606 A JP2012096606 A JP 2012096606A JP 2010244218 A JP2010244218 A JP 2010244218A JP 2010244218 A JP2010244218 A JP 2010244218A JP 2012096606 A JP2012096606 A JP 2012096606A
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Abstract

【課題】鞍乗型車両の後部構造において、シート底板を厚くすることなく、シート底板の位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止する。
【解決手段】シート表皮52、クッション及びシート底板54を備えるシート50と、車体フレームの後部に設けられ、シート50の荷重を受けるシートレール8とを備え、シート底板54に、シートフック60と位置決め凸部65とが下方に突出して設けられ、シートレール8側に、シートフック60が挿通するシートフック挿通孔96と、シートフック60をロックするシートキャッチ97と、位置決め凸部65を係止する係止孔が設けられる鞍乗型車両の後部構造において、シート底板54の位置決め凸部65は、シートフック60の後部に一体的に設けられ、係止孔はシートキャッチ97のシートフック挿通孔96として設けられる。
【選択図】図10

Description

本発明は、シートを備えた鞍乗型車両の後部構造に関する。
従来、自動二輪車(鞍乗型車両)の後部構造では、シート底板にシートフック(ロックレバー)が設けられ、このシートフックがシートレールのクロスメンバに設けられたロック孔に挿通されて、シートがシートキャッチにロックされる構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1では、シート底板のシートフックの近傍には位置決め凸部(位置決めボス)が立設されており、シートレールのクロスメンバには上記位置決め凸部が係止される係止孔が設けられている。この構成によれば、シートフックとシートキャッチとによってシートをロックするとともに、位置決め凸部と係止孔との係止によってシートを前後左右方向に位置決めすることができる。
特開2003−252266号公報
しかしながら、上記従来のような構造では、シート底板の剛性が低い場合、シート後部に上向きの大きな荷重がかかると、シートがめくり上がり、位置決め凸部のみが係止孔から抜ける可能性がある。この場合、シート底板にリブを設けるなどしてシート底板の剛性を高める必要があるが、リブを設けるとシートが厚くなるため、鞍乗型車両の足つき性がやや低下する。このため、シート底板を厚くすることなく、シート底板の位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止することが課題となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗型車両の後部構造において、シート底板を厚くすることなく、シート底板の位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、シート表皮(52)、クッション(53)及びシート底板(54)を備えるシート(50)と、車体フレーム(F)の後部に設けられ、前記シート(50)の荷重を受けるシートレール(8)とを備え、前記シート底板(54)に、シートフック(60)と位置決め凸部(65)とが下方に突出して設けられ、前記シートレール(8)側に、前記シートフック(60)が挿通するシートフック挿通孔(96)と、前記シートフック(60)をロックするシートキャッチ(97)と、前記位置決め凸部(65)を係止する係止孔とが設けられる鞍乗型車両の後部構造において、前記シート底板(54)の前記位置決め凸部(65)は、前記シートフック(60)の前部または後部に一体的に設けられ、前記係止孔は前記シートキャッチ(97)の前記シートフック挿通孔(96)として設けられることを特徴とする。
この構成によれば、シートフックに一体的に設けられた位置決め凸部が、シートレール側にシートフック挿通孔として設けられる係止孔に係止されるため、位置決め凸部はシートフックと共にシートフック挿通孔に挿通されてシートキャッチにロックされる。これにより、シート底板にリブ等を設けなくとも位置決め凸部の離脱を防止できるため、シート底板を厚くすることなく、シート底板の位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止することができる。また、位置決め凸部によってシートフックを補強でき、シートフックの剛性を高めることができる。
また、上記構成において、前記シートレール(8,8)は左右一対で設けられ、左右の前記シートレール(8,8)間にクロスメンバ(90)が設けられ、該クロスメンバ(90)に前記シートキャッチ(97)が設けられ、前記シートフック(60)及び前記シートキャッチ(97)は、車幅中央線(C)から左右の一側にオフセットして配置されても良い。
この場合、シートフック及びシートキャッチが車幅中央線から左右の一側にオフセットされた構成、すなわち、左右の他側からシートのめくり上げがされ易い構成であっても、シート底板を厚くすることなく、位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止できる。
また、前記シートキャッチ(97)は前記クロスメンバ(90)の下方に設けられ、前記シートキャッチ(97)はキャッチ本体(99)とケーブル(100)とを備え、前記シートレール(8,8)の車幅方向中央部に点検窓(95)が設けられる構成としても良い。
この場合、クロスメンバの下方に設けられたキャッチ本体及びケーブルの組み付け状態を、車幅方向中央部の点検窓から点検することができる。
さらに、前記シートフック(60)は、前脚部(61)と、後脚部(62)と、前記前脚部(61)及び前記後脚部(62)を連結する連結部(63)とを備え、前記前脚部(61)及び前記後脚部(62)に補強リブ(61A,62A)が前記シート底板(54)から一体的に設けられても良い。
この場合、前脚部及び後脚部の補強リブによってシートフックの剛性を高めることができるため、位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止できる。
さらにまた、前記シート底板(54)には前後方向に延びる爪部(59,59)が左右一対で設けられ、前記左右のシートレール(8,8)には、前後に開放する枠状のステー部(87,87)が左右一対で設けられ、前記爪部(59,59)は該ステー部(87,87)に係止され、前記ステー部(87,87)の枠の車幅方向外側部の後部に連続して、前後方向に延びるガイド壁部(87A,87A)が設けられても良い。
この場合、ステー部の枠の車幅方向外側部の後部に連続するガイド壁部によって、シート底板の爪部をガイドさせながら爪部をステー部に係止できる。
また、前記シートレール(8,8)の外側方に鞍乗型車両(1)のエンジン(2)のラジエータリザーバタンク(32)が配置され、前記ガイド壁部(87A)の外側方に前記ラジエータリザーバタンク(32)のキャップ(32B)が配置されても良い。
この場合、ガイド壁部の外側方にラジエータリザーバタンクのキャップが配置されるため、シート底板の爪部がキャップに接触することをガイド壁部によって防止できる。
本発明に係る鞍乗型車両の後部構造では、シート底板の位置決め凸部がシートフックと共にシートフック挿通孔に挿通されてシートキャッチにロックされる。これにより、シート底板にリブ等を設けなくとも位置決め凸部の離脱を防止できるため、シート底板を厚くすることなく、位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止することができる。また、位置決め凸部によってシートフックを補強でき、シートフックの剛性を高めることができる。
また、左右の他側からシートのめくり上げがされ易い構成であっても、シート底板を厚くすることなく、位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止できる。
また、クロスメンバの下方に設けられたキャッチ本体及びケーブルの組み付け状態を、車幅方向中央部の点検窓から点検することができる。
さらに、前脚部及び後脚部の補強リブによってシートフックの剛性を高めることができるため、位置決め凸部の係止孔からの離脱を防止できる。
さらにまた、ステー部の枠の車幅方向外側部の後部に連続するガイド壁部によって、シート底板の爪部をガイドさせながら爪部をステー部に係止できる。
また、ガイド壁部の外側方にラジエータリザーバタンクのキャップが配置されるため、シート底板の爪部がキャップに接触することをガイド壁部によって防止できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 シートを含む自動二輪車の後部構造の左側面図である。 シートレールの側面図である。 シートレールを上方から見た平面図である。 自動二輪車の後部構造を示す平面図である。 シートの左側面図である。 シートを下方から見た平面図である。 シートフックの近傍を下方から見た斜視図である。 自動二輪車の後部構造を示す平面図である。 自動二輪車の後部構造を示す側面断面図である。 自動二輪車の右側面図である。 排気管の周辺を車両の右前方から見た斜視図である。 排気管の周辺を前方から見た正面図である。 フロントカウル及びヘッドライトの周辺の正面図である。 車両の前部を後方側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両の後部構造について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で、上下、前後、左右の方向は、車両の運転者から見た方向をいう。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車1(鞍乗型車両)は、車両前後方向の略中央にエンジン2が搭載され、エンジン2の前方に前輪3が配置され、エンジン2の後方に後輪4が配置される鞍乗型の車両である。
車体フレームFは、車体前部に設けられるヘッドパイプ5、ヘッドパイプ5から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム7、及び、メインフレーム7の後部から後上がりに車体後部に延びるシートレール8を備えて構成されている。
各メインフレーム7は、ヘッドパイプ5の後部から後下がりに延びるメインチューブ7Aと、メインチューブ7Aの後端から屈曲して下方に延びるセンターチューブ7Bとを有している。
ヘッドパイプ5には、ステアリングシャフト(不図示)を介して左右一対のフロントフォーク9が支持され、前輪3はフロントフォーク9の下部に回動自在に支持されている。操行ハンドル10はフロントフォーク9の上部に設けられている。
センターチューブ7Bには車幅方向に延びるピボット軸11を介してスイングアーム12が揺動自在に支持され、後輪4はスイングアーム12の後部に支持されている。スイングアーム12とメインフレーム7との間にはリアサスペンション13が掛け渡されている。センターチューブ7Bの後部には、ピリオンステップ14Aを支持する左右一対のピリオンステップステー14が設けられている。
エンジン2はメインフレーム7の下方に支持されている。エンジン2は、水冷式の直列4気筒エンジンであり、各気筒から延びる4本の排気管15はエンジン2の下方に延び、エンジン2の下方に配置された箱型のチャンバー16に集合して1本となっている。チャンバー16の後部には後輪4の右側面に配置されるマフラー17が接続されている。後輪4は、エンジン2の出力軸と後輪4との間に掛け渡されるチェーン(不図示)によって駆動される。
燃料タンク18は、メインチューブ7Aの上方に支持され、乗員が着座するシート50は、燃料タンク18の後部に連続して後方に延び、シートレール8に支持されている。シート50は、運転者が着座する前シート50Aと同乗者が着座する後シート50Bとが前後に連続して2段に形成されたダブルシートである。
自動二輪車1は樹脂製の車体カバー20を備え、車体カバー20は、ヘッドパイプ5の前方を覆うフロントカウル21、フロントカウル21に連続して後下方に延びエンジン2の前部を覆うフロントサイドカウル22、フロントサイドカウル22の上方に設けられるアッパーカウル23、アッパーカウル23に連続して燃料タンク18の下方を覆うミドルカウル24、ミドルカウル24に連続してシートレール8の側方を覆うリアカウル25、及び、リアカウル25の後部に連続するテールカウル31を備えている。フロントカウル21、フロントサイドカウル22、アッパーカウル23、ミドルカウル24及びリアカウル25は左右一対で車両の両側面に設けられている。
リアカウル25の後部の下面には、後輪4を上方から覆うリアフェンダー28が設けられている。フロントフォーク9にはフロントフェンダー29が設けられている。また、フロントサイドカウル22の正面にはヘッドライト30が設けられている。
図2は、シート50を含む自動二輪車1の後部構造の左側面図である。
図2に示すように、リアカウル25は、上下に分割されており、シート50の下縁に沿って延びる上リアカウル26と、上リアカウル26の下方に位置する下リアカウル27とを有している。下リアカウル27において後シート50Bの下方には、下リアカウル27の面の一部が上方に窪んだ把持部27Aが形成されている。後シート50Bの同乗者は、把持部27Aを手で把持しつつ、ピリオンステップ14Aに足を載せることができる。また、後シート50Bの前部の上面には、同乗者が把持可能なベルト51が設けられている。
下リアカウル27には、把持部27Aに隣接して、車両のキーが挿入されるキー挿入穴27Bが設けられている。シート50はシートレール8に着脱自在に設けられており、キー挿入穴27Bに車両のキーを挿入して解除操作を行うことで、シート50のシートレール8に対するロック状態が解除され、シート50が取り外し可能となる。
図3は、シートレール8の側面図である。図4は、シートレール8を上方から見た平面図である。
図1、図3及び図4に示すように、シートレール8は、メインチューブ7Aの後部から後方に延びるメインパイプ80と、センターチューブ7Bから後上がりに延びてメインパイプ80の後部に連結されるサブパイプ81とを備えている。シートレール8は、シート50にかかる荷重を受けるフレームである。
メインパイプ80は、前シート50Aの下方を略水平に延びる水平部80Aと、水平部80Aの後部から後上がりに屈曲して延びる傾斜部80Bとを有する断面矩形のパイプである。シートレール8の前部及び後部には、メインパイプ80とサブパイプ81との間を連結する板状の前ガセット82A及び後ガセット82Bが設けられている。傾斜部80B,80Bの後部の上面には、カウル固定部89B,89Bが設けられている。
メインパイプ80及びサブパイプ81の前端には、ボルト孔8Aが設けられ、シートレール8はボルト孔8Aに挿通されるボルト(不図示)によってメインフレーム7の後部に締結される。水平部80Aの下面には、ミドルカウル24が固定されるカウル固定部89Aが設けられている。
図4に示すように、シートレール8,8は左右一対で設けられており、左右のサブパイプ81,81の間には、左右のシートレール8,8を連結する前クロスパイプ83A及び後クロスパイプ83Bが掛け渡されている。前クロスパイプ83Aには、前輪3及び後輪4のブレーキを制御するABSユニット(不図示)を支持するステー88が設けられている。
メインパイプ80の前部において、左右の水平部80A,80Aの上面には、枠状に形成されたシートレールフック84,84がそれぞれ設けられている。また、メインパイプ80の後部において、左右の傾斜部80B,80Bには、上方に突出するシートフックステー85,85がそれぞれ設けられている。シート50は、シートレールフック84,84及びシートフックステー85,85に係止される。
シートフックステー85,85は、傾斜部80B,80Bの上面に立設されたブラケット部86と、ブラケット部86の側部から車幅方向内側に突出する枠状ステー部87(枠状のステー部)とを有している。
ブラケット部86は、上面にカウル固定部86Aを有し、車幅方向の外側面にリザーバタンク固定部86Bを有している。
枠状ステー部87は、車幅方向に延びる枠状フック87Bと、枠状フック87Bの車幅方向外側部の後部に連続して後方に屈曲するガイド壁部87Aとを有している。
枠状フック87Bは、車両の前後方向に開放する枠状に形成されており、傾斜部80B,80Bよりも車幅方向内側に位置している。ガイド壁部87Aは、前後方向に延びる板状に形成され、ブラケット部86の内側部に連結されている。
図4に示すように、後クロスパイプ83Bより後方の後部では、シートレール8,8が車幅方向内側に屈曲し、後部ほどシートレール8,8間の間隔が小さくなっている。シートレール8,8には、シートレール8,8の後端を連結する板状のクロスメンバ90が設けられている。詳細には、クロスメンバ90は、左右のメインパイプ80,80の間に掛け渡されて溶接される板状の上クロスメンバ91と、左右のサブパイプ81,81の間に掛け渡されて溶接される板状の下クロスメンバ92とを有している。下クロスメンバ92は、サブパイプ81,81の下面よりも下方に膨出して形成され、上クロスメンバ91と下クロスメンバ92との間には、空間Sが形成されている。
また、シートレール8,8の後部の左右の外側面には、車幅方向外側に延出するサイドプレート93,93が連結されている。
図5は、自動二輪車1の後部構造を示す平面図である。ここで、図5では、シート50が取り外された状態が示され、また、上リアカウル26,26及びテールカウル31は2点鎖線で示されている。
図5に示すように、下リアカウル27は、シートレール8,8を下方から覆うように一体で設けられ、上リアカウル26,26は下リアカウル27の側縁部に連続し、左右のシートレール8,8を外側方から覆うように左右に分割してそれぞれ設けられている。左右の上リアカウル26,26は、メインパイプ80,80の上面まで延びる複数の固定部26Aを有し、各固定部26Aがカウル固定部86A,89Bに締結されることでシートレール8,8に固定される。
下リアカウル27の把持部27A,27Aは、把持部27A,27Aの上方に位置するサイドプレート93,93の下面によって受けられている。このため、把持部27A,27Aの剛性及び強度を確保することができる。
左側のシートレール8の外側方において上リアカウル26と下リアカウル27との間の空間には、前後に延在するリザーバタンク32(ラジエータリザーバタンク)が配置されている。リザーバタンク32は、エンジン2の前方に設けられるラジエータ33(図11参照)に接続されており、リザーバタンク32にはエンジン2の冷却水の一部が貯留される。
リザーバタンク32は、傾斜部80Bの上方まで延出する注入口32Aと、注入口32Aを塞ぐキャップ32Bとを有している。リザーバタンク32は、左側のシートフックステー85に隣接し、リザーバタンク固定部86Bに設けられるボルト86Cによってシートフックステー85に締結されている。キャップ32Bは、シートフックステー85のガイド壁部87Aの外側方に配置されている。
上クロスメンバ91には、上クロスメンバ91の下方の空間Sに連通する点検窓95が形成され、点検窓95は、シートレール8,8の車幅方向の中心線C(車幅中央線)に重なるように、上クロスメンバ91の中央部に配置されている。中心線Cは、自動二輪車1の車幅方向の中心線に一致している。
また、上クロスメンバ91には、車両の前後方向に延びるシートフック挿通孔96(係止孔)が形成されている。シートフック挿通孔96は空間Sに連通する長孔であり、中心線Cよりも車幅方向の一側(本実施の形態では右側)にオフセットして配置されている。
クロスメンバ90の空間S内には、シート50をシートレール8,8にロック状態にするシートキャッチ97が固定されている。シートキャッチ97は、車幅方向にスライド可能なスライダ98と、スライダ98を支持するキャッチ本体99と、スライダ98をスライド操作するためのケーブル100とを備えている。
キャッチ本体99は、車幅方向に延びるブロック状に形成され、空間S内において上クロスメンバ91の下面に固定されている。詳細には、キャッチ本体99は、上方に突出する位置決めボス99Bが上クロスメンバ91に係合され、後部のねじ穴99Cが上クロスメンバ91にねじ止めされて固定されている。また、キャッチ本体99は、シートフック挿通孔96から外側の上方に露出するフック部99Aを一側の端部に有している。フック部99Aは下方に窪んでフック状に形成されている。
スライダ98は、車幅方向に延びる断面矩形の棒状に形成され、車幅方向の一側に寄った状態でキャッチ本体99内に車幅方向にスライド可能に収容されている。スライダ98は、フック部99A内の上部に横方向から突出するロック爪部98Aを一端側の先端に有し、シートキャッチ97は、キャッチ本体99のフック部99A内にスライダ98のロック爪部98Aが突出することで、シート50をロック可能なロック状態となる。詳細には、スライダ98は、スライダ98の下部に収容されたコイルばね(不図示)によって常に一側に付勢されてフック部99A内に位置しており、シートキャッチ97は、通常、ロック状態となっている。一方、ロック爪部98Aが他側(左側)にスライドすると、シート50のロック状態は解除される。また、ロック爪部98Aの上面には、先端側に向かって下方に傾斜する傾斜面98Bが形成されている。
本実施の形態では、シートレール8,8間の間隔が後部ほど小さくなっており、シートキャッチ97をシートレール8,8の後部に配置する場合、フック部99Aが中心線Cに一致するようにシートキャッチ97を車幅方向の片側に寄せて配置することが難しい。このため、フック部99A及びシートフック挿通孔96は、中心線Cから離れた車幅方向の一側にオフセットされている。
リザーバタンク32の後方には、ケーブル100を操作するためのキーシリンダ101が設けられている。ケーブル100は、キーシリンダ101から屈曲して他側のメインパイプ80に沿って後方に延び、その後、空間S内で一側のメインパイプ80の方へ屈曲して延び、フック部99Aの側方を回り込むように反転して他側のメインパイプ80側に延び、シートキャッチ97の後方に到達している。詳細には、ケーブル100は、チューブ状のアウターチューブ100A及びアウターチューブ100A内を摺動可能な芯線100Bを有し、芯線100Bは、一端がキーシリンダ101に接続され、他端が他側のメインパイプ80の後部に設けられたワイヤーステー104に固定されている。また、アウターチューブ100Aの一端はキーシリンダ101側に固定され、他端はL字状のステー105を介してスライダ98の端部に接続されている。
キーシリンダ101にはキー挿入穴27B(図2参照)を介して車両のキーが挿入され、キーシリンダ101が所定の方向に回転操作されることで芯線100Bの一端が車両の他側の側方に引かれ、これに伴って、アウターチューブ100Aの他端はワイヤーステー104側に移動し、スライダ98はアウターチューブ100Aの他端とともに他側にスライドする。
上クロスメンバ91の点検窓95は、ケーブル100とスライダ98との接続部の近傍に形成されている。このため、ステー105を含むケーブル100及びスライダ98の接続部の状態を点検窓95から確認でき、組立作業が容易になるとともに、メンテナンス性が良い。
図6は、シート50の左側面図である。図7は、シート50を下方から見た平面図である。図7では、シート50の車幅方向の一側部分が図示されており、他側部分の一部は省略されている。
図6及び図7に示すように、シート50は、シート50の表面を構成するシート表皮52と、シート表皮52に覆われるウレタン製のクッション53と、クッション53を支持するシート底板54とを備えている。
クッション53は、前シート50A及び後シート50Bの形状に対応した段状に形成されている。シート底板54は、クッション53の形状に合わせて段状に形成され、前シート50Aの下面を構成する前部底板55と、後シート50Bの下面を構成する後部底板56とを有している。
また、シート50の前端には、燃料タンク18(図2参照)の後部の形状に沿って後方に窪んだ凹部50Dが形成されている。
シート底板54の下面には、シート50が取付けられた状態においてメインパイプ80,80の上面に当接する弾性部材57が前後方向に並んで複数設けられている。
前部底板55の下面には、メインパイプ80,80のシートレールフック84,84(図4参照)の枠内に係合する前側爪部58,58が形成されている。前側爪部58,58は左右一対で設けられ、前側の下方に向けて斜めに突出している。
後部底板56の下面には、傾斜部80Bに設けられた枠状フック87B,87B(図4参照)の枠内に係合する左右一対の後側爪部59,59(爪部)が形成されている。後側爪部59,59は前後方向に延びる板状に形成され、前側の下方に向けて斜めに突出している。
後部底板56の下面には、下方に向けて突出するシートフック60が設けられている。シートフック60は、後側爪部59,59よりも後方に配置されると共に、シートフック挿通孔96(図5参照)に対応して中心線Cよりも車幅方向の一側にオフセットされている。シートフック60は、上クロスメンバ91に形成されたシートフック挿通孔96に挿通され、シートキャッチ97にロックされる。
図8は、シートフック60の近傍を下方から見た斜視図である。
図6〜図8を参照し、シートフック60は、側面視で略U字状に形成され、後部底板56から下方に延びる前脚部61と、前脚部61の後方で後部底板56から下方に延びる後脚部62と、前脚部61の下端と後脚部62の下端とを前後に連結する連結部63とを有している。
ここで、シート底板54は樹脂を一体成形して構成されており、シートフック60は、樹脂成形時にシート底板54にインサート成形される。
前脚部61及び後脚部62の内縁部には、前脚部61及び後脚部62に沿って上下に延びる補強リブ61A,62Aが形成されている。補強リブ61A,62Aは、後部底板56から一体的に設けられ、前脚部61及び後脚部62の基端の後部底板56から連結部63の内縁部まで延びている。
また、補強リブ61Aと補強リブ62Aとの間には、シート底板54を貫通する逃げ部64が形成されている。
後脚部62の基端には、後部底板56から段状に下方へ突出した位置決め凸部65が設けられている。位置決め凸部65は、シート底板54の樹脂成形時に後脚部62と一体に形成されてシートフック60の後部に設けられる。
位置決め凸部65は、シートフック60と共に上クロスメンバ91のシートフック挿通孔96(図4及び図5参照)に挿通される凸部であり、シートフック挿通孔96に嵌合することで、シート50を前後方向及び車幅方向に位置決めする。また、シートフック60の強度及び剛性は、位置決め凸部65によって高められている。
位置決め凸部65は、シートフック挿通孔96に対応し、前後に延びる長方形状に形成され、後端部65Aは、後脚部62よりも後方まで延び、前端部65Bは、逃げ部64の後縁に位置している。後端部65Aはシートフック挿通孔96に合わせて円弧状に形成されている。また、位置決め凸部65の幅は、後脚部62の幅よりも大きく形成され、位置決め凸部65は、後脚部62の側面よりも車幅方向に突出した側面部65C,65Cを有している。
図9は、自動二輪車1の後部構造を示す平面図である。図10は、自動二輪車1の後部構造を示す側面断面図である。ここで、図9では、上リアカウル26,26、テールカウル31及びシート50の輪郭は2点鎖線で示されている。また、図9では、シート50の後側爪部59,59、弾性部材57及びシートフック60は実線で示され、位置決め凸部65は2点鎖線で示され、スライダ98の図示は省略されている。図10では、クッション53の図示が省略されている。
シート50がシートレール8,8に取り付けられた状態では、前側爪部58,58(図6参照)がシートレールフック84,84(図4参照)に後方から係合するとともに、図9及び図10に示すように、シート底板54の後側爪部59,59がシートレール8,8の枠状フック87B,87Bに後方から係合する。シート50は、前側爪部58,58及び後側爪部59,59が、シートレールフック84,84及び枠状フック87B,87Bにそれぞれ後方側から当接して係止されることで、車両前方への移動を規制される。
また、後側爪部59,59の車幅方向外側には、シートフックステー85,85のガイド壁部87A,87Aが位置し、ガイド壁部87A,87Aは、シート50の取付け作業時に、後側爪部59,59がガイド壁部87A,87Aの内側に位置するように、シート50の車幅方向の位置を規制する。
さらに、シート50の後部では、シートフック60が、上クロスメンバ91のシートフック挿通孔96に位置決め凸部65と共に挿通され、シートキャッチ97のフック部99Aに係合してロックされている。
詳細には、シートフック60は、シートフック挿通孔96に挿通された連結部63がロック爪部98Aとフック部99Aとの間に係合することでシートキャッチ97にロックされ、これにより、シート50の後部は、上方向、すなわちシート50がシートレール8,8から取り外される方向に移動されなくなる。ここで、シートキャッチ97のスライダ98は、シートフック60がロック爪部98Aの傾斜面98B(図5参照)に上方から当接することでスライドされてキャッチ本体99内に一旦退避し、シートフック60がフック部99A内に嵌合されると再び突出してシートフック60をロックする。
また、シートフック60がシートキャッチ97にロックされた状態では、後脚部62の基端に一体に形成された位置決め凸部65がシートフック挿通孔96に嵌合される。位置決め凸部65は、後端部65Aがシートフック挿通孔96の後縁部96Aに当接することで、シート50の車両後方への移動を規制するとともに、側面部65C,65Cがシートフック挿通孔96の側縁部96B,96Bに当接することで、シート50の車幅方向への移動を規制し、シート50を車両の前後方向及び左右方向(車幅方向)に位置決めしている。
すなわち、シートフック挿通孔96は、挿通されたシートフック60をシートキャッチ97によってロックする孔であるとともに、位置決め凸部65を係止する係止孔としても機能している。
また、シート50は、前側爪部58,58及び後側爪部59,59によって前方向に位置決めされるため、前脚部61側には位置決め凸部は設けられておらず、前脚部61とシートフック挿通孔96の前縁部96Cとの間には隙間68が設けられている。
本実施の形態では、シート50を位置決めする位置決め凸部65をシートフック60に一体に設けるとともに、シートキャッチ97が設けられたシートフック挿通孔96を位置決め凸部65の係止孔としても利用するため、位置決め凸部65はシート50を位置決めした状態でシートフック60と共にシートキャッチ97にロックされる。これにより、例えば、シート50を取り外す上方向の力T(図10参照)がシート50の後部に作用したとしても、位置決め凸部65はシートキャッチ97にロックされているため、シート底板54にリブ等を設けてシート底板54の剛性を高めなくとも、位置決め凸部65がシートフック挿通孔96から離脱してしまうことを防止できる。
また、図9に示すように、シートフック挿通孔96及びシートフック60が中心線Cよりも車幅方向の一側にオフセットして配置されている場合、シート50における車幅方向の他側の縁部とシートフック挿通孔96との距離が大きくなるため、他側の縁部からシート50がめくり上げられ易くなる。しかし、本実施の形態では、位置決め凸部65がシートフック挿通孔96のシートキャッチ97にロックされているため、他側からシート50がめくり上げられたとしても、位置決め凸部65がシートフック挿通孔96から離脱することが防止される。
このように、シートフック挿通孔96及びシートフック60を中心線Cよりも車幅方向の一側にオフセットして配置した構成であっても、位置決め凸部65のシートフック挿通孔96からの離脱を防止できるため、シートレール8,8の後部のシートレール8,8間の間隔が小さい場所にもシートキャッチ97を配置することができ、レイアウトの自由度を向上できる。
ここで、シート50のシートレール8,8への取付け手順を説明する。
図4、図5、図9及び図10を参照し、まず、シート50をシートレール8,8上で前方向にスライドさせるようにして、シート50の前端の凹部50Dを燃料タンク18の後部に嵌め込むとともに、シート底板54の前側爪部58,58及び後側爪部59,59を、シートレール8,8のシートレールフック84,84及び枠状フック87B,87Bにそれぞれ係合させる。この際、シートフックステー85,85のガイド壁部87A,87Aが後側爪部59,59の位置を車幅方向の正しい位置に規制するため、シート50を容易に取付けることができる。また、凹部50Dが燃料タンク18の後部に嵌まることで取付け時にシート50の位置決めをすることができ、取付けが容易である。
次に、後シート50Bを上方から押圧することで、シートフック60及び位置決め凸部65がシートフック挿通孔96に挿通され、シートフック60がシートキャッチ97にロックされ、シート50はシートレール8,8に固定される。この際、シート50は、前側爪部58,58及び後側爪部59,59によって車両の前方向の位置を規制されているため、特に厳密な位置合わせを行うことなく後シート50Bを上方から押圧することで、シートフック60をシートキャッチ97にロックさせることができる。
また、前脚部61側では、前脚部61とシートフック挿通孔96との間に隙間68が設けられており、位置決め凸部65を含むシートフック60とシートフック挿通孔96の前縁部96Cとの間のクリアランスに余裕があるため、位置決め凸部65をシートフック挿通孔96に容易に嵌合させることができる。
図9に示すように、リザーバタンク32のキャップ32Bは、シート50の下方において、左側のガイド壁部87Aの外側方に隣接して設けられている。これにより、ガイド壁部87Aによってシート50の後側爪部59がキャップ32Bに接触することを防止できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、シートフック60に一体的に設けられた位置決め凸部65が、シートレール8,8側にシートフック挿通孔96として設けられる係止孔に係止されるため、位置決め凸部65はシートフック60と共にシートフック挿通孔96に挿通されてシートキャッチ97にロックされる。これにより、シート底板54にリブ等を設けなくとも位置決め凸部65の離脱を防止できるため、シート底板54を厚くすることなく、係止孔としてのシートフック挿通孔96からの位置決め凸部65の離脱を防止することができる。また、位置決め凸部65によってシートフック60を補強でき、シートフック60の剛性を高めることができる。
また、シートフック60及びシートキャッチ97が中心線Cから左右の一側にオフセットされた構成、すなわち、左右の他側からシート50のめくり上げがされ易い構成であっても、シート底板54を厚くすることなく、位置決め凸部65のシートフック挿通孔96からの離脱を防止できる。
また、上クロスメンバ91の下方に設けられたキャッチ本体99及びケーブル100の組み付け状態を、車幅方向中央部の点検窓95から点検することができる。
さらに、前脚部61及び後脚部62の補強リブ61A,62Aによってシートフック60の剛性を高めることができるため、位置決め凸部65のシートフック挿通孔96からの離脱を防止できる。
さらにまた、枠状ステー部87,87の枠の車幅方向外側部の後部に連続するガイド壁部87A,87Aによって、シート底板54の後側爪部59,59をガイドさせながらシート底板54を枠状ステー部87,87に係止でき、シート50を容易に取付けできる。
また、ガイド壁部87Aの外側方にリザーバタンク32のキャップ32Bが配置されるため、シート底板54の後側爪部59がキャップ32Bに接触することをガイド壁部87Aによって防止できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記の実施の形態では、位置決め凸部65は、後脚部62と一体に形成されてシートフック60の後部に設けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、位置決め凸部は、前脚部61と一体に形成されてシートフック60の前部に設けられても良い。この場合、上記位置決め凸部をシートフック挿通孔96の前縁部96Cに当接させることで、シート50を前方向に位置決めできるとともに、この位置決め凸部を側縁部96B,96Bに当接させることで、シート50を車幅方向に位置決めできる。
また、上記実施の形態では、本発明を適用した鞍乗型車両を自動二輪車1としたが、本発明は、三輪車両や四輪のバギー車等にも適用できる。
次に、自動二輪車1の排気管15の周辺の構造を説明する。
図11は、自動二輪車1の右側面図である。図12は、排気管15の周辺を車両の右前方から見た斜視図である。図13は、排気管15の周辺を前方から見た正面図である。なお、図11〜図13では、右側のフロントサイドカウル22は2点鎖線で示されている。
エンジン2は、車幅方向に4つの気筒が並んだ直列4気筒のエンジンであり、クランクケース2Aの前部の上部にやや前傾するシリンダー2Bを有し、シリンダー2Bの前面には車幅方向に略等間隔で並んだ排気口が各気筒に対応して4つ設けられ、各排気口には排気管15が接続されている。ラジエータ33は、シリンダー2Bの前方に配置されている。
4本の排気管15は、排気口から車両の右方向に屈曲しつつ下方に延び、クランクケース2Aの前面の下方の屈曲部15Aで互いに近接しつつ後方に屈曲し、エンジン2の右部の下方を通ってチャンバー16に集合されている。チャンバー16は、エンジン2の左部の下方に配置されている。
エンジン2の下部は、図13の正面視において、下部ほど幅が小さく、クランクケース2A側の上方へ行くに従って幅が大きくなっている。4本の排気管15は、このエンジン2の下部の形状に合わせて配置され、車幅中心側に最も近い排気管15が最も下方に位置し、車幅方向のより外側に配置される排気管15ほど上方に配置されている。このように、複数の排気管15を、車幅方向の外側の排気管15ほど上方に配置されるようにしたため、自動二輪車1のバンク角を大きく確保できる。
エンジン2は左右の側方をフロントサイドカウル22,22によって覆われ、左右のフロントサイドカウル22,22は、前輪3の後方に位置するフロントインナーカウル34によって連結されている。フロントサイドカウル22,22及びフロントインナーカウル34は、エンジン2の前方に位置する空間Kを形成している。
フロントインナーカウル34は、前輪3の後部に面する前板部34Aと、前板部34Aの下縁から後方に延びる底板部34Bとを有している。前板部34Aには開口34Cが形成されており、開口34Cを介して空間Kに走行風が導入される。底板部34Bには、車両の前後方向に延びる板状のリブ34Dが車幅方向に複数並んで立設されている。リブ34Dはフロントインナーカウル34を補強するとともに、開口34Cから導入された走行風を後方の排気管15に流す導風板としても機能する。
右側のフロントサイドカウル22の下部の後縁部22Aは、排気管15の屈曲部15Aより前方に位置しており、フロントサイドカウル22は、屈曲部15Aの側面を覆っていない。
屈曲部15Aより後方に延びる排気管15には、クランクケース2Aの下方で排気管15の右側面を覆うマフラーカバー35が設けられている。マフラーカバー35の前縁35Aは屈曲部15Aの後方まで延びており、マフラーカバー35は屈曲部15Aを覆っていない。
すなわち、右側のフロントサイドカウル22の後縁部22Aとマフラーカバー35の前縁35Aとは前後に離間して配置されており、各排気管15の屈曲部15Aは、フロントサイドカウル22及びマフラーカバー35によって側面を覆われておらず、外側に露出している。このため、屈曲部15Aにおいて、フロントサイドカウル22及びマフラーカバー35が自動二輪車1の旋回時のバンクを妨げることが無く、自動二輪車1のバンク角を大きく確保できる。
次に、フロントカウル21及びヘッドライト30の周辺の構造を説明する。
図14は、フロントカウル21及びヘッドライト30の周辺の正面図である。
ヘッドライト30は車幅方向の中央に配置され、左右のフロントカウル21,21は、ヘッドライト30の側縁部に連続して車幅方向に広がりつつ後方に延びている。また、後上がりに延びるウインドスクリーン41は、フロントカウル21の上部及び左右のフロントカウル21,21の上部に連続して設けられている。
図1及び図14に示すように、ヘッドライト30のレンズ36は、フロントカウル21,21の表面形状に連続するように曲面状に形成され、車幅方向中央に位置する正面部36Aと、正面部36Aの上部から後側方に延びる延出部36B,36Bとを有している。正面視では、延出部36B,36Bは、車幅方向の外側の上方に向かって斜めに延びている。
延出部36B,36Bの後部には、延出部36B,36Bの表面がヘッドライト30の内側に窪んだ凹部45,45が形成されている。凹部45,45は、延出部36B,36Bの前後の中間部から後部まで連続して形成され、凹部45,45の深さ及び幅は、後部側ほど大きくなっている。正面視では、凹部45,45の輪郭は略三角形状に形成されている。
このようにヘッドライト30のレンズ36に凹部45,45が形成されることで、延出部36B,36Bに連続するフロントカウル21,21の前縁部と延出部36B,36Bの後部との間には、フロントカウル21,21の内側に連通する通風口37,37が設けられている。車両前部側の走行風の一部は、通風口37,37を通ってフロントカウル21,21の内側の空間に導入される。
図15は、車両の前部を後方側から見た斜視図である。
フロントカウル21,21とヘッドパイプ5との間には、速度等を表示するメーター38が設けられ、メーター38の周囲は、アッパーカウル23,23の内縁に連続するメーターカウル39によって覆われている。メーターカウル39はフロントカウル21,21の内側の空間に連通する開口40,40を有し、ヘッドライト30側の通風口37,37から導入された走行風の一部は、開口40,40を通ってフロントカウル21,21及びウインドスクリーン41の後方に供給される。このように、ヘッドライト30側の通風口37,37から走行風を適度に導入することで、運転者側に生じる負圧を低減でき、快適性を向上できる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
2 エンジン
8,8 シートレール
32 リザーバタンク(ラジエータリザーバタンク)
32B キャップ
50 シート
52 シート表皮
53 クッション
54 シート底板
59,59 後側爪部(爪部)
60 シートフック
61 前脚部
61A,62A 補強リブ
62 後脚部
63 連結部
65 位置決め凸部
87,87 枠状ステー部(枠状のステー部)
87A,87A ガイド壁部
90 クロスメンバ
95 点検窓
96 シートフック挿通孔(係止孔)
97 シートキャッチ
99 キャッチ本体
100 ケーブル
C 中心線(車幅中央線)
F 車体フレーム

Claims (6)

  1. シート表皮(52)、クッション(53)及びシート底板(54)を備えるシート(50)と、車体フレーム(F)の後部に設けられ、前記シート(50)の荷重を受けるシートレール(8)とを備え、前記シート底板(54)に、シートフック(60)と位置決め凸部(65)とが下方に突出して設けられ、前記シートレール(8)側に、前記シートフック(60)が挿通するシートフック挿通孔(96)と、前記シートフック(60)をロックするシートキャッチ(97)と、前記位置決め凸部(65)を係止する係止孔とが設けられる鞍乗型車両の後部構造において、
    前記シート底板(54)の前記位置決め凸部(65)は、前記シートフック(60)の前部または後部に一体的に設けられ、前記係止孔は前記シートキャッチ(97)の前記シートフック挿通孔(96)として設けられることを特徴とする鞍乗型車両の後部構造。
  2. 前記シートレール(8,8)は左右一対で設けられ、左右の前記シートレール(8,8)間にクロスメンバ(90)が設けられ、該クロスメンバ(90)に前記シートキャッチ(97)が設けられ、
    前記シートフック(60)及び前記シートキャッチ(97)は、車幅中央線(C)から左右の一側にオフセットして配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両の後部構造。
  3. 前記シートキャッチ(97)は前記クロスメンバ(90)の下方に設けられ、前記シートキャッチ(97)はキャッチ本体(99)とケーブル(100)とを備え、前記シートレール(8,8)の車幅方向中央部に点検窓(95)が設けられることを特徴とする請求項2記載の鞍乗型車両の後部構造。
  4. 前記シートフック(60)は、前脚部(61)と、後脚部(62)と、前記前脚部(61)及び前記後脚部(62)を連結する連結部(63)とを備え、前記前脚部(61)及び前記後脚部(62)に補強リブ(61A,62A)が前記シート底板(54)から一体的に設けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両の後部構造。
  5. 前記シート底板(54)には前後方向に延びる爪部(59,59)が左右一対で設けられ、前記左右のシートレール(8,8)には、前後に開放する枠状のステー部(87,87)が左右一対で設けられ、前記爪部(59,59)は該ステー部(87,87)に係止され、
    前記ステー部(87,87)の枠の車幅方向外側部の後部に連続して、前後方向に延びるガイド壁部(87A,87A)が設けられることを特徴とする請求項2記載の鞍乗型車両の後部構造。
  6. 前記シートレール(8,8)の外側方に鞍乗型車両(1)のエンジン(2)のラジエータリザーバタンク(32)が配置され、前記ガイド壁部(87A)の外側方に前記ラジエータリザーバタンク(32)のキャップ(32B)が配置されることを特徴とする請求項5記載の鞍乗型車両の後部構造。
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