JP2011082361A - 回路基板及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 回路基板60は、導電性コア基板10と、コア基板10の第1の面上に形成された第1の配線層61−63と、コア基板10の第2の面上に形成された第2の配線層64−66とを有する。導電性コア基板10は第1のコア層21及び第2のコア層22を有する。第1のコア層21は、所与の温度以上の温度域において熱膨張率が増大する材料からなり、第2のコア層22は、前記所与の温度以上の温度域において第1のコア層21の熱膨張率より低い熱膨張率を有する。例えば、第1のコア層21はインバー等の低熱膨張率合金を有し、第2のコア層22は炭素繊維強化プラスチック等の低熱膨張率プラスチックを有する。
【選択図】 図6
Description
(付記1)
導電性コア基板と、
前記導電性コア基板の第1の面上に形成された、1以上の樹脂層及び1以上の導体層が積層された第1の配線層と、
前記導電性コア基板の前記第1の面と反対側の第2の面上に形成された、1以上の樹脂層及び1以上の導体層が積層された第2の配線層と、
を有する回路基板であって、
前記導電性コア基板は第1のコア層及び第2のコア層を有し、
前記第1のコア層は、所与の温度以上の温度域において温度上昇に伴って熱膨張率が増大する材料からなり、
前記第2のコア層は、前記所与の温度以上の温度域において、前記第1のコア層の熱膨張率より低い熱膨張率を有する、
回路基板。
(付記2)
前記第1のコア層は、前記第2のコア層の弾性率より高い弾性率を有し、且つ前記第2のコア層の厚さより大きい厚さを有する、付記1に記載の回路基板。
(付記3)
前記第1のコア層は合金を有し、前記第2のコア層は導電性プラスチックを有する、付記1又は2に記載の回路基板。
(付記4)
前記第1のコア層は、インバー、コバール及び42アロイのうちの少なくとも1つを有する、付記1乃至3の何れか一に記載の回路基板。
(付記5)
前記第2のコア層は、炭素繊維強化プラスチック及びカーボンナノチューブ強化プラスチックのうちの少なくとも1つを有する、付記1乃至4の何れか一に記載の回路基板。
(付記6)
前記導電性コア基板の前記第1の面は前記第1のコア層側の面であり、前記導電性コア基板の前記第2の面は前記第2のコア層側の面であり、
当該回路基板は更に、前記第2の配線層上に形成された半導体素子実装用電極を有する、
付記1乃至5の何れか一に記載の回路基板。
(付記7)
前記第1及び第2のコア層は、接着性プリプレグを介して積層されている、付記1乃至6の何れか一に記載の回路基板。
(付記8)
前記第1の配線層及び前記第2の配線層は、前記導電性コアを中心として、対称に構成されている、付記1乃至7の何れか一に記載の回路基板。
(付記9)
前記導電性コア基板は更に、
前記第1のコア層の側に形成された第1の絶縁層と、
前記第1の絶縁層上に形成された第1の導体層と、
前記第2のコア層の側に形成された第2の絶縁層と、
前記第2の絶縁層上に形成された第2の導体層と、
前記第1及び第2のコア層を貫通し、前記第1の導体層と前記第2の導体層とを電気的に接続するビアと
を有する、付記1乃至8の何れか一に記載の回路基板。
(付記10)
前記第2のコア層は炭素繊維強化プラスチックを有し、前記炭素繊維強化プラスチックは基材として、350GPaから600GPaの範囲内の弾性率を有する炭素繊維を含む、付記1乃至9の何れか一に記載の回路基板。
(付記11)
導電性コア基板を形成する工程と、
前記導電性コア基板の第1の面上に、1以上の樹脂層及び1以上の導体層が積層された第1の配線層を形成する工程と、
前記導電性コア基板の前記第1の面と反対側の第2の面上に、1以上の樹脂層及び1以上の導体層が積層された第2の配線層を形成する工程と、
を有する回路基板の製造方法であって、
前記導電性コア基板を形成する工程は、第1のコア層と第2のコア層とを積層する工程を有し、
前記第1のコア層は、所与の温度以上の温度域において温度上昇に伴って熱膨張率が増大する材料からなり、
前記第2のコア層は、前記所与の温度以上の温度域において、前記第1のコア層の熱膨張率より低い熱膨張率を有する、
回路基板の製造方法。
20 導電性コア
21 第1のコア層
22 第2のコア層
23 プリプレグ
31、33 絶縁層
32、34、37、38 導体層
35 絶縁樹脂
35’、36’ スルーホール
36 ビア
40、60 回路基板(配線基板)
50 半導体素子
55 はんだバンプ
61−66 配線層
61a−66a 樹脂層
61b−66b ビア
61c−66c パッド/配線
71、73 ソルダーレジスト
72、74 電極
Claims (6)
- 導電性コア基板と、
前記導電性コア基板の第1の面上に形成された、1以上の樹脂層及び1以上の導体層が積層された第1の配線層と、
前記導電性コア基板の前記第1の面と反対側の第2の面上に形成された、1以上の樹脂層及び1以上の導体層が積層された第2の配線層と、
を有する回路基板であって、
前記導電性コア基板は第1のコア層及び第2のコア層を有し、
前記第1のコア層は、所与の温度以上の温度域において温度上昇に伴って熱膨張率が増大する材料からなり、
前記第2のコア層は、前記所与の温度以上の温度域において、前記第1のコア層の熱膨張率より低い熱膨張率を有する、
回路基板。 - 前記第1のコア層は、前記第2のコア層の弾性率より高い弾性率を有し、且つ前記第2のコア層の厚さより大きい厚さを有する、請求項1に記載の回路基板。
- 前記第1のコア層は、インバー、コバール及び42アロイのうちの少なくとも1つを有する、請求項1又は2に記載の回路基板。
- 前記第2のコア層は、炭素繊維強化プラスチック及びカーボンナノチューブ強化プラスチックのうちの少なくとも1つを有する、請求項1乃至3の何れか一項に記載の回路基板。
- 前記導電性コア基板の前記第1の面は前記第1のコア層側の面であり、前記導電性コア基板の前記第2の面は前記第2のコア層側の面であり、
当該回路基板は更に、前記第2の配線層上に形成された半導体素子実装用電極を有する、
請求項1乃至4の何れか一項に記載の回路基板。 - 導電性コア基板を形成する工程と、
前記導電性コア基板の第1の面上に、1以上の樹脂層及び1以上の導体層が積層された第1の配線層を形成する工程と、
前記導電性コア基板の前記第1の面と反対側の第2の面上に、1以上の樹脂層及び1以上の導体層が積層された第2の配線層を形成する工程と、
を有する回路基板の製造方法であって、
前記導電性コア基板を形成する工程は、第1のコア層と第2のコア層とを積層する工程を有し、
前記第1のコア層は、所与の温度以上の温度域において温度上昇に伴って熱膨張率が増大する材料からなり、
前記第2のコア層は、前記所与の温度以上の温度域において、前記第1のコア層の熱膨張率より低い熱膨張率を有する、
回路基板の製造方法。
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