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JP2010231240A - 液晶装置およびプロジェクタ - Google Patents

液晶装置およびプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】回折の影響を低減することが可能な液晶装置を提供する。
【解決手段】第1データ線61の延在方向に配置された隣接する一対の画素電極91,92に対応する一対の走査線71,72が、一対の画素電極91,92を挟むように配置され、第1画素電極91への通電を制御する第1TFT素子31が、第1データ線61と第1走査線71との交点付近に配置され、第2画素電極92への通電を制御する第2TFT素子32が、第2データ線62と第2走査線72との交点付近に配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶装置およびプロジェクタに関するものである。
プロジェクタ等の投射型表示装置が広く利用されている。プロジェクタは、光源光を異なる色光に分離する分離光学系と、分離された色光を変調して各色の画像光を生成する光変調装置と、各色の画像光を合成してカラー画像を生成するプリズムと、そのカラー画像をスクリーンに向かって拡大投射する投射レンズとを備えている。その光変調装置として、液晶装置を備えた液晶ライトバルブが採用されている。
液晶装置は、液晶を一対の基板間に挟持したものである。そのうち一方の基板には、マトリクス状に整列配置された複数の画素電極と、その画素電極への通電を制御するスイッチング素子と、そのスイッチング素子に対して走査信号を供給する走査線と、その走査線と直交するように配置されスイッチング素子に対して画像信号を供給するデータ線とが形成されている。また他方の基板には共通電極が形成されている。そして、共通電極と画素電極との間に電圧を印加して液晶を駆動することにより、画素ごとに入射光の透過率を変調することが可能になる。これにより、各色の画像光を生成しうるようになっている。
特開平11−95235号公報
上述した液晶装置では、画素電極の形成領域が光を透過する開口部となり、画素電極の周囲に配置された走査線やデータ線、スイッチング素子等の形成領域が、光を透過しない非開口部となっている。この非開口部は光の波長に対して有意な大きさであるため、開口部の端部において光の回折が発生する。特に画素サイズが小さくなると(例えば6μm以下)、透過光の中で回折の影響を受ける光の割合が非常に高くなる。投射型表示装置の場合、回折の影響を受けて光路を曲げられた光は投射レンズにけられてしまい、画像が著しく暗くなるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、回折の影響を低減して、表示品質を向上することが可能な、液晶装置およびプロジェクタの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る液晶装置は、液晶を挟持する一対の基板と、前記一対の基板のうち一方の前記基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極への通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対して走査信号を供給する走査線と、前記走査線と交差するように配置され前記スイッチング素子に対して画像信号を供給するデータ線とを備えた液晶装置であって、前記データ線の延在方向に隣接する一対の前記画素電極に対応する一対の前記走査線が、前記データ線の延在方向において前記一対の画素電極を挟むように配置され、前記データ線の延在方向に整列配置された複数の画素電極に対応する複数の前記スイッチング素子が、隣接する前記データ線の対向する側において、前記データ線の延在方向に沿って一方の前記データ線と他方の前記データ線に交互に接続されて配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、一対の画素電極により開口部が構成されるので、開口部の面積を増加させることができる。
なお特許文献1に記載された液晶装置では、図7に示すように、複数のスイッチング素子31,32,33が、データ線61の延在方向に沿って直線状に配置されるので、隣接配置された走査線72と走査線73との間に、スイッチング素子32およびスイッチング素子33が直列に配置されることになる。
これに対して、本発明の構成によれば、複数のスイッチング素子がデータ線の延在方向に沿って一方の前記データ線と他方の前記データ線に交互に接続されて配置されているので、隣接配置された走査線の間に、複数のスイッチング素子を並列配置することができる。これにより、非開口部の面積を小さくすることが可能になり(例えば、スイッチング素子の幅と略同じ長さだけ、非開口部の幅を小さくすることが可能になり)、開口率を増加させることができる。したがって、回折の影響を低減することができる。
また本発明に係る他の液晶装置は、液晶を挟持する一対の基板と、前記一対の基板のうち一方の前記基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極への通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対して走査信号を供給する走査線と、前記走査線と交差するように配置され前記スイッチング素子に対して画像信号を供給するデータ線とを備えた液晶装置であって、前記データ線の延在方向に隣接する一対の前記画素電極に対応する一対の前記走査線が、前記データ線の延在方向において前記一対の画素電極を挟むように配置され、前記一対の画素電極の間には、前記画素電極の非形成領域を覆う遮光膜が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、画素電極の非形成領域において発生しうる光漏れを防止することが可能になり、表示品質に優れた液晶装置を提供することができる。
また本発明に係る他の液晶装置は、液晶を挟持する一対の基板と、前記一対の基板のうち一方の前記基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極への通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対して走査信号を供給する走査線と、前記走査線と交差するように配置され前記スイッチング素子に対して画像信号を供給するデータ線とを備えた液晶装置であって、前記データ線の延在方向に隣接する一対の前記画素電極に対応する一対の前記走査線が、前記データ線の延在方向において前記一対の画素電極を挟むように配置され、複数の前記走査線が、平面視において重なるように積層配置されていることを特徴とする。
なお平面視とは、基板の法線方向から見た場合をいう。
この構成によれば、非開口部の面積を格段に小さくすることが可能になり、開口率を増加させることができる。したがって、回折の影響を低減することができる。
また本発明に係る他の液晶装置は、液晶を挟持する一対の基板と、前記一対の基板のうち一方の前記基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極への通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対して走査信号を供給する走査線と、前記走査線と交差するように配置され前記スイッチング素子に対して画像信号を供給するデータ線とを備えた液晶装置であって、前記データ線の延在方向に隣接する一対の前記画素電極に対応する一対の前記走査線が、前記データ線の延在方向において前記一対の画素電極を挟むように配置され、前記走査線の延在方向に隣接する一対の前記画素電極に対応する一対の前記データ線が、前記走査線の延在方向において前記一対の画素電極を挟むように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、複数の画素電極により開口部が構成されるので、開口部の面積を増加させることができる。したがって、回折の影響を低減することができる。
なお隣接配置された複数の前記データ線に対して、前記画像信号が略同時に供給されるようになっていることが望ましい。
この構成によれば、隣接配置された複数のデータ線の間における電気的な干渉を防止することができる。
一方、本発明に係るプロジェクタは、上述した液晶装置を用いて光変調を行うことを特徴とする。
この構成によれば、回折の影響を低減することが可能な液晶装置を備えているので、画像光の多くを投射レンズにのみ込ませることが可能になる。したがって、明るく表示品質に優れたプロジェクタを提供することができる。
また、上述した液晶装置を用いて光変調を行うプロジェクタであって、第1の色光を変調する第1の前記液晶装置から出射した画像と、第2の色光を変調する第2の前記液晶装置から出射した画像とを、前記プロジェクタの投影面で重ねる場合に、前記投影面上において、前記第1の液晶装置を構成する第1の前記走査線の位置と、前記第2の液晶装置を構成する第2の前記走査線の位置とが、前記データ線の延在方向における前記画素電極の長さと略同じ長さだけ、前記データ線の延在方向に相互にずれるように、前記第1の走査線および前記第2の走査線が配置されていることが望ましい。
この構成によれば、表示画像において各画素の周囲に遮光部を配置することが可能になる。その結果、違和感のない画像表示(特にテキスト表示)を行うことができる。
また、上述した液晶装置を用いて光変調を行うプロジェクタであって、第1の色光を変調する第1の前記液晶装置から出射した画像と、第2の色光を変調する第2の前記液晶装置から出射した画像とを、前記プロジェクタの投影面で重ねる場合に、前記投影面上において、前記第1の液晶装置を構成する第1の前記走査線の位置と、前記第2の液晶装置を構成する第2の前記走査線の位置とが、前記データ線の延在方向における前記画素電極の長さと略同じ長さだけ、前記データ線の延在方向に相互にずれるように、前記第1の走査線および前記第2の走査線が配置されるとともに、前記投影面上において、前記第1の液晶装置を構成する第1の前記データ線の位置と、前記第2の液晶装置を構成する第2の前記データ線の位置とが、前記走査線の延在方向における前記画素電極の長さと略同じ長さだけ、前記走査線の延在方向に相互にずれるように、前記第1のデータ線および前記第2のデータ線が配置されていることが望ましい。
この構成によれば、表示画像において各画素の周囲に遮光部を配置することが可能になる。その結果、違和感のない画像表示(特にテキスト表示)を行うことができる。
また、前記第1の色光は緑色光であり、前記第2の色光は赤色光または青色光であることが望ましい。
この構成によれば、第1の液晶装置の非開口部によって表示画像に形成される遮光部の明るさと、第2の液晶装置の非開口部によって表示画像に形成される遮光部の明るさとを揃えることが可能になる。その結果、違和感のない画像表示を行うことができる。
液晶装置の概略構成図である。 液晶装置の等価回路図である。 第1実施形態に係る液晶装置の平面構造の説明図である。 第1実施形態に係る液晶装置の断面構造の説明図である。 回折の説明図である。 従来技術に係る液晶装置の平面構造の説明図である。 従来技術の変形例に係る液晶装置の平面構造の説明図である。 開口率を比較したグラフである。 第2実施形態に係る液晶装置の平面構造の説明図である。 第3実施形態に係る液晶装置の平面構造の説明図である。 第3実施形態に係る液晶装置の断面構造の説明図である。 プロジェクタの概略構成図である。 各光変調装置を構成する液晶装置の各種配線の配置図である。 第4実施形態に係る液晶装置の平面構造の説明図である。 各光変調装置を構成する液晶装置の各種配線の配置図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
本明細書では、液晶装置の各構成部材の液晶側を内側と呼び、その反対側を外側と呼ぶことにする。また、「非選択電圧印加時」および「選択電圧印加時」とは、それぞれ「液晶への印加電圧が液晶のしきい値電圧近傍である時」および「液晶への印加電圧が液晶のしきい値電圧に比べて十分高い時」を意味しているものとする。
(液晶装置)
最初に、液晶装置について説明する。
図1(a)は液晶装置を各構成要素とともに対向基板の側から見た平面図であり、図1(b)は図1(a)のH−H’線に沿う側面断面図である。図1(b)に示すように、液晶装置100は、液晶50を挟持するTFTアレイ基板(以下「素子基板」という。)10および対向基板20と、素子基板10上にマトリクス状に配置された複数の画素電極9とを備えている。
図1に示すように、液晶装置100では、素子基板10と対向基板20とがシール材52によって貼り合わされ、このシール材52によって区画された光変調領域10a内に液晶50が封入されている。シール材52の外側の周辺回路領域には、画像信号駆動回路101および外部回路実装端子102が素子基板10の一辺に沿って形成されており、この一辺に隣接する2辺に沿って走査信号駆動回路104が形成されている。また、対向基板20の角部においては、素子基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための基板間導通材106が配設されている。
(等価回路)
図2は、液晶装置の等価回路図である。液晶装置は、マトリクス状に配置された複数の画素電極9と、画素電極9への通電を制御するTFT素子30と、TFT素子30に対して走査信号を供給する走査線3aと、走査線3aと交差するように配置されTFT素子30に対して画像信号を供給するデータ線6aとを備えている。
液晶装置の光変調領域には、複数の画素電極9がマトリクス状に形成されている。各画素電極9の周囲には、当該画素電極9への通電制御を行うためのスイッチング素子であるTFT素子30が形成されている。このTFT素子30のソースには、データ線6aが電気的に接続されている。各データ線6aには画像信号S1、S2、…、Snが供給される。なお画像信号S1、S2、…、Snは、各データ線6aに対してこの順に線順次で供給してもよく、相隣接する複数のデータ線6aで構成されるブロックごとに供給してもよい(ブロック書き込み)。
また、TFT素子30のゲートには、走査線3aが電気的に接続されている。走査線3aには、所定のタイミングでパルス的に走査信号G1、G2、…、Gmが供給される。なお走査信号G1、G2、…、Gmは、各走査線3aに対してこの順に線順次で印加する。
また、TFT素子30のドレインには、画素電極9が電気的に接続されている。そして、走査線3aから供給された走査信号G1、G2、…、Gmにより、スイッチング素子であるTFT素子30を一定期間だけオン状態にすると、データ線6aから供給された画像信号S1、S2、…、Snが、各画素の液晶に所定のタイミングで書き込まれる。
液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、画素電極9と後述する共通電極との間に形成される液晶容量で一定期間保持される。なお、保持された画像信号S1、S2、…、Snがリークするのを防止するため、画素電極9と容量線3bとの間に蓄積容量17が形成され、液晶容量と並列に配置されている。このように、液晶に電圧信号が印加されると、印加された電圧レベルにより液晶の配向状態が変化する。これにより、液晶に入射した光が変調されて階調表示が可能となる。
(平面構造)
図3は、液晶装置における光変調領域の平面構造の説明図である。なお以下の各図では、容量線および蓄積容量の記載を省略している。
素子基板上には、複数の画素電極9がマトリクス状に配列形成されている。画素電極9は、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide、以下ITOという)等の透明導電性材料により、略矩形状に形成されている。この画素電極9の形成領域が画素領域であり、画素領域ごとに光変調が行われるようになっている。また画素電極9の周囲に、データ線6aおよび走査線3aが設けられている。これらのデータ線6aおよび走査線3aは、AlやCu等の導電性材料によって形成されている。
またデータ線6aと走査線3aとの交点付近に、TFT素子30が形成されている。TFT素子30は、ポリシリコン膜等からなる半導体層1aを中心として形成されている。
半導体層1aは、データ線6aと重なるように配置されたソース領域1sおよびチャネル領域1a’と、走査線3aと平行に配置されたドレイン領域1dとで構成されている。そのソース領域1sには、コンタクトホール5を介して、データ線6aが電気的に接続されている。またドレイン領域1dには、コンタクトホール8を介して、画素電極9が電気的に接続されている。一方、半導体層1aにおける走査線3aとの対向部分には、チャネル領域1a’が形成されている。なお走査線3aは、チャネル領域1a’との対向部分においてゲート電極として機能する。
(断面構造)
図4は、液晶装置の断面構造の説明図であり、図3のA−A’線における側面断面図である。
図4に示すように、素子基板10は、ガラスや石英等の透光性材料からなる基板本体10Aを備えている。その基板本体10Aの内面には、第1層間絶縁膜12を介して半導体層1aが形成されている。この半導体層1aを中心として、TFT素子30が形成されている。すなわち、半導体層1aにおける走査線3aとの対向部分にはチャネル領域1a’が形成され、その両側にソース領域1sおよびドレイン領域1dが形成されている。なおTFT素子30にはLDD(Lightly Doped Drain)構造を採用することが望ましい。この場合、チャネル領域1a’の両側に不純物濃度が相対的に低い低濃度ソース領域および低濃度ドレイン領域(LDD領域)が形成され、その両側に不純物濃度が相対的に高い高濃度ソース領域および高濃度ドレイン領域が形成される。
半導体層1aを覆うように、ゲート絶縁膜2が形成されている。このゲート絶縁膜2の表面に走査線3aが形成され、その一部がゲート電極として機能する。また走査線3aを覆うように第2層間絶縁膜4が形成され、その第2層間絶縁膜4の表面にデータ線6aが形成されている。そのデータ線6aは、第2層間絶縁膜4に形成されたコンタクトホール5を介して、半導体層1aのソース領域1sと電気的に接続されている。さらにデータ線6aを覆うように第3層間絶縁膜7が形成され、その第3層間絶縁膜7の表面に画素電極9が形成されている。その画素電極9は、第3層間絶縁膜7および第2層間絶縁膜4に形成されたコンタクトホール8を介して、半導体層1aのドレイン領域1dと電気的に接続されている。一方、画素電極9を覆うように、ポリイミド等からなる配向膜16が形成されている。配向膜16の表面にはラビング等が施され、非選択電圧印加時における液晶分子の配向を規制しうるようになっている。
一方、対向基板20は、ガラスや石英等の透光性材料からなる基板本体20Aを備えている。その基板本体20Aの内面には、第1遮光膜23が形成されている。第1遮光膜23は、液晶の配向乱れに伴う光漏れを防止するため、画素電極の周辺領域に形成されている。また第1遮光膜23の表面には、ITO等の導電体からなる共通電極21がほぼ全面にわたって形成されている。さらに共通電極21の表面には、ポリイミド等からなる配向膜22が形成されている。配向膜22の表面にはラビング等が施され、非選択電圧印加時における液晶の配向を規制しうるようになっている。
そして、素子基板10と対向基板20との間には、ネマチック液晶等からなる液晶50が挟持されている。この液晶50は、正の誘電率異方性を示すものであり、非選択電圧印加時には基板と略水平に配向し、選択電圧印加時には基板と略垂直に配向する。また液晶50は、正の屈折率異方性を示すものである。そして、素子基板10の配向膜16による配向規制方向と、対向基板20の配向膜22による配向規制方向とを、約90°で交差させることにより、液晶装置100はTN(Twisted Nematic)モードで動作するようになっている。なお液晶装置100の動作モードとして、OCB(Optical Compensated Bend)モードやECB(Electrically-Controlled Birefringence)モード等を採用することも可能である。
(第1実施形態)
図3に戻り、本実施形態の液晶装置は、第1データ線61の延在方向に隣接する一対の画素電極91,92に対応する一対の走査線71,72が、第1データ線61の延在方向において一対の画素電極91,92を挟むように配置され、第1データ線61の延在方向に整列配置された複数の画素電極91,92,93に対応する複数のTFT素子31,32,33が、隣接するデータ線61,62の対向する側において、データ線61,62の延在方向に沿って一方のデータ線61と他方のデータ線62に交互に接続されて配置されているものである。
ここでは、第1データ線61の延在方向に隣接配置された一対の画素電極91,92に着目する。本実施形態では、第1画素電極91に対応する第1走査線71が、第1画素電極91を挟んで第2画素電極92の反対側に配置され、第2画素電極92に対応する第2走査線72が、第2画素電極92を挟んで第1画素電極91の反対側に配置されている。
これにより、一対の画素電極91,92は、走査線を挟むことなく隣接配置されている。
また一対の画素電極91,92に対応する一対のデータ線61,62が、第1走査線71の延在方向において一対の画素電極91,92を挟むように配置されている。その結果、一対の走査線71,72および一対のデータ線61,62によって囲まれた領域に、一対の画素電極91,92が配置されて、開口部が構成されている。
なお、第2画素電極92を挟んで第1画素電極91の反対側には、第3画素電極93が配置されている。この第3画素電極に対応する第3走査線73と、上述した第2走査線とは、第2画素電極と第3画素電極との間に隣接配置されている。そして、各データ線および各走査線の形成領域に、上述した第1遮光膜23が形成されて、非開口部が構成されている。
また本実施形態では、第1データ線61と第1走査線71との交点付近に、第1画素電極91への通電を制御する第1TFT素子31が形成されている。また、第2データ線62と第2走査線72との交点付近に、第2画素電極92への通電を制御する第2TFT素子32が形成されている。さらに、第1データ線61と第3走査線73との交点付近に、第3画素電極93への通電を制御する第3TFT素子33が形成されている。このように、第1データ線61の延在方向に整列配置された複数の画素電極91,92,93に対応する複数のTFT素子31,32,33が、第1データ線61と第2データ線62の延在方向に沿って千鳥状に配置されている。すなわち複数のTFT素子31,32,33が、隣接するデータ線61,62の対向する側において、データ線61,62の延在方向に沿って一方のデータ線61と他方のデータ線62に交互に接続されて配置されている。
そして、第2TFT素子32のドレイン領域1dは、第2走査線72と第3走査線73との間における第2データ線62の近傍に配置され、第3TFT素子33のドレイン領域1dは、第2走査線72と第3走査線73との間における第1データ線61の近傍に配置されている。
図5(a)は、回折の説明図である。回折とは、直進する波が障害物の端部で進路を曲げられ裏側に回りこむ現象をいう。ここで、開口部Sへの入射光の光量に対する回折光の光量の比率(回折率)は、開口部Sの面積が大きいほど小さくなる。また図5(b)に示すように、回折率は、障害物の面積に対する開口部Sの面積の比率(開口率)が50%の場合に最大となる。一般に液晶装置における開口率は50%以上であるから、開口率が大きいほど回折率は小さくなる。すなわち、開口部の面積(ピッチ)が大きいほど、また開口率が大きいほど、回折率が小さくなって、回折の影響を低減することができる。
図6は、従来技術に係る液晶装置の平面構造の説明図である。従来技術に係る液晶装置では、データ線6aおよび走査線3aによって囲まれた領域に、1個の画素電極9が配置されて開口部が構成されている。これに対して、図3に示す本実施形態に係る液晶装置では、一対の画素電極により開口部が構成されているので、開口部の面積を増加させることが可能になる。したがって、回折の影響を低減することができる。
なお本実施形態では、画像信号が供給されるデータ線ではなく、TFT素子のON/OFF信号が供給される走査線を隣接配置させることにより開口部の面積を増加させたので、配線間の電気的な干渉を最小限に留めることができる。
図7は、特許文献1に記載された液晶装置の平面構造の説明図である。この変形例に係る液晶装置では、2個の画素電極により開口部が構成されている。しかしながら、第1データ線61と第2走査線72との交点付近に第2画素電極92への通電を制御する第2TFT素子32が形成されているので、複数のTFT素子31,32,33が、第1データ線61の延在方向に沿って直線状に配置されている。この場合、隣接配置された第2走査線72と第3走査線73との間に、第2TFT素子32および第3TFT素子33が直列に配置されることになる。これにより、非開口部の面積が増加して、開口率が低下することになる。
これに対して、図3に示す本実施形態に係る液晶装置では、複数のTFT素子31,32,33が第1データ線61の延在方向に沿って千鳥状に配置されるので、隣接配置された第2走査線72と第3走査線73との間に、第2TFT素子32および第3TFT素子33を並列に配置することができる。これにより、非開口部の面積を小さくすることが可能になり、開口率を増加させることができる。
図8は、図3に示す本実施形態に係る液晶装置の開口率と、図7に示す従来技術の変形例に係る液晶装置の開口率とを比較したグラフである。図8に示すように、あらゆる画素ピッチについて、本実施形態に係る液晶装置の開口率の方が大きくなっている。したがって、本実施形態に係る液晶装置では回折の影響を低減することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る液晶装置について説明する。
図9は、第2実施形態に係る液晶装置の平面構造の説明図である。第2実施形態に係る液晶装置は、一対の画素電極91,92の間に、画素電極の非形成領域を覆う第2遮光膜24が形成されている点で、第1実施形態と異なっている。なお第1実施形態と同様の構成となる部分については、その詳細な説明を省略する。
第2実施形態でも、一対の画素電極91,92が、走査線を挟むことなく隣接配置されている。しかしながら、一対の画素電極91,92の間における画素電極の非形成領域では、選択電圧印加時における液晶の配向制御力が弱くなり、配向乱れ(ディスクリネーション)が生じる。その結果、当該領域において光漏れが発生し、表示画像のコントラストを低下させるおそれがある。
そこで第2実施形態では、画素電極の非形成領域を覆う第2遮光膜24が形成されている。これにより、当該領域における光漏れを防止することができる。なお一対の画素電極91,92の端部とオーバーラップするように第2遮光膜24を形成すれば、光漏れを確実に防止することができる。この場合でも、隣接配置された走査線72,73を覆う第1遮光膜23より狭幅に第2遮光膜24を形成すれば足りるので、開口率を大きく低下させることはない。逆に、一対の画素電極91,92の非形成領域のみに第2遮光膜24を形成すれば、開口率の低下を最小限に留めることができる。なお第2遮光膜24は、図4に示す第1遮光膜23と一体的に、対向基板20上に形成すればよい。これにより、製造コストを低減することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る液晶装置について説明する。
図10は、第3実施形態に係る液晶装置の平面構造の説明図である。第3実施形態に係る液晶装置は、第2走査線72および第3走査線が平面視において重なるように積層配置されている点で、同層に並べて配置されている第1実施形態とは異なっている。なお上記各実施形態と同様の構成となる部分については、その詳細な説明を省略する。
図11は、図10のB−B線における側面断面図である。図11は、第3TFT素子33および第4TFT素子34の断面構造を示している。ゲート絶縁膜2の表面に、第3ゲート電極37aおよび第4ゲート電極37bが形成されている。また各ゲート電極を覆うように層間絶縁膜4aが形成され、その層間絶縁膜4aの表面に第3走査線73が形成されている。この第3走査線73からは、中継電極35aが分岐されている。この中継電極35aは、層間絶縁膜4aに形成されたコンタクトホール36aを介して、第3ゲート電極37aに接続されている。一方、第3走査線73および中継電極35aを覆うように層間絶縁膜4bが形成され、その層間絶縁膜4bの表面に第2走査線72が形成されている。この第2走査線72からは、中継電極35bが分岐されている。この中継電極35bは、層間絶縁膜4a,4bに形成されたコンタクトホール36bを介して、第4ゲート電極37bに接続されている。以上により、第3走査線73および第2走査線72を、平面視において重なるように積層配置した上で、第3TFT素子33および第4TFT素子34に接続することができる。
そして図10に示すように、第3走査線73および第2走査線72は、第3TFT素子33および第4TFT素子34のドレイン領域1dの上方に配置することができる。これにより、非開口部の面積を格段に小さくすることが可能になり、開口率を増加させることができる。したがって、回折の影響を低減することができる。
(プロジェクタ)
次に、上記各実施形態の液晶装置を用いて光変調を行うプロジェクタについて説明する。図12は、プロジェクタの概略構成図である。
光源810は、ハロゲンランプやメタルハライドランプ、高圧水銀ランプ等からなる光源ランプ811と、光源ランプ811から出射された放射光を略平行な光線束として出射する凹面鏡812とを備えている。光源810の下流側には、略矩形状の小レンズをマトリクス状に配置してなる第1レンズアレイ832および第2レンズアレイ834が設けられている。第1レンズアレイ832は、光源810から入射した平行な光束を複数の部分光束に分割し、各部分光束を第2レンズアレイ834の近傍で結像させるものである。第2レンズアレイ834は、第1レンズアレイから入射した各部分光束の中心軸が、光変調装置822,823,824に対して垂直に入射するように揃える機能を有している。第2レンズアレイ834の下流側には、入射された光束を1種類の直線偏光(例えば、s偏光またはp偏光)に変換して出射させる偏光変換装置836が設けられている。
偏光変換装置836からの出射光は、ダイクロイックミラー813に入射する。ダイクロイックミラー813は、光源ランプ811の白色光に含まれる緑色光および青色光を反射するとともに、赤色光を透過させる機能を有している。ダイクロイックミラー813を透過した赤色光は、反射ミラー817で反射されて、赤色光変調装置822に入射する。
一方、ダイクロイックミラー813で反射された緑色光および青色光は、ダイクロイックミラー814に入射する。ダイクロイックミラー814は、青色光を透過させるとともに、緑色光を反射する機能を有している。ダイクロイックミラー814で反射された緑色光は、緑色光変調装置823に入射する。一方、ダイクロイックミラー814を透過した青色光は、導光手段821を介して、青色光変調装置824に入射する。導光手段821は、入射レンズ818、リレーレンズ819および出射レンズ820を含むリレーレンズ系からなり、長い光路による青色光の損失を防止する機能を有している。
各光変調装置822,823,824として、上記各実施形態に係る液晶装置100と、その液晶装置を挟持する偏光板および位相差板とを備えた、液晶ライトバルブが採用されている。この液晶ライトバルブにより各色光が変調されて、各色の画像光が生成されるようになっている。
各光変調装置822,823,824から出射された各色の画像光は、クロスダイクロイックプリズム825に入射する。このクロスダイクロイックプリズム825は4つの直角プリズムを貼り合わせたものであり、その界面には赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とがX字状に形成されている。これらの誘電体多層膜により各色の画像光が合成されて、カラー画像光が生成される。生成されたカラー画像光は、投射光学系である投射レンズ826によってスクリーン827上に拡大投射される。これにより、スクリーン827上にカラー画像が表示されるようになっている。
そして上記各実施形態の液晶装置によれば、回折の影響を低減することができるので、プリズム825から出射されたカラー画像光の多くを、投射レンズ826にのみ込ませることが可能になる。これにより、スクリーン827上に明るいカラー画像を表示させることが可能になり、表示品質に優れたプロジェクタを提供することができる。
図13(b)は、各光変調装置を構成する液晶装置の走査線の配置図である。本実施形態では、第1の色光を変調する第1液晶装置110における走査線3aと、第2の色光を変調する第2液晶装置120における走査線3aとが、データ線6aの延在方向における画素電極9の長さと略同じ長さだけ、データ線6aの延在方向にずれた状態で配置されている。
図13(a)は、上記構成のプロジェクタによる表示画像の説明図である。第1液晶装置の走査線により、表示画像には第1遮光部79mが形成される。また第2液晶装置の走査線により、表示画像には第2遮光部79gが形成される。これらの第1遮光部79mおよび第2遮光部79gは、画素99の1個分だけ上下にずれた状態で配置される。これにより、表示画像において各画素99の周囲に遮光部69,79を配置することが可能になる。その結果、違和感のない画像表示(特にテキスト表示)を行うことができる。
ただし、第1遮光部79mには第2液晶装置から第2の色光が投射され、第2遮光部79gには第1液晶装置から第1の色光が投射されるので、遮光部79を完全に遮光することはできない。
そこで図13(b)に示すように、第1液晶装置110を緑色光変調装置823に割り当て、第2液晶装置120を赤色光変調装置822および青色光変調装置824に割り当てることが望ましい。この場合、図13(a)に示す第1遮光部79mはマゼンタに表示され、第2遮光部79gは緑色に表示される。これにより、第1遮光部79mおよび第2遮光部79gの明るさを揃えることが可能になり、違和感のない画像表示を行うことができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る液晶装置について説明する。
図14は、第4実施形態に係る液晶装置の平面構造の説明図である。第4実施形態に係る液晶装置は、データ線61の延在方向に隣接する一対の画素電極91,92に対応する一対の走査線71,72が、データ線61の延在方向において一対の画素電極91,92を挟むように配置され、走査線71の延在方向に隣接する一対の画素電極91,93に対応する一対のデータ線61,62が、走査線71の延在方向において一対の画素電極91,93を挟むように配置されたものである。なお上記各実施形態と同様の構成となる部分については、その詳細な説明を省略する。
ここでは、第1データ線61の延在方向に隣接配置された一対の画素電極91,92に着目する。本実施形態では、第1画素電極91に対応する第1走査線71が、第1画素電極91を挟んで第2画素電極92の反対側に配置され、第2画素電極92に対応する第2走査線72が、第2画素電極92を挟んで第1画素電極91の反対側に配置されている。
これにより、一対の画素電極91,92は、走査線を挟むことなく隣接配置されている。
なお第2データ線62の延在方向に隣接配置された一対の画素電極93,94についても、同様に配置されている。
次に、第1走査線71の延在方向に隣接配置された一対の画素電極91,93に着目する。本実施形態では、第1画素電極91に対応する第1データ線61が、第1画素電極91を挟んで第3画素電極93の反対側に配置され、第3画素電極93に対応する第2データ線62が、第3画素電極93を挟んで第1画素電極91の反対側に配置されている。これにより、一対の画素電極91,93は、データ線を挟むことなく隣接配置されている。
なお第2走査線72の延在方向に配置された隣接する一対の画素電極92,94についても、同様に配置されている。
これにより、一対の走査線71,72および一対のデータ線61,62によって囲まれた領域に、4個の画素電極91,92,93,94が配置されている。その画素電極群から見て、第1走査線71の反対側には他の走査線が隣接配置され、第2走査線72の反対側にも他の走査線が隣接配置されている。また第1データ線61の反対側には他のデータ線が隣接配置され、第2データ線62の反対側にも他のデータ線が隣接配置されている。
そして、走査線およびデータ線の形成領域が非開口部となり、走査線およびデータ線によって囲まれた領域が開口部となっている。本実施形態では、4個の画素電極91,92,93,94により開口部が構成されているので、開口部の面積が大きくなっている。したがって、回折の影響を低減することができる。
図2の等価回路図を用いて説明したように、画像信号S1、S2、…、Snは、複数のデータ線6aのブロックごとに供給してもよい(ブロック書き込み)。そこで本実施形態では、隣接配置された複数のデータ線が同一ブロックとなるように画像信号駆動回路や各種配線等を構築し、隣接配置された複数のデータ線に対して画像信号を略同時に供給する。なお、隣接配置された2本のデータ線のうち一方のデータ線のみに画像信号を供給すると、他方のデータ線との間に電気的な干渉が発生する。この現象は、TFT素子のON/OFF信号が供給される走査線間に比べて、画像信号が供給されるデータ線間において特に顕著になる。本実施形態では、隣接配置された複数のデータ線に対して画像信号を略同時に供給するので、データ線の間における電気的な干渉を防止することができる。
次に、本実施形態の液晶装置を用いて光変調を行うプロジェクタについて説明する。図12に示すプロジェクタ800における光変調装置822,823,824として、本実施形態に係る液晶装置100と、その液晶装置を挟持する偏光板および位相差板とを備えた、液晶ライトバルブが採用されている。この液晶ライトバルブにより各色光が変調されて、各色の画像光が生成されるようになっている。
図15(a)は、各光変調装置を構成する液晶装置の走査線およびデータ線の配置図である。本実施形態では、第1の色光を変調する第1液晶装置110における走査線3aと、第2の色光を変調する第2液晶装置120における走査線3aとが、データ線6aの延在方向における画素電極9の長さと略同じ長さだけ、データ線6aの延在方向にずれた状態で配置されている。また第1液晶装置110におけるデータ線6aと、第2液晶装置120におけるデータ線6aとが、走査線3aの延在方向における画素電極9の長さと略同じ長さだけ、走査線3aの延在方向にずれた状態で配置されている。
図15(b)は、上記構成のプロジェクタによる表示画像の説明図である。第1液晶装置の非開口部により、表示画像には第1遮光部69m,79mが形成される。また第2液晶装置の非開口部により、表示画像には第2遮光部69g,79gが形成される。これらの第1遮光部69m,79mおよび第2遮光部69g,79gが、画素99の1個分だけ上下左右にずれた状態で配置される。これにより、表示画像において各画素99の周囲に遮光部69,79を配置することが可能になる。その結果、違和感のない画像表示(特にテキスト表示)を行うことができる。
ただし、第1遮光部69m,79mには第2液晶装置から第2の色光が投射され、第2遮光部69g,79gには第1液晶装置から第1の色光が投射されるので、遮光部69,79を完全に遮光することはできない。
そこで図15(a)に示すように、第1液晶装置110を緑色光変調装置823に割り当て、第2液晶装置120を赤色光変調装置822および青色光変調装置824に割り当てることが望ましい。この場合、図15(b)に示す第1遮光部69m,79mはマゼンタに表示され、第2遮光部69g,79gは緑色に表示される。これにより、第1遮光部69m,79mおよび第2遮光部69g,79gの明るさを揃えることが可能になり、違和感のない画像表示を行うことができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
すなわち、各実施形態で挙げた具体的な材料や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
3a…走査線 6a…データ線 9…画素電極 10…素子基板 20…対向基板 24…第2遮光膜 30…スイッチング素子 31…第1TFT素子 32…第2TFT素子 50…液晶 61…第1データ線 62…第2データ線 71…第1走査線 72…第2走査線 91…第1画素電極 92…第2画素電極 93…第3画素電極 100…液晶装置 110…第1液晶装置 120…第2液晶装置 800…プロジェクタ

Claims (9)

  1. 液晶を挟持する一対の基板と、前記一対の基板のうち一方の前記基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極への通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対して走査信号を供給する走査線と、前記走査線と交差するように配置され前記スイッチング素子に対して画像信号を供給するデータ線とを備えた液晶装置であって、
    前記データ線の延在方向に隣接する一対の前記画素電極に対応する一対の前記走査線が、前記データ線の延在方向において前記一対の画素電極を挟むように配置され、
    前記データ線の延在方向に整列配置された複数の画素電極に対応する複数の前記スイッチング素子が、隣接する前記データ線の対向する側において、前記データ線の延在方向に沿って一方の前記データ線と他方の前記データ線に交互に接続されて配置されていることを特徴とする液晶装置。
  2. 液晶を挟持する一対の基板と、前記一対の基板のうち一方の前記基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極への通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対して走査信号を供給する走査線と、前記走査線と交差するように配置され前記スイッチング素子に対して画像信号を供給するデータ線とを備えた液晶装置であって、
    前記データ線の延在方向に隣接する一対の前記画素電極に対応する一対の前記走査線が、前記データ線の延在方向において前記一対の画素電極を挟むように配置され、
    前記一対の画素電極の間には、前記画素電極の非形成領域を覆う遮光膜が形成されていることを特徴とする液晶装置。
  3. 液晶を挟持する一対の基板と、前記一対の基板のうち一方の前記基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極への通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対して走査信号を供給する走査線と、前記走査線と交差するように配置され前記スイッチング素子に対して画像信号を供給するデータ線とを備えた液晶装置であって、
    前記データ線の延在方向に隣接する一対の前記画素電極に対応する一対の前記走査線が、前記データ線の延在方向において前記一対の画素電極を挟むように配置され、
    複数の前記走査線が、平面視において重なるように積層配置されていることを特徴とする液晶装置。
  4. 液晶を挟持する一対の基板と、前記一対の基板のうち一方の前記基板上にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極への通電を制御するスイッチング素子と、前記スイッチング素子に対して走査信号を供給する走査線と、前記走査線と交差するように配置され前記スイッチング素子に対して画像信号を供給するデータ線とを備えた液晶装置であって、
    前記データ線の延在方向に隣接する一対の前記画素電極に対応する一対の前記走査線が、前記データ線の延在方向において前記一対の画素電極を挟むように配置され、
    前記走査線の延在方向に隣接する一対の前記画素電極に対応する一対の前記データ線が、前記走査線の延在方向において前記一対の画素電極を挟むように配置されていることを特徴とする液晶装置。
  5. 隣接配置された複数の前記データ線に対して、前記画像信号が略同時に供給されるようになっていることを特徴とする請求項4に記載の液晶装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の液晶装置を用いて光変調を行うことを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液晶装置を用いて光変調を行うプロジェクタであって、
    第1の色光を変調する第1の前記液晶装置から出射した画像と、第2の色光を変調する第2の前記液晶装置から出射した画像とを、前記プロジェクタの投影面で重ねる場合に、
    前記投影面上において、前記第1の液晶装置を構成する第1の前記走査線の位置と、前記第2の液晶装置を構成する第2の前記走査線の位置とが、前記データ線の延在方向における前記画素電極の長さと略同じ長さだけ、前記データ線の延在方向に相互にずれるように、
    前記第1の走査線および前記第2の走査線が配置されていることを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項4または請求項5に記載の液晶装置を用いて光変調を行うプロジェクタであって、
    第1の色光を変調する第1の前記液晶装置から出射した画像と、第2の色光を変調する第2の前記液晶装置から出射した画像とを、前記プロジェクタの投影面で重ねる場合に、
    前記投影面上において、前記第1の液晶装置を構成する第1の前記走査線の位置と、前記第2の液晶装置を構成する第2の前記走査線の位置とが、前記データ線の延在方向における前記画素電極の長さと略同じ長さだけ、前記データ線の延在方向に相互にずれるように、前記第1の走査線および前記第2の走査線が配置されるとともに、
    前記投影面上において、前記第1の液晶装置を構成する第1の前記データ線の位置と、前記第2の液晶装置を構成する第2の前記データ線の位置とが、前記走査線の延在方向における前記画素電極の長さと略同じ長さだけ、前記走査線の延在方向に相互にずれるように、前記第1のデータ線および前記第2のデータ線が配置されていることを特徴とするプロジェクタ。
  9. 前記第1の色光は緑色光であり、前記第2の色光は赤色光または青色光であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のプロジェクタ。
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