JP2009126347A - ランフラットタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サイド補強ゴム層11を具えたランフラットタイヤ1において、カーカスコード20として、コードの撚り係数Tが0.5〜0.7のアラミド繊維コード21を用いるとともに、ベルト層7は、スチールコードからなる3枚のベルトプライ7A〜7Cから形成される。正規内圧状態のタイヤの子午断面において、タイヤ外面2Aのプロファイルは、曲率半径Rが異なる複数の円弧からなる曲面によって形成される。
【選択図】図1
Description
正規リムに装着されかつ正規内圧を充填した正規内圧状態におけるタイヤ軸心を含むタイヤ子午断面において、タイヤ外面のプロファイルは、曲率半径が異なる複数の円弧からなる曲面によって形成され、
かつ前記カーカスは、タイヤ周方向に対して45〜90°の角度で配列したアラミド繊維コードをトッピングゴムで被覆したカーカスプライからなるとともに、
前記アラミド繊維コードは、次式(1)で示す撚り係数Tを0.5〜0.7の範囲とし、
しかも前記ベルト層は、スチールコードがトッピングゴムで被覆されかつ半径方向内側から外側に順次重ね置きされる第1、第2、第3のベルトプライからなることを特徴としている。
T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 −−−(1)
(ただし、Nは上撚り数(回/10cm)、Dはトータル表示デシテックス(繊度)、ρはコード材料の比重である。)
・初期期歪み(10%)、
・振幅(±1%)、
・周波数(10Hz)、
・変形モード(引張)、
・測定温度(70℃)。
・初期期歪み(10%)、
・振幅(±2%)、
・周波数(10Hz)、
・変形モード(引張)、
・測定温度(70℃)。
T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 −−−(1)
0.05< Y60 /SH ≦0.1
0.1< Y75 /SH ≦0.2
0.2< Y90 /SH ≦0.4
0.4< Y100 /SH ≦0.7
ここで、RY60=Y60/SH
RY75=Y75/SH
RY90=Y90/SH
RY100 =Y100 /SH
として前記関係を満足する範囲RYiを図6に例示する。図5、6のように、前記関係を満足するプロファイルは、トレッドが非常に丸くなるため、フットプリントが、接地巾が小かつ接地長さを大とした形状となり、騒音性能及びハイドロプレーニング性能の向上に役立つ。
・カーカスは、プライ枚数(2枚)、コード角度(+88°/−88°)、コードコード打ち込み数(53本/5cm)、トッピングゴムの複素弾性率E*(5.7Mpa):
・ベルト層は、スチールコード(2+7/0.22)、コード打ち込み数(24本/5cm)、トッピングゴムの複素弾性率E*(6.0Mpa)、損失正接tan δ(0.13)、プライ枚数2枚の時のコード角度(+20°/−20°)、プライ枚数3枚の時のコード角度(+20°/+20°/−20°):
・サイド補強ゴム層は、複素弾性率E*(12.0Mpa):
としている。
T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 −−−(1)
又レーヨン繊維コードの比重ρは1.51,アラミド繊維コードの比重ρは1.44である。
タイヤ1本当たりの質量を測定し、従来例を100とする指数で表示した。数値が小さいほど軽量である。
タイヤをリム(17×8J)、内圧(210kPa)、キャンバ角(0°)の状態にて、縦荷重(5kN)を作用させたときの縦撓みを計測し、前記縦荷重をこの縦撓みで除すことにより縦バネ定数を得た。結果は、従来例を100とする指数で表示し、数値が小さいほど縦バネ定数が小さい。
タイヤを、リム(17×8J)、内圧(210kPa)にて車両(排気量3400ccの4輪駆動車)の4輪に装着するとともに、ドライバーのみの1名乗車にてドライアスファルト路面のテストコースを走行した時の乗り心地性、及び操縦安定性を、ドライバーの官能評価により従来例を100とする指数で表示し、数値が大きい方が良好である。
タイヤをバルブコアを取り去ったリム(17×8J)に装着し、デフレート状態にてドラム試験機上を速度(80km/h)、縦荷重(正規荷重の65%の荷重)、室温(38°±2°)の条件にて走行させ、タイヤが破壊するまでの走行距離を測定し、従来例を100とする指数で表示し、数値が大きい方がランフラット耐久性に優れている。
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
7 ベルト層
7A〜7C ベルトプライ
11 サイド補強ゴム層
20 カーカスコード
21 アラミド繊維コード
Claims (3)
- トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、トレッド部の内部かつ前記カーカスの半径方向外側に配されるベルト層と、前記サイドウォール部に配されかつ最大厚さを有する中央部分から半径方向内外に厚さを減じてのびる断面三日月状のサイド補強ゴム層とを具えるランフラットタイヤであって、
正規リムに装着されかつ正規内圧を充填した正規内圧状態におけるタイヤ軸心を含むタイヤ子午断面において、タイヤ外面のプロファイルは、曲率半径が異なる複数の円弧からなる曲面によって形成され、
かつ前記カーカスは、タイヤ周方向に対して45〜90°の角度で配列したアラミド繊維コードをトッピングゴムで被覆したカーカスプライからなるとともに、
前記アラミド繊維コードは、次式(1)で示す撚り係数Tを0.5〜0.7の範囲とし、
しかも前記ベルト層は、スチールコードがトッピングゴムで被覆されかつ半径方向内側から外側に順次重ね置きされる第1、第2、第3のベルトプライからなることを特徴とするランフラットタイヤ。
T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 −−−(1)
(ただし、Nは上撚り数(回/10cm)、Dはトータル表示デシテックス(繊度)、ρはコード材料の比重である。) - 前記第1のベルトプライのスチールコードは、タイヤ周方向に対して40〜70°の角度で傾斜するとともに、第2、第3のベルトプライのスチールコードは、タイヤ周方向に対して5〜30°の角度で傾斜しかつ傾斜の向きが互いに相違することを特徴とする請求項1記載のランフラットタイヤ。
- 前記ベルトプライの前記トッピングゴムは、損失正接(tan δ)が0.10〜0.30、かつ複素弾性率(E*)が4〜15Mpaであることを特徴とする請求項1又は2記載のランフラットタイヤ。
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